浦臼町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月15日
(1)エゾシカ食害軽減の今後について/(2)国道と町道交差点の雑草対策について
2021年9月15日、浦臼町議会の一般質問で、髙田英利議員が「エゾシカ食害軽減の今後について」「国道と町道交差点の雑草対策について」について質問し、町長 川畑智昭、産業振興課長 横井正樹が答弁しました。
- 質問者
- 髙田英利 議員
- 答弁者
- 町長 川畑智昭、産業振興課長 横井正樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 1番 髙田英利
それでは、議長のお許しをいただきましたので、定例会に当たりまして、町長に2点、ご質問をさせていただきます。まず1点目、エゾシカの食害被害の軽減の今後についてということで、令和元年にジビエ食肉加工施設、減量化施設が稼働を始めて2年が経過をしようとしています。施設へのエゾシカ搬入頭数はおおむね当初の計画どおり進んでいるようですが、当町におけるエゾシカの農業被害については依然として続いているという状況にあると思われます。現在、猟友会及び町が駆除を行っていますが、狩猟だけでエゾシカの被害をすべて抑えることは現実的ではないと思います。今後、被害のさらなる軽減に向けて、安定的な害獣駆除についてお伺いをいたします。1点目、現状のエゾシカの農業被害についてどのようにとらえているのか、目視だけの確認なのか、被害額を算出をしているのか、被害額を算出しているとすれば、どれだけの金額であるのか。2点目、ハンターの人数は、現在何人が駆除に当たっているのか、今後猟銃の有資格者を増員あるいは養成する考えはあるのか。3点目、農業被害の軽減へ向け、農業者みずからが取り組む方法として、電気柵の設置が有効と思われます。ほかの町では電気柵の設置が見受けられるが、当町でも電気柵の設置に助成をしてはいかがでしょうか。2点目、国道と町道交差点の雑草対策についてということで、国道路肩のガードロープ、ガードレールが撤去されている状況ですが、国道用地とJR用地にまたがる部分の雑草、雑木が荒れ放題となり、町道から国道に出る場合、雑草が視界を遮り大変見通しが悪く危険な状態となっています。一部については地先の方が草を刈ったり、除草剤を散布したりと管理を行っていただいている箇所もありますが、大部分が荒れ放題となっています。今後、国道の管理者に安全の確保の要請が必要と思われますが、町としてどのように考えているのかお伺いをいたします。
答弁 町長 川畑智昭
髙田議員の1点目、エゾシカ食害軽減の今後についてお答えいたします。一つ目のエゾシカによる被害額の算出につきましては、浦臼町中山間地域連絡協議会の協力により調査を行っており、令和2年度の被害額は、水稲で48万5,000円、ブドウで425万4,000円となっております。二つ目のハンター数は、現在実施隊員として9名が駆除に当たっています。町では、有資格者の増員や養成のため、有害鳥獣被害防止対策協議会によりまして、銃器免許取得に関する経費助成や猟銃免許受験料及びわな猟免許受験料の助成などを行っており、今後とも免許取得やわな猟等の資格者がふえるよう普及活動に努めてまいります。三つ目の電気柵につきましては、これまでも回答してきておりますが、自衛手段としての電気柵設置に対する助成として、協議会が事業主体となり農水省の鳥獣被害防止総合対策交付金を活用する方法などがありますが、個別設置での有効性や設置していない他の農地への影響、また安全性や冬期間の一時撤去などの維持管理の面など課題も多く、今のところ設置に関する助成は考えておりません。2点目、国道と町道交差点の雑草対策についてでございますが、議員ご指摘の事象は確認しており、ことし4月にガードケーブルの撤去とあわせて管理者の滝川道路事務所に要望しておりました。7月までにガードケーブル撤去と国道交差点1カ所の伐採工事を実施していただいたところです。しかし、他の数カ所の国道交差点を再確認したところ、雑草の繁茂により交差点の視野が妨げられていることを確認しました。再度、同事務所に伐採要望をするとともに、町の維持作業でどの程度まで施工可能なのか協議してまいりたいと考えております。以上です。
再質問 1番 髙田英利
1点目の再質問についてお伺いをいたします。猟友会の方々に駆除していただいている状況です。エゾシカの被害は減ってはいるとは思いますが、依然として食害の被害は続いているという認識をしているところです。まず1点目なんですが、農業被害額については先ほど町長が申されたとおり水稲で40万円程度、ブドウで400万円程度というところでありますけれども、これらの被害についても実際の部分とはなかなか判別しにくい部分もあろうかなと私も思っています。しかし、実際の農業被害に対して、どこまでがわなの助成措置としてお金の措置をする対象となり得るのか、その辺は私もちょっとわからない部分ではあるんですが、ちなみに私がカタログ等で調べたところによりますと、800メートルで3段張ったという状況でおおむね20万円近くがかかるのかなというカタログ等での価格提示があります。それらを見比べると、あながちすべて電気柵で囲うことが得策かどうかというところではあるんですが、やはり広域的に取り組むべきところは取り組む必要も当然あるのかなと思います。1軒だけでなかなか設置は厳しい部分もあるかと思いますが、例えばほかの町などへ行きますと、山の下をずっと電気柵を張っていたりとか、そういう状況も見受けられますし、中には個人的に囲っている方も当然いるのでしょうけれども、やはり広域的に取り組むことによって、シカの侵入の被害を防ぐという効果は当然あるのかなと考えています。現状、当然設置すれば農業者が設置をして管理をして撤去しなければならないという労力も当然かかりますし、費用対効果の部分を考えますと、そのことが農業者にとってプラスになるのかどうかという部分も当然問われるところではありますが、やはり農業者みずからが播種あるいは移植をして農地を守っていく上で、エゾシカの食害被害というのは金額的に多寡は当然あろうかと思いますが、農業者の気持ちの中でやはり農作物が荒らされて、当然いいものではないですし、作付意欲、あるいは農業生産意欲の減退につながらないとも限りません。特に、作物によっては、やはり農業被害が当然多い作物もあります。ここにあったブドウもそうですし、畑作によっては例えば大豆だとか豆類についてはシカの好物なので、当然食害は多い状況です。それを見越して、豆類の作付も減っている状況にもあります。そういうことも加味しまして、ぜひ町として再度取り組む考えはないかとお聞きしたい部分です。あとは猟銃だとかわなの資格なんですが、最近広報とかでも資格の助成の案内をされておりますが、町から助成をしているわなの資格者がふえているのかどうか、その辺がお聞きしたい部分なのと、あとは先日、私の農地の横でくくりわなを設置していただきまして、1頭が捕獲されたところなんですが、くくりわなについてもなかなかやっぱり設置した後、時間がたたないとシカが捕獲されなかったり、あるいはやはりわなを設置する場所についても、シカの生態だとか、設置する方の経験だとか勘がやっぱり重要な部分もあると思われます。その辺についても、養成は今後とも必要だとは思いますが、受講するに当たって、受講者の数がどのように推移しているのかお聞きをしたいと思います。2点、以上です。
答弁 町長 川畑智昭
ただいまのご質問にお答えいたします。電気柵につきましては、これまでも他の議員さんからもお話がありまして、何度か協議したところがありますけれど、どうしても今回のように個別といいますか、1戸の農家が設置したいというものに対しても助成できないかというようにとっておりますけれど、補助金自体は現在もありまして、それは3軒以上という一応縛りがあった中での補助事業となっておりますけれど、それにいたしましても160戸ある農家の中の本当に一部の方が仮に自分の農地だけに設置しても、そこには寄りつかないかとは思うんですけれど、結局その柵のないところに行って、また食害を及ぼすということにもなりますので、本当に小規模な単位での設置というのは有効性がどうなのかなという思いはどうしてもあります。それでは、全町的にもっと広範囲にということにもなりますけれど、そうなると浦臼町、全長直線で約12キロありますけれど、山沿いに柵を設置するとなると、それの数倍、50キロ、60キロということになるのかなと思いますけれど、当然それを設置し、冬場はまた外すという作業が当然出てくることになります。それを全農家の方が思いを一つにして取り組むのか、あるいは少なくとも中山間という単位のような形で取り組むことが、そういう意思がまた皆さんの中でまとめることができるのかという、町としても全然その効果がないと判断しているわけではありません。ただ、一定の範囲でやらないと意味がないのかなと考えておりますので、議員、おっしゃることはもちろんわかるんですけれど、もう少し広い範囲の中でそういう考え方をお持ちの方が大変多いという状況になれば、また改めて考えさせていただきたいと思いますけれど、個別という段階では少し町としてはまだ補助という形ではちょっと考えづらいと考えております。わな等に関しましては、課長、お願いします。
答弁 産業振興課長 横井正樹
わなの免許を取られている方は年々ふえておりまして、協議会の予算を活用して取られている方もいらっしゃいますし、昨年は中山間の浦臼支部で5名だったかな、取られている方もいらっしゃいます。議員、おっしゃっていたとおり、くくりわなは結構かけるのが難しいところもありますが、シカによっては必ず通る場所というのがありまして、鶴沼の方でも、二、三日で、仕掛ければかかるというところもありますので、生態等を確認しながら、なれてくれば、くくりわなにかけるところまでは皆さんできるようになるのかなと思います。とめ刺しについては、自治体の方で出ていって、とめ刺しさせていただきますので、くくりわなの皆さん、免許を取っていただけるのがふえればいいかなと思っています。以上です。
再質問 1番 髙田英利
町長、個別の設置については、今のところ考えていないとおっしゃいましたが、私も個別についてはいろいろ問題もありますし、経費の面からも厳しい部分も当然あるかなと思います。ただ、やはり広域的に取り組みたいという地域があれば、その辺については考える余地は当然あるのかなと思いますし、ぜひ今後どういう形に協議していくのがいいのかどうか、ちょっと私もその辺はまだ考えは及んでいないところはありますが、協議会なり、あるいは農事組合等の単位もありますので、その辺の中で例えば二、三人で取り組みたいからどうなんだという考えがもしあるのであれば、その辺については町もぜひ応援をしていただきたいなと思います。また、わなについては、今課長の方から、5名程度資格取得者がいると伺っておりますが、その実際くくりわなについての数というのは、わなの資格者が持っているんですか、それとも町が購入をしたりして、それをくくりわなの資格者にかけていただいてもらっているのか、その辺、お伺いします。どうですか。
答弁 産業振興課長 横井正樹
わなにつきましては、協議会の方で購入しまして、協議会から希望者がいれば貸し出すという形になっております。ただ、一応、免許がない方には貸し出しできませんので、あくまでも免許を持っている方に貸し出しして、その方に設置していただく、もしくは役場に連絡いただければ、役場の方の職員もわなを仕掛ける免許を持っている者もいますので、職員の方で出向いてわなを仕掛けるということも行っております。以上です。
再質問 1番 髙田英利
それでは、2点目について質問させていただきます。前回の定例会の折にも牧島議員の方から国道の安全対策についてお伺いされていた部分も、当然草刈りの部分についても話は出ていたかと思いますが、それについても特に晩生内方面の国道用地とJRとの間の雑草の繁茂の仕方がかなりすごいという状況は皆さんも確認されていることと思いますし、今後JRの跡地の管理がどこになるかという部分も当然抱えているかと思いますが、差し当たって、やはり国道への合流点の安全確認の難しさというのは、交通事故に直結する部分でもあります。特に、晩生内も当然高齢化ですので、お年寄りが運転して出ていかれる場面も多い状況にあります。私たちですら、やはり国道の安全確認については二の足を踏むとか、特に気をつけて出ている状況にもあります。今のところ、のり面、多分1メートルも刈ってくれているのかな、数十センチなのかなとも見ています。それがもう実際、草も動いてきていますし、のり面から下に生えている木がアカシヤだとか柳が大きくなってきて国道にかぶってきているという感じも見受けられます。その辺についても、JRの部分についてはなかなか厳しいかもしれませんが、国道の用地についてはやはりもう少し枝を剪定するだとか、刈ってもらうとかという要請は当然あってしかるべきなのかなと私も思いますし、交通事故が起きてからでは遅い状況にもあります。道路事務所への早急な再度の申し入れと速やかな撤去をぜひお願いをしたいということで終わらせていただきます。
答弁 町長 川畑智昭
早速ですが、お話はさせていただきます。ただ、回答でも少ししたんですけれど、町のお金を使ってでもということも少しお話はさせていただいたんですけれど、やはり開発は開発の領分といいますか、管理区域がありますので、それもなかなか簡単にはうんと言ってくれないという話にもなりますので、本当に枝払いだけでも早急にやっていただけるようにお話をさせていただきたいと思います。
再質問 1番 髙田英利
ありません。