厚岸町議会 平成14年第1回定例会 2002年3月7日
(1)財政運営基本方針について/(2)雇用情勢について
2002年3月7日、厚岸町議会の一般質問で、音喜多政東議員が「財政運営基本方針について」「雇用情勢について」について質問し、町長、総務課長が答弁しました。
- 質問者
- 音喜多政東 議員
- 答弁者
- 町長、総務課長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 16番
第1回定例会に当たり、私はさきに通告してあります2点についてお伺いしてまいりたいと存じます。まず初めに、昨年の11月にお示しいただきました我が町の財政運営基本方針によりますと、平たく申しますと、従前のままで進めると歳出が歳入を上回り、大変な状況になるということでございます。だから、この3年間ぜいたくはするな削れるものは削れ、好転するまでじっとしてろというふうに聞かれるのであります。実際にその対応策を今、審議しております新年度予算にあらゆる角度からうかがえるものであります。特に、この困難を乗り切るために各種の施策を取り入れようとしておりますが、その中で投資的経費の厳選と地方債発行の抑制方向が示されております。そのことは、今進行中の第4次総合計画を見直すということにつながっていくものと思いますが、既に平成13年度から始まりました3カ年実施計画の途中の変更や、また既に後半予定の頭出しをしている事業計画等についてどのように影響されるのかお尋ねしたいと思います。また、就任されました若狹町長には、新年度からはこのような情勢下のもとで新規事業は極力抑えなければならない状況かと思いますが、平成14年から始まる実施計画の実施状況について、そのお心をお伺いしたいというふうに思います。次に、雇用情勢についてお伺いいたします。もう、このことについては報道等を見るまでもなく、実感として特に釧路市内を含めこの道東地方は数段厳しいものがあるかと存じます。特に釧路市内、釧路町を含め、あらゆる分野で20万都市を超えるあの釧路が非常に落ち込みが厳しく、炭鉱を初め商業、流通部門を初め建設、あらゆる分野で超氷河期と言われる状況でございます。そのことは、我が町の新卒者、特に高卒者は釧路市内の受け入れあるいは入り込み状況が非常に困難であるというふうに伺っております。全道一あるいは全国一円という高校の卒業等がございましたが、大体ほとんどが釧路市内を希望されておりますが、この釧路市すら入り込めない状況でございます。このような状況下、厚岸町の雇用と失業の実態はどのように把握されているのか、そして昨年暮れの国の補正予算で緊急地域雇用創出特例交付金制度で我が町はどのような施策でどのようなものを取り組んでこようとしているのか、あるいはこの雇用問題は私含め、他の方々もいろいろと取り上げてきましたが、その結果今後取ろうとしている対応策はどのようなものがあるのか、お尋ねして第1回の質問にさせていただきます。よろしくご答弁のほどお願い申し上げる次第でございます。
答弁 町長
16番、音喜多議員のご質問にお答えを申し上げます。まず、厚岸町財政運営基本方針についてでありますが、平成14年度予算編成はさきの4番、佐藤議員のご質問にお答えしたとおり、非常に厳しい状況のもとに行われました。当然ですが、第4期総合計画第3次実施計画の策定作業も全く同様でありました。昨年7月に私が町長に就任させていただき、イの一番に指示をしたのは第4期総合計画第2次実施計画の早急な見直しと第3次実施計画の取りまとめでございました。時期を同じくし、国からは骨太の方針が発表され、厳しい財政状況は十分に予想されましたので、少しでも早くその作業に入り町民要望を把握し、担当各課と議論をし、私の公約も含め、その実現の方策を見出したかったからであります。確かに、急いで実施しなければならない重要な町民要望事業が目白押しであり、もう一方ではご質問がありましたとおり、厚岸町財政運営基本方針からの投資的経費の厳選と地方債の抑制が求められ、内部でも議論に議論を重ねた結果、今回皆様に配付させていただいたとおりの第3次実施計画となったものであります。そこで、1点目の第2次実施計画への影響でございますが、当然首長がかわったわけですから、路線継承と言えども町民要望実現の方策や要請順位が若干異なってまいります。2次計画になかったものが、新たに3次計画に位置づけられるものもあれば、財源的理由からやむを得ず実施年度を先送りせざるを得なかったものも相当数ございます。ただし、2次計画にあって3次計画に掲載されなかったものはほとんどありません。そこで、2点目の3次計画以降の状況のお尋ねでございますが、この実施計画は、当然ながら策定段階での3年間の予算ベースではなく、決算ベースの財源推計に基づき、投資的経費に充当できる一般財源の枠の中で選別をいたします。ですから、向こう3年間の財源状況に大きく左右されますし、国の公共事業抑制策令、新規補助事業は容易に採択されず、事業規模も縮小の傾向にあり、厚岸町の財政事情も考えあわせれば、決して15年度、16年度に掲載されている事業も確実に実施、担保保証されているものとは言いがたい状況であります。しかし冒頭でも申しましたとおり、計画の内容を見ればどれをとっても町民にとって早急に実施、実現しなければなければならないものばかりでございますので、厳しい財政状況と言えども英知を結集して第4期厚岸町総合計画第3次実施計画の着実な遂行に努力を重ねてまいりたいと存じます。続きまして、雇用状況についてのご質問でお答えをいたします。まず、厚岸町の雇用、失業の現況把握についてでありますが、町では雇用、失業の情報が集まるシステムにはなっておりませんし、釧路管内の雇用情報も持っている釧路公共職業安定所でも市町村別の情報になっていないことから、求められております情報をお示しできないことをご理解いただきたいと思います。ちなみに釧路管内の1月末の雇用情報では、有効求人倍率は0.36倍で、昨年9月の0.53倍を上限に4カ月連続で減少しております。この有効求人倍率には新規学卒者を除いておりますが、釧路管内の高卒就職希望者の就職内定状況は、就職希望者932 名中 510名、率にいたしまして54.7%でございます。町内高校2校の状況は就職希望者75名中、就職内定者57名、率にいたしまして76%となっております。例年この時期の全国の水準を大きく上回っておりますが、進路指導担当者の情報からも年々厳しくなってきていると聞いております。次に、現下厚岸町がとられてきた対応策はということですが、雇用、失業という点で申し上げますと、釧路公共職業安定所の求人情報、商工会とも連携しまして、役場、役場出張所、生活改善センターの3カ所で提供し、求職活動の支援を図っているところでございます。次に、今後の雇用等の対応についてでございますが、雇用失業等に関する業務は専ら公共職業安定所や労働基準監督署が所管しておりますだけに、こうした情報は町にはほとんど届いてまいりません。こうした中で現状の雇用等の支援策は、事業所の雇用関係給付の利用のPRといったものが主たるものとなっておりますが、この3月から求職活動される町民の皆さんの支援を生活相談の支援も含めて雇用失業に関する相談窓口として、商工観光課に設置をいたしました。建設業関連を中心にさらに厳しい雇用環境が予想されておりまして、こうした厳しい環境がおさまるまでの当分の間、求職活動や生活関連のご相談に利用していただこうとするものでございます。失業中という内容で即効的に支援できるものはございませんが、内容に応じて税務課や町民課、保健福祉課、教育委員会等の連携で相談受け入れができる体制をとっております。相談においでになった方は、希望により求職情報を送付していくことにしておりますし、可能であれば町内の求人する事業所との連携もしていきたいと考えております。以上でございます。
質問 16番
まだ、認識的にというか、私も無理を言っているわけではなくて状況はわかります。先ほどご答弁の中にもありましたように、やはり何といったって何をするにしても財政がどうであるかということ、これは昨年町長がとられた指揮は私はいいというか、いち早く着目されてこういう状況下を迎え撃つというような態勢をとられたのは非常にいいのではないかというふうに私も思います。何をするにしても今は、我が町では財政運営基本方針が、これが1つの教本となってそれに基づいて次の仕事をしていくということになるわけでございまして、その中で折しも昨年町長かわられてそして町長がかじを取って進むべき道はとなりますと、その今までに進めてきました第4次の総合計画の中で昨年取られてきた、そしてまた今年から新たにと続いていくそれぞれの事業が町の人にしてみれば非常に一つの目安で受けとめてきたわけですね。いわゆる頭出しをしてくれたと。次は私たちの地域というものの言い方、あるいはあそこを開始するんですねと、そういう一つの期待感というか目安として期待もし、あるいはそれを待ち焦がれてきたケースが重々あるわけでございまして、そういう観点からこういう現下の厳しい経済情勢というか財政の厳しい中で厚岸町長はどういうふうに方向転換していくというか、かじ取りをするのかという観点からお尋ねしている次第でございます。それで、今言われた状況をお聞きしますと、やはりこの3年間は厳しいけれども、やはり何とかしなきゃならないということ、私はそれは大いにしかるべきがっちりとやっていただきたいなというふうに思うのです。赤字的な、いわゆる負債を後々まで残すようなことをしてではなくて、やはりその器に等しいやり方というか、知恵の出し方によってあり得ると思うんですね。そういった意味で今出されている第3次の計画、実は細かいことは申しませんが昨年出された、そして今年出された第3の実施計画を比較させていただきました。これはどうなのかなというか、無理かなという思いがありますが、先ほど言いましたように、地域の人、あるいは私どもにしても長年の町民のそういう期待されているところがやはり手がかりというか、足がかりというかそういう期待感が多いわけですね。そんなことからして、今回の質問させていただいたわけですけれども、今まで過去の前町長を比較するわけじゃないのですが、やはり今までもお話してきたとおり町民の足元というか、日常のそういう施策をお互いに知恵を出してやってほしいなというのがあるわけです。今回の計画の中にもお金というか、そういう大々的にしなくても知恵を出し合って地域の住民の理解を得ればでき得るものは非常に多いというか、そういうふうに見受けられますので、そういうものをやはり予算つけてきちっとやってほしいということでございます。先ほど佐藤さんの話の中にもございましたけれども、実はこの財政計画の中に3億円を何とか毎年これから3年間生み出さなきゃいけないというその手法というかやり方としては、内部のというかソフト的な部分でかなり詰めているというふうに思うんですね。そして実施計画を見ると、この部分はやはりやらなきゃならないものはやっているし、あるいは先送りせざるを得ないものはあると、それは重々わかります。そういう中で、この実施計画が内部というかソフト的な分野で詰めていくよりももっとこの部分でもあるような気がするんですけれども、これは町民の希望としてぜひやっていただきたいことばっかり。そして今、2つ目にはこの地域、雇用問題含めて、業者の育成含め非常に大事な時期にあると私は思うんですね。こうして公共事業が減ってくると、我が町で何とかしなくちゃいけない、我が町でお互いに助け合っていかなきゃいけないというか、生きていかなきゃいけないと、そういう状況がやはり私にも重々わかる気がいたしますので、その辺重々配慮していただきたいなというふうに思います。そのやり方には優先順位をつけてお示しをいただきたいなというふうに思います。それから2つ目の雇用問題でございます。我が町というか、一応一地方自治体がハローワークのような体制を持てないというのはわかります。しかしながら実際としては今までがそれほど行政としてはそういう地域に住んでいる人、あるいは職業困難というかそういうことに手をかさなかったというか、非常に冷たいというわけではないんでしょうけれども、無理だったのかどうなのか、しかしながら今お聞きしますと、商工観光に相談窓口を設けたと。やはりやればできるのではないのかなという、こういう状況だからそうせざるを得なかったのかどうなのか、そういう相談窓口を設けて連携をとっていただいてハローワークとか、あるいは生活にまで及ぶ相談になるかと思うんですね、就職のみならず、あるいは今の置かれている生活状況も聞きたくないことも聞かざるを得ないと思うのですが、ぜひそういったことを聞いて窓口として受け入れていただきたいなというふうに思うわけです。そういったそこを前提にしながら、一つには新規の高卒者とかですね、あるいは全く仕事を長年して来なかったというか、つけなかった人、そういう新しい方もいらっしゃる。それからある程度働いてきたけれども、途中で会社の都合あるいは家族の都合でもってやめざるを得ないとか、そういった問題もあるかと思いますが、そういったことを分けてというか、きめ細かくぜひ対応していただきたいなというふうに思うんです。お聞きしますと、仕事の話というか就職の話を一、二引き合いに出されるんですが、やはりそこには2つの層があるというか、若年層と高齢者というか。特に高齢者になるとそういう単身赴任でいくわけにもいかないし、家族含めて非常に厳しい情勢にあるということをお伺いしますので、そういったことをきめ細かくやっていただきたいなというふうに思います。それから政府もいろいろと緊急地域雇用創出金の関係、あるいは再就職訓練等そういうのを地方に下ろしているというふうに伺ってはいるんですが、そういうことについては厚岸町としてはどのように受けとめて対応しようとしてきたのか、その辺ちょっともう一度お尋ねしたいというふう思います。まず、その2点についてお尋ねしてみたいと思います。
答弁 町長
再質問にお答えをさせていただきます。財政が厳しいから何もできないということであるとするならば、それは町民にとっては不幸なことであります。今、音喜多議員からお話がございましたとおり、やはりそこに英知というものを、知恵というものを出し合ってこの21世紀の厚岸町のすばらしいまちづくりをどうするかということがリーダーとしての責任も重いと思っておるわけであります。そういう中で3次計画におきましても、財政厳しい折でありましたけれども、いろいろと選択をしながら3次計画を作成をいたし、21世紀のすばらしい厚岸町をつくろうという計画にしたものであるということをご理解を賜りたいと存じます。雇用については、担当課長から答弁をさせます。
質問 16番
財政のことについてというか、事業の関係について、これはお金と仕事とは切っても切れない話ですので、そのやり方に工夫をぜひ吟味してやっていただきたいということを申し添えておきます。それから雇用の関係についてですが、今いろいろとやろうとしているというか、ましてや相談窓口等、これぜひ町民の皆さんにわかるようにというか、しっかりと町もこういう情勢下の中で対応していますと、ぜひおいでいただければ秘密を守ってきちっと対応しますというようなアピールきちっとしていただきたいなというふうに思います。なかなかそのことが目に見えないと、こういう場ではやっていますと言われても町民にはなかなか映らないというか、そういうことがございます。あと、雇用の創出の問題でございます。我が町は国の指導を受けながらどういう対応をとるのかなというふうに伺ってきたんですけれども、やはり今国の対応で教育委員会所属の問題やら森林整備とか、あるいは障害者とかってありますが、町独自でそういった国の指導を含めてもそうでしょうが、町で臨時的に雇っているいろんな職場というか現場が特に多いですけれども、そういったところをもう一度洗い直してみていただけないかという考え方があるんです。各自治体ではワークシェアリングだなんて言って今朝のラジオ等でいいますと、道含めで各自治体で 890人ほどの1年間の雇用を生み出すというようなことでラジオでも言っておりましたが、現在既にやっております現場あたりで、そのいわゆる年金をもらいながら非常勤で働くという以前に、もっと若い人というか完全に生活をかけたような若い人方がそういう職場でできないかということなんです。ということは、確かに経験あるいは資格とかというそういったものも必要なのかもしれませんが、いわゆる年金をもらっている年代でありながら、そういう現場でなおかつ働けるということは、小遣い稼ぎと言えばそれまでなのかもしれませんが、それもまた一つの仕事だと私は思うんですね。そういったところにこういう若い人方あるいは失業の人方が入っていけないかと。確かに年金もらって元気な人には失礼なのかもしれませんけれども、やはりそういう方々の部門にも、そういう、雇う方としては経験者であれば何ごともないというか、事故のないようにということからすれば、年齢がいっててもそういう経験者を雇った方がいいのかもしれませんが、やはりそういう分野にもういちど洗い直してみて本当に生活がかかっているとか、あるいは仕事をしたくてもそういう機会がなかなか、季節というか経験者が優先されちゃってなかなか入ることができないという問題点が指摘されるわけですけれども、そういったところをもうちょっとシビアに見ていただけないかと、そういうところが特に行政というか役場部門なんかでしたらば町民の目というのが非常に厳しいというか、よく見ているというかそういうふうに感じられます。そんなことで夏場短期間なりでもそういう機会をふやしていただければなというふうに存じます。特に国の施策として、ぜひその辺もアピールしながらやっていただきたい。ただ、各そういう仕事、例えば森林整備なんかは恐らく森林組合かあるいは地元のそういう事業者の方に回していくことになるんでしょうけれども、それが目に見えないというか、その部門で押さえて実施してしまうと町の人にというか、その税金がというか地域では新聞等ではそういう雇用創出金て我が町にどのくらいきているんでしょうね、幾らくらいはきているのではないでしょうか、そういう仕事というのはどこでするんですかという話になると、きちっとそういうことを受けてアピールできるような形にしていただきと。国の 5,000なんぼがどこへどうやって、 5,501億円がどこへどうやって消えたのということになってしまうわけですから、その辺のところはきちっとアピールをお願いしておきたいなというふうにお願いして終わらせていただきます。
答弁 町長
大変温かい励ましの言葉をいただきましてありがとうございます。今日の厳しい時代を乗り切りまして、一つ一つ着実に町民の理想を実現し、厚岸町の明日が明るいものであるよう職員と一緒になって頑張ってまいります。今後ともよろしくお願いを申し上げたいと思います。雇用については担当課長から答弁させます。
答弁 総務課長(総務課長は2004年12月まで)
役場でお願いをして働いていただいております臨時職員の関係でございますけれども、実は一般会計で賃金で総体、当初予算14年度の当初予算で1億 5,700万ほどの予算がついております。これは平成13年度の当初予算に比較しますと、5.25%ほど上積みをしております。その時期時期によりまして、業務の内容によりまして、雇用の人数は差があるわけですけれども、ちなみに3月1日現在の臨時の職員の数というのが60名ほどございます。新年度の予算執行に当たってはそれぞれ賃金というのは各現課で担当現課で予算を措置をしていただいて、一般事務職で言いますと、職員係の方に採用に関する登録をしていただくと。登録をしていただいた方の中からそれぞれ担当現課で当人と接触をしていただいて、業務の内容でありますとか、適性ですとか、経験ですとか、それらを踏まえて臨時職員として採用をしているという状況でありますが、これら総体のことにつきましては、今ご質問者がご提言をいただきましたとおり大変厳しい雇用情勢等もございますので、この採用に当たってさらにどういう手法がいいのか検討させていただきたいと思います。