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網走市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月10日

未病の改善について

2019年9月10日、網走市議会の一般質問で、近藤憲治議員が「未病の改善について」質問し、健康福祉部長 桶屋盛樹が答弁しました。

質問者
近藤憲治 議員
答弁者
健康福祉部長 桶屋盛樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 近藤憲治

続きまして5項目め、未病の改善についてでございます。昨今、健康と病気の間にある未病という考え方に注目が集まっています。この未病について、神奈川県は定義を持っておりまして、「未病とは人の健康状態はここまでは健康、ここからは病気と明確に区分できるわけではなく、健康と病気の間で連続的に変化しており、その状態を未病といいます」とされており、また一般社団法人日本未病システム学会によりますと、未病には自覚症状はないが検査で異常が見られる西洋医学的未病と、自覚症状はあるが検査では異常がない東洋医学的未病という考え方があります。健康と病気の間を捉える場合、疾病、容易ならざる状態ではなく病、気分がすぐれず何となくふだんと違う段階は、癒やしやセルフメディケーションが働くステージであり、これらの一部も未病域にも入ることになりますとのことであります。今後は健康づくりや地域医療の確保と同様に未病の改善という考え方も、政策的な重要度を増していくものと考えております。そこで伺いますが、当市は政策構築時の概念として、未病を位置づけているのかいないのか、現状についてお聞かせいただきたいと思います。

答弁 健康福祉部長 桶屋盛樹(健康福祉部長は2023年3月まで)

政策構築時の未病の位置づけについてでありますが、当市におきましては網走市民健康づくりプランに基づく保健事業、また網走市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画に基づく高齢者福祉及び介護保険事業など、様々な取り組みを進めているところでございます。政策構築時の概念といたしましては、未病といった位置づけではなく、いわゆる病気や要介護状態の予防、また健康増進などを目的に事業を展開しているところでございます。今後におきましては、各種事業の継続と充実を図りながら、まず市として未病の理解に努めてまいりたいというふうに考えてございます。

質問 近藤憲治

またその概念の部分はこれからも議論させていただきたいと思いますが、未病域の政策展開として、市民が自分自身の健康状態を科学的に把握する取り組みの強化が第一のステップになると考えております。身体のどこかに不調が出てからではなく、不調の芽を、不調という現象になる前の段階で摘み取る仕組み、すなわち自己の身体状況を的確に知る取り組みが重要さを増してきていると考えております。当市の施策でいいますと、ここの部分はいわゆる健康診断ということになると思いますが、健診に来てくださいと言うだけではなかなか受診率が向上していかないのも、この間の議論でたびたび明らかになっている部分でございますが、一方でスマートフォンやスマートウォッチを活用して自分自身の身体の状態を積極的に把握していこうという意識を持った市民の方々が増えてきているという実感もございます。また、若年層の市民向けにSNS、ラインで未病域の政策を構築している例もございます。こういったテクノロジーの進化を応用した未病域向けの施策の展開を今後期待したいところでございますが、どのような認識をお持ちか伺います。

答弁 健康福祉部長 桶屋盛樹(健康福祉部長は2023年3月まで)

テクノロジーの進化を応用した未病域向けの施策の展開についてでありますが、あらゆる年代でスマートフォンやスマートウォッチの活用により健康状態を把握する市民が増えていることは承知しております。先進的な取り組みといたしましては、未病の改善を目的とした神奈川県のようなアプリを開発している事例がございますが、気軽に心身の状態を把握できる情報端末の活用は、自身の健康管理の方法の一つであるというふうに考えてございます。今後、先ほども答弁いたしましたが、まず市として未病の理解を努めるとともに、先進地の事例を参考にしながら施策の研究をしてまいりたいというふうに考えてございます。

質問 近藤憲治

次に、未病に関連して、脳血管疾患の予防体制の強化を念頭に置いた取り組みも必要であろうという見地で質問をさせていただきます。脳血管疾患の急性期の対応については、この間いろいろと議論があったところでございますが、やはり一義的にはどのように未病の段階で手を打って疾病に至らせないようにしていくかが肝要であります。既存の検診や予防といった概念だけでなく、より一層踏み込んだ施策を、さきにも述べましたけれども、テクノロジーも活用しながら推進していただきたいと私は考えておりますが、現状の認識を伺います。

答弁 健康福祉部長 桶屋盛樹(健康福祉部長は2023年3月まで)

脳血管疾患の予防体制の強化についてでありますが、脳血管疾患は高血圧、高脂血症、糖尿病などが起因となる代表的な生活習慣病であり、現状におきましては、議員御指摘のとおり、脳ドックや特定健診の受診、これらの勧奨に加え、特定保健指導及び健康教育等を通じて食生活、運動、喫煙、飲酒などの生活習慣の改善に関する知識の普及に努めているところでございます。医療の進歩により、脳血管疾患で死亡するケースは減少しているものの、いまだに死因の第3位、寝たきりになる原因の第1位となっており、このような状況を踏まえまして、当市といたしましては早期の取り組みが効果的であると考え、今年度から30代ファスト健診なども開始しているところでございます。今後、特定健診の受診率アップを目的として、先進地の事例を参考に施策を研究してまいりたいと考えてございます。

出典:網走市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月10日 議事録 PDF(59ページ) 間違いを知らせる