みんなの議会

網走市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月10日

鉄道路線の活性化について

2019年9月10日、網走市議会の一般質問で、近藤憲治議員が「鉄道路線の活性化について」質問し、観光商工部長 後藤利博が答弁しました。

質問者
近藤憲治 議員
答弁者
観光商工部長 後藤利博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 近藤憲治

続きまして、3項目めに移らせていただきます。鉄道路線の活性化についてであります。JR北海道や東急電鉄などが共同で来年夏から道内周遊型の豪華クルーズトレイン「THE ROYAL EXPRESS」を運行することが決まりました。また、この間札幌駅や帯広駅、知床斜里駅、旭川駅で運行開始を地元にPRするステーションコンサートが開催をされ、大まかな行程や停車エリアなどが明らかにされてきております。ルートや停車駅はあくまでも運行事業者が中心となって決めることでございますけれども、これまで釧網本線や石北本線の活性化に強くかかわりを持ってきた網走市としても、北海道の鉄道の歴史的転換点にかかわりを持つべきだと考えております。地元で歓迎の体制を構築することで、市民の鉄道への意識、いわゆるマイレール意識も醸成されていくものと考えておりますが、市としてこのクルーズトレインの運行開始に向けて、どのような関わり方を模索しているのか、また市民を巻き込んだ取り組みまでも視野に入れているのか、現状での考え方を伺います。

答弁 観光商工部長 後藤利博(観光商工部長は2019年12月まで)

JR北海道と東急電鉄によります「THE ROYAL EXPRESS」の運行につきましては、このたびその概要が発表され、運行時期は来年の8月から約1カ月間、4回程度の催行となり、周遊ルートとしては札幌、池田、釧路、知床斜里、旭川、富良野が示されたところでございます。市ではこれまでJR北海道に対して、「THEROYAL EXPRESS」の釧網本線及び石北本線の利用を要望しつつ、同時に運行に当たり沿線地域に求められることについて情報交換をしてまいりました。JR北海道によりますと、現時点で東急電鉄より沿線地域への協力依頼はなく、また1回当たりの乗客予定者は30名程度であるということから、特段地域に何かを求めることはないとの見解でございますが、市といたしましては引き続き情報収集に努めるとともに、沿線自治体、観光協会、市民団体などとの情報共有や意見交換を図りながら、こうした中にあっても何ができるかを検討してまいりたいと考えております。

質問 近藤憲治

この点につきましては、また今後議論をさせていただきたいというふうに思います。次に釧網本線の利活用について伺います。冬場の観光列車「流氷物語号」は着実に観光客の間で定着をし、安定した実績を上げられるようになりました。釧網本線の次のステップは、オールシーズン、観光列車が走る路線へと転化をしていく段にあると考えております。花咲線のように定期列車を観光列車化する試みも進んでいますが、四季折々に釧網本線の観光のシンボルとなるような列車を創出していけると、路線全体の価値がより一層向上するものと考えております。市として釧網本線の観光路線化に向けて、オールシーズン観光列車が走る路線への進化をどのように見据えているか、また、そこにどう関わろうとしているか見解をお示しください。

答弁 観光商工部長 後藤利博(観光商工部長は2019年12月まで)

網走・知床斜里間を運行する「流氷物語号」の利用者は2018年度ついに1万人を超えております。鉄道の利用促進策において、多額の費用をかけずJR北海道と地域の皆さんがともに取り組む一つの成功例であると認識をしております。これまでJR北海道とは「流氷物語号」のような観光列車を春や夏に運行ができないか、継続的に意見交換をしているところでございますが、本年7月にMOTレール倶楽部が市の助成事業を活用して実施をしたオホーツク花物語の運行は、あるいはオホーツクSEA TO SUMMIT特別列車の運行は、今後の事業計画に大変参考になるものと認識をしております。観光列車の運行は市民団体、観光協会、行政、JR北海道の連携協力が不可欠でありますので、より一層関係機関との連携強化を図りながら、新たな季節の中で観光列車の実現に向けて働きかけてまいりたいと思っております。

質問 近藤憲治

またあわせて釧網本線の観光路線化という点では、WILLERが販売を進めています北海道ネイチャーパスの取り組みを広げていく必要があると考えております。昨年秋から、このパスと地場の観光事業者との連携、連動をどのように受け止めているのか、まずお聞かせいただきたいと思います。またあわせて、北海道ネイチャーパスの商品としての価値を高め、より多くの方に利用していただけるよう、このパスとつながる事業者を増やしていく必要が考えておりますが、市としてこの北海道ネイチャーパスの狙いや潜在的な可能性をPRし、より積極的にサポートしていく意向について見解を伺います。

答弁 観光商工部長 後藤利博(観光商工部長は2019年12月まで)

北海道ネイチャーパスは平成30年度より、沿線自治体などで構成をするJR釧網本線維持活性化沿線協議会において、釧網本線の魅力や特性を生かした観光利用の増加を図るため、WILLER株式会社が受託事業者となり進めているものでございます。昨年度は議員お話のとおり、地域の観光事業者との連携が何より必要と考え、市内関係事業者に対して事業説明会や勉強会などを開催し、ネイチャーパスに係るパートナー事業者としての参画を呼びかけており、現在ではホテル、飲食店、観光事業者など約30社の参加をいただいているところでございます。また本年度からは、網走観光施設めぐりバスのチケットをパスに組み入れたほか、ハイヤー事業者との連携強化を図っているところでございます。市といたしましては、沿線地域、それぞれの魅力の向上が何より大切であると認識しておりますので、引き続きJR北海道及びWILLER社と市内事業者や団体などとの連携構築に努めながら、北海道ネイチャーパスの魅力向上を図ってまいりたいと考えております。

質問 近藤憲治

あわせて、この北海道ネイチャーパスにも関連しているのですけれども、釧網本線のMaaS化を地元でどう広げていくかという点についても伺います。よりシームレスでより便利な釧網本線を目指して、先ほどからたびたび名前が挙がっておりますが、WILLER社が自社のアプリケーションで沿線の様々な要素をつないでいく試みを始めております。これはさきに述べた北海道ネイチャーパスの利用増の視点だけでなく、釧網本線をひがし北海道という観光素材が点在するエリアを結ぶツールとして生かす視点で極めて重要であります。インターネット上に地域の様々な情報を集積させ、WILLERのMaaSアプリと連動させることで、来訪客の利便性向上と地元事業者の集客促進をより簡便に行えるようになると考えています。市として一連のMaaS化の動きをどう見ているか、認識をお聞かせいただきたいと思います。また、地元事業者が積極的に関わることで、新たなビジネスチャンスへとつながる契機になるものと私自身は考えておりますが、この取り組みを広く地域に落とし込み、関わりを促す意欲について、現状どのようなお考えをお持ちか伺います。

答弁 観光商工部長 後藤利博(観光商工部長は2019年12月まで)

北海道ネイチャーパスは鉄道から観光支援へとつなげる単なる運輸ではなく、着地交通までをシームレスにつなげる一つの移動サービスを提供するといった考えのもと、取り組みを進めてきたところでございますが、本年度は国土交通省からWILLER株式会社がひがし北海道地域における観光地型MaaS実証事業を受託したことにより、これまでの取り組みに加え、鉄道、バス、タクシー、レンタカーなど様々な交通手段を対象とした移動ルートの検索、予約、決済を一括して行うアプリの構築に取り組んでいるところであり、現在その一部の共用が始まっているところです。なお、この取り組みに当たりましては、JR釧網本線維持活性化沿線協議会とWILLER株式会社におきまして、連携協定を締結をしており、新たなモビリティーサービスの推進に当たり、相互に連携協力することが確認をされております。市といたしましては、こうした新たなサービスの提供は釧網本線に限らず、道東観光全体のPRにつながるものであり、またデータを収集分析し地域で共有することは、観光分野に限らず新たな事業展開にもつながるものと認識しておりますので、引き続き積極的な連携が図られるよう努めてまいります。

出典:網走市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月10日 議事録 PDF(56ページ) 間違いを知らせる