みんなの議会

網走市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月8日

「おいしいまち網走」について

2020年9月8日、網走市議会の一般質問で、村椿敏章議員が質問し、農林水産部長 川合正人、学校教育部長 林幸一が答弁しました。

質問者
村椿敏章 議員
答弁者
農林水産部長 川合正人、学校教育部長 林幸一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 村椿敏章

それでは3項目め、「おいしいまち網走」について質問いたします。「おいしいまち網走」は観光のキャッチフレーズですけれども、それは食べ物だけを指すものではありませんが、市民の中では「おいしいまち網走」という、この言葉をもっと生かしてほしいという声もあります。そこで、網走の農産物などについて質問したいと思います。まず、網走市の地産地消の取組ですが、地産地消とは地元で生産された農作物を地元で消費する取組です。コロナ禍で地元のものを食べて応援しようという取組もこの間に行われておりましたが、この取組には多くの効果を期待することができます。一つは生産者がわかることで安心して消費できる、新鮮な食材が入手できる、次に消費者と生産者の交流する機会が創出できます。さらには食育の活動の推進。そして、地元農作物への需要増加による生産規模の拡大。さらには流通コストの削減による地球温暖化などの環境問題への貢献などが考えられます。そこでお聞きしますが、網走市としては地産地消の取組について、どのようなことを進めているのか伺います。

答弁 農林水産部長 川合正人(農林水産部長は2023年12月まで)

網走市の地産地消の取組についてでございますが、現在の第3次網走市食育推進計画におきましても地産地消の促進をすることとして、網走の豊かな自然や気候風土の中で生産、収穫された食材等を大切にし、消費者と農漁業者の信頼関係を築くことで食と農漁業の一体感を醸成し、地場産農林水産物の消費及び利用を促進し、市民が健康で充実した食生活を営むことを目標として進められてございます。それで、農業、漁業の現在の地産地消の現状でございますが、網走市の農業は御承知のとおり畑作が主体となっておりまして、生産された作物は主に加工原料用となっている中、野菜類につきましてはJAの直売所や朝市などで販売をしております。また、漁業につきましては、前浜で水揚げされたものを網走の市場を通し、市内水産加工業者で一次加工され、大消費地へ流通するとともに市内スーパー等でも販売をされているところであります。こうした中、当市では地産地消の取組としまして、6月の食育月間に合わせたイベントや10月の健康まつりにおいて網走産の食材を使った試食などを実施しており、また今年は新型コロナウイルスの影響で残念ながら中止となりましたが、3月には網走麦フェスタとシーフードフェアにおきまして、農林課、水産漁港課の共催となってからは、地元産食材の提供と販売も行ってきているところでございます。また、例年7月のみずうみ感謝祭や9月の七福神まつりでの地元水産物の販売や、学校給食におきましても地元食材を使いまして、地産地消のPRを行ってきているところでございます。

質問 村椿敏章

コロナウイルスでいろいろな行事が中止されているということで、早くできるようになればいいなと思います。次の質問です。網走の小豆の生産状況について、まず伺いたいと思います。

答弁 農林水産部長 川合正人(農林水産部長は2023年12月まで)

網走の小豆、小豆の生産状況についてでございますが、平成29年度は作付面積が253ヘクタール、生産量で634トン、平成30年度で作付面積が295ヘクタール、生産量で556トン、令和元年度で作付面積が313ヘクタール、生産量で938トンとなっておりまして、近年増加の傾向にございます。

質問 村椿敏章

増加傾向にあるということですね。4年前の新聞報道では、網走産の小豆を使ったお汁粉、もなか、ようかん、氷菓網走あずき氷りなど、製品化されているものが紹介されておりました。また、井村屋の「あずきバー」にも網走産の小豆が使われているとのことです。ある町では、小豆のあんが入った袋に「○○町の小豆を使用しています」というシールを貼って、販売しているとお聞きしました。ぜひ網走も製品にシールを貼って、網走産の農産物が多くの商品で使われているということを宣伝したらよいかと思いますが、検討してはいかがでしょうか。

答弁 農林水産部長 川合正人(農林水産部長は2023年12月まで)

網走産農産物のPRについてでありますが、小豆についてのお話がございましたので小豆を例にお話をしますと、網走で生産をされました小豆の大半は、ホクレンに集約し共同販売により様々なメーカーに渡り商品化をされております。このオホーツク管内では、豆類の調整保管施設オホーツクビーンズファクトリーを整備しまして、各産地からの原料が集約されメーカーに販売されていることから、全てが網走産小豆を使用した製品とはなっていないのが現状でございます。宣伝につきましては、各メーカーが基本的にそれぞれの販売計画、販売戦略によりまして、パッケージやコマーシャル方法も含め商品開発をされるものと認識をしております。商品原料の一部だけでは、その産地をうたうことは難しいというふうに考えてございます。

質問 村椿敏章

網走産だけということはなかなか難しいということはわかるのですけれども、前とかなり豆の集め方が変わってきたと思うのですよね。網走産とは言えないけれども、オホーツク地域で集めた、ビーンズファクトリーというところに集まるわけですから、今十勝では広い地域を十勝というふうにしていろいろな製品を開発されてます。十勝と言えるのであれば、今回の豆についてはオホーツク産というようなことも考えてもいいのかと思いますがどうでしょうか。

答弁 農林水産部長 川合正人(農林水産部長は2023年12月まで)

オホーツク産ということでございますが、先ほども申し上げましたとおり、このオホーツク管内では豆の施設として、オホーツクビーンズファクトリーというのが整備されております。こちらのほうはオホーツクの農協連合会、組合長会で整備をしてございますので、そういったオホーツク産ということについては今後も力を入れていこうという考えでございますので、その辺につきましては農協連のほうとも協議をしていきたいというふうに思ってございます。

質問 村椿敏章

よろしくお願いします。そして、今網走産のもち麦、今日の北海道新聞でも網走のもち麦が生産拡大するという記事が出ておりまして、その中では豊富な食物繊維が腸内環境の改善を促してダイエット効果もあると。そして、2016年度にブームになったということです。そういった面で、網走のもち麦が今増えているという部分も含めて、網走産のもち麦を使用していますという、そういう製品の開発を進めることを検討してはいかがでしょうか。

答弁 農林水産部長 川合正人(農林水産部長は2023年12月まで)

網走産もち麦についてでございますが、現在当地域で産地化を進めておりますもち麦は、市内の圃場で生産をされまして、今回新設される麦乾施設も含めて、東網走の麦乾施設において乾燥調製された後に、現在は少量数の生産であるために1メーカーとの販売契約をしておりますが、今後生産量が多くなると民間流通へ移行していくということになると思います。もち麦につきましては、ただいま議員が御案内のとおり、機能性に優れて健康志向の意識の高い方々を中心にニーズが増加している農産物でもありまして、様々な用途での加工も期待できる有望な作物であるというふうにも考えております。もち麦を使用した加工品につきましては、今後実需者、JAとも情報交換を進めながら、その方向性について検討していきたいというふうに考えております。

質問 村椿敏章

もち麦に期待している方も多いと思いますので、ぜひ検討をお願いしたいと思います。次に、網走の水産物のことですが、その加工製品について伺います。網走産の魚介類を利用した加工品は様々あると思いますが、どのようなものがあるのか伺います。

答弁 農林水産部長 川合正人(農林水産部長は2023年12月まで)

水産物の加工製品についてでありますが、当市における令和元年度の水産加工品の生産量は2万2,970トン、生産額は約128億7,000万円となってございます。網走産の魚介類を利用した加工製品といたしましては、冷凍製品、練り製品、塩蔵製品、飼肥料、魚油製品、乾製品、魚卵製品などがございます。主要なものはサケ・マスの冷凍フィレやドレス、ホタテの冷凍貝柱に代表されます冷凍製品で、全体の62.7%を占めているところでございます。

質問 村椿敏章

わかりました。冷凍製品がかなり大半、60%超えるということですね。先ほどのちょっとシールに戻るのですけれども、ぜひ水産加工品、それから農産物にかかわらず、網走の食材が一部でも入っているよというところでは、網走産のものが入っているのだからということで、例えば私が考えたのは、「おいしいまち網走」というロゴが入ったシールなどを開発してもいいのかなと思ったのですけれども、ぜひそういうことも検討していただけたらと思っております。次の質問に移ります。網走の道の駅の件なのですけれども、流氷街道網走では、道内の様々なお土産は売っておりますが、網走産の商品が少ない感じがいたします。もっと増やすことを検討してほしいのですけれども、見解を伺います。

答弁 農林水産部長 川合正人(農林水産部長は2023年12月まで)

網走市の水産加工品のお土産ということでお話がありましたので、先ほども答弁しましたが、網走の水産加工製品の多くは冷凍製品でございまして、その大半が一次加工の後に店頭での販売や原材料としての移出するものが多いという特徴がございます。網走市は北海道でも有数の水揚げを誇っておりまして、サケやホタテ、カニなどの水産物としてのくくりでは大きな発信力があるというふうにも認識をしております。冷凍品でのお土産はあるものの、常温で手軽なお土産として出回っているものが多くはないのではないかという指摘もございます。サケにつきましては、全国でも3本の指に入る主産地でもあり、シジミやワカサギについては道内のトップシェアを誇っております。このような利点を生かしまして、市内業者の中には網走産のサケやシジミにこだわったお土産商材の開発を進めている事業者もございまして、当市の補助制度、これは地場特産品付加価値向上事業などを活用しまして商品開発をしている事例もございます。市といたしましても、引き続き網走産の素材を用いた特産的なお土産商材の開発等について、サポートをしていきたいというふうに考えております。

質問 村椿敏章

たくさんの商品、開発がされているということですね。そこを生かして道の駅にぜひ増やしてほしいなと思います。補助制度というのもあるということなのですが、そういうことを活用するのはもちろん、ほかの網走産の商品もぜひ増やすよう、運営する事業者と協議して検討してほしいと思います。次の質問に移ります。学校教育の取組について。網走の食育計画では、学習指導要領では、学校における食育の推進という概念を明確に位置づけております。体力、運動能力が急速に高まる小中学生の時期は、学校と家庭の連携により望ましい食習慣を身につけることが大切です。朝御飯抜きは、子供の生活リズムが夜型になってきていることが原因と言われていることから、「早寝早起き朝ごはん」という運動をしているといいます。学校においては、給食、学習教材、体験施設、栄養教諭、養護教諭などによる総合的な食育指導が効果的です。学校給食は子供の健康の保持、増進のほか、食に関する指導を効果的に進める上で生きた教材として、教育的意義が大きいとしています。網走市の小中学生給食は、網走産小麦を使用したパンなど、地場産、道内産の食材を優先的に取り入れた給食を実施していますとあります。そこで、具体的にどのような取組をしているか伺いたいと思います。まず、今回コロナ感染で給食の調理、それから給食時間の状況、どのように変化しているのか伺います。

答弁 学校教育部長 林幸一(学校教育部長は2021年3月まで)

新型コロナウイルス感染症の拡大により、4月の初めに調理員、栄養教諭などを対象に、給食調理に関する衛生管理の徹底及び調理に携わる職員の感染予防などに関し研修を行っております。現在も学校給食衛生管理基準による衛生管理の徹底を図り、給食の提供を行っています。状況の変化につきましては、食事の前後の手洗いの徹底や会食に当たっては、飛沫を飛ばさないように机を向かい合わせにしない、大声での会話を控えるなどの対応を取っており、当初は多少の混乱があった学校もあったと聞いておりますけれども、現在は各校が定められている給食時間内に収まっており、通常どおりの給食を実施していると聞いております。

質問 村椿敏章

小学生にもちょっとお聞きしたのですけれども、向かい合わせがなくなって正面を向いて食べるということでした。実際に今までは、しゃべりながら給食を食べられて楽しかったと思うのですけれども、今度は前を向いてほとんど話さないで給食を食べると、そういう状況だということをお聞きしました。それについて「退屈はしないのですか」というふうに聞くと、学校に関する動画を見たりとか、そういうことをしているというふうに聞きました。きっと食育のことなどを流しているのではないのかなと思ったのですが、その点についてわかりましたら伺います。

答弁 学校教育部長 林幸一(学校教育部長は2021年3月まで)

全ての学校の取組について把握しているわけではございませんけれども、栄養教諭とも通じながら担任教諭と連携を図りながら、そういった取組をしている学校があるかとも思います。

質問 村椿敏章

わかりました。実は食育の部分も給食時間の中に入れていってもらえたらなと思います。今までも入れてはいると思いますが。それで、今コロナで牛肉の価格が下がっております。そういうことから、農水省では給食に地元産の牛肉を使う場合、給食費の材料費が上がることから、そこを国が補助するとしております。その制度を使うべきではないかということを、以前に学校教育部のほうにもちょっと話したことはあったのですが、先日の道新によると、道は8月18日に新型コロナウイルスの感染拡大で需要が急減した道産牛肉を学校給食に無償提供している事業、そこで道内で給食を出す全ての学校への提供が決まったと発表しています。来年2月までに小中学校を中心に1,743校の41万4,000人に計53トン提供すると。事業は、学校や給食センターが提供を希望すると、道が牛肉の購入費を1人1回100グラムを上限に3回まで全額補助するとしています。この取組について市はどのようになっているのか、そしてこの牛肉ですけれども、網走産の牛肉かどうか伺います。

答弁 学校教育部長 林幸一(学校教育部長は2021年3月まで)

道産牛肉学校給食提供推進事業の活用につきましては、当市におきましてもこの制度を活用し、子供たちに地元の食材であるオホーツクあばしり和牛を用いた給食を年度内に上限の3回実施できるよう、必要な手続を進めています。また、この給食で提供する牛肉は網走産の牛肉でございます。

質問 村椿敏章

積極的に活用するということで、よろしくお願いします。最後ですが、各小学校で今自校給食を行っておりますが、そういう自校給食、そして直営で給食を作っているからこそできることがたくさんあると思いますが、今後の給食の在り方について市の見解を伺います。

答弁 学校教育部長 林幸一(学校教育部長は2021年3月まで)

学校給食は適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ることを第一に、食事についての正しい理解、望ましい食習慣を養う、食料の生産、流通及び消費など、学校給食法に7つの目標が掲げられております。市では関係機関の協力をいただき、行者菜、クジラ、あばしり和牛、サケのザンギ丼、野菜の日給食など、地元食材を活用した給食を実施しています。地場産品や道内産の食材を優先的に取り入れ、また生産者や加工・販売業者など、関係者との連携により地元産食材に関する講話などを実施するとともに、子供たちが地域の自然、食文化、産業などへの理解を深めることができる取組を実施しております。また、総合的学習の時間や給食の時間において、担任教諭や栄養教諭などによる食習慣や栄養、衛生などに関する指導授業も行っております。今後も地場産品の活用、食育の取組などは継続して進めていくこととしており、引き続き安全で安心な給食の提供に努めてまいります。

質問 村椿敏章

網走の学校給食は、職員の方、学校の関係者の方、本当に頑張っていると思います。この学校給食事業、ぜひ発展させていただきたいと思います。私の質問は以上で終わります。

出典:網走市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月8日 議事録 PDF(44ページ) 間違いを知らせる