厚岸町議会 平成29年第2回定例会 2017年6月28日
(1)ヘルプマークについて/(2)矢臼別演習場でのオスプレイ飛行演習報道について
2017年6月28日、厚岸町議会の一般質問で、佐々木亮子議員が「ヘルプマークについて」「矢臼別演習場でのオスプレイ飛行演習報道について」について質問し、町長 若狹、保健福祉課長 阿部、総務課長 會田が答弁しました。
- 質問者
- 佐々木亮子 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、保健福祉課長 阿部、総務課長 會田
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 佐々木亮子
私は、今定例会におきまして、さきに通告をいたしました内容に沿って、2件の質問をさせていただきます。一つ目は、ヘルプマークについてです。その一つ目として、ヘルプマークとその活用について、どのように捉えているのか。2点目として、ヘルプマークは、障害者などの有効活用が期待されて、全国的にも導入する自治体がふえてきています。ことし7月には日本工業規格、いわゆるJIS規格ですけれども、そこに登録をされる見込みともなっています。当町でも導入すべきだと考えていますが、いかがお考えか、お伺いをいたします。2点目に、矢臼別演習場でのオスプレイ飛行演習報道について。1点目として、平成29年4月の北海道新聞の報道を町としてはどのように捉えているのか。2点目に、防衛省などの関係機関からの飛行演習についての通知や連絡、そういったものが来ているのか。来ている場合は、どんな内容になっているのか。3点目に、矢臼別演習場でのオスプレイ演習についてどのように考えているのか。4点目に、墜落事故や火災発生など、安全性が問題視されているオスプレイを受け入れすべきではないと考えますが、いかが考えているのか。以上、質問を行って、私の1回目の質問とさせていただきます。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
12番、佐々木議員の質問にお答えをいたします。1点目のヘルプマークについてのうち、ヘルプマークとその活用について、どのように捉えているのかについてでありますが、平成23年に東京都議会において、みずからも人工関節を使用している議員が、見た目からは障害があることがわかりにくく、優先席に座っていると不審な目で見られ、つらい思いを多くした経験から、外見では障害があることが分かりにくい人への支援が必要ではないかと提案し、その翌年に東京都がヘルプマークを制定し、配布と普及に取り組んだのが始まりと認識しております。町では、昨年の障害者(児)ふれあいフェスティバル「こう福祉21」の幹事会において、ヘルプマークの取り組みについて協議されたことを受け、目的や活用方法などについて調査を行い、東京都内において配布されていたヘルプマークの実物を入手したところであります。「こう福祉21」開催当日は、展示コーナーにおいて、ヘルプマークとその目的、活用方法、使用者の声に関するポスターを掲示し、来場者への周知を図っております。ヘルプマークの活用については、援助や配慮が必要な人がいることへの気づきや思いやりのある行動を促進することが目的であり、障害に対する理解を深めることや、心のバリアフリーを進める上で賛同できるものと捉えております。次に、ヘルプマークは、障害者などの有効活用が期待され、全国的にも導入する自治体がふえており、ことし7月に日本工業規格、いわゆるJISに登録される見込みとなっている、当町でも導入するべきと考えるが、いかがかについてであります。ヘルプマークは、平成24年の制定以降、東京都が全国への普及を目指し、平成29年3月現在で6府県が導入し、民間企業にも広がっております。4月以降も全国で導入する市町村がふえている中、東京都は、ヘルプマークを全国的な統一記号にしようと日本工業規格への登録を提案したところ、経済産業省において、東京オリンピック・パラリンピックに向けた案内用図記号の見直しに合わせてヘルプマークの追加を決め、必要な手続を経て、7月には正式に登録となる見込みであります。町におけるヘルプマークの導入については、支援をする側と支援を受ける側の両方がその意義を知ってこそ有効に活用できる点や、都市部においては公共交通機関や百貨店など活用の場面も多いヘルプマークをどのような形で導入することが望ましいか、障害に関連の団体から意見を聞いた上で整理し、効果的な導入について検討を進めていきたいと考えております。続いて、2点目の矢臼別演習場でのオスプレイ飛行演習報道についてのうち、はじめに、平成29年4月の北海道新聞の報道を町としてどのように捉えているのかについてでありますが、この報道は、防衛省が矢臼別演習場で8月に予定している日米共同訓練で、米海兵隊の新型輸送機MV-22オスプレイを使った訓練実施を検討していることが分かったとの内容であります。町としては、今後の動向を注視してまいりたいと考えております。次に、防衛省などの関係機関からの飛行演習についての通知や連絡は来ているのか。来ている場合、どのような内容になっているのかについてでありますが、現在までのところ、これらの通知あるいは連絡はありません。次に、矢臼別演習場でのオスプレイ飛行演習についてどのように考えているのかについてでありますが、この地域は酪農地帯であり、飛行物体の放牧牛への影響や事故等の安全性について懸念されるところであります。次に、墜落事故や火災発生など、安全性が問題視されているオスプレイを受け入れすべきではないと考えるが、いかがかについてでありますが、仮に具体的な通知や連絡があった場合には、町として危惧される点について申し入れをしなければならないものと考えておりますし、国の責任で、これら懸念事項を払拭すべきものと考えております。以上でございます。
質問 佐々木亮子
まず1件目のヘルプマークについて、前向きに検討していただけるという回答をいただいていますので、それについてはよろしくお願いをしたいんですが、1点目でヘルプマークとその活用と書かせていただきました。ヘルプマークを使って、今、いろいろな自治体でヘルプカードというのもつくられているところです。それは各自治体によっていろいろな形のものがつくられています。ヘルプマークというものは、鞄だとかいろいろなところにぶら下げるストラップみたいな、そういった形になっていて、それは見た目で、その人が例えば障害があるなとか、妊娠しているなだとか、そういうのが一目で分かって、災害のときにもすごく役に立つと言われています。その一方、ヘルプカードは、必要なときに、助けを求めたいときにそれを提示して助けを求めるというようなものなんですね。ヘルプマークと同時にこういったヘルプカードについても、その活用の一環として一緒に検討していただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。
答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)
ヘルプマーク、それからヘルプカード、いずれもそういう活用をするものでございますけれども、いずれにしましても、障害の関係ある団体の皆さん、それから、これは助けを求められるほうが、それを認識して手助けができるということが本当に重要なものになります。それを提示する側ばかりでなくて、受ける側の意識が大事なものですので、そういった意見をいろいろ聞いて、その上で採用していきたいと考えております。
質問 佐々木亮子
今、課長の答弁、本当にそのとおりなんだと思うんです。ただ持っているだけでは、提示しても相手が分からなければ、余り効果はないのかなというふうに思います。私もこれまで、実際にこういったヘルプカードがあれば、状況が違っているんじゃないかなというような経験というか、お話を聞いています。まず、1件目は、ぜんそくの発作をお持ちの方でした。外出時にぜんそくの発作が起こって、そこに座り込んでしまったと。車が通っていたので、必死になって手を振ったんだけれども、なかなか停まってもらえずに、そのうちに、発作がおさまってきたときに、ちょうど車から降りて声をかけていただいたと。そのときにただ手を振っていただけなので、そのときにこういったヘルプを求めるようなカードがあれば、もうちょっと早く見つけてくださる方がいたのかなということだとか、あと、車椅子で外出の際に、溝に挟まって動けなくなってしまったと。そのときに人が遠くを通っていたので、手を振って助けを求めたんだけれども、相手もただ手を振っているだけだと思って手を振り返されて、ただ行ってしまったというような、そういった話も聞いています。そういったときにやはり助けを求める、そういったアイテムが非常に役に立つのではないかと私自身も思いますので、いろいろな関係者のところとも連携をして、ぜひ早急に進めていただきたいなと思いますが、再度、いかがでしょうか。
答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)
導入に向けて、いろいろな方、団体、意見を聞いて検討していきたいと思います。
質問 佐々木亮子
ぜひ、よろしくお願いをいたしますということで、1件目については終わります。2件目、オスプレイの矢臼別演習場での飛行訓練についてお伺いをいたします。それで、4月に北海道新聞に報道されました。報道されたときの町の対応というんでしょうか、まず、それはどのようにとったのか。それを事前に知っていたのか、あるいは、知らないで対応をしたのか、その辺についてお伺いをいたします。
答弁 総務課長 會田(総務課長は2017年9月まで)
4月14日が一番最初の報道であったと認識をしておりますが、その時点、たしか朝刊で報道がありました。間もなく北海道防衛局のほうから厚岸町のほうに連絡がありまして、本省からの通知はない、防衛局としても一切把握している状況ではないということの連絡がありました。その時点で、日米共同訓練が北海道の演習場で行われると。第2・四半期というそうですけれども、4月から9月の間に北海道で日米共同訓練が行われるという連絡、これは既に公表がされていたと思いますけれども、この通知以外には全くなかった状況であります。
質問 佐々木亮子
突然に新聞報道で知ったということなんだと思うんですけれども、それで、ちょっと確認なんですけれども、今月23日前後に道の防衛局の方が町を訪問されたかなと思っているんですけれども、道の防衛局の方はいらっしゃいましたか。23日前後です。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
お答えをさせていただきます。確かに6月23日、私にお会いいたしたいということでおいでになりました。
質問 佐々木亮子
そのときに、もう6月の下旬ですからね、オスプレイの飛行訓練に対するお話なんかは出されたのか、そのときには何も触れられなかったのか、話せるだけで結構ですので、どういったことだったのかお聞かせいただけますか。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
実は、信義の問題があります。といいますのは、非公開という前提の中でいろいろとお話をしましたし、それから、今お話ありましたとおり、北海道新聞の問題等、私のほうからいろいろとお話ししたなと。いろいろとあります。しかし、非公開ということでお話をいたしましたので、ご理解をいただきたいと存じます。
質問 佐々木亮子
非公開で話されたということなんですけれども、じゃ、正式に公開できるのはいつごろなのかということはわかっていますか。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
それについては、全くわかりません。
質問 佐々木亮子
この演習場については、さまざまな噂というんですか、オスプレイが来る来ないということで、今、矢臼別の演習場の中でいろいろな工事がされているだとか、いろいろな噂が飛び交ってきますが、真実が分からないんですね、実際ね。正式なコメントもないものですから。私たちも、本当に来るのか来ないのかというところでは、すごく心配をしているんですけれども、そのときに、これも言えないのかな、日米共同演習の時期だとか、そういったことについても23日に来庁されたときに、規模的なものだとか、そういったものというのは話されました、それも答弁できないかな。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
全くそういう話はありません。ただ、せっかくの機会ですから、私のほうからお話をさせていただきたいと思いますが、去る6月26日に、佐々木議員もおいでになりましたけれども、厚岸平和委員会から、日米共同訓練でのオスプレイ飛行演習にかかわる要請書というものを私宛てにいただきました。その節に、私はいろいろなお話をさせていただいたところであります。全くそのとおりでありまして、今もってその考え方については変わっていないことをご承知いただきたいと思います。
質問 佐々木亮子
実際の、私たちの目に見える形になる動きというのはこれからなのかなというふうには思いますけれども、やはりご承知のように、今、矢臼別演習場で訓練が行われるかもしれないというようなオスプレイは、沖縄なんかで墜落事故が、これ、年々ふえてきているんですよね。墜落事故が起こったり、あとは、その熱によって枯れ草が燃え上がって火災が発生するといった、そういったような構造自体が不安定だということも報道されていますけれども、危険性というものがまだまだ危惧されています。そしてまた、矢臼別演習場の中にはコウモリですとか、矢臼別演習場にしかない植物だとか、そういったものもたくさんあります。自然を破壊するということも危惧されます。どの程度まで進んでいるのかというのは分かりませんけれども、町民の中にもやはり危惧している、すごく不安視しているという方も大勢いらっしゃいます。ですから、これ以上は、これ以上ということは多分求められないんだろうと思いますけれども、はっきりした段階で、オスプレイが来る来ない、そういった演習の内容についても公表できるときがというんでしょうかね、時期になったら、本当にすぐにでも議会の中にも周知していただきたいなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
私、考えておりますのは、仮にオスプレイの問題に関しまして、どうするのかについては、地元関係自治体に何らかのお話があるものと思います。そのお話に対しましても、地元の意見を尊重する、そういうことになるだろうと。それが私は最も大事なことであると思っている次第であります。また、先ほど第1回目の答弁をさせていただきましたけれども、当地域は酪農地帯であります。牛等への影響が極めて大きいわけであります。先ほど申し上げましたとおり、要請書にもそういうことが書かれておりますので、そういうことを考えるならば、地元の町長の意見というものを今後尊重していただくものとして、私は信じております。
質問 佐々木亮子
1回目の答弁の中でも、町として危惧される点について申し入れをしなければならないと書かれていますので、ぜひ、今、町長の答弁がありましたけれども、一刻も早く、何か動きがあったら教えていただくということをさらに要求いたしまして、私のほうの質問を終わります。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
お答えをさせていただきます。何らかの動きがあるとするならば、私自体もお話しいたしましたとおりの意見を持っております。十分に相手に伝わるように、さらにそのことを私は強く要請してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。