厚岸町議会 平成22年第2回定例会 2010年6月23日
口蹄疫について
2010年6月23日、厚岸町議会の一般質問で、室﨑正之議員が「口蹄疫について」質問し、町長 若狹、産業振興課長 高谷が答弁しました。
- 質問者
- 室﨑正之 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、産業振興課長 高谷
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 室﨑
さきに提出いたしました一般質問通告書に従いましてご質問申し上げます。質問事項としては、口蹄疫についてであります。質問の内容でございますが、1、口蹄疫対策です。これは、国・道・町・農業協同組合・個々の農家そして一般町民と、それぞれの役割があるかと思います。それで、ここにア・イ・ウ・エ・オとして、国・道の行うこと、町の行うこと、農業協同組合の行うこと、個々の農家の行うこと、一般町民の行うことという形で、それぞれの役割に応じてこの対策をどのように行っていけばいいのかということについてのご説明をいただきたいと思いまして記載いたしました。次に、2といたしまして、口蹄疫だけがいわゆる我が町の酪農業に甚大な打撃を与える病気ではありません。ほかにもあります。それで家畜伝染病、それから届け出伝染病ということで、約100近い病気の名前が羅列されておりますけれども、それが全部厚岸町。にとって今にでも発生するというような恐ろしいものとは言い切れないかなと思いますそれで、その中でも特に厚岸町の酪農業に大打撃を与えるおそれのある家畜伝染病や感染症それにはどういうものがあるのか、それで町においてはその対策ないし対策の準備をどのように行っているのか、これについてご説明をいただきたいわけです。、 、 。3番といたしまして 現在 宮崎県を中心に口蹄疫が非常に猛威を振るっておりますそのことによって、国内においていろいろな影響が出てきていると聞いております。厚岸町の酪農業に対しては、このことによりどのような影響が出てくるのか、また、現在、 、出てきているのか それから今後どのような影響を与える可能性ないし懸念があるのかその点についてもご説明をいただきたいと、そのように思う次第でございます。よろしくしお願いいたします。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
13番、室﨑議員のご質問にお答えいたします。1点目の口蹄疫対策についてのお尋ねのうち、まず、国・道の行うことについてでありますが、国は口蹄疫の発生及びその疑いがあると認められたときは 「口蹄疫に関する、特定家畜伝染病防疫指針」に基づき、農林水産省内に口蹄疫中央対策本部の設置、現地に農林水産副大臣を本部長とする現地対策本部を設置し、発生都道府県知事と連携を密にし、防疫対策を講ずることになります。その他、人的支援、財政的支援などがありますが、今回の宮崎県における発生においては 「口蹄疫対策特別措置法」で車両等の消毒、の義務づけ、患畜や疑似患畜の死体埋却の支援など、国が主体となって進めることを明記しています。北海道内で口蹄疫が発生した場合には、北海道庁に北海道口蹄疫防疫対策本部、釧路総合振興局に釧路総合振興局口蹄疫防疫対策本部が設置され、その中で、釧路家畜保健衛生所が主体となり、発生地における屠殺の指示、埋却の指示を農家に対し出すとともに、接触したおそれのある感受性動物の追跡や移動制限区域及び搬出制限区域の指定など、防疫対策の中心的役割を担うことになっています。次に、町の行うことについてでありますが、町では、既に制定済みの厚岸町家畜伝染病防疫対策本部設置要綱や、作成済みの厚岸町口蹄疫防疫対策マニュアルに基づき、口蹄疫の防疫対策に万全を講ずることとしております。その中で、道内で口蹄疫が発生し、 、たときはフェーズ2と位置づけ 厚岸町口蹄疫防疫対策本部を設置することとしており町対策本部の構成は、役場関係課・農業協同組合・農業共済組合を中心としながら、口、 、蹄疫の発生場所により厚岸町商工会や厚岸観光協会 それにオブザーバーで厚岸警察署釧路町、浜中町、標茶町にも対策本部への出席を求める内容になっており、北海道や釧路総合振興局、釧路家畜保健衛生所と連携を密にし、情報の収集に努め、町民や農家への周知を図っていくこととなっています。さらに農家には、道路の出入り口や畜舎前の踏み込み槽による消毒の徹底を図り、関係者以外の農家や公共牧場への立入禁止をしていきます。また、集乳車や飼料運搬車両などの消毒や公共施設などの入り口に踏み込み消毒マットの設置もあわせて行い、観光イベントや不特定多数が集まる行事なども自粛していきます。釧路総合振興局管内で発生した場合にはフェーズ3と位置づけ、フェーズ2の取り組みのほかに、町内商店や事業所などにおいても踏み込み消毒マットなどによる消毒のお願いをするとともに、イベントなどを中止とします。また、厚岸町内の口蹄疫の発生の基準は、厚岸町口蹄疫防疫対策マニュアルで、厚岸町の町界の付近の農家から半径20キロメートル以内の他町の農家で発生した場合も厚岸町で発生したものと位置づけ、フェーズ4としてフェーズ2、フェーズ3の取り組みを行うとともに、口蹄疫ウイルスの蔓延防止と清浄化に向けた防疫活動を、釧路家畜保健衛生所の指導のもとに行っていくことになります。厚岸町がやるべき対策は、移動制限区域設置に伴う通行の制限、または遮断の実施や通行車両の消毒の実施。町内において通行制限や交通の遮断などであり、通行ポイントの消毒の実施の場合には、防災行政無線などを利用し町民に周知を図るとともに、協力をお願いしていきます。その他には、口蹄疫患畜、または疑似患畜の殺処分や埋却のための重機などの手配や埋却処理、その他畜舎や周辺の消毒作業などを家畜保健衛生所の指導のもと行ってまいります。次に、農業協同組合の行うことにつてでありますが、農業協同組合では、日常的に農家に対し消毒の実施を要請しており、これらを継続していくとともに、発生時には町と農業協同組合が一致協力して防疫対策を講じることとなりますが、特に生乳輸送車両や飼料運搬車両のルートの見直しや電話による農家との連絡や現況確認、防疫措置指導を行うことになります。次に、個々の農家の行うことについてでありますが、農家個々においては、日常的に踏み込み消毒槽による消毒の実施が必要でありますし、畜舎やその周辺の環境整備を行い、清浄化を保つことが求められています。万が一、口蹄疫が発生した場合に、その発生農家から半径5キロメートルから30キロメートル以内において、原則としては半径10キロメートル以内で、宮崎県においても10キロメートルで設定されていますが、移動制限区域の指定となり、家畜の移動はもちろん、人や車の移動が制限されることになります。通勤や通学、医療や生活必需品の確保のための人の通行は、消毒などの措置を徹底して行った上で認められますが、不要不急の通行は禁止されます。また、口蹄疫に感染した患畜または疑似患畜は殺処分され、法律上は農家が埋却処理することになっていますが、実態的に困難であり、町と農協との連携のもとで実施することになります。次に、一般町民の行うことでありますが、口蹄疫はご承知のとおり、人には感染しない家畜伝染病であることから、万が一発生した場合においても過度な恐怖心などを持たないよう、また、踏み込みマットのあるところでの靴底消毒の協力をお願いするとともに、状況においては自宅前や玄関の消毒の協力のお願いも必要になることもあろうかと思います。さらにはイベントなどの自粛や中止も考えられますので、理解を求めるとともに、農家への出入りの自粛や発生市町村への観光や諸用事における訪問の自粛をお願いすることになりますので、これらについては防災行政無線などを通じて行っていきたいと考えています。続いて、2点目の口蹄疫以外で、厚岸町の酪農業に大打撃を与えるおそれのある家畜伝染病・感染症についての質問のうち、まず、どのようなものが上げられるかについてでありますが、家畜伝染病については家畜伝染病予防法において、経済的な損失、防疫措置の難易度、人への影響により、二つに大きく大別されています。家畜の被害の大きいほうを家畜伝染病、いわゆる法定伝染病とし、少ないものを届け出伝染病としています。法定伝染病や届け出伝染病は、法律によって家畜の種類が指定されており、指定されていない家畜が感染しても、家畜伝染病予防法の対象とならないとされていますが、特に総合に発生の予防及び蔓延防止のための措置を講じる必要があるものとして指定されているものは、口蹄疫のほか、牛海綿状脳症、いわゆるBSEと言われるもので、伝達性海面上脳症で牛にかかわるもの、それに豚コレラと高病原性鳥インフルエンザが規定されています。その他、厚岸町の乳牛などに大打撃を与えるおそれのある家畜伝染病としては、15種類の法定伝染病の中で、ヨーネ病、ブルセラ病、結核病があり、22種類の届け出伝染病の中では、サルモネラ症、牛ウイルス性下痢・粘膜病、牛白血病であります。、 、 、次に 町におけるその対策ないし対策の準備についてでありますが 町としましては家畜伝染病 または届け出伝染病の防疫のために家畜伝染病予防法第5条に基づき ヨー、 、ネ病、ブルセラ病、結核病にかかわるものについて5年ごとの検査を実施して、ヨーネ、 、 、 、病 ブルセラ病は平成18年度に 結核病は平成21年度に検査を実施しており その結果。 、 、いずれも全頭陰性を確認しております ヨーネ病については 万が一発生した場合には国及び北海道の防疫対策要綱や町家畜自衛防疫協議会の対応マニュアルに基づき、万全を期していきます。さらに、家畜の伝染病予防及び蔓延防止を図り、牛の健康保持と生産性向上のため、牛伝染性鼻気管炎、牛ウイルス性下痢・粘膜病、牛パラインフルエンザ、アカバネ病などに対するワクチン予防接種事業を取り組んでいるところであります。今後とも釧路家畜保健衛生所と連携をとりながら、農協や農家と一体となって防疫事業に取り組んでいきたいと考えております。続いて、3点目の今回の口蹄疫は、厚岸町の酪農家にどのような影響を与えるか、また、今後どのような影響を与える可能性ないし懸念があるかについてでありますが、宮崎県で発生した口蹄疫による直接的な影響はないものと判断しておりますが、靴消毒用の消毒液や農家入り口に散布するための消石灰が不足し、購入しづらくなっており、このままの状態が続けば、日常の消毒作業に支障が出てくるのではないかと懸念しております。また、町内には肉牛飼育を営んでいる農家もあり、日本国内の黒毛和牛の素牛の生産の中心を担っている宮崎県で、口蹄疫による殺処分が続けば、子牛の値段が高騰し、購入困難や経営が不透明になることも予想されます。、 、 、いずれにせよ 厚岸町には 口蹄疫を侵入させない取り組みを関係機関と連携協力し万全を期していく所存であります。以上でございます。
質問 室﨑
宮崎県の口蹄疫について、新聞・テレビ、それから今はそれに匹敵するだけの情報量を配信しているネット上のいろいろなものを見ました。大変悲惨な状況であります。このようなことが厚岸町で現実にならないことを私は、ただただ祈るのみであります。そういう思いで今回質問をしております。それで、厚岸町口蹄疫防疫対策マニュアルというのを見せていただきました。実は今から約10年前ですか、ちょうど10年前ですか、十勝地方で口蹄疫が発生していますね。このときは非常によく、これを小さく抑えることができたと、担当者は幸運であったということを当時書いているそうですが、705頭の殺処分をもってこれを抑え込むことができました。それで1年以上ずっと発生しないで、日本国は清浄国になり得たわけです。今回は、昨日のニュースで現在ワクチンを打っていて、これから殺処分されるものを入れると26万頭になるそうですね、物すごい大きな状態に今なっているわけです。それで十勝地方の農家の話というのも出ていましたが、やはり記憶は新たであると、ついこの間のことだというふうに言っています 厚岸町の口蹄疫防疫対策マニュアル これに従っ。 、ているという今答弁もありましたが、これはいつ作成いたしましたか。それから、このマニュアルでも書いていたと思うんですが、厚岸町家畜自衛防疫協議会というものが立ち上がっているんじゃないかと思うのです。これは常時こういうものが厚岸町には存在しているんでしょうか。であるとすれば、例えばその会議というのは年に何回ぐらい開かれていくものでしょうか。危機管理という観点から申しますと、こういうものがあって、しかもそれは何かあったときに棚の上からほこり払って持ってくるようなものじゃなくて、常にさびを落として研いでなければならないものですよね。そういう点で、まずこの2点についてお聞きします。
答弁 産業振興課長 高谷(産業振興課長は2012年9月まで)
ただいまのご質問ですけれども、厚岸町口蹄疫防疫対策マニュアルはいつ作成したかというご質問でございますけれども、今回の宮崎の口蹄疫ウイルスのことを受けまして、本年22年6月1日に作成ということで、5月に作成して6月に作成を終えております。それから、厚岸町家畜自衛防疫協議会でございますけれども、厚岸町防疫協議会は、目的としまして釧路畜産物衛生指導協会と連携しながら、家畜伝染病の発生を予防し、家畜の健康を保持して安全・安心な畜産物を提供し、生産性向上と安定に寄与することを目的とするという目的内容で行っております。今回、6月15日に総会を開きまして、会長を今までは家畜共済組合の支所長だったのですけれども、会長を厚岸町長になっていただき、副会長を釧路太田農協の組合長になっていただくということで改正になっております。年何回ぐらいやっているかというご質問でございますけれども、事務の会議については総会も含めまして年5回程度やられておりまして、その都度、何か協議する場面があればふやしていくということで考えております。
質問 室﨑
わかりました。マニュアルが宮崎の、これは3月に一番最初の発端が出たそうで、それが実際に動き出したのは4月20日過ぎてからなんですよね。この間の1カ月というのが、今回の大爆発になった一つの原因でないかというようなことも随分言われているようですが、それはともかく、4月の20何日には全国に一斉に流れている。それから、よっこいしょと腰を上げて6月に入ってから、6月1日に口蹄疫の防疫対策マニュアルが厚岸町でもできた。これは厚岸町だけじゃないと思うんですけれども、何かのんびりしているなと。10年前に口蹄疫が、既にすぐ近くで出ている厚岸町で、今まで口蹄疫について意識がなかったということは、これは危機管理上大変問題でないかというふうに思いまして、これは大いに今後の生かすための反省としてきちんと、今回、私の祈りが通じてというのも変です。みんなの祈りが通じて、そういうことがなく終わって、やれやれでは済まないということだと思います。、 、 、 、それから 口蹄疫に関して言うと 日本は清浄国でしたが 日本を取り巻くアジアはほとんど非常に強い汚染地域なんですよね。そういう中に囲まれた日本で、今まで口蹄疫がこの10年間発生しなかったということは、これは関係者の非常に大きな努力があるのと同時に、幸運であったと言わざるを得ないというふうに専門家は言っています。いつ何が襲ってくるかわからないというところで、私たちは暮らしているというふうに考えるべきだと思うんです。それで先へ行きますが、今回、そういうわけでこのマニュアルによりますと、フェーズ1、国内における発生という今段階なんですね。そこで見てみますというと、例えば消 毒マ ッ ト の設 置 に つい て は、 必 要 に応 じ 関 連施 設 等 にと い うふ う に なっ て い ます 。フェーズ2になるというと、不特定多数の出入りのある施設に踏み込み消毒マットを設置するというふうに変わってきています。今回はフェーズ1.5ぐらいの対応をとっているんじゃないかという気がするのですよ。2のほうのものが少し入ってきているぐらい、びりびりしているということだろうと思いまして、そのことについては、それで大いに結構だと思っています。それで申し上げるんですが、今、私が申し上げているのは全部侵入防止という意味での予防という観点からの話をしていますので、その点で申し上げますと、今の答弁の中にもあったんですが、消毒剤や消石灰が不足してくるというような話がありました。それから、消毒マットについてもこの前、議員協議会で詳しく説明いただいたんですが、その時に手配してもなかなか品不足で参っているんだという話がありましたけれども、こういうものは、こういう話が出てくる前に持ってなければならないですよね。ちょうど津波が来る、大雨が来るというような災害に対しては、例えば大雨が降ってから土のうの袋をお店屋さんに買いに行くというような町ではないですよね、厚岸町は。これは常時用意しています。それと同じようにやっていかなければならないであろうと思うんです。それで、まず、消毒マットについてお聞きしますが、消毒マットについては23カ所設置していますね、現在。それでいろいろな人が出入りする、特に湖北地区を中心に設置をしてくださっていますが、これは現段階では町民の意識発揚・啓発という意味が主たるものであるというふうにお考えでしょうか。それともこういう病原菌といいますか、ウイルスの侵入を防ぐという意味で、多大な効果があるのだからやっているというふうにお考えでしょうか、まずその点お聞きします。
答弁 産業振興課長 高谷(産業振興課長は2012年9月まで)
お答えさせていただきます。今の議員からのご質問で、マットの設置でございますけれども、計24カ所でございます。これは議員がおっしゃっている町民の意識の啓発なのか、それとも意識を起こさせるためのものなのか、それと消毒の効果があるということで設置しているのかというご質問でございますけれども、当然、町といたしまして口蹄疫侵入防止という観点から、町民に対して意識を持っていただくのも一つでございます。それから、消毒マット自体が靴底を消毒するという消毒効果も含めまして、設定させていただいております。それは片方だけの論議でなくて、両方合わせて設置させていただいております。
質問 室﨑
そうだろうと思うんです。どっちなんだと言えというほうが無理だと、これはどっちも必要なんだと、そのとおりだと思うんです。その上でお聞きするんです。このマットの置き方が非常に控えめなんですよ。ある施設は、私も一つ一つ名前言いません。名前言われたところだけが悪いようになってしまいますから、全体で聞いてほしいんですが、ある施設は私も気づかなかったんです。マットを置いてあることに。変だなと思ってよく見たら、玄関からずっと離れたところに置いてありました。見ていたら、その後、お年寄りの集団が5人ぐらい来て、あと二、三人また来てというふうに、わずかな時間に来ましたけれども、だれも気がつかないで入っていると、そういう置き方をしているところである。役場もまた正面に置かないで、ちょっと控えめな置き方をしてある。あれ厚みありますから、5センチかな、もうちょっとあるかな、だから、けつまづいちゃ困るというような配慮があってのことだろうというふうには思っているんだけれども、それならもう一歩進んで、ちょっと手すりでもつけて、そこを踏まないと入れないように目につくところに置くというようなことも必要ではないのかと、侵入禁止ということが目的であるならばですよ。それから、ある施設では、私も全部見たわけではないんだけれども、管理がちょっとなぁという気がしました。踏んづけてもじゅくじゅくじゅくと何も出てこない、いわば湿った布の上に上がった程度、これでは靴のでこぼこの内側まで消毒液は伝わらないだろうと、そういう感じがいたしました。それともう一つは、設置場所についてなんですが、もちろん一つやると三つやれと言い出す、三つやると五つやれと言い出すというのは、これ世の常ですから、あなたたちはある線で切らざるを得なかったんだというのはよくわかりますけれども、町立病院にはありました。駅にもありました。全町から恐らく、くまなくその1カ所に常時、人が集まってそこを通るであろうと思われるものには、町立病院があるんであるならば、もう一つ、ここには民間の医院がございますね、僕らは病院と言っていますが、そこには置こうというふうに相談しましたか。そして何かうまくないからということでやめたんでしょうか、私が見たときにはなかったんですが、その後、このごろは設置されているんでしょうか。それから、大型店、厚岸にも2店とか3店かな、ありますよね、あそこも全町から人集まっています。ここのところはどうだったんでしょうか。もちろん病院の向かいの薬局というのもありますね、これについてはどうだったでしょうか。このあたりお聞かせをいただきたい。それから、数が足りなければ、例えば学校なんかの場合に、浅い水を張った水槽のようなものをつくって、そこでもって先生や子供たちには入っていただく、マットでなければ消毒できないというものではないわけでしょう。マットが足りなければ、それにかわる工夫そういうようなことはできなかったんだろうか。例えば、消毒液も今足りなくなるという話が随分あるんだけれども、これは何種類かの薬を組み合わせることで自作、 。することも可能ですよね そういうその原料まですべて足りなくなっているのかどうか学校ばっかり例に挙げて悪いんですが、もし学校なんかで何%液、あるいは何%。液をつくって こういうふうにしてできるんだというようなことを先生が生徒と一緒になっ、て勉強すれば、これもある意味いい環境教育ですよね、そういうことを含めていろいろな工夫が必要でないのかと。どうも踏み込みマット、消毒剤に関しては、もう一歩踏み込みが足りないような気がするんですが、いかがでしょうか。
答弁 産業振興課長 高谷(産業振興課長は2012年9月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。設置場所で、民間の医院だとか大型店につきまして、どういった対応をしたのかということでありますけれども、私どもの対策本部としまして、厚岸町役場の口蹄疫侵入防止対策本部設置しておりますけれども、そちらとしては民間の医院、それから大型店に、 、 。 、つきまして 置いてくれという要請ですか そういったことは行っておりません ただ少年自然の家、それから厚岸漁業協同組合が自発的に 「マットを今引きますから」とい、うことで、手前どものほうには連絡来ております。それから、学校にマットだけじゃなくて、消毒というものは浅い入れ物に、槽に入れて消毒をできるんでないかと、そういった工夫はできなかったのかというご質問でございますけれども、それにつきましても今後、教育委員会も含めまして協議していきたいというふうに考えております。それから、原料が足りないという状況であるけれども、そういったいろいろな工夫で消毒液のことを考えたらどうかというご質問でございます。その辺につきましても状況を把握しながら、どういった工夫ができるか考えていきたいと感じております。
質問 室﨑
必ず消毒槽を学校に設置せよと、私は言っているのではないのですよ。24個しか例えば消毒マットが手に入らなくて、24設置したんだというのであるならば、ここの中から消毒マットでなくてもできるようなところないか、そしてほかのもっと必要なところに持って行けないかというような工夫を、常に考えていかなければならないだろうという一例のつもりで挙げていますので、必ずそうせという意味ではございません。というのは、きのうちょっと夕方、ネットを見ておりましたら、外国の例が出ておりまして、フランス軍がどこかに行っていて、そこから帰るのだったですね、たしかフランス軍でした。そうしたら自分の国に、そこは汚染国なんですね、口蹄疫の菌というかウイルスを持っていったら大変だというんで、見ていましたら、かねの小さな四角いバケツのようなものに、写真ですからよくわからないんですけれども、綿かスポンジのようなものが入れてあって、そこで一人一人踏んでいるんですね。そういうようなものも出ておりました。だから、なるほどマットだけでなくて、いろいろな工夫でやれるんだなというふうに思いましたので、ご参考までに。それで、どうしてもこれはあらゆる場合に感じることがあるんですが、行政がものをやるときには、どうしても行政機関しか目につかない。だから多くの人が出入りするといっても、民間の大型店だとか、町立病院は目についても、町の病院のほうには目がいかない。ところが、口蹄疫の菌は、ここは行政だから汚染してやりましょう、ここは民間だからやめておきましょうなんていう選別はしてくれない。したがって、そのあたりは意識してそのような落ちのないように、物を考えていっていただきたいということは申し上げておきます。それで、次に万が一、本当に万が一ですが、現在は、北海道から見れば遠い九州での出来事なんですが これが例えば道内なんかでもって発生したよというような状況になっ、てきたとき、あるいはもっと極端に万が一というと、町内での農家から疑似患畜が出たなんていうときに、この情報は農家からどこかに行って、どこかを通って厚岸町に来るんじゃないかと思うんですよ。農家から一番最初に厚岸町に連絡来るんでは、恐らくないんだと思うんです。この情報のルートというのは、どのようになっていますか、そしてそこのところのパイプというものは、非常にすっと流れるようになっていますか、その点についてお聞きしたい。
答弁 産業振興課長 高谷(産業振興課長は2012年9月まで)
万が一、疑似患畜なりが発生したときの連絡体制は、網はどうなっているかというご質問でございますけれども、異常家畜の届け出ということで所有者から届け出があると。それは地域の厚岸で言えば共済組合、獣医さんのところに連絡が行きまして、獣医さんが、その状況を見て、家畜保健衛生所に連絡が行くと。家、 、 、畜衛生所では その報告を受けて家畜防疫員 いわゆる北海道の職員としての獣医さん家畜防疫員が立入検査をします。それを受けて、口蹄疫が指定できるできないということを判断しまして、できないということであれば国の農林水産省にある動物衛生研究所に検体を送って、そこで口蹄疫に感染しているかどうかの決定を図るという内容になっています。それにおきまして、感染になっているということであれば北海道へいって、町村に流れて、町では感染している場合は、公示するということになります。
質問 室﨑
今回の例を見ていますと、それに1カ月かかっているんですよね。そうすると、どうも怪しいというのが出てから国の何とか検査所に行って、そこでもってPCR法か何かに従って、これはまず間違いないだろうと、口蹄疫だと何型だと、分析が終わるまでは厚岸町は全くわからないと、そういうことですか。
答弁 産業振興課長 高谷(産業振興課長は2012年9月まで)
今のご質問でございますけれども、家畜保健衛生所から厚岸には、そういった疑いのあるものが農業者、いわゆる通報者から連絡があったときに情報は入ってくる。
質問 室﨑
だから、いつ、どこで、どういうふうにということを聞いているんです。所有者から共済獣医に、どうもおかしいと、これは法定伝染病ではないかというのが入って、入りますね。そうすると、そこでもって一応の判断しますよ。全く問題ないだろうか、問題あるかという、その段階でもう厚岸町には、これはもしかしたら大事なことになるかもしれないよということは、入らない仕掛けになっているんですか、そこなんですよ。厚岸町としては、一刻も早くそういう情報を得て、やれやれそれは騒ぎで終わったわでいいんですよ、終わったほうが。だけれども、早く状況を得て、そして準備に入らなければならないわけでしょう。万が一のときの。これが、いつ、どこで、どういう、 、 。ふうになっているかということを課長 あなたつかんでないんですか それなんですよこれがきちんと打ち合わせをして、こうなったときにはすぐ厚岸町のどの部署に入るということが決まってないんですか、これなんです。
答弁 産業振興課長 高谷(産業振興課長は2012年9月まで)
大変申しわけありません。農家から、共済、家畜共済に連絡が入って、そこで獣医さんは、もし疑似が患畜ということになれば、獣医さんはそこから出ることができません。電話連絡等で家畜保健衛生所、または共済組合の支所に連絡が行きます。そこで家保から獣医さんが、いわゆる防疫員が農家に出向きまして、そこでまた診断すると。その時には当然共済の支所、それから家保を通じて、役場に連絡が入るという体制になっています。
質問 室﨑
情報伝達経路というのは、きちっと明記しておかないと、意識が高くて親切な方が、たまたま担当にいるときはすっと来るんだけれども、そういう意識のない人のときには、遅れたなんていうことがあるんですよね。厚岸町家畜自衛防疫協議会なんか、 、 、も立ち上げているわけですから それは年中動いているわけですから そういうものがその中でもってきちんとした体制として明記していただきたい、それは念を押しておきます。それから、時間がないので先へ行きますが、一つは、大きな北海道には特殊な問題がありまして、野生シカなんですよね、しかも増えているんですよ。そして牛と絶えず接触していますから、牧場の中に入っていって草食べるわけだから。これにもし移ってしまったら、あるいはこれがどこかで拾ってきたら、これはもう手がつけられないという状況なんですよね、これは対策も何もないと思うんです。、 、それでホームページ見ましたら 厚岸町もそのことについてはきちんと書いてあってもし異常なシカを見つけたら、すぐ連絡してくれというのは書いていますので、これは一般町民に対しても強く言っていただきたいと。わかっている人が、僕の周りには余りいなかったんですよ。言われると、そうだよなという状況なんです。やっぱり牛とシカでは、なかなか結びつかないのだろうと思うんですね、そういう点でもお願いしたい。それから、今、道内各地でイベント等の催しの中止が相次いでいます。私は、無下に何でもかんでも中止せよというのには反対です。というのは、余りに過敏になってこういうことが続きますと、今度は風評被害の問題が出てきますので、このあたりの匙加減が非常に難しいかとは思います。ただ、こういう問題、白か黒かではないんですよね。行うにしても例えば、こういうような防疫対策をきちんとやって行おうとか、あるいはここでやるのは、こっちのほうに動かしたらいいのでないかとか、いろいろな万が一に備えて、少しでも影響の可能性のないような方法を考えながらやっていくというのも、やるにしてもやると思うのです。ことしは厚岸町、町制施行110周年記念のいろいろなイベントが目白押しです。多くの人が外からも入ってきます。町外からね。そういう中でのイベントを、今も言ったように私は中止せと言っているわけじゃないんだけれども、そういうときのいわゆる侵入防止対策については、どんな検討をなさっているか、簡単で結構ですから。時間がないので端的に教えていただきたい。
答弁 産業振興課長 高谷(産業振興課長は2012年9月まで)
今現在の厚岸町口蹄疫侵入防止対策本部での申し合わせでは、いわゆる農家地帯でのイベントがある場合には、消毒体制をもってイベントをやりましょうと。ということは、先日、植樹祭行われたわけですけれども、いわゆる草地・牧草地帯で行われたわけです。その時にも消毒マットを敷いて、そこから草地に入っていく。それからそこに通じている町道の両側には消石灰をまいて対応いたしました。それから、先日、カキえもん蝦夷の雫まつり、110周年記念事業が12、13日に行われたんですけれども、その時にも一応消毒マットは設置していませんけれども、役場が閉庁日だったものですから、役場から消毒マット、消毒液を持ち込みまして、施行させていただきました。その他のイベントにおきましては、自粛・中止をするということで今はなっております。これからいろいろな行事が目白押しになっていますので、イベントは中止ということでは今なっておりませんけれども、そういった消毒マットなり消毒、消石灰なりで、不特定多数が集まるようなイベントがある場合には、そういった対応をとっていこうというとこでは確認しております。以上でございます。
質問 室﨑
大きな行事ほど難しくなると思います。小人数の人が集まるとこには、踏み込みの消毒マット1枚で足りるものが、それこそ何千人という人が集まるときにはどうするんだという話になるとは思うんですけれども、何千人も集まるときのほうがおっかないんですね。それで、これについてはやはりいろいろな方法の考えがあると思いますので、十分ご検討をいただきたい。それで次に行きますが、口蹄疫以外のいろいろな家畜伝染病がありますね、道が統計出しています。月ごとに発生件数出していますね、それで見ますと、口蹄疫を別にするとヨーネ病、伝達性海面状脳症、これがBSEというやつね、それから牛ウイルス性下痢・粘膜病、それから牛白血病、ここらの数字が、特にヨーネ病が高いですね。ヨーネ病に関しては、いろいろなところに説明文が出ていましたが、特に北海道でって、みんなついているんですよ。こういう、その、先ほどの答弁聞いていると、法定伝染病の解説みたいな話が延々と続いておったけれども、その中で特にこれは一番要注意なんだというようなことはやっぱり明確にしながら、それを一般町民に対しても説明していっていただければと思います。もちろん農家に対してはきちんと説明して、皆さんもそういう意識を持っているんだろうというふうには、これは思っておりますけれども、道のほうでもそういうことを出しています。それから、道で思い出しましたが、昨日の日経新聞ですか、これでもって見ると、道が対策出していますよね、それは町のほうに来ていますか。何か予算案を、経費を上程していますね、それで踏み込みマットは追加だとかどうなんですか。それから、石灰は1農家当たり20キロを8袋、これは配付するというような話が、予算化して、これは恐らく反対する議員なんか1人もいないでしょうけれども。これが進んでいくと思うんですが、そのあたり。それによって厚岸町の農家に今、消石灰が非常に足りなくて苦労しているという話も聞いているんですが、そのところが大体それによって解決できるというふうに考えてよろしいでしょうか。
答弁 産業振興課長 高谷(産業振興課長は2012年9月まで)
口蹄疫緊急防疫対策事業費、北海道では3億5,000万円の追加補正をしてございます。その内容でございますけれども、侵入防止として、議員おっしゃったような空港、港湾における消毒体制、いわゆるそれは( 時間ないんで端的にお「願いします」と発言あり)済みません。端的に申し上げます。各地の家畜自衛防疫協議会に対して、1農家当たり5,000円の補助をするという内容で、それは各地区、厚岸町では伝染家畜自衛防疫協議会のほうに、農家戸数分配付するという内容でございます。その他につきましては、北海道の防衛備蓄資材、それから宮崎県に派遣する派遣費、野生動物侵入防止対策費として、北海道が事業主体となっている内容でございます。以上でございます。
質問 室﨑
恐らくこのあたりが最後になってしまうのだろうと思うんですが、口蹄疫に関するマニュアルというのは、今回、つくったんだというんですが、これについてはまだまだご検討いただきたいですね マニュアル大綱みたいな感じなんですよ これに従っ、 。て、細則をつくっていかなければならないというような感じがしますので、よろしくお願いしたい。先ほどの情報伝達一つとっても、そこには何も書かれていませんから、よろしくお願いしたい。それから、口蹄疫以外のいろいろな伝染病がございますね、特にヨーネ病を初めとするような下痢とかね、これも少なくともこの2年間、厚岸町では1件も発生してないですね。ところが、近隣町村全部発生しているんですね、この2年間の間に、非常におっかないというようなものがありますよ。厚岸町には家畜自衛防疫協議会ですか、これが動いているわけですから、どうかこれ以外のものについても、そんな一つ一つつくらなければならないかどうかというのは、私はちょっと疑問なんだけれども、やっぱりそういうものが万が一起きたときに、どうするんだというマニュアルのようなものは、持っ。 、 。てなければならないと思うんです いやいやそんな心配はないよ 全部持っているのだ口蹄疫だけなかったんだというのであれば、そのようにおっしゃっていただきたいんですが、そのあたりはどうでしょうか。、 、 、 。それともう1点 結局 何かが起きたときに行うというのが 最後の段階の問題です一番大事なのは、何もない日常において、こういうものに対するきちんとした意識を全町民が共有するということです。それで農家で牛を飼っているのは、道路端から見るとのんびりした景色で 非常に私も大好きな景色なんだけれども あれは実は食品をつくっ、 、ているんですよね、食べ物をつくっているところなんです。そこのころに我々、農家の仕事をしていない人間が消毒一つしないで、ずかずかと牛のいるところに入っていくということが、いかに危険なことかと。それは病原菌の固まりで私が入っていくんだというような意識というのは、非常に必要だと思うんです。農家の方に聞くと、あぁと思う時でも、さまか来てくれた人に 「おまえもう一度、表、まで回って、消毒槽のところざぶざぶと入ってから出てこいよ」とは言えないというのですね。これはやっぱり食べ物をつくっている、例えば缶詰工場でもいろいろありますよ 食品工場でも そういうところに入っていくのと同じように やっぱり食品をつくっ、 。 、ているところに入っていくんだから、衛生には常時気をつけなければならないんだという意識を、町民にどうやって持ってもらうかということが、こういう問題に関する厚岸町の役割としては、一番大きな基本的な仕事ではないのかと、そのように思いまして、この2点についてお聞かせをいただきたい。
答弁 産業振興課長 高谷(産業振興課長は2012年9月まで)
1点目の家畜自衛防疫協議会でのほかの伝染病のマニュアルの作成ですけれども、現在、自衛防疫協議会ではヨーネ病、それからサルモネラ病のマニュアルは、自防としてのマニュアルは作成済みでございます。それから、今おっしゃった農家はいわゆる食品をつくっている、そこに町民の、もう少し意識を持ってもらって、そういった啓蒙を考えたらどうかということでございます、 、 、 、ので 今回の口蹄疫 まだまだ終息はしていませんけれども 今回の教訓を受けましてそういったことも検討していこうということで、しっかり体制を考えておりますので、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
私から、最後の答弁をさせていただきたいと思いますが、このたびの宮崎発生の口蹄疫、これは厚岸町においてものみならず北海道に菌が発生した場合には、大変な事態になることはご指摘のとおりであります。私ども魚のまち厚岸町、その万全な体制をとっていかなければならない。私もご指摘ありましたとおり、厚岸町家畜病防疫協議会の会長という立場にも6月15日に就任をいたしたわけであります。そういう立場からも、また、もちろん町長としても行政の立場からも万全な体制をとっていくのでご理解をいただきたいと思います。