みんなの議会

由仁町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月14日

町立診療所の建て替えについて

2024年3月14日、由仁町議会の一般質問で、東貴之議員が「町立診療所の建て替えについて」質問し、町長 松村諭が答弁しました。

質問者
東貴之 議員
答弁者
町長 松村諭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 3番 東貴之

私からは、町立診療所の建て替えについて質問いたします。まず初めに、令和6年度の町政執行方針において由仁っ子医療費助成事業の対象拡大や小中学校へのエアコンの整備などにより、安心して子育てできる町の環境づくりが一歩進んだと感じたところであります。しかし、私は高齢化率が40%を超える当町において、町立診療所の現況について着目していきたいと考えているところであり、一番気になるのはやはり建物の老朽化であります。町長は、行政組織等検討委員会の意見を聞きながら、施設の廃止や更新、長寿命化について長期的な視点を持ってと本年も昨年に引き続き町政執行方針で述べられておりますが、診療所においては今の医療の運営上、廃止や休止ということにはなり得ないと私は考えております。また、昨年外壁の一部改修工事が行われましたが、建物自体が築50年を超えるものなので、とても長寿命化も望めないのではと思っております。常々診療所を利用する患者さんや町民から古くなった診療所を建て替えてほしいという声を多く耳にします。現時点での診療所施設建て替えに対する町長の考えをお聞かせください。

答弁 町長 松村諭

東議員の町立診療所の建て替えについてのご質問にお答えをいたします。まず、一番最初に、私は町立診療所を廃止する考えはありません。ですから、行政組織検討委員会の中においても町立診療所の存否を問う議論を進める考えは今のところありません。まず、このことは一番先にお話をしたいと思います。町立診療所、以降診療所と略させていただきます。当町において診療所は、地域において在宅医療と入院医療を切れ目なく提供し、地域包括ケアシステム推進の一翼を担うために欠くことのできない医療機関であります。ご承知かと思いますが、かつては現在の町民センターのところに町立病院がありました。そして、現在の位置に移転をいたしました。診療所の建物は、昭和45年に建設し、さらに平成29年度に耐震化を含む大規模改修工事を行い、必要な維持修繕を行いながら使用しているところでありますが、もう既に建築から50年以上が経過し、老朽化が著しく、たとえ施設の延命を図ったとしても多額の費用と今の時代の新しい医療サービス、ニーズに対して提供することが難しいことから、できるだけ早くに建て替えなければならないと考えております。建築年で考えますと、実は診療所のほうが体育館より古いのでありますが、しかしながら今年1月に発生した能登半島地震の例もありますように、災害はいつやってくるか分かりません。当町におきまして防災への備えは喫緊の課題でありまして、執行方針で申し上げましたとおり、災害時には活動拠点や避難場所となる複合的拠点施設、これは仮称でありますが、複合的拠点施設の整備を早急に進める必要があることから、まずはこの施設の整備のめどが立ちましたら直ちに診療所の建て替えに着手したいと考えております。由仁町は、北海道におきます医療計画の第2次医療圏の南空知に位置しております。高度で専門性の高い医療は町外の医療機関で対応し、診療所はかかりつけ医などによる初期医療を担っております。建て替えに当たりましては、ただ建物、いわゆる器を新しくすればよいというのではなく、その建物によりましてどのような医療サービスを提供することができるのか、どんな医療サービスを提供できるのかが重要でありまして、町民にとって必要な医療サービスを提供するために、その機能を十分に発揮できる施設とした新しい診療所としたいと考えております。かつて同僚議員から同じような質問を受けましたが、隣町の栗山町では日赤病院が令和7年9月の新本館オープンを予定しておりまして、その改築後の在り方についてもしっかりと見極め、当町に適した診療所となるように、今年度は当初予算に建て替えに向けた調査、視察のための費用を計上し、検討を進める予定でおります。診療所、病院というのは大変難しい施設だと私は考えております。現在の町立診療所を見ますと、まず暗い、しかも廊下の幅が狭い、救急患者が搬送されますと、廊下の待合所に診療を待っている患者さん方にちょっとずれていただいて担架を運び込むと、そんな情景もあります。一度建てたら50年は維持しなければならないとは申し上げません。現在の医療技術の発展を考えますと、一度建てたら50年というのは、これはもう難しいのではないかと、むしろ工事費にそれほどお金をかけないで価格をずっと抑えて、少なくとも起債、借款の償還が終わった頃にはまた新しい医療技術に対応した施設にさらに転換するというような発想も必要なのではないかと考えているところであります。しかし、私は素人でありますので、これから予算措置をしましたので、これは事務方ではなく、ドクター、看護師も含めて現場で実際に働く職員の方が先進地、特にうちは在宅医療を推進していますので、どういう形で、どういう診療所で、あるいはどういう病院で在宅医療を提供しているのか、その辺をしっかり見極めて新たな診療所の建設に向けて進んでまいりたいと考えているところであります。

質問 3番 東貴之

先ほど答弁にもありましたが、防災機能を兼ね備えた複合的拠点施設の整備が調整されていますが、例えば同じエリア内に診療所を併設するなど集約により利便性の向上が期待できると思いますが、公共施設等の集約に対する考えもおありですか。

答弁 町長 松村諭

昔の話をしてもしようがないのでありますが、かつて議員からコンパクトシティーについてどう考えるのかというふうにご質問を受けました。私は、コンパクトシティーについてどう考えるかというときに、今いる人方に移っていただいて町を集約するというのではなくて、これは恐らく何人もの方が思っていることだと思いますが、由仁市街と現在の場所に移転した役場の間が離れている。かつてここに移転するときにはこれがつながるという想像、発想に基づいて現在のこの場所に来たわけです。ところが、何十年経過してもここはつながらなかったのであります。ここでコンパクトシティーによって移転してもらうとか、そういうのではなくて、私はこれ以上消防と体育館ですか、10区ですか、これ以上由仁で、申し訳ないのですが、由仁市街の行政区域を広げるという考えはありません。これが私のいわゆるコンパクトシティーに準ずる考え方であります。ですから、空洞化になっているかもしれないけれども、これ以上は広げないというのが私の考え方であります。次に、公共施設の配置であります。同じ由仁市街に同じ機能を持った建物が2つもある。げんき館もある、町民センターもある。これ、どうなのでしょう、いろんなことを考えている方はいらっしゃると思います。住民の皆さん、高齢化が進んで足のない方もたくさんいらっしゃると思いますが、この小さな市街というエリアの中にそこまで凝縮して同じような施設が2つも3つも要るのかなという、そんな思いを持っております。ですから、建て替えをするときには今私がお話ししたことをしっかりと、基本というわけではありませんが、それを考えながら進めていきたいと思います。ただ、病院の場合は、これ一旦中止するということができないのであります。患者さんおります。入院患者もおります。どこか、例えばです、診療所を栗山の日赤ですか、日赤のように空いている敷地内に建てるというようなことが現在の診療所で可能であれば、それも一つの方法だと思います。それが可能でないのであれば、これはどこかに場所を移し替えて、現在の医療サービスを提供しながら新しい診療所を建てるという方法を取らなければならないこと、これはあると思います。これはそのときになって考えるというあれはありません。これをしっかりと見据え、どういう方法で進めていくのかと、医療サービスをストップするわけにいきませんから、そこをきちんと見極めながら検討していきたいと思います。1つだけ気になっているのは、果たして今の診療所の場所がいいのかなという、そういった思いがあります。御覧になっていただければいいと思いますが、裏側は崖なのです。今防災に対する問題が取り沙汰されている中で本当にあそこがいいのかなと。ただ、これ恐らく御覧になった方は少ないと思います。病院の機能をどこかに移すとなったときに、これは昭和54年の役場庁舎を現在の場所に移したときと同じような議論がもしかしたら町の中でけんけんがくがく起こるかもしれない。これは分かりませんが、そういったことも考えながら進めていきたいと思っているところであります。

質問 3番 東貴之

私のほうからは最後に、住民ニーズに応え、気持ちよく訪れることができる診療所ができることを望み、質問を終わらせていただきます。この発言に対して答弁は要りません。ありがとうございました。

出典:由仁町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月14日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる