安平町議会 令和4年第8回定例会 2022年9月20日
一つ目の質問が終わりまして次に市街化調整区域について
2022年9月20日、安平町議会の一般質問で、工藤秀一議員が「一つ目の質問が終わりまして次に市街化調整区域について」質問し、建設課参事 伊藤富美雄、町長 及川秀一郎が答弁しました。
- 質問者
- 工藤秀一 議員
- 答弁者
- 建設課参事 伊藤富美雄、町長 及川秀一郎
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 工藤秀一
一つ目の質問が終わりまして次に市街化調整区域について質問させていただきます。安平町の早来地区は苫小牧圏の都市計画によって市街化区域と市街化調整区域に分かれています。また、追分地区は都市計画区域外となっています。今現在は人口が著しく減少し過疎化していく中で、現在も線引きされていますが、この線引きは本当に必要なのか。市街化調整区域は原則として新しく建物を建てることが認められていない地域なので、むしろ過疎化対策の足枷になっているのではないかと思っています。そういったことで市街化調整区域を維持していくメリットとかデメリットは何かをまず2つ伺いたいと思います。
答弁 建設課参事 伊藤富美雄
通告にあります1と2を同時に答弁させていただきます。都市計画法に基づく線引き制度を現状のまま維持した場合と廃止した場合の一般的に考えられるメリットとデメリットについて説明させていただきます。最初にメリットですが、線引きを維持した場合ということで一つは無秩序な市街地の拡大が抑制され集約された市街地が計画的に形成される。二つ目がインフラ整備費を抑えられる。三つ目が調整区域の優良農地など営農環境が保全される。四つ目が調整区域の自然環境や田園風景が保全される。線引きを廃止した場合ですが、一つは現調整区域で開発や建築の手続きが簡素化迅速化する。二つ目が現調整区域での商業施設等の立地の可能性が拡がる。三つ目、現調整区域内の人口が増加する地域においてはコミュニティが維持される。四つ目は商業施設や工場の立地による雇用の増加が期待されるといったことが挙げられると思います。次にデメリットですが線引きを維持した場合で、一つは工場の立地が進まず経済活動に影響する。二つ目は住宅建設に制限がありますので調整区域内のコミュニティの維持などに影響が出るだろうということ。三つ目は調整区域での開発許可に費用や時間が掛かる。また、線引きを廃止したデメリットですが、一つ目は市街化区域外での開発や建築が増加し街中との賑わいに影響する可能性があるということ。二つ目はインフラ整備費が増加する。三つ目は現調整区域での建築や商業施設、田園風景の保全に影響が出るのではないかということが挙げられると考えています。
質問 1番 工藤秀一
ありがとうございます。市街化調整区域では今もありましたが、建物を建てるなど土地開発を求める時に様々な制限の壁がのしかかってきます。基本は新しく建物が建てられないというのが代表的な制約で、既存している家の建て替えとか増築、リノベーションなども原則として許可が必要な状況です。私が聞いている内容で例えば定年後に出身地の早来に戻って山を買ってその上に家を建てて自然の中で住みたいんだと。そう思っても早来地区のこの調整区域の関係でそれはできない。また、同じように例えば実家の農家敷地内であっても他所から来たのでは建てられないそうです。また、町内の大手ゴルフ場なんかは過去に敷地内にホテルを建てたいと企画したけれどもこの関係で建てることができなかった。また、温泉の施設やなんかも増築などに制限があって建て替え等が相当厳しいようです。農家の家でも建て直す場合でも許可を得るのに半年ぐらいの期間が掛ったりしています。当然乱開発行為は制限が必要だと思いますが、今のままでいいのかなと思っています。移住定住対策とか回遊交流促進ということを考えた時に、足枷になっているのではないかと思っていますがどうお考えですか。お伺いします。
答弁 建設課参事 伊藤富美雄
やはり都市計画法で縛られている部分ですので、今の状況ですとどのようにお考えですかと言われましても難しい所はあるかなと。ただ、農村地区におきまして住宅を新築するという場合でも条件があります。営農者でしたら問題はないと言いますか建てやすいかなと。それと定年して早来に戻ってきたいというお話も今ありましたが、その戻ってくるというところも、もし実家が農家の方であればさほど問題はなく増改築もできるのかなと。なので完全に建てられないとかそういうものではありませんので、やはり条件というものがあります。その辺を確認していただけると建てられないと思っていた所に建てられる。あるいは住めないと思っていた所に住めるようなことも考えられますので、もしそういう方がおりましたら一度建設課の施設グループの方にご相談をしていただければ可能かどうかの部分を含めてご説明させていただければと思っています。
質問 1番 工藤秀一
今説明があった中でもその実家の農家の敷地内で増設とか改築であれば可能なようですが、実家がある家の他に自分の家を建てたいというのはNGと聞いています。そういったこともあって、移住定住というものを考えた時に色んなデメリットがあるなと思っています。全国的に私もインターネットで探しましたが結構廃止している所があるのですね。実際にその市街化調整区域の廃止とか市街化区域の拡大とかやっているところがあります。廃止をしても乱開発できるような状況ではなくて新たに色々名目つけて新たな土地利用をコントロール方策の導入を前提に線引きを廃止するとか、色々な括りを持ちながら廃止するとか。そういう乱開発にならないような方策も含めて新たにそういった制度を作っているところもあります。この都市計画は昭和 45 年頃に苫東開発の時に契機となって、苫小牧圏の都市計画に組み込まれて大きな町になる算段もあったのだろうと思います。当時は昭和の高度成長期でもあったので人口増加とかが見込めて市街化区域もあまり大きくならないようにコンパクトに収めていきたいという思いがあったと思いますけど、今この人口減少のなかで本当にそれが得策なのかどうかは考えていく必要があるのではないかと思っての今回の質問です。その辺のところも検討いただければと思いますけどいかがですか。
答弁 建設課参事 伊藤富美雄
一つ確認ですが、これ3つ目の質問ということで捉えてよろしいですか。はい。今後のまちづくりとして引き続き無秩序な市街地の拡大を抑制しながら市街地内の居住機能や都市機能などを集約していく必要があると考えています。昭和 48 年に都市計画法による線引きを始めて以降、少しずつ市街地が開発されてきました。例として早来市街地ですが昭和 50 年からは北進、東団地、あかね団地、今回ペット用住宅用として譲渡いただいた旧道公宅周辺、平成元年からさつき団地、あけぼの団地、カナディアン団地、また平成 10 年から北町工業団地、かりんと団地、ゆきだるま団地など市街地内において住宅開発が行われてきました。線引き前と現在を比較すると市街地の住宅用敷地面積は増加しているものの人口に関しては減少している状況です。こうした市街地の人口減少を考え今後のまちづくりを想定した場合、先ほど答弁しましたメリット、デメリットや乱開発による無理な開発による災害防止の観点からも引き続き無秩序な市街地の拡大を抑制していく必要があると考え、市街化調整区域は維持する必要があると考えています。加えて現在、国の方針としても人口減少、高齢化社会などによりコンパクトプラスネットワークの考えでまちづくりの形成を進めていることから、居住機能や都市機能などの緩やかな誘導を促しながら今度のまちづくりを進めていきたいと考えます。現在、町では令和5年度に安平町都市計画マスタープランや立地適正化計画の策定に向けて作業を進めているところであり、今後町民や都市計画審議会及び議会の意見を聞きながらこの計画の策定に向けていきますので、今後もご理解とご協力をお願いします。
質問 1番 工藤秀一
様々な方向性が考えられるかと思います。安平町は旧早来町の早来地区と旧追分町の追分地区があって、追分地区は都市計画の区域外になっています。それで大きな問題になっていないのであれば早来地区も都市計画の区域外という内容で進めても成り立っていくのかなという感じはしますので、今後もこの内容をご検討いただければと思います。考えを伺います。
答弁 町長 及川秀一郎
基本的な考え方は工藤秀一議員もご理解いただいていると思いますが、先ほど答弁した中で乱開発による無理な開発、そういった災害観点からの内容も答弁させていただきましたが、時代は変わってはきてはいますが今逆に外国の資本によります乱開発というものが全国的にも起こっている。そういったことも逆に危惧されるわけです。工藤秀一議員がおっしゃっていただいた追分地区では線引きはない、都市計画を引いていないという。そこも安平町全体としてはバランスをとりながら、その入ってきた事業者が安平町都市計画の線引きがない追分地区にと希望されることも全てが都市計画を引いていればできないのですが、ここは町内の中で地域的な所のバランスもとることが現時点ではできるものですから、そういったところをしていきながら都市計画を線引きを外す議論という考え方というのはこれまでも幾度か出てきたと思いますが、現状においてはまだメリットの方が数段上回っていると判断をしておりますので。そういった中で現状の中で追分と早来の地域差の中で調整を図っていければいいなと。その一方で国土法に基づく土地利用計画であったり全体的な土地の利用であったり、先ほどの答弁にも絡みますが環境的な取り組みであったり、そういったところは全町的な範囲の中で進めていかなければならないということはございますが、都市計画の考え方については若干繰り返しになりますがそういった考えを持っているということです。
質問 1番 工藤秀一
わかりました。私も先ほども言いましたが、大手のゴルフ場が敷地内にホテルが建てられない。また、移住定住したくても来られないという話を聞いてこういったことも検討できるのかなと思っての質問でしたので、今後とも色々な状況変化もありますのでまたご検討いただければと思います。