みんなの議会

網走市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月10日

教育長の教育行政方針及び市政全般について

2021年3月10日、網走市議会の一般質問で、松浦敏司議員が「教育長の教育行政方針及び市政全般について」質問し、市長 水谷洋一、教育長 三島正昭が答弁しました。

質問者
松浦敏司 議員
答弁者
市長 水谷洋一、教育長 三島正昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 松浦敏司

-登壇- 日本共産党議員団を代表して、令和3年度各会計予算案、市長の市政執行方針、教育長の教育行政方針及び市政全般について質問いたします。さきの質問者と重複するところがありますが、お許しいただきたいと思います。質問に入る前に、明日は3月11日、東日本大震災が発生してからちょうど10年になります。当時は私がちょうど予算等審査特別委員会で質問中でありました。途中で審査が中断するという状況になりました。そして、その災害の大きさを痛感したところであります。亡くなられた皆さんには心から御冥福をお祈りいたしますとともに、御遺族の皆さんにも心からお悔やみを申し上げます。また、被災された全ての皆さんに心からお見舞を申し上げ、一日も早い復興をお祈りいたします。また、新型コロナ感染では、全世界にわたって感染が拡大し、日本国内においては感染者数44万人を超え、死者数8,308人、重症者数380人となっています。亡くなられた方には御冥福をお祈りいたしますとともに、御遺族の皆さんにはお悔やみを申し上げます。また、治療中の皆さんには一日も早い回復をお祈りを申し上げます。そして、この間治療に当たった医師団、看護師をはじめ医療機関の皆さんの懸命な御努力に心から感謝を申し上げますとともに、敬意を表するものでございます。それでは、質問に入ります。1項目めは、菅政権と令和3年度政府予算案についてであります。初めに、菅政権についての評価についてであります。菅政権が発足して6か月がたとうとしておりますが、政権発足当初は国民からの支持率は60%を超える高い支持率でありました。ところが、菅政権が最初に行ったことは、日本学術会議への人事介入で6名の委員を任命拒否し、拒否した理由も言わないという強権的な政治の姿をあらわにしました。この行為は憲法にも法律にも反するもので、法治国家では許されるものではありません。菅首相は、安倍政権時に官房長官として安倍晋三氏を支えてきた7年8か月の中で、森友、加計学園、桜を見る会など、国政を私物化することが行われてきました。この問題では、当時の官房長官という立場での説明責任も問われています。また、通常国会の中で2020年度の第3次補正予算が成立しましたが、そこにはGoToキャンペーン予算として1兆311億円の予算も計上されています。また、感染症法改正では、国民に対して罰金を科すという内容であり、言うことを聞かない病院は病院名を公表する法律が可決成立しました。今、参議院で新年度予算について審議がなされていますが、菅首相の長男が総務省の高級官僚を違法な接待をしていることも問題になっています。これらの問題に対して、責任ある対応がないことに国民が嫌気を差して支持が離れたものだと思いますが、菅政権の6か月の政権運営について、どのように評価しているか、まず伺います。次に、国の新年度予算案についてでありますが、昨年末に閣議決定された追加経済対策を具体化する2020年度補正予算案と一体に、15か月予算と位置づけています。しかし、第3次補正予算も2021年度予算案も、新型コロナの収束を前提としています。新型コロナウイルスの感染が再拡大し、緊急事態宣言が再び出された下で、緊急事態宣言を出す以前につくられたこの予算案では現状に対応できないと考えます。一方、中小企業の命綱ともなってきた持続化給付金や家賃支援給付金は、再度の給付を求めているのに申請を締め切るなど、緊急事態宣言が出されている状況に対応できていないことは明らかではないでしょうか。新年度予算案の一般会計総額は106兆6,097億円と、当初予算としては過去最高額であります。しかし、新型コロナ感染拡大防止のための予算は5兆円の予備費が措置されるだけです。コロナ禍の下で一般患者の受診控えで経営危機に陥っている医療機関に対する減収補塡も計上されていません。それどころか、高齢化の進展などによる社会保障の自然増を1,300億円も削減しました。一方で、菅政権が目玉とするデジタル化の推進には予算面でも力を入れ、職員500人規模で9月に発足させる予定のデジタル庁には関連経費81億円を盛り込みました。また、情報システム関係予算として2,986億円を一括計上し、各省庁が利用している電算システムの統一を目指します。マイナンバーカードの取得促進に1,001億円を盛り込み、軍事費は最高額を更新する5兆3,235億円を盛り込みました。最高額を更新するのは7年連続で、前年度を上回るのは9年連続です。また、2021年度予算案と同時に閣議決定された2021年度税制改正大綱には、コロナ禍で暮らしも経営も危機的状況となる下で、多くの国民が求めている消費税減税は盛り込まれていません。一方、デジタル化を促進するための投資減税、平年度110億円や研究開発減税の拡充、平年度240億円など、大企業向けの減税が盛り込まれています。国が最優先すべき課題は、新型コロナ対策ではないでしょうか。大企業優遇の政策を見直すこと、軍事費を削って新型コロナ対策に充てて、国民が安心して暮らせる環境を整えることこそが求められていると考えますが、市長の菅政権への新年度予算案に対してどのように見解をお持ちなのか伺います。2項目めは、市財政の現状と今後の行政運営についてです。市の財政は、過去に身の丈を超える大型の公共事業を行った結果、財政が逼迫することになりました。日本共産党は当時、安藤市政の下でしたが、身の丈を超える大型公共事業は見直すべきだと主張してきました。結果としてその意見は通りませんでしたが、その結果、財政が逼迫することになりました。大場前市政に代わってから、財政を健全化するため、行政改革という大なたを振るって、多くの市民や職員に多大な負担を強いる行政改革によって、財政危機を乗り切ってきたものと認識しています。その行政改革は水谷市政になっても続けられ、第4次行政改革推進計画が令和2年度で終了することになります。そこで一般会計についてでありますが、令和3年度の歳入予算案は、新型コロナウイルス感染症の影響から個人市民税や法人市民税では4億9,584万円の減と大幅な税収減となっています。国の令和3年度の地方財政計画では、地方交付税は17兆4,000億円で、前年度比プラス9,000億円となりました。臨時財政対策債についても5兆5,000億円で、前年度比プラス2兆3,000億円となり、前年度より増額されています。地方交付税の算定で地域デジタル社会推進費が創設されたことにより、個人市民税、法人市民税の税収減は穴埋めとされたことになります。地方交付税法からすると当然でありますが、コロナ禍で地方の税収が減収している、そこを補塡するのが地方交付税であることから、その役割は一層重要だと思います。そこで、一般会計の債務残高は比較的順調に減少しているようでありますが、総体的には過去の大型公共事業でつくった借金の返済に苦しんでいる状況が続いていると思います。2019年度末に一般会計債務残高は318億円、長期にわたる事実上の借金である債務負担行為額などの56億円を加えると374億円になります。これに取崩し可能な基金27億円を差し引いても347億円の実質債務残高となり、依然として厳しい財政運営になっています。特別会計の実質赤字は約13億円、上水道の起債残高約49億円、下水道の起債残高約55億円を合わせると、合計で464億円となり、市民1人当たり136万円の借金となります。今後、人口が減少することは避けられない状況にあり、借金返済を順調に減らしておりますが、1人当たりの負担は大きくは変わらないものと思われます。このような状況を踏まえて伺います。1点目に、ここ数年の人口減少は想定しているよりも大きく減少していると考えます。2019年度の決算から現在の財政状況を見ると、人口減少の推移が財政指数に与える影響が大きいと思われます。将来負担比率をはじめ、類似都市との比較や今後の見通しをお示しください。2点目に、新年度において、第5次行政改革推進計画を策定すると市政執行方針で示されました。そのためには、第4次行政改革計画についての成果などを総括しなければなりません。この間、保育園の民営化、除雪を含む公共土木施設の維持管理の一括委託など、行政改革という名の下で民間委託が実施されてきました。そこで、現時点における評価についてお示しいただきたいと思います。3点目に、少子高齢化社会が進み人口減少社会となり、網走市においても当初想定していたよりも早い速度で人口が減少しています。この中で重要なことは、高齢化社会にふさわしい暮らしや福祉の充実と、若者が定着するような政策が必要ではないでしょうか。私たちが行ったアンケートでも若者が働く場所や遊べる場所などの要望が寄せられています。また、コロナ禍において、暮らしが大変で子育てに苦労している声も寄せられています。若者が定着できる環境や子育て世代が安心して子育てできる環境を整える政策が必要ではないかと考えますが、市長の見解を伺います。3項目めは、新型コロナウイルス対策についてです。市長の市政執行方針では、新型コロナ感染症に対する取組について、ところどころに書かれておりますが、基本的な方向性はほとんど示されていないのは残念であります。今、市民が市に対して求めているのは何か。コロナ禍で不自由な暮らしを余儀なくされている中で、市からの情報があまりにもないことではないでしょうか。情報がないことで不安だけが高まり、実際にはコロナが出ていないのに、店名を名指しされるような根拠のないうわさが広がり、風評被害が出るなどはあってはならないことです。今、市に求められていることは、個人情報に当たらない範囲の情報をできるだけ市民に知らせることではないでしょうか。これまでも事業者が貼り紙をしてお知らせをしているとか、ネットを通じて公表している事業者もいます。しかしながら、市役所からのお知らせには何のコメントもないのです。このことに対して、市民からの怒りの声が私どもにも届いていますし、同僚議員にも届いていることだと思います。市長は、新型コロナウイルス対策について市民の不安を取り除く取組について、どのような基本的な考え方で対応していくのか伺います。4項目めは、防災・減災についてです。1点目は、国は防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策の期間を踏まえて、対象事業を拡充し、事業期間を5年延長しました。その中で、道路防災について、小規模事業に限るとの現行の要件を撤廃した上で、橋梁・道路の洗掘・流出対策を追加しました。この事業の要件が変更になったことで、新たな事業が展開できると思いますが、どのように評価しているのか伺います。また、緊急防災・減災事業費の拡充・延長では、令和3年度から7年度までの事業期間でありますが、一つには、対象事業としての新型コロナウイルス感染症対策として拡充されました。二つには、社会福祉法人等の福祉施設等における豪雨災害対策に対する補助があるようですが、どのような事業内容なのか、活用できる事業はどの程度あるのか伺います。2点目に、2月14日には福島県沖でマグニチュード7.3の地震が発生し、土砂崩れや建物の崩壊、損壊、停電、水道の断水など、広い地域で被害が発生しました。この地震は東北地方太平洋沖地震、いわゆる3.11の余震とのことであります。東日本大震災から10年たっても今回のような震度6強の余震が起こるのですから、地球の火山活動やプレート活動は私たちが持つ時間の感覚とは違い、プレート活動からするとほんの僅かな時間であることも改めて示しました。災害はいつ来てもおかしくないと考えて、防災の準備が必要と思います。この網走では、地震こそ少ないですが、今までの災害で市民に大きな影響を与えたものは水道の断水だったと思います。あれから七、八年たったと思いますが、今後導水管の事故が起きることもあり得ることから、そのことを想定した訓練なども必要と思いますが、どのような認識をお持ちなのか伺います。5項目めは、中小企業・小規模事業者対策についてであります。1点目は、新型コロナウイルスの感染拡大によって、多くの中小・小規模事業者は大きな打撃を受けています。これまで市としても国の地方創生臨時交付金を使って、様々な対策を講じてきたことは御承知のとおりであります。同時に、まだまだ行き届かない事業者もたくさんあることも事実ではないでしょうか。コロナ禍で飲食業などでは、お客が来ないため遅くまで営業できない状況もあるようですが、店が暇なため品物が消費されない、そのため取引先の業者も売上げが落ちることになる。まさに悪循環になっているのではないでしょうか。市内の宿泊業においても、2月から営業を休むとのショッキングな広告が出ておりましたが、コロナによる経営の悪化は大変な状況にあると思います。市として、コロナ禍における中小・小規模業者の実態について、どのように把握しているのか伺います。2点目は、消費税についてであります。安倍前政権は、多くの国民が反対する中で、2019年10月から消費税を10%に引き上げました。年が明けた1月には、新型コロナウイルスの感染が日本に上陸し、瞬く間に全国に広がり、今日に至っています。消費税は低所得者ほど負担が重い税です。そこに追い打ちをかけるように新型コロナが襲ってきているのであります。貧富の格差はますます広がっていて、中小・小規模事業者など、低所得者はたとえ赤字でも消費税を納めなければなりません。消費増税と新型コロナによる収入減という二重の苦しみを受け、それに耐えているのが現状ではないでしょうか。多くの中小・小規模事業者からは、せめて消費税の5%への引き下げをしてほしい。できるならゼロにしてほしいとの声が上がっています。市はコロナ禍で消費税増税に苦しむ中小・小規模事業者について、どのように把握しているのか、どのような対策が必要と考えているのか伺います。3点目に、インボイス制度の導入についてであります。消費税の増税に伴い、複数税率やインボイス制度によって、約120万の簡易課税利用事業所、約500万の免税事業者が課税事業者になるか、あるいは廃業を迫られる事態が想定されています。政府は当初2021年度からの導入を考えていたようですが、インボイス制度は会計処理上、事務手続が煩雑になるという以外にも様々な影響が指摘されています。コロナ禍もあり、中小企業やフリーランスへの影響も鑑み、2023年10月以降段階的に控除の割合を変えていくことになったようであります。昨年の代表質問でも質問しましたが、中小・小規模事業者の現状はコロナの影響で経営そのものが危機的状況にあり、今をどう生きるかの状況にあります。今回のインボイス制度の導入を延期することは歓迎しますが、中小・小規模事業者を守るには、インボイス制度をやめるべきです。現状では2年後には導入するわけでありますから、この時期にインボイス制度の周知をする必要があると思いますが、どのような見解をお持ちか伺います。4点目に、資金繰りについてであります。長引く景気の低迷の中で、前安倍政権は2019年消費税の増税を強行し、中小・小規模事業者は大きなダメージを受けたところに、先ほども言いましたように、新型コロナ感染症の拡大で北海道で緊急事態宣言、続いて国の緊急事態宣言などで営業ができない状況に追い込まれました。飲食店をはじめ、宿泊業、観光業などあらゆる産業で経営危機が進みました。そのような状況を救済するための国や道、金融機関等も様々な融資制度をつくり対応したと承知しています。市としても、飲食店をはじめ宿泊業、観光業など様々な分野に対して支援を行いました。それでも幾つかの店舗では廃業になるところもありましたが、多くの事業者は何とか今耐えている状況にあると思います。市として、現状の中小・小規模事業者の資金繰りの状況について、どのように把握しているのか伺います。6項目めは、社会保障についてであります。1点目は、後期高齢者医療の窓口負担についてであります。国は、「令和4年、2022年度以降、団塊の世代が後期高齢者となり始めることで、後期高齢者支援金の急増が見込まれる中で、若い世代は貯蓄もなく、住居費、教育費等の他の支出の負担も大きいという事情に鑑みると、負担能力のある方に可能な範囲で御負担いただくことにより、後期高齢者支援金の負担を軽減し、若い世代の保険料負担の上昇を少しでも減らしていくことが、今最も重要な課題である」と、後期高齢者の窓口2割負担についての理由にしています。しかし、そこには国の責任と負担割合について何も書かれていないのです。後期高齢者のほとんどは年金生活者です。それもマクロスライド制度によって、毎年のように年金が下げられているというのが実態です。この年金者に対して、年収200万円、月額にすると16万7,000円を超える方に、対象者は370万人いますが、1割負担から2割の2倍負担にするなど、高齢者は暮らしていけないと怒りの声が上がっております。このような高齢者いじめの政治に対して、市長はどのような見解をお持ちなのか伺います。2点目は、病院の再編統合についてであります。国は、新型コロナ感染症への対応により顕在化した地域医療の課題への対応を含め、地域の実情に応じた質の高い効率的な医療提供体制を構築する必要があると言っています。新型コロナによって、医療体制が脆弱であることが明白になったので改善するのかと思ったら違うことがわかりました。新たな病床機能の再編支援についての中で、病床削減に伴う財政支援というのがあり、病床を削減した病院等に対し、削減病床1床当たり病床稼働率に応じた額を交付するというもので、病床を削減したところに支援するというもので、全く何も反省していないと言わざるを得ません。新型コロナ感染拡大に対応するためには、病床を増やす必要があるのに逆行するものであり、到底認められません。病床を増やすよう、国に意見を上げるべきと思いますが見解を伺います。3点目は、国民健康保険についてであります。高すぎる国保料の要因の一つに、子供に係る均等割が問題だと思います。均等割は言い換えれば人頭割であります。収入ゼロの子供に対し、1人当たり2万7,500円も加算されるのは過酷であり、少子化対策に逆行するものと言えるものです。厚生労働省は、高すぎる国保料の問題で子育て世代の負担軽減を進めるとして、子供の数が多いほど国保料が引き上がる均等割の5割を未就学前に限って公費で軽減する方針を決め、2022年度から導入する予定と聞いています。均等割の5割軽減は約70万人の未就学が対象でありますが、網走での対象人数は何人いるのか伺います。2つには、均等割の前倒しについてであります。新型コロナによって、多くの国保加入者は苦しい生活を余儀なくされているのが現状であります。できれば未就学前の子供の均等割の負担軽減を2021年度から実施することを検討すべきと思います。国の新型コロナ対策で地方創生臨時交付金が交付されましたが、今回の2020年度第3次補正予算が成立し、当市にも約2億3,000万円交付されると聞きます。臨時交付金を使って、未就学前の子供への均等割の軽減をすべきと考えますが、市長の見解を伺います。4点目に、介護保険についてであります。1つには、政府は2021年度以降の介護報酬について、0.7%の引上げを決めました。しかし、介護現場の困難を根本的に解決するには0.7%では足りないというのが現場の声だと思います。2000年に介護保険制度が始まりましたが、この間6回の報酬改定のうち4回はマイナス改定です。特に、前安倍政権下の2015年に実質4.48%の大幅引下げがなされ、介護事業所の倒産が急増しました。新型コロナ危機でその流れに拍車がかかり、昨年の倒産件数は現制度下で過去最多を更新しました。本来なら、こうした事態を食い止めるためだけの大幅引上げをする必要があります。 0.7%のうち、0.05%はコロナ対策分だと言われています。感染防止に伴う経費増や利用控えによる減収分を介護報酬で補おうとすれば、利用者に負担を求めることになります。コロナ対策は別に公費で国が負担すべきでありますが、市長の見解を伺います。2つには、介護職員への定期的な抗原検査についてであります。さきの臨時会で、コロナウイルス感染症の検査をクラスター対策として、市民を対象に新型コロナウイルス感染症検査に係る経費を助成することが決まりました。全額助成が高齢者関連施設及び障がい者関連施設の利用者、従事者、児童施設の従事者などがありますが、年度内一度限りというものであります。これではクラスター対策といっても、リスクの高い職業の方には極めて不十分だと思います。少なくとも3か月ないし4か月に一度定期的に検査をすることが必要と考えますが、なぜ年度内に一度なのか理由と根拠についてお示しください。3つには、第8期網走市介護保険事業がありますが、2000年に始まった制度は、3年ごとの保険料改定で平均保険料は20年間で2倍を超える状況です。しかもこの間、介護サービスの取上げ、介護施設の慢性的な不足で介護難民が社会問題となっていて、保険あって介護なしという状況です。さらに、菅政権は今年度、総合事業の対象を要介護者にも広げることを含んだ省令改正まで強行しています。保険加入者は高すぎる保険料で苦しんでいます。私たちのコロナアンケートでも多くの市民から介護保険料が高すぎるとの声が寄せられています。そこで伺いますが、第8期の保険料の標準となる第5段階の保険料はどれぐらい上がるのか伺います。5点目は、生活保護についてであります。新型コロナウイルス感染拡大により、網走市内の飲食店、観光業や関連する業者の方や労働者の生活は苦しい状況が続いていますが、収入が絶たれる中、最後のとりでとなるのが生活保護制度です。しかし、生活保護が必要な方が保護を受けたくても受けられない状況があります。その理由の一つに、生活保護係から親兄弟や子供などの親族に援助が可能かどうかを問い合わせる扶養照会があります。厚生労働省は、生活保護は国民の権利です。ためらいなく申請を、と呼びかけましたが、ためらわせているような扶養照会はやめるべきです。今国会で日本共産党の小池参議院議員は予算委員会の中で、扶養照会は義務かと問いただしたところ、厚生労働大臣は、扶養照会は義務ではないと繰り返し答弁していました。これらの答弁から、厚生労働省は生活保護は国民の権利、ためらいなく申請をという通達を出していると思います。現在、扶養照会についての取扱いについて、どのようになっているのか伺います。7項目めは、観光についてであります。市政方針にはコロナ禍という言葉はありますが、コロナ禍の中でどうやって観光客を受け入れていくことができるのかという施策はありません。ワクチンもこれからです。来年度になれば、コロナが収束する保証はありません。道内の感染者数は減り、流氷接岸など観光客が網走に入ってきています。2月13日の土曜日をはじめ、最近は網走を訪れる観光客の数が増えています。感染防止対策は施設運営者に任せていると思いますが、それだけでは観光客を安心して迎え入れることができないと思われますし、市民や飲食店などからも心配の声を聞きます。感染対策をしながら観光客を受け入れる方策など、例えば観光客の入込状況を知らせて分散させる工夫なども検討すべきと考えますが、見解を伺います。8項目めは、公共交通についてであります。1点目に、市政執行方針では持続可能な公共交通ネットワークの構築に向けて、オンデマンドバスどこバスの本格運用を見据えて、エリアを拡大し実証実験に取り組むとありますが、昨年の実証実験について、私のところにも高い評価の声がありますが、市民からどのような評価を受けているのでしょうか。また、市としてはどのような評価をして、エリアの拡大に取り組むことになったのか伺います。2点目に、現在あらゆる分野において人手不足が叫ばれる中、公共交通の運転手の不足も言われています。バスやタクシーの運転手は仕事柄、人命を預かるということもあり、なかなかなり手がないようであります。どこの自治体でもなり手がないようでありますが、一方で、コロナ禍で失業する人も出てきていると聞きます。根本的な要因として、賃金や労働時間など、ほかにも要因があるかもしれませんが、何らかの調査も必要ではないかと思いますが、見解を伺います。9項目めは、農業・林業・水産業についてであります。1点目は、農業後継者問題についてであります。市政方針では農業戸数の減少に伴う経営規模の拡大に対応するため、スマート農業の実現に向けた新技術導入などの支援に取り組むと言っています。それはそれで大事なことでありますが、農業戸数が減少するということは後継者がいないことが根本的な原因であります。現在、後継者がいないとされる農家の戸数は何戸あるのか伺います。2つには、農業の後継者不足については随分以前から指摘されてきました。この間、市として後継者対策について、どのような具体的な対策がなされてきたのか伺います。2点目に、林業についてであります。網走のカラマツは伐期を迎えて伐採が進んでいる状況にあると思いますが、伐採後の更新が順調になされているのかという問題があります。人工林は人の手で手入れをしなければうまく育ちません。そこで、更新の現状認識と今後の課題や見通しについて、どのような方向性を持っているのか伺います。3点目に、水産業についてであります。1つには、昨年世界的にコロナの感染によって、ホタテなどの輸出が止まり、価格が下がって大きな影響が出ました。また、秋サケの不漁もあり、水産業にとっては大変な1年でありました。そういう中で、網走湖におけるシジミの産卵ができないことは深刻な問題であると思います。この間の報告では、大雨などにより、塩分濃度が下がっているのも原因の一つではないかとのことでありました。しかし、長い網走湖の歴史の中で、この程度の大雨で塩分濃度が下がるほど影響が上がっているとは考えにくいと思われます。この間、網走湖の周辺では下水道の普及をはじめ網走川流域の会の活動が定着して、網走湖の周辺の環境はよくなっていると感じています。この間、シジミの産卵ができない原因について、様々な調査をしてきたと思いますが、国が行った網走川大曲堰についての影響調査はしたのでしょうか、伺います。2つには、平成18年1月から平成21年までの間、仮ゲートによる試験運用が行われてきました。平成26年1月から本格運用しています。網走川大曲堰について調べたところ、比較的水深が浅いところで塩分濃度が下がっているようであります。平成25年3月に完成し、26年から本格運用した効果が出ている。しかし、結果として塩分濃度が下がってしまい、シジミにとっては住みにくい環境になったのではないかと推察しますが、見解を伺います。10項目めは、環境問題についてです。網走市能取と北見市常呂の境界にユーラスエナジーさんが大型の風力発電を建設する計画があり、昨年の報道によると、1年計画を延期したとあります。大型風力発電は、100年記念塔の3倍もある高さおよそ150メートルで、建設場所に壁をつくるようなもので、それが12基建設されるというものです。これだけ巨大なものが林立することは、今までと環境が大きく変化することになります。また、電磁波の発生による近隣住民への健康被害、野鳥への影響など、北見市民、網走市民の中からも反対の声が上がっていると聞いています。網走市は、この計画について、この間どのような対応をしてきたのか、経過について伺います。次に、網走市の自然と景観を守ることについてであります。能取湖、網走湖、藻琴湖、リヤウシ湖、ポント沼、さらにはラムサール条約に指定されている濤沸湖を有する網走市の自然と景観を守ることが大切であります。「豊かな自然と共生する安心なまち」の目標に照らしてみると、この大型発電計画が網走の豊かな自然環境と美しい自然景観を次世代に引き継ぐことができなくなるのは明らかです。網走市として明確に反対の意思を示すべきと考えますが、市長の見解を伺います。さらに、野生動物と人体への影響についてでありますが、この計画について、北海道知事が経済産業大臣に意見を示しています。鈴木知事は本事業について、付近住民や野生動物への影響が懸念されると指摘しています。ユーラス社の宗谷岬ウインドファームでは、過去10年間で天然記念物オジロワシ10羽が死んでおり、環境省からも注意を受けています。しかし、一旦ウインドタービンが建設してしまえば、具体的に被害が出ても運転を止めていないのが現実で、環境省も黙認しています。これでは多様な野生動物が訪れる網走の自然環境は守れないと思いますが、見解を伺います。また、超低周波の健康被害についても心配されます。ユーラス社は被害はないと言っていますが、2016年フィンランド健康厚生省によれば、10キロメートルに影響が及ぶとしています。この計画地は国道238号線から2キロメートル程度であり、能取、平和の住民に影響が出る可能性があります。また、卯原内は8キロメートルほどしか離れていませんから、健康被害が心配されますが、見解を伺います。4点目は、気候変動対策についてです。菅政権は世論に押されて2050年の温室効果ガス排出量実質ゼロを掲げました。しかし、削減ペースの遅さ、古くなった石炭火力発電の再建設や原子力発電の再稼働をやめようとしていません。今こそ再生可能エネルギーの本格導入をするべきです。網走市は近年の暖冬、少雪や流氷の量が減少するなど、市民は気候変動を肌で感じております。流氷のまち網走は気候変動が及ぼす影響を少しでも少なくするために、第3期の網走市役所地球温暖化対策実行計画を策定し、温暖化防止の取組を、市民啓発をしています。しかし、取組はまだまだであり、地球温暖化が進み、流氷が来なくなるのを黙って見ることはできません。網走市として、市の財産を守り、市民の命を守るという意味からも、今こそ気候変動緊急事態宣言をし、市民に呼びかけていくべきと考えますが、市長の見解を伺います。11項目めは、核兵器廃絶についてでありますが、核兵器禁止条約が今年1月22日に発効しました。被爆者をはじめとして、核兵器のない世界を求める圧倒的多数の政府と市民社会の共同の成果であります。唯一の戦争被爆国である日本政府が条約に背を向け続ける姿は許されないものであり、来年1月に行われる締約国会議について、与党の公明党の山口代表が代表質問の中で、オブザーバー参加を求めました。日本政府に対して、条約への署名・批准を求める意見書が網走市議会を含め道内で58自治体で採択されています。網走市は平和都市宣言をしている自治体でありますから、市長として政府に対して核兵器禁止条約に署名・批准するよう求めるべきと考えますが、見解を伺います。12項目めは、ジェンダー平等についてであります。コロナ危機は女性にとりわけ厳しい影響を与えています。秋以降の女性の自殺率の増加、とりわけ若年層での増加は深刻です。ジェンダー平等の視点での支援が必要となっています。選択的夫婦別姓をめぐって、国民多数が望んでいるにもかかわらず、自民党の妨害で、第5次男女共同参画基本計画から削除されてしまいました。昨年、LGBTsに関する意見書が網走市議会でも採択されましたが、あらゆる差別をなくすことが求められています。東京五輪・パラリンピック組織委員会前会長の森喜朗氏の女性蔑視発言は国内はもとより世界を驚かせるものでした。同時に、日本における女性差別の思想が根強く残っていることが明らかになったのではないでしょうか。改めて、男女平等をはじめ、あらゆる差別をなくす、ジェンダー平等社会をつくる努力が求められていると考えますが、市長の見解を伺います。13項目めは、教育についてであります。1点目に、学校給食の一部民間委託についてであります。1つには、教育委員会は学校給食の一部民間委託について、2019年の暮れになって学校や保護者に対して説明会を行い、保護者や子育て中のママたちから反対や見直しを求める声が大きく広がりました。また、教育委員会は説明不足とのことで、1年間先送りになりました。新年度予算では、来年4月から一部民間委託するための準備をするための予算が組まれています。昨年の暮れから保護者への説明会を行っているようでありますが、内容は1回目の説明と変わっていないとの声を聞きます。現在示している一部民間委託の事業の基本的な考え方は、新型コロナウイルスが発生する以前の事業内容のようですが、学校給食について、新型コロナへの対応・対策について検討されたのでしょうか。この間の経過について明確な答弁を求めます。2つ目に、学校給食の主人公は児童生徒だと思いますが、今回の事業は調理場の集約化、一部民間委託、配送業務で時間がかかるなどは、子供たちのことを最優先に考えられたとは到底考えられない内容です。また、コストの面からも、一部民間委託をすると、これまでの直営より大幅にコストがかかることになります。ましてや、調理員の確保については、現在の賃金よりも下がることが想定されます。民間に委託すれば、調理員が確保される保証は何もありません。私たちが行ったアンケートでは、430件を超える返信がありましたが、そのうち半数の方から学校給食についての意見が書かれて、約7割が今の学校給食の体制がいいと言っています。学校給食の主人公である子供たちのことを第一に考えるならば、一部民間委託をすることは断念し、これまでの体制を維持すべきと考えますが、見解を伺います。2点目に、少人数学級についてであります。国は、少人数学級について義務標準法を改正して、小学校について学級編成の標準を5年かけて35人に計画的に引き下げることとし、学級編成の標準の引下げと引下げに伴う副校長、教頭や生徒指導担当教員などの教職員配置の充実のための定数改善を図るとしています。この方針の下、教育委員会としても対応することになると思いますが、教室の確保、教職員や支援員の確保など、今後の取組について伺います。3点目に、変形労働時間制についてであります。変形労働時間制とは、労働時間を月単位、年単位で調整することで、繁忙期等により勤務時間が増加しても時間外労働としての取扱いを不要とする労働時間制度であります。労働基準法では、労働時間の上限を原則として1日8時間、週40時間としており、教職員も規制の対象です。一方、労基法では、1か月や1年といった一定期間の平均で労働時間を計算する変形労働時間制も認めています。この変形労働時間制を北海道教育委員会が全国に先駆けて実施することを決めました。このことによって、今後、教職員へ変形労働時間制の実施が行われることが想定されます。教職員から不安の声も聞きます。この問題について、教育委員会として、どのように受け止め、今後の対応についてどうなさるのか伺います。以上、質問してまいりましたが、市長並びに教育長の積極的な答弁を求めて質問を終わります。

答弁 市長 水谷洋一

-登壇- 日本共産党議員団、松浦議員の御質問にお答えをいたします。初めに、菅政権運営の評価についてでありますが、昨年9月16日第99代内閣総理大臣に菅義偉氏が就任をされました。菅総理はアベノミクスを継承するとともに、デジタル庁の創設や各省庁や自治体の縦割りを打破する行財政改革など新たな政策を打ち出し、さらに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする2050年カーボンニュートラル宣言も行われ、コロナ危機で停滞した社会において、気候変動を抑え生態系を守りながら立て直していくグリーンリカバリーに力を入れる姿勢を明確に打ち出されました。このような国の動きに対し、行政サービスや教育のデジタル化を進め、デジタルトランスフォーメーション社会に呼応する市民の皆さんの利便性と満足度を高める取組の緒に就けていくことを考えておりますが、一方、50年までの脱炭素社会の実現を旨として行わなければならないとした、カーボンゼロ目標の計画から法律への格上げの実現について、この法案では市町村に新たな事務や負担の義務づけの検討がなされているところであります。このことは、国と地方公共団体が十分に連携した中で取り進めていくべき課題と認識をしているところであります。特に、地方公共団体実行計画の策定に当たっては、専門的な知見・ノウハウやマンパワー、財源の不足等が懸念されること、人口や財政規模、再生可能エネルギーの導入ポテンシャル、地域におけるカーボンニュートラルの状況など、地域の実情を総合的に勘案しながら、全国一律ではなく各市町村において柔軟な対応ができるようにすることなどが求められているところであり、また、再生可能エネルギー利用促進等の施策の実施目標については、国が目標を設定する施策や目標の水準等を示す場合、地域の実情に沿った実施目標の設定ができるよう配慮することなど、課題が多いと思いますので、実情に合った地方の声を全国市長会などを通じて伝えてまいりたいと、このように思っているところでございます。次に、国の新年度予算に対する見解についてでありますが、新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい経済状況にある中、感染拡大の防止と社会経済活動の両立を図りつつ、ポストコロナの新しい社会の実現と中長期的な成長力の強化を図るため、国民の命と暮らしを守る安心と希望のための総合経済対策としての第3次補正予算と、令和3年度当初予算を一体化した、いわゆる15か月予算として予算編成されたものと理解をしております。一方で9年連続で過去最高を更新する予算となる中、税収は前年度当初より6兆円減少し、公債金が11兆円増加するなど改善傾向にあった公債依存度も前年度当初より9.2ポイント増の40.9%と急激に上昇し、国の債務残高もGDPの1.8倍と過去最高水準に膨らむ見込みであると理解をしているところであります。また、地方にとりましては、新たな新型コロナウイルス感染症対策地方減収補填特別交付金や特別減収対策債の発行、交付税の算定で地域デジタル社会推進費が新設されるなど、地方財政に対して一定の配慮がなされたと受け止めているところであります。次に、人口減少等による財政の見通しでありますが、財政指標は決算時に算定するものでありますことから、最新の数値は平成31年度決算の数値となりますが、類似都市との比較につきましては、道内35市のうち22市が施設整備ソフト事業の実施に際し、過疎債を発行できる過疎団体として指定を受けているところであります。このほか、合併をした団体には、これらも有利な財政措置のある合併特例債の発行が認められているなど、当市の財政環境とは異なる状況にありますので、各種財政指標を単純に比較して財政状況を判断するのは適当ではないと、このように考えております。また、近年、外部からの財源を調達することを意識して取り組んでおります、ふるさと納税制度により、この6年間で約67億円の寄附を頂戴したことに加え、今年度の郊外地区の光回線整備において、辺地債の活用により、約3億円の新型コロナ感染症対策地方創生臨時交付金を、他のコロナ対策事業へ振り向けたほか、平成24年度には国から約24億円の地域の元気臨時交付金の交付を受けるなど、財政状況の改善を図りながら政策を進めてきているところであります。今後の財政指標の推移でありますけれども、将来負担比率や実質公債費比率などの財政指標の多くの分母は経常的な一般財源の額であり、人口減少や公債費に対する交付税の減により、小さくなる傾向にあることから、財政の硬直化を指摘する声もありますが、実態としては財源は外部調達を含め確保できておりますので、財政状況は改善しつつも、当面数値は横ばいで推移するものと、このように見込んでいるところであります。次に、第4次行政改革推進計画の評価についてでありますけれども、新年度において現行の計画の取組内容や効果などを検証の上、第5次行政改革推進計画を策定することとしております。第4次計画は、一つ目には人口減少社会に対応した質の高い行政のサービスの提供、二つ目には総合戦略に対応する市役所の組織体制づくり、三つ目は健全な財政運営と、大きく三つの重要視点を挙げて、改革推進に取り組んでまいりました。検証結果につきましては今後となりますが、現時点では子育て支援の充実をはじめ、市役所の組織・機構の見直しや多様な歳入の確保など各種の取組は、おおむね計画どおり推進できているものと判断をしているところであります。次に、若者の定着と子育てできる環境整備の政策についてでありますけれども、人口減少社会においては若者の定着は非常に重要な課題と、このように認識をしております。当市の人口構造は、東京農業大学の存在により10歳代後半から20代前半の人口が比較的多い特徴を持っておりますが、卒業後はその多くが道外に就職をしているところであります。東京農大卒業生の定着は長年の課題でありますけれども、この年代の人口構造に厚みを持っていることは強みとも捉えておりますので、引き続き、地元企業や関係機関との連携を図りながら、官民一体とになって地元定着に向けた取組を推進をしてまいります。次に、子育て環境整備についてですが、当市では昨年度に子育て世代包括支援センターユカリエを開設するなど、妊娠・出産・子育てまでの切れ目のない支援に取り組んでいるところです。コロナ禍における支援としては、自宅にいながら妊娠中のこと、子育てのこと、体のことなど、オンラインで様々相談できる体制を構築したところであります。引き続き、子育て世代が安心して子育てできる環境の充実に努めてまいりたいと考えております。次に、市民の不安を取り除く取組の基本的な考え方でありますけれども、感染者情報の公表に当たりましては、感染症法に基づき情報の公表が行われておりますが、北海道知事がその主体であることが明記されていることから、令和2年9月にまとめられた北海道における新型コロナウイルス感染症対策に関する検証中間取りまとめにおいて、対策有識者会議の市町村への患者情報が不十分で情報発信・説明の在り方を改善すべき、また、居住市町村や年代の公表ルール化を検討すべき、さらに、個人情報等を理由に十分な情報提供がなされていないため、住民の不満やうわさ、デマや中傷を助長し、結果として感染者と家族に大きな負担を与えているといった意見に対し、北海道として対応を整理することが示されておりましたが、現状、その取扱いに変更はありません。市といたしましては、市民の安心を確保するため、北海道に対して、入院病床の確保、宿泊療養施設の拡充を求めるとともに、網走厚生病院との連携により構築した検査体制の充実を図り、発症予防、感染予防、重症化予防、さらには感染症の蔓延防止を図るワクチンの接種に向けた実施体制の確保に努めてまいりたいと考えております。次に、防災・減災についてでありますけれども、国は防災・減災、国土強靱化を図るため、2020年度までに進めてきた3か年緊急対策に続き、2021年度から5か年の5か年加速化対策を進めることになったことから、地域における防災・減災、老朽化対策に対する集中支援を引き続き受けることが可能となったところであります。道路防災につきましては、橋梁長寿命化、道路のり面、冠水対策などに取り組んでいるところでありますが、事業の拡充に当たり、防災・減災対策を現在検討しております。また、避難所における新型コロナウイルス感染症対策、社会福祉法人等の福祉施設等における豪雨災害対策に対する補助も対象事業とされたところであります。社会福祉法人等に対する補助につきましては、大雨などによる災害に備えて、高齢者施設の利用者が円滑で安全に有効な避難手段の確保と、避難に要する時間短縮を図るため施設整備を行うことを目的としたものであります。具体的な活用としては、垂直避難エレベーターやスロープの設置、避難スペースの確保等の改修工事に係る費用に対し補助が行われるものであります。次に、断水の大きな要因となる導水管の破損等の対応につきましては、生活基盤施設耐震化等交付金を活用し、導水管の更新を計画的に進めているところであります。また、断水を想定した訓練につきましては、過去の経験を踏まえ、市民生活への影響を最小限度にとどめるためにも年2回、管路上の現地踏査や施設操作手順の確認及び各種資機材の操作訓練を定期的に実施をしてきており、今後も内容の検討を加えながら継続してまいります。また、断水時の対応といたしましては、水道施設事故対策要綱に基づき対応してまいりますが、随時見直しを図ってまいります。次に、中小・小規模事業者の経営状況の把握でありますけれども、これまでに市が実施をしている各種支援金の給付、消費喚起対策、店舗等の感染症対策、セーフティーネットの認定、さらに国、道の支援制度への問合せなど、様々な機会を通して経営状況の把握のほか、網走商工会議所が実施をしている四半期ごとの景気動向調査、これまでに3度実施された新型コロナウイルス感染症の影響に係る経営状況調査、市の労働実態調査による把握に加え、日頃より商工会議所、金融機関、ハローワーク網走などの関係機関や公共交通事業者、観光業、社交飲食業など業界団体との情報交換により、状況把握に努めているところであります。直近の経営状況といたしましては、商工会議所が実施をした令和2年10月から12月を対象とした景気動向調査によりますと、前年同期比で好転企業が16.1%、悪化企業が43.5%、好転企業から悪化企業を差し引いたDI値はマイナス27.4ポイント、前期と比較して9.7ポイントの改善、業種別では建設業、製造業、卸売業で改善が見られますが、宿泊業、飲食業、交通などの観光関連産業では厳しい状況にあると認識をしているところであります。次に、消費税につきましては、さらなる税率のアップは事業者にとっては購買意欲の低下による売上げの減少といった影響が想定をされるところであります。昨年3月の第1回定例会におきましても、2019年10月の引上げ後、しばらくの期間は消費税導入前の駆け込み需要や消費税導入後の消費の反動減について、大きな影響は見られなかったことをお答えしたところであります。しかしながら、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大し、我が国においても二度の緊急事態宣言が出される状況となる中、地域経済も大きな影響を受けていると考えております。昨年10月に実施をした当市の労働実態調査によると、新型コロナウイルス感染症の拡大により、悪影響が出ていたが回復傾向にある事業者が23.3%、一貫して悪影響がある事業者が21.5%、悪影響があり悪化傾向にある事業者が6.7%でありました。また、20%以上の売上げ減少があったとする事業者が31.9%であり、総じて地域の事業者は厳しい状況にあると認識をしております。今後もきめ細やかな状況の把握を継続的に行いながら、感染拡大の防止措置を講じた上、適切な支援を講じてまいりたいと存じます。次に、消費税の申告に係るインボイス制度の周知でありますが、同制度は、取引における消費税額を正確に把握するため、令和5年10月1日以降に導入されるものですが、インボイスを発行できる事業者になるための申請は本年10月1日以降に開始となっているところであります。制度導入に当たり、事業者においては新たな制度への理解と所定の手続が必要となることから、網走商工会議所は一昨年の軽減税率適用に係る説明と併せて本制度についても周知に努めております。市といたしましても、商工会議所と連携を図り、市広報等を活用し周知に努めてまいりたいと存じます。次に、中小企業者の資金繰りの状況の把握でありますが、これまでの支援金の給付やセーフティーネットの認定事務などの業務を通じての把握のほか、商工会議所、金融機関、ハローワーク網走など、関係機関との情報交換、また市の調査により把握に努めております。コロナ禍で、様々な融資制度が用意された一方、売上げの減少でキャッシュフローが生まないことにより、資金繰りの影響があった事業者もあるものと認識をしております。引き続き、市内事業者の状況について注視をしていく必要があると考えております。次に、後期高齢者医療費の窓口負担についてでありますが、国は本年2月に全世代型社会保障検討会議及び社会保障審議会・医療保険部会の審議結果を踏まえ、後期高齢者医療の窓口負担の見直しなど、医療保険制度改革の内容を取りまとめ、改正法案を国会に提出をいたしました。年収200万円以上の方の窓口負担を1割から2割に引き上げる見直しにつきましては、後期高齢者の医療費が令和4年度以降、いわゆる団塊の世代が後期高齢者となり始め、後期高齢者の支援金の増大が見込まれる中で、若い世代の保険料負担の上昇を少しでも減らすことが目的とされています。また、全国市長会におきましても、窓口負担の引上げについて、必要な受診が抑制されないよう低所得者に十分配慮することとして、国に要望しており、改正法案では3年間1か月分の負担増を最大でも3,000円に収まるよう措置が検討されております。今後におきましても、後期高齢者医療費の窓口負担につきましては、国の審議の動向を注視してまいりたいと存じます。次に、新たな病床機能の再編支援における病床削減についてでありますが、北海道における地域医療構想に関しましては、圏域ごとに重点課題を設定することで集中的に議論を進める方針とされているため、これまでと同様、北網圏域地域医療構想調整会議において、地域の特性や実情に応じた課題等の議論が進められております。市といたしましては、引き続き、地域住民が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう地域医療における課題や問題点を提言するとともに、近隣自治体や医療機関と連携を図り、限られた医療資源の有効活用、さらには効率的な質の高い地域医療の維持・充実に努めてまいります。次に、国保料の子供に係る均等割軽減の対象人数についてでありますが、均等割が5割軽減となります対象者は未就学児となっており、網走市においては令和3年度1月1日現在276名おられます。次に、未就学児の均等割軽減の前倒しについて、新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金の活用について御提案がありましたが、国保世帯の経済的負担の軽減については、所得の低い方に対する国保料の軽減制度が存在していることなどから、未就学児の均等割軽減を2002年から実施することで対応し、前倒しで実施することは現在のところ考えておりません。介護報酬のコロナ対応分を国負担とすることに対する見解についてでありますが、今回の報酬改定につきましては、介護職員の人材確保・処遇改善にも配慮し、また、物価動向による物件費への影響など、介護事業者の経営状況等も踏まえ、改定率を全体でプラス0.7%とされたところであります。また、新型コロナウイルス感染症に対応するため、掛かり増しの経費が必要となることを踏まえ、令和3年9月末までの限定的な措置として報酬に対する特例的な評価を行うこととし、 0.7%のうち0.05%相当分を確保することとしております。一方で、事業所における感染症対策に伴う掛かり増し経費や環境整備を目的とした新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業交付金につきましては、令和3年度における継続は不透明な状況であります。市といたしましては、事業所における感染症対策の継続及び介護サービスの継続的な提供に伴う経費につきましては、国が責任を持って対応するよう要望をしてまいりたいと考えております。次に、介護職員への定期的な抗原検査についてでありますが、施設等におけるクラスター発生防止を目的の一つに実施する新型コロナウイルス感染症検査事業につきましては、現在各事業所と調整の上、順次対応しているところであります。事業の創設に当たりましては、当初3月下旬に開始予定とされていた高齢者に対するワクチンの優先接種による感染拡大防止の安定が想定されていたため、年度内1回としたものでありますが、今後、ワクチン接種の遅れや感染状況、また事業者の要望等を踏まえ、助成回数の拡充を検討してまいりたいと存じます。次に、第8期計画における第5段階の基準保険料でありますが、第8期計画期間における総事業費等に基づいた基準保険料は月額5,987円となり、7期との比較で約700円の上昇となります。要因といたしましては、第7期計画期間に整備された特別養護老人ホームの増床、また、高齢化の進展に伴う介護サービス利用者の増加や第8期計画における小規模特別養護老人ホームの増床計画等が挙げられます。このため、保険料の上昇抑制を目的として、第7期同様、介護保険事業基金を活用することで7,500万円を投入し、基準保険料を5,799円とするものであります。介護保険サービスの充実と介護保険料の上昇は比例するものでありますので、今後も必要なサービスと保険料のバランスに注視し、安定した介護保険サービスの提供に努めてまいります。生活保護に係る扶養調査についてでありますが、生活保護は憲法25条の理念に基づき、国が生活に困窮する全ての国民に対し、その困窮の程度に応じ必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的としております。一方、生活保護法においては、扶養義務者の扶養及び他の法律による扶助は生活保護に優先されると規定をされているところであります。こうした法律の規定及び国からの通知に基づき、生活保護の申請に対しましては、扶養義務者の存否の確認や扶養能力の調査を行っておりますが、全国の自治体で共通に行われているものと認識をしております。また、扶養調査につきましては、経済的支援の可否のみだけではなく、生活保護受給後の緊急連絡先等を含めた精神的な支援の可否に関する調査も含まれるため、要保護者の生活に必要なものとして認識をしているところであります。なお、扶養調査については、一切の事情を考慮せず一律に行うものではなく、明らかに扶養が難しい場合やDV被害者など、調査を行うことで要保護者の自立を阻害すると認められる場合は行わないものであります。さらに、令和3年2月26日付で厚生労働省通知が発付され、扶養調査の不要例拡大が示されたため、今後この通知に基づき取り扱うことといたしております。次に、コロナ禍での観光客受入れの方策についてですが、ウィズコロナ期においては、国民一人一人が新型コロナウイルスを想定した新しい生活様式を日常生活に取り入れ、各自の生活に合った感染対策や感染拡大防止を念頭に日常生活を送ることが求められております。一方、観光地においても衛生対策や感染症の未然防止などに取り組み、旅行者や地域にとっても安全・安心の維持を図っていかなければならないものと考えております。各施設における観光客などの混雑回避につきましては、事業者によりましてオペレーションされているものと認識をしておりますが、安心して行動のできる観光地に向け、デジタル技術を活用など御提言を頂いたことについて各事業者に伝え、意向を踏まえた上で支援をしてまいりたいと考えております。次に、オンデマンドバス実証実験についてでありますが、昨年8月から11月にかけ午前10時から午後4時までの間、運行エリアを駒場、潮見、つくしヶ丘、鱒浦の一部とし実施をしたところであります。利用者数は4か月で959人、1日平均7.86人という結果でありました。利用者に対し電話調査を実施し、61名から回答を頂いておりますが、路線バスとの比較ではデマンドバスが便利と答えた方が85%と高い評価を頂きましたが、不満な点は運行エリアが最も多く67%、次に運行時間が44%となったところであります。また、実証実験に当たっては、市、網走バス、NTTドコモの連携により、町内会や老人クラブなどを対象とした説明会を18か所で開催、295名の御参加を頂きました、この中でも運行エリアの拡大を望む御意見を多数頂いており、実証実験終了後にも翌年度以降の運行を望む御意見を頂いているところであります。この結果を踏まえ、網走バスとも協議の下、本格運行に近い形での実証実験を行うこととしているところであります。次に、公共交通における人材確保についてでありますが、昨年度から交通事業者との様々な意見交換を行いながら、地域公共交通計画の策定を進めてまいりました。この計画では、市内交通事業者の運転手の平均年齢はバス事業者で50歳、タクシー事業者で62歳と高齢化が進んでいる点や現状で運転手採用の状況を踏まえ、人材確保を課題の一つに挙げ、公共交通の担い手を確保するため、市と交通事業者は連携を図り、運転手の自社養成の推進、女性運転手の雇用促進、職場環境の向上、インターンシップの推進、採用説明会の参加や開催などに取り組むこととしております。本計画の進行管理に当たり、引き続き交通事業者との情報共有に努め、連携を図りながら課題の解決に努めてまいります。次に、農業後継者問題についてでありますが、農業後継者のいない農家戸数につきましては、JAに確認をしたところ62戸と聞いております。市の後継者対策につきましては、当地域で新たに設立されたオホーツク管内新規就農対策連絡会議での取組と併せて、農業者になることを指向する意欲ある者に対する国の農業次世代人材投資事業の活用や、市の単独事業として新規参入者支援事業、農業担い手実践研修支援事業や、農業後継者育成研修事業など、各種対策を実施してきているところであります。その結果、平成27年度から令和2年度までに畑作で1名、果樹で3名、畜産で1法人が新規参入をしたところであります。次に、林業についてでありますが、近年カラマツなどの人工林資源が伐期を迎え、その伐採が進んでおりますが、森林の維持管理は植林から伐採まで長い期間を要することから、所有者の負担も大きいものと認識をしております。当市におきましては、森林整備計画や森林経営計画などに基づき、北海道が実施する事業を活用した伐採・植林に対する補助や人口造林、下刈り、除間伐などに対する上乗せ助成を行い、所有者負担の軽減を図りながら森林整備を行っております。今後も「伐って植える」を基本に、森林環境譲与税を有効に活用し、森林の循環利用と保全に努めてまいりたいと考えております。次に、網走川の大曲堰に関する調査につきましては、堰が整備される以前より水質・生物や流況に関するモニタリング調査が国により継続実施されており、調査結果につきましては、国が設置する網走湖水環境モニタリング検討会で報告・議論されているとともに、地元漁業者に対しても報告をされております。堰の運用により青潮の発生頻度が低下するなどの効果を発揮していると認識をしておりますが、一方で、自然環境も変化してきており、大雨などの影響で湖水の塩分濃度が低下し、シジミの産卵不振などの問題も発生をしているところであります。現在は、大曲堰の運用調整等により、塩分濃度は上昇傾向となってきておりますが、湖内に塩水を流入させることにより青潮の発生確率も上昇させるため、サケ・マスなどの有用水産生物への影響も懸念をされるところであります。このようなことから、昨年12月に国により網走湖汽水環境保全方策検討会が新たに設置され、網走湖の水環境改善に向けた議論が開始をされています。当市といたしましても、当該検討会の議論を注視しつつ、網走湖ヤマトシジミ資源対策検討会により議論を継続し、関係機関とともに必要な対策を検討してまいりたいと考えております。次に、大型風力発電計画の対応についてでありますが、事業者へは事業に関連する状況を逐次市と共有するよう求めているほか、地域や関係者の説明の場へ同席するなどして、事業の内容、進捗状況の積極的な把握に努めております。当地域では初めての事業でもあることから、平成24年に縦覧に供された環境影響評価方法書に対して意見したとおり、当初から一貫して周辺の環境の保全に最大限配慮し、地域住民に対して丁寧に説明し理解を得るよう求めており、昨年4月にも環境影響評価準備書に対する環境保全の見地から、総論的・個別的な意見を北海道知事へ提出をしたところであります。次に、大型風力発電計画への見解でありますけれども、風力発電を含む再生可能エネルギーの活用については、世界規模で発生をしている地球温暖化の原因でもある二酸化炭素等の温室効果ガスの発生につながるものであり、再生エネルギーの本格導入すべきとの主張とかなうものと認識をしております。当市といたしましては、地域特性を生かした環境に負荷の少ない再生可能エネルギーの利活用について推進をする考えであり、事業者に対しては自然や環境への配慮に最大限努められるよう、引き続き、眺望、景観の状況調査なども含め適切な環境保全措置を講じるよう求めてまいります。次に、野生動物と自然環境への影響についてでありますが、市といたしましては令和2年4月1日付で、事業を実施するに当たっては貴重な生態系に与える影響の低減に最大限努めることをはじめとする、環境影響評価準備書に係る意見書を北海道知事宛てに提出をしております。また、令和2年6月17日付で、北海道知事から経済産業大臣に対象事業実施区域の動植物の保全に向けて、必要な措置を講ずることなどを内容とした意見書が提出されております。事業開始後は周辺のパトロールを行い、野生動物や自然環境への影響に関し、新たな事実が判明した場合には必要に応じて適切な環境保全措置を講ずるよう、事業者に要請をしてまいりたいと考えております。次に、超低周波騒音の健康被害についてでありますが、市からは北海道に提出した意見書におきまして、事業者が地域住民の方に対し、低周波騒音に関する説明に最大限努めるよう要請をしております。また、北海道知事から経済産業大臣に提出した意見書において、騒音及び低周波音についても必要に応じ適切な環境保全措置を講ずるよう求めております。市といたしましては、地域住民の安全・安心な生活を守るために、必要な事項が判明した場合におきましては、その改善について事業者に要請をしてまいりたいと考えております。次に、気候変動対策についてでありますが、気候変動緊急事態宣言は極端な気候変動の現状に危機感を示し、世界的に広がってきた動きであり、国におきましても昨年11月に衆参両議員において決議され、地方においても宣言する自治体が増えております。当市におきましては、これまで地球温暖化防止を啓発するために、「家庭や事業所でできる10の取組」のリーフレットを配布をしたり、また、国が実施するクールチョイスに賛同して施策、啓発を進めてきたところであります。宣言の御提言でございますが、今後は先進自治体の取組の状況について情報収集を行うなど、研究を重ねてまいりたいと考えております。次に、核兵器禁止条約についてでありますが、網走市は平成3年9月17日に核兵器の廃絶と戦争の根絶を世界に訴え、美しい郷土と豊かな文化を守り、平和な未来を子供たちに引き継ぐため、恒久平和を願い、明るく幸せな市民生活を守るため、平和都市宣言を行いました。この理念は市民共通の思いであり、平和都市宣言を基に網走の青少年を広島や沖縄に派遣し、平和学習を行う取組を行っており、本年度からは糸満市への平和学習の派遣生徒枠4名から6名に拡大し、平和への理解と取組を広く市民に周知をしております。核兵器禁止条約につきましては、当市が加盟する平和首長会議において、令和2年11月20日付で内閣総理大臣宛てに、核兵器廃絶に向けた取組の推進についてと題した要請書を提出をしており、本要請書におきましては、政府に一刻も早く核兵器禁止条約の締結国になること、核兵器禁止条約の締結国会議にオブザーバーとして参加し、核保有国と非核保有国の橋渡しを担い、核軍縮のリーダーシップを発揮することを要請をしているところであります。次に、ジェンダー平等についてでありますが、ジェンダー平等の実現はSDGsの17の目標の一つであり、全ての女性及び女児に対するあらゆる形態の差別を撤廃するとされているところであります。当市におきましても、第1期総合戦略から引き続き、女性の就労促進や子育て環境に対する企業、労働者の意識向上など、男女共同参画に取り組んでいるところであります。また、令和3年度には、現行の網走市男女共同参画プランの計画期間が満了となるため、令和4年度から10年間を期間とする新たなプランを策定することとしております。男女共同参画社会は、男女が共にあらゆる分野で参画し、共に責任を分かち合い、自分自身の理想を実現する道筋を発見し、全ての人々が自分自身の可能性に挑戦できる社会であります。今後も市民に対し、ジェンダー平等への理解を深める取組や手法などについて今後とも取り組むとともに、全ての人々に人権が尊重される社会の実現に取り組んでまいりたいと思います。

答弁 教育長 三島正昭(教育長は2021年3月まで)

-登壇- 教育委員会の関係についてお答えをいたします。学校給食における新型コロナウイルス感染症への対応・対策についてでありますが、学校給食における調理の衛生基準は、これまでの食中毒予防と同様にウイルスや菌が給食に混入しないよう手順を定めており、当市の学校給食調理場においてはこの基準に沿って給食調理を行っているところでございます。新型コロナウイルスにつきましても、他のウイルスや菌と同様に衛生管理基準により混入防止に努めなければなりません。また、昨年、年度当初に調理員を集め、衛生管理の徹底及び新型コロナウイルス感染症の予防対策についての研修を実施をしておりますが、民間への業務委託の場合であっても同様の対応・対策が条件になると考えております。また、調理員に新型コロナウイルスの感染が見られた場合には、調理場の継続、休止などの判断について、保健所の指導により対応してまいります。次に、学校給食における現行体制の維持についてでありますが、これまで給食調理場の運営に関し、労働需給の逼迫により調理員の確保が難しくなってきていること、また、退職により経験のある職員が減少してきている状況もあり、子供たちに安全で安心な給食を継続して安定した給食を提供していくため、小規模調理場を大規模調理場への集約と併せ、給食業務のうち調理、配送、配膳、食器等の洗浄などの業務を民間活用による業務委託する考え方であり、その考え方に変わりはございません。次に、少人数学級の取組についてでありますが、少人数学級につきましては、国においては2025年度までに段階的に公立小学校の学級人数の上限を35人に引下げる義務教育標準法案が閣議決定され、現在国会において審議をされておりますが、北海道におきましては独自施策として、令和3年度には1年生から4年生までの学年において、35人学級の取組が進められるところでございます。上限の引下げによりまして、学級が増える場合の教室の確保につきましては、児童生徒数の減少に伴う余剰教室を活用することで対応が可能であると考えております。また、教職員につきましては、北海道教育委員会において加配定数からの振り替えなどにより対応しているところであり、市といたしましても学習支援員等の配置を継続してまいりたいと考えております。次に、教職員の変形労働時間制についてでありますが、1年単位の変形労働時間制につきましては、教職員の働き方改革を推進する一つの選択肢となるものであり、制度の導入、活用につきましては、それぞれの学校の実情や教職員の状況に応じて検討を行っていく必要があると考えております。この制度につきましては、時間外在校等時間が前年度の上限時間の範囲内であったかなどの状況や、在校等時間の長時間化を防ぐための実施状況等を確認をし、適用対象期間において上限時間の範囲内と見込まれる場合に判断をするということとなっていることから、各学校の現状把握が必要であると考えております。制度の導入につきましては、各学校の勤務実態の把握などを行いながら検討していかなければならないと考えております。

出典:網走市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月10日 議事録 PDF(104ページ) 間違いを知らせる