浦臼町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月17日
(1)持続可能なジビエ事業の展開を望む/(2)農地の担い手対策
2019年9月17日、浦臼町議会の一般質問で、折坂美鈴議員が「持続可能なジビエ事業の展開を望む」「農地の担い手対策」について質問し、産業振興課長 横井正樹、農業委員会会長 日下文雄、町長 斉藤純雄、農業委員会事務局長 大平英祐が答弁しました。
- 質問者
- 折坂美鈴 議員
- 答弁者
- 産業振興課長 横井正樹、農業委員会会長 日下文雄、町長 斉藤純雄、農業委員会事務局長 大平英祐
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 5番 折坂美鈴
令和元年第3回定例会におきまして、町長に1点、農業委員会会長に1点の質問をさせていただきます。1点目であります。持続可能なジビエ事業の展開を望む。本年10月より開始されるジビエ食肉加工施設及び減量化施設の稼働に向けて、8月21日の臨時会において、浦臼町ジビエ処理加工センター設置及び管理条例が可決されましたが、条例の施行に関する規則の内容については、各議員より異議があり、定例会までに再議されるとの認識であります。その重要課題として、減量化施設の管理等費用をどこがどれだけ負担するのか、浦臼町だけではなく、搬入する業者や連携する自治体の負担を求めることも視野に入れて検討することが、この事業を持続可能な事業にし、適正な有害鳥獣の駆除とエゾシカ肉の利活用を成功させることにつながるのではないでしょうか。ここでは具体策を伺います。①広域連携で有害鳥獣の駆除に取り組むことをこの事業の目的とするという認識を徹底し、減量化施設の処理手数料は搬入する業者が負担、ジビエカーの経費については、各自治体の負担を求めるというのはどうでしょうか。地方創生加速化交付金のときの業務委託概要書には、コア施設、ハブ施設の考え方が広域連携のイメージとして記載がありました。②減量化施設に配置する人員は確保できていますか。③現在は、ハンターとして地域おこし協力隊が1名採用されておりますが、今後は募集しないのでしょうか。1名では有害鳥獣駆除の任務の負担が大き過ぎると思いますが。④地域おこし協力隊がハンターという特殊な業務を遂行するのに必要な経費が認められていないと思います。悪路を走るのが日常であるにもかかわらず、自家用車を業務に使っております。車両借上料は他の隊員と同じ5万円ですが、車両の摩耗の度合いやガソリン代は他の隊員とは明らかに差があるのではないでしょうか。狩猟用銃や弾丸も自己負担。捕獲したシカに対して北海道からの奨励金ももらえない。早朝や夕刻の時間外勤務も特別な手当はない。ハンターという特殊性を考慮した対応を町として考えるべきではないでしょうか。今後は狩猟が本格的になる冬場の雪道に対応した車両、捕獲シカの運搬に必要なウインチつきのトラックを公用車として用意すべきではないでしょうか。まずは協力隊の意向調査をしていただきたい。⑤減量化施設の臭気対策は考えていますか。2点目であります。農地の担い手対策。これまでの定例会でも議員から指摘されている農業者の高齢化に伴う今後の農地の維持、保全対策ですが、昨今では担い手不足による遊休農地の出現が急速に現実のものとなってきたように感じています。農地中間管理機構ホームページによりますと、北海道では令和元年6月公表で応募件数は37市町村で79件と、その利用が低調だと思われますが、浦臼町農業委員会において、農地中間管理機構を通じての農地集積についての考え方を伺います。また、農業委員会の主な業務に、関係行政機関または関係地方公共団体に対し、農地等利用最適推進施策の改善について必要なときは具体的な意見を述べるものとするとありますが、現状の認識と今後の対策についての意見を伺います。
答弁 産業振興課長 横井正樹
折坂議員のご質問にお答えします。持続可能なジビエ事業の展開を望むについてですが、一つ目の減量化施設の手数料につきましては、事業者に負担していただくこととしております。また、移動処理車の経費を各自治体に負担いただくことにつきましては、移動処理車の運用につきましては加工施設を運営する事業者によって行うこととしておりますので、各自治体に負担を求める考えはございません。二つ目の減量化施設の人員につきましては、従来説明しておりますとおり最終処分場の職員の方々で調整しているところでございます。三つ目のハンターとしての地域おこし協力隊員の募集についてですが、有害鳥獣駆除という業務の内容から2名体制での業務実施がより効率的であると考えますので、今後も募集を行ってまいります。四つ目の地域おこし協力隊の経費についてですが、ハンターとして地域おこし協力隊員に採用するに当たって、業務内容や手当等について説明し、その内容を理解した上で着任いただいているので、自家用車の使用、駆除に係る 弾 丸 等 の 費 用 負 担 に つ い て も 理 解 を い た だ い て い る も の と 思 っ て お り ます。また、勤務時間等につきましても、ハンターとしての活動に考慮したものであり、今後も協力隊員の意見を聞きながら有害鳥獣駆除の促進を図っていきたいと考えております。五つ目の臭気対策についてですが、減量化に係るにおいにつきましては、減量化施設内だけであり、施設外部にまでにおうとは考えておりません。以上でございます。
答弁 農業委員会会長 日下文雄(農業委員会会長は2019年9月まで)
折坂議員のご質問についてお答えをいたします。農地中間管理機構について。国で設立した農地中間管理事業等は、離農、経営規模縮小、経営団地再編に対し、農用地に農地中間管理権を設定し、規模拡大担い手、新規参入者へ貸し付けを行うものであります。必要な地域における調整については、町、農業委員会、JA等へ協力を要請するとともに、相互の情報交換・協議を行い、効果的な農地の利用が図れるように連携強化が求められております。当町の実績は、貸付希望者はゼロ件、借受希望者は毎年2から3戸の担い手で3から5ヘクタールの受入希望がありますが、貸付希望者がないことに対しては、機構の借受期間が原則10年以上で、その間は所有地を売買できないこともあり、農地を整理できないデメリットとなっております。今後も農地中間管理機構の現行制度の見直しがなされない限り、この状況が続くものと思いますが、離農者や経営規模縮小を考えられている農業者への相談は、関係機関と連携し、制度の提案はさせていただきます。関係機関等への意見について。農業委員会は、地域農業者を代表する機関として、関係機関等に対し、農業施策等に関する建議を行うことができます。農業政策の農地集積支援、中間管理事業、農村整備事業、就農対策、鳥獣被害対策等の意見を空知管内の農業委員会連合会として国等に要請を継続して行っております。以上でございます。
質問 5番 折坂美鈴
10月始動となるジビエ事業の意義について、今回は問いたいと考えております。地元町内会は最後までこの施設の建設に反対をしましたが、議会の議決によりジビエ事業が始まることとなった、こういう経緯があります。地域住民はシカによる農業被害がなくなることを期待して事業の経過を静観している、そんな状態であると思います。ジビエ事業を始める調査の段階では、目的として中空知という広域で連携して、有害鳥獣駆除とエゾシカの利活用を進めていこうという計画を描いていたと思います。ふたをあけてみますと、シカ肉という食肉加工の原料を広域から調達するために町が奔走しているように、私には思えて、心配でなりません。有害鳥獣の駆除、これが第1の目的だとあんなに言い続けてきたからであります。住民に説明した内容と現在の状況が変わってきているのではないかという疑義を申し上げたいと思います。まず、減量化施設の処理手数料は搬入時に企業が負担することになりました。これは9月11日の全員協議会で説明されたことでありますけれども、搬入時に企業側が負担するということにはなったんですけれども、規則によりおおむね5年免除されると説明を受けております。最初の説明では、このジビエの処理手数料が100万円ぐらいかかるのではないかと聞いていたんですけれども、この間の9月11日の説明で試算をされておりましたが、その試算によると30万円程度という数字が出ました。このうち道の補助が7万5,000円ほど出るので、実質23万7,000円が企業の負担となるんだよと説明を受けていましたが、経営が厳しいので最初の年はそういうことで5年間の免除という提案がなされたんですけれども、規則の案が出されたんですけれども、年額24万円ですよ。月に直すと2万円程度の処理料が払えないくらいの会社ってどうなんだろうと、5年目以降の持続可能な事業なのかどうか、私は不安になったということであります。それから、シカの処理に間接的に減量化施設を利用することになると思うんですけれども、自治体はですね、間接的に。その負担はないということになりましたけれども、私たちのイメージとして減量化施設に広域で集まってくるいわゆるシカ、これの廃棄物を処理する費用はきっと受益自治体で応分負担されるのだろうなというイメージがありました。これは誤解になってしまったんですけれども、その点やはり町民の説明が不十分だったんではないかと考えます。それから、地元住民に、これは2番の質問になりますけれども、2番の減量化施設に配置する人員は確保できているかと、私、お聞きしたのですが、最終処分場の職員の方々で調整しているというお答えだったんです。調整して い る と い う こ と は ま だ 決 定 し て い な い と い う こ と だ と 思 う ん で す け れ ども、それでほかに募集していないのかというところをお聞きしたいと思います。まだ決定していないということでありますよね。その点に関しても地元住民には減量化施設等、最終処分場という町の施設が近くにあるから、だからここを選んだのだという説明だったんですよね。その理由も崩れたんです。事業が始まる前からこうまで変わってしまっては、町民の信頼を失いかねないのではないかと私は考えています。そうなると、今後の町政運営においても町民の信頼を得られるのか、そのことを私は危惧するものであります。ぜひ、農業被害を認識していただく、これはいつも言っているんですけれど、相当な被害があります。今稲刈りを前にしても、シカが田んぼに寝るというところで稲をつぶされて、そういう被害も現在もあるんですよね。ぜひ、どのような被害があるのかということをきちんと調査して、認識をした上で有害鳥獣駆除、これを優先していただきたいと、このことをお約束していただきたいという質問であります。住民の理解は、そうではないと得られないということを私は確信しております。それから、地元町内会と協定書を結ぶべきではないかと私は訴え続けてきたんですけれども、それはかなわなかったようでありますが、現在このような状況であるということをきちんと地元町民につまびらかにして、理解を求めるべきではないかという、そういう考えでおります。例えば、地元の町民を視察させるとか、こういう感じでやっていくよというところを見せるとか、きちんと理解を求めるというところを誠意を持ってやっていただきたいと考えます。それから、3番目の有害鳥獣の駆除のために地域おこし協力隊をもっと採用しないのかという質問でありますが、2名体制でいきたいということで今後は募集するということですが、ちょっとホームページを見ても、私はそれが見当たらなかったのですが、現在も募集を行っていますかというところ。ハンターとして地域おこし協力隊を現在も募集を行っているのでしょうかということですね。それから、4番目の質問になりますが、現在の地域おこし協力隊のことです。立場としてはいわゆる非正規の公務員、嘱託職員という立場であることを了解するものでありまして、業務時間内でのシカの駆除が業務ですよと。そこで報償金は発生しないということは十分に理解はできました。今回は雇い主となる町と協力隊との間で話し合いが行われた、このことは有意義であると思っています。これはほかの協力隊員とも同様ではないかと思いますが、話し合うことで信頼関係を構築して、有害鳥獣を駆除して、農家 さ ん の た め に 役 立 つ こ と を し た い と い う 気 概 を 持 っ て 浦 臼 町 に 来 て く れた、その気持ちをそぐことのない方法を話し合いの後に考えるという、そういうことをしてあげてはどうかという私の考えです。また、町との関係もありますけれども、町民とのかかわり合いも大切にしなければならないとは考えております。人間関係、町民とのですね、良好に築くことが隊員終了後も浦臼町に残っていただくということになるかと思いますので、私たちは温かく見守っていきたいと考えております。ぜひ、浦臼町が移住者に優しい町になってほしい、そういう考えであります。このことに関しての答弁は要りません。最後に、臭気対策のところなんですけれども、においはないよと、施設内だけなので外部までにおうとは考えていないということですが、その施設内に換気扇はないんでしょうかね。空気の入れかえはしなくてよろしいんでしょうか。風向きや気温とかによって、やはり施設外部までにおうことがあるのではないかと私は考えているんですけれども、少しでもそういう可能性があるというならば、におわないですよと断言しないで、もしかしたらこういうこともあるかもしれませんという、そういう話を周辺住民に理解を求める、そういう説明が要るのではないかなと私は考えますが。以上、1番から5番までちょっと質問したつもりですが、順番に答えていただけますでしょうか。
答弁 産業振興課長 横井正樹
まず、1番のところにつきましては、基本的にこの事業につきましては有害鳥獣の駆除が第一というのは、この事業を立ち上げたときから一貫してそのようにお伝えしていると思っています。その有害鳥獣駆除が第一でありまして、その中でジビエ利用をしながらその有害駆除した個体を有効に活用していくという流れの事業になっておりますので、有害鳥獣駆除というのが第一だということは変わりございません。それから、減量化に係るところで近隣の市、町に間接的にということをお話しいただいておりますけれども、このことにつきましても当初から近隣の市、町に減量化施設の運用につきまして負担いただくという考えは持ってございませんでした。それと内容につきましては今まで説明してきておりますとおり各市、町におきまして、猟友会との関係といいますか、流れにつきましては各市、町で対応が異なっておりますので、そこのところを統一するのは現段階では難しいのかなと思っております。今後、会議があるたびにこのような事業の内容を説明させていただいて、各市、町のご理解をいただけるように説明してまいりたいなと思っております。2番目の減量化施設の職員につきましては、現在調整中ということでございまして、ほかにはまだ募集は行っておりません。現在、最終処分場の職員の方に仕事の内容等をご理解いただいて、お願いできませんかということで調整中でございます。3番目のところにつきましては、現在のところ募集は行っておりません。次年度に向けて募集を行っていきたいなと考えております。減量化施設、最後5番目の臭気対策につきましては、施設には換気扇はついておりませんけれども、天井に空気、湿気とかが抜けていくように煙突ではないんですけれど、自然に回るファンみたいのがついていて、湿気等を外に出す構造になっております。においのことにつきましては、それも説明してきていますとおり、施設内だけのにおいではないかと考えておりますので、近隣の鶴沼の方に説明したときには、においはないものと考えておりますけれども、においがあるかもしれませんという説明は今後させていただきたいなと思っております。以上です。
質問 5番 折坂美鈴
今、課長の方から有害鳥獣駆除が第一の目的であるということを力強くおっしゃっていただきましたので、これはそれを信じるしかないのかなということで、今はそのように感じておりますが、そういう町の取り組む姿勢というものは先ほどにおいのことでもおっしゃったんですけれど、周辺住民に説明していきたいということでしたので、ぜひそういう場を持っていただいて、理解を求めるという、そういう姿勢をぜひ私は見せていただきたいなというところで、説明会をやっていただけるかどうか、今度は町長に再々質問ではお聞きをしたいと思います。それから、減量化施設の人員ですけれども、まだ調整しているというところで、今ちょっと、きょう何日ですか、9月17日ですよね、もう10月から稼働が始まると思うんですけれども、ちょっと心配なところでありますし、苦しい答弁かなと感じております。それで、ほかにも募集していないということなので、ここがだめだったらどうするのかということですよね。この間の全員協議会の中では産業振興課でやるしかないのかなというところまでのお話もお聞きしましたけれども、職員が業務を代行するということになりますと、持ち場の仕事を抜けてということにもなると思うんですけれども、その電話があるたびに、そういうイメージを持っておりますけれども、業務に支障が出るのではないでしょうか。もう少しここの従業員については考えなければいけないと思いますし、視察してみたらにおいがひどかったということで、だれもが嫌がる仕事だったんだろうなという、そこで初めて気づいたと感じたんですけれども、本当は計画段階において、最終処分場の職員がやるんだよという話ができていなかったこと自体おかしいと思います。産 業 振 興 課 が 独 断 で そ の よ う に 決 め て い た の か な と 感 じ ら れ て な り ま せん。開始直前になっても従事者が見つからないというのは、私は異常事態ではないかと考えております。雇用する人のことも考えて、衛生管理、ここは大丈夫かなということもお聞きしたいんですけれども、水道を立ち上げていないのではなかったですかね。衣類とかににおいがしみつくという話も伺いましたし、機械を洗浄することも必要ではないかと思いますね、そのにおいを少しでも和らげるためにはきれいに洗浄しながら使うということも。なので、衛生管理の徹底、これは大丈夫かなというところをお聞きしたいんですけれどもいかがですか。雇用の問題については町長の考えもお聞きしたいと思いますが。
答弁 産業振興課長 横井正樹
施設の衛生管理の点につきましては、減量化施設の中、水が出るようになってございますので、基本的には手を洗ったり、そういうことには使えるのかなと思っております。それと機械を水で流すことも可能になっておりますので、それと衛生管理の中身につきましては、近隣の実際今減量化施設動いているところを参考にしながら、必要なもの、マスク等をそろえて衛生管理をしていきたいなと思っておりますので、しっかりやっていきたいと思っております。以上です。
答弁 町長 斉藤純雄(町長は2020年3月まで)
地域の方への詳細な情報提供ということは当然でありますので、10月1日稼働でありますから、稼働してから町民の見学ツアーというのですか、見学機会を設けたいという考えは持っております。それから、担当職員の件ですけれども、深川市に見に行ったときに非常に臭かったと、それで最終処分場の2人が今のところOKという答えが出ていないということのようでありますし、その点については私どもも当初からそこまでにおわないということで思っていましたので、ただ深川市の方は聞くと こ ろ に よ る と ア ラ イ グ マ も い ろ ん な も の を 入 れ て い る と い う こ と も あ って、うちの職員が事前に行ったときにはシカだけのところは、ほぼほぼにおわないということを聞いておりましたので、そこら辺の話をもう一度しながら、10月1日の稼働に向けて支障のないようにしていきたいと思います。以上です。
質問 5番 折坂美鈴
先ほどのジビエ事業についてですけれども、いろんな噂が飛び交っているような状態であります。ぜひ先ほど町長がおっしゃった町民を視察させるという、それもいい方法だと思います。ぜひいろんな質問に答えていただいて、すべてをつまびらかにするということに徹していただきたい、有害鳥獣駆除を第一に努めていただきたいということを申し上げたいと思います。それでは、農地の担い手対策についての再質問ですけれども、現在の浦臼町は遊休農地がゼロであります。これは地域の事情に詳しい農業委員さんたちのご努力によって、血縁とか地縁とかの方々を中心に引き受け手を探して、そういう努力の結果であるのかなと推察するわけでありますが、それも限界が近づいてきているのではないかなと私は感じましたので、今こそ関係行政機関に農地等を利用、最適推進施策の必要性、これをぜひ農業委員会の方で訴えていただきたい、そういうときではないかと考えてこの質問をしています。米の場合は農地の取得のハードルが高いので、新規就農者の参入が難しいとも言われておりますので、中間管理機構の制度が使いにくいという先ほどの答弁でありましたけれども、そうであればそれ以外の方法とか必要とされる町独自の施策とか、そういうものを考えていかなければならないのではないかと私は考えておりますし、町は農業者との話し合いの場、こういうものを持つことが必要ではないかと私は考えております。あと中山間直接支払いという制度がありますけれども、これも制度改善を余儀なくされている状況であるという話をさせていただきたいのですが、中山間地域等直接支払制度は農地を維持するための活動を集落協定で定めて、5 年 以 上 継 続 し て 取 り 組 む 農 家 や 集 落 に 面 積 に 応 じ て 交 付 金 を 支 払 う 制 度で、もう4期目の最終年度なんですけれども、これも高齢化が進んだために協定で示された活動を5年間続けることができないという農家がふえているということで第4期に移行するときに約3万ヘクタールも減ったという実態があります。これはこの5年間続けられないと交付金を返還しなければいけないということであるので、それを回避するための事例が多くなったんだということですけれども、それを受けて農水省は期中での要件を緩和するという経過がありました。このように、本当に農地の担い手がいないということは全国的な問題であり、農家だけの問題ではないのではないかなと考えております。農家も維持しなければいけないので、農地の担い手を明確にするという人・農地プランですか、これのつくりも徹底していかなければいけないし、この集落そのものを維持する対策というのがもっと必要ではないかなと考えております。農業だけで解決するのは困難だという意見もありますので、社会インフラを含めた地域政策の充実、こういうものを求めていかなければならないと思い、広く町民との議論をしていくべきではないかという、そういう考えで私はいるんですけれども、農業委員会として今こういう困った現状があるんだよというお話とか、町にこういう要請をしていきたいとか、そういうお話、お考えがありましたらお聞かせ願いたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 農業委員会事務局長 大平英祐
折坂議員の質問にお答えいたします。土地の流動化とかまた農産物等の生産性等、全体を含めまして施策といたしましては国の方も直接支払制度、また経営所得安定対策等が行われております。これらの各種農業施策を含めて、人・農地プランがございます。それを核に農地の利用集積、または集約化について一体的に推進していくこととなりますので、そのあたりについていろんな協議をしていきたいと考えております。以上です。
質問 5番 折坂美鈴
ありません。