浦河町議会 令和6年第8回定例会 2024年12月10日
海に流出する流木対策について
2024年12月10日、浦河町議会の一般質問で、武中憲士議員が「海に流出する流木対策について」質問し、産業課参事 菊地伸二、建設課参事 川越正浩、町長 池田拓が答弁しました。
- 質問者
- 武中憲士 議員
- 答弁者
- 産業課参事 菊地伸二、建設課参事 川越正浩、町長 池田拓
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 武中憲士
9番、武中です。発言通告書に従いまして、1件の質問をいたします。海に流出する流木対策についてお伺いします。これにつきましては、過去、一般質問をしておりますが、再度、質問いたします。ここ数年、特に河川から流出している河岸に生育していた流木や、河岸内浅瀬に滞留していた流木が、降雨量が多いときに一度に多量に海に流れ出ている状況が目につきます。まだ河川の氾濫等には直接影響がありませんが、流れ出た流木が漁業者には被害が発生しています。低地の網や沿岸刺し網にタコ漁のばけ縄と呼ばれる漁に被害を及ぼす状況になっています。特に春の定置網や秋の定置網には多量の流木が網等に引っかかり、しけ等が重なると大きな被害を発生させることが推測されている状況です。最悪の場合、定置網漁では億単位の漁網の被害が出ると言われています。また、漂っている流木は漁船等に衝突すると、浸水、転覆等の原因になると思われます。沿岸の岩場には海藻資源にも大きな被害を発生させると思われます。特に昆布等は既に被害があると昆布漁業者は言っておられます。拾い昆布漁業者は、海岸に寄り上がった流木が作業に支障を来すとして、町に早急に撤去を依頼して、年に数回の撤去が行われている状況であります。大きな事案になる前に何らかの対応を求める声があります。対応が必要と考えますので、町の考えをお伺いします。1、漁港及び海岸の流木の処理について対応していることは承知していますが、ここ数年の状況はどのような推移になっているのか、お伺いします。2、流木の被害についてどのように考えておられるのか、現状、被害状況はどうなっているのか、大きな被害は発生していないのか、お伺いします。3、河岸等の樹木の整理に予算の計上があり、事業が行われていることは承知しておりますが、まだまだ足りない状況を河川管理者に理解していただき、一層の対策を要望する必要があると思いますが、町の考えをお聞きします。特に既に河川の浅瀬に滞留している樹木については必ず海に流出していますので、早急な退出、撤去の対応を必要と考えます。以上、答弁をお願いいたします。以上です。
答弁 産業課参事 菊地伸二
私のほうからは武中議員からのご質問の1点目と2点目のご質問に答弁をさせていただきます。まず1点目、漁港及び海岸の流木の処理について、ここ数年の状況、推移についてですが、流木の処理につきましては、基本的な対応としまして、海面に漂流している流木につきましては、漁業者が集め、浦河港内及び荻伏漁港の敷地に仮置きし、元浦川河口にある流木の集積場所へ運んでおります。海岸に漂着した流木につきましては、海岸の管理者である北海道へ状況を報告し、流木が再度波で海に出ない場所までの押上げをお願い、要望しているところです。この押上げにつきましては、緊急を要する場合、昆布の漁期前や、漁期中など急を要する場合は町で対応をしております。ここ数年の具体的な状況ですが、大雨や低気圧が発生した際は、河川の増水により、流木が海に流出しており、特に日高幌別川及び元浦川の河口周辺の海岸に大量の流木が漂着されていることを確認しております。令和元年から令和4年までは、大雨が昆布漁期前の5月、6月に発生したことから、緊急を要すると町が判断し、海岸に漂着した流木を波の影響のない場所まで押上げを実施しております。令和5年、6年度につきましては、昆布の漁期に影響がない時期での流出であったことから、北海道へ連絡し、北海道に対応をしてもらっております。推移としましては、令和元年から5年にかけては年に1度、1回ですね。令和6年度は2回の流木の押上げを実施しております。2点目の流木の被害について、町はどのように考えているか、現状、被害状況はどうなっているか、大きな被害が発生はないのか、についてですが、町の考えとしましては、海に漂流している流木は漁船の航行時の事故、網など漁具の破損や、漂流している流木や小枝に昆布が絡まり、抜けるといった被害が懸念され、海岸に漂着した流木は、ご質問の中にあったように、拾い昆布の作業の支障となっております。このような漁業への被害が発生しないよう、速やかに流木の処理を実施する必要があることから、引き続き海岸管理者である北海道へ強く要望をしていきたいと考えております。被害状況についてですが、先ほど申しました、懸念される被害や事故を未然に防ぐため、漁業者自ら流木の回収や網上げ等の対応をしていることから、漁船や漁具に大きな被害はないものと聞いておりますが、漁業者には流木の回収や網上げ等の負担が生じております。昆布などの海藻につきましては、流木に絡まり、海岸に打ち上げられている状況も確認しておりますことから、被害の量や金額は算出しておりませんが、被害があるものと思っております。抜本的な対策としましては、3点目の質問に関連してしまいますが、河川から流木が流出しない対策であると考えておりますので、河川管理者へ流出防止策について、引き続き関係機関と要望していくことと、流出した流木の対応についても関係者と連絡を取り合い、事故や被害がなるべく起きない対策を講じていきます。私のほうからは以上です。
答弁 建設課参事 川越正浩
私のほうから3点目の質問についてご答弁申し上げます。3点目の樹木の整備についてですが、町管理河川については、全体的に伐採や堆積土砂の除去が必要な場合は、年次計画により複数年で実施するとともに、降雨により川の流れに支障があるものなど、急を要する場合は応急的に伐採や堆積土砂の除去を行い、対応しております。また、北海道の管理河川である2級河川については、担当所管の室蘭建設管理部へ、立木の伐採や堆積土砂除去について、毎年要望を行っているところでありますが、計画的に進めているものの、維持予算の状況から全ての要望に応えられていないということでありました。このようなことから、町が管理する河川については、引き続き伐採の対応を行ってまいりたいと考えておりますし、2級河川につきましても、特に河川の浅瀬の倒木のおそれのある樹木なども見受けられますので、建設管理部に対応を要請してまいりたいと考えております。以上です。
再質問 9番 武中憲士
再質問します。町管理の河川については、それほど流木が出ますみたいな状況の想像があまりない状況ですけれども、先ほど答弁に出ました、元浦川なり幌別川なりという部分に関しては、ある程度雨が降ると、必ず流木が海に出てしまっているのではないかという状況を見受けています。そうした中で河川については河畔の樹木の管理だったり、堆積、浅瀬に滞留している樹木であったりという部分が支障になって河川が氾濫しないので、河川管理者にとってはそれほど災害の危険度が低いのかもしれません。そして海に来ている部分に関しては、海岸に寄った部分に関しては目につくのである程度処理していますみたいな部分で、今、答弁があったと承知しております。だから、実際、海にある状況の中の流木が悪さをしますよという趣旨での質問ですので、その部分をどうにか、空白地帯になっている部分を何とか対応してほしいなという思いで質問しておりますけれども、現実問題で、川から出た部分が海岸管理者の北海道の責任で処理しますよと言ったときには、完全に海岸に上がったものに関して、港湾にある程度堆積した部分については処理しますけれども、海の中についての部分は、一体どうするのですかみたいな部分なのかなという思いでいます。そうした中では、やはりもともとの要因となっている河川から海に流れてこない方法をやはり一番求めたくなるというのがやはり漁業者、要するに沿岸で作業している人たちの願いかなという思いでおります。私の質問でどれほど重大さが伝わっているかどうかは分からないけれども、本当にすごい量の流木が海に漂っています。昔だとある程度、枝葉が落ちて根もある程度擦れてきれいになった丸太状の流木がたまにシケで上がってくる状況が目についたのですけれども、最近だと直接河岸にある、川の両岸にある、今、本当に流れ出たのではないかという流木が本当に、数十本単位で流れ出てしまっているという状況に近くなってきているのではないかという想像がつきます。その根拠としては、ある程度、定置網の方が大型船でクレーンも船についているということで、海の中から回収してくるのですけれども、1本、2本、3本ではなくて本当に5本、6本とまとまった状況で、作業を中断してある程度、陸に持ってきているという状況があります。そういった状況である程度、菊地参事のほうでも理解している部分で対応するということがあるのでしょうけれども、一番は何かというと、先ほどの一番最初の話に戻りますけれども、河川管理者さんにとっては、ある程度氾濫が抑えられて、要するに住民に被害が及んでいない状況の河川管理という観点で今、管理なさっているのでしょうけれども、実際、漁業被害がまだ大きく発生していないけれども、これから発生するであろう見込みがある中でこの状況をもう少し説明した中で、河川管理者に強い要望をしていただきたいという思いでおりますけれども、その辺についてはどうですかね。
答弁 産業課参事 菊地伸二
今の質問についてですが、武中議員がおっしゃっていることは重々承知しているつもりでそういうお話も北海道の担当者等にはさせていただいているというか、しているつもりでおりますので、その辺は今後も粘り強く、漁業関係者等と一緒になって、要望はしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
再質問 9番 武中憲士
目に見えない部分では、本当にばけ縄が直接紛失してしまったり、刺し網の状況で刺し網も完全に沈んでしまったりという部分では漁具のほうに直接被害が出ているというのが実情で、では、その被害が誰の責任だという部分ではなかなか、その先がないものですから、なかなか表に出ていない部分もあるでしょうけれども、そうした中で最近、定置網も網の更新だったりなんかをする場面があって、これはどれぐらいするのですかとお伺いしたときに、要するに1セット丘網、沖網、春の定置もありますけれども、1億5,000万円から2億円するそうです。それで買い網を持ちながら仕事をするらしいのですけれども、1回の被害があると本当に億単位である程度被害が出ます。出る可能性があります。それは漁具の被害も1億数千万円あるし、その間の操業というか漁獲が減る被害も数億円単位で発生する可能性もある中では、やはりある程度流木の被害という部分では重視していただきたいというのが漁業者の本音ですので、もっと強い言葉で何となく皆様に訴えればいいのかもしれませんけれども、その辺はやはり重視しながら、今のところ、まだ被害が出ていない状況にはありますけれども、大きな被害が出る可能性があるということを踏まえていただきながら、要望活動を続けてほしいということです。それから、町の対応の部分で寄り上がった木に対しては、ある程度迅速に処理していただいている部分に関しては、特に浜荻伏の部分で結構要望している状況に聞いておりますけれども、そうした中で対応していただいていることに関して、皆さんは十分感謝しておりますので、その部分については要望に関して迅速な対応ができる予算措置も含めて準備していただければと思っております。ある程度、要望、意見としての質疑で終わってしまって申し訳ないですけれども、終わります。
答弁 町長 池田拓
数年前の他町のことでありますけれども、シシャモの時期に、流木が流れ出て、木が海面に浮かんでいればいいのですけれども、立ったまま水中を浮遊している。それがもう何百本と出て、シシャモ漁が全然できなかったという事例もございました。その年にはやはり浦河も、特に幌別川の沖合だと思いますけれども、そこまで他町ほど大きな被害ではなかったのですけれども、なかなか漁がしにくかったというのもございました。道のほうには、重ねて、いつも流木の流出については対策を講じるようにお願いはしているところなのですけれども、河川管理者の皆さんも、河川から出てしまえば、自分の守備範囲でないというのもありましてあれなのですけれども、重ねて、こちらのほうから粘り強く河川管理者のほうには訴えていきたいなというふうに思います。町の先ほどの予算の関係なのですけれども、あくまでも人様の財産の不始末を、町の予算をあらかじめ構えて予算を獲得しておくというのは、これまた、なかなか難しい話ですので、そこのところは臨機応変に柔軟に、町のほうとしては出た場合には対応させてもらいますけれども、最初から道の管理すべきところを町が予算化して持っているというのは難しいということも、併せてご理解をいただきたいというふうに思います。