網走市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日
小中学校教職員使用の校務用端末について
2024年9月10日、網走市議会の一般質問で、深津晴江議員が「小中学校教職員使用の校務用端末について」質問し、学校教育部長 北村幸彦が答弁しました。
- 質問者
- 深津晴江 議員
- 答弁者
- 学校教育部長 北村幸彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 深津晴江
-登壇- 民主市民ネット、深津晴江でございます。議長の発言の許可を得ましたので、質問いたします。初めに、小中学校教職員使用の校務用端末についてです。令和7年10月に、現在のWindows10のサポートが終了し使用できなくなることから、児童の端末がGoogle Chromeを使っているため、端末の一元化を図りたいという理由で、校務用端末をGoogle Chromeの端末に変更する動きがあると、現場からの訴えがありました。この変更は、教職員に大変な負担を強いるものであり、モチベーションが下がると落胆の訴えでした。まず、今回の校務用端末OSの変更の経緯について伺います。また、ほかの市町村の教職員がGoogle Chromeを使用している実態があるのか、あるいは変更予定があるのか、把握していることがございましたらお示しください。
答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)
小中学校の教職員が使用している校務用端末についてでございますが、現在使用しております校務用端末のOSは、令和7年10月にサポートが終了するWindows10でありまして、アップデートなどの対応が必要になります。しかしながら、保有しております端末の大多数が平成30年に購入したもので、性能的にWindows11へのアップデートが困難な状況な端末でございますので、端末の更新が必要になってくるものでございます。現在、教職員はこの校務用Windows端末と児童生徒が使用している端末と同様の学習用Chrome端末の2台を所持していることから、来年のWindows10のサポート終了を契機に、効率化を目指し、校務と学習の両方を可能とするChromeOS端末への一元化を図りたいという考えを各校へお示ししたところでございます。具体的な更新手続に当たりましては、網走市校長会、教頭会や市内各校から選出された一般教職員等で構成しております、網走市学校ICT活用推進委員会の中で、御意見や御要望をお伺いしながら検討を進めていくということを説明してまいりました。また、他市町村での校務用端末のOSをChromeで使用している実態や今後の変更予定があるかとのお尋ねでございますが、明確な数は把握しておりませんが、北海道内での事例はございません。
質問 深津晴江
経緯については理解いたしますが、校務用端末のOS変更に関わるアンケートを教職員に取ったと聞いております。学校によっても異なるようですが、このアンケートは、児童生徒が夏季休暇に入ってからの依頼であったこと、また、しかもその後変更はあったようですが、当初は8月6日が締切りで、アンケート調査の期間が短すぎたと聞いております。このアンケートの目的と、アンケートを取るに至った経緯についてお伺いします。
答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)
校務用端末のOS変更に係るアンケートについてでございますが、目的は端末一元化に伴うOS変更への課題や不安感をじかに教職員から把握し、課題解決や不安解消への参考とするために実施したものでございます。次に、アンケートを取るに至った経緯でございますが、当初より現場の声を広く聞く必要があると考えておりましたので、網走市校長会や教頭会、網走市学校ICT活用推進委員会での説明を経て、7月25日から8月6日の約2週間の期間でGoogleフォームを利用したアンケートをお願いしたところでございます。夏季休業期間も教職員は勤務をしておりますが、教職員への周知が十分にできないということを考慮いたしまして、締切りにつきましては8月23日まで延長したところでございます。
質問 深津晴江
という御答弁は、もう一元化するということで取ったアンケートだというふうに受け取れます。こういう状況で、こうしたいのだけれどもどうだろうかというアンケートではなく、もう一元化を図ります。それで何か課題とか不安がどうかというようなところというふうに、今の御答弁で私は受け取ります。既に、このOS変更に反対する意見が多く聞かれていますが、このアンケートの結果と、その当局の分析についてお伺いします。
答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)
アンケートにつきましては、先ほど申し上げましたが、7月25日から8月23日までの約1か月間で受け付け、全教職員の42%に当たります125名から回答をいただいたところでございます。その結果でございますが、現在利用しているソフトウエアや機能が使えなくなることへの不安や、データ移行に伴う業務負担や作業効率の低下、転勤時のデータ移行や環境設定の負担などが主に挙げられておりまして、市教委として想定する部分もありましたが、その内容につきましては、網走市学校ICT推進委員会と共有を図りながら、課題解決や不安解消に向けた分析や協議、検討が必要であると考えているところでございます。
質問 深津晴江
それでは、今いろいろ御答弁いただいたのですが、今のアンケート結果なども踏まえて、現在考えている業務用端末のOSに伴う教職員の影響について、今の御答弁はアンケートの結果です。それを受けての影響について、どのようにお考えか伺います。
答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)
教職員の影響についてでございますが、アンケート結果を踏まえて、課題の解決と不安解消に努めなければなりませんので、OSが変更になっても、Microsoft Officeを利用できる環境の構築など、現状の業務に関わり、作業効率低下や業務負担増を生じさせないような整備を進めなければならないと考えているところでございます。
質問 深津晴江
それでは、変更に伴う予算の概略も含めて、小中学校教職員使用の校務用端末OS変更に関わる網走市の展望についてお伺いいたします。
答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)
校務用端末変更に係る市の展望でございますが、校務用端末の更新に必要な予算に関しましては、令和7年度当初予算に計上することを考えておりまして、現在見積り積算中でありますが、端末機器関連品のみで数千万円規模が想定されるところでございます。さらに、各校のシステムやネットワークの整備も必要となりますので、合わせますと相当な費用を要することになるものでございます。ChromeOSからMicrosoft Officeにログインできる環境の構築や校務支援システムへアクセスし、これまでと同様に利用できる環境の構築等を行い、現状の業務が継続できるように整備を進めていく必要があると考えております。また、費用面に関しましても、様々なケースにおける比較検討を行い、コスト縮減を図るとともに、教職員にとっても有用性の高い校務用端末の更新となるよう検討しているところでございます。
質問 深津晴江
それでは先ほどもお伺いしましたが、もうGoogle ChromeにOSを変更するというお考えがあると。そのために課題を解決したりですとか、予算などをまた検討していく、コスト削減に向けて検討していくということでしょうか。確認させてください。
答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)
当初、校務用端末につきましては、Google ChromeOSを活用していきたいという方針を示しましたけれども、やはりMicrosoft Officeも、これまで教職員等が作成しました教材等もうまく動かないということもあるという話も聞いておりますので、例えばGoogle Chrome端末を活用しても、Microsoft Officeを活用できる状況とか、様々な手法があると思いますので、教職員に負担が増えないような形の方針について今検討しているところでございます。
質問 深津晴江
現場の先生たちからは、もちろんメリットも把握されています。情報共有がしやすいですとか、同時に複数人で編集が可能だったりとか、職員会議がスムーズになるのではないかなという意見もある一方で、やはりデメリットとしましては、今まで使っていたデータを変換すると不具合が出るので、先ほど御答弁ありましたとおり、手直しが必要だと。それには相当な時間がかかる。今でも、それでなくても残業時間が多いのに、プラスアルファそこを強いるのかというところで、すごく不安感、不安感というか負担感、負担があるということを考えていらっしゃいます。また、画像データも使えなくなるですとか、横書きができないので国語のプリントなど、それについてはWindowsも残すということなのですが、各学校に数台残しても、多分先生たちがいろいろな作業をしたい時間というのは、児童生徒が帰ってから、その後になるとしたら、当然時間外になるということは十分に予測できるところです。その負担を果たして、網走市が求めるのかということでありますので、ぜひ残業時間を増大させ、教職員に負担を強いることのないように、教職員の働き方改革に逆行することがないよう、くれぐれも慎重な判断をしていただきたいというふうに思います。先ほど、変更に伴っては相当な費用がかかるということは予測されます。でしたら、Windowsに替える予算とも比べていただいて、そこが明らかに予算の大きな違いがあるのでしたら、どうやってGoogle Chromeに替えていくかということは必要かと思いますが、ぜひ判断して、もうGoogle Chromeありきではなくて、そちらのほうも判断して、検討の台にしっかりと上げていただいた上で、どう判断したのかということをお示しいただきたいと思いますがいかがでしょうか。
答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)
今、議員からいろいろお話がありましたけれども、まず、教職員の方に負担増をさせるという考えはございません。GoogleのOSを導入した場合でも、WindowsのOfficeは使えるような環境にはしたいと考えておりますので、現状お持ちのデータとかをWindowsで起動できて活用できるというような方法を考えておりますので、これ以上の負担増というのは、多少OSが替われば最初はあるかもしれませんが、大きな増はさせないような形の端末の更新に努めてまいりたいと考えております。
質問 深津晴江
それでは、これのOS変更に伴う教職員の負担はほぼない状況で変更していくということを考えていくということで間違いないでしょうか。多分、OSが替わるとやはりいろいろな不具合が出てきて、一つ一つ確認しなければいけない。授業準備ですとか、例えば学級だよりですとか、いろいろな部分で不具合が出るというところがありますし、あと先ほど一番最初の御答弁で、まだGoogle Chromeに変更しているところはないし、変更していく予定のところは把握されていないということでしたが、学校の教職員の皆様はやはり異動する職業です。網走市外から、いろいろ異動していきますので、網走市でせっかくGoogleChromeをもし覚えたにしても、よそに行ったらまたつくり直しというところで、網走市に来る教職員がいなくなるのではないかということも大きな懸念がされているところであります。負担がないようにと御答弁いただいていますが、本当にそこは大丈夫なのかというところはすごく心配でありますので、ぜひGoogle ChromeありきではなくてWindows11への変更も不可能なのかどうかというところも、ぜひ予算も含めて先生たちの業務負担を増やさないというところで、ぜひ御検討ください。よろしくお願いいたします。