安平町議会 令和7年第5回定例会 2025年6月19日
じめに公共交通整備について
2025年6月19日、安平町議会の一般質問で、工藤秀一議員が「じめに公共交通整備について」質問し、まちづくり担当課長 山口崇、町長 及川秀一郎が答弁しました。
- 質問者
- 工藤秀一 議員
- 答弁者
- まちづくり担当課長 山口崇、町長 及川秀一郎
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 工藤秀一
1番工藤です。4件について質問させていただきます。はじめに公共交通整備について伺います。現在、町内のバスやハイヤーなど休日に運休や夜間など時間帯によって稼働していないなど交通空白が生じていて不便している住民の声を伺います。その中で、この空白の解消に向けて町の取り組み状況を伺いたいと思います。
答弁 まちづくり担当課長 山口崇
町内の公共交通については令和4年6月に策定した安平町地域公共交通計画において安平町の公共交通の最大の課題は鉄道とハイヤーとした認識に立った上で、特にハイヤー・デマンドバス・循環バスについては一体的に捉えなおし従来の機能分担型の交通体系に留まらない人の生活を中心に置いた最適化という視点から移動ニーズに合った柔軟な交通体系の再構築等の検討を行い、持続可能な公共交通の実現を目指しながら各種取り組みを展開しているところです。こうしたなか、交通空白の解消に向けた取り組み状況については本計画の策定当時は早来地区のハイヤー事業が令和3年10月に終了した状況にあったことから早来地区のハイヤー空白状態の解消に向けた対策として地域おこし協力隊制度の活用や二種免許取得費助成金等といた組み合わせ可能な複数の対策を講じてきたところ現在ドライバー2名を協力隊員として採用することができ、今月に配布された広報あびら6月にも掲載されているところですが、早来地区では月曜日から土曜日まので週6日営業が6月から再開される形でハイヤー空白状態の解消に努めてきているほか、追分地区では2種免許取得費助成金を活用した方がハイヤーのドライバーとして新規雇用されるなど対策の効果が一歩ずつではありますが着実に現れ始めているところです。その上で休日や夜間に稼働していないといった安平町を含めた過疎地域共通の課題となっている交通空白の解消に向けては、国土交通省所管の補助事業である交通空白解消緊急対策事業に事業申請を行い令和7年4月28日付けで事業採択を受けることができました。この補助事業では実証実験用に車輌を1台確保しデマンドバスやハイヤー以外の新たなサービスとして近年注目を浴びているライドシェアの取り組みなどといった社会実験を行い、安平町における交通空白の解消に向けた取り組みを進めていく予定としているところです。
質問 1番 工藤秀一
昨年、早来地区にハイヤーが復活し今月6月からは再び2名体制になって週6日活動になるということでハイヤーの空白時間の解消が進んでいるということがよくわかりました。それで更にライドシェアの導入に向けての実証実験も行うということですが、その取り組み状況を伺いたいと思います。
答弁 まちづくり担当課長 山口崇
まず交通空白を対象としたライドシェアの制度概要についてご説明します。交通空白を対象としたライドシェアとは制度上、道路運送法第78条の規定において自家用有償旅客運送と自家用車活用事業という形で大きく2つに区分されています。1つ目の自家用有償旅客運送については通称公共ライドシェアと呼ばれているものであり、休日夜間を含めバス・タクシー事業が成り立たない場合であって地域における輸送手段の確保が必要な場合に必要な安全上の措置を取った上で、市町村やNPO法人等が自家用車を用いて提供する運送サービスとされています。次に2つ目の自家用車活用事業については令和6年3月に創設されたもので通称日本型ライドシェアと呼ばれているものであり、地域交通の担い手・移動の足の不足解消のためタクシー事業者の管理下のもと自家用車・一般ドライバーを活用した運送サービスの提供を可能とするものとされています。こうした制度概要を踏まえた上で先ほど国土交通省所管の補助事業の採択を受けることができたとご説明しました交通空白解消緊急対策事業においては公共ライドシェアに該当する取り組みとなっています。その取り組みの概要としては安平町地域公共交通協議会を運営母体としながら利用者ニーズ調査や運行管理システムの開発、新たなサービス施行のための実証実験を行う計画としているところです。特に実証実験用として新たな車輌を1台確保した上で安平町における公共ライドシェアの実験に挑戦する取り組みであり、この取り組みにおいて大きな役割を担うこととなる運行管理システムの開発については令和7年3月5日に事業連携を締結させていただいた株式会社CICACが開発した人口1万人未満の小規模自治体にも適合するライドシェアデマンド交通システムMITTの検討を行う予定としています。
質問 1番 工藤秀一
ライドシェアについては地域の持続可能な公共交通として大きく期待しているところです。その中で今お話に出たMITTですか、MITTというのはどういうものなのか。次の質問を考えたらMONETシステムとの関係がどうなるのか伺いたいと思います。
答弁 まちづくり担当課長 山口崇
MITTのシステムの概要と現在使っているMONETシステムとの今後の見通しについてのご質問だったと思います。まず現在デマンドバスの運行管理システムとして利用しているMONETシステムについてはアプリ登録によりスマートフォンからデマンドバスを予約できるシステムであり、令和元年に導入し約6年間使用してきているところです。昨年度は利用促進を目的としたスマホ予約無料乗車キャンペーンを実施したところスマホ予約者は539人に増加したものの、目標値として設定していた電話予約を含めた全利用者数の割合ベース25%には届かない結果となりました。このスマホ予約無料乗車キャンペーンを通じ新規登録者が88人増加するなど、デマンドバスの利用促進といった点では一定の効果は発揮していたものの依然として約80%の方が電話予約者でありスマホ予約を前提として開発されたMONETシステムの利用促進の課題も浮き彫りになったところです。こうした現状を踏まえながら今年度は先ほどご説明しました国の補助事業の活用を通じて新たな運行システムMITTの開発にかかる実証実験を行う予定となっています。特にこのMITT、新たな運行システムについてはライドシェア、デマンド交通システム双方に対応するものでして、シニア層の利用が多い電話予約に加えスマホ予約の双方に対応できるシステムであり、かつデマンド交通とライドシェア運行の双方にも対応可能なシステムとなっていますことから今年度の実証実験を通じ、こうした新たな運行管理システムの本格導入の見通しが立った段階でMONETシステムから新しいシステムへの移行について検討していきたいと考えています。
質問 1番 工藤秀一
検討内容はわかりましたけども、このMITTを使って今後実験をやっていく中で、その試行するにあたって料金をどのように設定するとか、また車とかドライバー採用の基準等はどうなのか、その辺わかっている範囲で教えていただければと思います。
答弁 まちづくり担当課長 山口崇
現在、この実証実験の試行については過日行われた全員協議会の資料の中では10月以降を目指していきたいという資料を提示させていただいたところです。また、その後道新で洞爺湖町が同様の事業を使いましてこのライドシェアを展開していくという記事を見まして6月10日にすぐ洞爺湖町に伺い情報共有させていただきました。洞爺湖町では今12月に向けて準備をしているということで話を聞いています。そうしたなか、今工藤議員がおっしゃるとおりこのライドシェアの運行準備を進めるにあたっては、まずドライバーの確保要件、何歳に設定をするとか更に免許の取得状況だったりその報酬、公共でやるものですのでそのお金の流れをフローを整理するなど多くの課題が現在出ていまして、それらの課題をこれから10月以降に現在なってくる見通し感ではありますが、細部についてはこれから関係者、デマンドバスを運行している商工会であったりタクシーを運行している追分ハイヤー様等々協議を重ねながら詰めていきたいと考えています。
質問 1番 工藤秀一
高齢化によって免許を返納している方とか移住定住策としても公共交通網の充実というのは非常に大事なところだと思っています。そういった中で私、今回東京行く機会があってそこでバスを利用したのですが、平日日中だったせいもあって乗っている方が高齢者ばかりだったのだけども乗り降りする時に現金って使わないのですね、小銭使わないで皆カードとかモバイルのデータとかでピッピッって乗り降りしているのです。そういうのを見て非常にスムーズに乗り降りできているなと感じまして、今その交通系ICカードは非常に普及していて、この辺のJRにしても隣の沼ノ端とか南千歳駅とかそこまで利用できるようになっているのを考えると、安平町にも使えるようになればいいなと思っているところですがハードルは高いのかなと思いますが、そこの考え方があれば伺います。
答弁 まちづくり担当課長 山口崇
ご質問いただきました公共交通機関におけるキャッシュレス化ですが、先ほど申し上げました安平町でこれから実証実験する公共ライドシェアについてもその取り扱いをどうするかが大きな課題となっています。先日お聞きした洞爺湖町におきますと、そこは振り切って現金は扱わないでキャッシュレス化に絞るという方向性を聞いたりもしていますが、私どもの町ですと先ほどご説明したとおり約80%の方が電話予約者であり、高齢者のことを考えますとそうしたところもこの後しっかり検討しながら整理していきたいと考えています。また公共交通機関、例えば町内であれば循環バス・JR等も含まれると思うのですが、まずはJRのキャッシュレス化対応については国においても公共交通機関においてはキャッシュレス化の推進にあたって国費事業を用意しているところであります。町としても現在、室蘭線のアクション実行委員会を通じてJRの方には駅構内のキャッシュレス化の要望を随時しているところですが、聞くところによりますと費用が大変高額と、安くても数千万、場所によっては億単位とも伺っていまして、かなりハードルが高いことをお聞きしていますが、そうしたことを踏まえながら引き続き要望はいろんなところから届いていますので、引き続き要望はしていきたいと考えています。
答弁 町長 及川秀一郎
洞爺湖町については先ほど山口課長が答弁したとおり同じ形で交通空白の事業の採択を受けて今進めていくということで。ただ状況がちょっと違うのは洞爺湖町さんはご承知のとおり観光客、特に外国人のお客さんが非常に多い場所でありますので尚更現金の逆に問題点もあろうかと思っていますから、我々としても方向性としてはそうなのでしょうけど一気にそういったところに持って行くことが本当に安平町民にとっていいのか。また、回数券の安平町独自の支援もしていたり半額助成の仕組みもやっていますから、あまり複雑化させることも問題かなと思いますので、そういった課題を実証実験を通しながらさまざまこれ以外の課題も先ほど申し上げましたが、安平町独自の課題も含めて検討してまいりたいと考えています。
質問 1番 工藤秀一
交通の乗り換えとか路線の情報とか今携帯で調べると大都市行っても乗り換えがスムーズにできるようなシステムがあるのですね、ナビタイムとか。僕最近知ったのですが、安平町内の循環バスの停留所もそれに入っていて入力すると乗り換え情報が全部入って何時まで札幌につけるといったことができるようになっていてすごいなと思っているので、そういうところでICカードも使えるようになってくると非常に移住者とかそういうものに慣れた人にとっても非常にいいのかなと思いますし、僕らにとっても小銭を持たないでいけるので、乗り換えがスムーズにできるので、非常に便利だと思いますので、これから検討いただければいいかなと思いますのでどうぞよろしくお願いします。