網走市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月10日
農地崩落対策について
2019年9月10日、網走市議会の一般質問で、近藤憲治議員が「農地崩落対策について」質問し、農林水産部長 川合正人が答弁しました。
- 質問者
- 近藤憲治 議員
- 答弁者
- 農林水産部長 川合正人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 近藤憲治
次に4項目めでございますが、農地崩落対策についてお伺いをいたします。網走湖上流域の農地崩落を中心に伺いますが、豪雨による農地の崩落から土砂の河川流入、そして湖や海の環境の変化という負の連鎖を断ち切るために、漁業関係者及び農業関係者が連携をして国に声を上げ、早期の復旧措置を求めているのは御案内のとおりでございます。市としても積極的な関わりを持ちながら、その解決に向けて動いておられるものと受け止めておりますが、市として当市に関連する河川や湖沼の上流域における農地崩落について、どのような認識を持ち、現状どう向き合っているのかお示しいただきたいと思います。
答弁 農林水産部長 川合正人(農林水産部長は2023年12月まで)
農地崩落についての認識と現状の取り組みについてでございますが、農地崩落は農作物の流亡による農業収入の減少のみならず、多大な復旧費用を農業者が負担することとなるとともに、崩落現場からは大量の土砂が流出しまして、漁場の荒廃や下流湖沼の汚染化の原因となっておりまして、1次産業の生産基盤に影響を及ぼすものとして認識をしております。この問題の解決に当たりまして、流域全体で取り組むことが必要であるとの認識のもと、平成29年2月に北海道漁業協同組合連合会、JA北海道中央会が中心となりまして、網走の2漁協共同組合と網走川流域の4農業協同組合により、農地崩落プロジェクトチームを立ち上げまして、当市を含めた網走川流域の4つの自治体及び北海道もオブザーバーとして参画をし、対応を行っております。農地崩落プロジェクトチームの取り組みといたしましては、1つ目として農地崩落に関する実態の把握、2つ目として農地崩落防止に向けた啓発活動、3つ目としてこの課題解決に向けた関係省庁への要請活動を行っております。本年7月には農林水産大臣、農林水産省の局長に対しまして、農地崩落及び農地崩落に起因する河川湖沼への土砂流出と汚染化に係る対策の実施について、要請活動を行ってきたところでございます。
質問 近藤憲治
現状につきましては、考え方含めて伺わせていただきましたが、農業、漁業といった網走経済の根幹を担う1次産業の生産基盤を維持していくために、やはり今後さらに大きな視野を持ちながらこの問題に向き合っていく必要があると考えております。特に豪雨災害が毎年日本全国で頻発をしておりまして、同種の問題がぞくぞくと発生しているというふうに見ています。法的な課題も見据えつつ、地域から現場の声を伝えて実情に沿った対応策の確立が不可欠であると考えますが、認識を伺います。
答弁 農林水産部長 川合正人(農林水産部長は2023年12月まで)
今後の対応についてでございますが、現行の農地崩落復旧の対象事業は一部改正されたものの農地の法面が対象外となることや、災害復旧事業では事業実施まで時間がかかるため緊急的な土砂撤去ができず、河川への土砂流出を防ぐことが難しく、また下流の湖沼に体積した土砂のしゅんせつも通常の河川改良では対応できないということが課題となっているところでございます。こうしたことから、北海道農政部におきましては、この農地崩落について危険箇所マップの作成を進めておりまして、今後は専門家を含めた検討会を設置し、農地崩落の発生原因の解明や未然防止に向けた議論を行い、既存の事業を活用しながら対応していく考えというふうに聞いてございます。市といたしましても、農地崩落プロジェクトチームにおいて、問題の解決に向け引き続き議論、検討を進めていきたいと考えてございます。
質問 近藤憲治
そういった問題意識も共有させていただきながら、今後も議論をさせていただきたいというふうに思います。