網走市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月9日
教育長の教育行政方針及び市政全般について
2022年3月9日、網走市議会の一般質問で、村椿敏章議員が「教育長の教育行政方針及び市政全般について」質問し、市長 水谷洋一、教育長 岩永雅浩が答弁しました。
- 質問者
- 村椿敏章 議員
- 答弁者
- 市長 水谷洋一、教育長 岩永雅浩
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 村椿敏章
-登壇- 日本共産党議員団を代表して、令和4年度各会計予算案、市長の市政執行方針、教育長の教育行政方針及び市政全般について質問いたします。さきの質問者と重複するところがありますが、お許しいただきたいと思います。質問に入る前に、あさって3月11日で東日本大震災が発生してから11年がたちます。亡くなられた皆さんには心から御冥福をお祈りいたすとともに、御遺族の皆さんにも心からお悔やみを申し上げます。また被災された全ての皆さんに心からお見舞い申しあげます。そして、新型コロナ感染では、全世界にわたって感染が拡大し、日本国内においては感染者数543万人を超え、死者数は2万5,068人となっております。亡くなられた方には御冥福をお祈りいたしますとともに、御遺族の皆さんにはお悔やみを申し上げます。そして今、ロシアによるウクライナ侵略はウクライナの主権の侵害、軍事力の行使、紛争の平和的解決という国連憲章を踏みにじってのものであり、断じて許すことはできません。「ロシアは今すぐウクライナから撤退せよ」の声を大きくしていかなければと強く思うところであります。それでは、質問に入ります。1項目めは、岸田政権と令和4年度政府予算案についてであります。初めに、岸田政権についての評価についてであります。岸田政権が発足して4か月がたちましたが、上昇を続けてきた岸田政権の支持率が2月の読売の調査では、岸田内閣の支持率は58%で、前回1月16日調査から8ポイント低下し、不支持率は28%と6ポイント増加しました。3回目のワクチン接種のスピードが適切か遅いかという質問に、遅いと回答した人は59%を占めました。検査なしの米軍の入国による沖縄県などの基地からの感染拡大は、日米地位協定の問題を明らかにしました。岸田政権の4か月の政権運営について、どのように評価しているか伺います。次に、国の新年度予算案についてでありますが、昨年末に国会で成立した2021年度補正予算と一体の16か月予算と位置づけております。21年度補正予算では、コロナで疲弊した暮らしと営業の苦境を救うものとはほど遠いこと、大企業と軍事費に異常な大盤振る舞いとなっています。個人向け現金給付では、コロナで困窮している人への支援が住民税非課税世帯に限定され、困る人に届かない。事業復活支援金は2.8兆円と持続化給付金の半分にすぎず、しかも昨年1月から10月の時期の売上げ減少が対象とされていないことは救済策になっていません。また、看護師、介護士、保育士などの賃上げの不十分さ、半導体製造の台湾企業に4,000億円の補助金をつぎ込む前代未聞のばらまき、過去最大の軍事費を計上するなどであります。新年度予算案の一般会計総額は107兆5,859億円と、当初予算としては過去最高額であります。22年度当初予算案は、コロナ禍の中で病床削減をさらに推進することを前提に、診療報酬0.94%削減、10月から75歳以上の高齢者医療費負担の2倍化などで社会保障費の自然増を2,200億円も削る、コロナ対策にも逆行する予算となりました。富裕層優遇の金融所得課税の是正は先送りした一方、燃油高騰、食料品などの値上げが続く中、年金を0.4%削減する理不尽さが際立っています。中小企業予算も農林水産予算も削減され、米価大暴落の有効な対策もありません。一方で、デジタル経済安全保障などの看板で、特定の大企業には大盤振る舞いであります。高速炉の技術開発など原発依存も続け、水素・アンモニアの混焼技術など、気候危機打開に逆行する石炭火力の延命さえ図ろうとしています。首相は敵基地攻撃能力の保有を検討するとしていますが、本予算案でもF35ステルス戦闘機増強、いずも型護衛艦の空母化など、既成事実化を進める内容です。以上のような、岸田政権の新年度予算案に対し、市長はどのような見解をお持ちなのか伺います。また、自治体に関わる地方の財源確保ですが、地方税・地方譲与税が伸び臨時財政対策債が減る予算となっており、22年度一般財源総額は、前年度から203億円の微増となっています。地方創生臨時交付金については、補正予算で5,000億円が市町村に配分されます。どのような評価をしているのか伺います。2項目めは、市財政の現状と今後の行政運営についてです。市の財政は、安藤市政の下、大型の公共事業を行った結果、起債残高が最大534億円となり、公債費比率は17%と財政が逼迫することになりました。日本共産党は当時、身の丈を超える大型公共事業は見直すべきだと主張してきましたが、その意見は通らず、結果として財政が逼迫することになりました。大場市政になり、財政健全化するため、平成11年から行政改革が始まりました。公共事業などの投資的経費を削減し、廃棄物処分場や土木維持管理・除雪事業を民間委託、学校給食調理場の集約、保育園の民営化などを行い、正職員を130人以上減らしてきた結果、市民に多大な負担を強いながら財政危機を乗り切ってきたものと認識しています。2020年度末の一般会計債務残高見込みは 320億円、長期にわたる事実上の借金である債務負担行為額などの53億円を加えると373億円になります。これに取崩し可能な基金34億円を差し引いても339億円の実質債務残高となり、依然として厳しい財政運営になっています。特別会計の実質赤字は約12億円、上水道の起債残高約47億円、簡易水道の起債残高約4億円、下水道の起債残高約70億円を合わせると、合計で472億円となり、市民1人当たり138万円となります。今後、人口が減少することは避けられない状況になり、借金返済を順調にしていると言いますが、1人当たりの負担は大きく変わらないものと思われます。このような状況を踏まえて伺います。1点目に、市の市政状況は行革の取組で財政指標は改善基調だとし、市税収入の回復といいます。しかし、これから新庁舎の建設に49億円、ごみ処分場建設や老朽化した公共施設の改築や長寿命化などが計画されています。将来負担比率をはじめ、類似都市との比較や今後の見通しをお示しください。2点目に、この間、廃棄物処理の委託、保育園の民営化、除雪を含む公共土木施設の維持管理の一括委託などが、行政改革という名の下で実施されてきました。行政改革は計画どおり進んだと言いますが、一方で、最終処分場の埋立地が予定より早く埋まることや、保育の質の低下、除雪体制の弱体化など、市民サービスの低下が起きていると市民の中から声が聞こえてきます。この問題は、第2次行革の現業職の退職者不補充方針により、市が本来やってきたことを民間に委託した結果であります。さらには、人材を育てるまでの余裕がなくなり、働く人が集まらない状況に陥ってしまったというのが今の現状と考えますが、市長の見解を伺います。私たちはこれ以上の民営化や民間委託をやめ、そこに働く人たちの賃金を保障し、人材を確保する方策が必要と考えます。第5次行革の民間活力の活用では、検討基準はあるもののそこに市民の意見を広く聞くという姿勢が見られません。市長の見解を伺います。3点目に、昨年、私たち日本共産党議員団は、若者が定着できる環境や子育て世代が安心して子育てできる環境を整える政策が必要だと指摘してきたところです。市政執行方針に、地元企業に就職する若者へ奨励金や新生児に祝い金をと述べていますが、このことで、若者の定着や出生率向上につながると考えているのか、市長の見解を伺います。3項目めは、日体大高等支援学校についてです。日体大高等支援学校の支援については、開設当初、学校に対する国の助成金が入らないことから、市は3年間に限って支援してきました。また、これまで市は7億円もの税金を投入してきました。これからも、市は学校設備の老朽化、例えば水道管などもこれからも整備していくとしています。これがなぜ行われてきているのかが市民には説明がありません。そして、今回は日体大高等支援学校が行う生徒確保対策に要する経費の一部を支援するとして、5,200万円を計上しました。これは今まで計上されたことのない補助金です。特別支援教育の推進といいますが、日体大高等支援学校は一私立大学の附属高校であります。生徒確保は学校が行うものです。なぜ5,200万円もの多額の支援を市がする必要があるのでしょうか。これまでも市民から支援に対する様々な声が聞こえてきております。明確な答弁を求めます。4項目めは、新型コロナウイルス対策についてです。昨年、市からコロナの感染情報があまりにも少ないことを、私たちを含め議員全員で情報の発信を求めてきた結果、市町村ごとの1週間の感染者数などを道が発表することになり、僅かですが前進したと考えています。また、ワクチン接種の推進や抗原定量検査機器を活用し、高齢者施設や学校関係を含めクラスターの発生を抑えるなど、市の取組について評価したいと思います。今、オミクロン株の感染拡大により2月だけで1,700人以上の命が奪われております。デルタ株による昨年9月3日を中心とする1か月間の死者がおよそ1,600人だったのと比較しても、2月の半月でそれを超える極めて深刻な事態です。オミクロン変異株はデルタ株に比べ重症化率が低いとされ、軽症例が多いことが強調されてきました。もともと若者は重症化率が低く、オミクロン株ではさらに低くなる反面、重症化リスクが高い高齢者は、この株でも重症化率は50%程度と決して低くないとされています。加えて、オミクロン株の感染力はデルタ株の2から4倍に達するため、高齢者の場合、感染者が2倍になれば重症者の絶対数もデルタ株と同じ規模になってしまいます。4倍になれば、重症者はさらに多くなると専門家は警告していました。結局、接種後半年を超えた高齢者のワクチン効果が低下しているところに、3回目接種が間に合わなかったことが高齢者の重症例の多発につながっており、岸田政権の責任が改めて厳しく問われます。高齢者へのブースターの加速とともに、高齢者施設、医療機関などへの社会的検査の徹底が急務です。網走では、高齢者施設、福祉施設において、抗原定量検査を実施しておりますが、検査は十分に行われているのか答弁を求めます。また、情報の開示、徹底した検査と隔離や療養、病院への支援、事業者への支援、ワクチン接種など、引き続き進めていくべきと考えますが、今後、コロナウイルス対策をどのように対応していくのか伺います。5項目めは、防災・減災についてです。昨年度から5か年延長された緊急防災・減災事業は、22年度は5,000億円計上され、公共施設の防災機能強化や耐震化、避難所の感染症対策・環境改善、さらに地域の消防力向上を目指す事業、はしご車の購入整備なども可能になりました。網走市内の土砂災害危険箇所は土石流や地滑り、急傾斜地などがあり、いつでも災害に備える必要があります。自主防災組織づくりは至急の課題です。国の進める事業を用いながら早急に進めるべきと考えますが、どのような取組を検討しているのか伺います。また、危険箇所の定期的な点検も必要と考えます。錦町地区で地滑りの兆候が見られ住人が避難したこともあったと思いますが、定期的な点検はしているのでしょうか。今回、国の助成の中にはドローンの購入費もあると聞いていますが、ドローンを使った定期的な点検を行うべきと考えますが、所見を伺います。6項目めは、中小企業・小規模事業者対策についてであります。1点目、コロナ禍で中小企業・小規模事業者への支援について。コロナ禍では中小企業・小規模事業者の息切れ破綻が増えていると言われています。2022年度予算案の中における中小企業予算は僅か1,713億円となっており、2021年度当初予算から32億円も減額されました。2021年度補正予算でコロナ対策費に約4兆円を確保したものの、支援の対象は限定的で中身も縮小されています。補正はあくまでも臨時的対応にすぎません。政府の基本方針である22年度予算を減額したことは、コロナ禍の対応として矛盾しております。政府が新設した事業復活支援金は、支給額を従来の持続化給付金の半額となっています。一般質問でも求めてきましたが、コロナ禍で疲弊する事業者からは、支援金の増額や家賃支援給付金の再給付を希望しております。月次支援金を受けたとしても月額10万円で家賃で消えてしまいます。国の持続化給付金や家賃支援給付金が切望されていますが、市として国に支援を求めるべきと考えますが、所見を伺います。2点目、適格証明書(インボイス方式)についてです。事業者の窮状を尻目に、政府はフリーランスを含む非課税事業者を課税対象とする適格証明書、インボイス制度の導入を強行します。この制度の最大の問題は、非課税事業者なのに課税されるという仕組みであり、税法上あまりにも矛盾した制度と言わなければなりません。特に、下請制度のある業種では、力の弱い事業者は納税するだけの利益がないのに、取引をするために本来支払わなくてもいい税金を払って事業をすることになります。インボイス制度によって、約120万の簡易課税利用事業所、500万の免税事業所が課税事業所になるか、あるいは廃業に迫られる事態が想定されます。2023年10月以降、段階的に控除の割合を変えていくことになります。昨年の代表質問でも申し上げましたが、コロナ禍で経営が危機的状況にあることから、国に対して、中止もしくは延期を求めるべきと考えますが、見解を求めます。3点目は、中小企業の雇用保険の負担についてです。国は、雇調金の支出増に伴う雇用保険財源の悪化を理由に、参院選後の10月から失業等給付の保険料率を現行の0.2%から0.6%へ引き上げます。その結果、全体の保険料は月収30万円の労働者で月900円から1,500円になり、雇用する企業では労働者1人当たり1,800円から2,550円へ増額されることになります。コロナ禍で先行きが見えない中で、保険料の引上げに、労働者や労働組合、中小業者から懸念の声が上がっています。コロナ禍で中小業者は経営を維持するのに四苦八苦している状況にある中で、雇用保険料の大幅引上げは経営危機に追い打ちをかけるものです。市として、網走の中小・小規模事業者の経営状況は一定の把握をなされていると思いますが、雇用保険料の引上げが強行された場合、どのような事態になると考えていますか、お答えください。また、コロナ禍での雇調金の支出が増えたのであれば、失業手当への国庫負担率を現在の2.5%に引き下げているのを本来の25%へ戻すことが筋だと考えますが、見解を伺います。4点目に、非正規雇用の問題についてです。岸田政権は、分配戦略の名の下に人への投資を強化するなどとして、3年間で4,000億円規模の施策パッケージを新設します。デジタルなど成長分野を支える人材育成の強化に504億円、デジタル・グリーン分野などへの労働移動の円滑化支援に150億円、非正規雇用労働者へのキャリアアップ268億円など、全体で1,019億円を新規計上しました。そこで伺いますが、新型コロナ禍で非正規雇用の労働者の影響はすさまじい状況に追い込まれたのではないでしょうか。網走市内でも多くの非正規労働者の暮らしが大変だと聞いていますが、この状況について、どのように実態を把握しているのか、そこへの支援や雇用の在り方についてどうあるべきと考えるのか、基本的な考えをお示しください。5点目、消費税についてです。コロナ禍で中小業者・小規模事業者を一番苦しめていることは消費税の10%への増税です。言うまでもなく、消費税は事業主の経営が赤字であっても売上げが1,000万円を超えたら翌年から消費税の課税対象にされます。消費税は借金してでも払わなければならないという、日本の納税制度からいうと間違っております。そもそも、税は生活費に税をかけてはならないというのが基本ですから、消費税は生活に密着したものでも関係なく課税の対象となっています。コロナ禍で苦しんでいるのは中小業者や庶民です。今やるべき景気対策は消費税の減税が最も有効な手段であると確信します。それに係る財源は、コロナ禍にあっても莫大な利益を上げている大企業は、せめて中小企業並みに税負担をさせる。また、内部留保の放出をすることや富裕層に対する減税をやめて元の税率に戻すことで、消費税以上に財源を確保することができます。消費税で苦しんでいる事業者の実態を市はどのように把握しているのか、それとも把握していないのか、国の制度だから仕方ないと考えているのか、伺います。7項目めは、社会保障についてです。岸田政権は、診療報酬の引下げ分を使って、自然増を概算要求時6,600億円から4,400億円へ2,200億円も圧縮しました。安倍・菅政権が9年間で2兆円も削り込んできた自然増削減路線をさらに強化しています。コロナ禍の下でも病床削減も進めています。消費税増税は福祉充実のためと言いながら、増税分を充てて医療機関の病床削減や統廃合を促す病床機能再編支援を推進し、コロナ患者の治療で重要な高度急性期・急性期病床を約20万床削減する地域医療構想に固執しています。一方、コロナ禍で疲弊した看護・介護・保育職などの10月分以降の賃上げを盛り込んでおりますが、看護職は月1万2,000円増、その他の職種は月9,000円増にとどまります。しかも、看護職は半数以上が対象外となっています。そこで、1点目、後期高齢者医療制度についてお聞きします。この医療制度は、75歳以上の高齢者を囲い込んで2年に一度見直しがされる医療制度で、スタート当初から問題が噴出している制度です。今、高齢者は毎年のように年金が引き下げられ、医療費も高く、高齢者の生活は大変厳しい状況にあります。新年度予算には、年金を0.4%引き下げる内容も含まれております。このようなことから、高齢者は、後期高齢者医療の保険料はこれ以上引き上げないように切望しています。北海道広域連合は、保険料の見通しについて、「現在、保険料の値上げを抑えるための検討中です。保険料の算定に影響する診療報酬は決定したが、後期高齢者保険料がまだ確定していない。この2年間の決算見通しも作成中で、剰余金や財政安定化基金の取崩しもどのくらいできるか作業しています。2月18日の後期高齢者医療連合議会で決定する」とのことでありますから、答えが出ていると思いますが、どのようになったのか伺います。また、健康悪化が危惧される75歳以上の高齢者に対し、現役並みの収入があるとして、収入が200万円、月額16万6,666円を超える高齢者の自己負担を現行1割から2倍の2割負担に今年10月から導入するものです。これにより、国費が290億円削減になるとのことですが、国はなぜ高齢者に対してこのような冷たい仕打ちをするのでしょうか。高齢者いじめと言わざるを得ませんが、国に対して2割負担をやめるよう求めるべきと考えますが、お答えください。2点目は、国民健康保険についてです。国民健康保険料は、他の保険と違い事業者の半額負担がないため、保険料が高くなる仕組みになっています。特に、加入世帯の中でも所得階層の中間層と言われる世帯では、所得に比べ保険料の負担率が高い状況で、滞納する世帯が一定数出てしまうこともあります。この間、日本共産党議員団は、資産割と均等割について問題点を指摘して廃止もしくは軽減するよう求めてきましたが、資産割については昨年から廃止になりました。そして今年は、国も均等割について未就学児について減免がスタートします。しかし、未就学児だけが対象ということでは範囲が狭すぎます。少なくとも、収入のない高校生までは対象とすべきです。そこで伺いますが、国保加入者の中で高校生までの子供の人数はおよそ何人いると見ているのか、均等割を加算しないと仮定すると金額はどれくらいになるのか伺います。3点目、介護保険について。介護保険制度は、2000年4月から始まり22年目になりました。2020年には新型コロナ感染症の危機が世界を襲い、介護現場にも深刻な影響をもたらしました。感染すれば重症化率、死亡率が高い高齢者をケアする介護職場では、感染リスクと隣り合わせで不安と緊張が続いています。高齢者施設での集団感染発生は全国で発生しておりますが、現場で働く人たちは懸命に責務を果たすために働いています。しかし、介護職員の低賃金が問題になって久しい状況です。この介護職員の低賃金の根底には、家庭で女性が担ってきたケア労働への評価の低さがあると言われています。国が責任を持って労働に見合う賃金にすることが求められます。国は、公定価格の見直しなどについて、コロナ克服・新時代開拓のための経済対策として、公的部門における分配機能の強化等を図るため、介護の現場で働く方々の収入の引上げなどを行うとしました。令和4年2月から9月までの間における措置として、介護に携わる方に対し、賃上げ効果が継続される取組を行うことを前提として、収入を3%程度引き上げるための措置を実施するようであります。そこで伺いますが、網走市内における介護に携わる労働者の賃金の状況について、どのように把握しているのでしょうか、お答えください。次に、2022年10月以降についても継続した場合、40代から64歳の現役世代が納める介護保険料が1人当たり平均で月70円程度の負担増になるとの試算が出ています。政府は2月から9月分の賃上げの財源として補助金を充てるとしていますが、10月以降分については、介護保険料と公費が財源の介護報酬を改定して賃上げを継続する方針です。これでは、国民の現役世代に負担を負わせ、国民の間に不平等感と不信感をあおるようなもので、国の責任を果たしているとは言えません。市として国に責任を果たすように求めるべきと考えますが、見解を伺います。4点目、生活保護について。国は、2013年から2015年までの3年間で、ゆがみ調整で約90億円、デフレ調整で約580億円の合計670億円を、生活保護費を削減しました。生活保護基準の引下げには多くの問題があります。典型的なのはデフレ調整で保護世帯に4.78%の物価が下がったとして、一律に4.8%の減額をしましたが、この数値には何の根拠もありません。厚労省はデフレ計算を2008年と2011年の比較で行いました。物価の変化で保護基準を決めるのであれば、前回の改定の2004年から計算をすべきです。2008年は、その前後で特別に物価が高かった年です。2008年からの計算は、2007年から2008年の物価上昇を無視して上がったところからの計算となります。2004年もしくは2007年からの計算と比べて、物価下落率を大きくするためであります。2008年と2011年の比較でも、この間の消費者物価の下落率は2.35%にすぎません。デフレ調整の4.78%、それは2倍、その2倍以上となります。2013年から15年の3年間の削減は、実に受給世帯の96%が削減され、削減幅は平均で6.5%、最大で10%という過去に例を見ない内容でした。さらに、2019年から2021年までに新たに生活扶助費が削減されました。生活保護受給者の多くは、高齢者や障がい者だと思いますが、受給世帯の何%になるのか、そのうち、定期的に病院に通院する受給者も多いと思いますが、受給世帯の何%が通院しているのか伺います。8項目めは、観光についてであります。流氷館展示物リニューアルについて。オ ホ ー ツ ク 流 氷 館 は 地階 の 展 示 物 改 修 に 1 億1,300万円を計上し、入館者数の回復を図るといいます。今回の改修の内容については、流氷の海に飛び込み流氷の下の世界を見てもらうこと、流氷が果たしている役割を知るとともに、地球温暖化の最前線にある網走市が温暖化防止を訴えるという位置づけであります。内容についてはよいと思いますが、展示物を5年に一度リニューアルを行うということです。入館料金収入の一部を毎年積み立てるといいますが、リニューアルの前に入館者増につながる取組はないのですか。なぜこうなったのかとの市民からの声が聞こえてきます。答弁を求めます。市は、今回観光客の意識や動向についてデジタル技術を活用してつかむ事業を行うといいます。今まででもそれは行ってきていると思います。そこには、体験型の観光を求める人たちが多くなっていると思います。そして、観光客のSNSの発信により観光客がさらに訪れるといいます。そうであるなら、流氷館も体験型の施設として変えていく。また、市民に天都山のよさを知ってもらう取組がどうしても必要だと思います。昨年も提案しましたが、省エネルギーや再生可能エネルギーなど、温暖化防止について学校との連携の取組や地域の取組などを紹介する。流氷館に訪れる市民は年間何人いるのでしょうか。少ないのではないかと思います。しかし、天都山からの眺めは最高の眺めだと思います。そして、網走市民でなければ見られない時が少なからずあります。朝日を見る会、雲海を見る会、夕日を見る会、星空を見る会、スノーボードや歩くスキーなど、市民がもっと集う場所をつくるのもよいのではないでしょうか。そうすることで、市民の発信も増え、来館者数が増加し、税金の投入も少なくすることが可能になるのではないでしょうか、見解を伺います。9項目めは、公共交通についてであります。1点目に、市政執行方針では持続可能な公共交通ネットワークの構築に向けて、オンデマンドバス、どこバスの本格運行を見据えて、エリアを拡大し実証実験に取り組むとありますが、昨年の実証実験について、どのような評価を受けているのでしょうか。また、市としてはどのような評価をして、エリアの拡大に取り組むことになったのか伺います。2点目に、現在、あらゆる分野において人手不足が叫ばれている中、公共交通の運転手の不足、根本的な要因として賃金や労働時間など、ほかにも原因があるかもしれませんが、何らかの調査も必要ではないかと思いますが見解を伺います。10項目めは、農業、林業、水産業についてであります。まず初めに、農業についてですが、基幹産業である農業を守っていく上でも、後継者問題は最重要課題だと考えます。近年の状況は、後継者がいないため離農せざるを得ない農業者が一定数いると聞きますが、後継者問題で市はどのように認識しているのか伺います。次に、昨年の農業は少雨による干ばつの影響が出た年となりました。特徴的なことは、地域によって作柄が大きく違いが出たことではないでしょうか。特に、旧南農協地域と旧西網走農協地域での収穫量や品質などで大きな違いが出たと聞いておりますが、旧4農協別に見ると、どのような違いや特徴が出ているのか伺います。また、そこには土壌の違いなど様々な条件の違いがあり、作柄の違いも出てくるものと考えます。近い将来の農業を取り巻く状況を考えたとき、市として、農地の条件や土壌について状況を把握しておくことも大事な視点ではないかと思いますが、見解を伺います。2点目は、林業についてです。森林は国材の供給とともに国土環境の保全、水資源の涵養、生物多様性など公益的な機能を有し、低炭素社会の実現にも欠かせません。地域の活性化に役割を果たしている自伐型林業を支援し、ウッドショックに対応できる国産材の安定供給体制を確立するなど、持続可能な森林づくりが必要と考えます。網走における森林の多くはカラマツであり、近年伐期を迎えて伐採が進んでいます。伐採をすれば植林をしなければ森林の循環はうまくいきません。しかし、森林の多くは民間の個人が所有していることから、植林には費用と人手がかかります。国の補助金なしで植林はできませんが、現在の伐採と植林の進捗状況について、どのようになっているのか伺います。3点目、水産業についてです。国連は、海洋環境と水産資源の維持、漁村と沿岸漁業・漁民の維持改善を重要課題とし、今年を小規模伝統漁業・養殖業に関する国際年に設定しました。沿岸・小型漁業、地域漁業の維持・発展を漁業政策の柱に据え、魚価の安定、燃油、資材価格の引下げなど、漁業経営安定対策を確立することが求められます。近年の地球温暖化による気候変動が漁業にも大きな影響をもたらしています。昨年の太平洋側での赤潮の発生では、甚大な被害が出ました。オホーツク会においても、海水温の変化による影響ではないかと思われる事態が起きているようです。網走の漁業の全体としては、漁獲量ではホタテなどは漁獲量も漁獲高も大きく伸びているようですが、全体としては漁獲量の減少が続いています。漁業関係者による網走川流域の環境を守る活動など、関係者の努力によってきれいな海を守りつつ、育てる漁業が続けられ維持されているものと認識しております。そこで伺いますが、今後の網走の漁業の課題について、どのように見ているのか、考えをお聞かせください。また、網走湖の内水面漁業について、現状と課題について、市としてどのように認識し取り組んでいくつもりなのか伺います。11項目めは、環境問題についてです。まず、一般廃棄物最終処分場についてです。1点目に、この間の一般質問や文教民生委員会などの議論で明らかになったのは、現在の明治最終処分場は平成30年度から令和14年度までの15年間供用する計画でありました。しかし、令和3年10月の残余測定結果は、使用割合が47%、残余割合が52%との結果が出ました。現状のままではごみの埋立処理を進めると、あと四、五年で最終処分場が完了になると推測されます。そのことから、ごみの減量化対策と併せて、令和4年度以降、次期最終処分場の整備に向けた計画策定に着手するとのことです。問題は、埋立地に搬入ごみが計画よりも早く埋められる原因が明らかになっていることです。一つには、生ごみの堆肥化処理で、袋に異物等が混入している場合は埋立処理しているということであります。二つには、埋立ごみの約3分の1が資源物や生ごみといった再資源化できるものが混入しているということが要因として挙げられています。しかし、明治最終処分場の基本計画では徹底した分別を行い、プラマークのないプラスチックや紙おむつ類など、どうしても埋立てをせざるを得ないものだけを埋め立てるというものでありました。生ごみや廃プラなど資源物は埋立てしないことになっています。この計画に対する認識の甘さがあるから、結果として生ごみや埋立袋に混入している袋は、分別をしないで埋立てをするという計画に反する行為が続けられてきたのだと思います。その結果として、計画より1.8倍の速さで埋立てが進んだのではないか。ここに反省し検証する必要があると思いますが見解を伺います。2点目に、前段で述べたように1期目計画が予定より早く満杯になることから、次期計画を策定しなければならない状況にあります。そうなると、文教民生委員会の議論や報道にもあるように、1期分の借金の返済と2期分の返済が重なることになり財政的負担が大きくなります。市民に対してわかりやすく説明をする必要があると思いますが、見解を伺います。3点目に、広域処理についてです。市は新たな最終処分場の建設計画を策定する方針を提案すると同時に、近隣の自治体1市4町による中間処理施設の建設に向けた検討を進めるとしています。しかし、この手法には問題があると思います。一つには、文教民生委員会でも議論がなされる中で、広域ごみ処理施設整備に関する国の手引書では、「選定する場合、経済性を明確に示すとともに学識経験者などの第三者を加えた検討を行うことで、検討結果の透明性を高め、関係市町村及び住民からの理解が醸成されることが求められる」となっており、様々な疑問が出され、市の進め方について指摘がなされました。これらのことから、大空町を中間処理施設の建設候補地としたやり方が、国の手引書が言う透明性の高い議論と経過をたどった上で有力な候補地にしたのか甚だ疑問であります。さらには、市の次期最終処分場の計画策定もこれからという時期に、1市4町による広域化の推進というのは、網走市民をはじめ近隣町民などに誤解や混乱を与えることが懸念されると思います。見解を伺います。二つには、このような経過の中で、新最終処分場の整備に向けた計画策定に着手する提案には様々な問題があります。一つは、現在の最終処分場の教訓をしっかりと生かすことが必要です。生ごみの堆肥化は大事な方法ですが、これまでのような収集方法でいいのか検証して、失敗を繰り返さないことが必要です。そして4点目に、近隣の1市4町の広域化による中間処理及び最終処分場の設置に向けて検討するとのことですが、次期最終処分場の計画に当たっても市民的議論が必要であります。網走市廃棄物減量化等推進懇話会に諮問することが必要と思います。現在の懇話会の人員について変更する状況にあると聞きますが、今後どのような方法で進めていくことになるのか伺います。次に、気候変動対策です。市長はグリーンの推進ということで、公共施設などでの再生可能エネルギーの利用に向けて、太陽光発電を行う新電力会社の設立を目指すといいます。私は以前、網走で発電される太陽光やバイオマス発電の再生可能エネルギーを非常時などに活用できないかと質問してきましたから、グリーンの推進を打ち出したことは歓迎したいと思います。そして、日本共産党も昨年9月に気候危機対策が喫緊の課題として2030戦略を立てました。2030年までに、省エネと再生可能エネルギーでCO₂排出量を50から60%削減しようとするものです。地域の再生可能エネルギーは地域の財産、その財産を生かし地域の収入にしていく。そして、そこに働く人を増やしていく。ある研究グループでは、エネルギー需要を約40%削減する省エネと、それから再生可能エネルギーで電力の44%を賄うエネルギー転換をすれば、年間254万人の雇用が新たに創出され、そして、エネルギー転換で影響を受ける産業分野での現在の雇用者20万人をはるかに上回るといいます。投資額は202兆円、GDPを205兆円押し上げ、化石燃料の輸入削減額は52兆円になるといいます。脱炭素社会の実現は生活水準の悪化や経済の悪化や停滞をもたらすものではありません。以上のことを踏まえて質問いたします。まず、新聞報道によると、道外の企業が市内に設立する会社とあります。そして、事業計画の詳細は新会社が4月以降に発表となっています。これが本当なら、新電力会社設立事業の事業計画を示さずに議会で予算を通す前代未聞の事態となってしまうのではないでしょうか。事業計画を示した上で、議会での議論、市民的な議論が必要です。市長の見解を伺います。また、今回の新電力会社はなぜ市内の事業者ではないのでしょう。これでは、地域の持つ再生可能エネルギーによって網走市の収入にすることができないのではないでしょうか。これから、FIT、電力固定買取制度が終わる太陽光発電が多く出てきますが、新電力会社でそれを買い取っていく考えなのか伺います。12項目めは、核兵器廃絶についてです。核兵器禁止条約が昨年11月22日に発効しました。現在88か国が署名し、批准は59か国となりました。締約国会議が今年3月にオーストリアで開催される予定でした。しかし、コロナウイルス感染拡大により、今年半ばに延期されることになりました。締約国会議にはNATOに加盟するドイツ、ノルウェーがオブザーバー参加を表明しており、注目されていましたから、延期されたのは残念です。日本の岸田首相は唯一の戦争被爆国の首相でありながら、核兵器禁止条約への署名、批准をしないばかりか、締約国会議へのオブザーバー参加すらする気はありません。全く情けない限りです。岸田首相の姿勢について、平和都市宣言をした網走市長の見解を求めます。昨年、市長は平和首長会議から国へ「政府が一刻も早く核兵器禁止条約の締結国になること」「核兵器禁止条約の締結国会議にオブザーバーとして参加し、核保有国と非核保有国の橋渡しを担い、核軍縮のリーダーシップを発揮すること」を要請したと答弁されています。平和首長会議は全国1,741市町村のうち1,736、99.7%の首長が参加する会議です。この会議が求めることに対して、政府はどのように回答しているのか伺います。また、その内容についての市長の見解を求めます。13項目めは、ジェンダー平等についてです。第2次網走市男女共同参画プランの計画期間が令和3年度で終わりますが、第3次のプランは示されていません。改めて、男女平等をはじめ、あらゆる差別をなくす、ジェンダー平等社会をつくる努力が求められていると考えます。そこで、お聞きしますが、網走市職員の女性の比率を50%にするのが市長の目標とするところですが、現在職員の何%が女性となっているのか伺います。また、政策方針決定過程での女性の参画が急がれます。管理職の女性の登用については、国の目標は30%に対し、市町村では課長相当職以上が15.8%とまだまだ低い状況です。網走の状況について伺います。また、審議会の女性の登用の状況についても伺います。市の防災計画では、自主防災組織づくりと育成を図る際、女性の参画の促進に努め、性差による細かな視点から自主防災組織の在り方を検討できる体制とあります。市民対応、デジタル化など政策決定に女性の細かな視点がさらに求められると考えますが、市長の見解を伺います。14項目めは、教育についてです。1点目は、学校給食についてです。教育長の教育行政執行では、「給食用備品の整備や設備の改善を進めるとともに、子供たちに安全で安心な学校給食を継続して安定的に提供していくための運営体制づくりを進めていく」と言っているだけです。学校給食の具体的な取組について何も言っていません。しかし、2月15日の予算説明会で、学校給食施設整備事業として1億4,550万円、昨年の提案より2,800万円の増ですが、新規事業として提案されております。この問題は、昨年の第1回定例会で大きな議論となり、議会としては1億1,750万円を減額した修正案を全会一致で可決した経緯があります。このような経緯からして、学校給食の集約化を提案するのであれば、教育行政執行で具体的な取組について示すのが筋ではないでしょうか。昨年の議会の議決に対する姿勢が問われる問題だと考えますが答弁を求めます。2点目は、給食調理員の確保についてです。昨年6月の経団連の十倉雅和会長の就任会見で、経済学者の宇沢弘文氏の「社会的共通資本」という本について述べておりました。市場経済の中に社会性の視点を入れるという考え方を提示したことで話題になりました。社会的共通資本とは、①自然環境、②社会的インフラ、③制度資本(教育、医療、司法、金融など)で構成されています。市場経済が安定的に機能するためには、しっかりした社会的共通資本という土台が必要で、基本的人権や市民的自由に深く関わる社会的共通資本は通常の財やサービスのように、もうけのみを目的とした市場取引に委ねてはならないと論じております。そこで、一つには市教委は、集約化の考え方の根本に調理員が長く務めることができずに退職が相次いでいる。そのことから調理員の確保ができずに欠員の状況にあることから、解決策として小規模校の調理場を廃止し、そして南小と潮見小に集約化することで調理員の確保ができるという考えのようです。しかし、それで根本的な問題解決になるのでしょうか。私たちは、それをやっても一時的な場当たり的な対応でしかならず、根本問題は何も解決しないと考えます。根本的な原因を明らかにして解決しない限り矛盾は残り、必ず同じような事態が出てくることになります。学校給食問題を考える上で必要なことは、もうけという考え方は入れてはならないのです。この間、民間委託の考え方を市教委は示してきましたが、教育の一環である給食調理を民間に委託するという考え方はもうけという事態が必要不可欠なものになります。給食問題で一番求められることは、安全で安心して子供たちに提供できる給食調理体制を確立すること、それは同じです。そのために何が必要なのかを考えることではないでしょうか。調理員が長く務めることができない原因は、既に明らかになっています。正職員と非正規調理員の賃金や待遇の格差があまりにも大きく、同一労働・同一賃金という労働における基本的な考え方からすると、あまりにも格差があり不平等であると、元調理員から聞いております。この格差を改善すれば、問題解決になるのではないでしょうか。そこを真剣に考えて対応すべきと考えますが、見解を伺います。二つには、正職員のいない小規模校の調理場は4校あります。そこで、責任ある立場に立たされた調理員は何の手当てもないのが実態ですが、あまりにも不平等です。国の行政職の現業職員並みにした場合、一体幾ら経費が必要になるのか伺います。3点目は、教職員の配置についてです。国は新型コロナ感染対策や不登校や自殺の増加に対応するため、手厚い体制が求められているにもかかわらず、小中学校の教職員定数を3,302人も減らそうとしています。2021年度から始まった小学校全学年の段階的な35人学級に向け、22年度は3年生分として3,290人の教職員定数改善を計上しました。ただし、そのうち750人はこれまで自治体が独自の少人数学級に活用してきた加配定数、加配定数というのはいじめ対策などで政策目的に応じて配分される定数、その加配定数からの振替です。文科省は、小学校高学年での教科担任制を進めるための教職員定数分として、今後4年で8,800人の加配定数改善が必要として、22年度分は、そのうち2,000人の改善を求めていました。しかし、教科担任制のための定数改善は4年で3,800人、22年度は950人に縮小となっています。しかも、22年度分の改善分のうち280人はチームティーチングなど他の加配からの振替であります。一方、少子化による定数の自然減や学校統廃合などの合理化減などで7,200人近い定数が減らされる上、国庫負担金の算定方法適正化でも800人相当の予算が削られます。定数改善計画と定数減計画の差引きでは約3,300人という大幅減となり、義務教育費国庫負担金は人事院がボーナス引下げを勧告した影響などと合わせ149億円の減となります。網走も人口減少と少子化による小中学校の児童生徒が減少している中で、文科省のこのような動向の中で教職員の配置について、どのように進めようとしているのか、基本的な考え方について伺います。4点目は、博物館法改正についてです。公立博物館は、国民の教育、学術及び文化の発展に寄与することを目的として戦後の社会教育法に位置づけられました。今、国立博物館は観光立国政策の下、文化観光拠点施設へと変えられようとしています。文化審議会は、文部科学大臣による諮問「これからの時代にふさわしい博物館制度の在り方について」を受けて、2021年12月20日に「博物館法制度の今後の在り方について」という答申を文化庁長官に提出しました。2018年6月の文部科学省設置法改正によって、博物館に関する事務が文科省一元化されて以降、文化審議会は2019年11月1日に博物館部会を設置して博物館制度に関する検討を開始しました。2020年2月2日には、博物館部会に法制度の在り方に関するワーキンググループを設置して11回の審議を重ね、第3期博物館部会による3回の審議を経て答申がまとめられました。博物館法は1951年12月1日公布、1952年3月1日の施行から70年が経過しております。この法律が制定されてから既に23回に及ぶ改正を重ね、単独での法改正は1955年の第1次改正のみであり、今回の法改正が成立するならば第2次改正となります。今回の改正では、どのようなことが変わるのか、お答えください。また、その場合に網走の博物館への影響はどのようになるのか、お示しください。以上、質問しましたが、市長並びに教育長の積極的な答弁を求めて質問を終わります。
答弁 市長 水谷洋一
-登壇- 日本共産党議員団、村椿議員の質問にお答えいたします。初めに、岸田政権運営の評価についてでありますが、昨年10月4日、第100代内閣総理大臣に岸田文雄氏が就任をされました。岸田総理は、医療提供体制の強化、予防・発見から早期治療までの流れの抜本強化、仕事や生活の安全・安心を支える日常生活の回復など、新型コロナウイルス感染症への対応を万全を期すとともに、成長と分配の好循環による新しい資本主義の実現に向け、デジタル田園都市国家構想による地方の活性化、経済の付加価値と出力を引き上げるための科学技術によるイノベーション推進など、ポストコロナ社会を見据えた成長戦略により経済成長を図るとされておられます。また、少子化対策や女性活躍施策を含む全ての世代が支え合う全世代型社会保障制度の構築を柱とした分配戦略を推進するとともに、防災・減災国土強靱化の取組やカーボンニュートラルの実現に切れ目なく取り組もうとされておられます。当市といたしましては、こうした国の動向を踏まえ新型コロナウイルス感染症対策、地域社会のデジタル化、GIGAスクール構想、グリーン社会の実現、公共施設・インフラの老朽化対策などに取り組むこととしており、その実現を期待しているところであります。次に、国の新年度予算についてでありますが、令和4年度予算は令和3年度補正予算と一体として新型コロナウイルス感染症対策に万全を期しつつ、成長と分配の好循環による新しい資本主義の実現を図るとし、予算総額は10年連続で過去最大を更新する中、税収は65兆2,350億円と過去最高になっておりますが、公債依存度は34.3%と依然として高いものと考えております。また、地方財政計画では、一般財源総額が前年度を上回り確保されるとともに、臨時財政対策債は前年度から3.7兆円減の1.8兆円と大幅に改善が図られていることから、地方財政に対する一定の配慮がなされたものと受け止めています。これら国政に関する諸問題につきましては、国会における議論を見守りたいと存じますが、私ども地方の意見は地方6団体を通し国に伝えていかなければならないものと考えております。次に、令和4年度地方財政対策についてでありますが、一般財源総額は前年度を203億円上回り62兆135億円が確保され、地方交付税総額は地方税や地方譲与税の増収に伴い、前年度より3.1兆円の減額となったところであります。また、国税収入の増加に伴い、赤字地方債である臨時財政対策債の発行は、前年度の3.7兆円減の1.8兆円と大幅に質の改善が図られたところであります。次に、国の令和3年度補正予算で措置された新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金につい て で あ り ま す が 、 既 に当 市 に お い て は 約 2 億3,000万円の交付限度額が示されているところであります。これまでに抗原定量検査の無料実施、感染予防対策資材の整備、大きな影響を受けた観光、飲食業、宿泊施設、公共交通事業者への支援金の給付、店舗等における感染対策に加え、地域の消費喚起対策に取り組んできたところであります。新型コロナウイルス感染症対策に係る国の地方への財源対策については高く評価をしているところであります。次に、将来負担比率についてでありますが、令和2年度の決算は将来負担比率112.5%、実質公債比率17.4%と、本指標が導入された平成19年度から改善基調が続いておりますが、類似都市につきましても同様に改善が進んでおりますので、類似都市との比較には変わりはないという状況だと思います。財政指標の算出に当たりましては、地方交付税制度や算定によって大きな影響を受けますので、これに変更がなければと仮定するならば、改善基調が続くものと考えているところであります。次に、行政改革による市民サービスの低下との御指摘でありますが、当市では4次にわたる行政改革により財政危機を回避し、持続可能な財政運営の構築を図りながら市民満足の向上に努めてまいりました。行政運営は時代背景や財政状況に応じて不断の改革の中で行われるものであり、改革を積み重ねながらサービスを維持する視点が必要であると考えております。市民の多様化するニーズに効果的・効率的に対応するため、民間の知恵や技術を活用することを手段の一つとして、指定管理者制度による施設の管理運営委託や業務の民間委託、民営化を進めてまいりましたが、こうした行政改革の取組により民間活力を取り入れてきており、行政運営は適宜適切に行われているものと考えております。次に、民間活力の活用に関しての広聴についてでありますが、市民の声をお聞きする仕組みとして、市長への手紙、みんなの市長室、町内会単位で地域の課題や要望・意見を頂く仕組みがございます。また、例年、町内会連合会との共催で地域の方々とまちづくりの意見交換をさせていただく、まちづくりふれあい懇談会や全体会議の開催、個別事案では宅配トークのほか、各担当部署による協議会や説明会の開催など、市民の皆様との意見交換、情報共有に努めているところでございます。第5次行政改革推進計画では、民間活力の活用に当たっての検討基準をお示しをさせていただいておりますが、市民の皆様の説明が必要なものは個別具体の検討段階において、御意見をお聞きしながら対応してまいりたいと考えております。次に、若者の定着ということでございますが、新年度におきまして、30歳未満の若い方の地元定着を図るため、市内に新規就職をされた方に対し奨励金を給付いたします。このことによって地元定着の効果が図れるかどうかは未知数でありますが、新規就職者の北海道での離職率は、高校で3年後41.7%、大卒3年後34.6%となっております。市内事業者においても、離職による人手不足が懸念されるところであり、若い方を応援することも含め対応をしたところであります。また、子育て世代が安心して子育てできる環境についてでありますが、子育てしやすいと感じる環境要素は一般的に保育園などの待機児童の状況、小児医療体制の充実、地域コミュニティーとのつながり、子育て関連施設や公園・インフラの状況、買物、治安、そして自治体の支援体制などが挙げられます。様々な要素がバランスよく実現されたまちの総合力が子育てしやすいという意識につながるものと考えており、引き続き、こうした視点で子育て支援の充実を図ってまいりたいと存じます。次に、日本体育大学附属高等支援学校の支援についてでありますが、本校は知的障がいのある男子生徒へスポーツ教育を基軸とした労作教育と情操教育を行う特色ある学校であり、教育活動や地域との交流を通じ障がいへの理解を深めることは、高齢化社会を迎えた私たちにとりましても、優しいまちづくりにつながるものであり、当市に開校したことは大変意義あることと考えております。昨今、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、学校説明会やオープンスクールの開催が困難となり、また、お子さんを近くで見守りたいという保護者の心理もあってか、学生確保が課題となっているところであります。また、開学当初より支援学校の教育方針と当市の誘致活動に対して感銘を受けた特定の方から毎年数千万円の寄附を頂いているところであり、このたび、これを原資に支援学校における奨学金程度の創設と学校宣伝活動の強化を支援し、寄附者の意向にも沿った上で、学生確保につなげていきたいと考えているところでございます。次に、福祉施設における抗原定量検査についてでありますが、網走市新型コロナウイルス感染症検査事業につきましては、網走厚生病院との連携により、昨年2月から実施をしておりますが、本年2月までに高齢者福祉施設409名、障害者福祉施設545名、児童福祉施設679名の検査実績があり、集団感染の発生や集団感染拡大を防止する観点から、計画的に活用いただいているものと認識をしているところであります。次に、今後の新型コロナウイルス感染症への対応についてでありますが、情報開示につきましては、網走分の感染者数と北海道が公表するクラスター及び学校等での公表依頼があった事例に応じて対応しているところであります。また、市職員及び関連する施設などにつきましては、当市の考え方を基本に公表しておりますが、これらの公表につきましては、原則本人の同意があるものであり、それ以外の情報を求めることは法律で制限されているものと考えています。検査につきましては、感染症指定医療機関である網走厚生病院に導入をした抗原定量検査機器を活用し、集団感染事例の発生防止や市民の不安解消を図るため、網走市新型コロナウイルス感染症検査事業を継続するとともに、これまでと同様、市内の感染状況によってはスクリーニング検査や無料検査を実施し、感染拡大防止に努めてまいります。陽性となった方への対応につきましては、網走厚生病院の病床や宿泊療養施設の確保に伴う北海道への要望を継続するとともに、自宅で自宅療養が必要な方に対しましては、保健所との連携により、パルスオキシメーターの貸与や健康観察に伴う応援保健師の派遣を継続してまいります。網走厚生病院発熱外来を担う医療機関に対しましては、発熱等の症状がある場合の患者への対応を目的とした機器整備や施設改修等に対する支援を継続してまいります。3回目のワクチン接種につきましては、昨年12月14日の医療従事者を皮切りに開始して以来、介護施設等入所者、65歳以上の方、エッセンシャルワーカー、福祉施設従事者、基礎疾患のある方への接種を順次完了し、現在、64歳以下の方を対象に接種を進めておりますが、発症予防、感染予防、重症化予防に有効となるワクチンを早期に市民にお届けできるように取り組んでおります。今後におきましても、感染状況に注視し、新型コロナウイルス感染症への対応を進めてまいりたいと存じます。次に、自主防災組織についてでありますが、令和3年4月現在の自主防災組織数は146団体で組織率70.87%となっております。また、郊外地区の自主防災組織における防災機材の整備に当たっては、これまで宝くじの助成事業を活用し、発電機、投光器、ストーブ、毛布などの備品を進めているところであります。現在、網走市町内会連合会とは、役員などの入れ替わりにより防災組織の引継ぎに課題があるとの共通認識の下、自主防災組織連絡協議会の設置に向けて協議を進め、引き続き、自主防災組織の組織率の向上、体制強化に取り組んでまいります。次に、土砂災害危険箇所の定期的な点検についてでありますが、土砂警戒危険箇所の点検は、北海道において区域指定時や区域の見直しのとき、対策工事着手前などにおいて行っており、その結果、市と情報を共有をしております。市におきましては、大雨時などにおける危険箇所の見回り点検を行っているところでもあり、ドローンを活用した点検につきましては、2019年に改正された道路橋梁定期点検要領によって、公共インフラの点検作業へのドローンの利用ができるようになりました。ドローンは人が入れない、立ち入れない高所や危険な場所でも点検が行える有効な手法でありますので、今後、道路や橋梁においてドローンを活用した定期点検は主流になると考えております。また、災害発生時の被災状況を把握する上でも、ドローンの活用は有効な手段と考えております。次に、コロナ禍における中小・小規模事業者の支援についてでありますが、これまで国では、状況に応じ事業者に対して適宜、各種支援金、給付金などの支援がなされているものと考えております。今後におきましても、状況に応じた支援策が検討されるものと考えておりますので、市といたしましては国の動向を注視しながら、引き続き、商工会議所、金融機関、観光協会、ハローワーク網走など関係機関や業界団体との情報共有に努めて、事業者に対する情報発信を行ってまいりたいと考えております。次に、適格請求書、インボイス方式についてでありますが、国においては消費税の軽減税率制度の円滑な運用との観点から、令和5年10月に導入される適格請求書等保存方式、いわゆるインボイス方式について導入のために必要となる対応や中小企業者への経営の高度化の促進に向けた必要な施策の検討、事業者取引への可能性などを検証するため、関係府省庁会議において議論が進められているところであります。インボイス制度は、取引の正確な消費税額と消費税率を把握するための制度であると認識をしており、市内においても昨年10月に網走商工会議所と斜網地区通年雇用促進協議会と共催でインボイス制度対応セミナーを開催しているところであります。市といたしましては、引き続き国の動向を注視し商工会議所と連携を図りながら、インボイス制度に係る情報発信に努めてまいりたいと存じます。次に、雇用保険の引上げについてでありますが、昨年10月に網走商工会議所で取りまとめた新型コロナウイルス感染拡大に伴う経営に関する実態調査によれば、新型コロナウイルス感染症の影響があると回答した事業者が約7割であり、その内容としては売上げの減少、関連商品の値上がりで半数以上が占めておりました。また、資金繰りの状況につきましては厳しい、やや厳しいと回答した事業者が半数に及び、経営に大きな影響を与えるものと認識をしております。こうした中で、雇用保険料の引上げは事業者にとって負担となる一方、労働者の失業防止のために事業主に対して給付される雇用調整助成金の財源が確保されることにより、事業縮小期の場合でも雇用維持を図ることができる利点もあるものと考えますが、事業主負担の増加に伴う影響はあるものと考えます。次に、失業手当への国庫負担率についてでありますが、現在、厚生労働省の労働政策審議会(職業安定分科会雇用保険部会)において、失業等給付の国庫負担割合について種々議論がなされている状況と伺っておりますので、今後の動向に注視してまいりたいと存じます。次に、非正規雇用労働者の実態と支援、雇用の在り方の考え方についてでありますが、コロナ禍において正規、非正規雇用労働者を問わず、影響の大小はあるかと存じます。業種によっては大変厳しい状況であるものとも存じております。ハローワーク網走からの聞き取りによりますと、対応件数は多くありませんが、非正規労働者の状況では稼働日数の減による収入の減少、副業や業種転換を求める傾向があったとのことであります。また、新型コロナウイルス感染症に係る雇用関係助成金の当市における状況は、令和3年12月31日までの累計で、雇用調整助成金が63事業所、約10億9,900万円、雇用保険被保険者以外のパートやアルバイトなどの非正規労働者分の対象となる緊急雇用安定助成金は28事業所、約2億7,300万円、合計で実事業数は66、金額で約13億7,200万円となっている状況であります。今後におきましては、国の動向を注視し、関係機関と情報交換に努めてまいりたいと存じます。次に、消費税についてのお尋ねでありますが、消費税は事業者に負担を求めるものではなく、税金分は事業者が販売する商品やサービスの価格に含まれて次々と転嫁され、最終的に商品を消費し、またはサービスを提供を受ける消費者が負担するものであると理解をしているところであります。昨年3月の第1回定例会でもお答えをしておりますが、網走商工会議所で実施した調査では、令和元年10月の引上げ後、消費税導入前の駆け込み需要や消費税導入後の消費の反動減について大きな影響は見られない結果でありましたが、軽減税率導入により事務負担の経理事務負担の増が課題となっていることが見受けられたところであります。また、今般のコロナ禍により地域経済も大きな影響を受けておりますので、地域事業者を取り巻く環境は厳しいものと認識しております。今後も、関係機関と業界団体との情報交換により、状況把握を継続的に行ってまいります。次に、後期高齢者医療の保険料についてでありますが、北海道後期高齢者医療広域連合議会において議決された令和4年度及び令和5年度の保険料率は、均等割額5万1,892円で、令和3年度に比べ156円の減、所得割率は10.98%で、令和3年度からの変更はありません。また、賦課限度額は66万円で、2万円の引上げとなっております。次に、医療機関受診時の窓口負担の見直しについてでありますが、団塊の世代が75歳以上の高齢者となり、現役世代からの後期高齢支援金の急増が見込まれます。若い世代の保険料負担の上昇を少しでも減らして、全ての世代が公平に支え合う社会保障の整備や、世界に冠たる国民皆保険制度を維持するための改正となっております。なお、長期にわたる外来受診について急激な負担増を抑制するため、施行後3年間は1か月の負担増を最大でも3,000円に収まるよう配慮措置が講じられているところであります。次に、国保料の子供に係る均等割軽減についてでありますが、令和4年度から未就学児の均等割額は5割軽減となります。仮に均等割軽減の対象を高校生まで拡大した場合の対象者につきましては、令和3年度国保料賦課の令和4年2月24日時点で、未就学児が262名、小中学生が444名、高校生が163名、合計で869名となっております。また、均等割額を全 額 加 算 し な い 場 合 の 免除 額 に つ き ま し て は 、3,847万円と試算をしているところであります。次に、介護に係る労働者賃金の状況把握についてでありますが、介護報酬における介護職員の賃金につきましては、平成24年度における処遇改善加算の創設以降、介護職員を対象とした加算や介護職員等の技能、経験等に応じた加算により、着実に改善されてきたものと認識をしているところでありますが、網走市内における介護従事者の賃金状況につきましては、正規、非正規などの雇用形態、職種や資格の有無、また能力や経験年数などにより様々であるため、お尋ねの労働者賃金の状況というくくりの中でのお答えはなかなか難しいものと考えているところであります。次に、現役世代における介護保険料の負担についてでありますが、介護保険の被保険者は65歳以上の第1号被保険者と40歳から64歳の第2号被保険者に区分され、それぞれ介護保険料の算定方法が異なります。このたび、要介護者等に安定したサービスを提供するためには、介護人材の確保が重要との観点から、介護職員の収入を3%引き上げる措置が講じられましたが、本年2月から9月までの財源は国費とされ、10月以降は介護報酬の改定により継続することから、被保険者の負担増が生じると考えられます。1号被保険者につきましては、低所得者軽減措置や介護保険事業基金の活用により介護保険料の上昇抑制を図ってまいりますが、第2号被保険者につきましては、加入する医療保険ごとに影響額が異なると考えております。今後、安定的な制度の運営、また被保険者の負担軽減を目的といたしまして全道市長会を通じ、財政措置など必要な要望に努めてまいります。次に、生活保護受給者に占める高齢者や障がい者世帯の割合についてでありますが、令和4年1月末の生活保護受給世帯は499世帯のうち、65歳以上のみで構成される高齢者世帯は310世帯で62.1%、また、障がいがある方のみで構成される障がい者世帯は72世帯、14.4%といった状況であり、高齢者世帯、障がい者世帯合わせ、生活保護受給世帯に占める割合は382世帯、76.6%となっております。次に、生活保護受給者における通院の割合でありますが、令和3年12月診療分では、生活保護受給者の 597 名 の う ち 入 院 を 除 く 受 診 の 割 合 は 396 名 、66.3%となっております。次に、流氷館における展示物のリニューアルについてでありますが、平成25年3月に策定した天都山展望台及びオホーツク流氷館建設基本構想では、管理運営費に係る収支見込みのシミュレーションにおいて、建て替え後も入館者数を確保するためには一定期間経過ごとにリニューアルの検討などに留意する必要があるとしているところであります。さらに、一定期間ごとにリニューアルした場合の推計として、おおむね5年ごとにリニューアルをした場合のシミュレーションを行っております。今後につきましても、おおむね5年を目途にリニューアルの必要を判断し、検討してまいりたいと考えております。次に、天都山展望台・オホーツク流氷館を体験型施設に変えていくことの御提案でございますが、市民向けといたしましては、引き続き特別展示の開催や初日の出の観覧、ヨガ教室などの実施をするとともに、子供向けには夏休み自由研究お助け流氷教室や動く塗り絵水族館の開催のほか、環境教育やふるさと教育の中で施設見学の受入れを行い、入館者数の増加に向けた取組を行っております。また、流氷館を訪れる市民の人数についてですが、居住地は道内か道外かの聞き取りのため把握ができておりません。今後の入館者増の取組といたしましては、スマートフォンの爆発的な普及などを背景とした急速なデジタルシフトへの対応を図り、従来の紙媒体による情報発信から観光ウェブサイトやSNSの動画広告を通じたデジタルプロモーションなど、デジタル上で積極的にターゲットにアプローチをしてまいりたいと考えております。次に、どこバスの実証実験の評価とエリア拡大の取組についてでありますが、令和3年度の実証実験の2年目として取り組んでいるところであり、利用者も確実に増えており、一層どこバス認知度向上のため、引き続き市民の皆様に説明を行ってまいりたいと考えております。また、今年度は、利用者アンケートやどこバスモニター事業による意見・要望では、利便性はよいものの運行エリア、料金体系、予約方法の改善を求める声もあり、こうした意見等を参考にしながら、持続可能な公共交通の構築に向け、御利用の少ない既存路線の見直しや統合、どこバスへの代替を視野に入れながら、網走バスと協議をし、新たに二ツ岩地区、呼人地区、天都山地区までエリアを拡大し、あわせて料金体系を見直しを行い、新年度は取り組んでまいりたいと考えております。次に、公共工事の運転手の不足に係る調査についてでありますが、少子高齢化社会が進行する中、各業界における人手不足が深刻な状況となっており、地域の公共交通を担うバス会社やタクシー会社においても一定の技能を持つ運転手が不足している状況と認識をしております。こうした状況から、市内のバス会社及びタクシー会社では独自の制度を設け、運転手の確保のため免許取得に係る費用の貸付制度を行っていることから、市では将来の公共交通の維持を見据えた運転手不足対策として、事業者へ免許取得に係る費用の一部を補助しているところであります。公共交通事業者の運転手不足につきましては、引き続き事業者と情報交換を行う中で、実態と課題の把握に努め必要な支援を行ってまいりたいと考えます。次に、農業についてでありますが、農業の後継者問題について、今後網走農業を持続的に発展させていくためには、重要な課題の一つと認識をしております。後継者対策は、農業者で組織するJAが主体的に取り組んでいくことが必要であると考えておりますが、当市としても、国の担い手対策の十分な活用と併せ、婚活事業、後継者の育成研修事業、第三者継承を含めた新規就農者対策について、引き続き支援を行い担い手対策を推進してまいります。また、昨年の干ばつにおける地域ごとの作柄については、火山灰質の南部地区や粘土質の西部地区など、各地域で干ばつの影響が出たものと認識をしておりますが、西部地区には卯原内ダムが、南部地区には緑ダムといった営農用基幹水利施設が活用されたこともあり、大きな影響は避けられたものと伺っているところであります。農地の土壌につきましては、これまでも当市で安全・安心な農作物生産事業において土壌分析に対する支援を行っており、引き続き本事業を実施してまいります。今後とも、この基幹水利施設の適切な維持管理と併せて、農業改良普及センターなど関係機関への営農指導の下、各地区において、適切な土壌管理を行い農作物の安定生産が図れるよう取り組んでまいります。次に、林業についてでありますが、森林は温暖化防止を果たす役割や水源涵養機能、山地の災害防止機能や土壌保全機能、木材生産機能など多面的機能を有する重要な資源であります。伐採や造林の進捗状況については、令和2年度は主伐は128.4ヘクタール、造林は112.74ヘクタールとなっており、ここ3年間は造林面積は増加をしてきております。今後も、網走市森林整備計画に基づき、国や北海道が実施する公共造林事業を活用した補助事業や、森林環境譲与税を有効に活用し、市としても上乗せ補助を行い、森林所有者の負担の軽減を図りながら計画的に造林を進めてまいります。次に、今後の網走の漁業の課題についてでありますが、気候変動の影響によると思われるサケ来遊数の減少や爆弾低気圧の想定外のしけによるホタテ被害や磯づき資源の減少、湖沼環境の変化によるシジミ資源の減少など、漁獲量が減少傾向にある魚種もあるものと認識をしております。サケにつきましては、沿岸環境調査や餌の環境調査を支援することにより資源の安定化を進め、ホタテにつきましては、高精度の資源管理を進めるために、デジタル技術の導入について支援をしてまいります。また、ウニのかご養殖試験やシジミ人工種苗生産、放流に関する試験を支援し、資源増大と漁業経営の安定化を進めてまいります。あわせて、水産資源を育む基盤となる漁業環境の保全につきましても、網走川流域の会の積極的な関与を含め、各関係機関とともに進めてまいります。次に、網走湖の内水面漁業の現状と課題についてでありますが、近年の降雨の増加により網走湖の水環境が変化し、シジミ産卵不振に起因する資源の減少や青潮発生によるサケ・マス及びワカサギの有用水産資源へ悪影響が懸念をされております。これらの課題につきましては、河川管理者である網走開発建設部と協議を進め、有識者による委員会を設置いただくとともに、シジミ資源減少問題につきましては、西網走漁協とともに網走湖ヤマトシジミ資源安定化対策検討会を設置し、シジミ資源の安定化に向けた検討を進めており、今後も各関係機関と連携し、網走湖の水環境改善と水産資源の安定化に向けて取り組んでまいりたいと存じます。次に、環境問題についてでありますが、一般廃棄物最終処分場の基本計画に係る反省と検証についてとの御指摘でありますが、現在のごみ処分場の設置に当たっては、八坂の最終処分場の逼迫状況があったことから、網走市廃棄物減量化等推進懇話会に諮問し答申を頂いた上で進めてまいりました。現在のごみ処理場を設置する際に、分別を徹底して取り組むとした上で国から循環型社会形成推進地域計画の承認を得て、現在の処理施設が建設されたのは御案内のとおりであります。しかし、現状において、分別の達成が非常に進まないこと、また、堆肥化施設、処理施設においても、異物混入などにより機械の故障や堆肥化できないごみのため運用が進まなかったことなどから、現状の状況となっております。令和4年度は、網走市廃棄物減量化等推進懇話会を新たに立ち上げ、次期のごみ処理基本計画を策定する予定としております。徹底した分別をするために、市民の皆様のより一層の御協力を頂くことが重要でありますことから、懇話会では現行計画の反省点を検証した上で、次期廃棄物処理施設の在り方について諮問し、新たな計画の策定を進めてまいりたいと考えております。次に、次期処分場計画策定に伴う財政負担のわかりやすい市民説明についてでありますが、令和4年度は市民の方に現状と分別の説明も改めて実施することとしておりますことから、この場において、財政負担についても丁寧に説明をしていきたいと考えております。次に、広域処理についてでありますが、網走市の廃棄物処理につきましては、分別のリユース、リデュース、リサイクルができるように協力を進めていくことが重要と考えております。なお、分別後、汚れていて再資源化できないものなどは埋立最終処分に回っている状況にあり、また、埋立てに混ぜて出された資源物などはリサイクルに回すことは厳しい、難しい状況にあります。このようなことから、どうしてもリサイクルできないものは中間処理で減容することが必要と考えております。また、次期ごみ処理計画の策定に当たり、当初より前倒しをして計画を立てていく必要があるものと考えておりますので、来年度におきましては、網走市廃棄物減量化等推進懇話会を立ち上げ、次期の計画に際しての考え方を答申を頂きたいと思っております。その際、我が国は昨年、2050年カーボンニュートラルを宣言したところであり、廃棄物行政もそれに倣うものと考えられ、このことは分別による3Rの取組をした上で中間処理をしていく方式を進めていかなければ、国や道の同意を得ることも難しい状況であると考えられます。また、地域の人口減少、ごみ処理の量の減少、働き手の確保の問題もあることから、ごみ処理の広域化という議論、検討は避けて通れないものと考えます。今回の広域化の議論の中で、現在広域化の区域の中で唯一焼却による中間処理を実施している大空町に設置の可能性を判断するために、地下水の調査を含めた地質調査の実施をすることと併せて、各自治体で実施をしているごみの収集とリサイクルについての検討を併せて行わなければならないものと考えております。次に、網走市廃棄物減量化等推進懇話会の進め方についてでありますが、現在、当該懇話会は委員の任期が満了している状況にありますので、予算可決後、改めて委員の募集を実施する予定としております。委員の選定につきましては、各種団体からの推薦委員と公募委員により構成する内容となっております。今後の廃棄物処理につきましては、3Rを基本とした上でリサイクル可能なものはリサイクルに回し、どうしても最終処分、埋立処分しなければならないものについては、さらなる中間処理で減容するということ、及び広域化についても幅広な意見を賜ることとし、また今後の関係法令改正の動向とカーボンニュートラルの方向性も踏まえ、廃棄物減量化等推進懇話会の中で議論を重ね検討してまいりたいと考えているところであります。次に、地域新電力会社の設立についてでありますが、発電に関する専門的知識と技能を有する企業との共同出資により設立するもので、供給する電力は市の遊休地に設置する太陽光発電パネルにより調達し、年間の発電量は200万キロワットアワー程度と見込んでいるところであります。また、蓄電池を整備することにより、昼夜の発電量の差を補完するとともに、災害による停電時には避難施設への電力供給も想定しております。現時点での地域新電力会社の収支見通しでございますが、設備投資額は約5億円を見込み、償還期間は20年、電力小売事業者への転売と取次料により返済するもので、事業完了後の施設設備撤去費なども賄える見通しであります。資金調達は市内金融機関を予定しておりますので、事業の実効性について審査をしていただくこととなります。次に、新電力会社についてでありますが、発電に関する専門的知識と技能を有する企業との共同出資により設立するものであります。この取組により、再生可能エネルギーの地産地消、温室効果ガスの排出抑制、防災機能の強化につながるものと考えているところであります。なお、どういった企業と設立するかに当たっては、秘密保持契約を遵守した中で進めなければならないことから、こうした場で言及することは差し控えさせていただきたく存じますが、一方、予算の審査に当たり、これら詳細の説明などについて議会と協議をさせていただければと存じているところでございます。次に、核兵器禁止条約に対する国への市としての見解についてでありますが、網走市は平成3年9月17日に核兵器の廃絶と戦争の根絶を世界に訴え、美しい郷土と豊かな文化を守り、平和な未来を子供たちに引き継ぐため、恒久平和を願い、明るく幸せな市民生活を守るため、平和都市宣言を行いました。核兵器の廃絶と戦争の根絶を願う中、ロシアによるウクライナへの一方的な現状変更の行為は、国際秩序の根幹を揺るがすものであり、あってはならないものと考えます。また、先般、網走市議会において、ロシアによるウクライナ侵略に抗議する決議もなされました。平和都市宣言網走市といたしましては、国際的な平和及び安全の維持を図るとともに、国際社会と連携の下、適切な対応を図れるよう求めてまいりたいと考えております。次に、平和首長会議の要請に対する政府の回答とその内容に対する見解についてでありますが、当市が加盟する平和首長会議では、岸田内閣発足後、令和3年11月18日に岸田内閣総理大臣に核兵器廃絶に向けた取組の推進についてと題した要請書を直接手渡し、唯一の戦争被爆国として、核兵器不拡散条約再検討会議において、核軍縮を確実に進展させるため、核保有国と非核保有国との橋渡しをしっかりと果たすこと、開催が予定されている核兵器禁止条約の第1回締結国会議において、オブザーバーとして参加し核兵器廃絶のためのリーダーシップを発揮すること、さらに、一刻も早く核兵器禁止条約の締結国となることを要請しております。要請に対し、岸田総理は、核兵器のない世界の実現に向けて核軍縮にしっかりと取り組んでいくつもりだが、核兵器禁止条約については、まずは同盟関係にある米国との信頼関係構築を優先し、その上で条約にどう向き合うかを考えていきたいとの見解が示されております。核軍縮、核兵器のない世界の実現については、誰もが望む共通の思いであり、世界平和の実現は人類共通の課題と受け止めております。国が置かれている立場や国際情勢など厳しい、非常に厳しい課題もありますが、引き続き、核兵器廃絶のための役割をしっかりと果たすことについて求めてまいりたいと考えております。次に、市職員の女性の割合についてでありますが、令和3年度当初において、市職員の数は 352名、このうち女性は99名、割合は28%となっております。次に、女性の登用についてでありますが、令和3単年度当初については市職員の管理職は66名、このうち女性は5名、割合は7.5%となっております。国の目標に対して低い状況にありますが、近年、20歳、30歳代の女性割合、女性職員の割合が増加をしておりますので、将来的には管理職の登用へとつながるものと考えており、引き続き、職域拡大など計画的な育成に努めてまいります。次に、審議会における女性の登用についてでありますが、令和3年度において審議会の数は53あり、委員総数は500名となっております。このうち女性は123名で、割合は24.6%となっております。引き続き、各審議会等の女性の参加の推進をしてまいります。次に、政策決定への女性の視点についてであります。まちづくりの基本方針である現在の総合計画の策定に当たりましては、女性団体の方々に審議会委員に就任をしていただき、また、市内の中・高校生を対象にした中高生ワークショップでは、多くの女子生徒にも御参加をいただき、女性の意見を本計画に反映したところでございます。引き続き、各審議会等へ女性に御参加いただけるよう努めてまいります。また、市民サービスや行政のデジタル化を進める担当課には複数の女性管理職を配置をしており、DXの庁内推進体制である若手グループにも女性職員が参加をしております。近年の女性職員の割合の増加とともに、職域の拡大も図られている状況にありますので、DXの推進に限らず市政全般に女性の視点が取り入れられるものと考えているところでございます。
答弁 教育長 岩永雅浩(教育長は2025年3月まで)
-登壇- 教育委員会の関係についてお答えをいたします。最初に、学校給食についてでありますが、子供たちに安全で安心な学校給食を継続して安定的に提供していくための運営体制づくりが教育方針であり、今回の学校給食施設整備事業提案は、それを達成するための一つの手段と認識をしておりますので、教育行政執行の中では詳細については触れておりません。給食調理場の現状につきましては、その後も議会の中で議論をさせていただきながら、小規模校をはじめとする網走市の給食調理場全体の安定的な給食提供体制の構築は重要かつ喫緊の課題であるという考えの下、未来ある子供たちのために、人口減少の課題を認識しながら地域との協働を進め慎重に計画の見直しを行い、その内容について全小中学校の保護者に文書を配布するとともにPTA役員や保護者、地域の方々へ説明をし、御意見をお聞きしてまいりました。また、メール等での問合せや御意見の受付も行い、個別に回答した上でホームページにも掲載したところであり、さらには調理人材の確保といったところでは、市民団体との意見交換の中で出された様々な御意見や御助言を参考とさせていただき、可能な限り取組を進めてきた結果による新年度予算提案でございます。次に、給食調理員の格差の改善による問題解決への見解についてですが、まず、集約化の考え方につきましては、民主市民ネットの御質問に対する答弁の中でも触れさせていただきましたが、これまで人繰りの問題といったところが大きく取り上げられてきたところでございますが、欠員の補充ができても二、三年の経験を積まなければ少人数の調理場で調理することは難しい状況であり、大規模調理場のベテラン調理員を小規模調理場に移動させ、調理場全体の運営に支障を来たさないよう努力しているところであります。一方で、大規模調理場では新人調理員の育成を担っており、人数がそろっていても厳しい状況で運営しているところでありますので、これらの状態を整理することにより、安定的な運営が期待されるものと考えております。また、今回の集約により、現在の9か所の調理場を6か所で運営できることになり、今後に想定されていた施設や厨房機器の改修費、維持費が縮減されるため効率化が図られます。さらに、これまで児童生徒数が少ないために、小ロット注文により食材や配送費が割高となり、一部の学校においては給食費に格差が生じていたところであり、今後ますます減少する見込みである児童生徒数を見ますと、このような状況はさらに広がっていくことが想定されるところでありますが、分散している調理場を集約することにより、まとまった食数の確保ができ、給食費の格差は解消されるものと考えられます。今回集約する調理場につきましては、今後の児童数の予測を見ると、減少傾向にはあるものの統廃合により閉鎖せざるを得ない状況になるとは考えにくく、長期的に見ても合理的であり改修費用が無駄になるということはございません。さらに、調理等の業務の委託は現時点で計画はありません。議員お示しのとおり、安定的な給食提供体制の構築を図り、安心で安全な給食を児童生徒に継続して提供することが急務であり、重要であると考えているところであります。また、当市の会計年度任用職員の賃金は全国的に見ても高水準であり、格差を是正しても根本的な問題解決になるとは考えにくく、労働需給が逼迫してる中で安定的な雇用確保は様々な業種で課題となっていることから、引き続き、新人への指導や調理員への研修を継続して、人材育成と定着を図ってまいります。次に、給食調理員を国の行政職の現業職員並みにした場合の費用についてですが、人事院に確認をしたところ、国には学校給食調理員は存在しないため経費を算出できません。次に、小中学校教職員の配置についてですが、小中学校の北海道負担の教職員数は、法律に基づき北海道教育委員会が基準を設けており、基本的に教員数は普通学級及び特別支援学級ごとに学級数で決定をしています。少人数学級については、国においては令和7年度までに段階的に公立小学校の学級人数の上限を35人に引き下げる義務教育標準法案の改正がなされていますが、北海道では独自施策として、来年度には1年生から5年生までの学年において35人学級の取組が進められているところです。この改正により、市内小学校では、現在のところ4校4学級において、従来であれば1学級であるところが2学級となる見込みであり、手厚い指導が可能になるものと考えております。教職員の加配につきましては、小学校高学年での教科担当制を進めるための加配のほかに、指導方法工夫改善、生徒指導など、学校の事情に合わせて、北海道教育委員会に積極的に申請をしてきたところです。どの学校にどのような加配を置くかについては、北海道教育委員会が決定するものではありますが、定数減等により配置が非常に厳しい状況だとは伺っております。当市としては、加配教員が配置された場合については、その目的に応じて適正かつ効果が最大限図られるよう学校に指導してまいります。また、当市では独自に特別支援教育支援員、学習支援員等を配置するなど、小中学校の児童生徒が減少している中においても、個に応じた指導を重視し、令和の日本型学校教育で求められる個別最適な学びと協働的な学びを目指してまいります。教職員の増員については、よりきめ細やかな教育が可能となるよう、教職員の定数改善や加配配置の充実について、全国市長会、全国都市教育長協議会、北海道都市教育長会を通じて国に要望してきているところであり、引き続き要望してまいります。次に、博物館法の改正についてですが、博物館法は博物館をはじめ美術館や水族館、動物園等の設置や運営を規定しているもので、博物館の根幹をなす法律とされております。昭和26年、1951年の公布以来70年間にわたり、博物館等は社会教育機関として各地域の文化振興に寄与してまいりました。令和5年4月1日の改正は、博物館等の設置要件が緩和されるとともに、博物館の備える普遍的な機能を維持しながら地域の文化資源を取り込み活用することを目指した文化施設として、特に観光的側面も備えた文化観光拠点施設としての役割も求められております。網走の郷土博物館、モヨロ貝塚館は、いずれも開館当初から郷土の自然と歴史、文化を知ることができる施設として、地域の社会教育の重要な役割を担うとともに網走の風土に触れることができる施設として、観光ルートにおける拠点の一つとなってきたところであります。今回の改正において、地域観光との連携が重視されておりますが、当市の博物館ではこれまでと変わらず、より多様な人々に対して郷土網走の自然と歴史、文化を伝えることができる施設を目指して、一層の充実を図ってまいりたいと考えております。