みんなの議会

厚岸町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月15日

(1)道東自動車道について/(2)役場庁舎内の絵画について/(3)きのこ菌床代金支払いの件

2016年6月15日、厚岸町議会の一般質問で、室﨑正之議員が「道東自動車道について」「役場庁舎内の絵画について」「きのこ菌床代金支払いの件」について質問し、町長 若狹、まちづくり推進課長 小島、総務課長 會田、産業振興課長 湊谷が答弁しました。

質問者
室﨑正之 議員
答弁者
町長 若狹、まちづくり推進課長 小島、総務課長 會田、産業振興課長 湊谷

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 室﨑

さきに通告いたしました一般質問通告書に従い、質問を行います。3点ございます。1点は、道東自動車道についてであります。国道路延伸は厚岸町にどのような効果をもたらすのかご説明をいただきたい。2点目は、役場庁舎内の絵画についてであります。役場庁舎内には、随分とたくさん絵画がございますが、町民はこれをなかなか見る機会がないと思いますので、役場庁舎内の絵画を町民に親しんでもらうための展示会というようなものを、場所をつくって行ってはどうかということを提言いたします。3点目は、きのこ菌床代金支払いの件についてであります。支払いの進展と、現状はどのようになっているのか、また、その周辺事情の変化がありましたら、それを含めてご説明をいただきたい。以上が質問でございます。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

6番、室﨑議員のご質問にお答えいたします。1点目の道東自動車道について、高速道路延伸は厚岸町にどのような効果をもたらすかについてでありますが、高速道路の効果としては、移動時間の短縮により、水産物や農産物を初めとした物流の効率化や販路の拡大のほか、沿線や近隣地域への観光客数の増加などの経済効果、救急搬送による救命率の向上、さらには、安全性の向上による交通事故の減少や自然災害等による交通規制の減少などが挙げられます。これらの効果のうち、平成27年3月に浦幌インターチェンジから白糠インターチェンジの間が開通したことで、厚岸町にも及んでいる効果として特に実感できるのは、観光面での効果であります。平成27年度の厚岸町の観光入り込み数は42万2,000人で、平成26年度の40万5,200人と比較すると1万6,800人の増加で、約4%の伸びとなっております。その中でも厚岸味覚ターミナルコンキレイでは、平成27年度の入館者数が23万6,984人と過去最高を記録し、前年度との比較で2万7,819人、約12%の増加となったほか、筑紫恋キャンプ場においても、平成27年度の利用者数が1,017人となり、前年度から347人、約52%が増加いたしました。平成28年3月の阿寒インターチェンジまでの開通の効果については、5月14日から22日までの9日間にわたって開催した桜・牡蠣まつりには2万8,000人の来場者があり、前年度より25%も増加し、現在の集計方法となった平成17年度以降では、過去最高の入り込み数となったほか、桜・牡蠣まつり期間中における厚岸味覚ターミナルコンキレイと厚岸漁業協同組合の直売店においても、前年度の同期間よりも売り上げが伸びており、町内の主な観光関連施設において効果をもたらしております。また、ことしのゴールデンウイーク期間中においても、厚岸味覚ターミナルコンキレイでの1日当たりの売り上げが約11%増加しております。このように、開通後2カ月ほどしか経過しておりませんが、観光客入り込み数の増加として効果があらわれており、今後におきましても、引き続きその効果が期待できると考えております。さらに、時期は未定ですが、阿寒インターチェンジと釧路西インターチェンジ間の開通や、平成30年度に予定されている釧路別保インターチェンジの開通で、高速道路が延伸してくることで移動時間が一層短縮され、観光入り込み客を初めとした交流人口の一層の増加が期待されるほか、道東の物流の拠点である釧路市へのアクセスがさらに要因となり、輸送業などの物流の効率化といった効果も大きくなるものと推察しております。また、医療面におきましても、総合病院などの高度医療を担う病院がある釧路市の患者の救急輸送が必要な際、患者の病状などによっては、ドクターヘリによる搬送も行われておりますが、夜間や悪天候の場合には救急車で搬送しなければならず、釧路別保インターチェンジが開通することで、これまでよりも迅速な救急車による搬送が可能となり、救命率の向上にも貢献するものと期待しております。続いて、2点目の役場庁舎内の絵画について、町民に親しんでもらう展示会を行ってはいかがかについてでありますが、これまで町では、平成20年11月と平成26年9月の2回、役場町民ホールにおいて、「役場は小さな美術館」と題し、庁舎内に展示している絵画のうち、3階に展示している厚岸町の風景が描かれている作品を中心にした展示会を開催しております。町としては、今後もこのような展示会を定期的に開催していきたいと考えておりますが、また、これまでは、いずれも役場町民ホールの開催でありましたので、今後は、毎年開催される厚岸文化祭の作品展示会場を活用させていただくなど、これまでと異なる場所での開催を検討してまいりたいと考えております。続いて、3点目のきのこ菌床代金未払いの件について、支払いの進展と現状はどうなっているのかについてでありますが、シイタケ菌床売払代の収入未済額は、平成28年5月末現在、1法人1個人で総額2,797万7,640円となっています。個別に申し上げますと、法人に当たっては、平成26年度分の1,837万9,920円と平成27年度分の372万8,800円、合わせて2,210万8,720円の未払いがありましたが、平成27年7月8日、毎月30万円ずつ納入し、金融機関からの融資を受けた時点で残額を支払うとする分納契約書の提出を受け、昨年7月から月々30万円の支払いを受けておりました。しかし、本年3月29日の納入を最後に、支払いが滞っており、収入未済額は1,940万8,720円となっています。これまでの間、金融機関と融資の相談を行ってきたものの、折り合いがつかず、新たなきのこ菌床を購入することができなかったために収入減が途絶えたもの推測されます。また、去る5月18日、この法人から委任を受けた弁護士から、近日中に破産手続開始の申し立てをする旨の通知が届き、5月24日付で、釧路地方裁判所書記官から破産手続開始通知書が届いたところであります。なお、この通知書の注意書きにおいて、当裁判所は、本破産事件について、破産者の財産で破産手続の費用を支弁するのに不足が生ずるおそれがあると考え、破産債権の届け出期間と破産債権の調査をするための期間を当面定めないことにしました。破産債権の届け出をすること自体は妨げられませんが、破産管財人において、破産財団の調査を進め、破産手続の費用を支弁するのに不足するおそれがなくなった場合には、改めて破産債権届け出期間等について連絡させていただきますので、当面、破産債権届出書の提出は必要ありませんとありますので、しばらくは、破産管財人による破産財団の調査の状況を注視していきたいと考えております。一方の個人に当たっては、平成26年度分の762万7,680円と平成27年度分の146万1,240円、合わせて908万8,920円の未払いがありましたが、平成27年8月24日、毎月8万円ずつ納入し、金融機関からの融資を受けた時点で残額を支払う。また、ビニールハウス等の売買代金の入金後には20万円を納入するとする分納契約書の提出を受け、昨年8月から月々8万円の支払いと、9月3日に20万円の支払いを受けておりました。しかし、12月28日から居所不明となり、12月4日の納入を最後に支払いが滞っており、収入未済額は856万8,920円となっています。金融機関からの融資が不調となり、資金繰りに行き詰まったものと思われます。本人に幾度となく電話を入れても連絡がとれない現在、税財政課において、親族と接する中で、個人の情報収集に努めているのが実態であります。親族の方も居どころがわからない状況にあり、苦慮しているところでありますが、引き続き町内関係機関課の連携を図りながら、本人との連絡をとるための努力を続けてまいりたいと思います。以上でございます。

質問 室﨑

まず、1問目からお聞きいたしますが、答弁をお聞きしますと、高速道路の延伸に関しては、今回延伸された白糠インターチェンジまでの話に終始しているのです。ところが昨年11月12日に、道東自動車道シンポジウムin厚岸というのを行っていまして、ここでは、700人からの人が集まって、非常に熱意あふれる会合で、もちろん厚岸町も肩入れしていて、根室までの延伸を希望するということをやっています。そうすると、私は延伸としか書いていないのですから、そういう問題も含めて、高速道路の効果というのを考えなければならないのではないでしょうか。そんなわけで、今、既存の部分について、プラスの効果をいろいろと述べてくださいましたので、そこのところはよくわかりました。それで、もう少し根室までの部分についてもお聞きさせていただこうと思います。まず、効果の話をする前に、相当に夢物語ではなくなってきているわけで、この高速道路というのは、高規格道路でも何でもいいのだけれども、どこを通るのですか、おおよそ。巷間、町中で言われているのは、別保から上尾幌を通って、太田を抜けて糸魚沢に入ると、もうこれは既定の事実ではないかと言われていますけれども、具体的に何丁目何番地というようなところまでいっていなくても、大体大まかなルートでいうと、そういうことで考えてよろしいのでしょうか。まずその点、お聞きします。

答弁 まちづくり推進課長 小島

釧路別保インターチェンジから根室の温根沼間、ここが119キロ、区間としてはあります。この区間は、現在、予定路線ということでありまして、一切の計画は持っていない路線という位置づけになってございまして、どこを通るのかというのは一切示されていないという状況であります。示されるのは、今の段階では、予定路線から、計画の段階に入るための計画段階評価に入っていただきたいという、釧路・根室間の高速道路の建設促進期成会での要望の中の位置づけになってございます。ですから、今の段階では、どこのどこをと、概略であっても示されていないと言うことであります。高速道路でありますから、釧路・根室間を高速の移動が可能になるルート、それ以外にもいろいろな条件があるものと思いますけれども、それは、計画段階評価だとか、いろいろな調査をした段階でルート、もし次の段階に入りましたら、そういったいろいろな諸条件を検討した中でルート設定がされるとお聞きしているところでございます。

質問 室﨑

町としては、ここのところを通ってほしいというような希望はないのですね。

答弁 まちづくり推進課長 小島

今の段階では、個々具体的に、厚岸町のここを通ってほしい状況にはありません。なぜかというと、今はまだ予定路線でありますので、次の計画、いわゆるゴーサインが出ていない路線であります。まだ白紙の状態だということです。ただ、予定はされているということで、一つは、全くない段階よりは、一つ上の段階にあるとは言われているのですけれども、それでは、町の意見をどの段階でお聞きするのかというのは、計画段階評価の段階で、計画をつくる段階で地元の意見を聞くというタイミングがございます。

質問 室﨑

そうすると、まだまだふわふわしたものだとしか思えないです。それで、今、道東自動車道シンポジウムなどというものが行われ、広報あっけしに大きく出ました。こういうことで、高速道路の釧路・根室間というものもいよいよ具体化してくるのだというイメージが町民の中に多く湧いてきています。と同時に、今、非常に不安が出てきているのです。それは、高速道路や新幹線のような高速交通網が発達すると一極集中化を招くというのはよく言われます。俗に言うストロー効果、あるいは通り抜け効果と言われるものが起きてくる。厚岸町にとって、今の町長の答弁は非常にバラ色の話ばかりですが、これは厚岸のところまで来ているわけではないから、そういう効果というか、影響にすぎないのかもしれないけれども、実際に、例えば今、私が予想しているような別保から上尾幌を通って、太田を通って糸魚沢に抜けるような道路が実現したとすると、厚岸に寄らないで真っすぐ行ってしまう可能性が相当出てくるのではないか。あるいは、ストロー効果というのは、コップの中に氷の入ったジュースを入れておいて、それを言った何とかという教授はやって見せたそうです。ストローでうまい汁だけ吸ってしまう。あとに氷だけが残る。あなたたちの町は、この氷の残ったコップになる可能性があるのですよ、そういう言い方をしたそうで、それ以来、ストロー効果とかストロー現象という言葉が何か当たり前のように使われるようになったということを読んだことがございますが、そういうような危惧、これが既に町の中には出てきている。厚岸が結局、みんなが熱望してつくったものが、今度、町を衰退させていく大きな原因になるのではないかという、特に、3次産業の人たちの間から心配が出てきている。金沢のほうに北陸新幹線が入った。金沢の経済同友会が報告書を出しているそうです。そこでは、このストロー効果というものを非常に危惧している。それを読みますと、例えば観光業などは非常に大いに栄えるということで、今、テレビなんかが鐘、太鼓でやっていますが、一皮めくると地元資本がほとんどないのだそうです。大手資本が入ってきてホテルだとかそういうものをつくっている。地元に落ちる金は幾らなのだろうか。地域が栄えるということは、地域に金が落ちて、地域で金が回るということです。それをきちんとしなければならないということです。それで、今の話を聞いていると、まだ海のものとも山のものともわかりませんとしか、箝口令が敷かれているのか、一切言わないのだけれども、もう既に、これだけのシンポジウムをやったり、いろいろなことが出てきている中で、町としては、そうはならないのだと、今、町民が危惧しているようなふうにはならないのだと。そのためにこんなことをやるのだからという裏づけのある安心を与えてもらわなければならないと思うのです。えてしてこういうときには評論家も含めて、大変失礼だが、広報あっけしに書かれている講師の方の講演も、そういう目で斜めから見ると、将来予測の話と、ねばならない、べきであるという話に終始しているだけではないかと。具体的にこういうことをやればこうなりますというところまでは、立場上も踏み込めないのかなという気がいたしますので、そのあたりをお聞かせいただきたい。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

お答えをさせていただきます。この議会において私も答弁をさせていただいているところでありますが、厚岸町長としては、一つは、厚岸町にインターチェンジを設置していただきたい。二つ目は、インターチェンジについては市街地から近いところにお願いをいたしたいというお話をさせていただいているところでございます。さらにはまた、北海道横断自動車道釧路・根室間建設促進期成会というものが、根室市長が会長で、私が副会長でありますが、組織をいたしているところでございます。先ほど担当課長から答弁がありましたが、別保・根室間、温根沼ですが、119キロあるわけでありますが、その際も、まず優先区間として尾幌・糸魚沢間をお願いしたいと。これは期成会として決定をさせていただいているところでございます。といいますのは、一括した全区間を直ちにやるということは大変難しいだろう、予算的には。そういう意味において、速やかな、早期建設時には、まず厚岸区間をお願いしたいということをお願いをさせていただいているところでございます。

質問 室﨑

私がお聞きしたのは、町民の危惧に対してどのように答えるのかという部分ですが、その点についてはお答えはないのですか。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

これは、第1回目の答弁で、阿寒インターチェンジができたというその実績の中でのお話をさせていただいたところでありますが、やはりいろいろとこの高速道路が建設されることによって、いろいろな心配もあろうかと思うわけであります。しかし、先ほどもお話しいたしましたが、道東自動車道につきましては、本年は阿寒まで、さらにはまた、30年には釧路外環状線ができるわけであります。そういたしますと、現在の段階でも、仮に飛行場に行くとしても、また、釧路市内まで行くとしても、時間的な短縮は実際にあるわけであります。さらにまた、町民の不安というものについても、高速道路ができることによって、今ご指摘があったようなことが起きては困るのです。そういう意味において、我々といたしましては、既に釧路地方開発期成会におきましても、高速道路の設置とともに、国道44号線の整備についても強く要請をさせていただいているところでございます。そういう意味においては、私は、そういうようなご心配については、さらに路線等も、今、予定路線ですから、計画路線になった段階でいろいろと説明すべきことが出てくるのではなかろうかと、そのように思っているわけであります。

質問 室﨑

わかりました。いずれにしても、今の段階でこれ以上具体的な話はお互いに出ないと思いますので、また機会を改めていろいろとお聞きしたいと思います。それで、2点目なのですが、小さな話だと言われればそれまでなのですけれども、庁舎内の絵画について、ホールでもって、「役場は小さな美術館」というのを行っていると言うのですけれども、余り人は来ませんよね、今までのところ。町民の中で、どの程度これを理解しているのかというのもなかなか難しいところです。厚岸町は広いのです。だから、各地域の学校だとか集会所だとか、あるいは町中で言えば情報館だとか、いろいろなところを使って、そして、もちろん全部なんか持っていかなくてもいいです。いい絵もたくさんありますから、そういうものをうまく取捨選択して、みんなが楽しめるようなものを年に何回かやっていくというような、積極的な進め方をほしいのです。いかがでしょうか。

答弁 総務課長 會田(総務課長は2017年9月まで)

今、議員のほうからご提言もいただきましたので、教育委員会とも協議をしながら、いろいろなところで、今、厚岸町に飾られている絵画について、町民の目に触れるような対応をとっていきたいなと、展示会を開いていきたいと思います。

質問 室﨑

よろしくお願いします。3階の廊下なんかにも随分絵があるのだけれども、町民の方はここまで上がってくることはほとんどないですから、そういう意味で、よろしくお願いします。それで次に、3点目のきのこ菌床代金の未収について、未払いについてお聞きいたしますが、いいの悪いのというような話はこっちへ置いて、まず、事実関係の確認をしたいのですが、この話が議会に示されたのは、平成27年9月4日の議員協議会でした。その後、決算委員会や予算委員会でも議論になりました。これについては、A法人、B個人というようなことを言っていますが、特に、A法人からお聞きしますけれども、その会社は、本店は、登記簿上は厚岸にあると。それから、26年に24回、27年に5回。24回は13万8,362菌床、5回は2万8,070菌床、合わせて16万6,432菌床、これだけを一銭も払わないで持っていったと。また、渡すほうもほいほい渡したと。これが29回でもって2,210万8,720円未収のままであるという状態がわかったと。きのこ菌床条例、同施行規則の第7条では、代金を引き渡し前日までに納入しなければならないと明記されていると。監査委員もこれを不問に付していたと。未収金であるのにもかかわらずということになりますが。これがはっきりして、たび重ねなる請求を行って、分納誓約書がつくられて、月30万円ずつですが、何回か支払ったと。何回か支払ってとまったと。役員には、未済額について、連帯保証人になってくれということのお願いもしているということまでは議会でお聞きしました。その後、広報あっけしの決算の説明の記事が出たときに、これは今年の1月号か2月号だと思うのですが、そのときには、決算の説明の中で、この説明が町民に対してあったと。ちょっと前後しますが、平成27年7月14日には新聞記事が出ていて、協調融資を受けて、実に順調に、高度の技術を持って、この会社がきのこの菌床を行っているという非常に勇ましい記事が出ておりました。今回、平成28年6月4日の新聞記事で、このA法人と思われる法人が、負債額5,700万円をもって破産したと。俗に言う倒産をしたということですが、今まで私が整理した事実関係には間違いはございませんか。いい、悪いだけでお答えいただきたい。

答弁 産業振興課長 湊谷(産業振興課長は2018年3月まで)

今、質問者言われた部分については、間違いございません。

質問 室﨑

それで、また詳しく聞いていきますか、この会社は、厚岸町に存在するということになっていますが、登記簿上、本店は厚岸町内になっているわけですね。

答弁 産業振興課長 湊谷(産業振興課長は2018年3月まで)

町内での設立は、山の手のほうで設立をしてございますけれども、真栄町のほうにその後移転をして、町内に本店を置く合同会社であるということでございます。

質問 室﨑

この町内の本店の所在地ですが、そこには本店事務所の実態はありますか。

答弁 産業振興課長 湊谷(産業振興課長は2018年3月まで)

移転してから、場所だけはどこにあるかということは確認はしてございますけれども、その実態が、事務所等が存在するようなものなかどうかまでは調べてございません。

質問 室﨑

そうすると、よくあるのです、ペーパーカンパニーとかいろいろな言葉で言われるのだけれども、登記簿には、厚岸町内の所在地が記載されているけれども、そこに本当に本店があったのかどうかについては確認をしていないと、そういうことですね。それから、代表者は、個人の住所は厚岸町なのですか。

答弁 産業振興課長 湊谷(産業振興課長は2018年3月まで)

合同会社ですから、代表社員、社員が3人いて、全体で4名で構成している会社でございますけれども、代表社員につきましては、町内に住所を有しているということになってございます。

質問 室﨑

わかりました。次にお聞きするのですが、分納誓約書に従って月30万円ずつ支払っている。何回支払いましたか。

答弁 産業振興課長 湊谷(産業振興課長は2018年3月まで)

先ほど町長のご答弁にもございましたけれども、分納誓約書を7月8日にいただいてございます。7月の1回目が31日、7月分は31日は入って、今年の3月、これは先ほどの町長の答弁にありましたけれども、3月29日が最終ということですから、9回にわたって入っているということです。

質問 室﨑

なるほど、9回は払ったのですね。役員の連帯保証の判をついてくれと。合同会社ですから、社員というのが3名いるわけです。普通の株式会社なんかでいったら取締役と同じようなものですよね。この人たちには、連帯保証の判をついてくれということを、弁護士の助言をもらって言っているのだというところまでは説明あったのですが、その後どうなりましたか。

答弁 産業振興課長 湊谷(産業振興課長は2018年3月まで)

実は、今、質問者言われたとおり、顧問弁護士のほうに相談をして、町のとるべき手続ということでご相談させていただいて、可能であればそういった保証をとっておくほうがいいよという助言をいただきました。それで、早速法人の伺って、その申し出をしていたところでございますけれども、当初は、社員3名といいますけれども、代表社員というのは社長に当たりますが、その方の息子さんで、地方におられます。家族で会社を設立したということで、かなり遠くにいるものですから、そういう形で名前を連ねてもらっただけだからと。そこまでは、ちょっと保証は難しいということを言われたものですから、厚岸町としては、それであれば3人でもいいと。3人でもいいから連帯保証を出してくれということで、一旦は了解をしてくれました。しかし、再三、法人のほうを私どもも訪問をして、いろいろ打ち合わせをしていくたびに、その保証の催促をさせてもらいましたけれども、結果として、最後まで出していただけなかったというのが実態でございます。

質問 室﨑

連帯保証ということになると、債務者とほぼ同じ責任を負いますから、これは大変なことなのです。だからそんなものは絶対に押さないということで終わったわけですね。それから、広報あっけしの記事なのですが、これは、原則としてとか、諸般の事情があるにせよとか、非常に言いわけがましい言葉が短い中にたくさん入っていて、読んだ町民は、大した問題じゃないなというふうに、印象を薄めるかのごとき表現ではないのかということは私、議会で指摘しました。それに対して、担当者は、まことに不適切であるということを明言しました。その後、これについては訂正をしましたか。

答弁 産業振興課長 湊谷(産業振興課長は2018年3月まで)

第1回定例会の中で、予算審議の中でのやりとりで、そういうお話をさせていただいております。それで、形がどういうふうになるかは別として、誤解を招かないような形でお知らせをしたいと。そういうふうに考えていきたいというようなことを私、答弁をさせていただいてございます。ただ、今、それ以降返済がない状態もありますし、実は、債務者の町に対する未払いというのは、あれは26年度の決算の概要ということで説明したのです、あの広報の中では。でも、この法人なり個人の方々は、27年度分も、5月までの分がございます。ですから、改めて周知をする際には、27年度分も含めて、これは全容をお知らせしたほうが私は適当だと判断をしてございます。それで、5月末をもって、これは収入がなかったということで確定してございますので、そういったものも含めて、追って町民の方々にはお知らせすべきだと思ってございます。しかし、今回このような破産手続という状況も出てきましたので、その状況も踏まえながら、町民に対しては、時期を見て、適当な時期に説明をさせていただきたいなと考えているところでございます。

質問 室﨑

なるほどね。あの記事が不適当だと、あれだけはっきり言ったのなら、まずあの記事から直していけばなと私は思ったけれども、そうじゃないのですね。それで、今回、6月4日の新聞というのは、町内で随分話題になっているのです。皆さん知っているのです。一旦おさまりかけたかなと思った町に対する不信感の声が、また一気に爆発してくるような感じがします。耳に届いているかどうか知りませんが、私のところには言われています。議会何やっているのだとまで言われました。だから私こういうことを言わざるを得ないわけです。なんか個人は個人でもって自己破産の申請やっているらしいぞなんて、本当かうそか知らないけれども、そういううわさまで飛んで歩いているのです。それは私、確認していませんからわかりませんよ、うわさの話です。それで、結局、こんなものが出れば、そういう憶測を呼びますね。それだけのことです。どういうことが言われているかというと、これ、町かばっているんじゃないのかというような見方をする人が結構いるのです。これ、とんでもないぬれぎぬですよね。結局、監査でも何も触れていなかったということも皆さん知っていますし、なあなあ監査なのか、聖域なのかというよう話まで出てきます。未収金というのは、監査の中でも最も重要な仕事のはずなんだけどと、詳しい人はそういうことを言います。こういうような状況の中で、今回、一番最初に、冒頭申し上げたように、今までの話を時系列に並べてみますと、外形的に見ると、全部これ計画的だったのではないのかと。特に、7月14日にすごい立派な記事に新聞に書かせているあたりは、どうしてどうしてと見る人もいるわけです。となれば、これは、本当の外形的な、憶測を含むような見方でしかありませんよ、私のは内実は知りませんから。だけれども、これは、本当に外形的に見れば、取り込み詐欺、1年2年かけての非常に計画的なものと悪く悪くとればとれるわけです。いやいやそうではありませんという話は、厚岸町の判断すべきことではないですよね。今はやりの言葉で言えば、第三者の厳正の目によって判断すべき問題ではないのかと、そのように思われます。告発したらいかがですか。

答弁 産業振興課長 湊谷(産業振興課長は2018年3月まで)

答弁させてもらいます。町と法人とのやりとりの中において、最終は、4月の下旬まで融資のことについて、実は政府系の金融公庫に対する融資もお願いをして、民間と協調融資ということでお話をしておりました。そのために、厚岸町の商工会も中に入っていただいて、それぞれ検討させていただいて、私どもも民間の金融機関が来られたときには席を一緒にしながら協議をさせていただいております。そのときにもいろいろ書類もかなり詰めて、けんけんがくがくやっているという状況も私ども目にしております。ですから、法人のほうも一生懸命融資を受けて厚岸町のほうに返済するという取り組みはしていたものと私どもは認識しておりますけれども、また一方では、そういう疑念を持たれている方もいるという部分では、いささか、また疑問もありますので。また、今、破産開始手続決定がされているということで、実は破産管財人のほうに私どもも連絡をとらせていただいて、この先の見通しも実は聞いているのです。そうすると、破産者の財産というのは、質問者ご承知のとおり、破産財団というものらしいのですが、そのものの額自体もかなり小額で、破産債権も補えないのではないだろうかという見込みの状況もあります。そういう状況の中で、厚岸町の回収というのはかなり厳しいという見通しは立つのですけれども、今言われたことも含めて、顧問弁護士のほうとも、そういったものがどうなのかということを含めて相談はさせていただきたいなと思います。

質問 室﨑

その点は誤解はないと思いますけれども、私が申し上げているのは、どうやって厚岸町の、これきちんとやっているのだということを町民にわかってもらうかということです。一番困るのは、なんかつるんで、一生懸命かばっているんじゃないかなんていう妙な見方をされることが一番困る。そんな町に税金払えるかなんていうような言い方をする人まで出ていますから。これは一番困るのです。ですから、そのためにどうしたらいいかという観点から、お考えをいただきたいわけです。それともう一つは、ここの町長の答弁の中で、後半に個人の話が出てきていましたが、税金でさえ払えなくて、いわゆる、俗に言う夜逃げをする人も世の中にはいますから、こういうことがないわけではないのかもしれないけれども、発端は、本来前金でもらわなければならないものをもらわないで、ずるずるとやっていた町の責任というのは非常に大きいのですけれども、こちらのほうは、見通しは、まず無理とここでは読めるのだけれども、どんなふうにお考えなのでしょうか。

答弁 産業振興課長 湊谷(産業振興課長は2018年3月まで)

町長の答弁に尽きてしまうのです。相手方と接しなければ催告のしようもない。住所は移しておりませんので、私ども法的手続として催告状は出しています。ですから、戻ってはきていませんけれども、本人の手元に恐らく届いていないだろうと。本人と会って、どうするかということを相談をしたいのですか、その手だてが今ない中で、何とか親族を通じて会うような形で、連絡をとっていただくように全力を尽くしているということでございます。ですから、極めて難しいという状況は、言われるとおりかと思います。

質問 室﨑

前にも何回も言っていますから、余りくどくは申し上げませんけれども、改めて今回こういう新聞記事が出て、相手が破産の申し立てをした。破産の申し立てをするということは、手元に何もないということですよね、簡単に言えば。手元に払えるだけの金があったら破産なんかしませんから。それから、個人に至っては居どころさえわからないというような状況が惹起したという、この業務の取り扱いというものについては、それから、最後のとりでである監査委員も機能しなかったという点においては、とにかく今この問題を解決するためにではなくて、これから似たようなことが起こらないようにするためにどうすればいいかということについては、十分に内部においても検討していただきたいと、これはお願いをしておきます。今、誰がいいの悪いのなんていう話はもう何回もやっていますから、あえて言いませんけれども。町民の中には、こういう声もあったのです。こういう問題が出てきたのは、原因をつくったのは町ではないのかと、規則どおりちゃんとやっていれば。それで、5年、6年前にきのこをやっていた人は憤慨しているのです。そのころまではちゃんとやっていたらしいのです。5年、6年が6年、7年かそれは知りませんけれども、あるときからがたがたと崩れたみたいです。だから、その前にやっていた人は、本当に血のにじむような思いして前金で払っていたのだよと、今はもうきのこやめてしまったけどと。何で今そんなふうになっているのということを言っている人もありました。そういう声もやはりきちんと胸にたたんでいただきたい。以上ですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

お答えさせていただきます。町の責任、極めて大きいと思っております。こういう事態を招いたことはまことに申しわけない。そのように言わざるを得ないわけであります。しかもまた、法的に執行されていなかったというもあるわけでございまして、この点も深くおわびを申し上げなければならないと思っております。そういうことで、改めてきのこ生産者と協議の中で、前払金という厳密な声をもって行っているわけでございまして、今後こういうふうなことがないように、町長としても強く、担当者も含めて、行政の執行に当たっていかなければならない、そのように考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

出典:厚岸町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月15日 議事録 PDF(62ページ) 間違いを知らせる