みんなの議会

網走市議会 令和5年第1回定例会 2023年3月10日

教育長の教育行政方針及び市政全般について

2023年3月10日、網走市議会の一般質問で、松浦敏司議員が「教育長の教育行政方針及び市政全般について」質問し、市長 水谷洋一、教育長 岩永雅浩が答弁しました。

質問者
松浦敏司 議員
答弁者
市長 水谷洋一、教育長 岩永雅浩

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 松浦敏司

-登壇- 私は日本共産党議員団を代表して、2023年度各会計予算案、市長の市政執行方針、教育長の教育行政方針及び市政全般について質問させていただきます。さきの質問者と重複するところがあるかとは思いますが、お許しいただきたいと思います。質問に入ります前に、明日は3月11日で東日本大震災が発生してから12年がたちます。亡くなられた皆さんには心から御冥福をお祈りしますとともに、御遺族の皆さんにも心からお悔やみを申し上げます。また、被災された全ての皆さんに対し、心からお見舞を申し上げます。それでは、質問に入ります。1項目めは、岸田政権と2023年度政府予算案についてであります。初めに、岸田政権の評価についてでありますが、岸田政権は、昨年暮れに国会にも諮らず、専守防衛をかなぐり捨てる安保3文書を閣議決定しました。このことは、日本の国は日本が守ると言いながら、日本を戦争に巻き込むというものであります。日本が攻撃されていなくても、集団的自衛権の下では、アメリカが起こす戦争に自衛隊がアメリカ軍と一体となって戦争をすることになります。そうなれば、日本が攻撃した国から攻撃を受けることになり、ウクライナのような多くの人命が奪われ、日本全土が焦土化してしまいます。日本の在り方を根本から変えることを国会にも諮らず、選挙もせずに決めてしまう岸田政権の暴走は許されるものではありません。民主主義を破壊し、憲法違反の政治に対し、平和都市宣言をしている網走市長として、どのように評価しているか伺います。また、GXグリーントランスフォーメーションの実現をするためだとして、原発を再稼働し、老朽化した原発の耐用年数60年を、休んでいた期間は年数に入れないなど、あり得ない考え方で理解し難いものです。原発を再稼働することは、福島原発事故の教訓を生かしたものとは到底言えるものではありません。福島原発事故を忘れた岸田政権の政権運営について、どのように評価しているか伺います。次に、国の新年度予算案についてであります。昨年12月、政府は総額29兆1,000億円、29.1兆円の2022年度第2次補正予算を成立させました。物価高騰対策として、電気料金や都市ガス料金、ガソリンなどの価格を抑えるためとして6.3兆円を計上。また、新型コロナ対策として、不十分ながらも病床の確保等に活用する新型コロナ感染症緊急包括支援交付金、ワクチンの確保や接種体制整備などを計上しました。2023年度政府予算案は、補正予算と一体のものとして捉えるとして、国の基本的な予算規模を示す一般会計総額は114兆3,812億円と過去最大となりました。中でも増額が目立つのは軍事費です。岸田政権が掲げる軍事費2倍化実現のために社会保障など国民生活関連予算を削減する「戦争国家づくり」予算となっていて、社会保障費の自然増は1,500億円も削減しています。新型コロナウイルスの大流行やウクライナ危機などの影響で、世界の食料不安が顕在化したことを受けて、新年度では、食料安全保障の確立と農林水産業の持続可能な成長の推進を掲げています。しかし、38%に低迷する食料自給率の向上への本格的取組とは言えません。畜産・酪農の生産基盤の強化の一環で、畜産・酪農経営安定対策に2,265億円を計上しましたが、22年度当初比31億円の減額です。従来どおり所要額を措置したとしていますが、国際価格の上昇や円安の影響などによる資材や飼料が急騰しています。今までにない大変な生産現場を理解していない予算となっていると考えますが、見解を伺います。次に、岸田政権は昨年12月、東京電力福島第一原子力発電所事故後の「可能な限り原発依存度を低減する」としてきた政府方針を、原発回帰へ大転換しました。原発の新規建設推進や60年超の運転を容認。2023年度予算案は原発推進を大きく打ち出しました。福島原発事故の教訓も被災地の苦しみも忘れた政策と言わざるを得ません。一方で、気候危機打開にとって決定的な省エネルギー、再生可能エネルギー関連の予算は抑えられています。経産省は、先進的省エネ設備への補助金は261億円にとどまっています。脱炭素や再生可能エネルギーの導入を推進する網走市として、岸田政権のエネルギー政策についてどのように評価しているか、見解を伺います。次に、新年度予算は、デジタル化の推進を、国・地方一体にかつてなく強引な手法で推し進めるものとなっていますが、その要がマイナンバーカードです。昨年12月には、竹中平蔵氏などが名を連ねるデジタル田園都市国家構想実現会議では、各委員から、これからは行政データと民間データにアクセスした個人がはっきりわかるマイナンバーの普及をベースに、どう利用できるかの社会づくり、デジタル社会の見取り図を作成し、官民が大胆に投資を行えるようにするなどの発言が相次ぎ、国民置き去りの議論に終始しています。行政のデジタル化をめぐっては、2025年度が期限の自治体情報システム標準化に向けて、その地ならしとなる個人情報保護条例の改定案が今議会で提案されています。市民の個人情報を預かり、保護しなければならない網走市としての見解を伺います。行政のデジタル化とマイナンバーカードの普及をめぐる政府のなりふり構わぬ押しつけ策は、ポイントばらまきや保険証廃止という脅しなど、常軌を逸しているとの指摘が相次いでいます。岡山県備前市では、市独自の給食費、学用品の無償化を受ける要件に世帯全員のマイナンバーカード取得を条件としたため、各メディアが報じる大問題となっています。国の強引なカード普及圧力が背景となっているのは明らかです。新年度から網走市が行う給食費の無償化を受ける要件にしていないと思いますが、子育て応援をする自治体にこのようなことをさせる政府の進め方に対し、どのような考えをしているのか、見解を伺います。日本共産党は、デジタル技術の普及そのものに反対ではありませんが、岸田政権が進めるデジタル化は、巨額の税金を投入し行政サービスの後退や財界への利益誘導と官民癒着の拡大を招く一方、国民には個人情報の漏えいの危険や、負担増・給付削減が押しつけられることには賛成できないことを申し上げておきます。2項目めには、市財政の現状と今後の行政運営についてです。市の財政は、過去の大型公共事業を行った結果、起債残高が最大534億円となり、公債費率は17%と財政が逼迫することになりました。大場市政になり、財政健全化するため平成11年から行政改革が始まり、公共事業などの投資的経費を削減し、廃棄物処分場や土木維持管理・除雪事業を民間委託、学校給食調理場の集約、保育園の民営化などを行い、正職員を130人以上減らしてきた結果、市民に多大な負担を強いながら、財政危機を乗り越えてきたものと認識しています。2021年度末の一般会計債務残高見込みは 336億円、長期にわたる事実上の借金である債務負担行為額などの45億円を加えると381億円になります。これに取崩し可能な基金53億円を差し引いても328億円の実質債務残高となり、依然として厳しい財政運営となっています。特別会計の実質赤字額は約11億円、上水道の起債残高は約44億円、簡易水道の起債残高約3億円、下水道の起算残高約66億円を合わせると、合計で452億円となります。市民1人当たりの借金は135万円となります。今後、人口が減少することは避けられない状況にあり、借金返済は進んだとしても、1人当たりの負担は大きくは変わらないものと考えます。このような状況を踏まえて質問いたします。1点目に、市の財政状況は行革の取組やふるさと寄附により財政指標は改善基調だとし、市税収入は高い水準を維持しているといいます。過去に行った大型公共事業の起債償還が進み、毎年起債の残高は減っているものの、この10年間は330億円あたりで推移しています。これから新庁舎の建設、ごみ最終処分場の建設、体育館、消防署など老朽化した公共施設の新築や、老朽化した道路整備や公園の整備などが計画されています。今後15年程度の財政の見通しを持っていればお示しください。2点目に、この間廃棄物処理の委託、保育園の民営化、除雪を含む公共土木施設の維持管理の一括委託などが行政改革という名の下で実施されてきました。行政改革は計画どおり進んでいるとは思いますが、市の正職員数を350人まで減らし、会計年度任用職員を増やしてきましたが、行政運営の継続が困難な状況になってしまうと言わざるを得ません。新たな人材を雇用し育成することが求められていると思います。市の職員採用の今後の方向性を見ていくべきと考えますが、市長の見解を伺います。3項目めは、新型コロナウイルス対策についてであります。5類への変更についてですが、岸田首相は、新型コロナウイルスを2類から5類に変えることを決めました。変わった場合、今まで網走市が進めてきた対策は変わるのでしょうか。無料の抗原定量検査や高齢者施設への対応など、市の対応はどう変わるのか示すべきと考えますが、見解を伺います。現在は、新型コロナウイルスに感染して治療が必要になった場合、医療費の患者負担分は感染症法や予算措置によって全額公費で賄われています。検査も、医師が必要と判断すれば全額公費で負担です。しかし、岸田首相は、5類化後はこうした公費支援を期限を区切って継続するとし、一定期間後に廃止する方針を明確にしました。新型コロナ治療薬のレムデシビルを5日間投与したときの治療費は約38万円に上ります。公費負担が全てなくなった場合、窓口負担は高額療養費制度が適用された場合、70歳未満の低所得者で最大3万5,400円となります。検査や受診の抑制を招く危険があり、国民の命や健康を脅かすだけでなく、感染拡大防止にも逆行します。市の見解を伺います。4項目めは、防災・減災についてです。1点目に、津波の想定についてですが、オホーツク海沿岸で最大クラスの津波が発生した場合の浸水想定についてであります。北海道が2月1日にオホーツク管内の沿岸9市町の最大津波高や最大津波が到達する時間などを初めて公表しました。網走沖でマグニチュード7.5、紋別沖で7.6の地震が発生したと想定し、最大津波高が最も高かったのは雄武町で10メートル、網走市は5.4メートルとなっています。最大津波の到達時間は網走市が13分、最大浸水面積は網走市が549ヘクタールとなっています。今回の道が公表した想定に対して、網走市はどのように対応するのか伺います。2点目に、防災訓練についてです。昨年10月に私たちが行った市民アンケートでは、防災に関して意見が多く出されています。特に地域ごとの避難訓練をしてほしいとか、防災グッズの配布、災害時の連絡体制をわかるようにしてほしいとの声でありました。コロナ禍で避難訓練などができなかったとは思いますが、今後の取組について伺います。5項目めは、中小・小規模事業者対策についてです。1点目に、新型コロナへの対応についてです。中小企業・小規模事業者は、長引く新型コロナに加えて物価高騰が追い打ちをかける下で、すでに償還が始まり苦しい経営を余儀なくされており、直接・間接での支援策が求められています。経済産業省の予算では、2次補正に中小企業への資金繰り支援など、2,981億円を計上しています。コロナ関連融資の借換えによる返済負担の軽減に加え、セーフティネット貸付などの支援策が不十分ではあるものの盛り込まれているようです。そこで、網走市内の事業者の状況について、市はどのように把握しているのか伺います。2点目に、消費税とインボイス方式(適格証明)についてであります。岸田自公政権は、10月に迫った消費税のインボイス制度の導入に対する幅広い業界からの反対や地方議会での意見書採択の広がりに押され、納税額の時限的軽減などの激変緩和措置を表明しています。また、原則2023年3月末だったインボイス発行業者の登録締切りを9月末まで延長しました。インボイスをめぐっては、自治体に関わる問題が指摘されています。一つには、自治体が「売手」となるケースであります。総務省が、自治体自身のインボイス登録が遅れていることを2022年6月20日の通知で指摘しています。いわゆるインボイス制の対応に係る留意事項等について、昨年3月に総務省が各自治体の一般会計、特別会計、公営企業会計の計1万5,431のインボイスの対応状況を調査したところ、インボイスの登録が必要と認識しているのは4割程度の6,021だったそうです。一般会計では、1,788のうち1,088しか対応が必要だと認識していませんでした。当市のインボイス方式の「売手」についての対応は、どのようになっているのか伺います。二つには、自治体が「買手」となるケースであります。自治体が地元商店や工務店などに発注している取引では、事業者側がインボイス登録をしていないと取引から除外されるおそれがあります。当市において、そのようなケースはどの程度あるのか、その場合の対応について伺います。三つには、現在、太陽光発電で売電している家庭にエネルギー庁からインボイス登録をするよう通知が来ていると聞いています。各家庭での売電による利益は微々たるもので、ここにインボイス制度で消費税を課税するなど、到底理解できません。市は、この状況についてどのように把握しているのか伺います。また、売電している世帯がインボイスを登録しないケースが多くなると思われますが、その場合、どこが負担することになるのか伺います。三つには、若者の雇用対策についてです。今まで私たち日本共産党議員団は、若者が定着できる環境や子育て世代が安心して子育てできる環境を整える政策が必要だと指摘したところです。今年の予算には、学校給食の無償化や新年度新規就職された若者に奨励金の拡充がされることは評価したいと思いますが、今後の市としての若者が定着するための対策について見解を伺います。6項目めは、社会保障についてです。政府は、新型コロナの感染症法上の位置づけを5月に季節性インフルエンザと同じ5類へ移行すると表明しました。これに併せて、これまで新型コロナ対策として実施してきた各種支援制度を一斉に打ち切るようであります。生活困窮者自立支援金が2022年12月に期限を迎え、国民健康保険のコロナ傷病手当金は23年3月に、休業支援金・給付金や小学校休業等対応助成金は23年5月に、それぞれ期限を迎えます。第8波で医療崩壊や死亡者数がこれまで以上に深刻化している中で、公的責任を後退させようとしていると言わざるを得ません。そこで何点か質問します。一つには、後期高齢者医療制度についてです。出産育児一時金を現行の42万円から50万円に引き上げることは歓迎するものでありますが、費用の一部を後期高齢者医療制度に負担させようとしています。2024年度、25年度は、後期高齢者医療制度が出産育児一時金の7%の2分の1に当たる約130億円を負担し、26年度から平年度化し約260億円を負担するとしています。7%というのは、現役世代も含め医療保険全体に占める後期高齢者医療分の割合が7%のため、一時金も同様の負担割に設定しています。これと併せて、後期高齢者医療制度では、所得割の引上げや限度額の現行66万円から24年は73万円に、25年度は80万円へと引き上げます。これによって自然増による引上げを加味した後期高齢者医療の保険料は、平均年7万7,700円(22年度・23年度)から25年度は9,500円も増えて、8万7,200円へ引き上げます。年収200万円の人は3,900円の増です。昨年10月に窓口負担2倍化が強行されたばかりなのに、さらなる負担増が追い打ちをかけるもので、計画撤回と出産育児一時金の国庫負担継続が求められていると考えますが、見解を伺います。二つには、国民健康保険についてです。厚労省は、昨年11月、都道府県内での保険料水準の統一化を進めるため、今後、国が保険料水準統一化プランを策定すると明らかにしました。全ての都道府県がそれぞれの国保運営方針で統一化について言及し、目標年度を定めているのは18、未定が29となっているようです。政府はこうした状況を打開しようと、今後想定するプランでは、保険料水準の趣旨や課題の解決方法、市町村との合意形成の事例などを盛り込むとしています。保険料の統一化の押しつけは、自治体独自の保険料引下げができないなど、加入者への一層の負担増につながるおそれがあると考えますが、見解を伺います。二つには、産前産後の国保料免除についてです。国は、産前産後の国保料免除として当初予算に4億円を計上しています。厚労省は、2024年1月から、産前産後の期間(4か月)の国民健康保険の均等割と所得割を免除する制度を導入します。被用者保険と異なり、国保にはこうした制度がありませんでした。この制度が導入された場合、当市への影響はどの程度あると試算しているのか伺います。三つには、子ども医療費助成をした場合のペナルティーについてです。自治体が独自に子ども医療費助成をした場合に、国庫負担が減額されるペナルティーが課せられています。子ども医療費助成制度は、既に通院は中学校卒業までと高校卒業までとを合わせると95%の市区町村に拡大しています。県段階では、新たに岩手県や群馬県などが、高校卒業までに拡大することを表明しています。全国知事会は昨年7月、ペナルティー全廃と全国一律の医療費助成制度創設を求めています。そこで伺いますが、国のペナルティーによる当市への影響額は、どの程度あると試算しているのか伺います。また、当市としてもペナルティーの廃止を求めるべきと考えますが見解を伺います。四つには、子ども医療費助成に係る国民健康保険の国庫負担減額調整措置についてです。子ども医療費助成に係る国民健康保険の国庫負担減額調整措置については、未就学児に限らず全て廃止するとともに、国の責任において子ども医療に関わる全国一律の制度を創設することを求めています。また、全国知事会の提案・要望では、子供の均等割の軽減についても、対象年齢拡大と軽減拡充を求めています。当市も国に対し、子供の均等割の軽減と拡充を求めるべきと考えますが見解を求めます。3点目に、介護保険についてです。一つには、岸田政権は2024年度から介護保険利用料を原則2割負担とするなど介護保険制度を改悪しようとしています。社会保障審議会(介護保険部会)に改定案を提案し、12月中の取りまとめを受け、翌年度の通常国会に提案される予定です。国民は、この間、年金が減らされ、家族の給料も上がらず、食料、日用品、燃料費など続々と値上がりしているなど、負担が大きくなるばかりであります。全日本民主医療機関連合会のアンケート調査によると、もし利用料が2割負担になったとしたらどうするかの問いに、今までどおりが45.8%、サービスの利用回数や時間を減らす27%、サービスの利用を中止する8.9%となり、約37%の方々が利用を制限すると言っています。また、利用料2割負担の対象拡大が老健施設などの多床室の有料化などについての議論が2022年度は先送りされました。しかし、厚労省は23年度夏までに結論を得るとしています。これ以上の利用者への負担を強いることは、何のための介護保険なのかと、厳しく問われる問題ではないかと考えますが、見解を伺います。二つには、ケアプラン作成の有料化についてです。介護サービスを利用するときに必要な介護サービスの計画表をケアプランと言っていますが、これまで、積極的にサービスを利用できるようにする目的から利用者負担がありませんでした。しかし、財務省は、2024年の有料化を提案しています。この計画には多くの事業所が反対をしています。有料化によって、介護サービスを諦める人が増える、ケアプラン変更のたびに利用者に負担がかかり、利用控えの原因となると危惧をする声が広がっています。ケアプラン作成の有料化に反対する意思表示をすべきと考えますが見解を伺います。三つには、第9期介護保険事業計画策定についてです。来年4月に発表される全国全ての自治体で第9期介護保険事業計画改定に向けての取組に拍車がかかっています。特に重要なのは、今年の年末までの介護予防・日常生活圏域ニーズ調査です。各自治体で高齢者に対して健康アンケートが行われますが、そのモデル設問が8月に厚労省から各自治体に示されます。今、認知症の問題が大きな課題となっている介護保険計画ですので、最大の危険因子とされる難聴問題は避けて通れないと考えますが、計画に反映されるのか伺います。あわせて、新年度予算に軽度、中程度の難聴者に対して補聴器の助成をすることは、私も一般質問で取り上げてきたことから評価をするものですが、具体的な費用の一部助成とはどういうものなのか伺います。四つには、生活保護についてです。厚労省は、生活保護基準を10月から見直しをすると聞きます。扶助基準について足元の社会経済情勢等を踏まえるとして、2023年度から24年度については、月額1,000円を加算するようです。加算したとしても現行の基準額より減額となる世帯は、現行基準を保障するとしています。しかし、75歳以上の世帯の改定率はゼロから0.6%となっており、急速な物価上昇の下では実質大幅減です。物価高に見合う保護費の引上げが必要と考えますが見解を伺います。五つには、児童虐待についてです。近年、児童への虐待が増えています。国は、新たな児童虐待防止対策体制総合プランを策定し、2023年度から2年間で、児童福祉士を5,780人から6,850人へ、児童心理士を4年間で2,350人から3,300人へ増員します。しかし、児童相談所は、この地域においては北見にしかなく実態を把握するのは困難な状況に思えます。そこで、網走市内における児童虐待の実態について、どのように把握しているのか伺います。7項目めは、観光についてです。流氷館展示物リニューアルについてですが、オホーツク流氷館の改修が昨年行われ、今年1月にリニューアルした流氷館が誕生しました。観光客の入り込みの状況はどうなっているのか。現時点での入場者の反応や感想にはどのようなものがあるのか伺います。また、流氷館は温暖化防止のための学習施設として位置づけて各学校の研修場所として利用してもらう機会をもっと増やすことが求められていると思いますが、見解を伺います。8項目めは、地域公共交通についてです。1点目に、市政執行方針にあるように、持続可能な公共交通ネットワークの構築に向けて、オンデマンドバス、どこバスの本格運行が始まります。私たちが行ったアンケートでは高い利用料金のために気軽に利用できないという声が多くありました。他の都市でも行っているように、料金をどこでも一律300円とする必要があると考えますが、見解を伺います。2点目に、昨年も指摘しましたが、あらゆる分野において人手不足が問題となっています。事業者との情報交換ではどのような課題があったのか、それに対する必要な支援はどのようなものなのか伺います。3点目に、JRの問題です。網走公共交通計画では石北本線は網走・北見と旭川・札幌圏をつなぐ重要な路線です。特急列車の運行のほか、農産品などを輸送する広域物流ルートとしての役割を担っているとしています。釧網本線は、網走と釧路をつなぐ路線で、オホーツク海の流氷、世界自然遺産知床など、沿線に数多くの観光地を有する全国的にも極めてまれな路線です。釧網本線を走る流氷物語号は、移動そのものが体験型観光だと書いてあります。JRも石北本線、釧網本線は、JR北海道単独では維持が困難な路線で、沿線自治体の負担が必要だとしています。しかし、網走市をはじめ沿線自治体の多くは財政力も小さく、過疎や地域経済の疲弊に苦しんでいます。廃線か、財政破綻かの悪魔の選択を迫られることになってしまいます。そもそもこれは35年前の国が行った分割民営化の破綻を示すものです。網走公共交通計画には、その点が示されておらず、JRのアクションに対応することだけです。このままでは、釧網本線も石北本線も廃線の危機となってしまいます。鉄道は、通勤、通学、通院、買物をはじめ生活に必要な移動手段です。また観光や地域の産業振興にとっても大事な基盤です。採算性や市場原理を振りかざし、地方の公共サービス、公的施設を縮小・廃止してきたことが、人口減少、若い世代の流出を激化させるという悪循環をつくってしまっています。沿線自治体はまとまって、国に対して、自治体任せにせず国がしっかりと鉄道を維持するよう求めるべきと考えますが、市長の見解を伺います。JRが道や沿線自治体とまとめた利用促進策第2期アクションプランは2023年が最終年となります。これまでの現状についての協議の内容、また最終年に向けてどういったことが行われるのか伺います。次に、全国鉄道網は脱炭素社会を目指すために失ってはならない公共の財産です。単位輸送量当たりのCO₂排出量は、旅客輸送で、鉄道は乗用車の13%、航空機の17%、バスの30%。貨物輸送では、鉄 道 は 自 家 用 貨 物 車 の 1.5 % 、 営 業 用 貨 物 車 の8%、圧倒的な優位にあります。EUでは脱炭素社会に向けた取組に、鉄道の利用拡大が大きく位置づけられています。鉄道から自動車・トラックへの転換は、気候危機打開、脱炭素社会に向けた逆行です。全国鉄道網の維持・活性化を脱炭素社会に向けた重要な柱に位置づけ、気動車のハイブリッド化や蓄電池車など、鉄道事業の省エネ化、低排出化を進めることと併せて、鉄道利用を拡大することが必要と思いますが、見解を伺います。9項目めは、農業、漁業についてです。1点目に、農業問題では、昨年になって肥料、飼料の約2倍にもなる価格の高騰が明らかになり、農業、酪農・畜産業へ大きな打撃となるものでありました。国の2次補正で、農林水産省予算では飼料価格を抑える農家向け支援を講じていますが、抜本的な解決とは言えないと認識しています。酪農では、飼料の価格の値上がりが示された中で、加えて、近年になって様々な影響を受けて雄の子牛の買値がつかない状況が続いています。昨年は1頭当たり100円で引き取られるケースがありました。酪農家はやむを得ず引き取ってもらったと聞いております。あまりにも異常な状況であり、先行きが見えない厳しい状況となっています。そこで1点目に、この異常な状況の下では国の抜本的な支援と対策が求められていると思いますが、これまでの支援策と今後の見通しについて伺います。2点目に、農家も酪農家も後継者不足が指摘されてきましたが、依然として改善されず離農に追い込まれるケースがあると聞きます。後継者問題と離農者について、どのように認識しているか伺います。3点目に、農業では近い将来に畑作三品だけでは農業が成り立たない状況が来ると思われます。畑作三品に代わる作物について、検討する必要があると考えますが見解を伺います。4点目に、酪農では国の政策で乳量の生産を上げるために、高い投資をして増産することで経営を続ける予定でありました。しかし、近年、新型コロナの影響で生乳の消費が大幅に下がり、生乳が余り投棄する状況にあると聞きます。また、畜産業も飼料や資材の高騰で経営が厳しくなっているのではないでしょうか。このような状況について、市として、現状認識と今後の対応について伺います。2点目に、漁業についてですが、国は燃油価格高騰対策の基金を造成する漁業経営セーフティネット構築事業に330億円計上しています。そこで、網走におけるセーフティネット構築事業の活用について、市はどのように把握しているのか伺います。次に、網走湖の環境の悪化によるシジミ、ワカサギへの影響が懸念されています。新年度予算でもヤマトシジミ資源安定化対策、網走湖水質・資源調査事業などの事業が計画されています。この間、シジミ漁では漁獲量の調整が行われてきました。また、冬のワカサギ釣りの期間短縮などを行い、資源を確保する努力が行われていますが、生産者も先行きが見えず、不安を抱えていますが、今後の見通しについて伺います。10項目めは、環境についてです。1点目に、一般廃棄物最終処分場についてです。第1回臨時会の市長挨拶の中で、最終処分場に対する市としての対応や要因について、昨年12月に「市としての一般廃棄物処理の反省と検証」の詳細内容を市議会に説明したとのことでした。また、この間の最終処分場の使用が計画通り進んでいない状況について市民の皆様のごみ排出に際し、御負担をおかけしていることにおわびと今後の取組に理解と協力を求めています。しかしながら、議会としては昨年第1回定例会を前にして、文教民生委員会として市長に対し、一つには、危機的状況にある一般廃棄物最終処分場の延命を図るとして8項目、二つには、今後のごみ政策を広く検討するに当たりとして6項目の提言を行いました。その後、この問題での市の対応は、残念ながら誠実な対応ではありませんでした。その結果、信頼関係が崩れるような事態になったことは、残念で仕方がありません。この文教民生委員会の提言に対して、市長はどのように向き合ってきたのか、丁寧な説明を求めます。2点目に、ごみ処理の広域化と焼却処分についてであります。この問題でも、市長は臨時会での市長挨拶で、ごみ処理の広域化については昨年の7月に斜網地区廃棄物処理広域化推進協議会を1市4町で設立し協議を進めている。当市の中間処理施設の考えとして、建設候補地は大空町に効率的な中間処理と言われている焼却処理施設があり、地理的な中間地点であることから候補地として検討を進める。中間処理施設の方式については、検討の上、将来にわたって廃棄物を地域において安定的かつ効率的に処理していくため、またこれまで取り組んできた資源の徹底した分別を図りながら、焼却方式の中間処理の整備をしていくという考え方と令和10年度供用開始を目指すことを表明しました。この問題でも、文教民生委員会は、広域化及び中間処理への焼却の導入については、市民の間でも様々な見解があり、スピードや結論だけを重視した検討では、市民の理解や共感を得ることが困難である。前提として、網走市単独のごみ処理の基本的な考え方やビジョンを改めて共有し、広域化や中間処理への焼却の導入の必要性が認識された上で検討に入ることと提言しています。この提言をどのように受け止め、今回の基本的な考え方が導き出されたのか説明を求めます。3点目に、重油漏れ事故についてです。昨年3月23日に事故が起きて、その日のうちに網走市に報告があったのでありますが、しかし、事実について議会には報告がありませんでした。議会が事実を知ったのは、7月下旬に新聞報道を通じてであります。つまり約4か月間にわたって議会をはじめ関係者や市民には知らされなかったことになります。この重大な事故に当たっての市の対応が、極めて問題であったと言わざるを得ません。事故後の対応として、市は当初から対応するのは北海道という認識でいたことであります。そもそも網走市には環境基本条例が存在しているのに、その条例に沿った対応がなかった。市民環境部としては、環境問題であり環境基本条例に基づいて対応すべきであったと思います。その上で、北海道の対応も求めるというのが、本来の対応ではなかったかと思いますが、事故後の初動の対応について、どのように考えているのか伺います。11項目めは、核兵器廃絶についてです。ロシアの核使用威嚇が続く中、アメリカは抑止力を一層強化し、2023年は戦争か平和かが問われています。日本はアメリカと一緒に戦争する国づくりにまっしぐらです。昨年の国連総会第1委員会でジブチの代表は「平和と軍縮を支持するために核兵器禁止条約への参加に着実に取り組む」と表明し、未署名の国々に署名を呼びかけ1月9日に自ら署名をしました。核兵器禁止条約は署名92か国、批准68か国と、あと5か国の署名で署名国は国連加盟国の過半数に達します。核兵器に反対する国際規範を強化し、核保有国と核依存国への大きな圧力になります。国連憲章を生かし、今注目されている戦争回避・防止のための東南アジア諸国連合とも連携を深め、多国間の安全保障を実現することが求められていると思いますが、見解を伺います。また、日本は唯一の戦争被爆国ですが、なぜか日本政府は核兵器禁止条約に署名・批准していません。網走市議会が意見書を採択したように、市長からも政府に対して署名・批准をするよう求めるべきと考えますが見解を伺います。12項目めは、ジェンダー平等についてです。日本共産党は、2020年の第28回党大会で、綱領にジェンダー平等を掲げました。今、しんぶん赤旗をはじめ新聞紙上でジェンダーに関する記事が出ています。社会でも自衛隊内での性暴力を告発し、事実を認めさせ謝罪させた五ノ井里奈さんら性暴力・性被害の根絶を目指す勇気ある闘いが、フラワーデモとも連携して継続されています。2017年頃から日本でも世界でも、性暴力やハラスメントに声を上げる♯MeToo、声を上げた人を孤立させないとする♯WithYouの運動が大きく広がりました。日本でも元TBS記者からのレイプ被害を告発した伊藤沙織さんの記者会見、財務省事務次官によるセクシャルハラスメント事件、医学部受験生入試減点事件などが次々起こり、性差別・性暴力を許さないという世論が沸騰しました。性的マイノリティーをめぐっても2019年2月から、法律上同性の者同士の婚姻を求める日本初の訴訟が全国4か所(東京、大阪、札幌、名古屋)の地方裁判所で始まるという画期的な動きがありました。私たちの身近にも、「男性は結婚して家族を養って一人前」「女性は子供を産んだら仕事を控えて育児に専念すべき」など、男はこうだ、女はこうあるべきというようなものの見方、考え方、価値観があふれていると思います。家庭でも学校でも地域社会でもメディアの中でも、その価値観はシャワーのように降り注ぎ、誰もが影響を受けています。そういう意味で、ジェンダーは社会的・文化的につくられた性差と一般的に定義されています。当市の庁内においてジェンダー、ジェンダー平等についての取組はどうなっているのか、現状と今後の対応について伺います。最後に、教育についてです。1点目に、学校給食についてであります。教育長の教育行政執行では、「給食用備品の整備や設備の改善を進めるとともに、子供たちに安全で安心な学校給食を継続して、安定的に提供していくための運営体制づくりを進めていく」と昨年と同様の内容です。今年から潮見小学校が親子給食になります。また、南地区調理場は最大の調理場となります。今後の安定的に提供していくために運営体制を市職員と会計年度職員をどのような体制で運営するのか伺います。2点目に、給食調理員の確保についてです。安定的に供給できる運営体制をつくると言っていますが、正職員が減る中で、会計年度任用職員の負担は重くなるばかりです。時間内に終わらせなければならないプレッシャーの中、給食調理の現場は本当に大変です。その働きに見合う待遇となっていないのが給食調理員が退職する要因の一つと考えます。今も給食調理員は減ったままだと思いますが、正職員化するなど抜本的な改善をする必要があると思いますが、見解を伺います。3点目に、全国高校総合体育大会、通称インターハイのボート競技についてです。今年7月末に網走湖を会場にして行われるインターハイのボート競技ですが、大会の準備はどこまで進んでいるのか伺います。ボート競技を受け入れた網走市はスムーズな大会運営を行う責任があります。桟橋、競技用ボート、運営体制、会場設営など計画はどうなっているのか。また、計画に対してどこまで進んでいるのか伺います。本番に向けてプレ大会を行う必要があると思いますが、どのように考えているのか伺います。以上、市長並びに教育長の積極的な答弁を求めて質問を終わります。

答弁 市長 水谷洋一

-登壇- 日本共産党議員団、松浦議員の御質問にお答えをいたします。初めに、岸田政権についてでありますが、政府は外交、防衛の基本方針である国家安全保障戦略、防衛の目標と手段を示す国家防衛戦略、防衛費の総額や装備品の整備規模を定めた防衛力整備計画の安保3文書の改訂が閣議決定され、宇宙、サイバー、電磁波の領域も含めて対処できるよう強化するとしています。安保3文書で、中国は十分な透明性を欠いたまま軍事力を広範かつ急速に増強、東シナ海における力による一方的な現状変更の試みの強化、経済的威圧など、我が国と国際社会の深刻な懸念事項であり、北朝鮮は大量破壊兵器や弾道ミサイル等の増強に集中的に取り組むなど、従前より一層重大かつ差し迫った脅威と述べられております。岸田首相は記者会見で、国民の命、暮らしを守るために防衛力の抜本強化をしていくと述べられ、ロシアによるウクライナ侵攻、北朝鮮のミサイル発射など、国民が不安となることが続く中、厳しい判断の連続とうかがうところでございます。次に、原発再稼働についての評価でありますが、東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故は甚大な被害をもたらし、12年がたった今もその傷は癒えておりません。原子力発電により電気の安定供給ができるものとする一方、事故が発生した場合の影響も大きいものであると思います。原発については、国が専門家による原子力規制委員会の意見を踏まえ、内閣の責任において適切に判断されるものと考えております。次に、国の新年度予算についてでありますが、令和5年度予算は、令和4年度補正予算と一体として、物価高を克服しつつ経済を一段高い成長戦略に乗せていくことを目指すとしています。予算総額は11年連続で過去最大を更新する中で、税収は69兆4,400億円と過去最高となっておりますが、公債依存度は31.1%と依然高いことに変わりはないものと考えております。また、地方財政計画では、一般財源総額が前年度を上回り確保されるとともに、臨時財政対策債は前年度から0.8兆円減の1兆円となり、財源の質が改善されておりますので、地方財政に対して一定の配慮はなされたものと受け止めているところです。これら国政に関する諸問題につきましては、国会における議論を通して行われるものと存じますが、私ども地方の意見は全国市長会を通して、しっかりと国に伝えていかなければならないものと考えております。次に、財政の見通しについてでありますが、長期的な財政の見通しについてでありますけれども、見通しは持ち合わせておりませんが、例年5年先までの中期財政収支見通しを策定しながら予算編成に当たっているところであります。令和4年度に策定をした令和8年までの中期見通しでは、5年間で約28億円の収支不足を見込んだところですが、起債残高では令和3年度末の337億円から令和8年度末には307億円に減少、公債費でも令和4年度の33億3,000万円から令和8年度には31億6,000万円に減少すると見込んでおります。また、令和3年度の財政の健全化指標では、実質公債費比率が16.9%、将来負担比率が107.4%と、いずれも改善基調には変わりはありません。今後、新庁舎以外の大型建設事業を控えておりますので、引き続き健全な財政運営と市民満足度の向上の両立を目指してまいります。次に、職員の採用についてでありますが、近年は新たな課題への対応として、一部の職場において職員の負担が増しているという実態があるものと認識をしております。令和5年度より始まる定年の段階的引上げ期間中におきましても、職員の採用は継続して必要な人員を確保できるよう努めてまいります。次に、新型コロナウイルス感染症5類変更による市の対応と周知についてでありますが、5月8日から新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に変更され、患者等への対応や医療提供体制などこれまで講じてきた各種の政策、措置が見直されることとなります。市といたしましては、感染状況に応じた対応が必要な状況も懸念をされるため、市民への情報提供、検査体制の確保、資機材の備蓄、ワクチン接種に取り組んでまいりたいと考えております。また、重症化リスクの高い高齢者等が生活する施設における感染が発生した場合には、引き続き、感染状況に応じた対応が必要であると考えております。当面は感染防止対策に要する消耗品等の備蓄を継続してまいります。次に、公費負担廃止に対する市の見解とのことでございますが、医療費につきましては、報道等により、これまで公費で賄われてきた検査や外来診療に係る自己負担などの在り方が報じられ、また北海道による情報提供では、外来や在宅における医療の提供に伴う公費負担の仕組みなどを検討するとしておりますが、現時点で詳細は示されておりません。市といたしましては、感染防上の位置づけ変更に伴う対応と認識をしておりますが、国は関係機関と調整をした上で方針を決定するとしております。その動向を注視してまいりたいと存じます。次に、オホーツク海沿岸の津波浸水想定についてでありますが、北海道による新たな想定では、当市では津波到達時間の最短は能取湖口付近で13分、最大津波高は二ツ岩から美岬にかけて5.4メートルが示されたところであります。今回の津波想定の見直しに伴い、新たなハザードマップを作成し全戸に配布を予定しておりますが、これを機に改めて早期避難、災害への備えを呼びかけるとともに、防災ラジオの貸与対象者を浸水想定区域にお住まいの方や事業者の方を新たに加えるなどの情報伝達の強化、自主防災組織による訓練への支援、防災講演会の開催などに取り組み、防災意識の向上に努めてまいります。次に、地域防災訓練についてでありますが、令和4年度では海岸町、向陽ヶ丘地区、大曲地区で避難訓練が実施され、総勢181名の方が参加をされたところであります。地域の防災訓練を通して、避難経路の確認や防災に関する知識の習得、防災意識の向上を図ることは大変有意義であると考えており、新年度では自主防災組織が行う地域防災訓練に対し、新たに費用面での支援に取り組み、町内会連合会や社会福祉協議会と連携し、自主防災組織が活動しやすい環境を整えてまいります。また、ケアマネジャーなど関係者皆さんと御協力の下、災害時要支援者の個別避難計画の作成を進めているところであります。次に、市内事業者への影響についてでありますが、日本銀行において本年1月に公表された経済物価情勢の展望において、物価の先行きは生鮮食品を除く消費者物価の前年比は輸入物価の上昇を起点とする価格転嫁の影響から高めの伸びとなった後、そうした影響の減衰に加え、政府の経済対策によるエネルギー価格の押し下げ効果もあって、来年度半ばにかけて減速していくものと予想されております。その後は経済が改善し賃金上昇率も高まる下で、再び緩やかに上昇していくものと見られています。一方、海外の経済物価動向、今後のウクライナ情勢の展開や資源価格の動向、内外の感染症の動向やその影響など、日本経済をめぐるリスクは極めて高く、その下で金融為替市場の動向と日本経済物価への影響にも十分注意を払う必要があるとしております。市内事業者の状況でありますが、セーフティネット保証認定では、令和2年度が305件、令和3年度が19件となっており、令和2年度に多くの事業者がコロナ関連融資、いわゆるゼロゼロ融資を受けているものと認識をしております。金融機関によりますと、3年据置きの事業者が多いと伺っておりますので、新聞などで報道されておりますが、当市においても返済開始の時期が今年の7月から来年4月に集中するものと考えています。また、本年度実施をした労働実態調査では、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う影響調査では、影響なしが約43%、回復傾向が28%となっており、回復の兆しが見られる一方、原油、原材料高の影響調査では、悪影響、悪化傾向が全体の60%となっている状況であります。市といたしましては、国内外の情勢を注視するとともに、引き続き商工会議所や金融機関など関係機関との情報交換により状況を把握していくほか、ウェブによるアンケート調査の実施なども検討しながら、事業者の状況把握に努め適宜対応してまいりたいと考えております。次に、市のインボイス売手としての対応についてでありますが、一般会計、六つの特別会計、三つの公営企業とも3月までにインボイス登録をする予定であります。次に、買手としての対応ですが、多くの事業者の方がインボイス登録をされていると考えておりますが、一般会計では特例により消費税の申告義務が免除されていることから、インボイス未登録事業者との契約により不利益を生じることはないものと理解をしております。一方、水道などの公営企業や特別会計においては、未登録者との契約では税額控除ができなくなり影響が生じるものとなりますので、インボイス登録状況の確認と登録の呼びかけをしてまいりたいと存じます。次に、一般世帯における太陽光発電による売電についてでありますが、資源エネルギー庁から太陽光発電で売電を行っている方に対し、インボイス制度登録に係るはがきが届いているようですが、対象は課税事業者となっており、資源エネルギー庁のホームページによりますと、サラリーマンなどの給与所得者で自宅に設置した太陽光発電設備から生じた電気の余剰売電の収入については、消費税の課税の対象外と明示をされております。このことから、免税事業者でもある一般家庭はインボイスの登録は不要で、買取り価格の変更もないものと承知をしております。次に、若者の雇用安定対策についてでありますが、人口減少、少子高齢化社会において、若者の地元定着は大変重要な課題と認識をしており、今年度市内に新規就農、就職された30歳未満の方に対し、奨励金の給付を始めたところであります。また、これまで商工会議所共催で、高校3年生を対象とした市内企業の就職説明会を行っておりますが、市内企業から地元への就職促進のため、早い段階から企業説明を実施したいとの声があったことから、さらに市内高校生1、2年生を対象として、就職前の段階から就業意欲の向上と地元企業の認知度向上を図る目的で企業説明会の開催を考えております。今後も市内をはじめ様々な地元企業と情報交換を行っていくとともに、ハローワークとも連携を図りながら、若者の地域定着に向けた取組を進めてまいります。次に、後期高齢者医療制度への負担計画でありますが、国におきまして、全世帯対応型の持続可能な社会保障制度を構築するため、関係法令等の改正を進めているところであります。今後、生産年齢人口が急激に減少していく中で、特に少子化については、コロナ禍で出生率が将来人口推計よりも7年程度早く減少する状況となっており、少子化を克服し子育てを社会全体で支援する観点から、後期高齢者医療制度が出産・育児一時金に係る費用の一部を支援する仕組みを令和6年4月から導入することとされ、現行の現役世代と後期高齢者の保険料負担に応じ、後期高齢者医療制度の支援割合を対象額の7%と設定されているものであります。高齢者負担率の見直しにつきましては、現役世代の負担である後期高齢者医療支援金が大きく増加しており、当面その傾向が続く見込みであることから、現役世代の負担上昇を抑制するため、令和6年度以降の後期高齢者1人当たりの保険料と現役世代1人当たりの後期高齢者支援金の伸び率が同じになるよう、高齢者負担率の設定方法が見直されることとなっております。なお、後期高齢者の負担増に対応するため、令和6年度と7年度の出産・育児一時金の支援対象額を2分の1とすること、保険料賦課限度額の2か年度で段階的に引き上げ、一定以下の所得層について所得割の2か年度での段階的引上げといった激変緩和措置が取られることとなっております。次に、国民健康保険料の統一化についてでありますが、平成30年度の国民健康保険都道府県化の際、北海道が策定をした北海道国民健康保険運営方針において、国保の医療に要する費用及び財政の見通し、標準的な保険料の算定方式や、事務の広域的及び効率的な運営の推進などが示されております。この運営方針の令和2年12月の改定において、負担の公平化を進めること、また予期せぬ医療費の増加などの負担増加のリスクを軽減するため、令和12年度を目途に統一保険料を目指すこととされました。当市におきましては、我が国の国民皆保険制度を維持していくため、北海道と共同して、持続可能で安定的な国保事業の運営に努めているものであります。運営方針に基づく保険料水準の統一に向けた取組として、保険料賦課については、所得割、資産割、均等割、平等割の4方式から、令和3年度から資産割を廃止した3方式とし、標準的な保険料の算定方法に合わせているところであります。次に、産前産後の国保料免除はさらなる子育て世帯の負担軽減、次世代育成支援等の観点から、出産する被保険者に係る産前産後期間相当分の保険料を免除することについて、国が方針としているものであります。令和4年度1人当たりの保険料などから算定した1年分の保険料の免除見込額は、おおよそ126万円となります。国保料免除について、国が2分の1、道が4分の1、市が4分の1を負担することから、当市の影響額は1年分で32万円と見込んでいるところであります。次に、子ども医療費等の市単独助成分に係る国民健康保険の国庫負担減額措置につきましては、子ども医療、重度心身障害者医療、ひとり親医療に係る福祉医療助成分で、令和5年度の影響額は 540万7,000円と見込んでおります。この国庫負担金減額措置につきましては、当市におきましても国に対し、全道市長会を通じ廃止を求めてまいります。子供の均等割保険料の軽減拡大につきましては、国民健康保険制度改正により、令和4年度から未就学児の均等割保険料について、5割の軽減ができるようになり、当市におきましても令和4年度分の保険料からこの軽減を実施をしているところであります。医療保険制度間の公平と子育て世帯の負担軽減の観点から、当市におきましても国に対し、全道市長会を通じ、対象年齢の拡大及び軽減割合の拡大を求めるところであります。次に、介護保険利用料の負担割合についてでありますが、昨年12月の社会保障審議会(介護保険部会)において、2024年の介護保険制度改正に向けた意見書が大筋で了承され、利用料2割負担の対象者拡大及び介護老人保健施設の多床室有料化については、この夏までに結論が出されるものと認識をしております。現状、2割、3割負担の対象は一定以上の所得のある方に限定され、当市では要支援、要介護認定の6%が該当いたしますが、サービスの利用者負担が定められた限度額を超えた場合は、高額介護サービス費が支給をされます。利用料2割負担の対象者拡大につきましては、後期高齢者医療の窓口負担2割が所得の上位30%に拡大されたことなどを踏まえ、高齢者の生活への影響も把握した中で検討するとしていることから、引き続きその動向を注視していきたいと、このように考えております。次に、ケアプラン作成の有料化についてでありますが、厚生労働省は2024年の介護保険制度改正に向け、ケアプラン作成に伴う利用者負担の導入を検討してまいりましたが、社会保障審議会(介護保険部会)の意見を踏まえ、次回に先送りすることとなっております。現在、ケアプラン作成に係る費用につきましては、公費と介護保険料で負担されますが、議員御指摘のとおり、懸念される意見もあることから、今後2027年の制度改正に向けた議論が進められると考えております。引き続き国の動向を注視するとともに、網走市ケアマネジャー連絡協議会や居宅介護支援事業所との意見交換を踏まえ、必要に応じ市長会を通じ国に要望することを考えております。次に、認知症の危険因子となる難聴問題についてでありますが、聴力の低下につきましては、聞き返しや聞き誤りが生じ会話が消極的になることで、コミュニケーション機会の喪失や社会的孤立につながり、認知症のリスクを高める可能性があるとされているため、今後難聴が危険因子であることに視点を置いた取組が必要であると考えております。本年4月に設置する第9期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画策定委員会において、認知症の危険因子とされる難聴に関連した事項を介護予防・日常生活圏域ニーズ調査及び計画に反映することで提案、議論することで進めてまいりたいと存じます。次に、軽度・中等度難聴者補聴器購入助成事業は、身体障害者手帳の交付基準に該当しない難聴者を対象として、補聴器購入に要する費用の一部を助成し、日常生活の便宜を図り、もって当該難聴者の福祉の増進に資することを目的としております。具体的には、両耳の聴力レベルが40デシベル以上等の要件に該当する難聴者を対象として、障害者総合支援法に基づく基準額の3分の2の額、または5万円のいずれか少ない額を助成いたします。また、申請者またはその配偶者の市民税均等割が課税の場合は1割の本人負担が生じるため、助成対象額から本人負担額を差し引き、助成するものであります。なお、対象者が18歳未満の場合は、従来の軽度・中等度難聴児に対する補聴器購入費等支給事業による助成を継続をいたします。次に、生活保護費の引上げについてでありますが、生活保護基準は一般低所得者世帯の消費実態との均衡を図るため、社会保障審議会による検証等を踏まえ国が定めるものであります。令和5年10月以降の生活保護基準の見直しにつきましては、社会保障審議会での議論経過や社会経済情勢を踏まえた対応といたしまして、令和5年度から6年度の2年間に限定し、1人当たり月額1,000円を臨時的、特例的に加算することとしております。これにより、3級 地 に 該 当 す る 網 走 市 では 世 帯 類 型 別 の 平 均 で3.4%の引上げが見込まれます。市といたしましては、様々な分野における物価高騰の長期化が市民生活に影響を与えると認識をしているため、健康で文化的な最低限度の生活を保障する最後のセーフティネットとして、国が定めた基準に基づき、生活保護制度を適切に運用してまいります。次に、虐待の相談や通告につきましては、学校や保健所等から連絡を受ける場合や市民からの通告により、警察から連絡を受ける場合など様々であります。相談や通告があった場合は、児童相談所をはじめとする関係機関が連携し、遅滞なく情報共有と実態把握を行うとともに、対応が必要と判断される場合は、児童等への適切な支援を目的とした網走市要保護児童対策地域協議会を開催し、関係機関が役割分担の上、児童虐待の未然防止、早期発見、発生時対応を行っているところであります。次に、流氷館展示物リニューアル後の状況についてでありますが、1月20日にリニューアルオープンから、2月20日までの約1か月間の有料入館者数は1万6,274人、令和3年度との比較では309.3%で、コロナ禍前の平成31年度比では83.2%という状況になっております。この時期は中華圏の春節と重なっており、従来であれば日本への動きが活発となりますが、中国本土の旅行客が他国へシフトしていること、インバウンド全体の戻りがこの地域では途上の上、比較的順調な入館者数であると、このように考えているところであります。リニューアルに伴う来館者の反応につきましては、1階エントランスと地下展示エリアの改修を行いましたが、流氷の写真を床面から壁面に広げたエントランスでは、まるで流氷の上に乗ったような写真撮影ができると好評であります。また、地下展示エリアの壁面にはクリオネなどオホーツク海の生物の水槽を埋め込んだスクリーンに360度カメラを使って撮影された流氷海中ライブ映像が映し出され、スタッフの解説が終了すると拍手が起きるなど、来館者の満足度は高いものと考えており、旅行者の方々からも高く評価を頂いているところであります。このほか、学習施設としての活用についてでありますが、流氷館は年間を通して流氷に触れることのできる観光施設であり、博物館のような学習支援機能は有しておりませんが、地下展示エリア内、流氷四季ガイドでは、地球温暖化問題、流氷のメカニズムや生態系への影響に関する解説をタッチパネルで行うことができ、さらに深掘りをして学ぶことが可能となりました。また、市内の小中学校の校外学習や道内外の修学旅行などで、既に御利用いただいておりますが、主に修学旅行生向けに行っている流氷体験テラス内での過冷却水の実験は流氷ができる仕組みを楽しみながら学べるものであり、今後においても、見て、触れて、学べる施設として積極的に御利用いただけるよう働きかけをしてまいりたいと考えております。次に、どこバスの料金についてでありますが、これまでの実証運行を通じ、運行収益やハイヤー料金との兼ね合いなどを総合的に考慮し、持続可能な運行体制を考えると、本格運行においても現行の運賃体系を維持する方向で、網走市地域公共交通活性化協議会において決定をされたところであります。また、定期券や回数券を本格運行においても継続して実施する予定でありますので、利用者の皆様には利用頻度に応じ御活用をいただきたいと考えているところであります。次に、人手不足の支援についてでありますが、市内事業者において人手不足は課題であると、このように認識をしております。これまで商工会議所と共催で高校3年生を対象とした市内企業の就職説明会を行っているほか、女性や高齢者をはじめとした働く意欲のある方を対象とした企業説明会などを開催し、人材確保に向けた取組を進めております。また、市内企業から御相談で、地元への就職促進のため、早い段階から企業説明を実施したいとの声があったことから、さらに市内の高校1、2年生を対象として、就職前の段階から就業意欲の向上と地元企業の認知度向上を図る目的で企業説明会の開催を考えております。このほか、公共交通事業者については、2種免許資格取得に係る支援の拡充、労働環境改善に係る支援に加え、人材確保のための求人に係る支援を追加し、公共交通の担い手の育成、確保を推進してまいります。今後も市内をはじめ、様々な地元企業と情報交換を行っていくとともに、ハローワークとも連携を図りながら人材確保に向けた取組を進めてまいります。次に、JR路線の維持についてでありますが、これまで第1期、第2期アクションプランに基づき、地域利用と観光利用の促進に取り組んでおりますが、引き続きJR北海道、沿線自治体、道、観光協会、市民団体などとの連携に加え、市民の皆様にも御協力を頂きながら、石北本線、釧網本線の維持存続に向けて、地域一体となって取り組んでいきたいと考えているところであります。次に、アクションプランの取組についてでありますが、令和5年度はアクションプランの最終年となり、現在国において制度設計されている調査、実証事業を実施し、その結果を踏まえた総括的な検証の下、抜本的な改善方策をまとめていくこととなっております。次に、JR路線維持による脱炭素化及び利用拡大策についてでありますが、国土交通省では2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向け、鉄道分野からのCO₂排出削減のための取組を進めるとともに、鉄道の特性を踏まえた再生可能エネルギーの活用をこれまで以上に加速させ、また代替燃料の可能性を検討するため、鉄道分野におけるカーボンニュートラル加速化検討会を昨年3月に立ち上げ、検討を行っているところであり、内容を注視してまいりたいと考えております。当市におきましては、汽車遠足、学校の授業、中学、高校の部活動やグループ旅行などに対して、運賃助成や鉄道愛好団体が取り組む鉄路のにぎわい創出への支援のほか、マイレール意識の醸成など、鉄道の利用促進に努めております。鉄道の持つ様々な優位性のほか多面的視点を持ちながら、今後沿線自治体と鉄路の維持存続に向けて取り組んでまいりたいと考えております。次に、農業者支援策の状況及び今後の見通しですが、飼料など生産資材費の高騰への影響は新型コロナ禍での消費動向の変容や、初生牛価格の下落などに相まって、特に酪農現場での非常に厳しい状況であると認識をしているところであります。飼料価格の高騰対策については、価格安定制度に基づく補塡が基本でありますが、国の支援として異常補塡の基金積み増しのほか、異常補塡がされない差額について、令和4年度の第3四半期に引き続き第4四半期についても特別補塡として緊急支援されることとなっております。しかし一方で、現在の特別補塡などの対策については、一時的であるといった声もありますので、国では再生産可能な農業とするためにも、生産者へ十分還元される価格転嫁の仕組みについて議論されていることから、今後こうした動向についても注視をしてまいりたいと、このように考えております。次に、農業は重要な基幹産業であり、担い手確保は重要な課題であると認識をしております。後継者対策は、農業者で組織するJAが主体的に取り組んでいく必要があるとも考えておりますが、当市といたしましては、国の担い手対策の十分な活用に併せ、担い手の確保、育成に向け、婚活事業、後継者の育成研修事業、第三者継承を含めた新規就農者対策などについて引き続き支援を行い、今後とも人と農地を守っていくために、関係機関と連携してまいりたいと、このように存じます。次に、畑作三品に係る作物の検討についてでありますが、現在、新型コロナウイルスの影響や砂糖需要の低迷などにより、てん菜向け交付金の対象数量の上限が現状の64万トンから55万トンに段階的に削減されることが示され、また、経営所得安定対策の直接支払交付金も5中3の基準において、麦類やてん菜が引き下げられるなど、厳しい状況にあることは認識をしております。しかしながら、国内では加工バレイショ不足や食料安全保障の観点から、麦の国産へのシフトなどの動きもありますが、当市においては麦類の過作も大きな課題であり、一長一短の課題であると認識をしております。土づくりの観点からも、そして輪作体系の維持の面からも、畑作三品が今後も主体となるべきものと考えております。生産体系の検討につきましては、令和5年度に第13期網走農業振興計画を策定するところであり、今後さらなる網走農業発展のため、その中で議論を深めてまいりたいと存じます。次に、畜産業の飼料価格高騰などによる影響と今後の対応についてでありますが、肥料や飼料など資材価格高騰対策は、国において実施するものでありますが、当市といたしましては、畜産農家に寄り添った形で配合飼料の価格高騰対策として独自に支援を行ったところであり、肥料価格の高騰対策についても本議会において補正予算を提案をしたところであります。今後も必要に応じ、JAと連携し協議をしてまいりたいと存じます。次に、漁業経営のセーフティネット構築事業につきましては、燃油価格や餌代の上昇に備えて、漁業者、養殖事業者が国と資金を積み立て、燃料、飼料価格が一定の基準を超えて上昇した場合に補塡金が支払われる仕組みとなっております。補塡基準は四半期ごとに燃油、飼料の平均価格が7中5期平均値を超えた場合に支払われる仕組みとなっております。全ての漁業者が加入している状況ではありませんが、比較的燃料を消費する漁業において、加入、活用されており、令和3年度では85件、令和4年は83件が補塡を受けたと聞いているところであります。次に、網走湖では環境変化によりシジミ資源が減少し、令和4年は漁獲は312トンと以前の半分程度まで低下をしている状況にあります。また、ワカサギについても、今年の氷下漁は記録的な不漁となり、例年の10分の1ほどの漁獲にとどまり、1月30日に終了しております。このような中で、市といたしましては、網走湖資源調査事業補助金、網走湖ヤマトシジミ資源安定化対策事業、網走湖シジミ種苗生産支援事業補助金などにより支援をし、漁業関係機関とともに網走湖の漁業資源の増大及び安定化に取り組んでまいりたいと存じます。次に、環境問題についてでありますが、昨年の3月2日に文教民生委員会から最終処分場の延命と今後のごみ政策に係る提言を頂き、今年度これら御提言を踏まえた中で、文教民生委員会の所管事務調査の中で11回の会議を開催をしていただき、多くの御審議、御意見を賜り、最終処分場に対する市としての対応や要因について、昨年12月の市としての一般廃棄物処理の反省と検証をまとめ、その詳細内容について御説明をさせていただいたところであります。今後におきましては、埋立て、堆肥化の処理の改善、わかりやすい分別ルールの検討、市民の皆様に理解と協力を頂ける啓発、広報を行っていくこととし、先般の文教民生委員会で最終処分場延命化方針について御説明をさせていただいたところでもあります。来年度におきましては、方針をさらに延命化計画とし、新たに設置する審議会において進捗や取組に御意見を頂きながら、最終処分場の延命化に取り組んでまいりたいと存じます。次に、廃棄物処理に対する考え方についてでありますが、広域化を進めるに当たりまして、一般廃棄物処理行政の安定した執行を担う市としての検討と併せ、広域における関係町との協議も北海道の広域化検討方針に基づく会議を通して進めている現状から、さらなる検討を進めるため、昨年7月から1市4町の枠組みを定めた協議会による検討を始めているところであります。1市4町が課題と認識する一般廃棄物処理に係る最終処分場の期限の到来、中間処理施設の更新などの検討などから、令和10年度との目標年次を設定をしていくことといたしました。文教民生委員会において、ごみ処理の広域化の状況についての調査、協議を頂き、今年度事業となっているごみ処理の広域化計画を策定するに当たり、3月23日までパブリックコメントにより市民の皆様から御意見を頂くこととなっております。広域化計画は1市4町でのごみの広域処理をすることについて、大枠となる考えをまとめたもので、市が広域で行っていく基本的な考えをお示ししたものであります。また、パブリックコメント期間中に広域化計画の説明会を開催する予定としており、併せて費用試算、最終処分場の延命化方針についても説明を予定をさせていただいております。このような機会により、網走市の考えを説明し、御理解、御意見を頂くことで、来年度以降、個別具体的な検討を進めてまいりたいと存じます。次に、重油漏れ事故についての対処、対応についてでありますが、本件は貯油施設からの燃料の漏えいであるため、消防法による指導及び北海道の自治事務である水質汚濁防止法により原因者が事故報告を知事宛てに提出すべき案件であります。通常、同様の事故では原因者が消防や北海道の指導を受け、可及的速やかに汚染土壌を全量撤去することが事態を収束する案件でありますが、今回はこの漏えい箇所が網走湖に近いこと、さらには漏えい調査について実施までに時間を要したこと、原因者による説明が大幅に遅れたことによる不安感などにより事態が大きくなったものと認識をしております。市の環境基本条例につきましては、各種法令との整合性を勘案した上で、環境保全及び創造に関する基本理念を明文化したものであり、この条例でありますことから、今回の事案につきましては当事者である北海道が水質汚濁防止法の対応により、取り扱われるものと考えております。次に、核兵器禁止条約に対する見解についてでありますが、核兵器の廃絶と戦争の根絶を願う中、現状変更を企てる国家の侵略には国際秩序の根幹を揺るがすものであり、許されないとの考えでいるところであります。国際的な平和及び安全の維持を図るとともに、国際社会との連携の下、適切な対応を図るべきものと考えております。次に、当市が加盟する平和首長会議において、令和4年12月13日付で、内閣総理大臣宛てに核兵器廃絶に向けた取組の推進を求める要請書と、第10回平和首長会議の総会で採択した広島アピールを提出をしているところであります。要請書には核兵器に依存しない政策へ転換できるよう、社会環境を醸成するためにも政府に一日も早く、核兵器禁止条約の締結国会議にオブザーバーとして参加するとともに、核兵器禁止条約に署名、批准することの要請をしているところでもあります。要請に対し、岸田首相は、「核兵器禁止条約は核兵器のない世界という目標の出口に当たる重要な条約であり、核兵器国をいかに近づけるかということが大きなポイントになると思っている。多くの方々がオブザーバー参加や署名、批准を求めていることをしっかりと受け止めたいと思うが、どう向き合っていくのか、まずは米国との信頼関係をつくる中で考えていきたい」と述べられたところでありました。引き続き、平和首長会議を通じ、政府に要請をしてまいりたいと存じます。次に、ジェンダー平等についてでありますが、ジェンダーは生物学的な性別に対し、男女の違いによって周りの人が無意識に抱く男らしさ、女らしさといったイメージや役割分担に基づく社会的性別であり、こうした社会的性別に基づく偏見や差別、不平等をなくしていくことがジェンダー平等の実現であると認識をしております。庁内では、令和元年に改正された女性活躍推進法に基づき、令和3年度から5か年を計画期間とする第2次網走市特定事業主行動計画を策定し、固定的な性別、役割分担意識の是正や性別に関わりのない職務の機会付与、男性の家庭生活への参加促進などを取組項目として挙げ、その進捗を図っているところであり、この間育児休業の取得や管理職の登用などについては、男女において差を設けることなく取り組んでおります。引き続き、職場におけるジェンダー平等に意を用いてまいりたいと存じます。

答弁 教育長 岩永雅浩(教育長は2025年3月まで)

-登壇- 日本共産党議員団、松浦議員の御質問にお答えをいたします。初めに、学校給食についてでありますが、学校給食の安定的な提供を図るため、今年度調理場の一部集約化を実施し、9か所ある調理場を令和5年度より6か所にすることにより、適正な人員配置が可能になると考えているところでございます。令和5年度は、市職員は再任用2名を含め5名、会計年度任用職員34名の合計39名の運営体制で学校給食を提供してまいります。次に、給食調理員の確保についてでありますが、議員御指摘のとおり、現在も給食調理員は欠員が生じている状況でございますが、市の方針として現業の職員を補充する考えはないことから、引き続き会計年度任用職員の確保に努めてまいりたいと考えているところでございます。次に、インターハイボート競技大会に向けての進捗状況についてでありますが、当初計画のとおり準備を進めており、桟橋につきましては競技艇の出艇、帰艇を審判艇と水路委員のモーターボート用として、現在使用している2本の桟橋に加え、仮設の桟橋を4本設置することとしております。大会で使用する競技艇につきましては、神奈川、茨城、愛媛から借用することとし、既に各県から借艇の了承を頂いており、現在具体的な借用手続について協議を進めているところでございます。運営体制につきましては、全国高体連ボート専門部と大会役員、審判員数の精査を、また北海道実行委員会を通じて、高校生補助員の必要数について調整を行っているところでございます。会場設営に関する設計内容につきましては、現在全国高体連ボート専門部による確認中であり、この設計を基に今年7月上旬よりテント等の仮設物を設置することとしております。また、本番に向けたプレ大会につきましては、北海道ボート協会と開催について協議をしてまいりましたが、夏休み前に大会運営を担う近隣高校の教諭や生徒を集めることが難しいことに加え、大会で使用する設備、仮設物の設置が7月となりますので、プレ大会と位置づける大会ではなく、会場設備設置後に関係者が集まり、地元高校ボート部による本番同様の模擬レースを行い、大会の流れ、設備の確認を行うこととしております。

出典:網走市議会 令和5年第1回定例会 2023年3月10日 議事録 PDF(97ページ) 間違いを知らせる