赤平市議会 平成20年第4回定例会 2008年12月17日
市税をはじめ各種使用料、手数料等の収納率向上について
2008年12月17日、赤平市議会の一般質問で、太田常美議員が「市税をはじめ各種使用料、手数料等の収納率向上について」質問し、副市長 浅水忠男が答弁しました。
- 質問者
- 太田常美 議員
- 答弁者
- 副市長 浅水忠男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 7番 太田常美
通告に基づきまして質問をさせていただきますので、答弁のほどよろしくお願いいたします。市税を初め各種使用料、手数料等の収納率向上についてお伺いいたします。10月29日の北海道新聞の紙面で、滝川市が3年で市税9,800万円増と掲載されておりましたが、これは28日に開かれた市議会新滝川活力再生プラン調査特別委員会で2009年度から3年間で一般会計を黒字化するために必要な年間3億5,000万の収支改善のうち市民生活部所管の事業の示した改革案は22項目で、このうち市民生活への影響が大きい市税収納率の改善、街路灯、その他20項目ほど挙げられております。このように厳しい状況が記事に掲載されておりました。しかし、この問題については、滝川市に限らず全国どこの自治体でもやきもきして注視していることでもあります。総務省のまとめによると、2006年度の地方税の新規発生滞納額は約4,894億円に上り、滞納の累積残高は約1兆9,245億円に達するとあり、地方税収総額は約34兆8,983億円なので、約5.5%に相当すると発表されております。また、不納欠損についても言及しております。これは、滞納が未収金なのに対し徴収権を消滅させることをいい、自治体側が徴収は不能ないし困難と判断し、あきらめるもの。不納欠損には2種類あり、滞納者が所在不明だったり、生活困窮などで払えない場合、もう一つは行政側が履行を求める権利を5年間行使せず時効となった場合。滞納者に請求や差し押さえをする、誓約をとるなどの手続をすれば時効は中断すると。自治体がやるべきことをやった上で滞納や不納欠損が生じたならば仕方ないと。しかし、やるべきことをやらなかったために滞納や不納欠損が出ているのだと話は別で、2006年度に差し押さえを一件もしなかった市町村は全体の16%にも上り、職務怠慢による取りっぱぐれが横行していると思うとの総務省の厳しい見解であります。さらに、住民税や固定資産税といった地方税の納付状況であります。三位一体改革による税源移譲が今年度から始まりましたが、自治体は逆に厳しい状況に立たされ、前年度同時期と比べ軒並みダウンしていると言われ、財政難に直面に対する自治体にとり、まさに死活問題であります。こうした事態は三位一体改革で予想されていたことでもあり、国税の所得税を3兆円引き下げ、かわりに地方税の個人住民税を同額引き上げた。これまで課税所得金額によって5%、10%、13%の3通りあった住民税を一律10%に統一したと。このことにより国と地方分を合わせた個人の税負担額は変わらないが、年間所得200万円以下の人にとって住民税が倍増することになり、さらに定率減税の廃止などが加わり、低所得者からこれまで以上の税を徴収しなければならなくなり、現場の職員は相当の苦労であり、労力を使うものと思います。また、昨年より赤平市が再建団体に入るかどうかで全国の新聞やテレビ等で報道され、非常に厳しい状況の中で平成20年を迎えましたが、北海道知事の適切な判断により救済の手を差し伸べていただき、さらに国の支援策の中で今の赤平市があり、ただただ感謝するばかりであります。赤平市が再建団体に入るかどうかでつい最近まで赤平市のことがテレビや新聞などで報道されており、市立病院のことについても赤平市の財政を引っ張っているとか、市の命運がかかっているとか言われておりますが、毎月市立病院より財政状況を議会に報告に来ており、内容的にも医師の確保など少しずつよい方向に変化があり、院長先生を初め職員の皆様には日ごろの努力に対し心より敬意を表するものであります。まだまだ予断の許さぬ赤平市の財政状況の中、町税や各種の収納率を上げることは自治体の屋台骨を支える一番の根幹であります。赤平市においてもすべての責任が市立病院だけの責任ではなく、全市民協力のもと市税収納率、国保税、水道料金、し尿処理、市営住宅の家賃、駐車場の料金、市立病院の診療費の収納率など、このことについても市立病院ならず赤平市の財源を圧迫している原因にもなっていると思いますが、今後何らかの形で税やその他の部門で収納率アップにつながる対策や考えを明確にして、そのための組織的な機構改革が必要ではないかと思いますが、お伺いいたします。1回目の質問を終わります。
答弁 副市長 浅水忠男(副市長は2014年6月まで)
市税を初め各種使用料、手数料等の収納率向上についてでありますが、副市長が収納向上対策本部の本部長を務めておりますので、私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。各課におきましては、日常的に収納率の向上に取り組んでおりますが、全庁的に統一をいたしまして収納率を上げるためのこの収納向上対策本部につきましては平成8年2月に設置をされまして、以後改正が加えられて、現在では副市長を本部長、理事を副本部長に、そして関係する課長を委員として、さらに主幹、係長をもって組織されておりまして、この事務局につきましては税務課に置かれております。対象とする税、使用料等は、市税、国保税、住宅使用料、保育料など19項目にわたりまして、滞納世帯の抽出、分析を行いまして、自主財源の確保及び住民の不公平感の解消を目的として未収金対策の強化を図っているところでもあります。対策本部の取り組みといたしましては、毎年8月と今月の12月の管理職による特別徴収や収納強調月間などの重点項目として各課の収納方針を設定いたしまして、収入強化に努力をしているところでございます。全会計の未収金の状況でございますが、平成19年度決算では給食費を含めました一般会計、特別会計、企業会計の未収金19項目の合計金額は、約4億1,341万円でありました。平成18年度決算の約4億3,094万円に比較いたしますと、約1,750万円の未収金が減少となっております。滞納整理の強化という点では、市税では預金、給与などの調査、差し押さえを積極的に行いまして、平成18年度は125件、平成19年度は198件と約1.6倍に増加をし、平成9年度徴収金額は1,200万円を超えるものとなっております。特に預金、給与、国税還付金の充当による差し押さえは、空知管内でも上位の順位を占めているというところでございます。新たな取り組みといたしまして、平成8年度4月からいわゆる不誠実な滞納者に対する行政サービスの制限等を議会のご協力のもとで実施をしておりますし、差し押さえ物件のインターネット公売も導入をいたしまして成果を上げているところでもございます。また、全庁的連携といたしまして、住宅使用料、上水道使用料、し尿処理手数料が一緒になって支払い督促申立書を裁判所に提出するなどして滞納整理に努めております。さらに、使用料関係につきましては、強制執行には裁判によらなければならないということから、議会で専決処分のご報告をさせていただいておりますが、市営住宅の明け渡し、滞納家賃の支払い訴訟などの処分、またそれぞれの条例に基づきまして滞納整理を進めていくことも今後重要なことというふうに考えております。機構改革についてのご質問がありましたが、収納体制につきましては平成17年度以降市民生活課に国保の賦課徴収業務を税務課から移管をいたしまして、資格、給付、賦課、徴収を1つの課で行うことにより市民の皆さん、とりわけ高齢者の方々に対してのいわゆるワンストップ化により住民サービスの向上が図られております。また、みずからの会計意識がより一層職員の結束となってあらわれまして、一般被保険者の現年度課税分の徴収率が4年連続93%を超えまして、国の調整交付金についてのペナルティーが回避されております。市税につきましても4年連続収納率アップをしておりまして、平成19年度には平成11年度以来の現年度と滞納処分の収納率の合計が89%台に回復しているところでもあります。現在重要課題である財政再建に向けまして行財政改革を実施しておりますが、市民の皆様には市税を初め各種使用料等の値上げに対しましてご理解、ご協力をいただいておりますことに感謝を申し上げております。今後におきましても厳しい財政状況を踏まえまして、収納向上対策本部を中心に収納担当課と十分な連携のもと自主財源の確保に一層努めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。以上です。
質問 7番 太田常美
既に徴収活動に頑張っていることを聞きまして安心しました。さらに、今機構改革をして、そして新たにまた専門の課を設けるということは財政的に困難であるということを感じましたので、今後とも副市長さんを中心にして各課ともに連携をとりながら頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。では、以上で質問を終わります。どうもありがとうございました。