みんなの議会

厚岸町議会 平成21年第2回定例会 2009年6月25日

厚岸町における企業、工場誘致について

2009年6月25日、厚岸町議会の一般質問で、堀守議員が「厚岸町における企業、工場誘致について」質問し、まちづくり推進課長 田辺、町長 若狹、建設課長 佐藤が答弁しました。

質問者
堀守 議員
答弁者
まちづくり推進課長 田辺、町長 若狹、建設課長 佐藤

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 堀

私は、本定例会におきまして、さきに通告いたしました次の事項について質問するものであります。質問事項といたしましては、厚岸町における企業、工場誘致についてであります。質問の要旨といたしまして、1、企業誘致に対する税制上の優遇措置にはどのようなものがあるのか。2といたしまして、企業誘致に対する土地開発規制等の制度上の優遇措置にはどのようなものがあるのか。3といたしまして、若狹町政2期8年中の企業誘致はどのように行われてきたのか。4といたしまして、若狹町政3期目に当たり、企業誘致というものをどのように進めていくのか。以上について質問するものであります。

質問 堀

行政にとって企業誘致というのは、今まで常に受け入れるしかなかったというふうに思うんですね。声高に企業誘致というものをうたってみても、選択権というのは常に企業側にあるわけで、それがどんな時代になっても変わらないものだというのは、それはよく理解できます。でも、企業が選択するに当たってのファクターを行政側がいかに与えることができるのかというものが、そして、その企業にとってのメリット性というものをいかに理解させること。ができるのかということで企業誘致というものはうまくいくというふうに私は思うんですよそういうものを受けて初めて、企業が厚岸町に来たときに企業誘致が成功したというふうに言えるんじゃないのかなと思うんです。もちろんこの答弁の中にもありましたけども、来たはいいけども、短期で撤退してしまうんであれば、そのダメージというものは大きいんで、やはりそれは永続的な事業展開がされるということが最も望ましい形であるというふうには私も理解いたします。さらに、今、第5期の厚岸町総合計画というものを策定中でありますけれども、この中で町民意識調査の結果概要というものを既に出されているんですけれども、この中で現在の雇用や就労の場の確保について、現在の満足度で「不満 「やや不満」を合わせても61.1%もあ」ると。加えるならば、今後の重要度といった設問に対しても、雇用や就労の場の確保というのは「重要 「やや重要」と考えているというのが86.2%もあると。これは町民の意識調査で」の町のほうから出されている結果概要ですけれども、これ、すなわち町民の切なる願い、行。政への不満というものをあらわしているんじゃないのかなというふうに思うわけでありますそして、この意識調査というのは、これは第5期ですけども、第4期においてもアンケート調査というものはやられてきました。この中でも、やはり雇用、就労の場の確保というものが町民の高い要望意識としてあるということはあったわけです。にもかかわらず、この第5期のアンケート調査の中でもこれだけ高い数字になっていると。これがすなわち、町、行政側が町民の要望、切なる願いというものにいかに応えてこれなかったのかというものをあらわしていると思うんですね。そういった中では 第4期というものの中で企業誘致 若狹町政2期8年については重立っ、 、た成果というものを出すことができなかったといった中では、この意識調査の数字の高さというものをやはり真摯に受けとめていただきたいというふうに思うわけであります。今、策定中の総合計画においては、人口の減少というものを見込んで策定をしているわけですけれども、これは当然町民の現在の年齢構成、その他を考えたとき、現状維持ないしは、増加を考えるということは余りにもあり得ないことだということは理解できるんですけどもでも、人口の減少というものをただ受けとめているだけでは、この厚岸町においても想定以上の減少というものが起こってしまうと。そういうものを私は危惧するわけであります。次代を担う子供たち、ことし3月卒業の中学生の地元高校への進学率というものが60%にも満たない。これは管内他の高校を抱える町においても、厚岸町の地元進学率というのが一番低いわけであるんですけれども、そういったときに、このことを考えても、要するに子供たちにとっても地元での雇用、就労の場がないという、そういうものがやはり意識としてあると。高校卒業後の就職に不安がある町内の高校に行かせるよりも、多少負担はふえるであろうとは思うんですけども、より卒業後の選択肢がふえる、町外、釧路などの高校に行かせることが多くなると。こういうように選択するようになるのは、至極当然といえば当然のことだというふうに私は思うわけなんですよ。いろいろと言ってはきたんですけども、企業、工場誘致というものがいかに重要なものであるのかというのは、行政側、そして町長を初めとする理事者側も十二分に理解しているということはこの答弁の中でも理解いたしますし、また、チャンスがあれば、ぜひ企業誘致というものに積極的に取り組んでいきたいというものの思いというものは私も感じることができました。だからこそ、企業に対して行政側から明確なメッセージを送るという、そういうことが重要になるというふうに思うんですね。最初のほうにも言ったんですけども、企業にとってのメリット性というものに対して、今の厚岸町で取り得る限りの政策というものを樹立し、それを公にし、そして、それをセールスポイントとしてアピールしていくと。一般のセールスでも1件に当たって1件が契約できるというものじゃない。やはり50件、100件とコネを使って、足を使ってというものの中で、そういうふうに当たっていった中でようやっと1件が成約できるかどうかという、そういう厳しい時代。これは答弁の中にもありましたけれども、他の地域、より経済性、そして交通の便がいいとかという中で、そういった町というものも多々あります。でも、その中で、この厚岸町に来ることのメリット性を見出す企業というのも当然中にはあってしかるべきだというふうになると思うんですよね。そのためにやはり足を使っていただきたいというふうに私は思うわけであります。企業のメリット性を高める政策としてはさまざまなものがあるとは思うんですけれども、、 、 、例えるならば 水道料や占用料といった使用料等の減免や 取りつけ道路等インフラの整備、 、これらは誘致する企業等の規模などによっても これについてはいろいろと影響されるのでここでは触れませんけれども、それ以外で代表的なところでの考査効果としての税や主な土地規制等についての優遇措置の樹立というものをメッセージとして立てることができないのかなというふうに思うわけであります。そういった中で、質問の要旨といたしまして1点目の税制上の優遇措置というものは、答弁の中で、まず国に関しては特別償却というものがあってということであります。北海道についても3年間というものもがあります。厚岸町についても固定資産税で3年間の課税免除というものがあるというふうに。やはりこの3年間というものを10年間とか15年間とか、より永続的な事業展開を求めるならば、やはりそういうことも必要じゃないのかなというふうに思うわけであります。そして、2点目ですね、企業誘致に対する土地開発規制等ということで、国においては企業立地促進法に基づく基本計画での制定した区域、面積要件緩和というものがあるということなんですけれども、それ以外では主な規制緩和措置というものはないということなんですけれどもね。それで企業、工場が立地されるといったときに、一番時間がかかってしまうといったものの中で開発行為というものが一つあると思うんですね。この開発行為というものは、実施計画の事前審査というものが、まず審査申請から始まりまして、実施計画の事前審査というものを経た上で開発行為の許可の申請を受けて、そして許可をすると。その上で工事着手、そして、その後でなければ建築の確認申請も出せないとか、実際に企業が町に来ようとしてもそこに実現するまでにはえらい時間がかかってしまうんです。やはりタイムイズマネーというわけじゃないですけれども、企業がこの町に、そしてここに商機を見出すといったものの中では、やはり時間的なものというのも非常に大事になってくるわけであります。そこで、土地開発規制は、その開発行為といったものをよりスムーズに進めることができるような政策というものがないのかというものを一つお尋ねしたいんですけれども、この開発行為というのは、当然北海道が許認可権を持っているわけですけれども、この許認可権、町村において権限移譲を受けて、そして厚岸町なら厚岸町が開発行為の許認可権を持っている中でやるということの中では、それだけでもスピードはアップすることができます。まし、 、 、 。てや 開発行為の中では 技術上の許可基準とか 立地上の許可基準というものがあります技術上の許可基準というのは、ある程度全国一律でなければ、それは安全・安心上やはりできないんですけども、立地上の許可基準というものの中では、町村にとってのメリット性というもの、そして周りの環境、そういったものも考慮した中での緩和というものが図られることにもなり得るというふうに思うんですよね。この開発行為の許認可権というものを実際に既に北海道のほうから権限移譲を受けている道内の町というものも、たしか十勝のほうとか、ほかにもあったと思うんですけど、何町かあるとは思うんですけども、そういったものの中でいると。やはり厚岸町においてもそうい、 、 、 、うもの 北海道からの権限移譲を受けた中で そして 企業が厚岸町に来るといったときに諸手を挙げて、そして、時間の節約、経費の節減といったものに対してもいろいろなものが待っているんだよと、そういうものをメッセージとして送れるような制度、体制というものはつくるべきじゃないのかなというふうに思うわけなんですけど。この2点について、いろいろと最初のほうではしゃべったんですけども、税制について、そしてまた土地開発規制等についての権限移譲等について、どのようにお考えになっているのかということについて質問をいたしたいと思います。

答弁 まちづくり推進課長 田辺(まちづくり推進課長は2010年3月まで)

お答え申し上げたいと思います。企業誘致に際して、いかに厚岸町に進出する、あるいは厚岸町に立地する上でのメリット性を訴えていくかと、これは決め手になるということはおっしゃるとおりでございまして、まさにそういう部分かなというふうに思います。それで税制の関係でございますけれども、今、厚岸町のほうについては、工業振興条例の中、これは過疎法の規定、これを基本に置いた形の中で、3年間の固定資産税の免除ということを規定させていただいております。この期間を長くできないのかというご質問でございますけれども、この部分につきましては、いわゆる税法の問題だとか、それから過疎法との絡み、こういったような形の中でいろいろ制約等もあるというふうに聞いております。なお、この辺の部分につきましては、企業誘致をこれから進める上でのメリット性という部分を考える上で、さらに研究、検討をさせていただきたいなと、このように思います。それから、もう一つ、開発行為等に伴う関係でございます。おっしゃるように企業側が企業立地をそこの地域で新しくする場合に求めるのは、いろいろな手続があるんですが、こういったものにかかる労力というのが非常に大きいと。これをいかに軽減させてくれるかというようなことも求めているという部分が企業誘致を進めていく上でのポイントとして挙げられているというのは、まさにおっしゃるとおりでございます。そうした中で、開発行為だけにとどまらず、いろんな手続があるんですが、これをいかに行政側のほうでサポートしていくか。いわゆる手続関係についてはこうこうこういうことですよ、あるいは行政のほうでもってそれ以上のものをサポートしながら手続関係をスムーズにさせるという体制をとっていくということも、これは重要なことかというふうに思っております。ただ、規制の中身そのものについては、先ほど町長のほうから答えたように、一部を除いては法で決められている規制の中身でございますので、それを緩和していくということは、これはちょっと難しいというふうにご理解をいただきたいんですが、そういった手続関係の中で、例えば本州方面から来る場合については、北海道自体でいろいろな道の手続がある場合については、それをワンストップサービスという表現をしておりますけれども、集約して企業、産業立地促進のところでもってサポートしていくというような体制もつくられております。町のほうにおいても、実際の進出の形が出てきますと、そういったものを進めなければならない、それは当然のことかというふうに思っております。それで開発行為の部分について、これは道から町のほうに移して、それによってスムーズに、いわゆる権限移譲の関係でございますけれども、この権限移譲の関係については、まだ厚岸町は受けておりません。これについてはもう少し研究をさせていただきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 堀

固定資産税、固定資産税だけでなく、都市計画区域内で工場誘致ですと都市計画税というものもかかってくるので、これも当然入ってきますので、今後の研究としてしていただきたいと。研究された上では、できるだけ早い時期に制度化して、メッセージというものを出すというのを、コンセンサスを得た上で図っていただきたいなというものが一つお願いとしてあるわけであります。開発行為もその他の規制等、本当に今北海道においても、町村に対してさまざまなものを権限移譲しようとしております。そういった中で、こういったものをいち早く取り入れ、そして、それをいち早く発信することによって、企業側の受けるイメージというものも格段に上がるわけであります そういったものを踏まえたときに 企業にとってもタイムイズマネー。 、ですけれども、行政にとってもタイムイズマネーだというふうに考えて取り進んでいただきたいというふうに思うわけであります。そういった中で、これ以外については、本当にこれからのものというように私としても理解できますんで、より研究した上での早期の実現性というものについて早い時期に示していただければ 町民の意識調査の中でも不満に思うことの一番のものですから やはりそういっ、 、たものに対して解消を図っていく上でも、ぜひとも取り組んでいただきたいというふうに思うわけであります。それで最後ということになるんですけれども、大分時間が余ってしまって済みませんけれども、町長の3期目に当たっての企業誘致というものについて、町長のほうから、いま一度答えというものを聞かせていただきたいなということで質問するんですけれども、町長がこの6月に3選を果たされまして、7月から3期目に無事入られるわけであります。それについては、町民だれもがやはり町長に期待するし、そして私ども議会人といたしましても、だれもが町長の手腕、そして実績、人脈というものに期待するものであるというふうに思っているわけであります。、 、そういったときに企業誘致というものに対して やはり町民がこれだけ不満に思っているそういった中で選ばれている町長といったことで、そういう切なる願い、思いというものを町長としても重く受けとめた中で、長く培ってきた政治手腕、そして豊富な人脈というものを活用した中で企業誘致というものに取り組んでもらいたいと。そして雇用の場、就労の場の確保をしていただきたいというものが、やはり町民だれもが町長に期待をするところであると思います。町長には厚岸町のトップセールスマンとして、やはり今まで以上の足を使った営業活動をもっともっとしていただきたいなというように思います。それについての町長の意気込みといったらあれなんですけれども、そういう思いというものをいま一度聞かせていただきたいと思いまして、私の質問を終わらせていただきます。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

お答えをさせていただきます。3期目の向けての施策の一つとしての企業誘致、すなわち企業誘致は経済政策でもございます。、 、 。そういう意味で 私は 3期目に向かって一番心配をいたしておりますことがございますというのは、少子高齢化はもちろんでありますが、人口減少であります。堀議員もご承知のことと思いますが、厚労省の人口問題研究所が発表いたしました厚岸町の人口推計によりますと、現在、厚岸町は1万1,000人の人口があります。これが10年後には1万人を割るであろう、そのような推計を立てられておるわけであります。私は、人口が減るということは、厚岸の経済にも産業にも大きな影響を受けるものであるという認識に立っているわけでございます。そういう中で、企業の進出というのは極めて行政課題としての大事な位置づけをしていかなければならないということは当然なことであろうと思っております。さらにはまた、若者が流出をするというのは厚岸町の将来にとっても大きな発展上の影響がございます。でき得れば、若者の働く場所の拡大というものも大きな課題でもございます。そういう意味におきましては、今、企業の進出に当たりましては、優遇策を初めとする助成制度の拡充、そしてまた、町長としてのトップセールスを含めた営業体制の強化等のご意見がございました。私もそのように考えております。しかしながら、現在の経済状況を勘案しますと、今までの企業進出はほとんどそういう制度で企業が進出してきておったわけでありますが、今では、企業といたしましてもそ う い う 企 業 先 の 優 遇 措 置 が 有 意 義 だ か ら 行 く と い う 経 営 判断 に おい て は 極め て 薄 くなってきております。すなわち、もうけなければ行けない、行かないというのがどうしても企業上そういうことになってしまっておるわけであります。そういう経済状況にある現実でありますが、しかしながら、厚岸町の将来のさらなる発展を考えた場合においては、企業の誘致というのは極めて重要な行政課題であるとい、 、 、う認識を持って 今後とも行政を推進してまいりたい このように思っておりますのでご理解いただきたいと存じます。

答弁 建設課長 佐藤(建設課長は2010年9月まで)

私のほうから、開発行為の許認可事務の権限移譲についてでございますけども、これにつきましては、企業へのメリット、それから、ほかに町の体制等もございます。これらを含めて検討してまいりたいというふうに思います。

出典:厚岸町議会 平成21年第2回定例会 2009年6月25日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる