網走市議会 令和6年第1回定例会 2024年3月11日
教育長の教育行政方針及び市政全般について
2024年3月11日、網走市議会の一般質問で、村椿敏章議員が「教育長の教育行政方針及び市政全般について」質問し、市長 水谷洋一、教育長 岩永雅浩が答弁しました。
- 質問者
- 村椿敏章 議員
- 答弁者
- 市長 水谷洋一、教育長 岩永雅浩
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 村椿敏章
-登壇- 日本共産党議員団の村椿敏章です。日本共産党議員団を代表して、令和6年度各会計予算案、市長の市政執行方針、教育長の教育行政方針及び市政全般について質問いたします。さきの質問者と重複するところがあると思いますが、お許しいただきたいと思います。質問に入ります前に、1月1日に起きた能登半島地震で亡くなられた皆さんに心から御冥福をお祈りしますとともに、御遺族の皆さんにも心からお悔やみ申し上げます。また、被災された全ての皆さんに心からのお見舞いを申し上げます。また、本日3月11日で、東日本大震災が発生してから13年となります。亡くなられた皆さんには心から御冥福をお祈りいたしますとともに、御遺族の皆さんにも心からお悔やみを申し上げます。また、被災された全ての皆さんに心からお見舞い申し上げます。それでは、質問に入ります。まず1項目めは、岸田政権と令和6年度政府予算案についてであります。初めに、岸田政権の評価についてであります。1月に起きた能登半島地震での政府の対応は、発生当初から遅く、その後の被災者への支援は足りないことだらけです。しかし、岸田首相は「やっている」と言って、被災者の苦しみに向き合おうとしません。政治資金パーティーをめぐる裏金事件では、自民党の組織的犯罪ということに反省がないのは、自民党が行った調査内容を見れば明らかです。金権腐敗の根本にある企業・団体献金の禁止に背を向けています。経済では、税制でも賃上げでも破綻した政策にしがみつき、消費税減税もインボイス中止も拒否し続けています。中小企業の社会保険料減免を提案しても、「事業者の利益に資することから、事業主負担が求められている」などと、厳しい環境にある中小企業を突き放しました。アメリカと中国の対立が強まる下で、日本の進路はどうあるべきかが問われています。岸田首相は、自主独立を貫く東南アジア諸国連合(ASEAN)の中心性を評価しつつ、AOIP(ASEANインド太平洋構想)を支持すると言いながら、アメリカの言いなりにトマホークミサイルなどを買うなど軍事対軍事の道へ突き進もうとしています。徹底した対話の積み重ねで平和の共同体をつくりだしている東南アジア諸国連合(ASEAN)の国々と協力して、東アジアを戦争の心配のない地域にする平和外交こそが未来ある道ではないでしょうか。地方自治体は、国の悪政から市民の命と生活、健康を守る役目があります。網走市長として、以上のような岸田政権の政権運営について、どのように評価しているか伺います。次に、新年度予算案についてであります。昨年11月、政府は総額13.2兆円の23年度補正予算を成立させました。補正予算13兆円のうち、物価高から国民を守る項目は2.7兆円、2割にすぎません。一方で、巨大半導体企業への支援や過去最大8,130億円の軍事費まで盛り込みました。24年度政府予算案は、補正予算と一体のものとして捉えていて、国の基本的な予算規模を示す一般会計総額は112兆5,717億円となりました。予算案自体は、国民の暮らしの苦難には目をそむけ、大企業や富裕層には大盤振る舞いするという、逆立ちした内容となっているということです。国民多数が望む消費税減税には背を向け、1回限りの定額減税でお茶を濁し、小規模事業者やフリーランスからインボイスで過酷な税を取り立てます。そして、社会保障費の自然増は、1,400億円も削減されています。年金は今回も物価上昇に及ばない改定率です。介護保険の予算も現場の人手不足解消には程遠いものとなった上、岸田政権は、今後二、三年の間に、利用者負担2割化や介護サービスの保険給付を要介護3以上の重度者に限定するなどの大改悪を狙っています。政府が打ち出した「異次元の少子化対策」は、その財源にインボイスによる消費税収増を投入するとい い ま す 。 そ の 上 、 こ ども ・ 子 育 て 特 例 国 債 を2,219億円も発行しますが、その返済財源のめどは立っておらず、社会保障の一層の削減につながるおそれがあります。軍事費は約8兆円となり、岸田政権が敵基地攻撃能力保有の大軍拡に踏み出した 僅か2年間で1.5倍、実に2.5兆円も増加しています。大軍拡のあおりを受けて、中小企業対策費や食料安定供給関係費が来年度も減額となるなど、暮らしの予算が圧迫されています。さらに、数年後には復興特別所得税の軍事費への流用をはじめとした軍拡大増税が予定されています。平和も暮らしも破壊する「亡国の予算」にほかなりません。このような予算案は、市民の暮らしと経済の困難の打開、日本と世界の平和を願う国民の要求とは全く相いれないものです。このような国の新年度予算について、どのような評価をしているのか伺います。2項目は、市財政の現状と今後の行政運営についてです。市の財政は、過去の大型の公共事業を行った結果、起債残高が最大534億円となり、公債費比率は17%と財政が逼迫することになりました。平成11年度から行政改革が始まりました。公共事業などの投資的経費を削減し、廃棄物処分場や土木維持管理・除雪事業を民間委託、学校給食調理場の集約、保育園の民営化などを行い、正職員を130人以上減らしてきた結果、市民に多大な負担を強いながら、財政危機を乗り切ってきたものと認識しています。令和4年度の決算では、一般会計債務残高見込みは340億円、長期にわたる事実上の借金である債務負担行為額などの42億円を加えると382億円になります。これに取崩し可能な基金60億円を差し引いても322億円の実質債務残高となり、依然として厳しい財政運営になっています。特別会計の実質赤字は約10億円、上水道の起債残高約43億円、簡易水道の起債残高は約3億円、下水道の起算残高は約63億円、合わせると合計で441億円となり、市民1人当たりにすると134万円の借金となります。今後、人口が減少することは避けられない状況にあり、借金返済は進んだとしても、1人当たりの負担は大きくは変わらないものと思われます。このような状況を踏まえて伺います。1点目に、市の財政状況は、行革の取組やふるさと寄附により財政指標は改善基調だとし、市税収入は高い水準を維持していると言います。過去に行った大型公共事業の起債償還が進み、毎年起債の残高は減っているものの、この10年間は330億円辺りで推移している状況です。今年度完成する新庁舎は、物価高騰などにより大幅な増額となっています。起債残高も増える見込みと思いますが、これからごみ処分場の建設、消防署・体育館など老朽化した公共施設の改築や老朽化した道路整備、公園の整備などが計画されています。今後10年程度の見通しを持っていれば、お示しください。2点目に、この間、廃棄物処理の委託、保育園の民営化、除雪を含む公共土木施設の維持管理の一括委託などが、行政改革という名の下で実施されてきました。行政改革は計画どおり進んだと言いますが、除雪体制が弱体化するなど、市民サービスの低下が起きていると市民からの声が聞こえてきます。市が直営で行ってきたことを民間活用によって事業の継続が危ぶまれる事態になっていると考えますが、市長の見解を伺います。3項目は、新型コロナウイルス対策についてです。全国の新規感染者は、11週連続で増加しています。2月8日の発表では、道内の新型コロナウイルスの指定医療機関1か所当たりの1月29日から2月4日の感染者数は、全道平均15.40人、前週13.74人となり、前週から1.66人も増えております。前週を上回るのは3週連続となっています。網走では、この間、観光客が流氷まつりや流氷観光で増えていました。感染の状況についてどのように把握し、市民に注意を喚起するのか伺います。2類から5類に移行しましたが、コロナの脅威は続いています。実際に感染した人たちは、多大な負担を強いられています。網走市は、コロナ対策をどう対応しようとしているのか伺います。4項目めは、防災・減災についてです。内閣府のホームページでは、日本はプレートの境界部に位置していて、甚大な被害をもたらす地震・津波は、全国どこでも発生する可能性があると指摘しています。能登半島の地震では、想定していなかった断層がずれて、地震と津波が発生しました。そして、網走の能取岬沖には逆断層が存在しています。昨年10月に東京大学大学院の片田敏孝特任教授が網走に来て「津波防災地域づくり」の話をされておりました。そこでは、大地震に伴う道の津波想定が太平洋側に続いてオホーツク海側も出されておりますが、釧路の人々の警戒心は、津波に対する警戒は高いですが、オホーツク海側の人々は津波の経験が少なく、警戒心が薄いと言います。能取沖の逆断層が震源になれば、マグニチュード7.5級の地震が起き、網走市には20分ほどで、高いところでは3メートルから5メートルの津波、オホーツク沿岸の高いところでは10メートルの津波が到着すると言うのです。網走市は、津波を想定した災害マップを作成しております。しかし、津波への警戒や備えが市民にあるでしょうか。命を守るための取組が早急に必要だと思いますが、市長の見解を伺います。5項目めは、除雪体制についてであります。今年1月25日、26日の大雪は、市民の生活を直撃しました。市の除雪は何度となく市道を除雪し、バスなどの公共交通や物資の運送、市民の足を支えていただいたと思っています。一方で、車道の除雪した雪を間口に置かれ、重い雪、氷なので家庭用の除雪機も使えない、大変だとの声が出されています。1月29日と2月1日に網走広報に折り込んだ、私たちが行った除雪アンケートに多くの市民の皆さんが回答していただきました。現在、回答件数は、690通にも及びます。その約半分が70代、80代、90代の方です。60代を含めると7割になります。膝の痛み、病気、けが、障がい者世帯と市民の皆さんの声は切実で、重たい雪を少しでも寄せてもらいたいと切実な声が届いています。また、除雪事業に携わる人たちへの感謝の声も寄せられております。美幌町や紋別市では、かき分け除雪後に5トンドーザで間口の除雪をしています。網走市は間口の除雪ができないのは、機械が足りないからではなくて、オペレーター不足だと言っております。今、技術者を育て、そして受け入れやすい環境づくりが必要だと思いますが、どのような施策が必要だとお考えですか。お示しください。網走市中心部には国道、道道、市道があり、今回のような大雪の際は、幹線道路の除雪は特に重要だと思います。しかし、市役所前の交差点には雪山ができて2車線の部分が1.5車線になる部分ができました。国、道、市の連携は十分あると思いますが、どのような考え方、体制になっているのか伺います。6項目めは、個人情報保護についてです。近年、自衛官募集のダイレクトメールが高校生や大学生に届き、SNSでは、「赤紙が来た」というつぶやきが全国で話題となりました。2022年度では、6割を超える自治体が電子、または紙媒体で提供していると聞きます。一方で、「個人情報保護条例や住民基本台帳法に違反」、「プライバシーを侵害している」などとして、自治体に提供を止めるよう求める住民運動も広がっております。防衛省によると、住民基本台帳に記載されている18歳と22歳男女の住所、氏名、生年月日、性別の四つの情報を受けているとのことです。そこで、質問します。個人情報に関わって、この情報提供は明らかに個人情報であり、本人の同意が必要と考えます。情報提供について本人の同意を得て提出しているのか。同意を得ていないで提供しているとしたら、法律違反になると思いますが、見解を伺います。また、住民基本台帳を閲覧するにしても、除外申請が必要であると考えますが、見解を伺います。7項目めは、中小・小規模事業者対策についてです。自民党政治の下で、失われた30年、いえ、自民党に奪われた30年だと言う方もいます。新型コロナが2類から5類になって少しは人の動きがよくなったとはいえ、中小・小規模事業所を取り巻く状況は、コロナ前には戻っていないのが現状ではないでしょうか。物価の高騰で仕入れが上がる、しかし価格には転嫁できないなど、倒産・廃業に追い込まれた業者も出ています。市は、中小・小規模事業所の状況について、現状をどのように見ているのか伺います。次に、インボイス方式(適格証明)についてです。昨年10月から消費税のインボイス制度が始まりました。今も幅広い業界、俳優やライター、タレントなど反対に押され、納税額の時限的軽減などの激変緩和措置が取られましたが、基本的な問題は解決せず、時間が経過すれば本則に戻り全額納めなければなりません。今、中小業者は確定申告をする計算をしておりますが、インボイス導入前の9か月分と導入後の3か月分の計算で、頭を抱えながら取り組んで お り ま す 。 イ ン ボ イ ス制 度 は 、 年 間 売 上 げ が1,000万円以下の免税事業者に対して課税するという過酷な制度であります。中小・小規模事業所を苦しめるインボイス制度について廃止すべきと考えますが、市長の見解を伺います。次に、消費税についてです。中小・小規模事業所にとって、最大の景気対策は消費税の減税です。なぜなら、消費税は逆進性が強いため、所得の少ない人ほど負担が重いという特徴があるからです。そのことからも消費税を引下げることによって、影響を受けるのは所得の低い方々が一番減税感を感じることになります。現在、世界の50か国を超える国々で消費税の減税を実施し、その多くは観光や宿泊、飲食業を対象にしています。また、網走の中小業者の中でも、消費税減税をするのが一番だと声を上げる方も少なくありません。この際、国に対して消費税の減税を求めるべきと考えますが、見解を伺います。8項目めは、社会保障についてです。社会保障の充実は、憲法25条が規定した国の直接の責任であり、暮らしを守り、格差を是正する上でも、日本経済をよくする上でも大きな意義を持っております。社会保障が安心の制度となれば、将来不安からも逃れられ、貯蓄も消費に回ります。社会保障の充実こそが、経済の好循環をつくり出すものと考えます。まず、後期高齢者医療制度についてです。岸田政権は、「異次元の子育て支援」として、子育て支援のお金を後期高齢者医療の保険料から算出しようとしています。それでなくても、75歳以上の高齢者を囲い込んで維持している保険で、少ない年金から保険料を払っている現状を考えると、明らかに間違った方法であります。国に対し見直しを求めるべきと考えますが、見解を伺います。次に、保険料と窓口負担についてです。令和6年度、7年度における北海道の保険料は、均 等 割 額 が 現 行 5 万 1,892 円 か ら 5 万 2,935 円 と1,061円も増えます。所得割率の現行は10.98%から11.79%になり、プラス0.81ポイントとなります。また、1人当たりの保険料は、9万9,910円で現行より5,104円も増えることになります。後期高齢者からは、保険料が高すぎるとの声が上がるのも当然です。加えて、一定の所得がある高齢者の窓口負担が1割であったのが2倍の2割になり、約2割の高齢者が対象となります。単身で年収200万円、月額16万6,666円以上、2人暮らしで320万円以上の世帯が2割負担となります。今、物価高騰、そして年金収入が減らされ、暮らしが大変苦しいという声が上がる下で、高齢者をさらに追い詰めることになります。長生きへのペナルティーとも言える負担増は、やめるべきです。市長として、保険料の負担増と窓口の2割負担について、高齢者の立場に立った見直しをするよう求めるべきと考えますが見解を伺います。次に、国民健康保険についてです。昨年の第2回定例会で、国民健康保険条例の一部改正が行われました。国が、保険料負担の公平性の確保及び中低所得層の保険料の軽減を図る観点からの賦課限度額の見直しと、保険料軽減の対象世帯に係る所得判定基準が見直されたことから、網走市も適用したというものでした。そして、今後、2030年(令和12年)まで毎年、所得割で0.3%ずつ引き上げて、北海道が示す水準に引き上げていく考えが示されました。国が目指す都道府県化による保険料の統一化が進められております。大阪府、奈良県、沖縄県、佐賀県、福島県に続いて北海道が令和12年に統一化をするというものです。しかし、市民の暮らしが物価高騰で家計が悲鳴を上げているときに、国保料の引上げが今後7年間も続くというのは、負担に耐えられないと思います。国民健康保険は、もともとは自営業者や農業、漁業などを主な対象とした医療保険制度でしたが、今ではサラリーマンの健康保険に加入していない非正規労働者やフリーランス、75歳未満の年金生活者などが、加入者の多くを占めています。一般のサラリーマンに比べて低所得層が多いにもかかわらず、保険料の負担率が逆に重くなっているのが国民健康保険です。市長は、国保加入者の生活実態について、どのように見ているのでしょうか。これから7年間にわたって毎年保険料を引き上げる計画は、道庁と網走市で話し合っていることであり、住民は知らされていません。この状況を、どのように見ているのか見解を伺います。また、全国知事会は、国に対して1兆円規模の支援を求めています。今こそ国の責任が求められていると思いますが、見解を伺います。次に、介護保険についてです。介護事業所に支払われる介護報酬の2024年度改定をめぐり、岸田政権が示した訪問介護への訪問介護の基本報酬を2%強引き下げる発表に衝撃が走っています。関係団体は、ヘルパー不足が原因で23年の訪問介護事業所の倒産件数が過去最多となるなど困難な経営実態を示し、訪問介護事業そのものが崩壊しかねない、深刻な介護難民、介護離職が確実に広がると警告しています。政府は加算措置の引上げなどで処遇改善を最優先とした、めり張りをつけたと言い訳しておりますが、賃上げの前に訪問介護事業を崩壊させる愚策であります。居宅介護サービス、介護予防、生活支援サービス事業を中心に介護保険事業をしている網走市内の事業所にも大きな影響が出るのではないですか。今後、訪問介護サービスが受けられなくなる心配がされています。介護報酬の引下げによる影響がどれほどあるのか、見解を伺います。今、単身高齢者が網走で増えています。網走市でも孤立死、孤独死が聞かれます。実態について伺います。見守り事業の強化など対策が必要だと思いますが、見解を伺います。次に、生活保護についてです。2013年に安倍政権が決定した生活保護基準引下げを違法として、減額処分の取消しを命じる判決が相次いでいます。横浜地裁判決は、政府が削減の根拠としたデータ算定方式などは不合理で、その数値に基づく厚生労働大臣の判断は誤りだとしました。恣意的なやり方で減額を強行し、生活保護利用者の生活の土台を掘り崩した責任は重大です。生活保護費の削減は、2013年から15年にかけて安倍政権により段階的に行われました。食糧費や光熱水費などに充てる生活扶助の基準を平均6.5%引下げ、削減総額で670億円に上ります。生活保護費の減額は、今の物価高騰の中で受給者の生活を一層苦しめています。国は、一日も早く支給額の引上げに踏み切るべきと考えます。政府に対して保護費引上げを求めるべきと考えますが、市長の見解を伺います。7項目めは、観光についてであります。まず、流氷まつりについてです。今年の流氷は1月中旬に接岸し、観光客も網走に多く訪れており、流氷観光はにぎわいを見せました、今も見せております。昨年はエコ―センターで行った流氷まつりを、今年は前の商港に戻して行われました。ポケモンとコラボした企画など新しい取組がされたのだと思います。私も市民雪像づくりに今年も参加して、子供向けのキャラクターのかまくらと滑り台を作りました。今回、参加して感じたのは、市民雪像の数が少なかったこと、これが残念でありました。来年度は60回目の流氷まつりです。多くの市民の参加と交流で観光客に楽しんでもらえたらと思っています。デジタル技術を活用したプロモーションを実施するとともに観光客の意識調査をすると市は言います。どのように観光のまちづくりをしようとしているのか伺います。8項目めは、地域公共交通についてです。公共交通は、日常の移動手段の確保のため、路線バスやどこバスの運行の支援をしていくと言います。しかし、昨年は路線バスが30便も減便になり、利用しづらい状況があると言います。利用者離れなど、減便による影響はどうだったのか伺います。運転手不足によるとのことですが、新たに網走に住む若者への支援、例えば単身でも住めるよう市営住宅の要件の緩和など、働き手不足の解消を本格的に行わなければならないと思いますが、見解を伺います。一方、どこバスの待ち時間の長さが問題となりました。路線バスの利用を増やす対策が求められていると考えます。高齢者の足の確保への助成を検討すべきではないですか。見解を伺います。どこバス料金が500円と高いことがどこバスの弱点だと思います。一律300円にしてはいかがですか。見解を伺います。次に、JR北海道問題です。乗車運賃の助成や、市民団体などによる自発的な取組を市は支援し続けておりますが、今、網走駅の乗車人数は、1日当たり333人とかなり低い状況が続いています。JR北海道は先月末、これまでの活動を新年度から3年間継続する赤字8区間について、本年度中に示すとしてきた抜本的な改善方策の提示を3年先送りすると表明しました。地域利用の促進を図るとともに、市民をはじめ団体や企業などへのマイレール運動を提唱するなどして、鉄路の存続に向け関係団体と連携を市は図るとしています。これまでの対策を踏まえて、今まで以上の取組が求められていると思いますが、見解を伺います。11項目めは、農業、漁業についてです。まず農業について、1点目に食糧自給率についてです。食料自給率の低迷をはじめ日本の食と農業が深刻な状況の中で2024年を迎えました。能登半島の地震は過疎と高齢化が進む農山漁村地域や集落を直撃しており、全国の農業関係者に大きな衝撃を与えています。山積する多くの問題に正面から取り組み、希望の持てる農政に転換することは、今年の国政の緊急課題です。今、問われているのは、農山村を疲弊させ食料の生産基盤を弱体化させた歴代自民党政権の責任であります。昨年11月、12月に放送されたNHKスペシャル「食の防衛線」では、食料自給率が38%に落ち込む下で生産現場が危機的事態となっており、食の安定供給の足元を掘り崩している現実をリアルに描き、注目を集めました。三菱総合研究所は、昨年7月、このままでは農業者の激減で生産力が大幅に低下し、現在自給できている米も2040年には156万トン供給不足になる推計を発表しました。成り行き任せでは、主食である米でさえ国民に届かなくなる危険を浮き彫りにしています。歴代の自民党政権は、食料は海外から安く買えばいいと輸入自由化を推進し、国内農業を切り捨ててきたわけで、農政の転換が不可欠です。農業を市場任せにし、欧米諸国では当たり前の価格保証や所得補償を縮小し、大多数の中小家族経営を成り立たなくしてきたことを反省すべきです。岸田政権は、食料・農業・農村基本法の見直しに乗り出し、今年の国会に改定案を提出します。検討されている内容は、危機を招いた歴代政権の農政に対する真剣な検証もなく、従来の延長線上での小手先の対策です。それどころか、現行基本法で農政の最大目標としてきた自給率向上の位置づけを大幅に後退させています。輸入途絶えなど、不測時には農家に作付転換や増産を命令できる有事法制の導入も検討されています。政府が現実に行っていることは、年間77万トンのミニマムアクセス米を聖域にする一方で、農家には米の減反を押しつけ、小麦や大豆などの生産維持に欠かせない交付金をカットするなど増産に逆行する施策ばかりです。苦境にある酪農家が所得補償を求めても、生産性向上の意欲に水を差すと、応じようとしません。国民の命と安全に欠かせない農林水産予算は、今、縮小の一途です。これは、政府が「農業を守る」、「食糧の安全保障」と言いながら、亡国農政に固執するアメリカの食糧戦略に屈服し、大企業の利益を最優先する政治のゆがみが根本にあると考えます。市長は、政府の農業政策について、どのように評価しているのか見解を伺います。2点目に、エゾシカ、ヒグマから農業を守る問題についてです。エゾシカの生息数は年々増加、令和4年度72万頭になり、農林業被害も3年連続増加、令和4年度では48億円と増加しているほか、自動車や列車との接触事故も過去最多となるなど、深刻な状況にあります。北海道として今年1月からエゾシカ対策推進条例に基づき、緊急対策期間を3年間設定し、捕獲目標を18万5,000頭(令和4年度の実績は14万5,000頭)に設定の上、捕獲強化に取り組んでいます。また、ヒグマについては30年前と比べ生息数が倍増しており、昨年は道内において7名が負傷、2名の尊い命が失われたほか、道警へのヒグマ出没通報件数が4,055件と過去最高となるなど、憂慮すべき状況にあります。北海道として昨年春から人里周辺の捕獲を進める春期管理捕獲を開始したほか、今後、ヒグマの適正管理に向けた捕獲目標を設定し、対策強化に取り組んでいます。ところが、政府が今国会に提案しようとしている銃刀法改定案のうち、ハーフライフルの分類を散弾銃の一種からライフル銃へと変更し、銃の経験が10年以上でなければ所持できなくする改定案を提案しようとしています。現在は、散弾銃に分類され、許可を受ければ初心者でも所持ができますが、今回の改定案は、ハーフライフルをライフル銃に分類を変更し、ライフルと同じく経験10年以上でないと所持できなくするという内容です。この改定案が可決されると、若手の狩猟者は射程が短い散弾銃しか使えなくなり、エゾシカやヒグマなどの大型動物の狩猟、駆除に悪影響を及ぼし、人材不足が一層深刻になる懸念があります。当市においても狩猟免許を持っている人たちの高齢化と後継者不足が指摘されている状況にあります。市長は、この状況について、どのように認識しているのか見解を伺います。漁業についてです。1点目は、東京電力の処理水の海洋放出を受けて、中国が行っている水産物の輸入禁止の状況が今も続いていますが、いまだ先行きが不透明な状況にあると思います。この状況がいつまで続くかわからない状況で、漁業に与える影響は極めて大きいものと考えますが、今後の見通しについて、どのように考えているのか伺います。2点目は、網走湖、能取湖における漁場の環境保全は厳しい状況にあることから、資源の保全のための生産調整が行われています。網走湖のヤマトシジミの資源回復が望まれるところではありますが、依然として資源回復のために生産調整をせざるを得ない状況で経営が苦しい状況にあると聞きます。また、能取湖の昨年起きたホタテの稚貝のへい死は、漁業者に大きな影響を与えました。ホッカイシマエビの資源回復も望まれています。引き続き、経営安定のためのさらなる支援が必要と考えますが、見解を伺います。そして、網走湖のシジミ、能取湖のホッカイシマエビの資源回復の現状について伺います。3点目は、一昨年に起きた呼人地区のホテルでの重油漏れ事故問題は、依然として重油がどこに停滞しているかわからない状況にあるようです。それだけに、網走湖で生計を立てている漁業者は、なおさら不安が強くなるのではないでしょうか。現状についてお答えください。12項目めは、環境問題についてです。まず、地球温暖化防止についてです。昨年、網走市はゼロカーボンシティの宣言をしました。今、日本のエネルギー自給率は10%程度です。気候危機打開のために、海外の化石燃料に依存する状況から、国産の再生可能エネルギーへの大胆な転換が必要です。政府の試算でも、日本の再生エネルギーの潜在量は、現在の電力使用量の7倍あると言います。日本共産党は、思い切った省エネと再エネの推進で気候危機を打開する「気候危機打開の2030戦略」を発表しています。そこでは、地方からも、省エネと再エネを推進する取組を進めると書いています。それは地域に仕事と雇用を生み出し、地域経済振興に大きな力となると考えているからです。網走市地域再生可能エネルギー導入計画では、民生部門の業務及び家庭におけるCO₂ゼロに向けた取組が示されています。住宅の省エネルギー化は温暖化防止のためにも経済的にも大きな効果があると思います。しかし、計画では新築と書かれております。住宅断熱化は新築だけでなく、住宅、中小企業、商店などのリフォームによる省エネ対策が急がれていると思います。そこへの支援を強化すべきではないでしょうか。見解を伺います。次に、電力の地産地消についてです。潮見小学校において行われている電力の地産地消ですが、発電量と消費量について数字はどうだったのか、そしてその効果はどれほどあるのか。また、自営線の工事費がかなりかかっていると聞きますが、幾らかかったのか。そして、それを回収するためには何年かかるのか。また、ここに国の支援はないのか伺います。13項目めは、核兵器廃絶についてです。第2回核兵器禁止条約締約国会議は、2023年11月23日から12月1日までニューヨークの国連本部で行われました。核兵器禁止条約の発効から3年がたちました。この間、国際情勢の展開は、核兵器が戦争を防止し、侵略を抑止するどころか、逆に戦争や侵略を助長し、一般市民をも標的にした殺りくや破壊を長引かせ、武力の行使と威嚇を排し紛争の平和的手段による解決を義務づけた国連憲章の平和のルールに逆行する手段であることを証明しています。同時に、核兵器禁止条約の発効は、この情勢の中でも世界の大勢が、国連憲章と原子兵器・大量破壊兵器の廃絶を方向づけた国連第1号決議「核兵器のない世界の平和と安全」の達成を誓ったNPT再検討会議の合意の履行へと進んでいることを示し、人類に希望を与え続けております。網走市は、永遠の平和を願い、平和な未来を子供たちに引き継ぐことを目指して、平成3年9月17日に、平和都市宣言をしました。その後も、平和都市宣言20周年記念事業、糸満市との平和都市宣言事業パネル展、青少年平和都市友好交流事業など事業を行ってきています。日本は、世界で唯一の戦争被爆国ですが、核兵器禁止条約に署名・批准をしていません。平和を求める網走市の長として、国に対して核兵器禁止条約に署名・批准するよう求めるべきと考えますが、見解を求めます。14項目は、ジェンダー平等についてです。昨年6月、世界経済フォーラムが、各国の男女平等の達成度を示すジェンダーギャップ指数2023年版を公表しました。日本は前年の116位からさらに順位を下げ、146か国中125位でした。政治分野では138位、経済分野は123位と世界で最低クラスです。男女平等の達成度は64.7%でした。主要7か国(G7)の水準に遠く及ばないだけでなく、開発途上国や軍政国家を含む東アジア・太平洋地域の中でも最低という不名誉な位置にあります。この指数が初めて発表されたのは2006年、日本は115か国中80位、達成度は 64.5%でした。ですから、この間、達成度はほとんど進歩がありません。他国が男女格差の是正を進める中で、日本が17年間、この課題を克服できず大きく立ち遅れてきたことは深刻です。その責任は、あげて政治にあることは言うまでもありません。日本は、女性差別撤廃条約を1985年に批准しております。しかし、歴代の政権は、男女共同参画や多様性の尊重などを言いながらも、本気で男女格差の是正、ジェンダー平等に取り組んできませんでした。市長は、市政運営に当たって女性職員を積極的に採用・幹部職員も登用する努力をしておりますが、日本政府の男女格差の状況について、どのように評価しているのか、見解を伺います。15項目は、教育についてです。1点目は、学校給食の運営についてお尋ねいたします。子供たちに安全で安心な学校給食を継続して安定的に提供していくための運営体制の維持に努めると市は言っております。この間、給食調理員の欠員が生じたため、給食調理場の集約化をして体制を維持してきています。働き手が足りない中でさらに欠員が生じており、会計年度任用職員の募集が今も続いています。教育長は、この問題を解決するための施策をお持ちですか。また、地産地消の取組及び子供たちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身につけることができるよう食育について推進してまいりますとあります。網走産の小麦によるパンや魚や肉、野菜を使った給食を続けてきておりますが、利用される量はほんの僅かと聞きます。網走の食材をもっと多く利用することで、作り手の顔が見えて網走への愛着がさらに高まるのではないでしょうか。また、地域に給食費が使われることで地域の経済が活性化するのではないでしょうか。見解を伺います。2点目は、合宿事業の推進についてお尋ねいたします。関係機関や団体との連携を図り、誘致活動を積極的に図るとありますが、ここ数年は、ラグビーのシーズン制の変更から大幅な減少となり、参加人数や宿泊数に大きな影響を与えております。当初は大学チームの招聘によってカバーするとのことでしたが、それもかなわず、ラグビーチームの減少は合宿事業の前途に大きな暗雲が立ち込めております。その打開に教育長はどのような施策をお持ちですか。また、宿泊関係でも市内ホテルなどの再編成により、宿泊できる個体数が減っております。これらの事態にもどう対処していくのか、併せて伺います。3点目は、スキー場とスケートリンクの造成についてです。冬の屋外スポーツ施設として欠かせないのが、幼児のときから学校の正課として慣れ親しみ、冬季の市民の健康な体力と心身の育成に役立ってきたスキー、スケートを行うスキー場とスケートリンクのことです。この二つの施設を造るときの気象状況や土台の状況によって開設期間が本来の目的を達成できないほどの状況に追い込まれています。気象状況及び地面の状況によるものであるならば、それらを克服できる解決策を見つけ出していくことが、今、求められています。スキー場については、以前より年前にオープンすることが降雪状況によって難しい状況で、何らかの対策を講じなければと議論がされてきましたが、今年はオープンが遅れ、学校のスキー授業のやりくりに苦慮していると聞いています。今ここにきて、降雪機の導入の是非を含めて、大局的な判断が求められているのではないでしょうか。次に、スケートリンクについては、従来より年前ぎりぎりのオープンであります。2月、そして2月末にはクローズと繰り返してきましたが、今年は2月10日過ぎの暖気によって20日まで閉鎖し、そのままクローズしてしまうおそれが出てきました。ここ数年、使用期間の減少が続いています。その要因の一つに気象状況もありますが、土台の状況が芝生のために、リンクの造成時には雪の確保に苦労し、完成しても2月を過ぎると氷が溶け出す状態になることが懸念されておりました。これらの要因から、土台の改善を含む抜本的改善が求められていると思います。この二つの冬季になくてはならないスポーツ施設についての現状認識と抜本的改善についての教育長の見解を伺います。以上、質問しましたが、市長並びに教育長の積極的な答弁を求めて質問を終わります。
答弁 市長 水谷洋一
-登壇- 日本共産党議員団、村椿議員の御質問にお答えをいたします。初めに政府の取組についてでありますが、成長と分配の好循環による新しい資本主義社会の実現に向け、人への投資、科学技術によるイノベーションの推進、三位一体の労働市場改革を通した構造的賃上げの実現や、これによる分厚い中間層の形成など、経済の再生を最大の使命としつつ、少子化対策、女性活躍推進、認知症への対応などによる包摂的な共生社会の実現や、防災・減災・国土強靱化、グリーントランスフォーメーションにも継続的に取り組むとし、地方に対しましても安心して暮らせる地域を守り抜くとともに、観光や農業などの基幹産業の発展を支援することとしております。こうした国の動向を踏まえながら、地域医療の充実、子育て世代の負担の軽減、人材の確保、公共交通の維持、地域経済の活性化など、当市の課題解決に取り組んでまいります。次に、国の新年度予算についてでありますが、令和6年度予算は、令和5年度補正予算と一体として、物価高に対応しつつ、持続的で構造的な賃上げや、デフレからの完全脱却と民需主導の持続的な成長と実現を目指すとし、税収は69兆6,080億円と過去最高となっております。一方で、公債依存度は31.2%と依然として高いことには変わりはありません。こうした中、地方財政計画は、一般財源総額が前年を上回り、確保されるとともに、臨時財政対策債は半減の5,000億円となり、財源の質も改善されており、地方に対して一定の配慮はなされたものと受け止めております。国政に関する諸問題につきましては、国会における議論を見守りたいと思いますが、私ども地方の意見は全国市長会を通して国に伝えてまいります。次に、財政収支見通しでありますが、中期的な財政運営を図る観点から、例年5年先の収支見通しを作成した上で、予算編成作業を行っているところであります。10年といった長期的な収支見通しは、交付税や市税、社会保障費、ハード事業などの推計において見積り精度が低くなることから、作成をしておりません。現時点では具体的な計画がない大型建設事業の時期、事業費はお示しできませんが、人口減少社会を見据えながら、総量の縮小、広域的な視点も含めたエリアでの検討、既存ストックの利活用、長寿命化などを基本的な考えとして検討を進めていかなければならないものと考えております。次に、除雪事業の継続についてでありますが、道路維持における民間委託は平成30年度から開始をいたしました。民間委託後、業者の撤退や人口減少、高齢化等によるオペレーター不足など、担い手確保や若手への技術継承が求められていることは認識をしております。市では、除雪体制を維持するため、除雪機械の取得や、新たな除雪業者の発掘に取り組んでいるところであります。引き続き、持続可能な除雪体制を維持するため、除雪業者の経済的な負担軽減や作業員の負担軽減に取り組んでまいります。次に、コロナ対策の対応についてでありますが、令和5年5月8日から5類感染症となり、感染状況につきましては、北海道が公表する保健所別の報告数で把握をしております。必要に応じ、市ホームページやSNSにより注意喚起及び情報発信を行っております。また、5月8日以降も、3回全戸チラシを発行し、感染予防等についての市民周知を行ってまいりました。今後の対策につきましては、令和6年度以降、患者や医療機関への公費負担が終了し、通常の医療体制となり、ワクチンについても定期接種化される見通しになっておりますので、季節性インフルエンザ等、同類の感染症と同様の対応を考えております。次に、津波対策についてでありますが、昨年、北海道により津波浸水想定が見直されましたが、これは、網走沖、紋別沖、稚内沖、十勝・根室沖でそれぞれ、これまでに想定される地震が発生した際に生じる津波の最大値を数値化したもので、防波堤の効果はないことが前提となっております。津波到達時間の最短は、能取湖口付近で13分、最大津波高は二ツ岩から美岬にかけて5.4メートル、いずれも住居などはない地域であります。このほか、二ツ岩地域では津波到達時間は17分、最大津波高は4.7メートル、網走港では津波到達時間は17分、最大津波高は2.9メートル、北浜地区では津波到達時間は16分、最大津波高は3.5メートルとなっております。現在、この新たなハザードマップを各家庭に配布をしているところです。市民の皆さんへ、防災フェア、学校における防災教育、自主防災訓練や防災研修会など、様々な場面で災害に備えることの重要性を伝えるとともに、津波避難路へのソーラー式蓄電型照明の整備、避難所の電源対策、新たな手法による災害情報の発信、防災備蓄の充実に取り組み、地域防災力の向上に努めてまいりたいと存じます。次に、技術者育成の施策についてでありますが、若い除雪技術者を育成するために、まず除雪に対する興味を持っていただくことが大切であり、市民の安全・安心を守っている除雪作業動画の発信や、除雪車両の構造紹介等をホームページを通して取り組んでいるのと併せて、ベテランオペレーターから若手への技術継承や建設業に従事する若手技術者・技能者の育成のために、資格取得支援に取り組む建設業者に対して補助する若者技能者人材育成・地元定着支援事業を活用していただけるよう、積極的に周知をしてまいります。次に、国と市の連携及び体制などについてでありますが、毎年、除雪シーズン前に、国、道、周辺自治体、警察、消防の関係機関と除雪に関する協議と冬季交通の安全対策について意見交換を行っております。除雪の連携では、交差点箇所の対応は、最後に除雪を行う事業者が除雪することとなっております。また、通行止めの情報共有や排雪時期など、円滑な除排雪により安全な冬季交通を確保するため、引き続き連携をしてまいります。次に、自衛官等募集事務に係る個人情報の提供についてでありますが、自衛隊法第97条第1項では、「都道府県知事及び市町村長は、政令で定めるところにより、自衛官及び自衛官候補生の募集に関する事務の一部を行う」と規定されており、同法施行令第120条では、「防衛大臣は自衛官又は自衛官候補生の募集に関し必要があると認めるときは、都道府県知事又は市町村長に対し、必要な報告又は資料の提出を求めることができる」と規定されております。また、個人情報の保護に関する法律第69条第1項では、「法令に基づく場合は、個人情報の提供に際し、本人の同意を得る必要はない」と規定されております。令和3年2月には、防衛省・総務省の連盟の通知では、自衛官の募集に関し、住民基本台帳の一部の写しを用いることは、特段の問題は生ずるものではないとされており、こうした法令に基づき、当市におきましては、自衛隊に対し、請求目的以外の使用を禁止するなどの条件を付した上で、当該年度に18歳と22歳を迎える方の住所、氏名、生年月日、性別を住民基本台帳の一部の写しとして提供しております。次に、除外申請についてでありますが、自衛隊が自衛官等の募集事務に当たり、住民基本台帳を閲覧すること自体を除外することはできませんが、除外申請につきましては、道内では札幌市、旭川市、千歳市、帯広市が取り組んでおり、当市におきましても除外申請の手続を取り入れてまいります。次に、中小・小規模事業所の状況についてですが、当市の経済情勢として、商工会議所が実施をしている四半期ごとの状況判断DI値は、第3四半期の状況として全体でマイナス9.3となり、第2四半期と比較して15.3%の悪化となっています。直近では、インバウンドを含め観光客の動きも回復傾向にありますが、業種ごとのばらつきは大きく、市中の景気動向は、物価高等に伴う原材料価格の上昇や人材不足等の影響があるものと捉えております。次に、インボイス制度の廃止との御主張でございますが、これまでの免税事業者だった中小の事業者やフリーランスの方については、インボイス登録を行うことで事務などの業務負荷やコストの増加などが指摘されており、一方で課税事業者については、免税事業者と取引をした場合、仕入税額控除ができないため、利益率や資金繰りへの影響が出るものと考えております。その上で、インボイス登録につきましては、各事業者が任意で選択できるものであり、それに伴う影響を緩和するため、国では免税事業者等からの仕入れについて、制度実施後6年間は、仕入れ額相当額の一定割合を控除可能とする経過措置が設けられるなどの措置が講じられておりますので、今後の制度の運用に当たっても、国において適切に対応されるべきものと考えております。次に、消費税についてでありますが、消費税は、商品、製品やサービスの提供などの取引に対し、広く公平に課税される税で、消費者が負担し、事業者が納付するものと理解をしております。議員御主張の減税につきましては、食料品などの生活必需品や教育サービス、生活支援サービスなどについては、軽減税率が適用され、消費者の負担を軽減する措置が取られているものと存じております。また、消費税の減税は、消費税を財源とした社会保障関係費に影響を及ぼすことが想定されることから、議員御指摘の主張は、国会においてバランスの取れた議論がなされるべきものと考えております。次に、子育て支援に係る後期高齢者制度、医療制度での負担についてありますが、我が国の少子高齢化は待ったなしの状況であり、国は子育て世代に対する支援や環境整備のため、今後は社会全体が連帯し、公平な立場で広く支え合っていく新たな枠組みが必要であるとし、こども・子育て支援金制度を創設することとしております。その財源を予定として、令和8年度より公的医療保険に合わせて徴収し、歳出改革と賃上げによって実質的な負担を生じさせないとする説明がなされているところであります。子育て世代に対する支援の充実は必要であり、財源の確保も必要でありますが、保険の仕組みを利用して、医療保険とは性格の異なる支援金の徴収は適当ではないと思っており、今後、税の在り方を含め国において財源の在り方を議論させるべきだと考えております。次に、後期高齢者医療保険料の見直しと窓口負担の見直しについてでありますが、この問題は後期高齢者医療にとどまらず、社会保障全体の問題として医療保険の在り方の議論が必要と考えます。後期高齢者医療制度は、75歳以上の方、1,900万人が加入しており、医療給付費が15兆3,000億円となっております。そのかかる費用の収入は、公費が7.7兆円、保険料が1.3兆円で、残りは現役世代の負担であり、そのうち中小企業の従業員や家族4,000万人が加入する協会けんぽにおいて、給付費が5.7兆円である中、上乗せをして1.2兆円を、中堅・大企業の従業員や家族が加入する組合健保においては、給付費3.5兆円に対し約2倍の保険料を徴収し、1.9兆円を、市町村国保においても1.6兆円を、合わせて現役世代から6.3兆円を後期支援金として後期高齢者医療に財源の給付を行って、後期高齢者医療制度が成立をしております。少子高齢化社会を迎え、後期高齢者の医療費が確実に自然増となる中、誰がどのように負担をするべきか、全体の社会保障を俯瞰した中で議論が行われるべきと考えます。その中で、窓口負担の2割について、急激な負担増とならないよう、激変緩和措置なども導入されているところでありますので、いずれにいたしましても、社会保障全体の負担の在り方について必要に応じ、全国市長会を通じて要請をしてまいりたいと考えております。次に、国保加入者の生活実態及び保険料の引上げについてでありますが、当市の国民健康保険の現状としては、人口減少、団塊世代の後期高齢者医療制度への移行、被用者保険の適用拡大などにより、加入者数が減少してきております。さらに、70歳以上の加入者が約28%を占める年齢構成となっており、年々1人当たりの医療費も上昇している状況にあり、保険料が上昇していくことにつながっていることから、これらの課題解決のため、都道府県による広域的な保険事業を実施し、国庫財政の安定化に向けて進めようとしているところであります。今後におきましては、道内どこに住んでいても同じ所得、同じ世帯構成であれば、同じ保険料負担となる統一保険料の導入が目指されているところにあります。一方で、現在の当市の保険料率と推計される保険料率とは開きがあることから、急激な負担増とならないよう基金の活用を検討しているところであり、また昨年の第2回定例会でお示しをいたしました今後の保険料率は、その時点での試算であり、今後の加入者数や基準総所得、道からの交付金などにより変更となるものであります。被保険者への説明では、都道府県化の必要性と統一保険料率の導入についてわかりやすく周知してまいりたいと考えておりますが、現時点では導入まで6年間あることから、保険料率は今後の状況によって変わりますことから、説明の方法について検討してまいりたいと存じます。次に、国の支援についてでありますが、当市としては、被保険者の減少及び高齢化に伴う医療費の増加や所得の減少などは国保の構造的な問題と捉えており、国保財政は引き続き厳しい状況にあることから、事業主負担がある被用者保険制度との保険料負担の公平を図り、また、さらなる国保財政基盤強化を図るためにも、財政支援を引き続き全国市長会を通じ要望してまいります。次に、訪問介護の引下げによる影響についてでありますが、令和6年度介護報酬改定により、訪問介護の基本報酬は引き下げられました一方、処遇改善加算は手厚い設定となっていると認識をしているところであります。市といたしましては、処遇改善によるヘルパーの人員確保を進め、サービス提供者を増やすことが経営安定につながることから、人材確保を協働して進めてまいりたいと考えております。また、事業所運営に係る経費につきましては、首都圏と地方に差があることを認識しておりますので、これまでも地域の実情を踏まえた報酬体系にすることを北海道市長会を通じて国に要請しており、今後におきましても、報酬改定による経営の影響を注視し、必要に応じ要請を継続してまいります。次に、単身高齢者の見守り事業の強化・対策についてでありますが、当市における孤独死の実数は把握をしておりませんが、網走警察署等関係機関からの連絡により、市が対応に関わる事例は発生をしております。配偶者との離別や死別、頼れる親族がいない、地域との関わりが特にないなど、高齢者を取り巻く様々な環境が孤独死につながる要因と認識をしておりますので、見守り事業の強化は必要と考えております。今年度開始いたしました通信機能付電球の設置を進めるとともに、新年度につきましては、緊急通報システムの機能拡充など、見守りサービスのさらなる充実を図ってまいります。また、見守りサービスの活用はもとより、地域におけるコミュニティー形成も重要となるため、引き続き効果的な対策を研究するとともに、町内会・老人クラブ等の地域組織や、民生委員と連携をした体制構築に努めてまいります。次に、生活保護費の引上げの御主張でございますが、生活保護基準は、一般低所得者世帯の消費実態との均衡を図るため、国の社会保障審議会、生活保護基準部会による検証等を踏まえ、国が定めるものであります。また、昨今の物価高騰を踏まえた対応として、令和5年10月以降の生活保護基準につきましては、令和5年度から6年度の2年間に限定し、1人当たり月額1,000円を特例的に加算をしております。さらに基準の見直しにより、特例的な加算を行っても生活保護費が減額となる世帯類型においては、保護費が据え置かれ、3級地に該当する網走市では、世帯類型別の平均では、保護費は引上げとなっております。市といたしましては、国の社会保障審議会の議論に注視しつつ、健康で文化的な最低限度の生活を保障する最後のセーフティーネットとして、国が定めた基準に基づき、生活保護制度を適切に運用してまいります。次に、デジタル技術を活用した観光のまちづくりについてでありますが、観光プロモーションの在り方については、デジタル技術の普及などにより、在り方が大きく変わってきております。市では、専門人材のデジタル推進参与や観光協会と連携をして、昨年からデジタルマーケティングを通じて、情報発信の最適化を図り、効果的な周知に努めております。特に近年は、個人型観光客の割合が高くなっている状況となっており、これまでのような団体型観光客の獲得に向けた旅行会社との連携だけではなく、個人に向けてSNS等を活用して、ダイレクトにお知らせをしたい情報を伝えていかなければならないものと考えております。また、新年度におきましては、物価変動や消費動向が変化している昨今の状況と、コロナが一定程度落ち着いたこのタイミングで、平成28年度以来8年ぶりに消費動向調査を実施いたします。これにより、観光事業で実施した施策の効果検証やさらなる取組の検討に生かしてまいります。次に、路線バスの現状、課題及び減便の影響についてですが、昨年12月からは、運転手不足への対応として、平日も日曜・祝日ダイヤで運行する特別ダイヤで運行しているところであり、また、この特別ダイヤを基本としたダイヤ改正が3月24日から実施される予定となっております。ダイヤ改正につきましては、利用していた便が変更あるいは前後の便との統合になるケースもあることから、バス会社では、通勤・通学など、特に影響の大きい時間帯については新たな便を設定するなど、影響を極力最小限に留めるよう、配慮された内容にしたものとお伺いをしているところであります。次に、働き手不足の解消に係る対策についてでありますが、これまでも運転手・従業員の確保に当たり、市内のバス会社及びタクシー会社に対し、運転手の免許取得や働きやすい職場づくりに資する環境改善に取り組む経費の一部を支援する公共交通人材確保事業のほか、人材確保に資する動画やホームページ等の制作委託経費、求人情報掲載に係る経費の一部補助、市外からの人材誘致が見込まれる合同企業説明会等に出展する企業に対する経費の一部を支援しております。また、新年度からは、面接に係る旅費など、採用に係る経費についても支援を拡充するほか、交通事業者に限らず、新たに社員の居住を目的とした社宅の取得・改修を行う事業体に対し、経費の一部を支援いたします。なお、市営住宅の運用につきましては、従業員の入居を目的とする事業者が借り上げることを可能とする要件の見直しを行い、戸数は限定いたしますが、様々な角度から働き手不足の解消に努めてまいります。次に、高齢者の足を確保する助成についてでありますが、市といたしましては、バス、タクシーの乗車料に使用可能な金券を配布する高齢者生活総合支援事業を実施しており、市内の地域交通網の観点から、議員御主張の点につきましては難しいものと考えております。次に、どこバスの料金についてですが、本年度から本格運行に当たり、運行収益、ハイヤー料金との兼ね合い、持続可能な運行体制の確立などを総合的に考慮し、最終的には地域公共交通活性化協議会での協議検討の上、決定をしております。路線バスよりも乗降可能場所が多いという点も踏まえ、利用頻度によっては割安となる定期券や回数券もあることから、それぞれ利用される方のライフスタイルに応じて御活用いただければと存じます。次に、鉄道路線存続に向けた取組についてですが、御案内のとおり、JR北海道と地域関係者が一体となって利用促進やコスト削減に取り組むとともに、持続的な鉄道網の確率に向け検討を行うためアクションプランを策定し、5年にわたり取組を進めてまいりました。この間、3年間は新型コロナの影響も受け、取組の一部は計画どおり実施できない部分もあり、事業の抜本的な改善方策の検討には至らず、1月30日に開催されたアクションプラン総括的検証報告会においては、利用促進等の取組について、実証事業としての実施も含め、今後3年間をめどに改めて、事業の抜本的な改善方策の取りまとめを行いたい旨の報告があったところであります。これを受け、国では対応を検討することとしておりますので、石北本線、釧網本線は、いずれも地域に欠かせない社会インフラであるとの認識の下、特性に応じたそれぞれの路線の位置づけについて、関係自治体と連携をしながら、様々な協議・検討を行ってまいりたいと存じます。次に、政府の農業政策への評価についてでありますが、政府は食料・農業・農村基本法について、25年ぶりに改正を行うこととしており、食料自給率の向上に向け、複数の数値目標を設定し、達成状況について調査を行うことや、食料安全保障の定義、食料の価格への反映などについて議論が進められ、併せて農地を守る施策も検討されていくと聞いております。また、国は、農業は国家の基との認識を国民全体で共有することが必要であると明言しております。当市としても、網走の基である農林水産業の持続的発展が図られるよう、今後とも1次産業の振興に取り組んでまいります。次に、銃刀法改正案による狩猟免許者への影響についてですが、有害鳥獣駆除においては、猟友会の協力は不可欠であり、経験のある狩猟免許所持者の減少が危惧される中、若手狩猟者の育成は大変重要であります。また、ハーフライフルの有効射程が長く、許可を受ければ散弾銃と同じく狩猟免許取得後すぐに所持できることから、自治体による有害捕獲や狩猟において有効なものと思います。こうした中、警察庁はハーフライフルによる殺人事件が発生したことを受け、規制を強化する方針を示しておりますが、農林業被害や人的被害防止対策に影響を与えるとして、北海道や関係団体からも懸念の声が上がったことから、警察庁では例外規定の運用を拡大し、狩猟を含めて、申告により1年目からハーフライフルを所持できるようにする報道がありました。当市におきましても、この例外規定の運用拡大の内容も含めて規制の動向に注視するともに、狩猟免許取得に係る助成について、さらに活用を促し、人材の確保に努めてまいります。次に、東京電力処理水の海洋放出の件についてでありますが、当市の基幹魚種であるホタテは、市内水産加工場において加工され、その多くは輸出商材として取り扱われており、中国への仕向けもあると認識をしておりますが、同時にEU及び米国への出荷もしているところであります。禁輸措置発表後、市では漁協及び水産加工事業者を訪問し、現状把握と課題について聞き取りを行っており、一部事業者において中国向けの商材の返品や停滞が発生しているとお聞きをし、また先行きが見えない禁輸措置の長期化に対して、大きな不安があると伺いました。このようなことから、市ではホタテ消費拡大緊急対策事業により、首都圏や地元にて消費拡大対策を速やかに実施しております。現在のところ、市場での大幅な単価の下落や、市内事業者における在庫過多についてはお聞きをしておりませんが、中国の禁輸措置は先行きが見えておりませんので、引き続き漁業関係者や加工事業者と連携をして、必要に応じて機動的に対応してまいりたい、このように考えております。次に、網走湖のヤマトシジミ資源の回復状況についてでありますが、近年の気象状況などから、湖内水環境に変化が見られ、ヤマトシジミの再生産が見られなくなり、資源の大幅な減少が見られ、議員御指摘のとおり厳しい生産調整が続いております。市では2018年より網走湖ヤマトシジミ資源対策検討会を設置し、関係機関及び有識者による検討を開始するとともに、シジミの産卵に適した塩分濃度にするため、大曲堰の弾力的な運用について河川管理者に要請をしており、その結果、ヤマトシジミにつきましては順調に資源の回復が見られているところであります。能取湖のホッカイエビにつきましては、能取湖水質資源調査事業補助金により、西網走漁協、東京農業大学、水産技術普及指導所により春と秋に資源量調査が行われており、ここ数年は大幅な資源増大は見られませんが、毎年10トン程度の漁獲量が維持されている状況となっております。網走湖及び能取湖の漁業は、当市の貴重な産業でありますので、引き続き水質及び資源調査について支援を行うとともに、網走湖のシジミについては、資源増大対策や湖内環境調査を進めてまいります。次に、重油漏れ事故の状況及び環境、今後の見通しについてでありますが、昨年7月27日に北海道が主体となり、ホテルに対して技術的な助言を行うために設置をしております呼人地区油流出に係る連絡会議の第5回会議が開催されており、ホテルにより重油漏洩が確認された範囲をバイオ工法により浄化対策を行うことが示されておりますが、当該会議において専門家よりホテルが実施するバイオ工法について工法や効果の説明を求めておりますが、詳細については報告を受けておりません。現在、北海道がホテルと協議を進めており、市といたしましては、連絡会議においてバイオ工法の効果の説明を行うことを道に対して要請するとともに、その結果を踏まえて協議をしていくことを考えております。いずれにいたしましても、早期解決が図られるよう、引き続き関係漁協などと協議を行いがら、事態収束に向けて努力をしてまいります。次に、網走市地域再生可能エネルギー導入戦略における住宅の省エネルギー化でありますが、導入戦略では、新築時には原則として省エネルギー対策をしていただきたいということで、基本方針を掲げたところであります。住宅リフォームでは、住宅の断熱化など省エネに係る改修補助として、住環境改善資金補助制度により、省エネルギーを支援しているところであります。新築住宅の支援では、住宅のZEHや省エネ改修については、国による補助が行われているところであり、中小企業、商店などの省エネ対策に対する支援につきましては、令和5年2月にゼロカーボン北海道タスクフォースが作成したゼロ北ハンドブックに国や北海道の補助施策がまとめられていることから、広く周知をして進めてまいります。次に、あばしり電力の取組についてですが、潮見発電所の発電量は、昨年4月から本年1月までの10か月間で約17万4,000キロワットアワー、環境省が公表している指標で算出いたしますと、約94トンのCO₂の温室効果ガスの排出を抑制しております。事業費は、4か所で太陽光発電パネル設置、蓄電池などの整備、その他関連工事を合わせて約5億1,000万円程度で、これを売電収入や取次手数料をもって約20年間で回収する計画であります。なお、あばしり電力では、この一連の取組に対し、北海道から令和4年で7,500万円、令和5年度では5,000万円の補助金を受領しております。次に、国への核兵器禁止条約への署名・批准の求めについてでありますが、当市が加盟する平和主張会議において、令和5年11月20日付で内閣総理大臣宛てに「核兵器排絶に向けた取組の推進について」と題した要請書を提出しているところであります。要請書の趣旨といたしましては、核兵器に依存しない政策へ転換できるような社会環境を醸成するためにも、政府に一刻も早く核兵器禁止条約の締結国会議にオブザーバーとして参加するとともに、核兵器禁止条約に署名・批准することなどとしているところであり、引き続き平和首長会議を通じ、政府に要請してまいりたいと考えております。次に、男女格差是正の取組についてでありますが、議員お話しの世界経済フォーラムがまとめているジェンダーギャップ指数は、ゼロが完全不平等、1 が 完 全 平 等 と 示 し て おり 、 日 本 の 総 合 指 数 は0.647と極めて低いものとなっております。分野ごとの指標では、政治が0.057、経済が0.561と低く、一方で教育では0.997、健康では0.973と、完全平等に近い指標となっております。男女格差やジェンダー平等については、女性活躍推進法や男女雇用機会均等法など関連法が適宜改正され、国においても是正されていくものと考えておりますが、当市におきましても、網走市男女共同参画プランに基づき、必要な対策に取り組んでまいります。
答弁 教育長 岩永雅浩(教育長は2025年3月まで)
-登壇- 教育委員会関係についてお答えいたします。初めに、給食調理場における会計年度任用職員の欠員についてでありますが、令和4年度まで9か所あった調理場を6か所に集約化し、令和5年度より新たな体制で給食調理場の運営を行っているところでございます。しかしながら、議員の御指摘のとおり欠員が生じており、継続的に調理員を募集しているところでありますが、応募が極端に少ないといった現状があり、この状況は以前より見通されており、民間活力を導入し、調理員の確保を目指したところであります。現状でも応募が少ない状況が続いておりますことから、今後は現行の募集に加えて新たな対応を検討し、欠員対応に努めてまいりたいと考えているところでございます。次に、学校給食への網走産食材の使用についてでありますが、これまでも網走産、道内産、国産といった順で、できる限り地場産品の利用を心がけており、定められた1食当たりの給食費の中で賄うことができ、かつ必要数が安定的に供給できる安全・安心な食材確保に常日頃努めております。引き続き、農協や漁協、生産者や加工販売業者などの関係者の御協力と連携により、網走産をはじめ道内産食材を積極的に取り入れたおいしい学校給食の提供に努めてまいります。次に、合宿事業の推進についてですが、ラグビー合宿は昨年夏4年ぶりに社会人、大学各1チームに実施をしていただきました。平成30年度までは、社会人、大学合わせて10以上のチームに合宿を実施していただいておりましたが、社会人チームはシーズン開幕時期の変更、大学チームは新型コロナウイルスの影響による合宿地変更によりまして、合宿チーム数が減少しております。現状では、ラグビー合宿の増加は厳しい状況ではありますが、引き続きチームスタッフとのつながりを生かし、社会人、大学ラグビー各チームやラグビー協会に対し誘致活動を進めてまいります。スポーツ合宿誘致の現状を踏まえた上での打開策としましては、令和2年度から女子プロサッカーチームへの積極的な誘致活動を実施した結果、令和3年度は1団体、令和4年度には2団体、令和5年度には3団体に合宿を実施していただいております。来年度以降も継続して合宿を実施していただけるよう、各チームと引き続き連絡を密に取ってまいります。また、Jリーグが2026年シーズンより、現在の2月開幕、春秋制から8月開幕、秋春制への移行が正式決定となり、強化合宿の時期が7月中と想定されますことから、Jリーグチームの合宿実現に向け誘致活動を積極的に実施してまいりたいと考えております。次に、市内宿泊施設の減少についてですが、近年各競技のチームに合宿を実施していただくに当たり、大きな課題となっております。スポーツ合宿の受入れ時期は、主に7月から8月の期間となっており、観光客も多数訪れる時期でありますことから、宿泊施設の確保に各チーム苦慮されており、チームから当市宿泊施設の確保依頼があっても市内では応じられないケースもございます。今後は、合宿受入れ対応可能な施設の増加を図るため、食事の提供など受入れ体制の整備について市内宿泊施設へ依頼していくほか、ホクレン・ディスタンスチャレンジなどの大会開催時に、参加チームへ受入れ可能な近隣市町の宿泊施設の活用を行うなど、近隣自治体とも連携し、チームの意向に応えていきたいと考えております。次に、スキー場とスケートリンクの造成についてですが、スキー場のオープン時期が降雪状況に左右されることは、多くのスキー場が直面している課題であり、直近10年ではほとんどが年明けのオープンとなっております。令和元年には2月5日と遅いオープンが、学校のスキー授業の計画に影響を及ぼしております。人工降雪機の導入は、雪不足の問題に対応できる可能性があるものと認識しておりますが、この導入には、保管場所、その他維持管理、電気設備整備を含め多額の経費が必要となるほか、大量の水を消費することから、水源の確保と国定公園内における貯水施設整備の課題など、幅広い視点から十分な議論と検討が必要と考えております。スキー場につきましては、近隣自治体の学校のスキー授業でも利用されておりますので、今後、定住自立圏締結自治体との協議の場で、スキー場の今後の在り方などについて議論してまいりたいと考えております。スケートリンクにつきましては、同様に気象条件によりオープン時期が左右されるものでありますが、通常、降雪と同時に造成を始め、12月下旬にオープンし、冬休みスケート教室や学校授業、市民スケート大会などのイベントがほぼ予定どおり実施されております。大曲公園にあるスケートリンクは、夏季はパークゴルフ場として利用されておりますので、施設の通年利用を促進し、充実したスポーツ環境を整備してまいりたいと考えております。両施設とも気候変動の影響を受けてはおりますが、指定管理者の御尽力をいただきまして造成、管理に努めており、引き続き利用環境の確保に努めてまいります。