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厚岸町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月10日

釧路町との境界について

2008年12月10日、厚岸町議会の一般質問で、髙橋議員が「釧路町との境界について」質問し、町長 若狹が答弁しました。

質問者
髙橋 議員
答弁者
町長 若狹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 髙橋

平成20年度の第4回厚岸町議会定例会に当たり、通告書に従いお尋ねをいたします。私は私の通告の件については何度かお尋ねをしたところでありますが、町長からの答弁は、毎回判で押したように、もう少し時間をいただきたいの一言であります。全く中身のない答弁のように私には聞こえてくるのであります。そこで、お尋ねをいたしますが、町長は釧路町に対し、今現在、厚岸町議会においてこのような議論が展開されていることを、相手方に対しどのような方法でしっかり伝えているのかということであります。まず、この点について答弁を求めるところであります。次に、しっかり伝わっていれば、おのずと双方で取り組む可能な方法を見出すことが。 、 、できるのではないかと思うのであります そこで 初めて事務レベルでの協議が持たれ進むのではないのかと私は思うのでありますが、町長はどのように考えているのか、お尋ねをしたいと思います。町長、あなたは私の何度かの質問に対し、事務レベルでの協議を進めているとの答弁でありましたが、町長、あなたが就任以来、何回事務レベルでの協議が行われたのか、お尋ねをいたします。町村境界という問題解決については、大変長い日時が必要なことは私も十分承知をしているところでありますが、今をさかのぼること昭和51年、村上町政からの懸案事項であることは町長も十分承知のことと思います。いいですか、村上町政から菅原、澤田、現若狹町長へと引き継がれて何年になると思いますか。町長、あなたは町村境界解決には30年から40年はかかると答弁をしておりますが、35年余りが経過しているところであります。私は、この問題にかかわったのは昭和51年3月12日、総務常任委員会所管事項調査でありました。調査事項に行政区域、町村界について、厚岸町と浜中町、さらには厚岸町と釧路町、このときは定例会閉会後、11月までの間に行うということであり、またその後昭和52年2月2日、第1回総務常任委員会を開き、議件として行政区域、町村界について、8名の各委員から、その中には私も入っております。それぞれ厳しい意見が交わされたことを今も思い出します。当時の村上町長からは、この議件については、いいですか、53年度中に調査が進むように努力をするという答弁があったことを今も鮮明に思い出します。町長、この問題は厚岸町と釧路町、浜中町、3町の境界問題が同時に議件として取り上げられ、浜中町とは解決をしているのに、釧路町とはなぜこのように延び延びになっているのかということであります。浜中町とは、先般もちょっと調べましたところ、18年2月にはこのようにもうきちっと整備されていますから問題はないにしても、町長が言うところの、延び延びになっているというその根拠について、釧路町との関係でさらにお尋ねをしてまいりたいというふうに考えております。なおまた、多くの先輩議員の貴重な審議から数えて35年余りの歳月が経過したところであります。解決してもよい時期ではないのかと思うが、町長、この問題を解決できるのは町長、あなたしかいないのであります。過去の議事録に残っている事実をしっかりと踏まえ、取り組んでいただきたいと思うのであります。私は、町長のその豊富な経験と大きな実力を余すことなく発揮し、町民の期待にこたえていただくことを申し添え、1回目の質問を終わります。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

4番、髙橋議員の釧路町との境界についてのご質問にお答えをいたします。まず、町議会において、このような議論が展開されていることが相手方に、といいますのは釧路町にしっかりと伝わっているのかとのお尋ねであります。この境界問題につきましては、双方の役場の窓口を総務課長としてお互いに連絡をとり合うこととして今日に至っております。したがって、厚岸町議会における議論の経過については、こちらから電話、口頭説明のほか、あっけし議会だよりを提供するなど情報の共有に努めており、釧路町でも厚岸町の状況を十分把握されていただいているものと承知をいたしております。次に、現在までの事務レベルでの協議について何回行ったのか、双方で取り組むことが可能な方法を見出したのかとのお尋ねであります。この5年間で、総務課長同士が具体的にテーブルに着いての協議は2回であり、それ以外は随時、電話や他の会議の際に情報交換を行ってきておりますし、今後においてもこのような関係を継続していくことについては双方の認識は同様であります。しかし、この間の協議でも、双方の主張は平行線をたどったままであることから、事務レベルでは合意に至るための糸口を見出せ得ない段階であり、現時点では解決に向けて双方が具体的な作業に着手する環境にはありません。、 、次に 町長は私のお尋ねに対しもう少し時間をいただきたいということでありますが解決に向けて前進できると期待してよいのかとのご質問であります。これまでの定例会でも髙橋議員のご質問にお答えしておりますとおり、この問題は両町の過去の認識に基づいた双方の主張があり、1世紀以上にわたって解決できずに経過してきている非常に難しい問題でありますし、この解決につきましては、双方が合意に達しようとする機運の高まりがなければ一歩も前進しないことは既にご理解いただいているものと存じます。これまでの答弁で、相手のあることであり、もう少し時間をいただきたいとのお答えを申し上げてまいりましたが、釧路町にあっては、平成2年2月15日協議の普通交付税の按分合意を一つの到達点としてこれを尊重し、今後もこの考え方を大事にしていきたいとの意向を持たれておりますことから、厚岸町として誠心誠意の協議を積み重ねながら解決策を見出すことができるよう、粘り強く対応させていただきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。以上であります。

質問 髙橋

町長、あなたは就任時、この問題についてどのような形で引き継がれてきたのかということであります。村上町政時代から大きく取り上げられ、今日まで40年近くを迎えようとしている現在、いまだに解決のめどすら立たないことについて、町長、あなたはどのように思っていらっしゃるのか。行政としての取り組みが甘いのではないのかと指摘せざるを得ないところであります。町長、私はあなたからの同じ答弁を求めるために質問に立っているものではないのであります。町長はこの問題についてどこまで踏み込んだ調査を進めてきたのか、また今後どこまで踏み込んだ調査を進めるのか、前進あるところの具体的な説明を求めるものであります。そして、厚岸町の行政区域の中においては、このことについてはしっかり主張していかなければならない問題だと思うところであります。町長、町村境界を早く解決せねばならない問題は、まず1つには交付税にかかわる問題が大きいのであります。町長ご承知のように、平成2年度に普通交付税の算定に用いる市町村面積は、建設省国土地理院が公表した昭和63年10月1日現在の市町村面積とされており、平成2年度の普通交付税算定に用いる基礎数値、市町村面積については、釧路町と厚岸町の合計に今年度の算定に用いた面積で昭和62年10月1日現在により按分した表記の数値を用いているところであります。したがいまして、釧路町との境界関係で厚岸町の1,800町歩の土地を按分しないで全部厚岸町のものとした場合、平成19年度交付税ベースで基準財政需要額は境界紛争地を除く交付税額は6億600万円で、全部の場合6億2,600万円となるということであります。いいですか。こういったことから、私は境界の解決には一刻も早い話し合いが必要なことを要望す。 、 。るものであります 町長からの積極的な答弁を求めながら 2回目の質問を終わります

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

お答えをさせていただきます。釧路町との境界問題につきましては、私といたしましてはこのままでよいとは考えておりません。そういうことで、私が町長に就任以来、髙橋議員からたび重なるご質問をいただいておるわけであります。私といたしましても、その解決に向けての対応をいた、 。 、しておるわけでありますが しかしながら相手があることであります といいますのは。 、 、相手の主張もあるわけであります そういう点で 私といたしましてはご承知のとおりまず釧路町と釧路市の町村合併が一つの契機になるではなかろうかという意識を持っており、私は当時の町長ともその旨を伝えながら、いろいろと協議を重ねておりました。しかしながら、釧路町、釧路市の合併がお流れに相なったわけであります。さらにはまた、今日の町長等の協議の中でも、こういう問題が存在しているという認識には立っております。私といたしましては、現在の町長とこの問題を胸襟を開いた中でいろいろと協議をさらに重ねていきながら、解決ができればなという考えに立っておるわけであります。しかしながら、しからば相手を、境界についての訴えを起こすという方法もあるわけでありますが、私としてはできるだけ両協議の中で円満に解決できる道筋を選ぶべきでなかろうかという考えに立っておりますので、先ほど来から時間を少々かしていただきたいというお話をいたしておりますが、そこなんです。ですから、これはもう107年になりますか、この境界問題が起きてから。先ほどは村上、 。町長の時代から50年という話でありましたけれども これは百何年前の話でございますさらにはまた、今、全道には18カ所、厚岸町のような問題が今、境界問題として各自治体で起きてもおる実態にもございます。しかしながら、釧路町と厚岸町の境界問題については、私は協議の中で合意を得る中で解決の道を選んでまいりたい、そのように考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。

質問 髙橋

先ほども浜中町との関係では、これは昭和32年8月に両町で協議をし、その後40年6月には両町職員による打ち合わせを行い、昭和55年10月には協議が終了して、平成17年、両町が捺印し、国土地理院北海道地方測量部に地形図の境界、地名等訂正申請書を提出をなされまして、その後平成18年2月、国土地理院北海道地方測量部長が市町村別面積を公表しているわけであります。先ほども何度も申し上げているように、この件については釧路町と含めて村上町政時代から同じく毅然として大きく取り扱ってきたわけでございまして、町長もその辺は十分に承知のはずだと私は思っております。町長、ここでお尋ねしますけれども、あなたは就任間もない平成14年12月の第4回定例会で、私たちの先輩議員の質問に対し、次のような答弁をしているのであります。私もこの問題が起きましてからいろいろ勉強をさせていただいておりますということは、要するに町長が道議会議員に初当選された昭和46年4月ということを指して、このような発言をしたのかということであります。そしてさらには、大変難しい問題であるということをみずからが感じているということであり、先ほどお話ししたとおり、両町が主張し平行線をたどっている問題であるが、しかしながら私は厚岸町長として今までの経緯を十分に踏まえて解決に向け取り組んでまいりたいとの答弁をしているところであります。この間、町長、あなたはどのような協議を重ねてきたのかをお尋ねしたいのであります。また、私は本年3月の定例会で、町長に釧路町との境界についてどのように進んでいるのかと伺ったところ、相も変わらず、町議会においてこのような議論が展開されていることを繰り返し伝え、この境界問題を大きな課題としてとらえているということについてシグナルを送り続けているということの答弁でありましたが、シグナルという意味は信号、あるいはまた合図という言葉になるかと思いますけれども、6月の定例会でも全く前回と同じ答弁で、私はこれが町長の答弁とは思えないのであります。私は6月の定例会では、財政再建方針の中で避けて通れない問題の一つとして釧路町との境界解決が優先されるべきではないのかとお尋ねをしたのに対し、町長は釧路町との境界問題については1世紀以上にわたり解決に至らず今日を迎えていることに非常に難しい問題であり、この問題は一方だけ急いでも解決が難しい、そのとおりです。厚岸町と釧路町の双方が解決に向けて機運、先ほど町長がおっしゃっていたように、その機運をいかに高めていかなければ協議の再開自体が難しいことは、これまでの経過のとおりであると。厚岸町からは事務レベルではありますが、議会においてはこのような議論が展開されていることを繰り返し伝えながら、この境界問題を大きな課題としてとらえていることについて、相も変わらずシグナルを送り続けているとの答弁でありましたが、何かしら私がこの問題で質問したら、全く同じ文書で町長に答弁をさせるということについては、私は不信感を覚えるものであります。これが町長の答弁とは思わな。 、 。 、いからです 町長 町長の答弁とはもっとしっかり重いものであります 町村境界とは町の財政に大きな影響をもたらすものであります。いいですか、町長、しっかり取り組むのが町長、あなたの仕事ではないかと多くの町民は期待をしておるのであります。以上、申し上げ、私の3回目の質問を終わりますが、少なくとも町政をつかさどる町長からはもっともっと誠意ある、前進ある答弁を求めるものであります。以上で終わります。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

まず、浜中町との境界の問題につきましてお尋ねがございました。これは大正11年の開拓植民区画に端を発した問題でありまして、厚岸町若松地区と浜中。 、 、町茶内原野との境界についてでございます この件につきましては 昭和32年の厚岸町浜中町の協議の段階から、双方の認識は開拓植民区画によって解決しようと一致しており、双方の地籍調査が終了した時点で、その成果を双方が持ち寄り、4.25ヘクタールを厚岸町の面積とすることで平成17年解決に至ったものでございます。したがいまして、浜中町との境界問題と釧路町との境界問題は性格を異にする内容でございまして、同列に扱えないものではなかろうかと考えておるわけでございます。しかしながら、私といたしましては釧路町との境界問題につきましては、先ほどお話しいたしましたが、今後もこのままではよいとは考えておりません。何とか解決できる。 、 、方途を選択しながらご期待に応えたい さらにはまた 地方交付税の関係がありますが既に平成2年において両町長の協議において、按分面積をもって地方交付税が配分をされておるわけでございます。このことについては、ご承知のとおりかと思うわけであります。さらにはまた、先輩議員との質問でございますが、平成14年のたしか12月議会かと思います。同じような質問を受けております。私といたしましては、やはり相手もあることでもありますし、いろいろな資料を調べながら、私なりの知識を得ながら相手との協議を重ねてまいりたいということでございまして、両首長とのお話も最終的には政治的決断といいましょうか、そういうものも私は期待をいたしておるわけでございまして、さらにはまた釧路支庁長にもお話もいたしております。支庁長が中に入って何らかの解決方法もできないものであろうかなという考えも持っておるわけでございまして、あらゆる手段、手法をとりながら解決できればなと、かように考えておりますので、さらに努力をしてまいりたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 髙橋

ありがとうございました。

出典:厚岸町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月10日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる