浦河町議会 令和6年第2回定例会 2024年3月12日
(1)緑町の歩道について/(2)コンブ生産業の再生に向けて
2024年3月12日、浦河町議会の一般質問で、佐藤利明議員が「緑町の歩道について」「コンブ生産業の再生に向けて」について質問し、町民課長 室田桂範、産業課参事 菊地伸二、総務課長 土居覚、町長 池田拓が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤利明 議員
- 答弁者
- 町民課長 室田桂範、産業課参事 菊地伸二、総務課長 土居覚、町長 池田拓
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 13番 佐藤利明
おはようございます。通告書に従って、2件の一般質問をいたします。初めに、緑町の歩道についてであります。昨年から本格的にまきば通線の道道の浚渫工事が始まっています。まきば通線が合流する道路は、緑町1号線であります。この緑町1号線には横断歩道がありません。平成31年3月議会で、地域自治体や学校などから横断歩道の要望が多く、横断歩道の設置要望の一般質問をしました。町の答弁は、毎年浦河警察署へ横断歩道設置の要望は申請している。警察署からは現状での設置は難しいと口頭での答弁があった。それ以降も引き続き要望しているが、文書による回答がないとのことでした。あれから5年が過ぎても横断歩道の設置がないことを思うと、かなり難しい案件なのか、それとも全道から上がってくる書類、申請書の申請決裁をするシステムの委員会や審議会などの方法に問題があるのではと不信を抱いてしまいます。そこで、現状はどのような状況なのか、お伺いいたします。次に、2件目のコンブ生産業の再生に向けてについて、お伺いいたします。漁業の活性化に向けて、浦河町にコンブ生産者が主な構成員の浦河町浜の元気再生検討協議会があります。昨年5月、この事業で八雲町の二海サーモン事業を視察させていただきました。八雲町のサーモン養殖と比べて事業は大きくありませんが、浦河町でも浦河港湾を活用した海面養殖試験事業が始まります。浦河町でトラウトサーモンをつくる。何と夢のある事業でしょう。難しい諸問題もあると思いますが、大変楽しみです。先月2月2日に、浦河町浜の元気再生検討協議会で、北海道大学四ッ倉教授の講演会がありました。テーマは私たちのコンブ業者に向けての話で、気候変動が進む中でコンブ業の将来を考えるセミナーでした。昨年の暑い夏、海水温が上昇し、日高沿岸西部地域ではコンブの根腐れが起こり、大量にコンブが流れ着いている。その影響で、今年のコンブの増産は望めないと見ている地域もあります。また、浦河地区の井寒台地区では、磯焼け現象があり、この解消に向けての作業が急がれます。このセミナーの中で、四ッ倉教授は、高機能ゼリー素材でコンブの森を育てるとお話がありました。また、コンブの漁場再生も大事ですが、そのコンブを採取するコンブ採り漁師も高齢化しており、それを手伝う陸廻りの方々も同じく高齢化して、先が見えない状況になっているのが現状です。そこで何点か、お伺いいたします。井寒台地区の磯焼けの現状を伺います。今、できる磯焼け対策を伺います。日高振興局で進めているナナイロひだかサポート制度がありますが、浦河町での制度の創設の考えをお伺いいたします。以上です。
答弁 町民課長 室田桂範(町民課長は2025年3月まで)
おはようございます。佐藤議員がご質問の1問目、緑町の横断歩道についてご答弁申し上げます。ご質問にございます緑町地区につきましては、近年、社員住宅や新築住宅の建設が進んでいる地域であり、隣接する当該道路につきましては児童・生徒が通学のため、また大型商業施設への買物に向かう道路として多くの方々のご利用があります。このことから、浦河警察署としても交通事故が懸念される路線であることから、速度違反に対する取締強化路線となっていることを確認しているところです。町といたしましても、交通安全対策が必要と考えられる路線につきましては、その対策について、毎年浦河警察署へ要望しているところであり、当該道路への横断歩道の設置につきましては平成25年の地域自治会からの要望も受け、地域の実態を踏まえ歩行者の安全確保が必要と判断し、設置について要望を続けております。また、令和3年にはJRバスが路線化となり、当該地区における運行が始まり、住宅地区から道路を横断し、停留所へ向かう利用者の安全確保が必要となることからも重ねて要望しているところであります。警察署からは現地の状況を確認しながら検討しているとのことですが、毎年現状での設置は厳しいとの回答が他の要望箇所も含めてされているところであり、町といたしましては要望箇所それぞれについて対応が難しい理由についての回答を求めておりますが、現在のところ明確なお答えはいただいておりません。しかしながら、ご質問にもありますように、まきば通線の開通により、交通量の増加が予想され歩行者への交通被害がさらに心配されることからも、機会を逸することのないよう、地域自治会などの協力も得ながら、また他の要望路線と合わせて粘り強く要望してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
答弁 産業課参事 菊地伸二
おはようございます。私のほうからは、2件目の質問、コンブ生産業の再生に向けての3点の質問のうち、2点について答弁させていただきます。まず、1点目の井寒台地区の磯焼けの現状についてです。まず先に、磯焼けついて簡単にご説明いたします。磯焼けとは、海藻が生育できなくなる状態が続くことであり、海藻が減少する原因といたしましては、捕食動物に食べられる、枯れる、芽生えなくなる、流出するのいずれか、もしくはこれらの組合せによるものとされておりまして、これらの作用が度を越えて持続し、回復を妨げる要因がある場合、磯焼けとなります。例を挙げますと、ウニなどの補色動物の食圧や高水温、泥水の流入により、海藻が枯れる状態が続き、しけにより流出した岩場に石灰層と呼ばれる海藻、石灰層とは岩場や貝の表面に付着しているピンク色のものなのですけれども、それが付着することでコンブやワカメなどの大型海藻の生育場所がなくなる状態となることです。井寒台地区では、こういった場所が徐々に広がってきておりまして、水深で申し上げれば3メートルより沖の範囲と聞いております。国の制度を活用した岩盤清掃を実施しておりますが、計画的に実施範囲を決め、水深につきましては1メートルから3メートルの浅い場所となっており、これ以外の磯焼けが進んでいる場所について井寒台地区独自で取組を実施したいという相談を受け、支援を行っているものです。事業内容につきましては、採りコンブ着業者全員参加の下、漁船からチェーンをつり下げ、実施箇所を行き来することで岩盤の表面をチェーンで削り、コンブの胞子の着生面積を増やす事業となっております。町としましては、令和4年度より補助をしておりまして、最終実績としては令和6年の採りコンブからとなる計画となっております。その前に、モニタリング等を実施していただいておりますので、その状況としましては、水コンブの着生はよいというふうに聞いております。佐藤議員の質問の中にもありましたけれども、令和5年は高水温期が長く続きまして、コンブも影響がありまして各浜からコンブが抜けていたという話を聞いております。そのため、令和6年の状況については今後井寒台地区と確認していくこととしております。続きまして、2点目の今できる磯焼け対策についてですが、有効な対策としましては現在も行っている岩盤清掃であると思っております。岩盤清掃の方法としても、町内で実施しているバック方式や井寒台地区で実施しているチェーン引き、ほかの方法としてはチェーン振りなど様々な方法があり、浦河町地先ではバック方式が適していると考えております。このほかの対策としましては、ウニなどの食圧が原因であれば、影響のない場所への移植、当町でも実施しております海洋石材の投入散布、日本海側で実施されているスラグの供給などの方法も考えられますし、佐藤議員が質問要旨の中で触れられていましたが、北海道大学教授の講演で話をされていましたコンブの胞子を抽出し、ゼリー素材に混ぜ、岩盤などに定着させることも手法の一つであると考えております。町といたしましては、コンブ漁業は重要な基幹産業でありますので、コンブを増やす方法を一緒に考え、必要な支援について検討してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。
答弁 総務課長 土居覚
3点目のナナイロひだかサポート制度の関係についてお答えします。職員が本人の希望により副業等を行う場合には、地方公務員法により任命権者の許可が必要とされております。具体的に申しますと、営利団体の役員を兼ねること。自ら営利企業を営むこと。報酬得て事業または事務に従事すること。これら三つの行為を行うには、任命権者の許可が必要となります。当町では、これまで副業等を許可する際の基準は定めておりません。職員から相談があった際には、国家公務員の許可基準や行政実例などに照らしまして、個々の案件ごとに判断することとしております。職員が職務外に自発的に副業等を行うことは、少子化や人口減少などによる担い手不足解消の一助となることや、町民の行政参画を促しまちづくり活動が活発になること、また、職員自身の資質向上につながることが期待できると考えております。このことから、当町においても日高振興局職員や近隣職員の副業等の許可基準を参考にしまして、一次産業について、希望する職員が積極的に参加できるよう、現在、許可基準の明確化を進めているところです。
再質問 13番 佐藤利明
再質問させていただきます。まず、町道の横断歩道の件ですが、これからも引き続き要望してまいりますということで、なかなか大変厳しいのかな。ほかの地域を見ましても、横断歩道の設置は大量に至っているみたいだけれども、なかなか許可が下りないのが現状で、その中でこの道路交通法、横断歩道についてちょっと調べたのですけれども、何か面白いのですよね。面白いといったらおかしいな。道路交通法第38条の2には、車両等は交差点またはその直近で横断歩道の設けられない場所においては、歩行者が横断しているときはその歩行者の通行を妨げてはならない。いわゆる横断歩道のない交差点は、車両優先でなく、歩行者が優先なのです。だから、別に緑町ガンガン横断歩道といわれている、横断歩道を定義って十字路かと思ったり、Y字路かなと思ったり、T字路かなと思ったりして調べました。そうしたらこれにもちゃんと載っていて、道路交通法第2条の定義に書いてありまして、いわゆる取付等にも全部横断歩道になるということで、だから渡っていいのですよ。渡ったら駄目だという、何か物すごく小学生にもそう言いますよね、車を見て渡りなさいと。違うのです。運転者が歩行者を見て運転しなければならないのが道路交通法なのですけれども、横断歩道がないところですよ。普通の道路を横断したらこれはちょっと違いますけれども、いわゆる横断歩道のない交差点では。だから、今日、議会に来るときに、実はスケートリンクの道路を見てみました。そうしたら、歩行者は渡られないはずなのに、ちゃんと渡れるようにふち石が下がってあったのです。そして、牛乳屋さんのこちら側のところも横断歩道のないのだけれども、なぜか道路が下がっているのですよね。将来、多分横断歩道ができるかもしれないということなのだろう。そういうのがあって、だから基本的には横断歩道がなかろうと渡っていいということになりますよね。だけれども、怖くて、これから、確かに今は大型バスも通って交通量も多くなっています。そして、将来的に東町に抜ける道路が開通しますと、また日高振興局の人たちもあそこを通るようになりますと、かなり交通量が増すと思うのですよね。そうなると、対策が急がれるものかということは、やはり私たちは認識しなければならない。その中で、自分たちができることは何なのかということで、実は安平町で面白いことをやっていまして、横断歩道の一角からアスファルトにして、運転者に注意喚起を促す舗装をしているのです。別に横断歩道ではないのです。何か舗装してあるな、例えばトンネルに入る道にがっと茶色塗装していますよね。あれは、やはり運転手はちょっと怖がりますよね、何かあるのかと思ったりして。毎回通っていれば気にはならないのだけれども、初めて通る方々はやはり。そんな感じで安平町はカラー塗装をして、子供たちの通学路をしっかり安全のために確保している。多分これは町の予算で、町がこの安全確保という一つの1点でつくったのかと思うのですけれども。この辺について、どのように考えているか、ちょっとお願いいたします。
答弁 町民課長 室田桂範(町民課長は2025年3月まで)
ただいまのご質問ですけれども、町管理の例えば道路であれば管理者の裁量でそういうことができるかということなのですけれども、基本的に規制を伴うそういう設備という、例えば本当の横断歩道とか、一時停止とか、速度の規制とかというのは警察署を通して公安委員会によるものとされております。ただ、議員がおっしゃるとおり、規制は伴わないのだけれども、こういうところに交通規制の実効性を高めるようなことを目的として注意喚起を促すような施設、おっしゃったようなカラーゾーンとか、例えば、この先、合流注意とか、飛び出し注意とかということは、市町村の道路管理者の権限でできるとされておりますので、ただ、そういった場合に、例えば今おっしゃったようなカラーゾーンをつけてここを優先的に通れるよみたいな形にしてしまいますと、事故があった際のことが問題視されると思いますので、その辺はそういうところも注視しながら、そういう施設の整備設置について検討させていただきたいと思います。
再質問 13番 佐藤利明
安平町のこの造ったというか、カラーアスファルトにしたところを見ると、道路交通法に触れるような停止線だとか何だとか、止まれとか、何もないのですよ。ただ色を塗っているだけ。それだけで注意喚起が表せるならばいいのかな。ただ、町が予算を出してやらないといけない問題ですから。やはりこういうことで、もし取付道路に最低でも緑町の水道の倉庫があるところ、あそこに横断歩道が設けられないような状況になるとやはり大変厳しい状況なのかと思いますので、横断歩道の設置ができない理由、2メートル以上の人だまりがあるだとか、あと2メートル以上の歩道があるとか、いろいろな規制があって、また交通量の問題もそうですし、そういうものがあるのでなかなか難しいのかなと。言っていいかどうか分からないけれども、公安委員会の道路の予算がほとんど北広島に使われているという現状を見ると、こちらの田舎にはなかなか難しいのかと。これは言っていいのか、どうか分からないけれども、すみません。そういう感じになっておりますので、地域の自治体に、もし町としてカラー塗装するならば、地域の方とよく話し合って、ここを塗ったらいいのではないか、これなら道路交通法に触れないながらも注意喚起ができると言いながら、現状で進めていきたいということを要望して、これは終わりたいと思います。次に、コンブの生産に向けてでありますけれども、実は、私は浦河地区のコンブ会の会長をしていまして、今、浦河のコンブ会の船の稼働数は今年17杯なのですよ。私が平成5年にコンブに着業したときの船の数が33倍ありました。もう大幅な減で3分の1以上になったのだね、3分の1に迫るのかな。それで、今回また今年3件辞めるのですよ。もうどうなるのだろうと。本当に深刻な問題で、コンブ会という会そのものが運営できなくなってきている。コンブ会でいわゆる漁業権の問題で、コンブ会の中でコンブの採るルールを決めるのですけれども、それそのものがなかなか難しいのかなと思うようになってきて、そして本当に深刻な問題、これは浦河地域だけではなくて、ほかの地域でもそうだと思うのですけれども、私も含めてだけれども、自分の子供に今のやっている産業を継がせるかといったらなかなか継がせづらいのも現状だし、何とも痛しかゆしなのですけれども、今そういう現状であることだけは知っていただきたいなと思います。そして、磯焼けのことで、地域の方と行政がちゃんとしっかり連携しながら取り組んでいますよということでお伺いして、成り行きを見守りたい。私たちもコンブ漁業の事業は、岩盤清掃というか、に取り組んでおります。そんな中で今やっている検討協議会が支給してもらっている日高のキセキのコンブの肥料を、これは馬ふんが資源料の肥料なのですけれども、これはなかなか効果があるのだろうということで思っております。今できることをこの海域でやってほしいなと。実は、今ブルーカーボンの中で、いろいろな地域で、留萌でも釧路でも苫小牧でも、いろいろなことを今やって、やはり魚が少なくなった。回遊魚ではなくて地域で取れる魚が少なくなったというのは、川がよくなって、また生活用水も排出しなくなって、リンだとか鉄分だとかの要素が海に出なくなったというのが主な原因なのかと思うのだけれども、その中で、栄養を与える意味で草木にも栄養の肥料をやるのは、皆さん、春は普通です。だから、海もそうなのですよ。海も栄養をやるまで、今の事業を進めている日高のキセキの事業は続けていただきたいなというコンブ生産者のお願いです。そして、今できる現状、例えば68年ぶりで増毛のほうでニシンの群来が見られた。あそこの磯焼けは本当にすごくて、企業と大学と取り組みまして、去年の群来が、ニシンが帰ってきた。先ほど参事が言っていたように、スラグを使った事業を進めて、ただ、日本海でやる事業と太平洋でやる事業が同じくできるかといったらそうでもないだろうし、海の流れだとか海水温も違うので。だから、地域に合った事業をしていればいいと思うのですけれども、スラグ、前に様似で日本電工の航路が動いているときはスラグがいっぱいあったのだけれども、今、航路が動いていないからスラグも出ないのかと思ったりして。室蘭まで運んだりして、何かそういう。ただ、四ッ倉教授が言っていたのは、海に物を入れるときは本当に真剣というか、厳しくモニタリングしないと地形の変化だとか、海底の変化だとか、海流の変化をして取り返しのつかないところもあるので、海に物を入れるときはしっかり注意しながらやっていかなければ駄目だねということは言っていましたよね。だけれども、このコンブの再生、今本当にコンブが減っているのか、採る方が減っているかよく分からない。コンブの海も畑と同じで手入れをしないと雑草がいっぱい生えてくるのですよ。だから、本当にコンブを採って雑草刈りながらやっていく事業は、これからも進めていかないということでやっていって、あと手の回らない磯焼けの本当の本格な磯焼け対策がこういう町だとかああいう道の支援をいただけなければ取り組めない事業だと思うので、しっかり。浦河にはまだそのような磯焼けとかはあまりよく聞かないので、ただ、井寒台は遠浅で、磯でそういうのであるのかと思っております。今の現状で、できれば自分たちもチェーン振りだとかやっているみたいだし、そういう事業を見ながらやっていきたいなと。白泉地区もチェーン振りはやっているとは伺っていますね。今の事業をしっかりやって、いろいろなところを見ながら自分の地域に水産物、浦河は本当に漁業組合の総売上も本当に減ってきて深刻な問題です。魚が採れない。できれば、そういうブルーカーボンなんかの試験事業なんかも、どこかの企業だとか、大学でもやってくれれば少しずつ解消するのかと。もう2年後にはトラウトサーモンが食べられるかと思っています。本当に楽しみなのですけれども、そういう事業をしながら、前向きな取組で今回も漁業を応援していただきたいということを要望して、これは再質問はありません。それで、ナナイロサポート制度についてなのですけれども、現実的に検討していきますよということでできればいいのですだけれども、実は、日高振興局の地域振興課の課長の話だと、何人か登録しているのだけれども、コンブというのは現実問題として難しい。なぜかというと、毎日の事業ではないのですよね。自分たちもコンブに来る陸廻りの人たちも天気予報を見ているのです。よし、明日は大丈夫だと、波がない、天気はよし、雨の降る気配もないということで。結局は当たらないので、コンブを採らないというのはしょっちゅうあるのですよね。3か月の間に2週間しかコンブを採らないので、単調にいったとしても3日に1回、4日に1回のコンブ採りの事業なのですよ。この事業にナナイロ事業がなじむかというと、なじまないのですね。なかなか難しいのかと。だから振興局でも多いのはいちごに行きますよというのが多いのですよね。いちごは毎日収穫しますし、そしておこぼれではね品を少しもらってくると、そういう楽しみもあるのだろうから、だからこのナナイロ事業をしっかり、本当に浜は高齢者ばかりで、しっかり対策いただければ、1週間に1回働けばいいや、アルバイトできればいいやと、そういう人たちをぜひとも制度化していただきたいということで。現実的には総務課長、どうなのでしょうか。
答弁 総務課長 土居覚
今の件なのですけれども、確かに振興局の活動状況を見てみると、いや、圧倒的にいちごが多いです。ただ、近隣の町村の状況を調べてみると、逆にコンブが多いのですよ。そういう状況もあるので、地元にいる方はどちらかというと意外とコンブも入りやすいのかなと。ただ、コンブは行ってすぐにできるものではないので、その辺は雇う側のほうのサポートもかなり必要となってきますと今考えています。そのような状況を見ながら、一次産業という面で、うちのほうも職員がやりたいということであれば許可基準を明確にして参加できるような方向で今進めていますので、よろしくお願いいたします。
再質問 13番 佐藤利明
そういうことなのですね。分かりました。コンブも干す作業に特化すると、私が言ったような状況になるのですけれども、では、コンブの中の作業もということになると結構できるのかと思ったりして、先ほど言ったようにこちら側の受入体制をどのように考えて日入れしたりする作業だとか、朝。実は今、白泉地区だとか、ほかの地区の人たちも大体4時半からコンブを採って、大体8時には終わるのですよ。8時に終わるのは、陸廻りが来ないからなのですね。8時過ぎではなくて、皆さん大体9時頃に仕事へ行くので、それまでは手伝えるよということで8時の人が結構多いのですよ。だからコンブで生計しているたちは4時間ぐらいのコンブだとなかなか緩くない。9時、10時、荻伏だと11時過ぎまで上げているとか結構ありますし、そこはあまりコンブが長いと陸廻りさんがなかなか来ないような状況になりますけれども、痛しかゆしでいろいろなことを考えながら、自分たちも生産者も働く人たちのことを考えながらやっていかなければならないと思っていますので、そういうナナイロ事業を進めているのであれば、一緒に協議しながら進めていきたいと考えていますので、どうかよろしくお願いいたします。以上です。
答弁 町長 池田拓
昭和30年代、佐藤議員の地区は108件のコンブ漁場がありました。今、お聞きしますと、もう1割少しくらいまで激減している。その一方で、今、世界的に和食文化、コンブが世界の中で非常に重要視されている、そういう時代状況になっています。ここに、私はビジネスチャンスがあると思っているのですけれども、先日も映画のスポンサー探しで山口県と北九州のコンブの卸売会社を訪問しました。そこでコンブの価格について議論してきたのですけれども、やはり彼らは安ければ安いほどいいという基本的にそうははっきり言いませんけれども、そういったようなことを感じたのですけれども、私がいつも言っているように、これは農業にも漁業にも林業にも全部、諸工業にも関係してきますけれども、やはり食べて、要はもうかる作業だ。そうしない限り、子供たちが、いや、おやじたちがもうかっているから俺も頑張るみたいになっていかないと思うのです。そのためには、行政はもちろんですけれども、産業団体、そして買い屋さんを含めて、これだけ物価が上がって賃金も上がっている時代に、そして世界的にコンブの需要が高まっているときにコンブの価格がこのままでいいのかと。ここのところは、漁連だとかも含めて、しっかりと問題意識を持ってもらいたいなというふうに思っています。もうかる産業にする。それは、私ども行政、基礎自治体は基礎自治体でもって、浜の皆さんとこれからも精いっぱい努力していきますけれども、そこだけでは力及ばない点も多々ありますので、これからも買い屋さんを含めて、自分の立場で訴えるところは訴えて、コンブの魅力について、そしてコンブ産業、コンブを生産することの魅力について訴え続けていきたいというふうに思いますので、浜の生産者の皆さんも大いに頑張っていただきたいなと、このように考えています。