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網走市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日

網走市における年齢別単身世帯数とその推移について

2024年12月10日、網走市議会の一般質問で、深津晴江議員が「網走市における年齢別単身世帯数とその推移について」質問し、企画総務部参事監 小松広典、健康福祉部長 結城慎二が答弁しました。

質問者
深津晴江 議員
答弁者
企画総務部参事監 小松広典、健康福祉部長 結城慎二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 深津晴江

-登壇- 民主市民ネット、深津晴江でございます。網走市が幸せに暮らせる持続可能なまちになることを願い、この歴史ある網走市議会議場における最後の一般質問を心を込めて行わせていただきます。初めに、「つながる」まちづくりについてです。近年、年代問わず、市内で一人暮らしをされている方が多いと感じています。単身世帯とは、一人で1戸を構えて暮らしている人、間借りして一人で暮らしている人、寮・寄宿舎、下宿屋に住んでいる単身者一人一人を示す言葉だと認識しております。また、国勢調査による家族類型の単独世帯と同様と考えているところでございます。そこで、まず、網走市における年齢別単身世帯数とその推移についてお伺いいたします。

答弁 企画総務部参事監 小松広典

網走市における年齢別の単身世帯数についてでありますが、直近の令和2年国勢調査結果では、10歳から20歳代では2,083世帯、30歳から50歳代では2,399世帯、60歳代では877世帯、70歳代では1,033世帯、80歳以上で869世帯となりました。また、単身世帯数の推移につきましては、20年前の平成12年国勢調査結果と比較しますと、10歳から20歳代では973世帯、率では31.8%の減、30歳から50歳代では436世帯、22.2%の増、60歳代では305世帯、53.3%の増、70歳代では451世帯、77.5%の増、80歳以上では632世帯、266.7%の増となりました。

質問 深津晴江

やはり高齢者の単身世帯が増えているという現状があるというふうに認識いたしました。単身世帯である理由は様々かと考えますが、未婚化、晩婚化が進み、離婚も増えていること、また、高齢期は長期化し、誰とどこで過ごすのかなど含めて家族との関わり方も変化しているものと考えられています。孤独とは精神的なよりどころとなる人や、心の通じ合う人などがなく寂しいことと定義されています。また、物理的には大勢の人々に囲まれていても、自分の心情が周囲の人から理解されていないと感じるならば、それは孤独であると言われています。また、孤独の感じ方は発達段階の各時期によって異なることが知られています。内閣府における孤独・孤立の実態調査に関する全国調査では、孤独感が「しばしばある・常にある」との回答が4.8%、「時々ある」が14.8%、「たまにある」が19.7%と報告されています。今回は、単身世帯に限らず、孤独を感じている市民の現状についてお伺いします。高齢者だけではなく、あらゆる世代の状況を把握されていらっしゃいましたら、お示しください。

答弁 健康福祉部長 結城慎二

孤独を感じている市民の現状についてでございますが、今年7月に市が18歳以上の市民1,500名を対象に、地域福祉に関するアンケート調査を実施しまして、446件の回答を受けております。このアンケートでは、本年4月に孤独・孤立対策推進法が施行されたことを受け、孤独・孤立に関する設問を設けましたが、その結果、「この1年で自身が社会的に孤立するという課題を抱えた」と回答された方が2.9%、「この1年で市内において、他者が社会的に孤立するということを見たり聞いたりした」と回答された方が4.7%となっております。また、「近所付き合いがほとんどない」と回答した方が11.3%、「ふだんの生活で不安に感じることを相談できる人がいない」と回答した方が7.3%となっております。

質問 深津晴江

やはり一定数孤独と感じていたり、あるいは見聞きしたり、あるいは付き合いがないという方が11%以上あるということで、1割以上の方が近所付き合いがない、あるいは相談できる方がいないというところも私はすごく心配している状況でございます。それでは、一般的に孤独が及ぼす影響をどのように認識しているか、お伺いいたします。

答弁 健康福祉部長 結城慎二

国が策定しております孤独・孤立対策に関する施策の推進を図るための重点計画では、関係性の貧困と言える孤独・孤立状態は、心身の健康面への深刻な影響や、経済的な困窮などの影響も懸念されており、孤独・孤立は命に関わる問題であるとの認識が必要であるとされております。この計画では、具体的な健康面への影響として、イギリスの研究結果が示されておりますが、これによりますと、孤独は肥満や認知症、高血圧のリスクを高めるなどの健康被害をもたらす。社会的なつながりが弱いと、1日15本の喫煙と同程度の健康への悪影響がある。健康格差に影響を与えるとされております。また、一般的には、社会からの孤立がセルフネグレクトや社会的排除を生み、鬱病などの精神疾患や自殺リスクが高まるとされていると認識しております。加えて、高齢者では、社会的なつながりを持つことが、フレイル予防にもつながるとされていると認識しております。

質問 深津晴江

孤独が及ぼす影響について、ここは意見を同じくさせていただいたというふうに思っております。それでは、第3期網走市民健康づくりプランにおいて、網走市民の健康上の課題として、人口減少と少子高齢化が進行、世帯数の減少と1世帯当たり人数の縮小が続き、特に単身世帯の孤独化が懸念されると記述されています。網走市は、孤独化・孤立化などの対策として、認知症カフェあえる、あるいは高齢者ふれあいの家、また2か所の子育て支援センターなど、様々な場や機会をつくっていることは承知しております。しかし、市民の交流の場、あるいは孤独感を軽減する役割は十分に果たせていない現状があるのではないかと考えています。全国では、成功事例が幾つも存在しています。時々テレビなどでも取材がありまして、報道されている状況もあります。例えば、栃木県大田原市、一般社団法人えんがおでは、全世代参加型のごちゃ混ぜのまちづくりが進められています。やはりこれからは、ごちゃ混ぜという表現が妥当かどうかは検討が必要かと思いますが、これをキーワードにいろいろなまちづくりでなっているのが、今の現状かなというふうに私は認識しております。そこでは、年配の方が楽しくおしゃべりする姿、その横にはディスカッションする若者たちや犬や猫がくつろぐ姿、あと、駄菓子の棚の前には小学生たち。これは、高齢者が気軽に訪れることができる居場所として、空き店舗を借り受け、商工会議所と立ち上げた施設です。1階には地域サロンとフリースクール、2階には学生向けの勉強スペース、一日中一人で過ごす高齢者の居場所づくりと、勉強場所に困っている学生の双方のニーズに応えることで、自然に多世代交流ができる空間となっています。この施設は、立ち上げた代表が、高齢者の1週間に1回、電話でもいいから誰かと話がしたいという言葉に強い衝撃を受け、会話がなく独りぼっちでいる高齢者の孤立をどうにかしたいと思ったことがきっかけとなりました。私自身も、私の傾聴力はさておきまして、久しぶりに話ができたと長時間話し込む中高年の方々に頻繁に出会ったり、あるいは交流の場として地域食堂を強く望む高齢者もいます。実家が遠くて知り合いがいないと悩む子育て中のママさん、あるいは赤ちゃんを見て触れて本当に笑顔になる高齢者など、多く出会います。年齢、性別、障がいの有無、国籍、文化など異なる人々が存在するまちを楽しむためには、自然につながる、つながれる場や機会が必要です。そして、そのような市の孤独感を軽減できる対策となるのではないでしょうか。網走市の既存の施設や機会を利活用し、できることから始めてはいかがでしょうか。また、先日、里見議員もおっしゃっていましたが、高校生からフリースペースの設置を求める請願が出されました。日頃から人が集まり、にぎわいのある場所づくり、交流の場を求めたものです。このように、世代を超えたつながる場の創出を市民は求めています。市の展望をお伺いいたします。

答弁 健康福祉部長 結城慎二

議員お示しのとおり、当市では、介護予防や子育て支援を中心に、様々な集いの場がございまして、それぞれの年齢属性等の限定はあるものの、交流の場としての役割を果たしているものと考えております。一方で、孤独・孤立対策では、そうした場にもつながることができない方々にどうアプローチするかが重要になってくると考えております。受皿として、新しい形の集いの場を設置しても、そこにニーズや魅力がなければ、求める機能は十分に果たせないことになります。ほか自治体の例がそのまま当市のニーズに合致するものではないと考えておりますが、国の重点計画では、様々な世代が集う場については、孤独・孤立の問題を抱える当事者にとっては、身近な地域における人とのつながりや自身の役割を持つ場となり、気軽に話や相談をしあったり、早期対応につなげたりするなどの場にもなるとともに、地域コミュニティーの形成維持にも資するものとされております。こうしたことから、多様なつながりの場について、既存の仕組みの活用を含め、今後、研究してまいりたいと考えております。

質問 深津晴江

研究していただけるというお話ですので、大変心強い御意見だなというふうに、御答弁だなというふうに感じております。確かに場をつくったからといって来るかとなると、本当に来ない人たちをどうするかという問題があるというのは、私も承知しているところなのですが、ただ、やはり気軽に行けるように場がないと誰ともつながれないという状況がありますので、ぜひ、気軽に相談できたり、本当に市役所としては いろいろな場とか機会はあるのですが、もっとやはりこちらから出向いていったりとか、何かそういうような機会の創出をぜひ今後も、ほかのまちが全て当てはまらないというのは、それは重々承知しておりますが、それを言っていては何も始まらないというふうに考えますので、この網走の市民の力なども活用しながら、ぜひ、そういう場をつくっていただいて、孤立感なくしていく、つながれるまちづくりを進めていただければというふうに思います。ぜひよろしくお願いいたします。問題の意識は共有できたかと思いますので、本日の大きな成果だなというふうに考えております。

出典:網走市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる