安平町議会 令和7年第8回定例会 2025年12月18日
ジェンダー差別根絶の取り組みとして町民向け講座開催について検討結果と今後の方向性について
2025年12月18日、安平町議会の一般質問で、三浦恵美子議員が「ジェンダー差別根絶の取り組みとして町民向け講座開催について検討結果と今後の方向性について」質問し、副町長 田中一省、教育長 井内聖、まちづくり担当課長 山口崇が答弁しました。
- 質問者
- 三浦恵美子 議員
- 答弁者
- 副町長 田中一省、教育長 井内聖、まちづくり担当課長 山口崇
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 三浦恵美子
2件目に移ります。ジェンダー平等についてということで1つ目。ジェンダー平等、ジェンダー差別根絶の取り組みとして町民向け講座開催について検討結果と今後の方向性について伺います。
答弁 副町長 田中一省
私の方からお答えします。ジェンダー平等を実現しようと、SDGs17目標の5番目にありますが、男女平等を実現しすべての女性と女の子の能力を伸ばし可能性を広げようとあります。安平町では男女共同参画・DV対策・女性活躍推進法を一体にした計画として令和6年9月に改定した第3次男女共同参画基本計画、基本的方向③人権尊重の意識づくりにこれらLGBTQ等への理解を含め、あらゆる性を尊重しあうまちづくりを推進することが必要ですと記載されています。先ほど山口課長の答弁にもいろいろありましたが、パネル展示を実施していますが、令和6年3月議会の三浦議員のジェンダーに対するパートナーシップ制度の対応や、取り扱いについて各課において当町においては相談件数を調べましたが該当事案が無いという形で町民向け講座の開催については実施には至りませんでした。これらはこれからの取り組みとしてSNSの活用も視野に入れジェンダー平等・ジェンダー差別根絶の取り組みに引き続き進めていきたいと考えているところです。同じくジェンダー平等の視点に立った社会制度、慣行の見直しや意識改革を促進するため、性による差別やジェンダーバイアス、社会的な性差に対する固定概念や偏見、これらに基づく言動、いわゆるジェンダーハラスメントを根絶することも引き続きSNSの活用を視野に入れ進めていきたいと考えているところです。
質問 7番 三浦恵美子
当事者の方々が社会で生きやすくなるためには、たくさんの人々の正しい理解が必要不可欠だと私は思うのですが。例えば当事者の方々は、なかなか自分から私が当事者ですなんてカミングアウトすることも難しいし、できなかったり。親とか家族にすら言えない方もいらっしゃるのが現状で。あとは自分が当事者ということがわからないで悩んでいるケースがお子さんとかに多いと思うのですが、そういうケースもあることから相談が無いからと言って居ないということではないことはわかってらっしゃると思うのですが、そういうことを頭に入れていただいてより多くの町民に知っていただくためにパネル展もやって努めていただいているのですが。SNSの活用はぜひ有効だと思うのでやっていただきたいと思うのですが、SNSとかできない方々にとって特に町民向け講座の開催は有効かと思うのですが、そのように前向きに今後検討いただきたいと思うのですが、その点について伺います。
答弁 副町長 田中一省
只今の部分は男女共同とはまた別に、ジェンダーの視点から行くと生物的な性別とは違い、社会や文化によって作られた男らしさ、女らしさといった役割・態度・期待・行動のことです。三浦議員の只今言いましたとおり町民講座の他にSNS等の周知を含めていくと。それと地域ミーティングの中にも児童虐待とかいろんなお知らせ、周知があります。そういうところには必ず保健師が対応しながら訪問活動を行っていると。全体的に見てジェンダーだからということの観点ではなく、先ほど言いました第3次男女共同参画の基本計画の中にあるDV対策等もありますので、これらを含めて周知活動等取り組むことを考えていきます。
質問 7番 三浦恵美子
では、このジェンダーに対する差別根絶のための講座開催は前向きに検討を進めて、いずれ実施ができるという認識でよろしいですか。
答弁 副町長 田中一省
社会情勢的にそのような段階になれば検討を進めていきたい、取り組んでいきたいと考えています。
質問 7番 三浦恵美子
もう結構そういう情勢になってきていて。レインボープライドとか、そういうことも札幌でも行われていますし、ぜひ性的指向によって苦しむ人が長いこと安平町で苦しむことがないように、できる限り取り組んでいただけたらなと私そのように思いますので、ぜひ前向きにご検討いただけますようお願いします。あともう一つ、昨年も質問しましたけれども、さっき言ったのですが子どもたちの中にも多分当事者がいらっしゃって悩んでいる子どもさんもいらっしゃるということを考えて、学校の授業に取り入れることはできないかを伺ったのですが、その点について現在のお考えを伺います。
答弁 教育長 井内聖
学校現場を含めて子どもの状況なのですが、まずは今学校には制服があるのですが、以前だと制服は例えば男性であればズボンタイプのもの、女性であればスカートと固定されていましたが、今現在はそういったものに関してもかなり柔軟に、本人の意志を尊重して制服を選ぶことができるというものが入っています。また、ジェンダーに関わってですが、これは子どもの権利にも関わるところですので、CFCIの推進と合わせて学校の中では通常の授業または道徳の時間もしくは特別活動を活用しながら子どもたちの方には伝えていきたいと考えています。
質問 7番 三浦恵美子
学校の中ではちょっとしたことがきっかけでいじめにつながることもありますので、ぜひ子どもたちには特に正しい知識と理解を得られるようにしっかり授業に取り入れていただけたらと思いますので今後期待します。最後ですがパートナーシップ制度・ファミリーシップ制度の導入について、現在の進捗を伺います。
答弁 まちづくり担当課長 山口崇
パートナーシップ制度については先ほどの答弁でも述べさせていただいたのですが、第3次安平町男女共同参画基本計画の中でパートナーシップ制度に関する調査研究という形で新たに追加してきたところです。近隣では令和5年1月に苫小牧市がパートナーシップ宣誓制度を導入していまして、その苫小牧市がLGBT理解促進事業として令和6年9月15日に開催したはるな愛さん講演会「自分らしく生きる」には安平町から職員2名の参加など、また先ほど申し上げました早来学園まなびおのスペースでLGBTQのパネル展を実施する形で取り組みを進めているところです。こうした先進自治体の取り組みに学ぶ調査研究や、パネル展による意識啓発等を用いながら意識醸成を少しずつ取り組みたいと考えているところです。
質問 7番 三浦恵美子
研修として講演会に派遣された2名の職員の方からはどのような感想や意見が述べられたかどうか。その点についてまず一点伺います。
答弁 まちづくり担当課長 山口崇
復命書という形で上がってきていまして、その内容については当町においてそうした講演会が実施可能かどうかの観点で検討する前提として出張にも行っていますが、現在こうしたものは安平町のみならず国民全体の意識醸成も大事な視点であることから、大きな視点を持って現在調査研究を進めている状況になっています。
質問 7番 三浦恵美子
派遣された職員の方はどのように言っているかということを聞き取り、せっかく派遣して学んで来られたということで、どのような学びを得てどういう感想を得られたかなどをお伺いしているかどうかを聞きたかったのですが。
答弁 まちづくり担当課長 山口崇
復命書の中で感想と感じたことが書かれている状況になっていまして。その内容については6年に行っていた内容なので私の中でこの部分、しっかり認識できていない状況になっています。
質問 7番 三浦恵美子
わかりました。今ご答弁いただいたとおり先進事例から学びながら調査研究を進めてらっしゃると思うのですが。パートナーシップ制度の導入に関して、いつまでに実施したいなどのスケジュール的な計画が今の時点の青写真でおおまかでもあるのかどうか。あとはそれに伴ってファミリーシップ制度の導入に関してのご答弁が聞かれなかったのですが、制度の導入に関してもどのように考えているか、この2点伺います。
答弁 まちづくり担当課長 山口崇
パートナーシップ制度については今回の第3次男女共同参画基本計画の中で新たに追加された項目となっています。その上で現状、検討して考察・分析している状況について認識状況をお伝えすると、パートナーシップ制度の特徴としてはLGBTQなど性的少数者のカップルを公的に認める制度であることから、当事者の安心感や自治体の人権姿勢の明示、こうした姿勢に共感を持つ方への移住定住促進につながる効果があると考えています。また、婚姻とは異なり法的効果は限定的であるものの行政・医療・福祉・民間サービスでは家族として扱うため重要な実務ツール、行政ツールとしての効果が期待できると思っています。基本的には自治体単位での制度運用のため利用者が他市町村へ転出すると転出先での取り扱いがまた別途必要になり、要件も違うなどといった不都合が生じやすいといった特徴も明らかになっていると認識しています。また、私たち安平町のような小規模自治体の主な課題として当事者は可視化されにくく、潜在ニーズの把握も難しいうえに安平町のような小規模自治体だと利用対象者は少ない見込みにあり、そこに投下する業務量との必要人員のバランス確保が現実的に難しさを抱えている。また限られた人員で条例等の制度設計や運用フローづくりといったノウハウ不足が懸念される、また地域の価値観を踏まえた住民理解の形成が必要であり、小規模自治体ほど住民同士の距離が近く、顔の見える社会ゆえにプライバシーの保護が難しいといったパートナーシップ制度の特徴と安平町のような小規模自治体が抱える課題等がありまして、また更に現状を考えるとすでに札幌市や旭川市・苫小牧市などの大都市で制度が導入され道民の7割がカバーされている現状だと言われています。こうした現状を考えると広域自治体である北海道が道民共通の条例を整備するなどの形が一つ合理的であり理想的であろうと考えています。そうは言いつつも北海道の姿勢等を鑑みた現実的な視点、効果発現の観点から考えますと、安平町のような小規模自治体で制度を導入するにあたっては少なくとも広域連携の形が必要であり、先進自治体である苫小牧市を中心とした広域を範囲とした連携を考えながら、こうした考えを基本に引き続き調査研究を進めていく必要があると考えているところです。
質問 7番 三浦恵美子
広域間連携の必要性があると、業務量が多いからというご答弁いただいたのですが。例えば自治体間連携を行うことによって苫小牧市から引っ越してきたそういうカップルの方や例えばファミリーシップを結んでらっしゃる方も、うちもそういう制度があれば引っ越してきたらその場で認められるということもありますので、その点苫小牧市など全道7自治体ですかね今、そういうのを入れているところはあるので、そこら辺含めいろいろ協議していただいて。そうしたらパートナーシップ制度あるし認められるし田舎で暮らしたいという方が、もしいらっしゃったら安平町に来てくれるかもしれませんし、ファミリーシップ制度を導入することによってお子さんも自分の子どもとして行政の中では認めていただけるということで、認められるだけでなく例えば安平町の場合どうかわからないですが、公営住宅に入れるとか保育園も入れるとか税証明など、さまざまな行政サービスを受けられる可能性も増えてきますし。その点含め少数だから切り捨てるのではなく、どんな方も幸せに暮らせる安平町として業務量多くて大変っていうこともあるかと思うのですが、そこら辺含め若い職員の方たちからの声をお聞きいただいて、子どもたちからも声をお聞きいただいて進めていただけると思いますが、その点について伺います。
答弁 まちづくり担当課長 山口崇
三浦議員のおっしゃるとおりでして、パートナーシップ制度のいい特徴をしっかり踏まえつつ、安平町のような小規模自治体で抱える課題にもしっかり注視しつつ、その上でどのような導入の在り方が望ましいか引き続き調査研究を進めていきたいと考えています。
質問 7番 三浦恵美子
ぜひ少数の方々を切り捨てない優しい町安平町を目指して進めていただけたらと思います。よろしくお願いします。以上で終わります。