みんなの議会

湧別町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月16日

加藤町長が選挙公約で特に重視していた点について

2025年12月16日、湧別町議会の一般質問で、村川勝彦議員議員が「加藤町長が選挙公約で特に重視していた点について」質問し、町長が答弁しました。

質問者
村川勝彦議員 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 村川勝彦

それでは、さきに通告しておりました3件の趣旨説明をいたします。まず、町長の所信表明と重複する部分があろうかと思いますが、この点についてはご理解いただきたいというふうに思います。加藤町長は、この10月14日告示の選挙戦において、新庁舎建設計画の是非を争点とした選挙戦で町民は建設計画凍結を訴えた加藤氏を選びました。このことは、まちづくりの基本である町民の総意であります。町民が安全で安心して暮らせるまちづくりは、町長も我々議会議員も目指す方向は一緒であります。加藤町長が目指す政策に我々議員も全力で努力していかなければならないと考えております。そのような中、加藤町長が選挙公約で特に重視していた点についてお伺いをいたします。住民の生活に欠かせない東山浄水場の改修について。住民、産業に欠かせない飲用水、雑用水については、東山浄水場は耐用年数が経過し、大変老朽化しています。このことについては、前町長に3年前から一般質問において要請をしてまいりましたが、前向きな回答がなく、現在に至っております。浄水場の改修について、補助制度が施行されています。今回の選挙で町内を回りましたが、水道の件で大勢の方々から早期改修をしていただきたいとの声がありました。改修には大きな費用がかかります。水道は企業会計でありますので、住民にも負担がかかる要素がありますが、一日でも早く着工すべきと考えます。いつから計画を立て進められるのか、町長のお考えをお伺いいたします。2点目について説明します。曽我病院の存続支援について。私は、町民の方々から十数年、個人病院の存続を要請されてきました。人口の少ない地域での経営は、どこも大変厳しい状況にあります。町は、病床を持つ病院に病床の利用数に対し補助をしていますが、なかなか追いつきません。院長は、病院経営を安定させるために、前町長に10か年計画を立てお願いした経過がありますが、具体的な回答はありませんでした。住民からは、延命治療のできる曽我病院を絶対になくさないよう強く要望がされています。看護師不足による入院患者の減やコロナ禍による通院者の減により経営は厳しく、債務が発生している状況であります。今病院の存続を図るためには、債務の軽減策を考え、経営を安定させる必要があります。低減を図るために関係機関を入れ、協議する必要があると思いますが、町長のお考えをお伺いいたします。3点目、高齢者の外出支援について。現在高齢者の外出支援は、バス券、ハイヤー券で対応しております。バスの利用者からは、バス停に行くまでが大変だという声がありますし、ハイヤー券については近距離の方は月約4回、遠距離の方は月約2回と、病院、買い物に行く回数が限られているとの声が多くあります。これは、遠距離の方々は市街の人たちの倍以上の料金になっているためです。独り暮らしの高齢者が増える中で、今までの対応では問題が生じています。バス券、ハイヤー券の利用者の実情に合った対応は必要と考えます。また、今後においては、他町村でも一部行っていますが、ハイヤーと同様に日程を決め、希望者宅を回り乗せていくというような仕組みを考えるべきではないかと考えますが、町長のお考えをお伺いいたします。以上で私の質問の要旨説明を終わります。

答弁 町長

村川議員、1点目の住民の生活に欠かせない東山浄水場の改修についての質問にお答えいたします。湧別町の上水道の中心的な施設であります東山浄水場は、昭和57年9月から建設が始まり、昭和59年11月に竣工し、今年で41年が経過いたしました。この間、適切なメンテナンスや設備更新などを実施し、町民の皆様へ安定した水の供給を行ってまいりましたが、供用開始より40年以上が経過し、全面更新の時期が近づいていることにつきましては私も優先課題の一つであると認識しているところであります。東山浄水場を更新、建て替えた場合の期間につきましては、基本設計などに約1年、工事着手から完成までに2年から3年程度かかるものと考えており、その間に国や北海道との協議も必要となることを勘案しますと、供用開始まではおおよそ4年から5年程度必要なものと考えているところであります。また、取水施設や送水管等の更新、耐震化計画についても必要なものと考えているところであります。私は、安全なライフラインの確保は町として欠かすことのできない大切なものと考えておりますが、これらの整備には莫大な費用が必要なことも事実であります。議員もご承知のとおり、水道施設の整備に係る費用につきましては、皆様からいただく水道料金で賄うことが原則となりますので、設備更新などの大型事業を実施する場合、水道料金の大幅な見直しが必要となります。東山浄水場は、供用開始より40年経過した施設ではありますが、躯体自体に関しては今のところ大きな修繕が必要な状況でないことから、内部設備の更新や整備等によって延命化を図ることができないかどうかも検討し、できる限り整備費用を抑え、町民の皆様の負担を少なくするためにもどの案が最適なのかを議員の皆様ともご相談しながら検討を進めていきたいと考えております。今後も町民の皆様が安心して水道を利用できるよう、しっかりと整備を進めていきたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。次に、2点目の曽我病院の存続支援についてのご質問にお答えします。本町の地域医療につきましては、公的な診療所との位置づけにより、町が全面的に支援を行っているゆうゆう厚生クリニックと民間病院である曽我病院の2つの医療機関によって担っているところであり、この2つの医療機関が本町の地域医療に対しご貢献をいただいておりますことは十分に認識しております。現在本町が進めております曽我病院に対する支援策につきましては、医療施設及び医療機器の整備に対しての支援を行う医療施設等整備費支援事業補助金と入院病床の維持確保に対して支援を行う地域医療維持費補助金の2本立てとなっております。曽我病院の運営につきましては、令和4年度に新型コロナウイルス感染症が拡大した影響などにより患者数が減少して以降、看護師不足などによる影響もありまして、厳しい経営状況が続いているものと認識いたしております。私は、このたびの町長就任に当たり、町民の健康と長寿の生活を維持するため、医療機関の充実を図ることを公約といたしております。町内で唯一入院病床を有する曽我病院の入院病床を維持確保することは町の重要な施策であると考えております。今年の8月には、曽我病院の渋谷院長が来庁されまして、曽我病院が経営コンサルタントに委託して策定した今後10年間の経営計画に基づき、令和7年度をもって終了する現行の入院病床の維持確保に対する町の財政支援の継続につきまして要請がありました。町としては、この曽我病院からの要請に基づきまして、入院病床を維持確保するための地域医療維持費補助金の継続及び医療施設及び医療機器などの整備に対する支援を基本として、曽我病院とも十分に連携を図りながら、新年度に向けて支援内容の充実を含めて検討してまいりたいと考えております。また、町としましては、入院病床を有する民間病院への公的支援に対する地方財政措置につきまして、今年度遠軽地区総合開発期成会などを通じまして、国及び北海道に対して要請活動を行っております。今後におきましても、より一層強く国などに対して要請をしてまいりたいと考えております。最後に、3点目の高齢者の外出支援についてのご質問にお答えいたします。本町では、バスによる通院などを余儀なくされている70歳以上の高齢者に対しまして、最寄りのバス停から町内の医療機関、または遠軽までの区間のバス券を1人年間72枚限度として助成しております。また、歩行困難でハイヤーによる通院または買い物などを余儀なくされていて、介護保険法に規定する要支援1以上のバスに乗車することが困難な方、もしくは要支援1と同等の状態にある65歳以上のバスに乗車することが困難な方に対しましては、中湧別、北兵村地区にお住まいの方には1枚500円のハイヤー乗車券を1人年間96枚、その他の地区にお住まいの方に対しましては192枚を上限として助成しております。バス利用者からバス停に行くまでが大変であるとの声があるようでありますが、現在身体上の理由からバスに乗車することが困難な方でハイヤー券の助成を希望される方に対しましては、包括の保健師が身体状況などをお伺いし、助成対象を認めた場合はハイヤー券の助成を受けることができます。このハイヤー券は、医療機関やお店などが多くある中湧別、北兵村地区にお住まいの方とその他の地区にお住まいの方に大きく区分し、助成枚数に差をつけさせていただいておりますが、ハイヤー券の使用枚数につきましては過去には3か月当たりや1回のハイヤー利用における枚数を制限しておりましたが、住民からの要望もあったことから、現在は使用枚数の制限はいたしておりません。これまでもハイヤーの利用目的や対象範囲を拡大してきたり、さらには助成額も増額したりと、その都度状況や利用者からの要望に応じて見直しを図って運用してまいります。また、ハイヤー券の交付に当たりましては、中湧別、北兵村地区にお住まいの方は年間96枚の交付枚数で、金額にしますと4万8,000円分、その他の地区にお住まいの方は9万6,000円分のハイヤーの利用が可能であります。過去にハイヤー券の利用実績を調査した際、交付されたハイヤー券を全て使い切った方は数名であった経過も考慮しますと、決して不足するような金額ではないと思われますので、ご理解願いたいと思います。なお、議員おっしゃるハイヤーと同様に日程を決め、希望者宅を回り乗せていく仕組み、この考えにつきましては、現在地域の実情に即した利便性の高い輸送サービスを実現するため、地域公共交通検討プロジェクトを立ち上げ、本町として交通弱者の足の確保の在り方を検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。以上、村川議員へのご回答とさせていただきます。

質問 村川勝彦

町長の答弁いただきました。東山浄水場については、今一般会計から3,000万円、5,000万円の繰り出しをして修理をしています。これが積み重なっていくと相当な金額になっていくという状況もありますし、昨今の気象状況が大幅に変わってきている、変動しているということから、いつ何が起こってもおかしくないという状況にもあります。そういう意味で、今大型の酪農家等がやっぱり万が一のために自家水を設置しなければならないという考え方で進めているようでありますので、本当にこの水というのは、住民はじめ産業の運用面では貴重なものであります。これが止まるというようなことがないように、やはり本当に私も調べさせてもらいましたが、当初3年前に一般質問したときの事業の金額と大幅に変わってきていることが分かりました。本当にとてもない事業費がかかるようでありますので、これは住民が安心するためにはできるだけ早くからこの事業を進めていくよということがやはり明確にして進めるべきでないかというふうに思いますので、それらも含めて住民に支障のないような形の進め方をしていただきたいというふうに思います。

答弁 町長

村川議員の再質問にお答えしたいと思います。議員おっしゃるとおり、水道施設は大事な重要なライフラインでございます。私も先日課長と東山浄水場、それから水の確保をしている取水場を見てまいりました。相当老朽化はしておりますが、東山浄水場は躯体がまだしっかりしているのです。それで、今後に向けてどういったものがよいのか検討してまいりますが、取水場も路盤がかなり老朽化しているというふうに聞いております。それで、私としましては、水道会計というのは議員ご承知のとおり企業会計で、基本は独立採算制です。どこの町村も今水道施設が老朽化して、下水道と同様に困っている市町村がたくさんあります。国のほうとしては、まだ支援策をきちんと確立しているわけではありません。しかし、どこの自治体も困っておりますので、これから国はどういう支援がいいのか、今検討しております。先日も私、北見市に自民党の移動政調会がありまして、私も水道のこと、それから病院のことも含めて要請してきたのですが、国もいろいろ考えているようですが、どのメニューができて、どういうふうに支援してまいるかというのはまだ決まっていないようです。それで、今後に向けて全面改修がいいのか一部改修がいいのか、そこら辺を含めて検討してまいりたいと思いますが、先ほど申し上げましたように全面改修するのに4年から5年必要になりますので、そこら辺も含めて、財源も含めて、どういう方法が一番町にとってはいいのか、そこら辺を含めて検討してまいりたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 村川勝彦

浄水場につきましては、分かりました。次に、病院です。曽我病院の対応なのですが、これも本当に数十年続いているのです、この議論が。民間病院だということで、なかなか思うような支援ができていない。でも、これは管内でも個人病院に2億円前後の負担をしている自治体があるわけなのです。遠軽なんかは公的病院だからいいのですけれども、本当に民間病院でいろんな工夫をしている。それはなぜか。やっぱり医療は、その地域にとって絶対なくてはならない必要なものだという認識が町民も持っております。ですから、それぐらいの財政負担しても、その病院を守っているというのが民間病院を支えている自治体なのです。だから、そういうことも踏まえながら、今管内でも本当に延命治療ができる病院ってほとんど、遠軽もなくなってしまった。このかいわいではもう、本当に湧別の曽我病院が最終というような病院になってしまっているのです。話によりますと、遠軽も今学田病院もなくなるのではないのかというような話も出ているわけなので、今47床のベッドを持った病院がありますので、これは本当に住民、大げさかもしれないけれども、全体の考え方だというふうに私は捉えております。そういう意味で、確かに経営の中に行政が入っていくというのは支障もあるかもしれませんが、やっぱりこれは取引銀行との関係もこの債務の関係についてはありますので、特に取引銀行の湧別については、うちの基金も産業の活性化のためにやっぱり数億円、金額は明確でないので申し上げませんけれども、相当の基金を積んでいるはずなのです。それらも含めているので、十分町もこれだけの支援するからというようなこともやっぱり要請しながらいかないと、一年一年ずるずるやっていると、病院経営というのは本当に自然消滅してしまうという方向に今全国どこを見てもそういう方向になっていますので、町として真剣に捉えていっていただきたいというふうに思いますので、その点についてはいかがでしょうか。

答弁 町長

曽我病院は、私も中湧別診療所時代からよく存じております。延命治療を行う病院でありますので、本当はなくてはならない病院だというふうに日頃から考えております。現在、先ほども申し上げましたように、曽我病院に対しては医療施設と整備費支援事業補助金と、それからもう一つ、地域医療維持費補助金、この2つがあるのです。それで、曽我病院からは、この制度が今年度に終わりの制度もありますので、これを何とか継続してほしいという要望がございます。それで、私としては最低限この補助金制度を生かしながら、曽我病院の要望を聞きながら支援をしてまいりたいと思っております。それと、先ほど申し上げましたように、北見市で自民党の移動政調会がございまして、民間病院に対する支援、これは強く要請してまいりましたので、どうかご理解のほどよろしくお願いしたいと思います。

質問 村川勝彦

もう一点だけお伺いいたします。先ほどから質問の中にもありますように、病院側、金融機関、町と、そんなことでなかなか難しい問題ではありますけれども、極力3者懇談みたいな形で話し合って対応策を考えていかなければ、なかなか前に進まないというふうに思いますが、それらについてもう一回お答えいただきたいと思います。

答弁 町長

曽我病院の経営状況、よく実態を調査しながら、そして金融機関とも相談しながら曽我病院の今後の方針について検討してまいりたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

質問 村川勝彦

それで、病院については終わります。最後の高齢者の足の確保についてお伺いいたします。これも答弁いただいて、考え方としてはそれなりによいのかなというふうに思います。ただ、本当に、今枚数の制限をなくしたということが認識不足だったので申し訳なかったのですが、利用者が必要とするぐらいの券は出していくというようなことになっているということで安心したのです。これは、市街地にいる人と登栄床、信部内、富美、本当に何倍もかかるのです。ハイヤー券、倍あったって、全然追いつかないわけです。これは、過去にいろんなそういうことがありました。うちの町が食事券を出したとか、いろんなことをやったときに、食事券を使うために往復4,000円以上のハイヤーを使って行かなければならないということで、その券をある業者、移動で販売している業者に買ってもらったとかという意見が随分ありましたので、そのことを踏まえて、今回枚数の制限をしないようにしたということについては大変前向きでよろしいのでないかと思います。これは、本当に認識不足で申し訳ないと思います。今他町村で、交通網については竹林君、それから大野さん、皆さん方から前向きの質問がされていますので、今後やっぱりだんだん高齢者が増えていく、足の確保というのは大事なことでありますし、行政としての交通体系はやっぱりしっかり新たな体系、今検討するプロジェクトチームをつくり上げたということなので、そのことを踏まえてしっかり住民の意向も聞いて前向きで進めていただきたいというふうに思います。それで、私の質問を終わります。答弁はいいです。

質問 小形秀和

私からは、町長に4つの質問を投げかけたいと思います。1つ目として、大規模災害対策についてであります。去る12月9日深夜11時15分に東北沖を中心として東北、北海道地方の広範囲に地震がございました。広範囲に津波も確認され、火災の発生も確認されました。海の近くで生活している者には、津波は脅威であります。目の前が港町の人には、津波が怖くて怖くてどこに逃げればいいのと訴えておりました。湧別地区、登栄床地区、丁寧地区、芭露地区、湧別漁港付近地域は港町、曙町、さらに湧別町役場、湧別庁舎のある栄町と続きます。今回は、今後大きな地震が発生する可能性があるとして初めて後発地震注意報も発令されました。現在の耐震化の満たさない湧別庁舎にも多くの職員が働いております。皆さんも湧別町民です。災害に強い町にしなければならないと思います。新庁舎建設計画では、2庁舎を集約して1つにし、災害時の事業継続と迅速に指揮、復旧作業ができるよう災害対策本部の充実を図るものでありました。災害の規模が大型化してくる中、町民の生命や財産をどう守っていくのか、お考えをお伺いいたします。2つ目といたしまして、新庁舎建設反対に寄せられた意見について町長にお伺いいたします。町に寄せられた新庁舎建設反対意見の中で、町の人口も7,000人台になり、新しい産業もなし、今後も減る一方、北見市のようになるのは御免ですといったものがありました。この意見は、3つの問題を含んでいると思います。1つは、人口減少対策問題であります。2つ目として、産業振興問題であります。3つ目として、財政問題としているようです。町長の新庁舎に対する見解とこれらの3つの見解をお答え願います。また、今後の方向性を伺いたいと思います。3つ目として、全道に誇れる湧別町とは。町長の選挙期間中の言葉に全道に誇れる湧別町にしたいというのがありました。町長が思う、誇れる町とはどのようなものかお聞かせください。4つ目として、公共施設再配置計画についてであります。新庁舎の凍結により、公共施設配置計画にある統合、複合化、用途変更、譲渡、廃止、更新などの方向性が変わらないのかお伺いしたいと思います。よろしくどうぞ。

答弁 町長

小形議員、1点目の大規模災害対策についての質問にお答えいたします。12月8日深夜に、青森県東方沖で発生したマグニチュード7.6の地震では、青森県で最大震度6強を記録しました。本町でも5年ぶりに震度3を記録しましたので、地域防災計画に基づき担当職員を庁舎に非常登庁させ、対応させたところであります。本町は、後発地震注意情報の対象地域に該当しておりませんが、災害の規模が大型化してくる中、町民の生命や財産をどう守っていくのか、非常に重要な問題であると認識しております。湧別庁舎は、耐震化基準を満たしておりませんので、そこで働く役場職員への配慮も必要であると考えております。そのため、当面は現在の分庁舎方式を継続する一方で、上湧別庁舎に一部機能を集約することができないか検討を進め、少しでも災害リスクの軽減に努めながら、災害対策本部としては現在の上湧別庁舎を引き続き活用してまいります。また、災害には自助、共助、公助が必要だとされております。そのうち町が担うべき公助においてまず重要なことは、迅速で正確な情報発信だと考えております。このため、防災スピーカーや湧別地区と登栄床地区に設置してある漁港カメラは、本年度更新することとしており、その操作も上湧別庁舎に一元化いたします。本年度拡張した公式ラインに一人でも多くの町民にご登録いただくとともに、GISデータ化した防災ハザードマップ周知に努めながら、まずは災害情報の伝達体制を強化してまいります。また、津波発生時に避難対象地区の住民がどこに避難すべきか、ハザードマップに基づいた避難経路についても改めて住民周知していきたいと考えております。さらに、備蓄食料や避難所、物品なども計画的に整備しながら、災害に強い町にしていきたいと考えておりますし、公助だけでなく、共助も重要となりますので、地域のご協力を得ながら自主防災組織の育成にも努めてまいりたいと考えております。次に、2点目の新庁舎建設反対に寄せられた意見についてのご質問にお答えいたします。ご意見は、9月下旬に町長への手紙として頂いたものであります。この方は、議員が思いますように新庁舎を整備することより、人口減少対策、産業振興対策の推進、将来の町財政への心配をされ、手紙を出されたものと思います。質問にあります新庁舎に対する見解と今後の方向性についてですが、私はこの方と同様に、先ほど竹林議員へ答弁しましたが、今の湧別町が最優先でやらなければならないことは庁舎建設でなく、産業振興対策、高齢者施設、医療機関の充実、交通弱者の足の確保、子育て支援などをはじめとした町民の生活に直結した施策の推進であると思っておりますので、新庁舎の整備は今でなく、将来必要になったとき、そのときの人口、財政状況、職員数等を踏まえた上で身の丈にあった庁舎を建設すべきと思っております。また、今後の方向性については、しばらくは現在の分庁舎を継続しながら、上湧別庁舎への一部集約も検討した上で将来的には地域と協議を進め、集約を図ってまいりたいと考えております。次に、3点目の全道に誇れる湧別町とは、ご質問にお答えします。私は、町長選挙期間中に湧別町を全道に誇れる町にしたいと訴えてまいりました。湧別町は、ホタテ、カキに代表する水産業、牛乳やタマネギに代表する農業、広大な町有林を有する林業の第1次産業を基幹産業として、そのポテンシャルは全道で比べても非常に高いものと認識しております。その産業の振興とともに町が発展し、誇れる町につながるものと考えております。しかし、産業だけではなく、福祉、教育など住民それぞれに誇れる理由は異なると思いますので、多様な方々に配慮したバランスの取れた施策を進めることで、住んでいてよかったと思える町にしていきたいと考えております。最後に、4点目の公共施設再配置計画についてのご質問にお答えします。新庁舎凍結により公共施設再配置実行計画での方向性が変わらないのかとの質問ですが、新庁舎の凍結により計画において他の公共施設の方向性に影響が生じることはありません。現在の公共施設等総合管理計画は、平成29年度から令和8年度となっておりますので、令和8年度において令和9年度を始期とする新たな公共施設等総合管理計画及び公共施設再配置実行計画を策定してまいります。以上、小形議員へのご回答とさせていただきます。

出典:湧別町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月16日 議事録 PDF(52ページ) 間違いを知らせる