網走市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月22日
建設石綿給付金について
2021年6月22日、網走市議会の一般質問で、村椿敏章議員が「建設石綿給付金について」質問し、健康福祉部長 桶屋盛樹が答弁しました。
- 質問者
- 村椿敏章 議員
- 答弁者
- 健康福祉部長 桶屋盛樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 村椿敏章
-登壇- おはようございます。日本共産党議員団の村椿敏章です。最初に、建設石綿給付金についてお伺いします。建設アスベスト(石綿)被害救済のための補償基金を創設する建設石綿給付金法が今月9日の参院本会議で全会一致で可決成立しました。国と建材メーカーの責任を認めた建設アスベスト訴訟の最高裁判決を受けたものです。原告や弁護団、支援者らが全ての被害者の救済をと、長年求めてきたもので画期的なものであります。国が資金の2分の1を拠出し、裁判を起こしていない被害者も補償、救済します。建設業に従事し、中皮腫や肺がんなどアスベストによる健康被害を受けた労働者や一人親方、遺族などに病態に応じて550万円から1,300万円を給付。病状が悪化した場合は上乗せされます。対象者は推計で約3万1,000人と言われております。今後の課題としては、建材メーカーの参加に国が道筋をつけるべきことと、最高裁判決で補償の対象外とされた屋外工や補償期間外とされた被害者の救済にも道筋をつけることが求められます。アスベスト被害は発症までに数十年かかるため、今後も被害の発生が見込まれます。そこでお聞きしますが、石綿被害についてや今回の給付金法についての市の認識について伺います。
答弁 健康福祉部長 桶屋盛樹(健康福祉部長は2023年3月まで)
石綿給付金法についての市の認識でございますけれども、国などの責任を認めた最高裁判所の判決を受けまして、建設現場におけるアスベストによる健康被害を救済するため裁判を起こしていない被害者と遺族も含めまして給付金を支給する法律が、議員お示しのとおり6月9日の参議院本会議で可決成立したところでございます。また、給付金の対象は1972年10月から1975年9月までにアスベストの吹きつけ作業に従事、または1975年10月から2004年9月までに屋内での建設作業に従事し、アスベストが原因の肺がんや中皮腫などになった被害者とその遺族とのことであります。来年度にも制度の運用が見込まれ、症状に応じて1人当たり550万円から1,300万円の給付金が支給される法律だというふうに認識してございます。
質問 村椿敏章
次にお聞きしますが、肺がん、中皮腫の患者の数について市はつかんでいるのか伺います。また、対象者をつかむ場合、可能性としては呼吸機能障害認定されている方もいると思います。また、障害認定されていない方もいると思われます。在宅酸素療法をしている方の人数はわかるのか伺います。
答弁 健康福祉部長 桶屋盛樹(健康福祉部長は2023年3月まで)
肺がん、中皮腫の患者の数についてでありますが、厚生労働省によりますと当該給付金の支給の対象につきまして、今後30年間で発症する人も含めおおよそ3万1,000人に上ると推定しているところでございます。当市における患者数につきましては現時点で把握しておりませんが、今後労働基準監督署などの関係機関との情報共有が必要であろうというふうに考えてございます。
質問 村椿敏章
労働基準監督署のほうも確認していきたいというところなのでしょうが、実際網走市内の呼吸機能障害認定されている方の人数などはわからないのですか。
答弁 健康福祉部長 桶屋盛樹(健康福祉部長は2023年3月まで)
肺機能といったことで、障害者手帳の所持というような部分ではわかるかもしれませんが、それがこのアスベストが原因なのか、また別な病気が原因なのかというようなところの区別は今つきませんので、把握していないところでございます。
質問 村椿敏章
その障害認定されている方の人数はわかるけれども、アスベストに関わる人数については把握していないということでわかりました。今もアスベスト被害者は苦しんでおられます。今回、法案が通ったばかりでこれから対応についても協議していくと思いますが、こういう法案を待たれていた被害者の方のことを考えたら、市も今の苦しんでいる方に寄り添う姿勢を見せるべきだと思います。早期に網走市は周知を図っていくべきと考えますが、市の考えをお聞きします。
答弁 健康福祉部長 桶屋盛樹(健康福祉部長は2023年3月まで)
法律の周知についてでございますが、給付金につきましては、被害者や遺族などの申請に基づきまして厚生労働省が設置する審査会が審査を行い支給が決定されるものと認識をしております。厚生労働省は電話相談の窓口を開設し相談の受付や制度の周知などを進め、被害者の救済につなげるとしております。当市におきましても、これら国の動向を注視しまして詳細が示された時点で、関係機関及び関係部署と情報共有しながら市民周知に努めてまいりたいというふうに考えてございます。
質問 村椿敏章
網走市にかなり建設現場で作業されていた方も多いと思います。関係する方もいらっしゃると思います。国が責任を認めた主な職種としては、吹付工、左官、塗装工、タイル工、エレベーター設置工、サッシ工、墨出し大工、防災シャッター工、空調設備工、ダクト工、保湿工、築炉、練積み工、大工、内装工、電工、電気保安工、配管工、ブロック工、鉄筋工、溶接工、解体工、とび、はつり工、現場監督など、多くの職種の方がいらっしゃいます。ぜひ周知を図るようお願いいたします。