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網走市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月24日

中小・小規模業者への対策について

2020年6月24日、網走市議会の一般質問で、松浦敏司議員が「中小・小規模業者への対策について」質問し、観光商工部長 田口徹が答弁しました。

質問者
松浦敏司 議員
答弁者
観光商工部長 田口徹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 松浦敏司

次に3項目め、中小・小規模業者への対策についてであります。新型コロナウイルスの感染による国・道による国民への自粛要請に伴い、飲食店をはじめ、多くの業界で自粛要請に応えてきました。その結果、飲食店をはじめ、多くの事業主は家賃、水光熱費など固定費が払えないなどの悲鳴の声が上がっております。市として独自の支援策が取られてきたところです。4月20日には第1回臨時会、消費を喚起するプレミアムつき商品券や新型コロナウイルス感染症対策、学校給食費返還事業などが行われ、5月1日の第2回の臨時会、北海道の休業要請に協力する事業者を支援するため、社交飲食業支援などが行われました。5月22日には第3回臨時会で飲食店への追加支援、学校休業による影響を受けた子育て世帯への生活支援など、6月8日には第4回臨時会、東農大臨時バスなど、緊急宿泊施設利用促進事業、スクールバス密集対策事業などが、対策が講じられ成立したところであります。この間4回の臨時会が開かれ、各分野での対策が行われてきました。市職員の努力もあって、定額給付率は97%まで終了したと、その時点では聞いております。他の事業も順調に進んでいるというふうに承知しているところです。そこで、中小・小規模業者への新型コロナの影響と対策について伺ってまいります。緊急事態が解除になった現在も、まだまだ経済全体の回復には程遠い状況にあると感じています。例えば建設関係では、新型コロナの関係で資材が入らないため建築作業が中断しているとか、家電店でも新型コロナの影響によってプリンターなど幾つかの商品が入ってこない。いつ入ってくるかわからないというような状況も聞いております。その他の業界でも様々な影響が出ていると思われます。市として、各業界から新型コロナの影響について、どのようになっているのか、現状を把握する必要があるかと思いますが、見解を伺います。

答弁 観光商工部長 田口徹(観光商工部長は2020年12月まで)

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う中小・小規模事業者における影響の現状把握についてでありますけれども、基本的には商工会議所が実施しております新型コロナウイルス調査を参考にしているところでございます。この調査は本年2月末に1回目が実施され、4月初旬には2回目、そして現在集計中ですけれども、5月の調査を行ってきているところでございます。調査対象は商工会議所会員約880社を対象に実施され、回答数は170社程度となっております。これは市内の事業者数、平成28年度経済センサスによりますと1,861社、これに対しまして約1割となっておりまして、調査としては十分なサンプル数になっているのかなというふうに考えております。また、商工会議所、金融機関、ハローワーク網走との情報共有に努めているほか、市では新型コロナウイルスに関する市の支援制度に加え、国や道の支援制度も含め、様々な問合せに対応しながら、さらには金融機関の融資に関わるセーフティーネット保障などの認定業務において、現状把握に努めているところでございます。現在、営業継続支援金の臨時窓口をエコーセンターで開設していることもあり、こうした取組を通じて様々な業種の皆様の現状把握にさらに努めてまいりたいと考えております。

質問 松浦敏司

ただ、いわゆる商工会議所をはじめ、幾つかの団体やハローワークなどを通じて現状把握をしているということだというふうに思うのですが、実際に例えば事業者を訪問して、そして状況を聞くというような調査というのは行っていないのでしょうか。

答弁 観光商工部長 田口徹(観光商工部長は2020年12月まで)

今ちょっと答弁させていただきましたけれども、各種支援制度によりまして、かなり問合せがありますので、そういうところで個別の状況は把握しておりますし、また、金融機関の融資のセーフティーネットの関係ですけれども、これにつきましては、120社程度の申請が出ておりまして、それを基に各社の経営状況などが把握できるような状況もありますので、それで調査をさせていただいている状況となっております。

質問 松浦敏司

それはそれとしてわかりました。では、次に移ります。持続化給付金というのが今盛んにやられて、なかなか順調に進んでいないというような報道もなされておりますが、この持続化給付金の対象となる業種というのは基本的にはほとんどの業種になると思うのですが、どの範囲をいうのか伺います。

答弁 観光商工部長 田口徹(観光商工部長は2020年12月まで)

国の持続化給付金についてでありますけれども、新型コロナウイルス感染症の影響により、一月の売上げが前年同月比50%以上減少している事業者が対象となっております。法人では中小企業を基本に、医療法人、農業法人、NPO法人などが対象となっております。また、個人ではフリーランスを含め、幅広い対象となっております。また、業種では政治団体、宗教団体のほか、中小企業庁長官が適当でないと判断するものなどを除き、様々な分野が対象となっているところでございます。

質問 松浦敏司

つまり、相当範囲が広いのです。だから、例えば農業者も漁業者も当然その対象となるのですが、実は私も勉強不足で農業者、漁業者がその対象になるというふうにわかったのは5月の下旬頃でした。それで、農家の人に電話してみました。そうしたらやっぱり知らなかったです。まさか農業にも対象となるというのは知らなかったというふうなこともありまして、これはちょっと大変だなというふうに思いました。一般的にやはり多くの人はそういうふうに思っているのだなというふうに、その後も幾つか聞いてみましたけれども、意外と知られていなかった。その後はわかりませんよ、5月の下旬の段階で私が認識したのは、聞いたところ知らなかったというところが多い。となると、そういった人たちに対して周知はどういうふうにするのか。例えば、定額給付金であれば市が全部郵送しましたけれども、この持続化給付金の場合、そんなことはないわけで、本人が自覚して初めてネットを通じて、あるいは商工会議所に行ったり、そういった形で申請するのだけれども、こういう自覚のない人たちにどうやって知らせるか。これは市としてはどんなふうな対応をするのか伺います。

答弁 観光商工部長 田口徹(観光商工部長は2020年12月まで)

持続化給付金事業につきましては、国が直接行っている事業でございまして、新聞広告ですとか、それからテレビのコマーシャルとか、あらゆる手段を使ってPRしているところでございます。また、国のほうでは、網走でいえば商工会議所にサポート会場を活用させていただいておりまして、幅広くPRはしているというふうに認識しております。

質問 松浦敏司

そうすると、農業者や、あるいは漁業者についても多分わかっているだろうというふうに原課としては考えているのだろうというふうに思うのですが、これは確かに国がやっている制度です。でも、対象となるのは網走市民です。いや、網走でいえば。多くの業者が、業種の人たちがその対象となっているとなったときに、比較的中小の商売やっている人たちは自覚があって、どうする、こうするというふうになって、商工会議所に行ったり、あるいはインターネットをできる人は自分でやったりはしているのですが、自覚のない人たちは、これは誰かが知らせない限りわからない。今の状況だと、それは市としてはよくわからないということなのだろうというふうに思うのですが、そんなふうに捉えていいのでしょうか。

答弁 観光商工部長 田口徹(観光商工部長は2020年12月まで)

持続化給付金の周知についてですけれども、当然経産省からは情報が流れているのですけれども、農業サイドのほうにも農業関係の団体の上部組織のほうから情報が流れてきているということですので、国の上のほうで多分情報は流しているのだというふうに認識しております。

質問 松浦敏司

結局そういう認識だということでありまして、やはり私が思うには、やっぱりこの持続化給付というのは、網走市民の多くの人たちが関係するわけですから、やはりどこかで行政がそこをきちんと把握するということが大事だろうと。ただ、これはネットでやりますから、全部が全部把握できるなどと思いません。ただ、どういう業種が対象となって、どういう形で進められているのかということについて、把握をしないといけないだろうというふうに思います。これ、農業者や漁業者の場合、大体収入は冬場に多くは、農家の場合は秋から冬にかけて収入が入ってくると。1年間の収入を12で割って、そして冬場は収入がありませんから、これは対象となるというふうになるのです。そういうような意味で、収入の多い人は確定申告のときに税として返すというふうになるわけであります。それで、次に移りたいと思いますが、時間がなくなりましたので、ホテル・宿泊施設への今後の対応について伺います。市のホテル・宿泊施設への支援については、関係者からも感謝の声を聞いております。しかし、これらの施設は休業していても営業していても光熱費が多額にかかる、固定費が非常に高いというのが特徴であります。市として、ホテル・宿泊業者の新型コロナの影響について、実態把握が必要ではないかというふうに思いますが、見解を伺います。

答弁 観光商工部長 田口徹(観光商工部長は2020年12月まで)

宿泊業界の新型コロナウイルスの影響についての実態把握についてですけれども、市では毎月市内の主要なホテルや観光施設の入り込み状況等を確認し、実態把握に努めているところでございます。また、今次新型コロナウイルスの影響に対する宿泊施設等への支援金事業や緊急宿泊施設利用促進事業を検討する際におきましても、各ホテルの宿泊状況、運営状況などについて、把握に努めるとともに、観光協会と意見交換を行い、実態に即した支援を行ってきているところでございます。今後、市の施策と併せ7月から北海道によるどうみん割、さらには8月より国によるGoToキャンペーンが実施されることにより、観光需要が喚起され、宿泊施設及び観光による地域経済の活性化がさらに図られることを期待しているところですけれども、今後も引き続き、観光協会や各宿泊施設など、関係機関と連携を密にして宿泊施設等の実態把握を行い、必要な対策を講じてまいりたいと考えております。

質問 松浦敏司

そこで伺いますけれども、今私もこの間、ホテルなども訪問してお話を聞きましたけれども、ホテルや宿泊施設ではどんな不安を持っているというふうな声を聞いていますか。

答弁 観光商工部長 田口徹(観光商工部長は2020年12月まで)

ホテルにおきましては、観光客が外出自粛などによりほとんど来ていないという状況から、いつ観光客が戻ってくるのか、それから固定費の支払いをどうしたらいいのかなどの問題を抱えているというふうに伺っております。

質問 松浦敏司

そういうことです。私もやはり一番苦慮しているのは、とにかくお客さんが泊まらないということです。しかし、経費はかかるだけということで、相当な毎月の赤字、100万円や200万円の赤字ではないのですよ。だから、それほどの赤字を抱えている。大きければ大きいほど経費がかかりますから。大変な赤字を毎月抱えていて、あとこのまま続いたら、あと何か月かにはわからないというような切実な訴えもありました。その当時私が訪問したときには、ホクレン・ディスタンス、これがどうなるかという、網走で開催されるのか、それとも中止になるのかという状況の直前でしたから。そのときに言っていたのは、もしホクレン・ディスタンスが中止になったら、致命的な打撃を受けるというふうに言っていました。多分それが、その後開催というふうになったから、相当ほっとしているとは思います。そして、市で行った今回の宿泊とか利用の関係で順調に進んでいるということで、多分ほっとはしているとは思うのですが、ただ今後どうなるか。引き続き、スポーツ合宿などが来るかとなると、その見通しもない。今後の問題では、昨日も議論が出ていましたけれども、高校総体のボートとかありますけれども、それは今年ではありませんから。そうなると、宿泊施設が減少するということは、網走の観光にとっても致命的打撃を受けると。そういった点でも、こういうホテルなど宿泊業者に対してやはりできるだけ詳しい話を聞いて、そして具体的な対応、市で対応できるものや国でなければ対応できない問題も多分あると思うのです。その実態をできるだけつかむ必要があるのだと。そういう意味では、大変原課が忙しいとは思うのですけれども、そういう中でもできるだけ業者の直接生の声を聞く必要があると思うのですが、その辺での見解を伺います。

答弁 観光商工部長 田口徹(観光商工部長は2020年12月まで)

今議員のおっしゃったことは当然もっとものお話だというふうに思っております。それで、市としましても今回施策、固定資産税の4分の1相当の支援をするという事業も行っているのですけれども、この申請書につきましては、全てではないですけれども、大半のホテルにも回りまして、申請書類をお渡しして、事情を聞きながら提出してもらうような取組をしてきておりますので、今後も皆様のお声を聞きながら、政策を考えていきたいというふうに考えております。

質問 松浦敏司

私も聞いたのは、やはり労働者の皆さんをやはり雇えなくてといいますか、今までお部屋の掃除とかいろいろやっていた人に来てもらえない。いわゆる雇用調整金を使うということで、いわゆる自宅待機といいますか、そういう形を取っているというふうなことでありました。ただ、この雇用調整、雇調金というのは、力のあるところはいいのです。つまり賃金を払った証明がないと申請そのものができないということです。これは大きなホテルの経営者も言ってましたけれども、うちは何とかできたと。しかし力の弱いところはそれができない。つまり、給料を払う金がない。そうなると、申請そのものができないのです。結局、そうなると労働者の首を切る、あるいは最悪廃業、こういうふうに追い込まれるのだと。だからそこを何とか救済できないものだろうかというようなふうに、経営者の方が私に言っておりました。そういう実態があるのだと。ここをどうするかという問題もぜひ市としてもつかんでほしいというふうに思うのですが、いかがですか。

答弁 観光商工部長 田口徹(観光商工部長は2020年12月まで)

雇用調整助成金の関係ですけれども、ハローワーク網走に聞いたところ、出てきている件数は網走管内ですけれども、多い数字ではない100件程度の相談、それからさらにそれを受理して、さらに北海道労働局に上げるわけですけれども、それも50件程度というふうに聞いておりますので、決して多い数字ではないと思います。今議員のおっしゃったことを私どもも感じておりますので、機会がありましたら、国のほうに要請してまいりたいというふうに考えております。

質問 松浦敏司

ぜひ、倒産するようなホテルや宿泊施設が出ないように、引き続き努力してほしい、そのことを述べて終わります。

出典:網走市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月24日 議事録 PDF(68ページ) 間違いを知らせる