安平町議会 令和7年第3回定例会 2025年3月7日
じめに安定的な除雪体制の確立に向けて
2025年3月7日、安平町議会の一般質問で、工藤秀一議員が「じめに安定的な除雪体制の確立に向けて」について質問し、建設課長 塩谷慎嗣が答弁しました。
- 質問者
- 工藤秀一 議員
- 答弁者
- 建設課長 塩谷慎嗣
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 工藤秀一
1番工藤です。4件について質問させていただきます。はじめに安定的な除雪体制の確立に向けてということで質問させていただきます。除雪オペレーターの担い手不足というのは建設業全体の共通認識であると思います。安平町内においても同様と思います。熟練オペレーターの高齢化、労働人口減少による担い手不足はどこも一緒のようです。近い将来に見込まれる高齢化による離職に備え、受注者・発注者双方が取り組むべき課題であると考えます。1番目に安平町内の除雪オペレーターの現状の年齢構成などから、担い手不足が解消されない場合の除雪困難になる将来予測をしているか伺います。
答弁 建設課長 塩谷慎嗣
令和6年度における除雪オペレーターの年齢構成ですが、主力機械に搭乗しているまたは交代要員となっている20代から70代までが25人おります。内訳で言いますと20代が5人、30代が1人、40代が3人、50代が6人、60代が7人、70代が3人で、割合で言いますと60代以上が40%、50代を含めますと64%になります。オペレーターの高齢化が進み、熟練の技術を持った方たちが退職されると若い世代に対して技術の伝承ができず作業レベルの低下にもつながりますので、若い世代のオペレーター確保及び技術の伝承は急務であると考えています。また、現在の作業レベルを維持できなければ除雪時間に大幅な遅れが生じることが考えられますし、将来的には除雪体制の維持ができなくなる可能性があると考えています。
質問 1番 工藤秀一
そう思います。課題検討の必要性を感じます。次の質問ですが、除雪オペレーターの担い手確保や人材育成など、町として支援できることがあるのではないかと思うのですが考えを伺います。
答弁 建設課長 塩谷慎嗣
除雪オペレーターの担い手確保については大変難しい問題であると認識しています。町としても建設協会や協会に加盟している除雪業者に対してオペレーター確保に関する補助金等を検討するので相談してほしい旨は話していますが、今のところ相談等はありません。近年、他の自治体では人材確保の支援策として大型特殊自動車免許取得や車輌系建設機械の運転技能講習費用などに対して一部助成をしており、当町においても要望があれば検討していきたいと考えているところです。
質問 1番 工藤秀一
担い手不足はどこも一緒なので町内で人材育成できることが一番と思いますが。その中で免許や技能講習の助成について要望があれば検討していただけるとありましたが、要望されて検討ではなくて役場と業者が一緒に改善策を検討していくべきかなと思っていまして、受注者から発注者にそういう要望ってなかなかできないのかなと思いますし、業者が困っているのは事実であって、そのことで近い将来困るのは住民というか我々、雪降った時に除雪できないような事態になることが一番困ることですので。そういったところを業者と検討をいただきたいと思いますが、そういうことってどうなのでしょうか。考えを伺いたいと思います。
答弁 建設課長 塩谷慎嗣
業者に伺いますと、どちらかというと即戦力を欲しているということで、どちらかというと免許を取り立ての若い人を募集するよりも実際に現在免許とかその辺の講習の費用などを自己負担して活躍している人たちを広く募集しているようなお話を聞いています。ですので今現在そういう方たちの募集のことについて町の方から、何か運転技術とかの講習手続きを補助しますという話をしてもなかなかうまく噛み合わないのかなと思っています。我々の方からは確かにある程度の技術を持った方、熟練の方を募集するのもいいのですが、ある程度若い方を募集して育てていくことも大事ですよというようなお話もしているのですが。そこが業者さんとの噛み合わないところというか、そこそこ業者さんの考え方の違いということで。将来的に考えますと当然どこかでうまくいかなくなってくることがあるのかなと考えていますので、そこは今後も業者さんとの話し合いを続けながら進めていきたいと考えています。
質問 1番 工藤秀一
それで近年の気候変動とか自然災害の激甚化、頻発化に伴って大規模な雪害に備えるには工法とか技術継承、応援体制といった整備も図る必要があるのかなと考えますけれども。町として安定的に除雪体制を確立することについて考えがあれば伺いたいと思います。
答弁 建設課長 塩谷慎嗣
近年の気象状況を考えますと災害級の大雪がいつ発生するか予測がつかない状況ですが、当町では過去、令和3年度に降雪量が4m1㎝、最大積雪深が1m27㎝と合併後初となる大雪を記録しました。その年も除雪体制については特に変えることはありませんでしたが、町の判断で担当地域を超えて応援させるなど工夫しながら行って参りました。担当課としては毎年同じ数のオペレーターと除雪機械を確保することが安定的な除雪体制につながると考えていますので、これまでと同様、体制維持に努めてまいります。
質問 1番 工藤秀一
オペレーターと除雪機の確保というのは大事なのはもちろんそうだと思います。持続可能な除雪体制をどうするかは安平町の業者が一番わかっているのかなと思いますが、そういう中で業者が検証することも発生しているようなので。業者同士のつながりも必要なのかなと思って調べると札幌市では従来、札幌市と比較すると規模が違うとは思いますが、その除排雪作業の区域を行政区単位としていたけれども現在は連合町内会などの地区単位に細分化したりして除雪センターを設置して作業を進めているようです。札幌では複数の企業で構成する除雪工業企業体が24時間体制にしているとありました。札幌とは規模が違うのであれですが、安平町も除雪共同企業体のような組織といったものが作られるのであればそういった方が合理的のように感じますけど。その辺、考えがあれば伺いたいと思います。
答弁 建設課長 塩谷慎嗣
数年前なのですが、建設協会において学習会があった時にこちらから伺ったのですが。その時には我々の方から提案したことがありまして。官公需的確組合制度というのがありまして、これを作ると一つの企業体として見ることができるという制度なのですが、これを利用して恵庭市とか千歳市は除雪を一括発注しているやり方をしています。一括発注ですので、例えば年間1億円とか8000万といったオーダーで契約をすると。その契約に基づいてこの組合内で話し合いながら自分たちの除雪の区域を決めるとか、どう除雪するのかと。除雪レベルを共通にするとかという話になると思うのですけど、そういうことが可能になるということがありまして、それを提案したことがあります。ただ、協会というか除雪業者としては誰が頭になってやるのかとか、どういうふうにこの事業を進めていくのかとか、その辺の不安もあって、なかなかこの話が進まない状況もあります。ですので今現在、各社それぞれ契約をさせていただいているという状況です。
質問 1番 工藤秀一
そういった話も検討されていた過去もあるということなので今後も研究していただければと思います。ご検討いただければ幸いと思いますので、どうぞよろしくお願いします。次に4つ目ですけど、今年のように今日雪降っていますが、今年のように雪が少ないと業者というのは待機状態が多くなって収入が少なくなるのかなと思います。天候に左右される仕事とは思いますが、降雪が少ない年でも除雪業者の経営が成り立つような持続可能な契約になっているのかどうか伺います。
答弁 建設課長 塩谷慎嗣
当町の除排雪委託業務の契約には最低保証制度を取り入れております。この最低保証制度は2段階方式になっていまして、1つ目は契約期間中の人員の拘束や担当路線のパトロール、除雪機械の冬期準備にかかる費用を保証するもので、毎月支払う除雪費に合わせて支出しています。2つ目として各業者による除雪機械や運転手の安定的確保の支援策として、少雪により稼働時間が極端に少なくなった場合に保証する稼動最低保証を採用しています。稼動最低保証については過去5年間の平均に一定の割合を乗じて保証するものとなっており、年度末現在の除排雪費が稼動最低保証金額に満たない場合に支払う保証費となっています。
質問 1番 工藤秀一
またよその事例なのですが。道新からですが、札幌が雪が少なくて約8割分の待機保証を受けても赤字を見込んでいると。業者は8割貰っても従業員に8割というわけにはいかないということで札幌の事例なので安平町と比較はわかりませんが、待機保証を巡って2019年に雪が少なかった時に業界団体や市議会から要望が相次いで、市は保証率を6割から8割に引き上げた経緯があるそうです。今年のように安平町も積雪が少なくて出動回数が少ない年であっても除雪するしないに関わらず待機している業者が赤字にならない程度の最低保証というか稼動最低保証額を引き上げるなり、今年のような雪が少ない年もなかったと思いますが、見直しが必要なのではないかと思いますがその辺のところはいかがですか。
答弁 建設課長 塩谷慎嗣
最低保証費について合併してから今まで発動したことがないというか、今までは最低保証金額以上の除雪費を支払っていましたので。今年度少雪ということで今この数字を睨めっこしているのですが、今ギリギリの状態で、もしかしたら今年度稼動最低保証費の発動があるのかなとは考えています。この金額の定めなのですが、過去5年間と言いながらなかなか数字を上手く掴むことができなくて、ウチの町特に雪が多い年少ない年が激しくて掴みづらい部分もあるので、そこは前年度割れしないような形で調整しながらやっているということです。ここについても実際どうなのかということがまだわからないので、今年度を過ぎて最終的にはどうなったのかと、どうなるかということを見極めて業者とも協議しながらこの稼動最低保証費の引き上げを行うかどうかは来年度に向けて検討していきたいと考えています。
質問 1番 工藤秀一
全国的に運転手不足とか人が少なくなってきている状況がありまして。病気になった時にお医者さんがいないと大変困りますし、町内で言うとタクシー業者が一時無くなったりしましたが、大雪になった時に除雪業者さんがいないと大変なことになりますので、必要なところにはお金をかけないといけないなと思いますので今回の質問になりましたが、今後ともよろしくお願いしたいと思います。