浦河町議会 令和6年第3回定例会 2024年6月26日
(1)シュタイナー学校の浦河誘致が可能かの研修会を/(2)日本語学校の設立を
2024年6月26日、浦河町議会の一般質問で、辻芳明議員が「シュタイナー学校の浦河誘致が可能かの研修会を」「日本語学校の設立を」について質問し、教育長 浅野浩嗣、企画課長 長崎哲之、町長 池田拓が答弁しました。
- 質問者
- 辻芳明 議員
- 答弁者
- 教育長 浅野浩嗣、企画課長 長崎哲之、町長 池田拓
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 3番 辻芳明
今回は2点について質問させてもらいます。第1点目は、シュタイナー学校の浦河誘致が可能かの研修会をということで質問させてもらいます。この質問は、令和4年の12月定例会においてシュタイナー教育に学ぶべきものがないかとの質問をしましたが、今回はさらに一歩進んで、この教育を浦河町に誘致できる可能性があるかないかの研修会、または研究会、勉強会でもいいのですけれども、立ち上げを考えてみてはということで質問させてもらいます。まず、質問する前に、教育の最も基本となる教育基本法のことについて触れさせていただきます。教育基本法は、昭和22年、ちょうど戦時下の真っ盛りのときに施行され、この間、2000年代頃に学校の崩壊、また校内暴力、教育困難校等々といろいろな問題を抱え、平成18年にこの教育基本法が改正され、それから18年がたっておりますけれども、今、日本の国内の状況を見ますと、オレオレ詐欺だ、また強盗だ、殺人だ、また近頃はAIを使った、また、SNS上での株の取引の中においていろいろな詐欺まがいの行為がもう毎日のように出ております。私個人としては、これらのことはある面で教育の失敗の可能性もあるのではないかという思いがあります。そこで質問ですけれども、教育基本法には、平成18年に改正されたのですけれども、まず前文があり、その前文は皆さんは後で読んでもらいたいと思いますけれども、この教育基本法は第1章から第4章まであります。その中で、第1章は教育基本法の目的及び理念です。第2章は教育の実施に関する基本、第3章に教育行政に関すること、第4章に法令の制定となっておりますけれども、今回は第1章の教育基本法の目的及び理念についてのみ質問をさせてもらいます。まず、第1章、教育の目的及び理念。教育の目的、第1条、教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた、心身ともに健康な国民の育成を期して行わなければならない。②教育の目標、第2条、教育はその目的を実施するため、学問の自由を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。1、幅広い知識と教養を身につけ、真理を求める態度を養い、豊かな精神と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。2、個人の価値を尊重し、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自立の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んじる態度を養うこと。3、正義と責任、男女の平等、自他の敬愛力を重んずるとともに、公共の精神に基づき主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養う。4、生命を貴び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養う。5、伝統、文化を尊重し、それらを育んできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う。第1章の③生涯学習の理念。第3条、国民一人一人が自己の人格を磨き、豊かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたってあらゆる機会にあらゆる場所において学習することができ、その成果を適切に生かすことのできる社会の実現を図らなければならない。④教育の機会均等。第4条、全て国民は、新しくその能力に応じた教育を受ける機会を与えられなければならず、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位、または門地によって教育上差別されない。2、国及び地方公共団体は、障害のある者が、その障害の状態に応じ十分な教育を受けられるよう、教育上必要な支援を講じなければならない。3、国及び地方公共団体は、能力があるにもかかわらず経済的理由によって就学が困難な者に対し、就学の措置を講じなければならない。以上、この4点について、教育委員会のそれぞれの評価と課題、その課題にどう対処するのかお聞かせください。また、この4点をテーマに、シュタイナー教育との対比での研修、研究なり勉強会などを何とかお願いしてやりたいと思っております。2点目、日本語学校の設立をということで質問させていただきます。平成5年に日高軽種馬育成センターが開設され、その頃から外国人が来出し、はや31年になろうとしております。令和5年12月末の浦河町の人口は1万1,453人、そのうち外国人は470人、人口が減っている中ですが、外国人は増えてきております。当初は1次産業での就労が主だったと思いますが、現行において外国人就労者の職業の範囲は押さえているのか。また、大型トラック運転手、タクシー運転手、看護師、介護士、店舗等々での人手不足が深刻な状況で行政はどう対応するのか。そこで、以下について質問をさせていただきます。一つ、過去10年の浦河町の人口推移、併せて外国人の推移、分かれば男女、また子供、また職業別を教えていただきたい。二つ目、あらゆる分野で人手不足が顕在化しているかと思いますが、行政はどのように捉え、どう対応しようと考えているのか。3番目、現状とこれからのことを考えると、日本語学校の必要性が大きくなってきていると思うが、考え方はいかがでしょうか。以上、2点について質問をさせていただきます。
答弁 教育長 浅野浩嗣(教育長は2024年9月まで)
辻議員のシュタイナー学校関係といいますか、そちらのほうの質問にお答えいたします。まず、浦河町教育委員会のこの教育基本法第1章、この情報に対する評価、課題、課題への対応という質問かなと思っています。2問目のほうは、この教育基本法第1章、条項がありますけれども、その評価、課題をシュタイナー教育との対比で将来的には誘致できるような研修をというようなご質問だと思いますけれども。まず、1点目の教育基本法、辻議員のほうからもありましたけれども、来年で戦後80年ということで、昭和21年の11月3日には日本国憲法がまず公布されたところであります。それを受けまして、翌年の昭和22年3月に教育基本法が、これは公布と施行が一緒にされました。憲法のほうはその年の5月3日に施行ということになりますけれども、ということでできまして、教育の中ではこの教育基本法が最上位の法律であります。そういった中で、この教育基本法、そこからいろいろな法律ができています。学校教育法、社会教育法、図書館法、博物館法、地方教育行政の組織及び運営に関する法律、いろいろできているのですけれども、この教育基本法は約60年の間ずっとその状態だったのですけれども、議員のほうからもお話がありましたように、平成18年12月ですけれども、前文が改正されました。これは安倍政権のときだったのですけれども。この部分でといいますか、前文なのですけれども、大きくは公共の精神、これが前文の中で言われていますし、あと、教育の目標の中では我が国と郷土を愛する態度を養うこと、こういった内容がさきの教育基本法ではありませんでしたけれども、これが新たに加わっています。そして、時代が60年ですから、大きな流れの中で生涯学習という概念もありませんでした。その理念についても触れたり、新たに家庭教育についても触れたりということで、さきの教育基本法は前文と、あと、章立てはしてありません。全部で11条。今の教育基本法につきましては、前文がありまして、章立てされていて、第1章、教育の目的及び理念、第2章で教育の実施に関する基本、第3章で教育行政、第4章が法令の制定、全18条となっているところであります。これは憲法があって教育基本法があってということで、市町村教育委員会、浦河町教育委員会としてこれに対してどうだこうだ、評価というのはうちの教育委員会がこの条項に対してどれだけやっているかなということかなと思うのですけれども、先ほど言いましたようにそこからまたいろいろな法律ができています。都道府県レベル、市町村になりますけれども、法令なり条例なりをつくってあります。そういった中でのことであればまた別な問題になるのですけれども、なかなかそういった評価はできないなと思っているところであります。強いて言うならば、例えば第1条は目的、第2条は目標ですけれども、目的は将来の日本をつくる人材の育成ということで、大きな捉え方かなと思っています。2条の目標、これは五つありますけれども、そこの中でのことについては町内の小・中学校でこれに基づきまして学習指導要領ができています。それを達成するために、各学校では日々授業を行っていますというような状況であります。また、生涯学習の理念というところでは、うちのまちは平成10年に生涯学習のまち宣言をしております。そういった中で社会教育の振興、そのためにいろいろな学習機会、それを活動を評価するような仕組みもつくっているところであります。施設の充実ということで、これは文化会館、図書館、博物館、ファミリースポーツセンターも今リニューアルしているところであります。そういった学習環境の充実には努めております。第4章の教育の機会均等というところでは、学校教育で言いますと、特別支援教育の充実、また、経済的になかなか大変だというご家庭には就学援助、また、社会教育では障害者の皆さん方も一緒になってできるような、そういった学習機会も提供しているところであります。ということで、なかなか評価できないのですけれども、こういった取組もしているということでご理解をいただければと思います。次に、教育基本法、そちらのほうとシュタイナー教育を絡めながらの研修はということなのですけれども、シュタイナー教育、オーストリアの哲学者といったらいいのでしょうか、ルドルフ・シュタイナーさんがいろいろな考えを持ちながらこういったことでということで、その理念をまた具現化するという形でシュタイナー学校、これは1919年にドイツのほうで初めてつくられまして、今、世界各国でオルタナティブスクールということで、それぞれの国ではそれぞれの主流の学校があるのですけれども、それに代わる、なかなかそこの学校では合わないお子さん方がいたりしてということでありますけれども、我が国についても今の学校教育があるのですけれども、そういった中で全国に何校かあります。北海道にも1校ありますけれども。ということで、ですから、日本の学校教育制度、それとは大きく内容が違うものであります。芸術教育とも言われていますので。そういった中で、今うちも義務教育であります、日本の第1条項とも言われていますけれども、学校教育を推進する中で、それについて対しながらの研修ということは難しいなと思っています。我が町にシュタイナー学校ということでは、仮に民間の方で町内でそういったことをという考えがある方があればそういった方のご相談には乗れるかなと思いますけれども、公教育としてそれを進めるということはできないと思っています。ただ、既存の教育、今の学校教育についても違った視点からの見方も必要かなと思いますので、学校教育、また子供の教育を考える、こういった視点もあるかなということで、PTAとか町民の皆さん方への学習機会としてシュタイナー教育関係者の皆さんからお話を聞く機会も必要かなとも考えておりますので、ご理解をいただければと思います。以上です。
答弁 企画課長 長崎哲之
私のほうからは、辻委員ご質問の2件目、日本語学校の設立の3点の質問についてご答弁申し上げます。まず1問目、過去10年間の浦河町の人口推移、併せて外国人の推移、男女、子供、分かれば職業別ということで。浦河町における10年間の人口推移ですけれども、10年前の平成26年3月末の人口が1万3,371人に対しまして、令和6年3月末の人口が1万1,246人、2,125人の減少となっております。出生ですとか死亡の差による自然増減で見ますと、989人の減少、転入や転出による社会増減で見ますと1,136人の減少となっております。このうち外国人の推移は、平成26年が77人、現在、男性が66人、それから女性が11人、合わせて77人、このうち15歳未満のお子さんが1人。これに対しまして令和6年度は480人、男性が413人、女性が67人、このうちお子様が29人となっておりまして、外国人はこの10年間で403人の増加と、男性で言えば347人、女性は56人、お子様については28人が増加しているという状況になっております。職業別につきましては、町としては正確なほうということはなかなか把握できないのですが、出入国在留管理庁のほうで公表していますビザ、そういった手続の関係で届出をしている、公表されている数字があります。これが令和5年6月末現在の浦河町の在留資格別の人数では、技能、いわゆる軽種馬の騎乗員や、例えばインドですとかネパールの中華ですとかのプロの料理人の方が331人、教育というビザ、これはALT、これが2名。それから、技術、人文知識、国際業務、通常「技人国」と呼ばれているビザなのですが、これは通訳ですとかエンジニア、設計、土木、施工管理になりますけれども、この方に当たる方が8人。そして、特定技能、特定技能はいろいろ種類があるのですけれども、介護、外食、建設、農業、漁業、自動車整備、様々あるのですけれども、こちらが二人。それから技能実習、いわゆる研修を含めて来ているのですね。これは漁業の方が恐らく浦河は多いと思うのですけれども11人。それから、特定活動、ワーキングホリデーと言われているようなもの、学生さんがちょっと休暇中にこちらで働くというようなワーキングホリデーの方が一人。そのほか家族滞在、先ほど技能の方で家族を連れてこられる方、そういった方の家族で来ている方が55人。それから、日本人の配偶者を持つ方が2人、永住権を持っている方が11人、特別永住権を持っている方が7人。全て合わせまして430人となっており、約8割以上の方が牧場の勤務やその家族の方というふうに推測されています。2点目です。あらゆる分野での人不足に行政としてはどう対応しているのかという点でございます。議員がご指摘のとおり、今やジャンルを問わず様々な分野で人手不足が深刻化しており、町としては、これまでも医師や看護師、保育士や介護士などの福祉人材や、農業や漁業等の第1次産業の担い手、商業の事業継承など、住民の方に直結する業種を中心に支援のほうを実施してまいりました。さらには、近年は町内の人材不足を補う形で急増している外国人への生活支援にも取り組んでいるところです。しかしながら、社会情勢としましては、急速に進む人口減少に加え、コロナ禍により各業種で業務が停滞している間に雇用を維持できずに人材が流出、そして現在、コロナ後はその反発で急速に経済や人の流れが活発化し、その勢いに対応し切れず各業態で人材の奪い合いとなり、我々役場のような行政機関であっても人材の確保には大変苦慮しているのが現状です。国のほうでは、外国人材をさらに活用しようと特定技能の職種に大型トラックなどのドライバーを追加し、今後はさらに訪問介護のほうにも追加する方向で検討しているという報道があったところです。また、技能実習制度に代わり新たに育成就労制度を創設するなど、これまでの安い労働力としての外国人の受入れではなく、就労を通じた高度人材の育成等の確保を進めることにより、よりよい外国人材の獲得を進めようというふうに進めています。浦河町においても管内でも先んじて多文化共生の事業のほうに取り組んでおり、公共施設の多言語化の看板の設置、事業者向けの雇用セミナー、外国人向けの日本語セミナーなどをこれまで開催しております。また、地域おこし協力隊による各種生活支援、文化交流、やさしい日本語教室なども開催し、今年度はさらに日本語ができるインド人の国際交流員、通称、外国人の英語助手はALTというのですけれども、CIRという新しい仕組みのほうなのですけれども、こちらのほうを浦河町としては初めて1名招聘しておりまして、現在のところ8月上旬には着任できる見込みとなっております。一方で、日本の円安により他国より賃金面での優位性が失われつつあり、外国人材に選ばれるまちとなるには、今後は行政だけでなく雇う側の事業者の皆さんと協働で受入体制を整えていく必要があると考えております。3点目、現状のことを考えると日本語学校の必要性というところでございます。議員がご指摘のとおり、町内人口の4%を超える外国人の方が浦河町で安心して生活するには、言葉の壁は課題の一つであると考えており、その必要性は高まっているというふうに考えております。昨年、町のほうで実施した3回の日本語レッスンには7名の外国人の方が参加されました。レッスン終了後に地域おこし協力隊による個別レッスンを希望された方もいたのですけれども、すぐにリタイアされ、残念ながらその後はレッスンは中断となっております。やはり仕事後に語学習得をするには、本人の意思もさることながら、雇用主の方の理解を得るのも必要なのかなということで実感をしたところであります。現在、協力隊の事業としては、うまっこクラブというサークル活動のほうに移行しまして、外国人と日本人との交流をベースにした楽しく会話できるような仕組みで取組が行われております。外国人材の獲得は今後もさらに激化していくものと考えており、これから国内だけではなく海外とも競っていかなければならないのは必至かなと考えております。その中で外国人の方に選んでもらえるまちとして生き残っていくためには、日本人住民の方と変わらないサービスを受けられる環境の整備、加えて賃金や福利厚生、能力向上に関わる人材育成環境、この両方が重要になるかというふうに考えております。行政として取り組めるものは各種行政サービスや相談窓口が中心となり、雇用主の皆様が取り組めるものとしては、賃金、福利厚生、人材育成、この中には学校とか教育、語学教育も入ってくるのかなというふうに思います。官民それぞれが役割分担しながら連携することで、外国人が働きやすいまちが実現するのではないかなというふうに考えております。日本語学校の開設には要件がありまして、施設、それから教えられる教員、それから資金、この三つが必須になっておりまして、その全てをそろえるには現状の浦河ではなかなか難しいのかな、ちょっとハードルが高いかなというふうに考えておりまして、各産業団体、それから雇用する事業主の方、そして語学の取得を希望する外国人本人の意欲の高まりも必要なのかなというふうに考えております。当面、我々行政側として取り組むことができるのは、まず外国人児童や生徒への語学支援、こちらは現在も学校の支援員、それから地域おこし協力隊が実施しているところですが、さらに8月着任予定のCIR、インド人の交流支援によりさらに充実できるのではないかというふうに期待をしております。大人の方の語学支援につきましては、現在実施している町内の、6月末までの締切りで取り組んでいるのですけれども、事業者向けのアンケートの集計結果を分析しながら、どういう形であれば実現が可能なのか、引き続き研究のほうをしてまいりたいと考えております。以上です。
質問 3番 辻芳明
自分もこの質問をするに当たって、教育委員会のほうも答弁するのに大変なのだろうかなというふうな思いはありました。とはいえ、先ほども述べましたけれども、浦河はちょっとここに置いておいてですけれども、今、日本の国内の中においての様々な事件というのでしょうか、例えば老人ホームにおいても虐待があったりとか、今日の新聞にも幼稚園の先生が子供を引っ張ってどうのこうのとか、あとは銀座とかああいうところに行っての強盗だとか、田舎に行っての老人たちを云々して縛り上げてどうのこうのだとか、あまりにも多過ぎる。たまたま基本法ができて18年がたちます。基本法が全て正しかったらこういう事件が起きないのだとは思っていませんけれども、今の日本の教育を顧みますと、詰め込み、よく二通さんという方がよく浦河に来て講演しております。僕も何回も行っていますけれども、今の教育の限界があるのではないかと、詰め込み、詰め込み、その中に偏差値を詰め込んでいくと、そこでこぼれていく子供たちがたくさんいると。そういう今の環境の中において、教育委員会でどうのこうのというのはなかなか難しい話、一方では成績が悪いからどんどん勉強しなさいとか云々ということを責められる。だから、それをしないで今みたいな形の中でゆとりある教育でいいのかといったらこれはまた責められる。いろいろな意味で責められる立場でいるけれども、大きな視野を持ったときに、やはり今の教育の中において、本当に考えなければならない。浦河町はいいのかもしれません。自信を持っていいのかもしれませんけれども、どうも教育のほうを見ると点数もあまり高いほうでもないような感じもするのですけれども。僕はあまり点数のことについてどうのこうのとは、そんなには深く思っているわけではないのですけれども、あまりにも今の日本の教育におけるその詰め込み教育、そこに落ちこぼれていく人たちのことの教育を見ると、シュタイナーはどういうことやっているのだろうかということをいま一度、町民のお父さんたち、学校の先生たちもぜひ知ってほしい、そういう思いの中で研修、誘致をということで出しておきましたけれども、そういう思いでシュタイナー教育を出させてもらったのですけれども。この教育の目的、教育の目標、生涯学習の理念の中において、教育長のほうから、教育委員会としては一つの目標としてそこに向かって教育としては進めていっていると、当然そういう答えだということは思っているのですけれども、今言ったように、そこら辺の詰め込み教育の中において、今、浦河の教育委員会はどのように、浦河はそんなにぎゅうぎゅうに詰め込んだ教育をしているわけではないというふうにお思いなのか、どういうふうに教育長としては考えているのか、そこら辺をちょっとお聞かせ願えればと思います。
答弁 教育長 浅野浩嗣(教育長は2024年9月まで)
先ほども述べましたけれども、我々、市町村教育委員会のほうで義務教育ということで小学校と中学校で学校教育を進めていますけれども、これは詰め込みだ、ゆとりだということでありますけれども、先ほど言いましたように、この基本法があって、学校教育法、そこの中にいろいろな、教職員免許法、あと施行令とかがありまして、そこから学習指導要領、これが大体10年に1回ぐらい変わっています。あるときは詰め込みだと、ある意味で揺り返しで揺れ戻して今度はゆとりだとなったり。そういったので試行錯誤しながら、ただ、大きな日本の学校教育の制度の中で国のほうでは考えながら行っているところであります。それを教育課程に具体化して、日本全国、北海道から沖縄まで同じようなレベルで子供たちをということで、各学校で学習指導要領で行われていますので、うちのまちとしてどうだということは、これもなかなか言えないことであって。シュタイナー学校は、1970年代、80年代のそれこそ学校の2階の教室から机や椅子が外に投げられるような、そういった学級、学校崩壊の時代にこんな日本の学校教育でいいのかなということで、そういった中でたまたま子安美知子さんという、自分の娘さんをドイツのシュタイナー学校に行かせた、ご本人もドイツに住んでいるということなのですけれども、その本が出て、これが結構多くの人の目に留まって、それで今の日本の学校教育の制度ではどうだ、それに対してこのシュタイナー学校はどうだろうかということで広がった実践かなと思っています。今の日本の学校教育制度もこれが100%いいというわけではないのですけれども、ただ、やはり国としてこういった子供たちを育てたいなという中で最もいいのがこの方法だろうということでこれまで進めてきています。その時々で、18年、教育基本法も変わりましたし、それに伴って学校教育法も変わりました。先生方の免許更新制もなくなったりとか、学習内容も変わっています。ですから、辻議員がおっしゃるようないろいろな課題があるのですけれども、国としてはこれが今の段階では最善だなということでの学校教育を進めていると思っています。我々もそれに伴って、浦河の子供たちを学習指導要領にのっとって学校で指導しているところであります。中には行けない子供もあったりして、そういった子供たちにはまた学ぶ機会をということで民間のほうで考えたり、教育委員会のほうでも元気プログラムということで対応しているところであります。そういったことでご理解いただければなとは思っているのですけれども。以上です。
質問 3番 辻芳明
教育委員会としては、教育基本法の中においての、そこが本当に基本になる法律であります。そこに従ってやっているということは、教育長の立場として重々理解します。このことについては深く追求しませんけれども。ただ一つ、なぜ自分がこのシュタイナーの質問をしたかというのは、先ほどちらりと教育長のほうもオルタナティブの話がありました。浦河は、今そのシュタイナーに関することによって非常に環境的に整っているなと思っていたのですね。というのは、実はシュタイナー学校が豊浦町にあります。その豊浦町に浦河から移住した方が二人います。それはシュタイナー教育に行きたいということで、二人の方が今、小学生がいます。移住しています。もう一人は、浦河にいながら奥さんを伊達に行かせてシュタイナー学校に行かせているお子さんもいます。また、近隣の町村にシュタイナー学校を卒業した方もおります。また、先ほども話したように、オルタナティブを一つの柱として、浦河で、そこにおいてオルタナティブを基本とした理念として幼稚園を教えているところもあります。そういう意味で、確かに教育委員会としてはこのことにおいてなかなかもろ手を挙げてどうのこうのということができないということも重々分かります。実は自分も豊浦の教育委員会に電話を入れたのですね、視察をするときに。正直に言って、シュタイナーのことはシュタイナーで聞いてくださいと、こちらのほうでは分かりませんという答えであって、なぜこんなにつっけんどんなのかと思ったのですけれども、思うと、やはり教育基本法の中において教育委員会というのがあって、シュタイナーというのはちょっと別なところにあるということが今となっては分かったのですけれども、そういう意味では、教育委員会としてのこのシュタイナーの取組というのはなかなか難しいだろうと思いますけれども、役場の中には社会教育とかいろいろな部署がある、企画課もある、教育委員会だけでこのことを考えるのではなくて、未来のお子さんのために、もっと幸せ、こういうこともあるということを知ってもらいたいなというふうな切なる願いもありまして、シュタイナーの質問はここで終わらせてもらいますけれども。もう一つあるのですけれども、学校の先生と近頃会う機会があってお話しするのですけれども、シュタイナーの話をしてもなかなか、シュタイナー教育とは何という人が結構、ほとんどの先生たちがそういう先生たち、たまたまだったのかもしれませんけれども、あまり知らない。だけれども、逆にシュタイナーのことを知っていると、実際に自分が教えている日本の基本法の中において随分違った指導方法ができるのではないのかというふうな思いもあるので、強制をするわけではないのですけれども、学校の先生たちもこのシュタイナー教育のことは知ってもらいたいなというふうな、これは自分の感想で答弁は要りませんので、そこら辺のことも自分も積極的に機会があればそういうことも話していきたいなと思っています。このことは、答弁はよろしいです。2点目、日本語学校のことなのですけれども、急激に77人から480人、66人から413人、女性が11人から61名、お子さんが1名から29名ということで、本当にこれがまだどんどん増えていくのだろうと思います。結論的に、日本語学校を設立するには何か3要素が必要で今のところは無理だと。今のところは無理なのかもしれないけれども、正直、我々外国人を自分は今22名を使っています。なかなかサラブレッドというのはとても敏感というか、細かいことに配慮しなければならない、意思疎通が大変。約8割ぐらいが牧場ではないかという、恐らくそうだと思います。恐らく同じ悩みを皆抱えているのだと思います。それで、やはりいきなり来て日本語、馬は知っているにせよ大変なのですね。そんな中において、今はもうほかの日高管内の牧場、また地方競馬を含めてどんどん外国人が増えていっています。恐らくもう今年中には九州の果てまで行くのではないですか。もう行っているのかもしれない。そういう状況の中で、今日高というか、浦河は外国人を呼ぶのがすごく大変。今、南アフリカまで行って、来てもらっている。おまけに円安。今160円、めちゃくちゃです。極端に言ったら半分、そんなような環境が今あって、今度はなかなか日本に本当に来るのかという問題も抱えている。そんな中において、先ほど言ったのは教員と資金と場所でしたか、が整っていないからできないのだ。これができないのだけれども、もしこれが整うのだったらどうなのですか。
答弁 企画課長 長崎哲之
まず、議員がおっしゃられている、今、浦河町、日高管内に多くいる外国人の方のビザは技能ビザです。というのは、要するにプロの方、大谷翔平は別に語学がなくても野球で行くのと同じように、馬に乗れるプロの方、10年以上の方があるので、語学の取得、N1とかN5とか、あれがなくても腕1本で来られる方が増えているのです。いわゆる日本人学校制度、東川町とかでやっているようなところは、特定技能とかは未設置で、まだ初級レベルの日本語は母国ではできたのですけれども、留学生としてここに入ってきてそこで語学を学んで、その後は福祉、介護もろもろというところに行くと。馬のところでそれができるかというと、実際に10年以上働いた方でないと、馬に乗れる方でしかここは雇用としては成立していないので、議員がおっしゃられたように、今、馬乗りの方に語学が大変だというのならば学校である必要はなくて、町が取り組んだような、今いらっしゃる方に勤務時間外にちょっと日本語を補助、生活支援のための日本語を教えるという制度で補っていくのか。それには箱とか要件とか、例えばインターネット上で日本語学校とつないで在宅でやるということは、大人の日本語教育、外国人の日本語教育支援というのはできるのかなと思うのです。なぜ学校との違いがあるかというと、学校に入る方というのは、ビザは技能実習で来て、次に特定技能に移るためには日本語の資格、N何とかを取得しないとビザの更新ができないのですよね。ですから、最初に来た方は日本語を積極的に学んで、在留資格を伸ばすために、次の更新のために取得を意識して長く日本にいたいのでというのですけれども、今、馬で来ていらっしゃる方は日本語の要件がなくても腕があれば何年でも、雇用があればいられるのですね、更新はできるので。逆に言えば仕事ができれば積極的に日本語を学ばなくても生活ができてしまう、ビザの更新ができてしまう、10年以上いれば永住権をもらえるということなので、そこの違いが日高管内はちょっと特殊なのかなと。そういうプロの技術者が集まっているので、どちらかといえば東川でやっているような日本に興味がある若い人が技術を学んで日本語も学んで日本で働こうという人よりは、もう成熟した技術者がここに来て、そういう人たちは別に語学を学ばなくても雇用が続く限りはいられる、在留資格が更新できるので、そこはちょっと違いがあるので、議員さんがおっしゃっているような今来ている方の語学をアップするためには学校である形態は必要ないのかな。そこは今回、6月末までにアンケート調査をしていますので、実際、雇主の方としては、雇っている方もうまく調教技術とかコミュニケーションを取ったほうがいい仕事ができるから学ばせたいのだということであれば、学校という形ではなくても例えば事業者さんにも支援してもらいながら塾的な、学校というものではなくて、そうすると働いている方は今、技能ビザで来ているので、学校に入るためには留学ビザに切り替えなければならなくなると、そうすると留学するビザで来ると働けなくなるのですね。働きながら学ぶということであれば、仕事時間外にそういう学ぶ機会を設ける、もしくは仕事の勤務時間内にちょっと行政と協力して学ぶ機会を設けていくようなそういう学びの機会、学校ではないような学びの機会が必要なのかなというふうには、そこの課題の違いがあるので、そこの状況を合わせながら検討をしていきたいなというふうに考えております。
質問 3番 辻芳明
今の答弁を聞いていて、やらないための理由を並べているのだなと。最後に何とか努力するみたいなことを言っているけれども、自分が聞いていてやる気は全くないのだなというふうにしか聞こえなかった。今置かれている浦河、軽種馬のことを言っていたのですけれども、たまたま地方競馬のことは述べさせてもらったのだけれども、軽種馬のことばかり言っているのではなくて、今、東川町の話が出ました。つい最近、中標津だったかな、中標津の話も出てきた。浦河にあらゆることを考えたとき、確かに法律という壁があるのでしょう。だけれども、現実的に今日本が全部みんな抱えている問題だと思うのですよ、どこもここも。だから、そこの中には法律がどうのこうのではなくて、だから違った意味で、どこのまちも云々もいろいろなことで外国人に来てもらって頼まなきゃならない。その中において若い人たちが日本語を学ぶという形の中でまず来てもらう。その中で浦河の特徴ある云々の軽種馬だったら軽種馬、介護、いろいろな問題があると思います。そのために国会議員の先生たちやいろいろな先生がいるわけであって、やはり今、浦河というまちのこれからのことを考えたときに、この日本語学校というのは、つくるといっても来年できる、そんな予算もあれば云々もあるから、資金の問題、いろいろ、物すごく分かります。分かるけれども、その方向性を、思いというものを持った形の中でいかないと、どこまでいってもそんなのでは、先ほど言ったように円安の中においてなかなか外国人を呼んでくるということも。そんな中において、若い人にこういうものがあるとやっているところもあるわけだから、そういうところを町長さんはどんなふうなお考えがあるのか、ちょっとお聞かせ願えればありがたいなと思います。
答弁 町長 池田拓
まず、日本に在留する資格、この関係では今長崎がお話ししたとおりなのですけれども、しからば、質問でお困りになっているのが簡単な日本語ができる人が少ない、そこがネックでありますから、そうすると質問の中で日本語学校は一旦リセットしたほうがいいと思うのです。今の浦河で、技能で働いている人たちが簡単な日本語ができるような塾であるとか、寺子屋でもいいのですけれども、そういったようなことを官民と力を合わせてできないかという趣旨であれば、そこのところは民間に応分の負担をしていただくのであれば可能かと思います。先生という人を見つけるのも大変なのですけれども、ただ、日本語学校となりますと、留学のビザで来る、あるいは今の技能の人も留学ビザに切り替えると月に28時間までしか働けないという逆に縛りになると、彼らはいわゆる稼げない、食べていけない、そういう話になってしまいますので、そうではなくて寺子屋、塾のようなものであるのであれば検討の余地ができるのかなというふうに思います。ただ、長崎のほうも言いましたけれども、今の技能実習、これからちょっと名前が変わりますけれども、という人たちはやはり日本語を覚えなければその次の更新ができないということで必死に勉強をする、そういう動機づけがあるのですけれども、今の技能の皆さんは多少できなくても日本で働けるから学習意欲が、もちろん個人差はありますけれども、差があるよという話であります。ですけれども、地域のほうで特に牧場関係を中心に日本語塾みたいなものをという声が高まれば、そこのところは町としてしっかりと対応してまいりたいというふうに考えております。
質問 3番 辻芳明
どうも自分の質問と答弁がかみ合っていないような気がするのです。今、480名の外国の方が来ています。そこにおいて浦河の取り組んでいるいろいろなことに対しては、私は物すごく評価をしています。自分も見させてもらっています。そこは、今の480人は極端に言って完結しているのです。言っているのは、これからのことなのです。これからのことの中に置いたときに、まだまだ外国人が増えてきます。同時に、外国人は円安云々のことにおいて非常にハードルが高くなってくる。そんなような環境の中において東川町とか中標津等々で日本語学校をつくって、僕は東川町に行ってきたのですけれども、残念ながら町長さんとお会いできなかったのですけれども、一生懸命やっている方とお会いして聞いてきたのですけれども、それは十数年前の話です。随分進んでいて、今、中標津と東川町に2校ありますね。中標津はつい最近つくったもの。そんなような形の中で、浦河というのは非常に外国人に対する接し方にしろ、何にしろ間違いなく進んでいます。そういう環境の中において、確かに日本語学校をつくるといったらいろいろな課題はあろうかと思うのですけれども、将来を見据えたときにそこら辺のこともきちんと視野の中に入れて、今すぐつくれというふうなことはなかなか難しいのかもしれないですけれども、何か資金が、教員が、場所がと、そんなことは誰でも分かっていますよ、自分も。そこの中において、浦河町に日本語学校が本当に必要なものなのかなということを真剣に、今の答弁が真剣でないということを言っているわけではないのですけれども、ぜひ前向きに。今答えを聞いても恐らく平行線をたどるかと思いますけれども、いずれ機会があったらこのことはまた質問させてもらいたいなと思っていますので、今日はこの程度の中において質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
答弁 町長 池田拓
牧場の職員というか、従業員が日本語ができなくて困っているという部分と、それから外国人を呼んで日本語学校をつくるという部分というのは、きっとそこでかみ合っていないと思うのですよね。私も長崎も、辻議員の牧場の従業員が日本語ができないからそこを何とかということなのですよね、受け止めたのが。そうでないのであれば、例えば外国人を含めて、お二人の議員さんからの一般質問で消滅自治体の話が出ていましたけれども、そのためには若い女性、若い人ということを考えれば、例えば今の日赤の看護学校が廃止になる、そこはやはり若い女性が間違いなく減るわけですから、町にとっては、その消滅自治体の数値にとっては悪い影響を与えるのだろうな。その代わりBTCの乗馬のほうの学校が希望者が殺到している。そういうところはJRAとかBTCに働きかけて、何とか今の25人、今年は27人かな、その間口を広げてほしい。寮の関係、先生の関係、馬の関係があるのですけれども、そういう働きかけをしています。あそこでもって結構女性の人が来るので、そういうところで受皿として受け止めたい。あるいは、これは人様の財産でありますけれども、9年になったら施設は全部空くわけですよね、看護学校のほうの。そういったような施設もあるわけですから、知恵の出しようはあるのです、知恵の出しようは。あとは、その地域のニーズ。例えばそこでもって介護のほうの資格を取ってもらうだとか様々な取組が必要かと思いますけれども、何に焦点を絞って、どういったような目的でどういったようなことをやっていくか、そのときにその全てをこの町のかまどの中から出せるのか、そういったようなことも含めてやはり検討しなければならないので、質問の趣旨は分かりましたので、しばらくというか、時間をいただきたいなというふうに思います。ずっとかみ合わない議論で申し訳ないです。
質問 3番 辻芳明
町長のほうからも、浦河は、久保田議員の方ともう一人、消滅可能性自治体のことを話したのですけれども、それらのことも、自分は本当に視野の中に入っているのですよ、シュタイナーにしろ、日本語学校というものは。そういうものの基準になるものがあるとまたその云々の交流というのがあるのだろうと思って、そこはほかの自治体より先駆けてやってもらいたいなという思いがありまして、質問に代えさせていただきました。ありがとうございました。