歌志内市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月14日
(1)歌志内市の教育について/(2)奨学金貸し付けについて
2018年6月14日、歌志内市議会の一般質問で、本田加津子議員が「歌志内市の教育について」「奨学金貸し付けについて」について質問し、教育次長 虻川善智、保健福祉課長 佐藤守、教育委員会事務局主幹 杉山俊宏、教育長 森塚勝敏、市長 村上隆興が答弁しました。
- 質問者
- 本田加津子 議員
- 答弁者
- 教育次長 虻川善智、保健福祉課長 佐藤守、教育委員会事務局主幹 杉山俊宏、教育長 森塚勝敏、市長 村上隆興
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の議事日程ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 6番 本田加津子
おはようございます。通告に従いまして質問させていただきます。件名1、歌志内市の教育について。本年度の教育行政執行方針の中で、歌志内市総合計画及び歌志内市まち・ひと・しごと創生総合戦略に掲げている「オンリーワンの子育てと、教育による人づくりを大切にするまち」の実現に向け、英知を結集させており、教育行政におきましても歌志内市教育大綱の基本目標でもある「豊かな心を育む教育と文化のまち」をつくることに全力を尽くしてまいりますと記述されております。そこでお伺いいたします。質問①本年度8月より、認定こども園が開設されます。幼児教育の充実等について、保健福祉課と連携し、教育・保育が提供できるように努めてまいりますと記述がありますが、提供される教育の内容について具体的にお伺いいたします。②英語教育についてですが、中学3年生で英語検定3級取得を目指すことも視野に入れた形で考えていきたいというお考えをお伺いいたしましたが、歌志内市で英語教育を受ける児童・生徒が英語検定3級を取得できるように、検定費用の助成なども効果的だと考えますが、検定費用助成についてのお考えをお伺いいたします。③昨年度、中学生を対象に北星学園大学訪問事業の取り組みが実施されましたが、今年度の予定についてお伺いいたします。件名2、奨学金貸し付けについて。能力があるにもかかわらず、経済的な理由によって就学困難な者に対し、歌志内市では奨学金の貸し付けを行っておりますが、入学一時金貸し付け制度はありません。そこでお伺いいたします。質問①多くの学生が利用している日本学生支援機構等の奨学金給付は、進学後から開始されます。進学を諦めないためにも、入学一時金等の貸し付け制度に取り組む必要があると考えますが、お考えをお伺いいたします。以上です。
答弁 教育次長 虻川善智(教育次長は2019年3月まで)
それでは、私のほうから件名1、歌志内市の教育について及び件名2の奨学金貸し付けについてお答えいたします。まず、質問の①でございます。認定こども園の教育についてでございます。教育委員会としましては、認定こども園の幼児教育の基本的な事項において連携が必要であると捉えております。それは、北海道教育委員会からも、幼児教育における各種施策や情報が入ってきますので、それらを情報提供しながら連携してまいりたいと考えております。なお、具体的な教育・保育の内容につきましては、保健福祉課から情報をいただき、それらを把握しながら連携することになると考えております。次に②でございます。英語教育の検定についてでございます。小中学校には、個人的に英語検定を受けて、既に級を取得している子供もいるようです。また、2020年から始まる大学入学共通テストに民間英語検定が導入されますので、将来的な対策として各種英語検定に対して挑戦できるような環境の整備ができればと考えております。これまでも教育委員会では、英語教育を軸に小中一貫教育を取り組む上で、英語検定に対す─ 67 ─る助成制度を設けて、積極的に英語検定を受ける環境があれば、より効果的に英語教育に取り組むことができるのではないかという議論をしております。現段階では、具体的な方策には至っておりませんが、英語検定のみではなく、できるだけ多く英語に触れる機会をつくる方策に取り組むこととしております。次に、北星学園大学についてです。中学生が大学を訪問する事業につきましては、7月26日に市と地域連携協定を締結している北星学園大学に伺う予定でございます。次、件名2、奨学金貸し付けについてでございます。入学一時金貸し付け制度は、他の自治体でもそのような制度を設けているところがあるようです。実施している自治体の制度を拝見すると、合格後に通常の奨学金と同様に申請をして、審査決定後に支給手続をし、4月以降に支給しているようです。また現在、国では高等教育無償化が話し合われており、まだどのような大学が無償化となり、どのような学生が対象となるか議論されており、それらの情報も踏まえながら研究してまいりたいと考えております。以上です。
再質問 6番 本田加津子
ありがとうございました。それでは、何点か再質問させていただきます。幼稚園のほうの教育のことなのですが、今まで歌志内幼稚園ということで行っていたいろいろな教育というか、独自で行っていたものもあると思うのですが、そういったものは一切、認定こども園になっても引き継がれるということでよろしいでしょうか。
答弁 保健福祉課長 佐藤守(保健福祉課長は2020年3月まで)
これまでも幼稚園、保育所におきまして教育要領、保育指針が作成されております。これらに基づきまして、新しい認定こども園の中でも、実際的には工事が遅延した関係で、4月から既にそのような形の中で教育・保育に当たっているところでございます。
再質問 6番 本田加津子
わかりました。あと、8月以降新しい園舎というか、こども園のほうに移ってから、何か新たに子供たちに取り組ませようというようなお考えとかはおありですか。
答弁 保健福祉課長 佐藤守(保健福祉課長は2020年3月まで)
基本的には、これまでも行っておりました外国語の指導助手による英語授業や、それからダンスの講師を招いてのダンス教室、それから水泳教室、冬季にはスキー教室など、これまで幼稚園等で行ってきた授業を引き続き実施する予定としているところでございます。新たなという部分につきましては、遠足が明週、1回目行うのですけれども、新しくなっても秋にもう一度、父母会のほうからも行っていただきたいという、春の父母会での会議の中で要望がありましたので、新しい園舎になってからもう一度秋に遠足を計画しているところでございます。
再質問 6番 本田加津子
わかりました。スキーですとか英語ですとか、よそにない取り組みをしていらっしゃるので、これからもより一層、内容を厚くして幼児教育を進めていっていただきたいと思います。あと、歌志内幼稚園が例年6月に運動会を実施されていたのですが、今年度については8月─ 68 ─以降、開園してからの運動会開催という予定でよろしいのでしょうか。
答弁 保健福祉課長 佐藤守(保健福祉課長は2020年3月まで)
現在のところ、9月を予定しているところでございます。詳細の日程については、実は9月中に連休が2週入ってくる関係と、それから市のほうでの行事の中で市制施行60周年記念事業とか、さまざまあるものですから、まだ決定はしておりませんけれども、今複数案をもって9月中に行いたいと。また、申しおくれましたが合同運動会も下旬にあったりもするものですから、非常に土日の行事が多くなっているところがありまして、ただ季節的にはやはり10月になると寒くなるだろうということで、今9月を予定して進めているところでございます。
再質問 6番 本田加津子
わかりました。今ちょっとお話の中にもあったのですが、9月に地域合同大運動会、これが開催されるので、これと一緒に行うということも、歌志内認定こども園の第1回運動会ということで、何か地域の人みんなで運動会を実施するということもいいのかなと思ったのですが、そういった話し合いとかはなかったのでしょうか。
答弁 保健福祉課長 佐藤守(保健福祉課長は2020年3月まで)
正直、今8月1日移転に向けての部分が精力的に行っているところで、細かい行事のところのプログラムの種目、ここまでの検討には至っていないというところでございます。第1回目でありますし、今議員のおっしゃられた形の中を取り込めるような形の中で種目構成していきたいというふうに思って、検討してまいりたいと思います。
再質問 6番 本田加津子
ぜひ、記憶に残る運動会をつくっていただきたいと思います。次、子供たちが安心して、伸び伸びと育つ環境を整備していく必要もあるというふうに考えるのですが、もちろんセキュリティ対策なども十分対応されていると思うのですが、防犯カメラの設置など、どのような対策などをお考えでしょうか。
答弁 保健福祉課長 佐藤守(保健福祉課長は2020年3月まで)
日中のセキュリティー対策といたしましては、玄関が2重のドア、2枚のドアになっているのですけれども、その2枚目のドアのほうに電子錠という形の中で、日中は常時施錠される形になります。来客者等が来られた場合については、カメラつきのドアホンで来訪を伝え、職員は職員室及び子育てカフェにありますモニターで来訪者を確認し、開錠する予定としているところでございます。また、主玄関の風除室天井に監視カメラを設置し、来客者を監視するほか、室内の遊戯室天井にも1カ所設置し、子供たちの様子を職員室で監視できる形をとっているところでございます。
再質問 6番 本田加津子
わかりました。あと、外部以外でもいろいろな事故ですとかあったりもするので、室内のカメラ設置というのを今伺おうと思ったのですが、遊戯室のほうにはそういったものを設置するということなのですが、子供たちがそれぞれ過ごす教室というのですか、そっちのほうに特に設置というお考えは今のところはないのですか。
答弁 保健福祉課長 佐藤守(保健福祉課長は2020年3月まで)
先ほど申し上げた形の遊戯室天井のみ、カメラは設置する予定としておりまして、各部屋ですか、教室等には設置する考え方はありません。実質、教室に子供たちがいる場合については先生、担任が必ずつきますので、その辺についてはカメラのほうは設置をしていないということでございます。
再質問 6番 本田加津子
わかりました。ぜひ、歌志内のこども園は、幼児教育も充実しているし、質の高い保育の提供もあるので、安心して大切な子供を預けることができると保護者が実感できる、空知管内一のこども園をつくっていっていただきたいというふうに思います。続きまして英語教育のほうだったのですが、歌志内市では幼少期より英語になれ親しむ教育に取り組まれておりますので、小学校へ入ってもスムーズに英語学習を受けることができる環境というのが整っているというふうに思います。先ほども御答弁いただきましたが、何か資格を取得することにつなげていくような取り組みということを考えているということだったのですが、やはりただ単に英語を学ばせるというよりも、しっかりした目標を定めて学習を進めていく。例えば、中学校卒業までに全員英語検定3級を取りましょうというような目標を持って学習に取り組むことによって、児童生徒より一層英語に興味を持って学習することが可能になってくるのかなというふうに思います。ただ、検定を受けるというにはお金がかかるので、多少でも保護者の負担が発生してきます。4級、3級いろいろあるのですが、何回も合格するまで受けるということも経済的な負担になると思うので、そういった費用に関しては、やはり今いろいろと調査されていると思うのですが、もう既に検定で資格を取得している子供たちもいるということなので、これから取りたいという子供たちには、少しでも保護者の負担が軽くなるようなことを早目にしていただきたいと思うのですが、その辺はいかがでしょうか。
答弁 教育次長 虻川善智(教育次長は2019年3月まで)
英語検定に対する助成制度については、既にもう取り組まれている自治体もあるようです。その辺を見ますと、合格した際に検定料を助成するとか、何回もではなくて、年間数回ある検定のうち、合格した場合については検定料を何らかの形で助成するという、実施している自治体もあるようですので、それらも研究しながらどういう形がいいのかというのは取り組んでいかなければならないかなというふうに考えております。今後において、大学の入試の部分についても民間検定ということがございますので、その辺を見据えながら将来的なものということで検討していきたいというふうに考えております。
再質問 6番 本田加津子
わかりました。子供たちはいろいろなことに興味を持ち、今、自分の可能性を追求している途中なのかなと思います。英語のみならず漢字検定ですとか、スキーの検定だとか、いろいろな方向に多方面にチャレンジしているので、そんな子供たちの頑張る気持ちというのが、気持ちを支えていくということについても各種検定、英語のみならず各種検定にかかる費用の助成についても考えていただきたいなと思うのですが、その辺はいかがでしょうか。
答弁 教育次長 虻川善智(教育次長は2019年3月まで)
当市におきましては、英語教育を軸にということで考えておりますので、余りどこまでもということにはならないと思いますので、現段階においては議論しているというのは英語の部分で、どのようなそういう取り組みができるかという部分でございま─ 70 ─すので、ほかの検定の部分では今現在では議論しておりません。
再質問 6番 本田加津子
わかりました。ぜひ、一人でも多く何かにチャレンジするという子供の気持ちを大切に支援していただきたいなというふうに思います。あと、英語教育ということで先ほど検定だけではなく、多くの英語に触れる機会をつくる方策に取り組むことということをお聞きしました。例えば、もっと英語を身近に感じる手段として、海外の同年代の子供たちと海外文通という手段もあります。私が神威中学校在学時に、英語の先生が海外文通を生徒に呼びかけて、複数の生徒が海外の同年代の方と文通していました。このペーパーレスの時代に紙媒体を使うなんてというふうに思うかもしれませんが、書くということはとても大切なことだと思います。私も実際、英語の先生に訳してもらいながら返事を書いて、英語の辞書片手に文通をしていた記憶もあります。今の時代の子供たち、やはり自分の言葉を伝えるということはメール、SNS、ライン、こういったやり取りが日常になってきますので、文通というと昭和のイメージかなというふうに思われると思うのですが、楽しみながら英語のライティング技術、これを身につけることが可能になってきますので、先ほど言った検定のみならずという点でも、こういったことも提供できるのかなと思うのですが、このようなことについて話し合われたようなことがありますか。
答弁 教育次長 虻川善智(教育次長は2019年3月まで)
できるだけ多く、そういう英語に触れる機会ということで、まず今年度からは児童館を拠点としまして、チャレンジサタデーとして土曜日、学習のチャレンジとして英語をそこに取り入れながら、英語指導助手が児童館に来ていただきながら年11回ほど、そういう学校以外での英語に触れる機会というのも設けることにしております。また、今議員がおっしゃったように、少しでも交流という趣旨でのお話かと思いますが、いろいろ調べていきますとそういう、例えば外国で暮らしている日本人の方がお子さんを持っていて、日本に来られて日本の教育を経験したいとか、そういう取り組んでいるところもございますので、今後どのように広がっていくかわかりませんけれども、その辺についてはいろいろな部分で何かできることがあれば取り組むというようなスタイルではないかなというふうに考えております。
再質問 6番 本田加津子
ぜひ、広い意味でたくさんのことにチャレンジできるように、いろいろな支援策を講じていただきたいと思います。次に、北星学園大学の訪問ということで先ほどお聞きしましたが、これは大学のほうに昨年も中学生を連れて行ってキャンパスを見学させていると思うのですが、昨年はどのくらいの参加者がいて、子供たちの感想というものはあるのでしょうか。
答弁 教育委員会事務局主幹 杉山俊宏(教育委員会事務局主幹は2020年9月まで)
昨年度につきましては中学2年生、3年生を対象に参加者を募りまして、13名の生徒が参加をしております。見学の内容は、まず大学に到着しまして、大学のほうからDVDや言葉で大学というのはどういうところですというオリエンテーション、こういうことを受けまして、その後、模擬講義ということで大学というのはどういうところか。昨年度につきましては文学部の准教授の先生に模擬講義をしていただきまして、テーマは「他者を理解するコミュニケーションの基礎」ということで、中学高校までは答えのある勉強をするのですと、大学というのは答えのない研究─ 71 ─をしていくところだよというような、そういう大学というのはどういう勉強をするというところから、この先生の専門に従った心のある行動がどういうことかとか、心のないただの行動というのはどういうことか、そういうことを多少大学の講義っぽく模擬講義という形で体験をさせていただいた後、学食で昼食を食べて、そして施設を見学する。こういったことで見学をしてきております。
答弁 教育委員会事務局主幹 杉山俊宏(教育委員会事務局主幹は2020年9月まで)
失礼いたしました。子供の見学の感想を聞いたところ、やはり大学はいろいろな予想以上に建物だとかがあって、非常におもしろかったという感想があったり、それからいろいろな大学に設置されている調度品、椅子、そういうものも、これはこういう意味があって置いているのだという説明を受けて、いろいろな何気なく置いてあるものにもちゃんとした理由があるのだということ、それから図書館などの充実、パソコンやDVDを調べること、そういうことに感心する意見もございました。また、中には大学生というのはいろいろ研究といいますか、もっと勉強勉強というイメージがあったけれども、自分の意思で体育館で活動したり、カフェテリアで友達と過ごしたり、楽しそうに過ごしている、そういったいろいろな感想をいただいているところでございます。
再質問 6番 本田加津子
わかりました。今年度は7月26日に訪問に行くということなのですが、もうあらかじめ行きたい子供たちの人数とかは決まっていらっしゃるのでしょうか。
答弁 教育委員会事務局主幹 杉山俊宏(教育委員会事務局主幹は2020年9月まで)
今年度につきましては7月26日ですので、夏休みに入った初日の予定でございます。まだ日にちがございますので、この後6月下旬ごろに周知をかけて、7月上旬に中体連の大会がありますので、それを過ぎてから締め切ると、こういった日程で参加者に告知・募集をしたいという予定でございます。
再質問 6番 本田加津子
わかりました。一人でも多くの中学生が大学というところを見学して、自分も行きたい、こういうふうになりたいというふうに思えるような気持ちになるような取り組みなので、ぜひ続けていただきたいなというふうに思います。続きまして、奨学金貸し付け制度、こちらのほうについてなのですが、奨学金貸し付け制度については過去にも質問を何度かさせていただいていますので、いろいろと調査など研究等をされていると思います。また、入学一時貸付金についても、平成27年9月の定例会で質問させていただきまして、入学一時金の貸し付け制度を実施している市町は、中空知では2町が実施しておりますが、貸し付け制度であるため、全道でも取り組みが少ない状況であります。このため、実施に当たっては、奨学生の資格要件、選定などの諸条件を慎重に対応すべきであるとの考えから、現在のところ実施する予定はありませんと御答弁いただきました。現在、国のほうの状況もこの奨学金制度について、いろいろ変わってきていまして、さまざまな支援策が講じられてきています。入学時から卒業後にわたるきめ細かい支援により、誰もが安心して大学などで学べる環境をつくりますということで、高等教育進学サポートプラン、─ 72 ─こういったものも実施されています。低所得者世帯を対象として、給付型奨学金制度というものも創出されましたので、経済的な理由などで進学を諦めないように後押しをしてくれています。当市では現在、大学、高等専門学校へは月額2万円、高校生には月額8,000円の貸し付け制度があります。多くの学生が日本学生支援機構の奨学金ですとか、保護者が国の教育ローンなどを利用しているというのが現況ですので、歌志内市の奨学金貸し付け制度の利用者も少なくなっていることも理解しております。この月額2万円、1年間で24万円、これが奨学金貸し付けということになると思うのですが、この24万円を一括貸し付ける制度を設けることで、入学金が納付できるのです。経済的な理由で進学を諦めないためにも、こういった制度は必要ではないかと思うのですが、どのようにお考えかお伺いいたします。
答弁 教育次長 虻川善智(教育次長は2019年3月まで)
過去にもそのような御質問をいただきましてお答えしているところでございますが、御答弁申し上げましたとおり、現在、国のほうでは高等教育の無償化ということで議論が進められておりまして、日々いろいろな情報が新聞報道でも入ってきておりますので、その対象世帯がどの収入条件なのか。また、学生としての条件がどういうようなのかというのは今後出てくるのかなと思います。また国公立大学、また私立大学によっても授業料もいろいろ違ってくると思います。また、今、当市で設けている2万円という制度、また入学一時金を設けたとしても10万円から20万円程度かなというふうには思いますけれども、それらが果たして今後においても有効なのかというのを見極めなければならないのかなというふうには思います。また、無償化になることによって、そのほかいろいろな、では何に今度、その奨学金というのが、授業料がなくなった、それでも大学に行くための費用というのは何に使われるのだろうかとか、いろいろな部分を研究していかなければならないのかなと思いますので、その辺については今後、国の制度も勘案しながら見ていかなければならないのかなというふうには思います。
再質問 6番 本田加津子
わかりました。貸し付け制度だから、子供への借金という形になり、結果子供たちを苦しめる制度になるとおっしゃっている方もたくさんいらっしゃいます。でも、このような制度があっても利用することがなく進学できる環境を整えることが一番望ましいこととは思うのですが、実際入学金が準備できずに進学を辞退したということもあるのも事実です。ぜひ、利用する人がいる、いないにかかわらず、こういった入学一時金貸し付け制度、こういったものを実施して、歌志内市の子供たちが家庭の事情などで進学を諦めることのないような支援を講じていただきたいというふうに思います。やはり、国の動向ですとか、何年か後の動きを見ましてということになってくると思うのですが、子供たちにとっては1年1年、やはり中学を卒業して高校へ行く、高校へ行って、その後進路をどうしようかといろいろ選択というか、迫られている時期だと思うのです。その中で、あらかじめもう高等教育を受ける学校に進学するという希望のある子供たちは、それなりの高校を選んで、多分その準備も家庭とかでもやっているのでしょうが、最初は就職しようかなと、でもいろいろ高校に入っていろいろな世の中の状況を見て、やはり資格が欲しいから専門学校へ行きたいとか、そういうふうに考えって変わってくると思うのです。そういったとき─ 73 ─に、やはりうちはお金がないので行けないということがないように、そういったことがないように国のほうも低所得者に給付型奨学金制度をつくったりですとか、そういったことも実施しているので、ぜひ歌志内市でも専門学校に合格しましたと、いろいろ免除申請とかもすれば授業料、入学金とかも安くなる制度もあるので、それでもまとまった金額が必要になってきますから、そういったものを手助けする支援ということで、ぜひいろいろ考えていただきたいと思うのですが、その辺はどのようにお考えですか。
答弁 教育次長 虻川善智(教育次長は2019年3月まで)
まず一つは、ぜひ保護者の皆様においても、教育について大学に行きたいというお子さんがいたときに、お金がないから諦めなさいということだけは言わないでいただきたいなというふうに切に願っております。まず行きたい大学を選ぶときに、どうすれば大学に行けるかと。経済的な理由も含めて、今まで議員がおっしゃったとおりいろいろな救済制度、給付制度、借金にはなりますけれども、いろいろなものを活用すればきっと行ける大学がございますし、目指すところが国公立であれば授業料も安い、私立であれば高くなる。そうしたら、目指すところは国立だなというような感じで、ぜひ安い大学ということで国立を目指せば何とか頑張るよというようなお子さんに指導、またはそういう意欲を持った、モチベーションを上げるようなお話をしていただきたいと思います。また、市のほうでそういう制度をつくったとしても、やはり将来的にはお子さんが返していくのだという部分がございますので、できればそういう、少しでも低利で金額も大きく借りられるところはどこなのだろうという選択肢として、その一つとして市のそういう制度があれば幅が広がるのかなというふうにも思いますので、その辺については今後、先ほどから申し上げているとおり、いろいろな制度を見ながら調査・研究していかなければならないかなというふうに考えております。
再質問 6番 本田加津子
わかりました。少し前のNHKの報道番組で、奨学金をテーマにした番組、札幌の高校生を取材していました。ひとり親家庭で生活保護を受給しながら生活をして、薬科大学に合格したのですが、薬科大学の学費、入学金、全てを奨学金とかアルバイトでやっていくという覚悟で話していました。大学卒業まで奨学金を借りる額、ざっと1,000万円を超えていました。それでも女の子は涙を流しながら、親に安定した生活をさせてあげたいですとか、将来自分も安定した暮らしにつけるように、すごい金額、友達にも「そんなにお金を借りてまで学校に行きたいの」というふうに言われたということも言っていましたが、やはりそういった奨学金を借金というふうに解釈しないで、安定した将来の自分のために投資という考えで大きな決断をするという子供たちもたくさんいるのですよね。教育長も以前、高等学校で多くの生徒さんの進路指導に携わってきたと思います。中には、さまざまな理由で進学を諦めざるを得なかったケースというものもあったと思います。以前、教育長の奨学金に関する御答弁の中でも、奨学金という名の学生ローンであり、子供たちに安易に奨学金を貸し付けることにはとても不安があるというような内容の御答弁も伺っております。しかし、奨学金を借りて希望の進路に進み、安定した職業についたという子供たちも多くいるのではないかと思います。先ほど、次長がおっしゃっていたように、親がきちんと子供とそういった将来のことを話し合えるような家庭環境にいる子供は、やはりきちんといろいろと考─ 74 ─えていると思うのですが、ひとり親ですとか保護世帯ですとか、そういった環境にあると、なかなか自分の将来のことを親に話せないで悩んでいる子供さんもいらっしゃるのかなというふうに思うのですよね。家庭の事情で、やはり勉強する、進学するということを諦めることがないように、こういった手助けする取り組み、例えば、これをぜひ使ってくださいでなくて、こういうことがあるので、本当に困っている人がこういうものも利用しながら、歌志内にいたら上の学校に行けますよというような、そういった取り組みを今することが求められているのかなというふうにも思うのですが、教育長のお考えをお伺いしたいと思います。
答弁 教育長 森塚勝敏(教育長は2019年9月まで)
私も高校の校長をしておりましたときに、その大学に行くためのお金という部分に関しては、非常に多くの問題を抱えておりました。実際、高校に子供たちが入学して、自分の目的を持って判断して高校生活を送っている子は少ないのです。それで、急に3年生になってからこの大学へ行きたい、あの大学へ行きたいというようなことになって、それから要するに家庭が大変な状況になっているというようなことを考えないで、やはりそういうようなことを言う生徒が大半でした。私が校長のときに、1年生のときから、まず大学に行くには幾ら幾らかかります。だから、家庭のほうでもこれぐらい、本当に行かせるのであればこれぐらいの準備をしてください。専門学校へ行くときにはこれぐらいかかりますというようなことできちんと説明をして、早目に進路を決めてもらったということもあります。それから、いろいろな、先ほど本田議員もおっしゃいましたけれども、いろいろなやり方があって、本当にやっていけないということはないというようなことも可能性としてあるので、その部分は高校のほうでもよく熟知しておりますので、本当に行きたいのであれば高校の進路の先生方に相談してみたほうがよろしいかと思います。それから、私事ですけれども、私の妻の弟の子供が今、奨学金を借りて、同じような状況です。入学一時金で150万円程度、それから入学してから自分で奨学金を借りて500万円借りました。これをどうするのだというようなことで、私もいろいろと話をしましたけれども、やはりこつこつと就職してから、月々何万円ずつ払って返していくというようなことで、今一生懸命勉学に励んでおりますけれども、途中で挫折しないでいただきたいなというふうな思いもあります。やはり、給付型の形でどんと、例えば大学に入ったら幾らくらいする、砂川高校さんあたりがやっているような形でしたらまだいいのですけれども、奨学金という制度で返さなければいけないということで、負のものを背負わせるというのもいかがなものかなというふうに考えておるので、要するに考えるとすれば給付型の形でどういうようなことができるのかな。例えば今、高校生に月々1万円、これは交通費かもしれません。だけれどもそれを、年間12万円、3年間で36万円、36万円をもとに、これは将来的に大学入学のために使うのだということで考えてとっていただければ、それも一つの方法かなというふうに思います。いろいろな部分で、これは非常に課題の多いことだと思いますので、検討していきたいというふうに考えております。
再質問 6番 本田加津子
わかりました。先ほど次長の御答弁の中に、各家庭でも保護者のほうに、もし学校に行くということになればお金がかかるのだということを理解してというようなお話もありましたが、歌志内市で保護─ 75 ─者を対象にいろいろな講演会とか、そういったことをやられているのですが、例えば将来子供たちが上の学校に行きたいと言ったときに、どういうふうなことがあるかというような講演会ではないですが学習会みたいなものを保護者向けにやるということも、保護者としてもいろいろ知識のないことがたくさんあるのですよね。自分の子供がそういう年齢になるといろいろ調べますが、まだ小学生とか中学生だと人ごとのように思いますので、そういった機会を提供することも今後の将来につなげていけるのかなと思うのですが、その辺はどのようにお考えですか。
答弁 教育次長 虻川善智(教育次長は2019年3月まで)
適切にそのテーマに沿った講演会というのができるかどうかは、今のところまだ即答はできませんけれども、毎年家庭教育講演会というのもございますので、そのテーマの中で、もしそういうのが取り上げることができるのであれば、その辺についても担当者のほうとも話してみたいなというふうに思います。
再質問 6番 本田加津子
歌志内は今、認定こども園、こちらにかかる保育料ですとか給食費、これも全額市のほうで負担してくれるという制度ができました。小中学生の修学旅行費も全額助成ということで、かなり手厚い子育て支援に取り組まれております。したがって、小さくても歌志内に住んでよかったと多くの市民が実感し始めているのではないでしょうか。だから、小さいまちでもできる、小さいまちだからこそできる、こういった取り組みがたくさんあるのではないかというふうに思います。今一度、いろいろな意味で奨学金ということで、子供たちを苦しめるとか、将来に借金を背負わせるので、やはり不安だという思いもあると思うのですが、やはりそれを乗り越えた先に輝かしい将来が待っているのだという、そういう考え方でいろいろと調査とか研究を進めていっていただき、まずまとまったお金が必要な時期に、まとまったお金を支援できるような、そういった方向から、よそのまちではこうだとか、いろいろなことを調査とか研究をされて、進めていっていただきたいなというふうに思うのですが、その辺については検討いただくような状況はできるでしょうか。
答弁 教育次長 虻川善智(教育次長は2019年3月まで)
先ほど御答弁申し上げたとおり、これからもいろいろな情報を踏まえながら研究してまいりたいというふうには考えております。
答弁 市長 村上隆興(市長は2020年9月まで)
教育委員会の中で、過去から現在までいろいろ議論しているということはお聞きしております。今、御答弁があった内容もお聞きしております。私、行政側の立場としては、歌志内に住まわれている子供さんたちが、経済的な問題で進学を諦めるということだけは絶対させたくないという、そういう思いを市民の方には日ごろからお伝えはしております。それは、子供にとって一生引きずる問題になります。本人が望まないのであれば別ですけれども、そうでなければやはり行きたかったという、どういう勉強をするところなのだと、そういう思いは一生引きずるだろうと。事実、私がそうです。これは、これから先もそういう思いはあると思います。それで、本人が望むのであればということで、子供たち2人は進学させましたけれども、穏やかでないお金がかかります。これは授業料とか学費だけではなくて、生活費も非常に大きいということで、それで今、いろいろな政策をとっておりますが、認定こども園も含めて皆さんにお話ししていることは、こういうお金が本来かかる。それが今、行政が義務教育までは何と─ 76 ─か負担をしたい。したがって、準備をしてください。これを蓄えてほしい、そういうお話を常に申し上げております。それはどれくらいかかるかというのを自分が十分実感しているので、それをしっかり認識してくださいと。その上で歌志内は中学校までの教育環境は整えます。そして、子供さんたちが将来、どういう道に進みたいか、その選択肢を大きくしましょう。歌志内は、子供さんたち、宝だといつも言っているわけです。これは、教育というより社会に対する私は先行投資だと思っておりますので、歌志内だけではなくて、北海道、日本、世界で花開いてくれればそれで十分だという思いをしております。そのほかに、いろいろな道があります。奨学金だけではなくて、給料をもらいながら学校に行くという道もあります。これは、いろいろと議論があるところだと思いますが、例えば自衛隊さんなどの場合、普通高校まで給料をもらっています。そこから大学は自分で自由に選択できるというものもありますし、あるいは防衛大学などもあります。それは、それぞれの皆さんの選択する道ですから、我々が強制するということではなくて、皆さんが自分がどういう道に進みたいかという考え方でいっていただければ。そういう中で教育長とはよく話しているのですが、将来的に歌志内は返さなくてもいい、いわゆる給付型の奨学金をつくりたいですねと。それは、常に教育委員会のほうとはお話をしております。ただし、それは将来的にどれくらい必要なのか、特定の人数を絞るのも一つの方法です。それから額の問題もあります。そういうことを含めて、いろいろ議論は内部ではしております。できれば、いつも言っているのはふるさと納税がたくさん、よそのまちのように億単位で寄附していただければ、そういうものを財源にして基金を積んで、市民の皆さんに還元するということも方法ですねというお話はしております。ただ、なかなか現実には難しいということなので、例えば認定こども園、所得税を納める方につきましては、3万円、5万円という保育料がかかると思います。こういうもの、あるいは修学旅行費、あるいはインフルエンザの予防接種のお金、あるいは医療費等々、給食費の突出している部分の負担、これから先もいろいろな制度は用意しなければならんと思いますが、こういうものを通算でいきますと、おっしゃったように早い段階から準備しますと、それ相当の金額になるのではないかなと思っているのです。認定こども園の保育料は1年間一人で数えますと四、五十万円になるということで、ある意味ボーナスのような考え、そういうものを計画的に親御さんも積み立てて、早い段階から準備していただければいいかなと。全部積み立てるというのではなくて、やはりそういう中でも文化的な生活をするとか、あるいは持ち家の準備をするとか、いろいろなものに効果的に活用できるのではないかと思いますので、教育委員会として議論していないわけではなくて、日ごろから私どものほうにいろいろな提案をなさっております。余り早い段階で出しますと、それが先に走ってしまいますので、十分議論する時間を頂戴したい、そのように思います。
再質問 6番 本田加津子
わかりました。ぜひ、「オンリーワンの子育てと教育による人づくりを大切にするまち」の実現に向けて、英知を結集させて、次世代を担う歌志内で育つ子供たちのために、さらなる手厚い、温かい支援を講じていただきたいというふうに思います。これで質問を終わります。ありがとうございました。