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網走市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月13日

灯油価格高騰に対する認識について

2023年9月13日、網走市議会の一般質問で、松浦敏司議員が「灯油価格高騰に対する認識について」質問し、健康福祉部長 結城慎二が答弁しました。

質問者
松浦敏司 議員
答弁者
健康福祉部長 結城慎二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 松浦敏司

日本共産党議員団の松浦でございます。通告に従って質問をしてまいります。まず、1項目めは福祉灯油についてであります。アベノミクスの本体といいますか、本性といいますか、実態が見えてきたというふうに思います。円高が進んで1ドル147円、これは8日の段階ですが、という状況、物価高騰が止まらないなど、副作用が強烈に出ているというふうに私は認識しています。その影響をまともに受けているというのが庶民であり、とりわけ低所得層への影響は計り知れないほどになっていると、こんなふうに思います。今、悲鳴ともいえる声が聞こえてきております。その認識に立って、質問をしてまいります。まず、灯油価格高騰に対する認識について伺いたいと思います。福祉灯油については、昨年も取り上げましたが、昨年同期よりもさらに深刻度が増していると認識しています。網走消費者協会の広報誌の昨年9月号では、ガソリン1リットル当たりの高値で167.2円、安値で164円、平均で165.2円、灯油は1リットル当たり高値で 127.6 円 、 安 値 で 118 円 と い う こ と で 平 均 で は124.7円でありました。今年の同誌の8月21日付の報道では、ガソリンが1リットル当たり高値で180円、現在は188円というふうにスタンドの掲示板に書いてありましたが、そんな状況。安値でも180円というようなことであります。昨年同期と同月比平均でいえば、177.5円となります。灯油は1リットル当たり128.0円、安値で115円となり、前年同月平均では124.4円となっております。現時点では、まだ若干上がっていると思われます。この灯油価格の状況について、市はどのように認識しているかまず伺います。

答弁 健康福祉部長 結城慎二

灯油価格に対する認識についてでありますが、市内における灯油価格は、昨年から行われております国の激変緩和事業により大幅な価格上昇は抑制されているものの、令和3年度の年度平均と比較すると令和4年度の平均価格は17円程度高くなっておりました。令和5年度においては、令和4年度と比較すると、安値で推移し、8月の灯油価格については平均で121.8円と、昨年同期との比較で1リットル当たり2.5円安くなっておりますが、令和3年同期と比較では22.2円高くなっている状況であります。国の激変緩和事業は当初9月30日までとされておりましたが、これが当面年末まで延長されることになりまして、今後の急激な高騰は抑制されるものと考えております。

質問 松浦敏司

それはそれとして、わかりました。8月段階ですから、9月1日から値上がっております。それは後ほど、質問していきたいと思いますが、次に、低所得世帯の実態と対応についてであります。この間、地域を訪問すると、低所得世帯の皆さんは不安の声を上げております。とりわけここ数年続いている諸物価の高騰の問題と加えて、電気料金の値上げ、これが平均で23.22%の値上げということで、政府の激変緩和対策による補助額を上回る金額になり、料金水準は過去最高になるというふうにもなっております。北電は、値下げについては泊原発の再稼働が前提だとまで言って、脅しにも似たものと聞こえてまいります。このようなことから、この冬をどうやって暮らしたらいいのかという切実な声を聞きます。昨年も大変だったけれども、今年はそれに輪をかけて厳しいというのが、現段階での市民の暮らしではないかと思います。市は低所得世帯と言われる高齢者世帯、ひとり親世帯、障がい者世帯、生活保護受給者世帯などの実態について、どのように認識しているか伺います。また、対応についても伺います。

答弁 健康福祉部長 結城慎二

低所得世帯の実態への認識についてでございますが、令和5年8月1日現在の生活保護世帯数につきましては484世帯で、令和4年度平均の479世帯と比べると5世帯増加となっておりますが、令和3年度平均の503世帯と比べると19世帯減となっております。また、生活サポートセンターにおける新規相談件数のうち、家計に関する相談は、令和5年4月から7月における月平均で1.3件となっており、令和4年度月平均の2.2件、令和3年度月平均の4.8件と比べると減少している状況となっております。しかし、この間、議員御指摘のとおり、灯油を含めた燃料はじめ日常生活に欠かせない食料品など、様々な分野で物価高騰が長期化をしております。市民生活に影響を与えているものと認識をしております。このため、低所得世帯に対する市の対応といたしまして、価格高騰による負担増を踏まえ、特に家計への影響が大きい住民税非課税世帯に対しまして、価格高騰重点支援給付金3万円を本年7月より給付をしているところでございます。

質問 松浦敏司

それはそれとしてわかりました。生活保護の相談というのが少ないというのは、もうちょっとあるのかなというふうに思いましたけれども、それはそれとして受け止めます。それで、市内の高齢者の状況を調べますと、高齢化率というのはもうこの網走では33.71%、65歳以上 の 世 帯 が 6,167 世 帯 34.16 % 、 う ち 単 身 世 帯 が3,659世帯ある、59.33%となっております。この中の相当数が非課税の世帯だというふうに思われますが、この暑い夏からこの冬をどうやって暮らそうかと悩んでいるというのも、私も声を聞いています。高い灯油代をこの夏から少しずつ、たんす預金という言葉があるのですけれども、たんすに別に入れなくてもいい、引き出しに入れる程度のお金ですけれども、それをためて、今年の冬のために何とか少しでも対策といいますか、自分でできることをやっているという人もいます。まさに、爪に火をともすように暮らしているというふうに、ある高齢者の方が言っていました。かつて経験したことがないような状況にあるというふうに思うのですが、改めてこの点での認識を伺います。

答弁 健康福祉部長 結城慎二

先ほども御答弁申し上げましたけれども、やはりこの間様々な分野、特に日常生活に欠かせない分野で価格高騰が続いております。その一方で、ではそれに見合うだけの収入が増えていたかというと、年金しかり、あるいは給与収入もしかりということになりますが、なかなかそこに追いついていないという認識もございます。それを考えると、やはり低所得者層を中心に日常生活に与える影響は大きいというふうには認識をしております。

質問 松浦敏司

その辺では私も認識は一致しております。さて、次に伺います。灯油価格の状況についてです。先ほど8月の数字が出ておりますけれども、8月下旬に地元の灯油販売業者のところに行って話を伺いました。灯油価格配達でいうと、9月1日から1リットル当たり127.6円、これは税込みです、と言っておりました。市はこの間、灯油価格が1リットル当たり100円を超える状況が続くというふうな判断をしたときには、いわゆる福祉灯油というのを実施するというふうにしてきたと思います。灯油販売業者によると、灯油価格については政府が補助金を継続すると言っているので、その状況を見ないと何とも言えないが、今後については多分一定程度の高止まりの状況が続くのではないかという見通しを示していました。現状からすると、今年も福祉灯油の実施をすべきと私は考えますが、市の見解を伺います。

答弁 健康福祉部長 結城慎二

福祉灯油の実施についてでありますが、暖房用燃料等価格高騰緊急対策事業を昨年、一昨年と行っております。この事業につきましては、厳寒期における暖房用燃料に使用する灯油価格の一部を助成し、低所得世帯の冬季間の生活安定を図ることを目的として実施をしてきております。昨年度においては、11月1日を基準日に事業を実施しましたが、本年度におきましても、今後の経済情勢や灯油価格、灯油などの価格の推移を注視するとともに、国による支援策の動向を踏まえて、事業実施を判断したいと考えております。

質問 松浦敏司

それはそれとしてわかりました。次に、灯油価格に対応した支援についてであります。現時点での灯油価格では1リットル当たり127.6円、これで計算すると1万円分の灯油券ではおよそ78リットルちょっとしか入りません。それで、諸物価の高騰によって、低所得者世帯には厳しい暮らしの現状にあるというふうに考えます。福祉灯油の実施においては、私としてはせめて2万円分の灯油券を支給すべきだと考えますが、見解を伺います。

答弁 健康福祉部長 結城慎二

灯油券の配付金額についてでございますが、先ほども答弁申し上げましたとおり、今後の経済情勢や灯油などの価格の推移、国による支援策の動向を踏まえて、事業実施そのものを判断をしたいと考えておりますので、御質問の内容につきましては、事業実施の判断をした後に、取り扱われるべきものと考えております。

質問 松浦敏司

それもそのとおりですね。実は昨年私たち議員団が、市民アンケートを行って調査をしたわけです。その中で、灯油販売をしている方から、具体的な実態について書いてありました。灯油券を低所得者に給付するということはとてもいいことだと思っていると。同時に、低所得者は暮らしが大変なために、この灯油券1万円分だけ入れてくださいというふうに頼まれるときがあるのだそうです。隣近所であれば、それは何とかなるのですけれども、ちょっと離れたところになると、ローリー代の燃料費をかけて、78リットルを入れに行くというのは、採算面ではこれは大変厳しいのですと。何とかなりませんかというお話です。これはこれとして、切実な問題だなというふうにも思いました。先日、地元の灯油販売業者の方にも、灯油券1万円分だけ入れてくださいというお客さんいますかと言ったら、複数件ありますということでした。その方も同じことを言っていました。近所であれば何とかなるのだけれども、やっぱり100リットル以下の灯油を配達に行くというのは、採算面からいうと大変厳しいですというようなことでありました。その方も、できれば灯油券が1万円でなく、もっと高いほうがいいのだというふうに言っておりました。こういう、いわゆる灯油を供給する側の人たちもやっぱりそういう、灯油券については非常に評価もしているしいいのだけれども、100リットル以下の灯油を入れると、とりわけ1万円分だと78リットルしか入らないわけですから、そういう点では厳しいのだというようなお話でした。やはりそういったこともぜひ考慮していただきながら、この福祉灯油の実施に向けて取り組んでいってほしいと、これは切に要望したいと。福祉灯油が実施されると、そして2万円の灯油券が実施されるということを期待したいというふうに思います。これ以上質問しても前に進みませんので、その程度にしておきます。

出典:網走市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月13日 議事録 PDF(114ページ) 間違いを知らせる