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赤平市議会 平成30年第3回定例会 2018年9月18日

公共施設等総合管理計画について

2018年9月18日、赤平市議会の一般質問で、木村恵議員が「公共施設等総合管理計画について」質問し、企画課長 畠山渉が答弁しました。

質問者
木村恵 議員
答弁者
企画課長 畠山渉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の議事日程の表記です。

質問 1番 木村恵

次の質問に移ります。件名の2、公共施設等総合管理計画について、項目の1、マネジメント会議について、要旨の1です。公共建築物の総量延床面積を2025年には2015年時点から20%削減することを数値目標に公共施設等総合管理計画が策定されました。全庁的な取り組み体制の構築としてマネジメント会議を設置し、公共施設に関する情報の共有、一元化、定期的更新と施設管理の進捗状況把握と計画の改善を進めていくということになっております。昨年12月第4回定例会において、まだ立ち上がっていないということを確認しましたが、関係各課と検討を進めているということでした。この計画においての長寿命化、老朽化対策などには公共施設等適正管理推進事業債、充当率90%、交付税措置率が30%から50%というものがあり、国も積極的な活用を呼びかけています。しかし、除却事業には交付税措置はありません。過疎債のほうがより有利になりますが、こちらも除却事業は対象外というふうになっております。つまり20%削減するためには、一般財源を捻出する必要がどうしても出てくると。どのように計画していくか、全庁的に議論もしていかなければならないと思います。先日、議会報告と意見交換会でも市民の方から実質公債費比率は大丈夫なのかといった意見が出されていました。マネジメント会議のほうは立ち上がって議論が進んでいるのかお伺いをしたいと思います。

答弁 企画課長 畠山渉(企画課長は2018年12月まで)

公共施設等総合管理計画の庁内マネジメント会議についてでございますが、公共施設等総合管理計画の中で今後の進め方といたしまして、仮称ではありますが、公共施設等総合管理計画庁内マネジメント会議において計画の改善等を進めていくとしております。ことし7月の庁議の中で、赤平市公共施設等総合管理計画に基づく庁内マネジメント会議の設置について提案したところでございまして、正式にはこれからの立ち上げとなりますけれども、この会議は副市長を議長とし、関係する各課を横断した組織とするべく、現在準備を進めているところでございます。なお、議員ご指摘にありました公共施設等適正管理推進事業債の対象事業には除却事業が地方債の特例として創設されましたが、基本的に地方債発行の目的は公共施設の建設や料金収入がある公営事業などの経費に充てるというものであります。つまり地方債で施設の解体費を賄うということは、将来に負担を回すとして禁じられてきた経緯がありますことから、除却事業が地方債の特例とされたことは国の大きな発想の転換があったと考えられます。しかしながら、現時点では議員ご指摘のとおり除却事業の地方債につきましては交付税措置がされておりませんので、慎重な検討をしなければならないものであると考えております。

質問 1番 木村恵

マネジメント会議については、まだ検討段階ということですね。前者の質問の答弁にもあったのかなと思いましたけれども、公共施設については炭鉱遺産ガイダンス施設が建ち、統合中学校と新設が続いて、今後も統合小学校が予定をされています。一方で、遊休施設となったものについては除却、売却がなかなか進まないと、逆にふえているのが現状ではないかと思うのです。なぜこのような状況になっているのかということなのですが、どういう考えなのか、この理由をお伺いしたいのです。そして、この除却に財源的なメリットがないというのは今のやりとりで明らかになったと思いますが、このままでは公共建築物の総量20%削減ということはなかなか不可能に近いのではないかというふうに考えられます。見通しとして、どう考えているのかもあわせてもう一度お伺いしたいと思います。

答弁 企画課長 畠山渉(企画課長は2018年12月まで)

遊休公共施設が多くあるが、除却、売却が進まず、ふえている状況となっている理由と今後の見通しについてでございますが、大きい枠組みで考えますと現在の自治体の現金主義会計にあるのではないかと考えられております。自治体の保有する建物など公共施設等の老朽化対策が大きな課題となっており、そのために早期の実態把握をする必要がございます。この実態把握のために発生主義会計の考え方の中で適正な期間損益計算、特に資産の購入金額を耐用年数によって費用配分する考え方が必要であり、資産を把握するための固定資産台帳の整備と複式簿記の導入が必要であると考えられております。今後の見通しでございますが、以上のようなことも踏まえ、庁内マネジメント会議の中で検討し、公共施設の適正な管理に鋭意努力してまいりたいと考えております。

質問 1番 木村恵

自治体の現金主義会計に問題をすりかえてしまうと、全ての自治体が同じような状況なのだからという話になってしまうのです。もともと発生主義会計であったら、ここまで遊休施設がふえなかったのではないかというような議論に陥りかねないですよね。私が言っているのは、除却や跡地利用などを考えた公共施設計画がなかった、あるいはできなかったからではないかということなのです。平成19年の公共施設改革、平成24年の遊休公共施設等整備計画、これが具体的に進んでいない理由は何なのかということだと思うのです。これから20%削減を実現するために、具体的に何が必要になってくるのか、そういった議論が必要なのではないかということなのです。そういった見通しを立てるということが大事であって、計画を立てれば、策定すればよしという問題ではないということは今までの議論でも明らかになっているのだと思います。新しいものを建てて、古いものは使わなくなってコンパネを張ってそのままと、これでは何も解決はしないと。市民の方々の不安というのは、そういうところにあるのです。建物はそのまま、新しいものの借金が残る、この先どうしていくのだと。それで先ほどの意見交換会で出たような質問が出ているのが現状です。そういうところを根本的に考え直していく必要があると思うのです。それで、今重要になっているのが個別計画というほうになると思いますので、次の質問をさせていただきたいと思います。項目の2の個別計画です。要旨の1、平成28年の4月に公共施設等総合管理計画策定されました。2年半経過して今後どのように改修、集約、売却、除却をしていくのか、大まかな方針がこの計画にあります。ですが、午前中からも質問の答弁の中にありましたけれども、既に変わってきている部分というのが結構あります。私も昨年の12月第4回定例会でそういった指摘をしました。例えば市長からは、早期に住赤小を除却して、その土地代を炭鉱遺産に充てるといった発言がされたこともありました。実際は、まだ着手されておりません。平岸児童センターの存続についても今複合施設への移転ということで遊休施設となってしまった。子育て支援センター、これはこれに載っていませんが、コミセン別館に一時移転をしている。最近一番大きかったのが児童福祉施設整備計画、これが昨年度中に策定するといったものがその後撤回をされ、今では今年度中ということになり、認定こども園は現在白紙の段階ということです。私は、個別計画を早期につくる必要があるということを前から言っていますが、改めて指摘をしたいというふうに思います。国は、2020年度までに策定するよう求めておりますが、昨年12月に所管課が個別計画を策定し、具体的な作業に入っていくという答弁をいただきました。その後、どのような状況なのかお伺いしたいと思います。

答弁 企画課長 畠山渉(企画課長は2018年12月まで)

公共施設等総合管理計画に係る個別計画についてでございますが、個別施設ごとに点検、診断によって得られた各施設の状態や維持管理、更新等に係る具体的な対応方針を定める計画であると考えております。当市は、大量の公共施設を保有しておりますし、解体予定施設につきましても土地賃借料の削減や安全確保のため早期に解体を実施することが望ましいものの、解体費の予算措置が課題となっているものが市内に多く存在しております。施設総面積の圧縮は、主要なメニューとして実施を検討してまいりますが、例えば統廃合ですとどの施設とどの施設との組み合わせなのかという点での選択肢が多数存在することですとか、それぞれの施設利用者もいらっしゃいますので、簡単には統廃合への合意形成ができないと考えております。全庁的な課題となっている公共施設マネジメントでございますが、先ほど申し上げました庁内マネジメント会議の中で個別計画などの情報の共有と効率的な意思決定の仕組みを検討してまいりたいと思います。

質問 1番 木村恵

個別計画もこれからということになります。施設総面積の圧縮は主要なメニューということですが、市民生活に直結するものや災害時避難所となるようなものなどについては、やはり答弁にありましたように統廃合の合意形成は極めて大変になってくると、重要になってくるというふうに思います。その合意形成が簡単ではないということをわかっていらっしゃるのであれば、なおさら早目に計画を立てていく、地域住民の声を聞いて反映させていく必要があると思います。大阪北部地震、西日本豪雨、台風21号、そして胆振東部地震と大きな災害が続いております。台風21号の影響では、1週間も停電が続いた地域もあったと聞きます。今回の胆振東部地震で、北海道はブラックアウトを経験しました。赤平市も11時間ほど停電が続くという経験がありました。今こそ私は国の地方創生メニュー、交付金等ではなく防災、減災、そういった方向に公共事業を転換していくべきではないかというふうに思います。今後の個別計画もその住民合意もそうですけれども、そういった方向に向かっていくべきではないかと思いますが、考えをもう一度伺います。

答弁 企画課長 畠山渉(企画課長は2018年12月まで)

早目の個別計画の策定と防災、減災への公共事業の転換等についてでございますが、公共施設につきましては1度整備されますと売却や除却されることは民間施設に比べると発生しにくいと考えられます。また、その公共施設が存続する間、施設を活用した事業につきましても同時に存続する傾向にあるため、施設が存在することで生じる将来の資金の流出、キャッシュアウトフローというふうに言われると思いますけれども、現時点で将来の税収とも言えますが、歳入をかなり確実に拘束することが言えると思います。しかしながら、議員のご指摘にもありますが、市民生活に直結するものであれば、たとえ将来の歳入の使い道が現時点で拘束されてしまうからといって全てが否定されるものではないと考えております。したがいまして、防災、減災といったことも念頭に入れながら公共施設マネジメントに取り組んでまいりたいと思います。

質問 1番 木村恵

会計的な話もまた出ていましたけれども、確かに維持管理費というものも存在しますし、ただそういったものは建設時に審査をしっかりしているわけですけれども、ただ結果、今こうなってしまっているので、今までの審査がどうだったのかということは考えなければならないのかなというふうに思います。私が言いたいのは、防災拠点となる施設の集約あるいは分散配置とか、災害時の避難所となる機能を付加するような改修、その国の予算措置があるようなものと個別計画を少しリンクして考えていくことが必要なのかなと、財源的にもそういうことが必要になってくるのではないのかなということと、それと避難施設の集約というのは先ほども言いましたけれども、地域住民の暮らし最優先で考えなければいけない。遠くなる、近くなる、いろいろあります。住民合意を得るように計画を立てていかなければならないということだと思うのです。小中学校は、もう一定のめどが立ったというふうに思いますが、幼稚園、保育所あるいは廃校というか、閉鎖された学校、除却をできていない学校、あるいは児童館などとあわせて各町内会館などについても災害対応といった側面をしっかり考えて個別計画に反映させると、スピード感を持って個別計画のほうを立てていっていただきたいというふうに思います。

出典:赤平市議会 平成30年第3回定例会 2018年9月18日 議事録 PDF(39ページ) 間違いを知らせる