みんなの議会

厚岸町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月13日

(1)日欧EPAについて/(2)子育て支援について/(3)非正規雇用労働者について

2017年9月13日、厚岸町議会の一般質問で、石澤由紀子議員が「日欧EPAについて」「子育て支援について」「非正規雇用労働者について」について質問し、町長 若狹、教育長 酒井、産業振興課長 湊谷、町民課長 石塚、教育委員会管理課長 髙橋、総務課長 會田が答弁しました。

質問者
石澤由紀子 議員
答弁者
町長 若狹、教育長 酒井、産業振興課長 湊谷、町民課長 石塚、教育委員会管理課長 髙橋、総務課長 會田

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 4番 石澤

先に提出した、通告書に従って質問いたします。最初に日欧EPAについてです。日欧EPAが大枠合意に達しました。8月2日に畜産関係者に限って、北海道ブロックの説明会が行われました。この大枠合意が具体的に発効されたら、乳製品チーズの関税撤廃によって、本町の基幹産業である酪農は壊滅的な打撃を受けることが予想されます。この大枠合意及び説明会の内容について、町長の所見を伺います。アとして、道、国に対して、影響の調査、対策の具体化を求めていくべきと思いますが、どうですか。イとして、情報開示を一切せずに進められています。結果だけを知らせるやり方に、生産現場からは、多くの不満の声が上がっていますが、今後についても、行き先不透明であり、大枠合意全体像の開示を求めるべきと思いますが、どうですか。次に、子育て支援についてです。少子化、定住化対策として、乳幼児医療給付事業を中学生まで拡充すべきと思いますが、どうですか。ほかの市町村では既に始まっているところも多くありますが、経済的に苦しい家庭に支給する新小中学生への入学準備金について、支給時期を前倒しすることを検討することになっていましたが、その後どうなっていますか。それから、非正規雇用労働者について、地方公務員法及び地方自治法の改正による臨時・非常勤職員の採用、労働条件が変わることになると思いますが、町としてはどう対応していきますか。専門性や経験の積み重ねが必要な職員に対して、早急な待遇改善が必要だと思いますが、どうですか。これで、1回目の質問を終わります。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

4番、石澤議員のご質問にお答えいたします。1点目の日欧EPAについてのうち、初めに道、国に対して影響の調査、対策の具体化を求めていくべきと思うがどうかについてでありますが、ご質問者は日欧EPAという言い方を使われておりますが、国が示した方針等においては、日EUEPAという言い方を使っておりますので、私もそれにあわせて日EUEPAという表現で答弁をさせていただきますことをご了承願います。日EUEPAについては、平成25年4月から交渉を開始し、本年7月に日EU定期首脳協議において、大枠合意に至ったことを首脳レベルで最終確認されたところであります。農業分野における主な内容では、脱脂粉乳、バターについては、国家貿易を維持した上で、民間貿易によるEU枠を設定し、その数量も最近の追加輸入量の範囲内に抑え、生乳概算で初年度は1万2,857トン、以後、段階的に引き上げ、6年目に1万5,000トンとする内容であります。牛肉については、長期の関税削減機関と輸入急増に対する政府ガードを確保した上で、現行38.5%の関税を段階的に削減し、16年目には9%まで削減するという内容であります。ソフト系チーズについては、TPPで関税撤廃や関税削減等となったものも含めた横断的な関税割当とし、枠数量を製品重量にして、初年度の2万トンからは段階的に、枠内税率を引き下げ、16年目には無税として3万1,000トンとし、17年目以降の枠数量については、国内消費の動向を考慮して設定するという内容であります。また、ハード系チーズにおいては、関税を段階的に削減し、16年目には撤廃する内容であります。このため、本町における農業や地域経済への影響が懸念されるところであります。政府は本年7月にTPP等総合対策本部を設置し、秋までに総合的なTPP関連政策大綱を改定し、特に日EUEPAにより必要となる施策等について盛り込んだ上で、11月にも日EUEPAの大枠合意内容による影響試算と対策をまとめる考えを示しております。また、北海道においては、9月5日、日EUEPA交渉の大枠合意に伴う、北海道における影響と必要な対策の中間報告を行ったところであります。本町としては、国や北海道の動向を注視しつつ、内容によってどのような対応が可能か、またどのような措置が必要かを、関係機関、団体等と協議し、連携して進めてまいりたいと考えております。また、酪農畜産業の体質強化に資する効果的な対策や制度等の一層の充実を機会あるごとに国や北海道に要請してまいりたいと考えております。次に、情報開示を一切せずに進められている結果だけを知らせるやり方に、生産現場からは多くの不満の声が上がっているが、今後についても先行き不透明であり、大枠合意全体像の開示を求めるべきと思うがどうかについてでありますが、政府は平成29年7月14日、日EU経済連携協定交渉の大枠合意を踏まえた総合的な政策対応に関する基本方針を打ち出し、今回の合意内容や異議等について、国民への説明を丁寧に行うこととしていることから、本町としては、政府全体で責任を持って対応するとしている、このたびの基本方針が確実に実行されるよう、国に強く求めてまいりたいと考えております。続いて、2点目の子育て支援についてのうち、少子化、定住化対策として、乳幼児医療給付事業を中学校卒業まで拡充をすべきと思うがについてでありますが、これまでもお答えしているとおり、厚岸の未来を担う子どもたちが健やかに成長することは、私は最も望むところであり、少子化が進む中、子どもを生み、育てやすい環境づくりを進めていくことは、大切な施策の一つして認識しております。昨年、策定した厚岸町未来創生総合戦略において、子育て支援の推進に関する施策の一つに位置づけ、乳幼児等医療費の助成に関する制度などを拡大し、昨年8月から小学生までの医療費無料化を開始したところであります。この制度は、ご質問者もご承知のとおり、北海道医療給付事業の助成制度を受けて実施しているもので、事業費の2分の1を北海道が負担する一方、医療費助成の拡大部分については、町が単独で助成しているものであります。町が単独で実施している小学生までの医療無料化の実施状況については、分析可能な9カ月分から推計をすると、従来から実施している未就学児童への医療費助成については、やや減少傾向にあるものの、町単独で無料化を行った小学生への医療費助成については、ほぼ当初予算の額となる年間約1,500万円の助成額が必要になることが予想されております。ご質問にあります中学生まで制度を拡充した場合は、さらに年間約550万円の財源が必要になることから、現段階においては、今後における子ども医療費のあり方について、国や道の医療制度の動向を見極めながら、子育て支援策全体として、限られた財源の中で、何を優先して行うべきかということも含めて、中学生までの医療費無料化の実施について、前向きに検討を進めていきたいと考えております。続いて、3点目の非正規雇用労働者についてのうち、初めに地方公務員法及び地方自治法の改正により、臨時・非常勤職員の採用、労働条件が変わることになると思うが、町としてはどう対応していくのかについてでありますが、本年5月17日に地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律が交付されました。国は地方公務員の臨時・非常勤職員の総数が、平成28年4月現在で、約64万人と増加しており、また保育、教育、子育て等、さまざまな分野で活用されていることから、現状において、地方行政の重要な担い手となっている中、臨時・非常勤職員の適正な任用、勤務条件を確保することが求められております。今般の改正を行ったものとしております。この法律の内容は、一般職の会計年度任用職員制度を創設し、任用、服務規律等の整備を図るとともに、特別職、非常勤職員及び臨時的任用職員の任用要件の厳格化を行い、会計年度任用職員制度への必要な移行を図るものであり、あわせて会計年度任用職員に対する給付について整備したものであります。新たに制度化された会計年度任用職員には、この法律による改正後の地方公務員法上、一般職に適用される各規定が適用されることから、各地方公共団体においては、これまでの臨時・非常勤職員制度の運用を抜本的に見直す必要があります。具体的には、服務の宣誓、法令等及び上司の職務上の命令に従う義務、信用失意行為の禁止、秘密を守る義務、職務に専任する義務、政治的行為の制限、営利企業への従事等の制限などの服務に関する規定が適用され、かつ懲戒処分等の対象となることを踏まえて、公務運営の適正確保の観点から、適切な運用が求められることになります。また、募集、採用に当たっては、改正後の地方公務員法第13条の平等取扱の原則を踏まえ、年齢や性別にかかわることなく、均等な機会を与える必要があり、給付に関しては、改正後の地方公務員法第24条に規定する職務普及の原則、均衡の原則等に基づき、適切に支給することが求められます。このほか、勤務時間及び休暇、健康診断、研修、社会保険及び労働保険、人事評価等においても適切に取り扱う必要があります。従来は、制度が不明確であり、各地方公共団体によって任用、勤務条件等に関する取り扱いが区々であったものを今般の改正によって統一的な取り扱いを定め、今後の制度的な基盤を構築することにより、各地方公共団体における臨時・非常勤職員制度の適切な運用を確保しようとするものであります。今般の改正により、臨時・非常勤職員を任用する全ての地方公共団体では、初めに臨時・非常勤職員の実態の把握、次に、臨時・非常勤職員全体の任用根拠の明確化・適正化としての特別職・非常勤職員の任用と、臨時的任用の適性確保と臨時・非常勤の職の再設定、次に会計年度任用職員制度の整備としての任用・勤務条件等の設計、職員団体との協議等、条例、規則等の制度改正を行う必要があります。町としては、国から示された事務処理マニュアルに基づき、法律が執行される平成32年4月1日から新たな制度で執行することができるよう、準備を進めてまいります。次に、専門性や経験の積み重ねが必要な職員に対して、早急な待遇改善が必要と思うがどうかについてでありますが、厚岸町定数外職員取扱規則に定める臨時職員・非常勤職員の賃金体系については、資格を有するときの専門性の高い職種や屋外等での労務を主とする職種、主に公金を取り扱う職種で任用する職員の賃金については、有資格者であることや職員確保の観点から、一般事務と比較して、相当高い金額を設定しておりますし、経験が必要な職種についても、その経験年数に応じた賃金体系を設定しているところであります。また、これまでの最低賃金の改定にも対応してきましたが、今年も10月1日の最低賃金の改定にあわせ、一般事務と同様の引き上げ率をもって、臨時職員・非常勤職員の賃金を改定すべく準備を進めているところであります。なお、2点目の子育て支援についてのうち、入学準備金に関するご質問は、教育長から答弁があります。

答弁 教育長 酒井(教育長は2022年9月まで)

私からは、子育て支援についてのご質問のうち、2点目の他の市町村では既に始まっているところも多くあるが、経済的に苦しい家庭に支給する新小中学生への入学準備金について、支給時期を前倒しすることを検討することになっていたが、その後どうなったのかについてお答えいたします。新入学となる児童生徒の場合は、他の学年より学用品等を多く購入する必要があります。このことから、教育委員会といたしましても、経済的に苦しい家庭、いわゆる準要保護世帯の児童生徒が入学前に学用品等を購入するための入学準備金の支給については、理解するところであります。入学準備金の支給実施に向けて、既に入学準備金を支給している道内の市町村及び来年度支給を予定している管内の町村から、支給時期及び実施上の課題を情報収集し、それらを参考としながら検討してまいりました。検討の結果、厚岸町においても、平成30年度に入学する準要保護世帯に対して、入学準備金として学用品等の購入経費を入学前に支給する方向で検討しておりますので、ご理解願います。

質問 4番 石澤

まず最初にEPAのことです。町長にずっと書いて、答えてもらいましたが、正直、私たちにとっては、前が見えない、そういう世界です。ここで、初年度が1万2,857トン、合わせて3万トン近いチーズが輸入されるということなのですが、これは牛乳換算にすると、30万から40万トンの牛乳、生乳換算になるのです。そうすると、北海道の生乳は300万トンですから、約1割近いものがヨーロッパから入ってくるということなのです。しかも、ヨーロッパというのは、EUから入ってくる品物というのは、アメリカとか、それからオーストラリアと違って、ある意味、安全なチーズなのです。アメリカやオーストラリアは、乳量を増やすための遺伝子組換え成長ホルモンの使用や、えさに成長ホルモン添加物を入れているのですが、EUのほうは遺伝子組換えのえさも使用していません。そういう意味でも安全性の面でも、国内のチーズ工房とか、それからチーズとかちあうのです。しかも、ヨーロッパのチーズというのは、私もそうですが、チーズの基本というか、中心になるところですから、チーズ自体の味もいいですし、そんな心配はないというような政府が言いますが、国民にとっては、安いチーズが入ってくるということは、そっちに置き換わるということなのです。今でさえ、0.6%ぐらいが、チーズの消費が増えたのですが、そのうちの0.3%は、多分、輸入物に置き換わっていくと思います。この辺の酪農は加工乳です。生乳を売るというよりも、加工乳が専門の酪農ですから、それに対しての追い打ちというのは、すごい大変な量だと思います。それに対して、前を見て、新規就農に入りなさいとか、後継者が帰っておいでとか、それから規模拡大すれとか言われても、正直、前が見えないというのが、私たちの思いです。農水省の説明では、今、公表されていない品物については、どうなるかわからないと述べています。裏を返せば、公表されていない品目は、全て関税撤廃という可能性が高いということです。その意味では、EUとのEPAは、北海道農業だけでなくて、日本全体に影響を及ぼすと思います。政府は、輸出も増えるからいいという言い方をしますが、EUは、日本の豚肉、鶏肉、乳製品の輸入を禁止しています。その要因は、検疫等動物福祉で、輸入解禁をするためには、生産工程を明らかにし、審査を受けなければならない、しかし日本の多くの家畜が遺伝子組換えのえさを使っていることから、解禁につながる見通しはありません。そういう意味でも、日本の物を輸出するということは、まず不可能なのです。そういう中で、どういう影響があるかという、そういう試算をしないで、まずこういうものを政府が手立てをするから、影響がないのだという、TPPと同じなのですが、そういうようなやり方で来ても、一切、私たちの生産現場が安心して生産ができるということにはならないと思うのです。それで、農家がちょっと少し楽になってきたのは、乳価が上がったということと、仔牛の値段が上がったというこということで、私たちの経営が少し楽になってきました。でも、今は仔牛の値段が下がってきていますので、国に求めることとしては、価格保証を求めていってほしいと思うのです。その辺、どういうふうに考えていますか。

答弁 産業振興課長 湊谷(産業振興課長は2018年3月まで)

このたびの日EUEPAについては、TPPの際に、やはり合意したという際には、大筋合意という表現を使われておりましたけれども、今回の日EUEPAについては、大枠合意ということで、本当に外枠だけを固めて、まだ詳細の部分については、これから詰めるという説明がされております。ただ、先ほども町長の答弁にもありましたとおり、数字として明確にされてきている部分もございます。そういった部分では、ご質問者言われるとおり、どのような影響があるのか、早急に把握をして、それに対応した対策を国等にお願いをするというのが一般的なとり進め方となるわけでございますけれども、北海道も先般、中間的なとりまとめをしたところでございますが、まだまだその全体像が見えないという中で、影響度合いをつかみきれていないという状況でございます。そういった部分では、町長の1回目の答弁でもありましたとおり、秋にはその影響、あるいは対策というものも11月にも示していきたいという国の考え方が示されておりますので、それを見て、地元であれば関係の農協等と相談をする。あるいは管内、北海道内ということで、進めていかなければならないだろうなと思っております。また、ご質問者言われるような、そういう心配事、漠たる不安ということで持っております。そういった意味では、北海道、町村会、あるいは農協関連の団体、それから水土里ネットと言われる土地改良の団体等々と、国に対して、そういった詳細な開示をしていただきたいと、そして明確な対応策を早急に示してほしいという要望も行っているところでございます。

質問 4番 石澤

ぜひ、そういうふうにしていただきたいと思います。すぐ言うのは、自由化の影響は軽減だから、抜本的対策はしないとか、むしろ日本の農業は過保護だから、TPPやEPAやFTAや競争にさらせば輸出産業になると、そういう言い方をします。でも、本当にこういうことを言っていたら、ほかの国は、農業生産額に対する農業予算の割合ですけれども、日本は38.2%に対して、フランスは44.4%、イギリスは63.2%、ドイツは60.6%、アメリカは75.4%です。日本の場合は、農業所得に占める補助金比率と同じ4割弱で、主要国の中で最も低く、特出すべきは補助金比率は35%の米国が予算比率では75%という、最も高い。これは、鈴木宣弘先生のデータで示されていますが、欧州諸国で言えば、フランスは94.7%、さっき言いましたけれども、44と言いましたけれども、これ農業所得に対する支援は、欧州諸国は、フランスは94.7%です。英国が90.5%、スイスに至っては104%。ほとんど補助金でまかなっていると。それだけ農業生産物を大事なものとして扱っています。国民の命を守るという、命のもとである食料を、それを生産する、この農産物を守るということは、どれだけ大事かというのを国の中心に据えているところと、競争すれば何となるという、この国で、私たちが競争させられるという、この大変さというのを、そうなると、私たちつくれなくなるのです。農家がいなくなってから、つくってほしいと言われても、その技術は伝わりません。ですから、その辺も含めて、所得補償の部分も含めて、強く求めていってほしいと思いますが、どうですか。

答弁 産業振興課長 湊谷(産業振興課長は2018年3月まで)

国は、方針の中において、万全な対策を講じるという明記がされております。ただ、その方針に基づいて示される対策がどういうものなのかを見極めた上で、必要な手立て等については検討をさせていただきたいと思っております。

質問 4番 石澤

安部首相のモデルとする場所はオランダなのです。オランダの国の農業が規模拡大ですばらしいところであるから、オランダをモデルとして、そういう農業をやりなさいというようなことも、何かで読んだことがあります。だけど、そのオランダで何が起きているかというと、あそこ小さな国土ですよね、水もあるのですけれども、大量に畜産を拡大したために、農地に過剰な窒素やリンが蓄積されたと。そのために、EUから今年末までに達成する必要があるという目標が数十万トンの牛を処分しなければならないと、そういうことに追い込まれています。ですから、自然に持続可能な酪農経営をしていくことが、どれだけ大事かというのは、このオランダの実態を見ても、単純に規模拡大をすればいいというものでもないし、本当にその地域にあったものを続けていく、それに必要な乳価の補償、そういうものをしていくということが大事だと思います。それも含めて、もう一度、お願いいたします。

答弁 産業振興課長 湊谷(産業振興課長は2018年3月まで)

北海道というのは酪農大国と言われますけれども、牛乳の生産量からすると、全国的にも断トツのシェアを占めているわけでございますが、その牛乳というのも、飲料用ではなくて、冒頭、質問者言われたような加工乳が多いと。今、全国的に心配されているのは、新聞でも一部出ましたけれども、過去にあったような南北戦争がまた勃発するのではないかという危惧までもされております。というのは、北海道の農業者自身が、酪農家が自分を守るためには、そこまで追い詰められてきているのではないかという危機感もあって、そういうようなことも出てきているのかなと思っております。先ほどとの答弁の繰り返しということになりますけれども、全国一律の対応ということではなくて、北海道、特にそういった酪農の部分、チーズという部分では、国内の中でも最も影響が懸念される地域でございます。そういったことも十分踏まえた中で、関係団体等とも協議しながら、十分な対策を講じていただけるような取り組みを進めていきたいと思っております。

質問 4番 石澤

南北戦争なんていうのはもってのほかで、南北戦争によって、向こうの農家がつぶれてしまったら、私たちの仔牛が売れないということもあります。だから、そういうことがないように、よろしく、いろいろな意味で、手立てをよろしくお願いいたします。それでは、次に子育て支援に移りたいと思います。医療費の助成の問題なのですけれども、おかげさまで小学生卒業までとなったことで、お母さんがとても助かったと言っています。早いうちに歯医者に行こうとか、いろいろなことをやろうという話をしていますが、やはりいろいろなまちが近くにありますから、親戚もあれば親もいます。そういう人から聞く話によって、「いや、何で厚岸は小学生までなの」というのが多いのです。浜中、高校生まで、標茶、高校生まで、鶴居、高校生まで、弟子屈、高校、白糠、高校、釧路町と釧路はちょっと横に置いておいてもいいですけれども、そういうふうにして高校生までいく。これ見ましたら、中学生まで拡大した年間550万円の財源が必要になりますということですよね。今回の決算委員会で予算の中で、すごく頑張って、積立金も2億260万円、それから調整基金に2億5,000万円の積み立てができると。この中の、あと550万円、子どもたちのために割くということはできないのでしょうか。未来の子どもたちです。厚岸町で子育てをしたいなと、今、子どもたちが中学生だった子どもたちが、そういう恩恵を受けて、親、子どもはそんな恩恵と思わないかもしれないですけれども、親が「いや、厚岸も、なかなかやるよ」というような、そんな思いをしたところに、子どもたちは帰ってくると思うのですが、あと少しです。たくさんのお金かもしれないですけれども、それを子どもに返すということは、未来に対する投資だと思うのですが、その辺はどうでしょうか。

答弁 町民課長 石塚(町民課長は2019年3月まで)

町長の答弁でもあったかと思いますが、町としては、子育て支援については、大切な施策の一つとして考えてございます。中学生までの医療費無料化につきましては、現在、昨年8月から実施させていただいております小学生までの医療費の無料化の実施状況、どういった部分で医療費が伸びているとかいう部分を、ちょっと分析中でございます。まだ実施可能な分析が、町長の答弁にもありましたが、9カ月分ということで、1年分まだ揃っておりませんが、そういった中で分析をさせていただいております。それで、町としては、子育て支援全体の中で、物ごとを、子育て支援策がどうあるべきかという部分を考えておりますので、その中で、今、はっきりしたお答えはできませんが、中学生までの医療費の無料化の実施につきましては、町長の答弁にもありましたが、前向きに検討させていただきたいと考えてございます。

質問 4番 石澤

本来なら、国がやる仕事なのです、これは。地方自治体に押しつけないで、国が、大事な子どもを、子どもが足りない少子化だと言うのだったら、国が先頭を切ってやれという、そういうことなのですけれども、そうも言っても、子どもたちはどんどん上がっています。ここに、限られた財源とありますけれども、子育て支援の部分は、もうちょっと幅を広げて、ぜひ検討してほしいと思います。それをお願いしたいと思います。

答弁 町民課長 石塚(町民課長は2019年3月まで)

繰り返しの答弁になりますが、前向きに検討を進めさせていただきたいと考えております。

質問 4番 石澤

次に移りたいのですが、経費を入学前に支給する方向で検討しているということでしたが、何月に支給すると考えていらっしゃいますか。

答弁 教育委員会管理課長 髙橋

現在、認定方法も含めて検討しておりますが、3月に給付する予定でおります。

質問 4番 石澤

ぜひ、3月、本当は2月くらいという声があるのです。でも、税金の関係からいっても、2月、でも2月15日に、たしか認定が出るはずなので、それの方法でなるべく前倒しをよろしくお願いしたいと思います。それと、これを知らせる方法なのですが、9月の就学援助の健康診断のときに、9月に申請書を渡すというところもあるのですが、厚岸の場合、どういうふうにして申請書をわたすつもりでしょうか。

答弁 教育委員会管理課長 髙橋

10月に小学校1年生に入学される方は、健康診断があります。本来であれば、その時期にお渡しできればいいのでしょうけれども、まだその段階では予算繰りをしておりませんので、今、考えておりますのは、1月に入学通知書、町学校、中学校のご家庭に送付されます。その際に、この制度の支給を始めたいというようなお知らせを一緒にしたいと考えております。1月に保護者のほうに文書、各世帯にそれぞれ配られますので、それから周知をして受けつけると、1月末ぐらいから受付を開始して、今、おっしゃったように2月の中ぐらいには、所得が確定して、始まりますので、確定申告も始まりますので、その際を、機会を逃さないで、確定申告をして、申請していただくという考えでおります。

質問 4番 石澤

どのくらいの所得だったら、私たちは大丈夫なんだろうと、そういうようなものを受ける人が迷っている場合もあるのです。だから、それも詳しく内容的に、きちんと知らせていただければ、そこで大変な思いをしている人たちが大丈夫なのかなと思いますので、ぜひ、その辺は徹底してやってください。それと、ランドセルのことなのですが、これはここの地域、ちょっと地域忘れたのですが、ランドセルを、今は全部ランドセルを使って、最後まで使うのかな、前は小学校1年生か2年生ぐらいでランドセルが使わなくなったということがあるのですが、そのランドセルをバンク、ランドセルのバンクというのをつくって、そしてきちんとしたランドセルであれば、それを集めて、そしてそれを給付するというやり方もあるようなのです。だから、人の使ったランドセルで、どうのこうのとあるかもしれないですけれども、そういうようなこともできると思いますので、何だかんだ言っても、ランドセルが1番高いので、それができればいいかなと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 教育委員会管理課長 髙橋

まず1点目の保護者への、この就学援助制度の関係ですけれども、お知らせ、通常、該当になる、判定基準の所得とか、あとどういう書類が必要だとか、そういう部分をチラシにしてお配りをしております。それも、通知の際に入れて、わかりやすく通知をしたいと考えます。それと、ランドセルのバンクなのですけれども、今、初めて聞いたものですから、どういうものか調べて対応していきたいと考えます。

質問 4番 石澤

よろしくお願いします。次、非正規労働者の雇用についてなのですけれども、ここに書いてあります、教育、子育て、さまざまな分野で活躍されていることからということで、臨時・非常勤職員の活用となっていますが、ちょっと気になったのですけれども、会計年度任用職員制度というのができるようなのですが、これはどういう範囲で、どういうふうにして、やっていけるのでしょうか、任用していくことができるのでしょうか。会計年度制度を創設しとなっていますけれども、この内容はどういうことなのでしょうか。

答弁 総務課長 會田(総務課長は2017年9月まで)

1番わかりやすく申し上げさせていただきますと、今、厚岸町で非常勤職員、さらには臨時職員、法的には臨時的任用職員と言いますけれども。この臨時的任用職員の任用について、これがこのたびの地方公務員法の改正に伴って厳格化をされたと。どういうことかと言いますと、常時勤務を要する職に欠員を生じた場合のみしか、この臨時的任用職員を任用することはできないというふうになりました。ですから、基本的には、今現在、臨時的任用職員と、臨時職員として任用をしている職員の皆さんについては、この会計年度任用職員に移行をされるということになろうかと思います。まだ、今現在の、先ほど町長からの答弁にもあったとおり、制度が全く、抜本的に見直しをしなければならないということでありまして、しかも、5月に地方公務員法と地方自治法が改正をされ、その後、国からもマニュアル等も示され、また法律的な概要も示されているところですけれども、余りにも32年4月1日の施行に向けて行うことが多岐にわたっております。私たちも今、勉強中と、その32年4月1日施行に向けて、勉強中というところでありまして、わかりやすい説明は、ちょっと今現在、難しいのですけれども、まずはこの会計年度任用職員というものに移行をさせると。先ほど、町長の答弁にもありましたとおり、その代わり、賃金体系、給与体系です、これも今よりも可能性として、決まった金額を支給することができるだろうと思っておりますけれども、その分、今、正規職員に義務づけられている服務の宣誓であるとか、また上司の職務上の命令に従う義務とか、信用失墜行為の禁止だとか、正規職員のそういった義務の部分も、今度、その会計年度任用職員には義務づけられるということもありますし、また人事評価制度というものも、その会計年度任用職員に適用をさせなければならないということで、かなり多岐にわたった形で、今後その制度改正を行っていかなければならない。当然、条例、規則等の改正や制定も必要になってまいります。ですから、もう少し、時間をおかせていただいて、明確な形で示すことができるまで、まずは、大変申しわけないですけれども、待っていただきたいと思います。ただし、いずれにしても厚岸町としては、この会計年度任用職員に全般的には移行をしていかなければならないだろうと思っております。

質問 4番 石澤

そうすると、今、臨時で働いている方たちがいますよね。保育所も含めて、それから牧野とか、そういう人たちの、臨時の人たちの働き方はどういうふうに変わっていくのでしょうか。

答弁 総務課長 會田(総務課長は2017年9月まで)

働き方がどういうふうに変わるのかということですが、与えられた、その職務については変わらないものと思っております。ただし、会計年度任用職員に移行することによって、これまで、もう少し厳格な形で給与制度も含めて、厳格化されるものと思っております。ただ職務に関しては、基本的にこれまで行ってきていただいた職務とは変わりないものと思っております。

質問 4番 石澤

ごめんなさい、何か言い方があれだったかもしれないです。結局、臨時職員で保育士もそうですし、それから牧場の職員もそうですけれども、臨時から上がっていくことができないというようなことも、何度か質問の中で、臨時は臨時しかないようなことを言われていたのですけれども、そうすると、今度は会計年度任用職員という形の中に、そういう人たちも含まれると理解してもいいのでしょうか。今、会計年度任用職員、嘱託職員と言われている方たちは、そうすると、どういう形になるのでしょうか。あと、この人たちが、会計年度任用職員になった人たちが、5年とかたってから、希望すれば正職に移ることが可能なのでしょうか。

答弁 総務課長 會田(総務課長は2017年9月まで)

今回の抜本的な改正と言われている部分については、臨時・非常勤職員制度、これが一部、臨時職員の任用も残しながら、一般的には会計年度任用職員に移行を行うということであります。その制度ができたと。これまでも申し上げてきましたけれども、正規職員の採用に当たっては、あくまでも試験を行った中で、採用を行ってきていると。ですから、必要な正規職員の正職員の採用は今後も行ってまいりますけれども、この方々が一様に正職員にできるという制度の改正ではないということをご理解いただきたいと思います。

質問 4番 石澤

途中任用の人たちが、受けることができるということだと思うのですけれども、試験を。途中任用であっても、そういう項目もあったように思うのですが、それは私の考え違いなのかな。それと、付帯決議が何ぼか出されていますよね。これは、参議院での付帯決議ですけれども、よりよい人材を確保し、安定した雇用を実現するため、引き続き正職員とともに公務を担うにふさわしい賃金労働条件を検討する旨のという付帯決議が採択されましたという形でありますよね。私が気になっているのは、本当に臨時職員で専門性を要求され、それから技術も、それから経験や技術が必要な職場の人たちが、こういうことになって、どういうふうに変わっていけるのか。その人たちが将来に希望を持っていくことができるのか。それから、今のその臨時の人たちの悩みというのは、まず生活の保障がないということと、身分の保障がないという不安をたくさん聞くのです。そういうことに対しては、どういうふうな対応になっていくのでしょうか。それはどうでしょう。

答弁 総務課長 會田(総務課長は2017年9月まで)

今、国から示されたのが、この直前でありますので、私どもも今、これら精査をしている段階でありますけれども、先ほど、町長から答弁ありましたとおり、これまでの臨時・非常勤職員制度よりも、さらにここで示されているとおり、勤務時間、休暇、これは厚岸町でも、これまでも同様に行ってきている部分はございますけれども、健康診断、研修、社会保険及び労働保険、さらには人事評価等、この部分も新たに加えられる部分もありますし、また職務給の原則であるとか、さらには均衡の原則等に基づいて、適切にその給付の部分についても支給をすることが求められているということでありますので、全てまだ、これら精査をしている段階ではありませんけれども、少なくとも、これが統一的な、全ての地方公共団体がこれに従って、統一的なものとして、その制度に移行をするということになっておりますので、いずれにしても、今よりかは、その部分について、厚岸町としては、この部分については、相当、他の地方公共団体に比べて努力はしてきているつもりでありますけれども、それよりも、さらに厳格化されるものと思っております。ただし、先ほど申し上げたとおり、一般職員、正規の職員にも求められる、いろいろな義務も、それに不随してくるということでご理解いただきたいと思います。

質問 4番 石澤

今でも臨時職員で働いている人にとっても、守秘義務とか、そういうのは発生しているのではないですか。今までよりも強くなるという言い方しましたが。それと、ただ、これから改正されること、一部改正なのですけれども、それに移行することによって、厚岸町における臨時職員の採用はないということなのですか。それとも、ここの部分は臨時職員があると捉えていいのでしょうか。

答弁 総務課長 會田(総務課長は2017年9月まで)

今、臨時的任用職員として任用している人たちを、今度は会計年度任用職員という形で移行をすると。恐らく、ほぼそういう形になるかと思いますが、会計年度任用職員という名称にあるとおり、基本的には年度ごとの任用になります。ただし、法律の解釈の中では、年度をまたいで、またいでと言うか、引き続き任用することを妨げるものではないとなっておりますので、毎年の任用試験の中で、面接等の任用試験の中で、再任用という形になっていくものと考えています。ですから、全く募集をしないというものではなくて、32年4月1日からの会計年度任用職員制度の中で、当然、その募集も考えながら、今後のスケジュールになるように進めていかなければならないと思っております。

質問 4番 石澤

そうすると、今いる臨時職員の人たちというのは、そういう意味では、今は6カ月ごとですよね、半年ごとで臨時職員です。それは1年ごとの臨時職員だと嘱託職員ですか。やはり非正規なのですけれども、名前が変わっただけだから、非正規なのですけれども、少しはいろいろな意味で、今までよりは少しはよくなると思っていいのでしょうか。

答弁 総務課長 會田(総務課長は2017年9月まで)

会計年度任用職員の給付についても確保を図るという町長の答弁ありましたけれども、一つ例にとれば、これまで厚岸町におきましても、その任用の年数に応じて、加給金という形で、非正規職員であれば、手当的な支給はしてきておりますけれども、一つ例をとれば、期末手当というものをきちんと支給をしなさいというような、これが地方自治法のほうで定められておりますので、それらに従った形になりますから、まだ精査をしてみなければわかりませんし、賃金体系がどのようになるかということも、これから決定をしていかなければならないということになりますけれども、それを確立するための今回の改正ということで考えておりますので、今よりはよくなると考えております。

質問 4番 石澤

すみません。国からの財源措置というのは、これに変えるための財源措置というのは補償されていないのですよね。そのことによって、正規の職員の人たちが削られるということのないように、それを求めて、質問を終わります。

答弁 総務課長 會田(総務課長は2017年9月まで)

それにつきましては、今後、定年制の延長ということも国は検討されているようでありますので、今、ここでそのことについて、できる限り、町としては努力はいたしますけれども、そのことについて明確な答弁は控えさせていただきたいと思います。

出典:厚岸町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月13日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる