網走市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月12日
除雪体制について
2023年9月12日、網走市議会の一般質問で、永本浩子議員が「除雪体制について」質問し、建設港湾部長 立花学、健康福祉部長 結城慎二が答弁しました。
- 質問者
- 永本浩子 議員
- 答弁者
- 建設港湾部長 立花学、健康福祉部長 結城慎二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 永本浩子
-登壇- 公明クラブの永本でございます。私はさきに通告させていただきました3項目について質問させていただきます。それではまず、大変暑い中ではございますが、除雪体制についてお伺いいたします。本年3月に行った当会派の代表質問においても、除雪体制について取り上げさせていただきましたが、除雪に関する地域の課題としては、高齢単身者の増加と年々増加する間口除雪の要望、除雪事業者の課題としては、人手不足、高齢化、技術の継承、そして天候に左右される不安定な労働環境を挙げさせていただきました。今回一般質問をさせていただくに際しまして、近隣自治体の状況や市内の除雪事業者の現場の声も伺い、調査をしてみました。まず、間口除雪を行っている美幌町と紋別市ですが、美幌町は2年間の実証実験を経て、令和2年度から戸別間口の除雪を大型除雪車と小型除雪車のセットで運用を開始いたしました。そのために、午前3時からだった除雪開始時間を午前零時に繰り上げて朝6時までに変更、民間7社と直営で行っており、町民からの評判はいいが除雪事業者の負担は大きく、人員の確保、特にオペレーターの不足と高齢化に苦慮しているとのことでした。紋別市は、平成22年頃からできるだけ間口に雪を置かないようにする間口軽減対策を事業者にお願いし、平成25年度より間口の除雪を指示して雪の除去を行う、現在の間口除雪になっているそうで、午前1時から除雪を開始し、全ての路線での作業完了は昼前後、全戸の間口除雪はできておらず、市街地を中心に市道に面しているところのみ、事業は紋別維持管理事業協同組合に委託しており、23社260人、除雪車両154台と、その数の多さに驚きました。しかし、紋別市もやはりオペレーター等の高齢化、人手不足が問題であり、現状の除雪体制を維持できるかは不透明であり、今後の検討課題ということでした。美幌町の人口は7月末で1万7,889人9,356世帯、紋別市は2万541人1万1,830世帯、網走市は3万3,024人1万8,053世帯なので、美幌町は網走の約半分、紋別市は約65%となりますが、除雪体制は美幌が7社プラス直営、紋別は23社260人体制、網走が委託している道路管理協同組合は、残念ながら1社抜けて、現在は組合員4社、賛助会員5社の合計9社体制だと思います。美幌も紋別も網走に比べると、人口も世帯数も少ないわけですが、除雪体制は網走より充実していることがわかりました。特に紋別市の23社260人は非常に多いと驚きましたが、網走の作業員数や年代、車両台数はどのようになっているのでしょうか。また、当市の除雪体制の現状と課題に対する市の見解をお伺いいたします。
答弁 建設港湾部長 立花学
当市の除雪体制の昨年度の現状についてでございますけれども、オペレーター数では108名、除雪作業員10名、合わせて118名で、除雪事業者の正社員のほか、農業者、漁業者、塗装業者などの臨時職員で構成をされております。オペレーターの年代については、郊外地区は40代の割合が高く、若干若い世代がいるのですけれども、市街地区におきましては60代以上の占める割合が高く、高齢化が進んでいる状況でございます。車両台数につきましては、官貸車両、借上車両含めまして84台体制で除雪業務を行っているところでございます。課題といたしましては、先ほど議員からもお話あるように、除雪従事者の担い手確保、オペレーター技術の継承などが挙げられますけれども、課題解決のために新たな除雪事業者の発掘や除雪事業者の除雪車両の更新に係る経済的負担軽減に取り組んでいるところでございます。
質問 永本浩子
ただいま具体的な数をお聞きいたしまして、作業員数が118人ということは、紋別の約半分、同じく運転する人の数ですので車両台数も84台で半分という、網走の除雪体制は非常に厳しい状況だということを確認させていただきました。まさに除雪事業者の増員が急務という状況だと思います。ただいまの答弁にも新たな除雪事業者の発掘とありましたが、6月の一般質問で栗田議員の質問への答弁で、他業種の業者にもアンケートを取っているところだと言われていたかと思います。アンケートの結果と今後の除雪体制にどのように生かしていけるのかお伺いいたします。
答弁 建設港湾部長 立花学
今回行いましたアンケートでは、実際に今携わっている土木業者以外の土木業者、それから建築業者、電気業者、設備業者、塗装業者、測量業者など84社に道路及び公共施設敷地の除雪について調査を実施をいたしました。調査の結果、8社が興味を示してくださり、うち6社と公共施設敷地の除雪について現在協議を進めているところでございます。これにより、これまで道路除雪と併せて公共施設の除雪を行っていたオペレーターの作業量が減り、体力的、精神的にも負担軽減されることにつながると期待しているところでございます。
質問 永本浩子
今回お話を伺った除雪業者も、人手不足で2年前から学校の駐車場などの施設の除雪はもうできなくなっているというお話でしたので、6社の方がそうした施設の除雪を請け負っていただければ、大変ありがたい話だと思いますので、ぜひこの協議を進めていただきたいと思います。また、興味を示してくださった残りの2社にもぜひ丁寧にアタックをしていただきたいと思いますが、この点はいかがでしょうか。
答弁 建設港湾部長 立花学
今回アンケートを実施して、興味を示された業者さん、今回2社についてはまだ現実ちょっと難しいというお話なのですけれども、その2社以外にも、今回のアンケート以外でお声かけをしながらも、さらに担い手を確保できるような試みについては進めていきたいと思っております。
質問 永本浩子
ぜひ幅広に取り組んでいただきたいと思います。また、先ほどから話も出ておりますが、団塊の世代の方々が全員75歳以上になり、一気に後期高齢者が増える2025年まであと1年半となりました。地域課題の解決には、それまでに間口除雪の体制が整えられれば最高なわけですが、今回美幌や紋別のお話を伺い、網走よりも小さい自治体にもかかわらず、除雪体制は網走より充実しており、それでも除雪にかかる時間は網走の数倍かかっておりました。しかも、紋別は平成22年から13年間かけて徐々に今の体制を築いてきたとのことでした。今、網走が早急に間口除雪に取り組むことは、ともすれば、除雪体制の崩壊にもつながりかねないと危惧しているところでございます。北見市も間口除雪の要望は多いが、時間がかかりオペレーターが不足していて、雪置場もないため、体制が整えられないとのことでした。しかし、間口除雪の要望は増える一方だと思います。そこで、間口除雪に関しては、当面は介護福祉課が独居高齢者を対象に行っている間口除雪をまず充実させ、一方で、除雪従事者の確保を急ぐとともに雪置場の拡充などの負担軽減策を講じ、盤石な除雪体制を築いていく中で、徐々に間口軽減対策から間口除雪に取り組んでいくことが必要なのではないかと思っております。そこで、高齢者等除雪サービス事業についてお聞きいたします。以前は、シルバー人材センターと民間は1社のみで請け負っているとお話をお聞きしまして、私も驚いて、令和3年3月の予特において、早急に請負先を広げることをお願いいたしました。その結果、7社にまで広がったと聞いております。また、現在は町内会にも委託しておりますが、今後の高齢社会を考えると、さらなる拡充が必要だと思います。現在の利用登録人数と、2025年問題を踏まえた今後の利用者の増加見込みに対する市の見解と拡充対策をお伺いいたします。
答弁 健康福祉部長 結城慎二
高齢者等除雪サービスについてでございますが、令和4年度におきましては、シルバー人材センター、民間事業者7社に加え、地域における支え合いとしまして17の町内会への委託により実施をしてきたところでございます。令和4年度における利用登録世帯数は、民間事業所分が165世帯、シルバー人材センター分が105世帯、町内会実施分が79世帯の合計で349世帯となっておりまして、令和3年度の合計325世帯から24世帯増加している状況でございます。近年の利用希望の高まりを受け、令和3年度より民間事業者の拡充を図り、登録者の増加分の多くは民間事業者において受持ちを増やしていただくことにより対応してきたところです。現時点においては、利用希望を賄う体制は取れているものと考えておりますが、今後、利用者の増加が想定されることから、実施体制の充実が必要であるとの認識には立っております。一方で、シルバー人材センターの会員数や民間事業者の対応可能件数に課題もあり、今後、サービスニーズに対応するためには、町内会委託により担い手を確保する必要があると考えております。このため、今年度はまちづくりふれあい懇談会において、町内会委託の周知と協力の依頼を行ってまいりました。今後におきましても、広報あばしりにおける周知や単位町内会への募集案内を行うほか、生活支援体制整備事業における協議の場など、様々な機会を通じて周知を図って、担い手の確保に努めてまいりたいと考えております。
質問 永本浩子
体制も徐々に広がっていることもよくわかりました。ただ、2025年になると一気に後期高齢者が増えますので、そのときのことを考えて、今から手を打っていくことが大切かと思います。また、最初にお話を伺った、民間1社でやっていただいていたところのお話を聞いても、やってくれている人自体が高齢化していて、この先が心配だということをおっしゃっておりましたので、規模に関してもこれからもまた拡充できるところはぜひやっていっていただきたいと思います。また今回、委託業者にお話を聞かせていただいた中で、金額的にこれでは割に合わないという率直なお声もいただきました。6月には、オペレーターの人件費等の質問もありました。当市は除雪業務が降雪状況によって稼働状況が大きく左右される不安定な側面があることから、暖冬や少雪で稼働時間が少なくても一定の費用を支払う最低保証制度を導入していることは承知しております。しかしながら、除雪機械の減価償却費、点検費、税金等の固定的経費などの維持管理費や、昨今の物価高騰、燃油代の高騰など、時代の変化とともに状況は大きく変わってきております。こうした状況を踏まえて、除雪単価の見直し等の委託業者との話合い、意見交換の場は持たれているのでしょうか。今後、除雪事業者を継続的に確保していくためにも、定期的な話合いの場が必要と思いますが、いかがでしょうか。
答弁 建設港湾部長 立花学
除雪単価の見直し等の受託者との意見交換についてでございますけれども、最低保証制度の導入時や作業員への待機費、それから除雪車両の維持管理費等の一部負担について、その都度、網走市道路管理協同組合と協議をしながら進めてきたところでございます。また、網走市道路管理協同組合の総会などにも参加させていただきまして、意見交換をさせていただいてきておりますけれども、今後は除雪事業者との意見交換できる機会を増やしまして、実態を把握するとともに、除雪事業者が除雪業務を継続的にできるような環境づくりに努めてまいりたいと考えているところでございます。
質問 永本浩子
ぜひそういった取組、時代の流れが大きく変わっておりますので、やっていっていただきたいと思います。また、今回お話を聞かせていただいた中で驚いたことがありました。それはチビロータリーと呼ばれている除雪重機の購入に際して、いつもと違うメーカーの重機が購入されてしまい、メーカーによって操作方法が違うため、オペレーターへの負担が増して操作ミスにもつながってしまう。驚いて市にもどなり込んだが、こういうことは今後起きないようにしてもらいたいという内容でした。これは、予算を通した私たち議員の責任でもあります。私も大変申し訳ありませんでしたと謝りました。除雪重機は決して安い金額ではありません。今後の再発防止策として、市はどのような対策を取っているのかお伺いいたします。
答弁 建設港湾部長 立花学
重機購入の際の留意点についてでございますけれども、重機購入においては、議員からお話あるように、やはりオペレーターの負担を軽減するために操作方法を統一することや、故障等発生した場合に早期に対応していかなければならないという観点から、購入要件となる仕様書に型式、性能、保証を明記して対応してまいりたいと考えております。
質問 永本浩子
私たち議員も、どうしても入札金額に目を奪われがちですが、操作方法の統一という大変大事な観点を今回教えていただいたと思っております。今後市の担当者が変わっても、きちんと受け継がれていく体制づくりをお願いしたいと思っております。また、紋別市はアダプト制度を使って市民ボランティアによる近隣の除雪も推進しております。アダプト制度とは、市民が道路、公園等の公共施設の里親となってボランティアで清掃活動などを行っていく制度で、網走のはな・てんともこの制度を使って市民の皆様に花畑の里親になっていただいて管理しております。紋別市では、地域住民で組織する団体が自主的に道路等の除排雪を行う際に、小型除雪機械(0.4立方メートルタイヤショベル)を市が貸出しをして、燃料費として軽油300リットルまで支給するというもので、現在10から11の町内会やボランティア団体が参加しているとのことでした。効果の検証としては、委託事業者に頼むよりコストが削減され、地域からの苦情も減ったとのことでした。先ほどのひとり暮らしの高齢者を対象とした介護福祉課の事業とはまた別に、年齢とは関係なく近隣の除雪をやっていただく、こうした手法も検討の余地があると思いますが、いかがでしょうか。
答弁 建設港湾部長 立花学
アダプト制度の導入についてでございますけれども、近年小型のタイヤショベルをお持ちの方が近所の間口を除雪したり、軽トラックを改造し雪を積んで排雪を行っている方が多く見受けられる状況となっております。このような方々が近隣の除雪をやってもらう方法として、先ほど紋別市さんのような先行自治体の取組事例等を参考にしながら、町内会ともよく相談し検討を進めてまいります。
質問 永本浩子
ぜひこういった取組、大事な取組だと思います。小型のタイヤショベルだと、道路除雪後の硬くて重い雪の塊もどけることができます。機械を貸してくれるならやってもいいと言ってくれる方もいるかもしれません。苦情も減ると思います。ぜひ検討していただいて、導入していただければと思いますのでよろしくお願いいたします。また、雪置場の確保については、市もこのたび間口残雪の排雪場所として公園等を地域の雪置場にする取組を今年度から導入するとのことで、大変よい取組だと評価いたしております。3月の代表質問で、個人所有の空き地を無償で雪置場に提供した場合、翌年の固定資産税と都市計画税を減免するという提案を当会派からさせていただいた際、答弁の中に、個人所有の空き地の利活用を望む声が22町内会から寄せられたとありました。また、今回の雪置場の想定の中にも、市の考えに賛同してくれる市民所有の私有地も含まれるような報道もありました。雪置場がさらに増えれば、除雪従事者の負担軽減にもつながると思います。市といたしましては、民間の私有地の活用に当たってはどのようにお考えなのか、お伺いいたします。
答弁 建設港湾部長 立花学
私有地の雪置場の活用に当たっての考え方でございますけれども、私有地、個人の空き地になりますけれども、市において雪置場として提供していただける土地を公募いたしまして、雪置場として活用可能な土地があった場合、その土地に属する町内会などに情報提供し、活用につなげていきたいと考えているところでございます。また町内会側のほうで、雪置場としたい土地があった場合、市が土地の所有者と調整した上で、活用につなげていきたいということでも考えているところでございます。先行事例では、雪入れ方法など町内会と土地所有者が協議した上で、使用契約等を結んでいただき活用する手法がありますが、具体的な使用についてはこれから町内会と協議をして進めていきたいと考えているところでございます。
質問 永本浩子
具体的に進めていただいているということですので、よろしくお願いいたします。今回、除雪事業者にお話を伺った際に、以前、無償で土地を雪置場に提供していただいたことがあるけれども、貸してやっているのだからその分、家の前の除雪をもっと丁寧にしてほしいなど、要求がどんどんエスカレートしてかえって大変になってしまったというお話もお聞きしました。なので、減免等何らかの形で、この土地提供に対するに見返りはそこで完結させて、その上でその後のルールづくり等、町内会、地元との協議、周知等をしっかりしていくことが大切だと考えております。町内会との協議の際は、その点もぜひよく話し合っていただきたいと思います。また、除雪事業者の皆様にお話を伺う中で、異口同音に言われていたことが、市民からの苦情、文句が一番こたえるということでした。除雪従事者の皆さんは、冬場の4か月間はどこにも行けず、家族にもそういう思いをさせ、天気予報とにらめっこ、雪が降り出すと好きなお酒も飲まずに寝ないで待機、いざ出動となると寒くて暗い夜中からスタートして、市民生活を守るために頑張っているのに、現場に行くと、待ち構えていた住民からどなられたり、スコップやほうきを投げつけられたり、税金泥棒と言われたこともあるというお話も聞きました。私の友人の息子さんは、除雪の仕事は市民のためになるいい仕事だと思ってやり始めたのに、住民からどなられて、こんな仕事だとは思わなかったと、1日で辞めてしまったそうです。せっかく40代の若者がやる気になってくれたのに、これを聞いたときは私もショックでした。除雪車が置いていく硬い雪の塊には誰もが苦労しておりますが、文句を言う前に除雪してくれている人の苦労を知り、理解し合うことが必要なのではないでしょうか。まして文句を言ったことで、せっかく除雪に従事してくれた人を辞めさせてしまえば、今度は除雪してもらえなくなるのだということ。そうなったら、仕事にも学校にも行けず、急病人が出ても救急車も来てもらえなくなり、命に関わるのだということを、市民の皆さんにも理解していただかなくてはいけないと思いました。そういう意味でも、行政と除雪従事者と市民とが互いに理解し合いながら、これからの除雪について考える官民協働の取組が必要なのではないでしょうか。市の見解をお伺いいたします。
答弁 建設港湾部長 立花学
官民協働による取組の必要性についてでございますけれども、除雪事業者に携わる作業員は、議員お話のとおり、冬場の4か月間どこにも行けず、家族サービスもできない、お酒も飲めないなど、市民生活を守るために一生懸命働いております。そういった働いている方の状況をやはり市民に理解をしていただくことは非常に大切だということも、私たちも認識をしているところでございます。広報を通じた除雪の実態をわかっていただくための瓦版の作成や、市と除雪事業者と市民とが互いに理解し合える懇話会などの取組を検討したいと思っているところでございます。
質問 永本浩子
本当にそういった取組を通して、除雪に来てくれた従事者の皆さんに御苦労さま、ありがとうの一言がまず出る、そういった文化をこの網走に育てていくことが大切だと考えますので、ぜひいろいろな角度から進めていっていただきたいと思います。そうした、その懇話会ですけれども、この取組を具体的に進めるにはどうしたらいいのか。具体的なことを考えると悩むところだと思いますが、網走開発建設部が行った紋別地区における官民協働による冬期安全対策の取組が参考になると思います。それは、紋別防雪事業の推進に向けた取組の一つとして、地域との協働を意識した情報交換の場として設置された「女性の視点を生かした道づくり懇談会」です。みちネットの会の女性部会を中心に、市や商工会議所の職員で構成され、回を重ねるごとに様々な意見や質問が飛び交い、女性の視点での道路の除雪、道路標識、情報提供等、地域と一体となって道路事業を考えていく、重要なきっかけになったと言われております。そして、地域住民との協働による砂まき用ペットボトルの砂詰めや、わかりやすい冬道の運転方法のパンフレット、危険箇所や砂箱の設置場所が一目でわかるマップの作成、そしてそれらを流氷まつりやスキー場で市民や観光客に女性の会のメンバー自ら配布するなど、大きな成果を残しました。当市におきましても、女性の視点を生かした除雪の在り方や除雪従事者との意見交換会などをもって、理解を深めながら市民への発信と周知も図り、官民協働の除雪体制を構築していっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 建設港湾部長 立花学
女性の視点からの雪対策についてでございますけれども、議員お話のとおり、女性の視点から除雪の在り方について意見交換することは大変有意義なものと考えますけれども、紋別のように、網走は道路に関わる女性が母体となる団体がございませんので、様々な町内会であるとか団体等と女性だけではなく、情報交換の機会を増やしながら積極的に参加をして、除雪の在り方や現状について意見交換をしていきたいと考えているところでございます。このような取組を行うことが、市民の理解度が深まり、官民協働の除雪体制につながってくれればと考えているところでございます。
質問 永本浩子
残念なことに、そういうみちネットのような母体となる団体が網走には今のところはないということですけれども、様々なそういった場を通して女性の率直な意見を聞く場等も心がけていただきながら推進していっていただきたいと思っております。また、先ほど除雪単価の見直し等も提案させていただきましたが、一方では、「お金も大事だがお金だけではない。結局は自分たちがやらなければみんなが困るからやるんだ。除雪の仕事は責任感がなければできない仕事なんだ」ということも言われておりました。本当にそのとおりだと思います。こうした責任感、使命感を訴えた除雪人材の確保が大切なのではないかと思います。例えば、冬場に仕事が少なくなる業種の皆さんに、除雪は冬の網走を根底から支える大切な仕事、その使命感に燃える人材を求むという、そういう角度で訴えるチラシや動画などを作成し、人材確保の取組をしてみることも大切だと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 建設港湾部長 立花学
除雪従事者の苦労への理解促進と確保の対策についてでございますが、市では、ホームページにおいて、市民生活を守るために昼夜問わず一生懸命働いている除雪作業員の除排雪作業の動画や、除雪車両の紹介を行っているところでございます。今後、動画配信していることの周知や人材確保の取組として、どのような手法、どのような広告が人材確保に効果的か検討してまいりたいと考えております。
質問 永本浩子
既にそういった動画が配信が行われているということを知らなくて、大変申し訳ございません。今度しっかりチェックさせていただいて、使命感に燃える、そういう内容になっているかどうかも見させていただきたいと思います。また、私のように知らない方も多いかと思いますので、周知のほうも、せっかくつくったものですから、しっかり皆さんに見ていただけるように力を入れていっていただければと思います。最後に、市は、本年4月、20年以上除雪業務を担ってくれた企業や団体、個人を表彰されました。除雪に関わる皆さんの意欲の向上や後継者の育成にもつながる大変すばらしいことだと評価いたしております。市内の除雪事業者は、ほぼ全員が50代以上ではないかと思います。郊外は40代というお話がありましたが、私が伺ったところは、ほぼほぼ全員が50代以上というお話でした。今真剣に後継者づくりに取り組まなければ、網走の除雪の未来はありません。後継の人材を育てるためには、除雪の仕事は大変だという側面だけでなく、もっと明るく楽しく誇りを持って仕事ができるようにしていくことが大切ではないかと考えます。例えば、除雪の技術を競う大会を開催して、優秀者を表彰し、その様子を市民にも若者やお子さんにも見てもらうなど、除雪に頑張るお父さんの姿を「かっこいい」「自分もあんなふうになりたい」と思う子供をつくっていくことが後継者づくりにつながるのではないかと思います。実際には、そのような大会は開催は難しいかもしれませんが、そうした誇りを持てる方向を目指していくことが大切だと思いますが、この点はいかがでしょうか。
答弁 建設港湾部長 立花学
除雪技術を競う大会の開催等による従事者の育成についてでございますが、技術を競う大会の開催は難しいと考えますけれども、子供たちが直接触れたり、乗車したりなど、少しでも興味を持っていただくイベントの開催や、ベテランオペレーターから若手のオペレーターへの技術継承など、どのような形で継承していくべきかということについて検討してまいりたいと考えているところでございます。
質問 永本浩子
様々工夫していただきながら取り組んでいただきたいと思います。今後の少子高齢化、人口減少を考えると、このままの除雪体制だと10年後には除雪従事者は半減し、20年後には体制そのものが成り立たなくなるのではと危惧するところでございます。様々申し上げましたが、今からあの手この手で対策をしていくことが大変重要になってくると思いますので、衆知を集めた真剣な取組をお願いしたいと思います。