みんなの議会

網走市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月23日

市内のブロードバンド環境の整備促進について

2020年6月23日、網走市議会の一般質問で、小田部照議員が「市内のブロードバンド環境の整備促進について」質問し、企画総務部長 岩永雅浩、学校教育部長 林幸一が答弁しました。

質問者
小田部照 議員
答弁者
企画総務部長 岩永雅浩、学校教育部長 林幸一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 小田部照

-登壇- それでは、通告に従い、2項目について質問いたします。まず1点目は、市内のブロードバンド環境の整備促進について伺います。このテーマについては、当議会においても一般質問や委員会での質疑などを含めて数多くの議員から様々な場面で発言をしています。そういったことからも、市民の皆さんの中には強い関心が寄せられているものだと考えております。これまでの議論を振り返ってみますと、市内全域に光回線を整備できるのが望ましいが、多額の投資が必要であり、なかなか一気には踏み込めないというニュアンスの答弁が繰り返されてきたものだと受け止めております。しかし、このたびの新型コロナウイルスの感染拡大とその予防の強化に関する一連の流れの中で、リモートワークやウエブを活用した会議、さらにはGIGAスクール構想に代表されるオンライン教育などの必要性が一気に高まりました。まず、当市においてブロードバンドの環境整備はどの程度進んできているのか、最新の経過について御説明を頂きたいと思います。また、整備が進んでいないエリアは農村部であると認識しておりますが、スマート農業の推進やリモートワークの実現なども含め、実は必要な地域が未整備のまま残ってしまっているのではないでしょうか。私たちも地元選出の代議士を通じて、折に触れて市内全域のブロードバンド環境整備に向けた要望を国に伝えてきたところであります。このたびの新型コロナ対策関連の2次補正予算において、光回線を含めたブロードバンド未整備地区への整備支援が盛り込まれたと聞いております。しかも特段の制限を設けず、希望する地域全てが対象ということですから、積極的にこの2次補正予算内の当該事業に手を挙げて、100%整備を実現すべきであると私は考えますが、市の認識をお聞かせいただきたいと思います。

答弁 企画総務部長 岩永雅浩(企画総務部長は2021年3月まで)

現在NTTが提供している光回線が整備されているエリアは、1万7,419世帯、カバー率96.9%となっており、一方、郊外においては約800世帯が光回線サービスを利用することができない状況でございます。光回線などのブロードバンド環境は、スマート農業の推進や今後急速な拡大が見込まれるオンライン授業やテレワークなどへの対応など、必要不可欠な社会基盤であり、適切に整備更新されていく必要がございますが、整備されているエリアは30キロ平方メートルと市内全域の6.4%にとどまっております。当市では、これまでにも市内全域への光回線の整備や無線方式でのブロードバンド環境の整備を検討してまいりましたが、光回線整備に約20億円の費用がかかると見込まれ、無線方式では通信速度が遅く、悪天候時に回線が切断されるおそれがあることから、この導入も断念をしてきたところでございます。御提案にもありましたが、国の第2次補正予算において、令和3年度末までに市町村が希望する全地域で光回線の整備を進めることができるよう、光ファイバー整備補助事業による補助金のほかに、地方創生臨時交付金を活用することが可能になったことから、当市でもこの補助事業を活用できないか検討しているところでございます。整備を進めるに当たっては、整備方式や整備費用の負担などの検討が必要となりますが、関係機関の協力を得ながら、市としても整備率100%を実現するため、事業の実施を積極的に進めてまいります。

質問 小田部照

100%実現に向けて、積極的に進めていくというすばらしい答弁を頂きました。コロナの対応で各種支援施策の遂行もあり、大変お忙しい中とは存じますが、スピード感を持ってこの作業に当たっていっていただきたいと思います。併せて伺いますが、2次補正予算内の当該事業に手を挙げた場合、市単独の支出、また受益者負担はどの程度想定されるのか、試算があれば明らかにしていただきたいと思います。

答弁 企画総務部長 岩永雅浩(企画総務部長は2021年3月まで)

以前、事業者より市内全域に光回線を整備した場合の費用について、およそ20億円と提示をされておりましたけれども、今回国の補助事業や地方創生臨時交付金を活用して光回線を整備するに当たりましては、再度詳細な制度設計を経た事業費の見積りを提出いただくことが必要となります。また、公設方式、民設方式、いずれの方式で整備するかによりましても、国の補助金や臨時交付金の金額が変わるため、現時点においては、市の支出額等詳細な数字は明らかになっておりませんけれども、いずれにしても詳細な設計金額の提示を受けた後、市や民間事業などの費用負担について協議を進めつつ決定してまいりたいというふうに考えております。

質問 小田部照

現時点では詳細な数字は把握できないということで理解いたしましたが、いずれにせよ、この2次補正で、今まで以上に安価な整備が実現できるわけですから、ぜひ迅速に進めていっていただきたいと思います。次に、前段で関連して市内全域でブロードバンドが整備された後の方向性であります。特に、このたびのいわゆるコロナ禍とも言える状況の中で、臨時休校を余儀なくされた子供たちの学習環境をオンラインで用意できた町と、用意できなかった町の差が明確になってきているものだと私は感じております。今議会でもGIGAスクール構想に関する端末の購入費用が議案として上程されていますが、地域のブロードバンド環境の整備と併せて各家庭のネット環境などの整備や教える側のノウハウの蓄積などもピッチを上げて進めていく必要があると考えます。地域のブロードバンド環境の整備と同時進行で、学校現場だけではなく、地域や家庭でのオンライン教育を実施していく意欲及び実現に向けたスケジュール感と、その際想定されるであろう課題などは整理できているのか、大まかな状況を伺います。

答弁 学校教育部長 林幸一(学校教育部長は2021年3月まで)

GIGAスクール構想につきましては、誰一人取り残すことなく子供たち一人一人に個別最適化され、創造性を育む教育ICT環境の実現を目指すとされており、かつその活用や推進につきましては、これまでの教育実践とICTのベストミックスを図る必要がありますことから、活用や普及、推進の研究は整備と並行して、実際に携わる教職員の意見を聞きながら進めていく考えでございます。GIGAスクール構想については、高速大容量のネットワーク整備と1人1台端末整備の2つの事業であり、これらは両輪で進めていく必要がございます。課題といたしましては、新型コロナウイルス感染拡大による臨時休校への対応として、ICTを活用した家庭学習の取組が行われているところでありますが、各御家庭で通信環境を整えていただく必要があると認識しております。こうしたことから、国やほかの自治体の取組も注視するとともに、課題解決のための情報収集にも努めながら、校内環境、端末の整備については、早期の整備に努めてまいりたいと考えております。

質問 小田部照

まだまだ課題はありますが、しっかりとしたスケジュール感を持って、迅速に対応していっていただきたいと思います。

出典:網走市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月23日 議事録 PDF(52ページ) 間違いを知らせる