網走市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月12日
高規格道路と都市計画に関わることについて
2023年12月12日、網走市議会の一般質問で、里見哲也議員が「高規格道路と都市計画に関わることについて」質問し、建設港湾部長 立花学、市長 水谷洋一が答弁しました。
- 質問者
- 里見哲也 議員
- 答弁者
- 建設港湾部長 立花学、市長 水谷洋一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 里見哲也
次の質問に移ります。
質問 里見哲也
耐震基準を満たさない公共施設の今後の対応や、高規格道路と都市計画に関わることについて質問いたします。現在、人口減少が進んでいますが、公共施設の老朽化も進んでおり、内容は後ほどお話ししますが、今後50年に一度と言えるような都市機能の大きな転換期を迎えるというふうに考えます。そこでまず、これは国の事業ではありますが、高規格道路、女満別空港から網走市内につながると言われる、いわゆる「命のみち」の現状について伺います。この概略ルートが示されると、都市計画や公共施設の方向性に大きな影響を与えますし、「命のみち」は農水産物等の物流や人流、これは観光客の流入も含みます。そして、災害対応など、命と経済を含めたライフラインでありますから期待は大きいです。現状、どのような状況でしょうか。国の事業と承知していますので、お話しいただける範囲で構いませんのでお知らせください。
答弁 建設港湾部長 立花学
高規格道路北海道横断自動車道網走線、女満別空港網走間の状況についてでございますけれども、新規事業化に向けて計画段階評価となる第3回北海道地方小委員会の早期開催を求めて、管内の首長、議長から組織する道路期成会や民間団体からなる民間道路期成会において、連携した要望活動を実施しているところでございます。今年度におきましては、これまでそれぞれの定期要望が合わせて3回、官民連携による要望2回実施してきたところでございます。概略ルートにつきましては、この第3回北海道地方小委員会で示されることとなりますけれども、現時点においては、開催のめどは立っていないところでございます。引き続き、年度内までに開催されるよう要望をしていきたいと考えているところでございます。
質問 里見哲也
現状、理解しました。随分力を入れていらっしゃるのだろうというふうにも思います。この「命のみち」は、防災や減災などの役割もあるというふうに聞いていますから、安心して生活できる網走のまちづくりに一役も二役も貢献するでしょうから期待しています。次に、耐震構造、耐震基準を満たさない公共施設の今後の対応です。具体的には、まず消防本部ですが、これは先般の消防議会において移転の調査実施が議決されましたので、進んでいくものと理解しています。このほかには、市民会館が築56年ほど、体育館が築48年ほど経過しており、また、経過年数だけで言えば美術館も50年、51年ほどです。いずれも市民生活にとても関わりの深い施設であり、仮に建て替えの場合には、次の50年間使われていくことになりますから、まさに今後大きなターニングポイントが訪れます。ところで、現在網走市においては、網走市都市計画マスタープランを高度化した網走市立地適正化計画を令和4年度に策定し、持続可能な都市を目指して、都市機能誘導構想検討協議会が発足しています。協議会は現在進行中と理解していますが、この都市機能誘導構想の目指すものと、更新時期を迎える公共施設の在り方について方向性をお示しください。
答弁 建設港湾部長 立花学
都市機能誘導構想検討協議会では、都市機能誘導区域内における20年後の将来のまちづくりとして、「持続可能」「防災」「にぎわい」の三つのまちづくりのキーワードを基本として議論を進めているところでございます。協議会では、第2回目の会議を10月10日に開催をいたしまして、頂いた御意見を取りまとめ、ゾーニングでは行政ゾーン、保健福祉ゾーン、教育・文化交流ゾーン、観光交流ゾーン、この四つの区域を設定するほか、施設の在り方では、施設の集約化・複合化、比較的新しい既存施設の有効活用など、提言書案をまとめたところでございます。このまとめた提言書案につきましては、市民の皆様に広く意見を徴収するため、来月1月からパブリックコメントを実施する予定でございます。
質問 里見哲也
着々と進んでいるということが確認できました。この都市機能誘導区域への集約と、それから施設の複合化や活用など、つまり言わばコンパクトシティを通して、効率のよい行政運営と市民生活の利便性向上を目指しているものと理解しました。そこで、さらにゾーニングでいえば、行政機能を効率よくするために、9月の一般質問でも永本議員からも質問がありましたが、国や道の機関の施設も関係しますから、例えば税務署や海上保安署、また警察署など市民生活に深い関わりのある官庁がほかにも多数あります。ゾーニングで市民生活を便利にするためには、これらが分散しないための働きかけも必要であろうと考えます。検討協議会での役割かもしれませんが、このあたりの動向をお知らせください。
答弁 建設港湾部長 立花学
行政ゾーンでは、現在の市役所庁舎、西庁舎、警察署、税務署などの区域を設定しており、その中の現市役所跡地に国の施設の合同庁舎化の構想を提言書案としてまとめているところでございます。今後、パブリックコメントで頂いた意見を整理いたしまして、最終提言書を3月までにまとめてまいりたいと考えているところでございます。
質問 里見哲也
では、そのパブリックコメントを含め、その思いというのでしょうか、網走市のまちづくりに対する思いを伝えるため、関係官庁などに対しても要望を行っていただければありがたいなというふうに思います。ありがとうございます。まさに、人口減少下で公共インフラの更新時期を迎える中、次の50年を迎えようとするまちづくりの重要なタイミングが来るのだろうなと考えます。この点、9月の山田議員の一般質問からも学ばせていただきましたが、今後現在の子供さんたちが大人になるまでに引き継ぐ将来に向けたまちづくりの大きなタイミングが来るわけですから、この市政運営に市民も大変大きな期待を持つだろうというふうに考えます。ところで、私、10月に全国都市問題会議に参加して、テーマは「文化芸術・スポーツが生み出す都市の魅力と発展」というテーマだったのですが、いろいろな事例を学んできました。その中で、過去のいわゆる箱物行政が地域の負の遺産となる場合もある一方で、市民に活用してもらえる施設は住民満足度を高めているということも感じてきました。財政面では、投入する資金と住民の満足度は単純な比較はできませんが、資金の運用としては企業等と提携するPFIやPPPなど、これは期間の難点があるかもしれませんが、あるいは資金ロスの少ない直接寄附を求めるなど、さらには災害避難建物に対する国からの補助など、財政面でもあらゆる手法を検討して、より安心できる市政運営を期待しますが、このあたりの所見を伺います。
答弁 建設港湾部長 立花学
住民満足度を高める施設の在り方についてでございますけれども、PFIやPPPなどの官民連携による手法は、建設だけではなく施設運営を含め長期的な事業展開に様々な課題があることから、公共施設等の更新や大規模改修に当たりましては、網走市公共施設等総合管理計画で定めます総量の縮小、エリアでの検討、既存ストックの活用、長寿命化、安全・安心の推進、脱炭素化などの基本的な考え方に基づき、また、財政負担の平準化と市民満足度の向上を念頭に計画的に進めてまいります。引き続き、国の補助金など特定財源の確保や交付税措置のある起債の活用など、財政負担の軽減にも努めてまいります。
質問 里見哲也
理解しました。インフラの整備と財政の健全化に同時進行で挑もうとする意思を確認させていただきました。最後に、この50年に一度のまちづくりの転換点を迎えていくであろうことに当たって、水谷市長の見解をお示しいただきたいと思います。
答弁 市長 水谷洋一
-登壇- 今里見議員から様々御質問をいただき、担当原課のほうから御答弁をさせていただいたとおりの方向感で、今後運営をしてまいりたいと、このように考えているところでございます。やはり大きなタイミングといたしましては、議員の御指摘がありましたように、高規格道路の概略ルートは1案と2案が今示されている中で、1案、2案の概略ルートがどちらが示されようとしているかということによって、大きく将来の網走のまちづくりは変わってくるものと思っておりますので、この1案、2案の概略ルートが示される、そのタイミングは大変重要だと、このように考えているところでございます。様々な公共施設につきましては、先ほど部長が申しましたように、都市機能のゾーニング、施設の在り方について現在構想検討委員会の、協議会の構想の議論が進められて提言書が3月にまとめられると伺っておりますので、この提言書を基本に今後ともまちづくりを進めてまいりたいと、このように考えているところでございます。
質問 里見哲也
ありがとうございました。終わります。