みんなの議会

由仁町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月14日

由仁町の若者担い手との現状と今後の関わりについて

2024年3月14日、由仁町議会の一般質問で、中村隆浩議員が「由仁町の若者担い手との現状と今後の関わりについて」質問し、町長 松村諭が答弁しました。

質問者
中村隆浩 議員
答弁者
町長 松村諭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 7番 中村隆浩

私のほうから1点質問させていただきます。由仁町の若者担い手との現状と今後の関わりについて。現在由仁町の人口は4,642人で、そのうちいわゆる若者や次世代の担い手と言われる18歳から39歳までの人口は668人、総人口の比率にすると14.4%と現代の少子高齢化の流れも踏まえて非常に厳しい現状であります。しかし、その中には将来町の発展や町を支えていく人材が多く埋もれていると思います。その若者たちがその力を発揮できる場をつくるには行政と若者の結束が不可欠だと感じます。また、これからの現状のためにもまずは業種や性別を問わない若者の縦と横のつながりが必要ではないでしょうか。そこで、町長にお伺いいたします。当町における行政と若者担い手との現状をどのように捉え、今後の関わりについて考え方をお聞かせください。

答弁 町長 松村諭

由仁町の若者担い手との現状と今後の関わりについて、中村議員のご質問にお答えをいたします。議員もご承知のとおり、当町にはかつて由仁町青年団体協議会という組織がありました。もともとは各農家自治区の青年会の連合組織でありました。現在この議場に集う議員、あるいは説明員として控えている管理職におきましてもこの団体に参画をした者が何名かおります。諸説はありますが、昭和63年、碧南市との青年友好都市締結を機に、その後全町的組織として業種、性別を問わない若者が集う組織へと発展をしまして、碧南市との青年交流をはじめ各種研修会、氷上綱引き大会などのイベント企画などを実施してまいりました。現在も続いている夏まつり百足競争もこの団体のイベントから発展してきたものであります。また、当町の行政委員などにも積極的に人材を輩出していただいたところでありましたが、議員ご指摘のとおり少子高齢化に伴う会員や役員の担い手不足から平成13年に解散したところであります。現在でも農協や商工会、その2つの組織の青年部、4Hクラブ、さつまいもクラブなど若者が一生懸命に頑張っている姿は目にしておりますが、活動が多様化している現代では生業や組織と直接関係しない活動の場には自発的に参加する若者も少なく、またそういった場もない現状であります。そこで、町の主導で平成29年に業種や性別を問わない若者同士の新たな縦横の関係を築ける場、各種講座やワークショップを通じて将来の由仁町を担うリーダーを育成するといったことを目的に若者担い手育成塾を設けたところであります。世代交代がうまくいかなかったことや役場主催の集まりという認識から義務化、やらされている感などもあったようで、現在では塾の継続も困難な状況となっているところであります。私自身としましては、行政主導でこういった活動はやはり長続きしないと考えておりますし、本来であれば若者が自ら自発的に行動していただきたいところではあります。また、今後の関わりについての考え方というご質問でありますが、先ほど申し上げたことが前提ではありますが、いきなりどうぞというわけにはまいりませんので、若者が業種にとらわれない横断的な組織の形成と自発的な行動に対する側面的な支援、これは直接ではありません。側面的な支援を考えているところであります。

質問 7番 中村隆浩

ただいまの町長の説明で過去の経緯、また現在の状況などを理解させていただきました。現在由仁町在住の若者たちには農業、商業、工業と、自分の仕事を持ちながら、冬季の除雪オペレーターや環境整備などの労働力でも地域に貢献していただいておりますし、一部の若手町職員も消防団員として町を支えていただいていることに感謝をしているところであります。これらの若者は、いずれ各組織の役員や各自治区の役員等にもなる年齢となってきます。また、実際にその年齢に達している方もいます。しかし、今現状であっては業種や組織ごとの縦のつながりはあっても全町横断的な横のつながりがない状況で、みんなで何かを考える、みんなで一緒に行動を起こせるといったことができない状況ではないでしょうか。そこで、これまで地域の先輩たちがどのように組織運営を行ってきたかなどを知る必要があると思いますし、令和の時代に通用する何かを日々情報共有しながら由仁町の発展に向けていく学びの場が必要と感じます。そのようなことを踏まえ、町の過去を知り、現在を見詰め、未来に向けて考えるのようにみんなで知恵を出し合っていけるようになってもらいたいですし、役場職員も含めてみんなで協働し、町とそれぞれを活躍する若者担い手がお互いに理解し、様々なことを共有し、そして一緒に行動を起こせるといった組織づくりというのはどうでしょうか。

答弁 町長 松村諭

先ほどのご質問、あるいは私のお答えをさせていただきましたが、29年、私が就任したときでありますが、若者担い手育成塾というのを設けました。これは、私は町政の先頭に立つ人間ですから、私の思いを込めてこの塾を立ち上げました。名称は、若者担い手育成塾であります。この育成塾の根本になったのは、私は松下政経塾を模範にしたいと考えました。担い手育成塾の卒業生がやがてこの由仁町の町を、行政、産業、様々なものを担っていくと考えました。その思いを、恐らく強過ぎたのでしょうか、参画した人はプレッシャーを感じたのか、あるいは内容が面白くなかったのか、これはこれから検証していかなければなりませんが、この塾の予算も令和6年度もまだ計上しております。まさに中村議員ご指摘のとおりでありますので、ぜひとも側面的支援を私は行いますというふうにお答えをいたしましたので、この塾を活用するといいますか、こういった仕組みの私はスクラップ・アンド・ビルドでもいいのではないかなと思います。ぜひとも中村議員にも参画をしていただきまして、名称は構いません。ただ、予算措置していることでありますから、そこをどうやってすみ分けてきちんと進めていくかというのは、これはしっかりと考えていかなければならないと思っているところであります。こういう若者のことをいろいろ思いますと、先ほど実例の中にご指摘がありましたが、実は今現在町の職員約90名ほどおりますが、そのうちの65%ぐらいが町外の人間であります。由仁町外の人間です。出自を問うわけではありませんが、町外の人間が今由仁の町の行政を担っているわけであります。では、果たしてそれだけの職員がどれだけ由仁のことを知っているのか非常に危惧をしております。かつて私は先ほど由青協、青年団体協議会というふうに言いました。ところが、役場にはJAですとか商工会のような、そういった青年部の組織はありません。かつては役場の職員が由青協に入って住民の方と異業種の交流というのがあったのです。ところが、今はありません。かつてはいろんなスポーツ連盟がありました。バスケットもありました。バレーもありました。今スキーは残っているのかもしれない。そういった連盟がありました。その活動を通して役場の職員が町民の方と接して、いろいろな情報も入るし、また自分の仕事の一番の理解者にもなってくれた。そういう持ちつ持たれつのいい関係というのがあったのですが、今はとにかくそういった組織がどんどんなくなっておりますので、全員とは言いませんが、役場の職員、仕事終わったら自分のアパートに帰るだけなのです。町民との接点がないのです。これは本当に危惧しているところであります。そして、笑われるのでありますが、かつて昭和56年の豪雨災害、あれを経験しているのは議員何名の方と、ここでは恐らく私と副町長ぐらいしかいないのであります。災害が発生したら一番先に出動していなければならない消防団員と役場の職員、役場の職員で土のう作って積める職員なんてほとんどいないのです。そんな思いもありまして、ただ単に消防団の活動だけではなく、町民の人との接点をつくれという思いがあって、現在私が採用した職員は全員消防団に入ってもらっています。これは何年か経過したらやめていただいてもいいと思います。そういうふうに町の、町民の皆さんとの接点を私は必要でないかなと思っているところであります。ご指摘のとおり、若者のそういった組織がこれに代わるようなものになってほしい。ただ、これ本当に難しいと思います。お聞きになったと思います。Z世代というのですか、今の若者は。Z世代というと、そのZ世代の前にY世代というのがあるのです。これよくよく調べていくと、いわゆるアナログからデジタルの移行に伴って、いわゆる横のつながりは強いのだけれども、縦のつながりは全く駄目だというような世代だというふうにちょっと調べてみると書いてありました。ぜひともその横の世代もいっぱい集めていただいて、縦のつながりもしっかりと兼ね備えた、そういった組織づくりをぜひとも、中村さん、旗振りをお願いします。うちの行政のスタッフも当然お手伝いもしますし、それがうちの仕事でもありますから、思いは同じだと思いますので、よろしくお願いをいたします。

質問 7番 中村隆浩

いろいろとすぐに結果は難しいと思いますが、5年後、10年後に困らないように取り組んでいってほしいですし、他町村からいいな、由仁町ってと言われたいですし、住んでいる町民からもいいだろう、うちの町と自慢できるよう取り組んでいくことに僕も協力していきたいと思います。ぜひ町長をはじめ職員の皆さん、地域の若者担い手の人材育成と意識改革に向けた新たな組織づくりに向けてのご協力を望みまして私の一般質問を終わらさせていただきます。答弁は要りません。以上です。

出典:由仁町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月14日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる