赤平市議会 平成23年第1回定例会 2011年3月10日
(1)当市の新年度予算案について/(2)支えあう地域社会づくりについて/(3)国際森林年について/(4)公会計制度の充実について
2011年3月10日、赤平市議会の一般質問で、五十嵐美知議員が「当市の新年度予算案について」「支えあう地域社会づくりについて」「国際森林年について」「公会計制度の充実について」について質問し、企画財政課長 伊藤寿雄、社会福祉課長 伊藤嘉悦、税務課長 吉村春義、介護健康推進課長 斉藤幸英、産業課長 菊島美時、市長 高尾弘明が答弁しました。
- 質問者
- 五十嵐美知 議員
- 答弁者
- 企画財政課長 伊藤寿雄、社会福祉課長 伊藤嘉悦、税務課長 吉村春義、介護健康推進課長 斉藤幸英、産業課長 菊島美時、市長 高尾弘明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の議事日程ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 1番 五十嵐美知
通告に基づきまして、一般質問を行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。大綱の1点目、当市の新年度予算案について伺います。地方自治体にとって国の財布の中身が大きく影響を及ぼしますことから、当市の新年度予算案に対しての影響について伺ってまいりたいと思います。国の新年度予算案は、現政権になってから最初から編成した予算案でもあり、その意味では政権1年の集大成であると思います。また、国民から見れば政権評価の総括表にもなるわけであります。その中で、歳出総額は過去最高の92兆4,000億円に膨れ上がりました。税収は約41兆円にとどまり、新規国債発行額は約44兆円に達し、2年連続で赤字国債発行が税収を上回るという事態になりました。国の経済再生への道筋が見えない中で、国民の一人でもあります当市市民の中にも不安を抱いている方もおります。当市の新年度予算総額は、当初予算で83億2,056万円で、前年度比マイナス4.5%。長引く不況で厳しい歳入環境となる見込みの中、個人市民税は前年度比マイナス7.0%、固定資産税も前年度比1.1%の減少で、緩やかな景気回復と法人税引き下げなどにより法人市民税は前年度比12.6%の増であります。また、地方統一選挙の年でもあり、骨格予算となっていますが、空知産炭地域総合発展基金の期限切れに合わせた活用と市債などの当初予算編成で市内経済の活性化を図る建設事業費、住民福祉の観点では病気予防対策や健康と体力づくりの新プールの運営費などが盛り込まれており、地域経済を守り、住民福祉を守ろうといった取り組みは評価いたしたいと思います。こうした中で、国の予算が当市にどのような影響を与え、予算案がどのような政策意図を持って組み立てられたのか最初に伺っておきたいと思います。次、①の法人税5%引き下げによる当市財政への影響についてですけれども、平成22年度の当初予算では法人市民税は21年度比4.2%の減により、5,554万円で247万円の落ち込みでした。23年度は、前段でも申し上げましたように12.6%の増で、6,254万円が計上され、22年度比700万円の増になっております。この法人市民税は、地方交付税にも影響するとの認識を持っているのですが、22年度の当初予算では普通交付税と特別交付税合わせて21年度比マイナス4.9%の37億539万円でした。新年度は、国の平成23年度税制改正大綱で法人実効税率の5%引き下げが決まっていますが、その中身は国がマイナス4.18%、地方の法人市民税はマイナス0.87%となっており、法人税割額は法人税額に12.3%を乗じたもので、法人税の34%が交付税の原資になりますことから、当市財政にどのような影響があるのか伺いたいと思います。次、②の子ども手当の財源構成について伺います。子ども手当は、新年度も1年限りで、恒久法になっていないのが残念でございます。3歳未満児は7,000円増額され、月額2万円となり、これにより当市の子ども手当は前年度より増額され、歳出では総額1億7,040万3,000円となっています。国の子ども手当予算案は総額2兆9,356億円で、このうち国費で2兆2,077億円を負担し、地方負担は5,549億円、事業主負担は1,731億円、そして地方負担分は全体の19%ぐらい上がると見込まれていますが、1万3,000円のうち約2,500円分に相当するようでございます。都道府県と市町村で約1,250円ずつ負担する計算になると思いますが、この地方負担分についてはさまざまな論議があり、予算を計上しないという動きもありますが、そこで当市の予算に計上されている子ども手当の財源構成について伺いたいと思います。③の平成22年度税制改正による当市財政への影響についてを伺いたいと思います。年少扶養控除、所得税では38万円、住民税では33万円の廃止が決まっており、所得税ではことしの1月からで、住民税については来年6月からなくなります。また、同時期に特定扶養控除、16歳から18歳対象に所得税で25万円、住民税で12万円の上乗せも廃止されることになっていますが、市民への影響についても先に伺っておきたいと思います。そして、これら税制改正により当市財政への影響はどのようになるのか伺いたいと思います。次、④の行財政改革と減税の考えについて。これまで当市は、財政健全化に向けて市民の皆さんにご協力とご理解をいただきながら、行政としても職員の早期退職などにより人件費の抑制などに取り組み、22年度決算見込みでも4指標とも健全財政の見込みと伺い、職員初め赤平市民の全員参加でかち取ったものではないかと思います。今後行政としても歳出については事業の選択と重点化に取り組みながら、無駄の削減と経常経費の徹底した見直しを行うなどについてなお一層の行政改革の取り組みは時代の要請であると思います。そこで生み出されました効果については、今後何らかの減税として住民に戻していくなどはいかにお考えになるのでしょうか、お伺いいたします。大綱2の支え合う地域社会づくりについて伺います。①の高齢社会と安心、安全の生活対策について。地域社会は、今大きく変化してきております。血縁でいえば単身者がふえ、地縁でいえば1つの土地で暮らし続ける人が少なくなり、企業の終身雇用も崩れ、職縁も薄くなってきております。いわゆるきずなが急激になくなりつつあります。そして、看過できないのは、縁をつくることができない人とできる人との格差が広がってきているという現実です。私もこの先の生活がひとり暮らしで不安と訴える高齢者の方々のご意見も伺っております。地域社会の一つの課題として、孤立する高齢者がふえる中で、地域全体で高齢者を支えるネットワークづくりや在宅で安心して暮らせることができる仕組みづくりは地域福祉の新しい要請であると思います。そこで、アの高齢者の交流についてでありますが、身近な地域になじまない方々の交流の場が必要ではないかと思います。当市もこれまでさまざまな取り組みがされてきていることは私も承知しておりますが、今後の課題として食事や健康面などを含め、サロン的な場がきめ細かくあってもよいのではないかと思います。この点いかがお考えになるでしょうか、お伺いいたします。また、こうした事業には何かと人手が要ると思いますので、サポーターを募り、また支え合う観点からボランティアポイント制度などを導入して、元気な高齢者が市内の高齢者の手助けをすることでボランティアポイントをためて、地域での一人一人の活躍に報いていく、そしてボランティアポイント制度も提案したいと思います。この点についてもお考えを伺っておきたいと思います。次、イの生活道路の安全対策について伺います。もう少しで春が訪れ、雪の季節が終わりを告げますが、高齢社会が顕著にあらわれている当市の今後の対策として、生活道路の除雪に関し伺いたいと思います。当市には除雪の入らない生活道路があり、在宅で生活する方々からこれまでは何とか除雪もやってきたが、今はもうできなくなった。さらに、通り抜けできるのに、除雪ができなく行きどまり状態になっているところも見受けられます。いざ救急車が入るにも困難と思いますし、また積もった雪の上を踏みつけて歩く、また車が進入できてもバックで戻るなどででこぼこ道になったところを歩かなければならない。また、暖気のときや雪解けがまた大変だということですから、日ごろの生活に足元が危ない状態になっているということですので、高齢者福祉目的の観点からも今後当市として生活道路の除雪に取り組むべきではないかと思いますが、お考えをお伺いいたします。大綱の3、国際森林年について伺います。2011年の本年は、国連による国際森林年であります。国連総会決議で現在と将来の世代の利益となるようにすべての種類の森林の持続可能な管理、保全及び開発を強化するため、あらゆるレベルでの啓発に焦点を絞った協調的な取り組みを行うべきであると定めております。まさに森林、林業、木材産業の再生、発展に向けた取り組みを推進するためのまたとない機会と言えます。地球温暖化対策では重要な役割を担っているのが森林であり、将来世代のために森林の持続可能な利益や保全の重要性への理解が進むことが期待される1年でもあります。私たちの生活は、森林から多くの恩恵を受けて成り立っています。同時に近年二酸化炭素の吸収源として森林の役割が高まっており、森林を維持する手入れが見直しされ、森林整備自体に価値が出てきていると言われてもおります。また、戦後に植林した人工林資源が利用可能な段階になってきていると言われていますが、当市の状況はいかがなのでしょうか。また、国際森林年に当たり、市民参加の枝打ち体験なども実施してもよいのではないでしょうか。この点についても伺っておきたいと思います。さらに、外国材の日本への供給量が現在軒並み減少傾向のようであり、環境問題という点からも国産材への期待が高まっているということで、①の国の施策と当市の取り組みについてとアも関連しますので、一括して伺いたいと思います。当市もある意味では森林に囲まれた地域に位置していますので、今後の地域活性化にも寄与するものと思いますので、国の施策にあわせてぜひ積極的に取り組んでいただきたいとの思いでお伺いいたします。国の新年度の農林予算の概要は、既に担当者はご存じと思いますが、森林管理・環境保全直接支払制度は意欲と実行力があり、集約化により持続的な森林経営に取り組む人に直接支援する制度でございます。森林計画推進事業の内容としては、地域森林計画編成事業や市町村森林情報緊急整備事業であります。また、路網整備への支援の抜本的見直しでは、林業専用道や森林作業道の規格等を新設して、これらに予算を重点化することで路網整備を加速化させるというものであります。また、地域材供給倍増対策では10年後の木材自給率50%以上を目指し、原木の安定供給の取り組みや木材産業活性化、公共建築物等への地域材の利用拡大の取り組みを支援するとされておりますが、これらの取り組みについては当市としてどのように考えられるのか伺いたいと思います。さらに、これまで外国材の輸入では国や世界の輸送距離を示すウッドマイレージというもので、日本は6割を近距離の国から、そして4割を遠く遠隔の国から調達しているとのことであり、このことはアメリカ人の4.5倍、ドイツ人の21倍ものウッドマイレージをかけて木材を調達して消費しているのが私たち日本人の実態のようでございます。こうした背景から、当市でも木材の供給はできないものなのか。また、地元材を使うことでエコポイント制度を導入して、木材を取り入れる家づくりを推進するなどは心身などの健康面からもいやしの効果もあると言われており、さらにまちづくりや地域経済の活性化の観点からもこの点の考えについてお伺いいたします。大綱4の公会計制度の充実について伺います。①の総務省方式改訂モデルと発生主義会計について伺います。公会計制度の充実については、総務省が示した2つの財務諸表の推奨モデルに基づき、全国の多くの自治体において地域住民に地方自治体の公会計をわかりやすくするために平成19年度決算より企業会計的手法を取り入れた新地方会計制度を導入しました。当市は、総務省方式改訂モデルを導入しておりますが、もう一方の複式簿記と発生主義の会計制度を導入する基準モデルに取り組む自治体はなかったようでございますが、しかし減価償却や金利という考え方を意識することは財政的には有効な手法と思います。これまで行政として、例えば建物を維持更新するときにお金が足りなければそのときに市債を発行しています。今後もこのような手法で財政が健全に運営できるか本当に心配でございます。また、減価償却がわかることで事前にどれだけ何年後の維持更新するためのお金が必要かという発想の転換ができれば、その分前の段階から積み立てていけばよいと思います。また、各事業の費用対効果とあわせ、コストのみならずその事業で将来の当市の試算や負債にどう影響するか等も検証しなければならないのではないかと思います。こうした思いは、やはり財政危機を乗り越えてきたからこそ二度とあってはならないからであり、財政の健全運営の観点からもその考えについてお伺いいたします。1回目終わります。
答弁 企画財政課長 伊藤寿雄
大綱1、当市の新年度予算案について、最初に国の予算が当市にどのような影響を与えるのか、また当市の予算がどのような政策意図を持って編成されたのか、この点につきましてお答えをさせていただきます。平成23年度の国の予算は、政権交代後初めての本格的な予算となりましたが、昨年6月に閣議決定された新成長戦略並びに財政運営戦略に示された内容を基本的な方針のもと元気な日本を復活させる特別枠を設け、一般会計予算としては92兆4,116億円、対前年度比1,124億円の増となったところであります。国が与える地方財政への影響でありますが、特に財政運営戦略の中で財政健全化目標の達成に資するため経済財政の見通しや展望を踏まえながら、複数年度を視野に入れ、毎年度の予算編成を行う仕組みとして平成23年度から平成25年度を対象期間とする中期財政フレームが策定をされており、この中では地方の一般財源の総額については平成22年度の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保するということになっているため、この提案を見れば地方への心配は余りないと言えます。しかし、議員のご質問の中でもお話しされたように、国の中期フレームで国債発行額は平成22年度予算水準の約44兆円を上回らないよう全力を挙げるとなっておりますが、平成23年度予算では赤字公債約38兆円を含み約44兆円でありますので、非常に将来に対する不安が残されておりますし、同じく中期フレームの最後に当面の経済見通しや中長期の経済財政状況等展望を踏まえつつフレームを改定することとなっておりますので、地方財政が安定的に見通せる現状にはないと判断しております。そこで、当市の平成23年度の予算編成に当たりましては、現下における厳しい経済情勢を踏まえ、普通建設事業費を中心とした経済対策予算、地域医療を守るための予算、住環境を整備するための予算、健康増進や予防対策に向けた予算などを骨格予算ながらも当初予算で計上し、一方では財政規律の観点から財政調整基金の取り崩しについて平成22年度の額を大幅に下回る最小限の額として努力を行ったところであります。そこで、①、法人税5%引き下げによる当市財政への影響についてお答えさせていただきます。地方交付税につきましては、所得税と酒税の32%、消費税の29.5%、たばこ税の25%、そして法人税の34%と国税五税の法定率が定められておりますので、一般的には法人税税率の引き下げは地方交付税に影響を及ぼすと言えますが、国としては法人税減税による影響分を地域活性化・雇用対策費で勘案しているとしております。また、地方交付税の財源は、国税五税の法定率以外にも一般会計における加算措置や臨時財政対策債などを原資としているため、一概に法人税の減収が地方交付税の減収額と一致することになるのか、さらに普通交付税については基準財政需要額から基準財政収入額を控除した額が交付額となるため、法人税の減収は基準財政収入額を減らすこととなり、こうした点から見ますと影響があるか否かの判断が非常に難しいところでもありますので、今後とも国の動向に注視してまいらなければならないと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。以上です。
答弁 社会福祉課長 伊藤嘉悦(社会福祉課長は2011年3月まで)
大綱1、当市の新年度予算案について、②、子ども手当の財源構成についてお答えいたします。子ども手当は、平成22年度における子ども手当の支給に関する法律に基づく手当であり、地方負担分の取り扱いについて平成22年度は児童手当相当分、つまり小学生までの児童については従来どおり地方も負担し、追加となる中学生に対しましては全額国が負担しております。平成23年度の子ども手当につきましては、地方六団体が国と地方が十分な協議を行い、国が全額国費負担すべきであると地方の主張に沿った制度を実現するよう強く求めてまいりましたが、平成22年度同様に地方負担が求められることとなりました。しかしながら、平成23年度子ども手当法案の成立が不透明であり、何ら対策も講じられないまま子ども手当について成案が得られない場合には、支給事務を行う自治体の現場に混乱が生じ、膨大な費用と労力を費やさねばならないことが予想されます。全国市長会としましても、このような事態にならないよう財源確保も含め冷静かつ集中的に議論を尽くして成案を得るよう強く要請しているところであります。平成23年度の当市の子ども手当に係る財源構成ですが、歳出1億7,066万1,000円に対しまして国庫支出金が1億3,555万2,000円、道支出金が1,755万4,000円、市の一般財源が1,755万5,000円で、市と道を合わせた地方負担分は20.57%となっております。この負担割合で計算しますと、1万3,000円のうち地方負担額は約2,700円となり、道と市で約1,350円ずつ負担することとなります。以上、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。
答弁 税務課長 吉村春義(税務課長は2011年3月まで)
大綱1、当市の新年度予算案について、③、平成22年度税制改正による当市財政への影響についてお答えさせていただきます。平成22年度税制改正につきましては、所得控除から手当へ等の観点から、子ども手当の創設と相まって年少扶養親族、15歳までに対する扶養控除、所得税38万円、住民税33万円の廃止と高校の実質無償化に伴い16歳から18歳までの特定扶養親族に対する扶養控除の上乗せ部分、所得税25万円、住民税12万円が廃止されますが、廃止時期につきましては所得税は平成23年度分から、住民税は平成24年度分からとなっております。市民への影響についてでございますが、年少扶養控除の該当者は約1,200人でございまして、所得税で税率5%といたしますと税額として1万9,000円、住民税で税率6%といたしますと税額1万9,800円の増税、一方特定扶養控除の該当者は約300人でございまして、所得税で税率5%といたしますと税額として1万2,500円、住民税で税率6%といたしますと税額7,200円の増税になるという試算でございます。当市財政への影響につきましては、住民税は廃止時期の関係から平成24年度の予算から影響することになりますが、市にとりましては税としての歳入が約2,500万円ふえる一方、地方交付税では基準財政収入額がふえることになり、交付税が減るという形になってまいりますので、ご理解いただきたいと思います。
答弁 企画財政課長 伊藤寿雄
④、行財政改革と減税の考え方についてお答えさせていただきます。平成18年度以降あかびらスクラムプランを初め、赤平市財政健全化計画、そして赤平市財政健全化計画改訂版と3度にわたる大変厳しい行財政改革に対して、市民や議会並びに市職員が一体となった取り組みが成果となって新たな財政健全化法による財政再生団体入り回避はもとより、いわゆる青信号となる健全段階を維持する結果となり、さらに平成21年度以降財政調整基金を積み立てるまで回復しております。また、当市の大きな課題となっております病院事業会計につきましても、病床再編や職員の退職による人件費の大幅な減少、一般会計繰入金の増額などによって平成23年度予算は資金不足比率が20%を切る予算となっております。今後も近年における努力を無にすることなく、引き続き効率、効果的な行財政運営に努めてまいらなければならないと考えております。そこで、減税として住民に戻していく考えはないかとのご質問でありますが、平成23年度は5年に1度行われる国勢調査人口の減少結果が地方交付税にどのような影響を与えるのか、また本年4月からの市立病院の病床再編による収支結果が経営健全化計画どおりに実現できるのか、今後の当市の中期展望を見据える上でもある意味正念場の1年になると考えております。まずはこれらの推移をしっかり見きわめることや病院経営の再生を果たすために、市全体として最大限努力してまいらなければなりません。こうした努力が平成23年度決算の成果としてあらわれ、赤平市全体の財政状況が健全であると判断され、先を見通せる段階に至った時点では、特に税率の高い都市計画税や軽自動車税などを標準税率に戻すようなことも検討してまいらなければならないと考えております。しかし、同時に厳しい経済雇用情勢に対処する施策を初め、まちの活性化に向けた第5次赤平市総合計画を着実に推進してまいらなければなりませんので、諸課題を克服しつつ全体のバランスと時期については慎重を期す必要があると考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。以上です。
答弁 介護健康推進課長 斉藤幸英(介護健康推進課長は2017年12月まで)
大綱2、支え合う地域社会づくりについて、①、高齢社会と安心、安全の生活対策について、ア、高齢者の交流についてお答えいたします。当市におきましては、少子高齢化とともに人口の減少が進み、独居生活をせざるを得ない高齢者が多数いる状況にもあり、ともに支え合う地域力も年々減少してきていると感じているところでもあります。そのような状況の中で、地域にうまくなじめない高齢者に対する支援策はとても重要な事項であり、交流の場をつくり上げていくのも一つの方法と考え、担当課におきましても検討をしているところでもありますが、地域になじめない方々にいかにして交流の場に来ていただくかがとても難しく、大きな課題となっているところでもあります。ご質問にありましたとおり事業を進めていくためには人手が要ることもあり、すべてを善意のボランティアに頼っていくだけではなかなか事業が進まない現状にありますことから、有償によるボランティア活動の推進も今後検討していくべき課題であると認識をしております。いずれにしましても、身近な存在の地域の方々からの支援が最も重要でありますことから、実態を把握し、地域になじめない方々と地域とを結びつける橋渡し役を行政として努めていくことも必要なことと考えています。次に、イ、生活道路の安全対策についてお答えいたします。人口の減少、高齢化社会が進む中で、防災や緊急時の搬送などの観点からも冬道における生活道路の安全確保は重要な課題と認識をしています。赤平市内には道幅の狭い生活道路が多数点在しており、除雪作業を行っていく場合は市道の除雪に使用している大型除雪車では対応できないため小型の除雪機械での対応となり、除雪に時間を要し、その分委託費用の上昇を招くことになることから、現行の限られた予算の中では対応が難しい状況にあります。しかし、今後ますます高齢化が進んでいくと見込まれる当市にありましては、生活道路を含めた道路の除雪対策は高齢者の安心、安全を確保していくためにも重要な事項と認識をしていますことから、地域と協力をした中で何らかの対応ができないかを検討していきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上です。
答弁 産業課長 菊島美時
大綱3、国際森林年について、①、国の施策と当市の取り組みについて、ア、ウッドマイレージとエコポイントの導入の考え方について答弁させていただきます。2011年は、国連が定めた国際森林年であり、世界じゅうの森林の持続可能な経営、保全の重要性を高め、現在取り組んでいる森林林業再生や美しい森林づくり推進国民運動、途上国の森林保全などに対する国民の理解の促進につなげていくことを目的として定めたものです。さて、当市の森林の状況ですが、市有林、民有林の面積は約3,900ヘクタールであり、市有林においては人工林が約650ヘクタール、天然林が約350ヘクタールとなっており、利用可能な人工林は約100ヘクタールほどあります。手入れのおくれている区域もあり、森林密集地など保育管理不足も多いことから、昨年行った緊急雇用創出事業の立ち木調査結果をもとに的確な森林施業計画を立て、森林整備を図るところであります。また、市民参加の枝打ち体験においては、先ほども述べましたが、森林施業計画を作成し、ある程度整備が進んだ段階で検討させていただきます。次に、国の政策と当市の取り組みですが、平成22年6月の閣議決定において林野関係予算を抜本的に見直し、努力する者が報われると新たに森林管理・環境保全直接支払制度を導入すると位置づけられ、点在して行っていた間伐事業を集約化し、また路網の整備を図るなど、販売とコストダウンによる収益確保を目的として取り組むものであります。さらには、地図情報を活用して森林の管理、公共建築物への地域材の利用拡大などの事業も盛り込まれ、10年後の木材自給率50%以上を目指し、支援するものであります。当市の森林整備は、芦別市森林組合において民有林の整備を行っており、年間約12ヘクタールの伐採や植栽、補助事業による下草刈り、間伐材などにも取り組み、交付金の活用による作業道の草刈り、補修なども行っております。また、市有林においては、森林総合研究所と分収契約を結んでいる約250ヘクタールの区域を毎年間伐、枝払い、つる切りを年次計画に基づき行っており、昨年は既存の作業道の補修や平成23年度には新設の作業道も行う予定であります。先日深川市において会議が行われ、制度や事業の説明がなされたところですが、集約化や他の事業も含め芦別市森林組合と協議する予定であり、また市有林においても森林計画を立てる際に事業もあわせて検討してまいります。次に、ウッドマイレージとエコポイントの導入ですが、日本の木材自給率は約20%程度であり、年々国産材の自給率は低下しております。ウッドマイレージは、国産の材料を使用し、外材の輸入量及び輸入距離の調整が行われ、貨物船から排出されるCO2を削減し、森林の維持管理に効果を発揮することによって林業の振興と自然の保護が推進されていくことを目的とされております。地元材を使った家づくりやエコポイント制度以前に、地産地消として地元で利用できる木材生産を目標とした森林整備が先決であり、まちづくりや地域経済の活性化できる森づくりを目指してまいります。当市といたしましては、多面的機能が最大限に発揮できるように森林整備に努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。以上です。
答弁 企画財政課長 伊藤寿雄
大綱4、公会計制度の充実について、①、総務省方式改訂モデルと発生主義会計についてお答えさせていただきます。地方公共団体の公会計改革及び資産、債務改革につきましては、平成17年12月に行政改革の重要方針として閣議決定され、平成18年6月に交付された簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律においても、貸借対照表を初めとした財務書類の整備に向けた取り組みが地方公共団体の責務の一つとして求められているところであります。これまで一般会計を初めとした公営企業を除く当市の会計は、1会計年度の予算と決算という現金の収支情報で示してまいりましたが、新たな公会計制度は取引のあった時点において記帳される発生主義を取り入れることにより、当該年度に発生した損益などをお示しすることになります。具体的には今回の公会計改革で従来方式に加え新たに貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書の財務4表を作成し、人口3万人未満の都市は平成22年度決算に係る財務書類を平成23年度の秋までに開示することが求められております。現在当市におきましても財務4表の作成に向けて準備を進めているところでありますが、現在の決算統計を活用して作成する総務省方式改訂モデルにより、まずは普通会計ベースで作成し、近い将来には企業会計も含めた連結ベースへと段階的に整備を進めてまいりたいと考えております。また、財務情報の開示に当たりましては、資産や負債の現状と将来の財政負担の程度などを住民にわかりやすく公表し、議員もご指摘の長期的視点に立った政策決定に役立てるよう活用してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。以上であります。
質問 1番 五十嵐美知
ただいまそれぞれお答えいただきまして、おおむね理解はいたしました。でも、少し聞きたいところもありますけれども、これから予算質疑がありますので、そこでまた伺ってまいりたいと思います。ただいまの答弁の中にもいろいろありましたけれども、本当に政府は多額の借金をしながら地方にも、また市民にも負担を求めているということで、さらに当市の財政に与える影響、そして24年度から住民税の控除の廃止によって入る税がふえる。しかしながら、地方交付税がその分減っていくということにつながっているということであります。こういったことから、地方の我がまちのようなところについては、国の政策のあり方によっては財政が不安定になって右往左往しているということでありますので、今後におきましてもこれ以上に地方の声を、現状をしっかり道や国へ上げていっていただきたいと思います。私は、地方にこそ国の基盤があって、そして地方の再生なくして国の再生もあり得ないと思っています。そういったことから、その地方にこそ主権があるわけですから、お金がなければ知恵を出して、そして知恵もなければ汗を出すなどの努力も今後続けていかなければならないものと思います。また、現状の考えでは制限税率を上回っていると言われている都市計画税や軽自動車税については、お答えにもありましたけれども、全体のバランスと時期もあるかと思いますけれども、市民の皆さんには財政の立て直しにご協力やご理解いただいてここまできたのですから、できるだけ早い時期に還元していただければというふうに思います。よろしくお願いいたします。また、国際森林年という大きなタイトルでございましたけれども、聞けば聞くほど当市の森林行政は率直なところ維持管理などの整備がおくれている感が否めないのでありますけれども、貴重な財産の森林でありますから、ぜひ今までも取り上げてきましたけれども、民間の活力なんかもいただきながら、勢い進めていっていただきたいと思います。そして、生活道路のことに関してですけれども、除雪対策について重要な事項との認識と伺って、今後何らかの前進はあるものと確信いたしますが、そこで市長、市長もご存じかと思いますけれども、私の知っている老夫婦なのですけれども、こういう生活道路の付近で日常生活しているのですけれども、ご主人が元炭鉱マンですごく元気で、その辺の除雪も全部やっておりました。今になったらもうつえついて、奥さんがそのつえついているご主人の腕にしがみついて、足をするように歩いている姿見たときに、今まではよかったけれども、これからはこういう道路について本当に手をつけていかなければならないなと。先ほども言ったようにお金がなければ知恵を出す、その知恵がなかったら汗を流すということからも何らかの方法を考えていただきたいと思います。今後ますます高齢社会が顕著にあらわれてくる当市ですから、ここで人の痛み、苦しみを我がことのように感じて、そしてその苦しみを消し去るために力を尽くす人こそが真の政治家と言えるのではないかと私は思っていますので、どうか庶民の気持ちも、市長、理解していただいて、生活者目線の政治に期待しますので、新年度の市長政策としてぜひ取り組んでいただきたいと思いますが、この点市長いかがでしょうか。よろしくお答えいただきたいと思います。お願いいたします。
答弁 市長 高尾弘明(市長は2015年3月まで)
非常に期待……お答えしにくいところあるのですが、実態は本当にそのとおりだと思います。昨シーズンからだったと思いますが、私もある敬老会で地域のおばあちゃんから、これは市道として認定はしているのですけれども、道幅が狭いということで除雪入っていない道路が文京町、平岸にございました、何カ所か。これを土木課長に相談をして、全部やってもこのぐらいになるという試算で、このぐらいであれば可能だということで、認定した市道でかつて機械が大きくて入れない、入れないと言っていた道路なのですが、やった結果大変喜ばれました。私も感謝されましたが、私に言ったおばあちゃんに感謝してくださいというふうに申し上げましたが、今ご質問の件は市道にも認定されていない生活道路ということで、聞きますとかなり延長がございます。それと、やはり最近公営住宅等も空き家で飛び飛びになって、恐らく同じような問題があるだろうと思います。そういった意味で、これをやりますと土木の試算によると正直言って、うんとすぐ言いたいのですが、相当な額になってまいります。実態はわかりますが、なかなかお答えすることできるかどうか、非常に大事な課題だとは思いますが、相当検討を要することだと思います。一方では、地域の力もやはり変化してきているのだということだと思います。かつて元気な方がご近所の雪はねをしてあげたということもあったと思うのですが、しかしこれも高齢化でできなくなる。それと、亡くなる、転出によって空き家ができる等で、こういう地域でお互いに支え合って今までは恐らくやれたところがあったと思うのですが、これができなくなってきたというこれまた厳しい現実だと思うのです。恐らくこういうところが何カ所かあるのだと思いますが、非常にそういう意味で本当にどうやってやったら解決できるのだろうかというのは正直言って、単純にお金出せばいいことではあるのですが、これはやはり狭い道路だけに手間と時間、お金がかかりますので、十分ひとつ慎重に議論する検討課題だと思います。実態は十分理解はしているつもりでございます。
質問 1番 五十嵐美知
ありがとうございます。本当に高齢社会、最終的には自力でもうできなくなってきているという現状ですから、ここは公助、公の助けが必要なわけでありますから、どうかこの点今後の大いなる課題でもありますので、よろしく取り組んでいただきたいと思います。以上を申し上げまして質問を終わります。