浦河町議会 令和6年第2回定例会 2024年3月12日
(1)町内小中学生の学力の現状と今後について/(2)旧浦河駅鉄路の利活用はどのように進めるのか
2024年3月12日、浦河町議会の一般質問で、木下浩一議員が「町内小中学生の学力の現状と今後について」「旧浦河駅鉄路の利活用はどのように進めるのか」について質問し、教育長 浅野浩嗣、企画課長 長崎哲之が答弁しました。
- 質問者
- 木下浩一 議員
- 答弁者
- 教育長 浅野浩嗣、企画課長 長崎哲之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 6番 木下浩一
申し訳ありません。今回は、マスクを着用のまま質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。1月1日に発生しました能登半島地震では、多くの方々が被災され、今も避難をされている方もおられます。この場をお借りしまして、お見舞いを申し上げますとともに、一日も早く元の生活に戻れることができますよう、お祈りをいたします。では、発言通告書に基づき、2件の質問をいたします。1点目は、町内小中学生の学力の現状と今後についてであります。全国学力・学習状況調査が始まってからかなりの時間、もう20年近くなると思いますが、経過いたしました。全国の小学校6年生と中学校3年生の全てに同じ問題が出され、全国平均や全道平均が出され、各市町村単位でも平均が示され、学力の現状を知る一つの指標となっております。全国の平均に比べ、全道平均は下回り、なおかつ日高地域は全道でも下位にあることが分かりました。この結果を踏まえ、町は学力向上を目標に掲げ、最終的には全道全国平均を超えることを目指すと方向性が示されております。これを実現するために、全国平均を上回っている秋田県大館市と交流を深め、平成27年には大館市から現役の教員の先生方が来町され、小学校で模擬授業が行われ、私も見学をさせていただきました。それから約10年、毎年町内の先生方が大館市を訪問し、授業を見学され、意見交換などを行い、その結果を各学校の先生方に還元をし、教員の授業力向上に役立ててもらおうという事業を行ってきました。これまでに多くの先生方が参加し、学力向上の一助になっているとは思っていますが、町民にはなかなか伝わっていないように感じています。やはり結果として学力が上がっていると示されなければ、町民の理解はなかなか得られないものではないでしょうか。教育委員会では、教師力の向上に向けて、浦河町授業スタンダードの定着を進めています。全国に先駆けて導入したタブレットですが、国のGIGAスクール構想により全学校にタブレットが導入されました。私は導入当初、タブレットにはなかなか納得していませんでしたが、時代を先取りしたこの施策は間違ってはいなかったとは思いますが、全国をリードするまでの活用には至っていないと思います。今、全国で導入されたことにより、先駆け導入のリードといわれるものはなくなったと思われます。これからはしっかりとタブレットの活用についても考えていかなければならないと思っております。町内の小中学生は、自ら学ぼうとする意欲は高いと私は感じています。その理由として、各学校で行われている夏休み、冬休みの学習会には多くの子供たちが参加していますし、町が全額補助しています漢字検定、英語検定、数学検定には予想を超える申込みがあります。こうした意欲のある子供たちに町はさらに応えていく施策が必要ではないでしょうか。町内では学習塾を開設している民間事業者が複数ありますが、なかなか通いたくても通えない家庭があるとも思っております。そこに町として手を差し伸べる施策があるのではないでしょうか。他町では、町内に学習塾がないために、町営として学習塾を開設していますが、浦河町は、学習塾があっても学びたい子供たちに応えるような事業はできないものでしょうか。例えば、基礎を学べる場所として町内事業所を活用するとか、さらに応用力を身につけるために進学塾を経営しているような事業者を募集するなどが考えられますが、町にその考えがあるかどうか伺います。学力は、子供たちが生きていく上で身につけておくべき基礎です。しっかりとした学力をつけていれば、自らの夢や将来にとって役立つことは間違いありません。しかし、学力向上となると、学校での授業だけでは限界がありますし、働き方改革により、さらに難しくなると思っています。何といっても家庭での生活、学習が重要となると言っても過言ではありません。教育委員会では、家庭学習の手引きやアウトメディア宣言などを通じて、PTAとともに各家庭に呼びかけていますが、もう一歩踏み込んで、保護者にも大いに学んでもらう取組が必要と私は感じています。町P連などとさらに連携をして講演会などを開くような施策を検討してほしいと思いますが、その考えはどうでしょうか。以上のことから、次の4点について伺います。1、全国学力・学習状況調査において、10年前と昨年を比較した場合、町内の小学生、中学生の学力は上がっているのか。②平成27年度より、秋田県大館市と交流し、教員の派遣を行い、その結果を各学校へと還元する事業を続けているが、次年度で10年を迎えるに当たり、どのように評価しているのか。3、教育委員会が進める浦河町授業スタンダードの定着には教師力の向上は必要だが、町がいち早く導入したタブレットも全ての学校に導入されている。現状を打開するためにはもう一歩踏み込んだ施策も必要と考えるがその考えはあるのか。4、学力向上には学校だけでなく、家庭での生活が重要と考える。保護者の協力なしでは進めることは難しい。いま一度、PTAを含め、保護者に理解してもらう取組が必要ではないか。2点目ですが、旧浦河駅鉄路の利活用はどのように進めるのかについて伺います。令和3年4月1日、今から約3年前に、日高線鵡川様似間が廃止されました。その後、令和3年7月には、町民に日高線跡地活用のアイデアの募集が行われ、19件のアイデアが寄せられました。同じ年の11月には、役場内に浦河駅周辺活用検討委員会が設置されました。そして、令和4年度には、旧浦河駅周辺を対象に、地域活性化につながる利活用検討のたたき台となる旧浦河駅周辺整備構想策定をコンサルト会社に委託して策定され、令和5年度には産業団体や一般公募とともに旧浦河駅周辺利活用検討会議が結成され、5回の会議を開催し、12月にまとめがなされ、令和6年2月16日に開催の町議会総務産業建設常任委員会に報告されました。その内容は、旧浦河駅周辺は当面多目的広場で活用。鉄路は旧浦河駅駅前の鉄路を残してイベント等で活用。その他の鉄路は活用しない。駅舎は旧浦河駅周辺の周辺施設のみ利活用。荻伏、絵笛、東町、日高幌別駅は利活用しない。橋梁トンネルは全て利活用しないとのものでした。この方向性については、町民の中には賛否があると思いますが、私はおおむね妥当な内容と感じています。しかし、残念なのは具体的な内容に乏しいものであったということであります。基本構想では4案が示され、全て駅周辺を整備し、新たな建物を建築するものだったと思いますが、会議ではしっかりとした結論は出されず、まずは多目的広場等に活用するということに決まりましたが、これではどう活用するのか見えにくいものとなっています。JR用地や国有地について譲渡希望を出していますが、きちんとした利活用計画がない上で、本当に譲渡してもらえるものなのか。不透明であると言わざるを得ません。もし、譲渡がされなかった場合はどうするのか。いずれにしても旧浦河駅周辺の具体的な利活用を示してほしかったと思いますが、いつ、どの時点で示されるのか、町の見解を伺います。町民にとって、旧浦河駅周辺の整備は大きな関心事であり、注目しています。できるだけ早期に浦河の顔となるべき施設となってほしいと思いますが、町の見解を改めて伺います。以上のことから、次の3点について伺います。1、昨年12月に旧浦河駅周辺鉄路の利活用についてのまとめが活用検討会議でなされ、今年2月16日の総務産業建設常任委員会に報告されたが、その内容はどういうものなのか。②令和4年度に旧浦河駅周辺整備基本構想概要版が示され、それをたたき台に利活用を検討する方針だと私は理解していましたが、今回の報告では四つの素案には触れられていません。これはどういうことなのでしょうか。三つ目、令和6年度の町政執行方針には、旧浦河駅周辺整備についての記述がありません。他町では既に整備を進め、活用が始まっているところもあります。町民にとって一番の関心事の一つである駅周辺の利活用をどうするのか。町民の機運が高いときに進めるべきだと考えますが、町の見解は。以上、お願いいたします。
答弁 教育長 浅野浩嗣(教育長は2024年9月まで)
私のほうからは、木下議員の大きな1問目の町内小中学生の学力の現状と今後についてということで、4点のご質問にお答え申し上げます。まず、1点目なのですけれども、全国学力・学習状況調査の関係、議員がおっしゃられましたように、これはもう20年、平成19年からで17年目になるのですけれども、途中で1回コロナで休みのこともありました。それで10年前、平成25年度と令和5年度を比較しますと、全国の正答率との差になりますけれども、あと、始まった頃は国語と算数でAとBに分かれていました。Aというのが基礎的で、Bというのが活用というのですかね、応用のほうですけれども。平成25年のときは、小学校の国語Aがマイナス6.6ポイント。国語でマイナス2.7。算数ですけれども、プラス0.5です。算数の今度Bがマイナス5.2ということになります。中学校のほう、国語のAですけれども、これがマイナス0.2。国語Bもマイナス2.0。算数のAですけれども、これがマイナス2.6。そして、数学のBがマイナス3ということになります。10年後、令和5年度、今年度になります。小学校の国語がマイナス6.2、算数がマイナス7.5。中学なのですけれども、国語がマイナス7.8、数学がマイナス10ということになります。ということで、平成25年度、そして令和5年度ということで下がっています。そういった中で、年によりまして乱高下といいますか、凸凹はあるのですけれども、ただ下がってはいます。次に、大館との交流の関係なのですけれども、大館とは平成28年度から行っているところであります。その間、コロナ禍で令和2年と3年につきましては、派遣はできませんでした。向こうからも来ていただくこともなかったのですけれども、ただオンラインでは行ったところであります。大館との交流は、学力向上のため授業改善を目的に、これまで50名近い教員を派遣してきました。大館市は、ご存じのように子供たちの主体的。対話的で深い学びに向けた授業づくりを早くから実践していまして、大きな成果を上げています。そのようなことから、町内教員の授業力アップなどのスキルアップ、それに最適な研修先ということで実施してきたところであります。平成30年度からは、この交流と町内の先生方で組織します学力向上推進委員会、こちらの活動とも連動させまして授業改善、それにも関わりますけれども、学習規律、家庭学習ということで、学力向上の具体的な施策づくりに大館の交流も反映させているところであります。令和4年度には、浦河町授業スタンダードということで、一連の授業の流れ、目安みたいなことになりますけれども、それを大館の授業スタイルを参考にしてつくりました。そして、今年度からそれを推進しているところで、次年度はさらに徹底させようということで考えております。大館との評価ということなのですけれども、今述べましたように、授業改善を中心とした当町の学力向上の施策づくり、そして、行った先生は直接いろいろなもの得てきます。そして、その先生がほかの方に伝えるという、ほかの教員に波及効果、こういったことで先生方の授業改善への意欲を喚起させることに大いに貢献していると考えております。今、数字を申し上げましたけれども、なかなか数字で成果には現れていないのですけれども、今年度学校訪問した際にいろいろ授業を見ますと、これまでよりは大分といいますか、子供たちが主体的に学ぶ姿、そしてタブレットも使いながら子供同士のやり取り、また、先生がファシリテーターとして黒子に徹しながら子供たち主体の授業が見られていますので、今後よい結果が出るかということで期待はしています。次に、3番目の、何かもう一手はないかというお話かなと思うのですけれども、平成28年の秋から、ほかの町に先んじてタブレットを入れたところではあります。これが大きなインパクトになるかということで取り組んできたのですけれども、残念ながらなかなかそういった成果はできなかったのですけれども、そうこうしているうちにGIGAスクール構想、これは全国的なことで、これが令和3年から全国的になって、うちのまちも、iPadですけれども新たなタブレットを入れまして、進めているところであります。ですから、新たな施策に取り組むということでなくて、授業改善のための具体的な施策であります今言いましたけれども、浦河町授業スタンダードを推進すると。そして、これまで行ってきました学力向上の取組をさらに徹底させていきたいなということで考えています。授業改善は、教員が意識を変え、子供たちのやる気もそうなのですけれども、先生方のやる気を起こさなければ、授業をよりよく変えることはできません。子供たちの学力の向上にもつながりません。このため、大館との交流を進め、様々な研修、また学力向上推進委員会も組織し、先生方のそういった学ぶ意欲、これをこれまでも喚起してきたところなのですけれども、なかなか時間はかかっておりますけれども、今後さらにこれを進めて、校内で教員がお互いの授業を参観し合ったり、見合ったりする。あと、学校間の交流をさらに進めて、学校とか講師を超えて、浦河町の教員としてオール浦河ということで、先生方が学び合い高め合う研修機会を充実させて、浦河町授業スタンダードを徹底させて授業改善を進め、学力向上につなげていきたい、そういう具合に考えています。4番目なのですけれども、学校の学びをより分かる、習熟させて定着させるためには、そしてなおかつ自ら勉強しようという、そのために家庭学習が大変重要でありまして、木下議員がおっしゃられるように家庭の協力というか、保護者も当事者であると思っているのですけれども、家庭での過ごし方とか、その環境が大きく影響しますので、家庭の協力、これが不可欠であります。教育委員会のほうでは、スマホのほうもそうなのですけれども、令和3年度から学校を通しまして、浦河町家庭学習の取組を配布しております。また、先ほど中山議員のところでもありましたけれども、浦河町アウトメディア宣言のチラシも配っているところであります。これは、学習習慣、そして併せて望ましい生活習慣の定着を呼びかけているところなのですけれども、今後さらにこれを強く呼びかけて、PTA全体、または単Pの研修会でもお話がありましたように、アウトメディアのこともそうなのですけれども、基本的な生活習慣、そして家庭学習、そういったことでPTAの皆さん方に、保護者の皆さん方に強く呼びかけていきたいと思いますので、どうぞご理解いただければと思っております。以上であります。
答弁 企画課長 長崎哲之
私のほうからは、木下議員の2件目のご質問の3点について、浦河駅周辺・鉄路の利活用をどのように進めるかについてお答え申し上げます。まず、1点目の2月に行われた常任委員会の内容ということです。まず、2月に行われました産業建設常任委員会において報告した旧浦河駅周辺利活用及び町内鉄路の利活用についての内容についてご説明申し上げます。まず、これまで行われた検討会議での協議経過、次に鉄路利活用について委員からの主な意見、駅周辺の利活用についての委員からの主な意見を報告しました。委員からの総括とした意見としては、どのような利活用を行うにしても、将来的に負担が高くなるような施設は整備しないほうがよいのではという結果でございました。こうした検討会議委員の意見を踏まえまして、町として今後の利活用についての方向性として、議員からも先ほど言っていただきましたけれども、旧浦河駅周辺については当面多目的広場等での活用、鉄路につきましては旧浦河駅前の鉄路は残してイベント等で活用。また、道路や上下水道、敷地等の公共で使用するものについては今後利用計画があるものも含めて活用し、それ以外の鉄路については活用しない。駅舎については旧浦河駅周辺の施設のみ活用。ただし、老朽化施設も含まれるので、建物の安全上の状況を見定めながら、残すもの、撤去するものなどを判断する。それから、浦河駅周辺以外の駅舎については利活用しないとする町としての考え方を報告しました。最後に、JR敷地及び建物等の譲渡について、JR北海道への正式回答として4点の意向を伝える方向性を報告しました。一つ目としては、旧浦河駅周辺敷地については、国有の脱落地を含めて譲渡を希望する。全体面積は約4,700平米、2,300坪程度になります。このうち、国有脱落地が2,800平米、848坪程度が敷地内にあります。それから建物については6施設あり、このうち既に町の所有となっている跨線橋を除いた5施設を譲渡希望する。二つ目、鉄路につきましては、旧浦河駅前の約700メートル程度ありますけれども、そこと。それから道路等、先ほど申し上げたような公共目的で利用する箇所のみを譲渡希望する。3点目、橋梁、トンネルについては譲渡希望しない。4点目、旧浦河駅周辺施設以外の駅舎は譲渡希望しない。以上の内容を2月の所管委員会で最終報告させていただきました。二つ目、議員からもご指摘がありました基本構想の概要案、四つの素案について触れられていないが、どうかという話でございます。令和4年度に作成した旧浦河駅周辺整備基本構想につきましては、5回のうちの第1回目の利活用検討会議にも諮り、委員からのご意見をいただきました。この基本構想たたき台として、第2回目と第3回目は主に鉄路の利活用、4回目と5回目の会議では旧浦河駅周辺の利活用について協議を行ったところです。委員からは、基本構想で示した4案だけではなく、旧浦河駅周辺敷地の土盛り等は行わず、できるだけ現状変更しない簡易な整備やバスターミナルとしての整備、花壇などの環境整備、スマートストアなどを無人で特産品販売ができる簡易案内所など、新たな意見も出されました。さらに、可能な限り現状のまま鉄道遺構として残してほしいと意見のある一方で、老朽化した建物は撤去して、新たな集いの場と、憩いの場としたほうがよいといった相反する意見もあり、当初の基本構想の4案だけでは意見の集約は難しい状況となりました。このため、基本構想のデータを基に、新たに簡易な施設整備の五つのアイデアを第5回の検討会議に提示して、最終的な意見をもらうこととしました。結果としましては、提示した五つのアイデアから一つに集約といった委員全体の意見の一致には至りませんでしたが、どのような利活用をするにしても将来的な負担が高くなるような施設は整備しないほうがよいとの総括的な意見を検討会議としての最終結果としたところです。議員ご指摘の基本構想の四つの素案は、検討会議の議論のたたき台として様々な意見をいただいた結果、新たな意見も加わり、最終化結果としましては、四つの素案とは違った形となりましたが、それも委員の皆さんの真摯な意見を踏まえた結論であり、町としての今後の方向性についても、その議論を重視した結果となりましたことをご理解願います。3点目の町執行方針、6年度の執行方針に関わる記述がないという部分と、今後どうするのか、見解はという点でございます。令和6年度の町政執行方針、旧浦河駅周辺整備に記述がない点につきましては、具体的な整備には、議員もご指摘のとおり、国有脱落地の取得等の課題が残っており、昨年10月にJR北海道とともに、北海道財務局のほうに我々も伺いまして、町への脱落地の無償または減額での売払いなどが可能かどうかなども協議を行っており、現在もまだ協議継続中の状況です。町としましては、旧浦河駅周辺市駅のJR敷地と、この国有脱落地を一体的に活用できなければ今後の整備は不可能であると考えており、他町で既に取り組んでいるような跡地や建物をそのまま活用できる状況とは違い、浦河町においては、こうした不確定要素もありますことをご理解いただきたいと存じます。ただし、そうした不確定な状況下においても、旧浦河駅周辺は鉄路を活用した様々なイベント開催については、利活用の実証実験として、鉄路の有効活用の皆さん、町民の皆さんから利用希望があった場合はJR北海道に対して町から使用許可、申請を行い、町所有でない状況においても、イベントなどを昨年は開催している状況です。今後も町民有志の皆さんから要望があれば、都度、JR北海道と協議し、実施可能な利活用イベントについては、町としても可能な限り支援してまいります。町としては多くの町民の皆さんからいただいたご意見により、この基本構想を作成し、検討会議で1年間かけて丁寧に議論してきた課題でありますので、所管委員会でも最終報告しました4点の方向性でJR北海道や北海道財務局と引き続き協議をしてまいります。また、今後につきましても、状況の変化などにより方向性に変更が生じる場合などは都度、議会のほうにも報告しながら取り進めてまいりますことをご理解願います。以上です。
再質問 6番 木下浩一
では、再質問をさせていただきます。まず、1点目の小中学生の学力の現状と今後についてでありますが、教育長より平成25年と令和5年度の全国との比較が示されました。これはもちろん、当時の子供たちと今の子供たちでは、受けている子供たちも違いますし、単純に比較はできないというふうに思いますけれども、一つの指標という部分はありますけれども、残念ながらその格差は広がっていると言わざるを得ないということだと思います。私はちょっと古いもので、平成29年の教育行政執行方針について、ちょっと目に触れることがありまして、当時の教育長は、学力の全国との差は縮まっているよというような、そういうような執行方針に書かれておられました。縮まっているのだなと思っていたのですけれども、残念ながら広がってきている。多分、ここ数年でさらに広がったのではないかというふうに思ってはいるのですが、これについて、だからどうのこうのということではなくて、現状はこれをきちんと踏まえた上で、では、どうしていくのだということから、私はやはり取り組んでいかざるを得ない。確かに大館との交流、これは決して私は悪いことではありませんし、平成28年か7年に私が見学したときの授業は本当に、ああ、こういう授業のやり方もあるのだというのを衝撃を受けた記憶もあります。そこに行って学んでくる、また向こうから来ていただく、これは非常に有意義な活動であることは理解しておりますけれども、なかなかそれが結果につながっていないということがじくじたる思いというか、残念な思いがあるので、こういう質問をいたしました。今後も、令和6年度もこの授業、大館との交流を進めていくということでしょうけれども、大館からこれまでに何回ぐらい浦河に来ていただいたのでしょうか。その辺、伺ってもよろしいですか。
答弁 教育長 浅野浩嗣(教育長は2024年9月まで)
ちょっと正確なところはあれなのですけれども、向こうのほうから来ていただいて、私の今記憶にあるだけでも2回は模擬授業をしていただきました。あと講演会も、そのほか、先生方に来ていただいて、授業ではないのですけれども、町内の先生方を集めて、各学校での学校内の研修の在り方とか、あともちろん授業のこととかですけれども、そういったことでのお話をしていただいたことがあります。あと、オンラインでは家庭学習のことでのお話を聞いたりということで、そういったこともあります。毎年向こうから来てはなかなかいただいてはいないのですけれども、以上であります。
再質問 6番 木下浩一
分かりました。向こうから少なくとも2回は来ていただいて、授業をしていただいたり、講演会等、学校訪問等もしていただきながら、大館のいいところを吸収されているという現状も伺えました。これについて引き続き、大館とこういった協力をしていただきながら、やはり何といっても学ぶのは子供たちですので、それを手助けする先生方、ぜひ子供たちに寄り添った教育をさらにしていただいて、先ほどちょっと申し上げましたけれども、子供たち、非常に学ぶ意欲は、私はあるというふうに感じています。私が見る範囲では浦河小学校だったのですけれども、夏休みに入ってすぐとか、冬休みに入ってすぐに、2日ぐらいですかね、学校に子供たちが通って、1学期、2学期の復習をするというようなことをされて、結構通っている子供たちがいるなというふうに感じていました。そのときには、浦河高校の生徒さんにも協力いただいているということも伺っております。ですから、先ほどちょっと話しましたけれども、町として、やはりこういった子供たちの学びをもっと助けるような施策をもう一歩踏み込んだ施策を打てないのかなというふうに考えています。学びたい子供たちに、学びの場をやはりもっともっと提供できる、そういうようなやり方はできないか、先生方にお願いするのはちょっとこれ以上は限界があるというふうに思いますので、ここはやはり民間の力を使う、民間事業者の力を使うということも、私は大切ではないかなというふうに思います。先ほどちょっと触れましたけれども、地元の民間の学習塾等もやっているところもありますので、例えばそこと協力して、そこはある程度授業としてやっておりますので、それはそれとしても、例えば休み期間中の1日でも2日でもちょっと来ていただいて、子供たちに教えていただくとか。もっと深い学びをしたいという子供たちには、例えば札幌とか進学塾と提携というか、来ていただいて授業をやっていただくようなことも、他町でそういうところもやっているところもありますので、そういうこともできるのではないかと思いますが、その点について、もう一歩踏み込んだ施策ということで私は先ほど述べましたけれども、そういうような考え方というのはできないものでしょうか。
答弁 教育長 浅野浩嗣(教育長は2024年9月まで)
いろいろな力を借りながら子供たちの学ぶ意欲をうまく実際の学びにつなげていく、大切かと思っております。現状でも東町にふれあい会館がありますけれども、地域の方が週2回ということで、子供たちに学びの場を提供しているところでもあります。こちらのほうで、なかなか直接はそういった事業を起こせませんけれども、そういった地域の力も借りながらできればと思っております。あと、うちのほうでスマホの調査も行う中で、ゲームとか、持っている以外に子供たちの家庭でどれだけ使っているのかなとか、さらには家庭学習をどのぐらいしているかなという調査も行っているのですけれども、家で結構、あまりしていないのですね。あと、スマホのゲームを使っているということで、ですからこのアウトメディアを含めながら、家庭でのそういった望ましい生活習慣、そして家庭学習ということで、より一層、保護者の皆さん方の協力をもらいながら。また今、木下議員のお話がありましたけれども、子供たちのそういった気軽に学べる場所、場づくりといいますか、そういったものも、いま一度町内の全体の学校のロケーションとか、地域のそういった教育力を見ながら、何か構築できないかなということで、考えてみたいと思いますので、どうぞご理解ください。以上です。
再質問 6番 木下浩一
分かりました。私も東町に住んでおりますので、放課後で週に2回ですかね、地元の方がボランティアで子供たちの勉強を手伝っておられるということも分かっております。もう大分前ですけれども、東町のふれあい会館のところで放課後ひろばをやっているのですけれども、そこで当時の社会教育課長が、ここでちょっと子供たちの勉強もさせてやりたいのだけれどもと提案されました。そうしたら、ある自治会の方が、子供たちはここで遊ぶのではないのかと。なかなか地域で、ある程度そういう場所で、学童保育で勉強するということをなかなか理解されなかったと、私はびっくりしたのですけれども、何やってもいいのではないのと。勉強した人は勉強する、遊びたい人は遊ぶ。でも、学びたいという子供たちに、ここは遊ぶ場所で学ぶところではないのだという言い方はやはりどうかなというふうな違和感を覚えた記憶がありますが、今こうやって考えてみると、いろいろな場所で学ぶ機会がやはり必要だということも理解しますし、その一助として、例えば先ほど申したように、地元の民間事業者とも協力したりだとか、もっとであれば、札幌の進学塾のところと、例えば協力をするとかいうようなことも、ぜひ検討課題の一つとして加えていただいて、先ほど教育長がおっしゃっていましたけれども、学びたい子供たちが本当に気軽に学べる場所もぜひ多く作っていただきたい。子供たちが本当に学ぶとは楽しい、勉強するとは楽しいと思えるような環境づくりに、特段の配慮をいただきたいというふうに思います。それと、先ほど教育長もおっしゃっていましたけれども、家庭教育も私も重要だというふうにずっと思っておりました。先ほど教育長が、保護者も当事者なのだという言葉が非常に印象に残りました。私もそのとおりだと思います。ともすれば、子供たちの教育というのは学校でやるべきだという風潮になっておられて、子供の勉強、学習は学校でやってくれれば、あとは家庭ではそこまでしなくてもいいみたいな、そういうふうな風潮があるようにも感じます。やはり、保護者もしっかりと子供の責任者として当事者なのだと、学ぶ機会をしっかり与えていくべき当事者なのだということをやはり理解いただけるような、活動というか、呼びかけが必要だと思います。アウトメディア宣言で、スマホの時間、そういうテレビを見る時間を何とか減らして、少しでも家庭学習に時間を費やしてほしいという、教育委員会、PTAの方向はきちんと示されていますけれども、現実的にはなかなかそれはうまくいっていないというか、通じていない、各家庭まではつながっていないという現状もありますので、子供たちの教育もそうですけれども、やはり改めて保護者、PTAとともに、保護者の教育というか、学びということもぜひもっともっと増やしていただきたいというふうに思いますが、これは社会教育の部分も加味していると思いますけれども、教育長はその社会教育の分野のいわゆるプロでありますので、それも含めて、家庭教育の在り方について、いま一度決意みたいなものがあればいただきたいと思います。
答弁 教育長 浅野浩嗣(教育長は2024年9月まで)
家庭教育はある意味で私的な教育作用でありますけれども、今の家庭教育というか、家庭教育支援ということで行政は進めているところであります。家庭教育は本当に生まれてから、大きくなるまで一番大きく、その基礎を培う場所でありますので、そこでいろいろなことを学びます。ですから、いま一度、PTAに呼びかけ、また地域のほうにも呼びかけて、青少年健全育成協議会というものをつくっておりまして、そこで家庭教育推進町民運動ということで、これまでも取り組んでいますけれども、まだまだなかなか広がっていませんので、そこを中心にしながら、各PTAまた町P連にも呼びかけながら、家庭教育の重要性、そのための行政として支援をしていきたいと思っております。以上です。
再質問 6番 木下浩一
分かりました。教育長には指導力を発揮していただいて、家庭教育にもっと踏み込んで、ぜひさらなる支援をいただければというふうに思います。これで1問目は終わります。
再質問 6番 木下浩一
ちょっと2時間ほど中断しましたので、改めて気を引き締め直してやりたいと思います。2問目の旧浦河駅周辺・鉄路の利活用についての再質問をさせていただきます。なかなか、本当に活用するとなれば、非常に難しい問題がたくさんあるということは理解していますが、やはり一つ目に質問したこのまとめですね。昨年12月に検討会議で決定というか、まとめられた最終報告を見ますと、なかなか意見がまとまらなかったというのが現実というか、現状ではないかと思います。令和3年に町民アンケートを取りましたよね。そのときには19件のアイデアが寄せられて、そのほとんどが何か道の駅なり、物産館なり、そういう設備をしてほしいと、そしてもっと地元の人も含めて愛されるような駅として使ってほしいというような、私は意見だったというふうに思っておりましたが、なかなか現実的に難しい面もあって、まとまらなかった要因というのは、計画を見ますと、いろいろな施設を造ってほしいという方もいれば、いや、そんなにかかるのだったらやめたほうがいいという意見があったように、これだと見えるのですけれども、具体的にそんな会議での雰囲気といいますか、どういうような意見が寄せられていたのか、改めて伺いたいと思います。
答弁 企画課長 長崎哲之
正直、私は昨年4月に担当になりまして、それ以前から内部の検討会議ではこのプロジェクトも関わっておりましたので、この検討会議の中にもメンバーとして入らせていただいて、取りまとめ役という座長をさせていただきました。議員がおっしゃられたとおり、町民のアイデアがあり、いろいろな前向きな活用のアイデアをいただきました。そこを踏まえて基本構想、では、実際にそれを実現可能にするためにはというようなことで、町民の方が多く望むような、例えば道の駅といった観光物産館みたいなものも含めた形を実現するのであれば、最初の基本構想の4案にあるような、しっかり道路、国道からのアクセスもきちんとして、利用者の視点に立って、ましてや、やはりある程度の収支も含めて、お客さんが誘客できるという形のことで、4案というのをしっかりコンサルティングしてもらってつくったわけです。実際に、皆さんもご存じのとおり、それなりに事業経費がかかる。3億円から7億円というような形も、それはもう正直、実際に皆さんのアイデアを実現するのであれば、これぐらいかかるというようなことがこの構想の策定の中で分かってきたわけで、それを実際にこの検討会議のほうにかけてきた中で、やはり思った以上に、この大きな金額を整備して、では、道の駅にするにもちょっと狭あいだと。ましてや、国有地もあるというような形も含めた中では、やはりそこのハレーションというか、非常に有効活用はするという前向きな意見、特に町民の有志の方を含めて、いろいろな活用を自ら動いてやっていただいている有志の方もいらっしゃいましたし、その方もメンバーの中に入っています。ですから、やはりそこはそういった方々の思いと、いや、そうはいってもこれで本当に採算が取れるのですかと、町民のためですか、それとも観光客の誘客のどちらですかと、中途半端ではありませんか、そういう厳しい意見もありましたし、高校の先生も入っていただいて、若い方々の視点はどうなのですかと言ったら、正直に言うと現在の高校生はそこまで思い入れが、乗っている方もいないので、遺構に関しては思い入れはないというような厳しい意見。また、いろいろなプロジェクトで、何としてもやはりここを遺構として残してほしいというような、そういうやはりいろいろな意見もあって、最終的に5回繰り返しましたけれども、では、この最後のお金をかけない方法は何でしょうかというようなことで、先ほど答弁したときに、五つのアイデア、それは多目的広場を中心とする五つのアイデア、では、こういう使い方はどうでしょうか、遺構を残す形、残さない形、バスステーションみたいなのものを入れた形で多目的広場なのだけれども、5パターン用意して、この中でもどうでしょうかねという話をしたのですけれども、やはり最終的にはその遺構を残すのか残さないのか、そこは意見の一致を、いや、それを本当に残したところで地元の人の憩いの場、観光客は来ますか。そこに、利用の中心になっている方々も1年間かけて、いろいろな実証実験もやっていただきました。その方も、第3回のときに呼んだのですよね。実際にイベントをやってみて、皆さん、どうでしたかと。正直、いろいろな実証実験もやったと。やってみたのだけれども、大変だったと。やってみたなりに、では、私たちのメンバーではこういう短期的なイベントはできるけれども、これを1年かけてやる、通年トロッコをやるというのは正直難しい。メンバーの集約意見というのはそうだったと。若い方がもっとこう集まってきて、担い手ができれば継続できたかもしれないけれども、私たち、もう年配者が多いメンバーの中では、もっとこのイベントによって、いろいろな賛同者が集まってやっていこうという盛り上がりを期待したのだけれども、難しかったのだというような、率直なコメントもありまして、そういった意見も含めて、いや、大事なものは大事だけれども、実際にそれを残していくにもマンパワーも足りなければ、お金をかけるのにも、やはりある程度、町全体の巨額のお金になるので、投下するのはなかなか難しいのかなというのはそういった相対の意見もあって、では、お金をかけずに、でもせっかくの町の玄関先になるところなので、有効活用という方法は、使うことはいいと。できるだけ、お金をかけずに有効活用できるような形で多目的広場として。中身については5案の中でも、これというふうにはなかなかならなかったのですけれども、できるだけお金をかけずに、できれば町民の方に憩いの場となるような方法がいいのではないかというところだけは収束できたと。ですから、私もやってみた感想としては、もっといろいろな方々が盛り上がって、整備に向けたという機運も高まるのかなというところを1年かけて期待したところなのですけれども、実際に検討会議をした中で、いろいろな幅広い町民の方の意見を聞くと、そこまでには至らなかったですし、中心になったメンバーの方も実際にプロジェクトをしてみたら、なかなか難しかったのだという、そういった率直な意見もあったので、こういった結果になったのかなというふうに考えております。
再質問 6番 木下浩一
いろいろご説明いただいて、いろいろな方々が入れば入るほどいろいろな意見が出て、それを一つにまとめるということはやはり大変な苦労だと思います。やはり町民の中にもそういう温度差はあることは私も理解というか、分かっておりますし、やはり浦河にそういった顔の施設は必要だという意見は、私は多いようには思っているのです。でも現実的に、この周辺整備地区の構想で、例えば整地をする土木工事に3億円以上かかる。何か建物を建てようとすれば、2億円ぐらいかかる。ただ、それでやりますかと言われたときに、えっというのはやはりある程度それを言われてしまうと仕方ないのかなと。でも、せっかくこうやってコンサルタント会社の人が、そういう構想があるのであればこういう案はどうですか、こういう案はどうですかと出してくれた案を何とか生かしてほしかったなというか、これだと、今の説明でいくと、簡易的な整備みたいな形ですけれども、現状として浦河駅に行くためには今国道からは直接入れないわけですよね。ぐるっと昌平町のほうから回るか、築地の浦河インのホテルのところから曲がるか、そこを通らなければ駅には道路として行けないわけですよね。だから、町民の意見は、やはりあそこをすっと国道から入れるような形にしてほしい。そこは簡易な整備というような中に入っているという理解でいいのですか。
答弁 企画課長 長崎哲之
簡易のパターンの中の5案の中には、基本的には土地の造成を伴わないという方法です。ただ、5案の中の一つの案として簡易案内所、バス停留所の機能を持った簡易案内所というのがアイデアの一つでありまして、そこは、今は国道側からちょっと傾斜があるのですけれども、フェンスで閉じているところを下りて、そこを駐車スペースに、ちょっと中を整地して駐車スペースにして、国道側にもうちょっと大きなバス停留所、観光案内所の機能を持つような無人のステーションを置いて、人をかけずにいろいろなそういった形でやると。そこのバス停留所車用の駐車場として、国道から下りる。ざっと一斉に盛るのではなくて、あまり造成しない、簡単な造成というのですかね。そういうような形をするというような案も出した中で、それがいいではないかという意見もありましたけれども、逆に言えば鉄道の愛好されている方の意見としては、もう触ってくれるなと。現存のまま、基本的にはできるだけ残してほしいというようなやはり意見もありまして、中間的な意見を持っていらっしゃる方もやはりなかなか双方、そこは相入れずに妥協案まで導き出せなかったようなところですので、一応今後の方法としては、そういった全体を盛るということではなくて、例えばその土盛りのやり方にしても、もしかすると何がしかの将来的に公共工事の腐葉土ができたときにそれを使うとか、いろいろな活用の方法が出てくると思うので、そこはただ、今現時点でそこをシミュレーションするにしても、どこから土を持ってきて入れるというので巨額の造成費になりますから、そこはそういう方向性で置きつつ、そういうタイミングというのですかね、活用のタイミングができればもっと安価に整備ができるといったこともありますので、そのタイミングを見計らってという考えなのかなというふうに考えております。
再質問 6番 木下浩一
言わんとしていることは分かりますけれども、あまりにも具体性がないというか。本当にそれをやっていただけるというか、やっていく方向なのかどうか。やはり、町民の方が一番心配しているのは、駅としての遺構はもちろん残してほしい、線路も残してほしい。もしかしたら跨線橋も駅舎もなんていうと、それだけで大変なことになりかねない。そして、例えば、浦河の特産物を売るようなスペースも欲しいとなれば、やはりある程度整備をしていくという方向で考えなければ、取りあえずそういうふうなものだけつくります、将来的にはまだ分かりません、でもそういうところが出てきたらやりますというのでは、なかなか町民がそれはいいですねというふうには、私はならないような気がしているので、ある程度方向づけをしっかりして、何年後かということはなかなか言いにくい部分はあるかとは思いますけれども、将来的にはこういうような使い方をしていくのだというような説明がなければ、何のために町民の意見を聞き、基本構想を立て、会議を開いてやってきたのかという、そこがやはり問われると思いますので、やはり何らかの方向性で示してほしかったなという気がしています。この問題については、私はいろいろな方からいろいろな意見をいただいていることもあるのですけれども、今の中途半端な形で、果たして、その国有地にしてもJRの敷地にしても、将来的にはそういう形にしますけれども、取りあえず多目的広場で使いますという言い方をして、果たして譲渡していただけるのかどうか。その辺は、何か昨年10月に財務局に行かれたということですけれども、そういう形でやっていきたいのですけれども、どうでしょうかというような話はされたのですか。
答弁 企画課長 長崎哲之
昨年JRとともに、こちらの財務局のほうに行ってきました。本来、町のスタンスとしては、もともとは鉄道敷地で使われていたわけです。ですから、JRがほかのまちと同様に取得し、町にほかの町と同じように無償譲渡してもらうのが基本スタンスではないのですかと、これはこういう考え方です。では、財務省、国の脱落地がありました。それを、一緒になって話をしますけれども、基本スタンスはJRはもう鉄道ではないので我々は最初は関係ありませんみたいなこと言い出したのを、それはおかしいでしょうということで一緒に行ったのです。財務局にもこの両町の、我々の立場も言いました。町としては、あくまでも委員会のときにも説明しましたけれども、駅前のもう中心のど真ん中のところに国有地が入っているのですね。ここと一体で使わなければ、私はここの土地としてはもう使う価値がない。なので、町としてはここを無償、もしくは安価で手に入れる。基本的に財務局でいけば、脱落地は払下げを受けたい人が用地を測量して、基本的には公共目的であれば減額とか、無償貸付けというのは道路ですとか公園というのはあり得ますけれども、それ以外の多目的で、では、どうですかという話もしていますけれども、基本的には条例に定めのあるような公の施設でないと減額とか、無償というのは正直難しいのかなと思います。ただ、今現時点で使えるかどうかも分からないような状況の中で、ここにそういったものを建てますというようなことも、この5回の委員会の中でも、なかなかその合一性が取れない段階では、町としてはもう明確にここでもうやりますとは言い切れないというような状況、こういう未確定な部分があります。できれば、財務局のほうにはできるだけ安価に、検討会議の中でも、もし要は路線価格と通常の価格で払下げということであれば、もう町は手を引きますと。全くそこをさらにお金をかけるなと言われている中で、用地取得費もまともに積算すれば2,000万円とか、それぐらいの取得費がかかるわけですから、それを投じてまで、では、公のものを、町民の方の期待はありながらも意見の合意形成がされないものに投資するのは、やはりリスクがあると考えていますので、そこはやはり慎重な対応をしなければならない。今、そこも含めて、JRにも、今回この委員会報告の後に正式に申入れをして、早く財務局の形も決着をつけたいから一緒に行きたいというような申入れをしているけれども、まだ内部協議が終わっていないというようなことですので、いずれにしても議員がおっしゃられるような期待をされている方もいますので、結論が早く出るように。方向性が出ましたら、いずれにしても全体で5,000平米を超える用地取得になりますので、必ず議会での議決事項を伴うことになりますので、しっかりと議員の皆さんに報告、もし方向性が変わればその都度、お話ししながら進めてまいりたいというふうに考えています。
再質問 6番 木下浩一
国有地も含まれている土地を、だからそこが確定しないから何もできない。でも、何もそれができないから、そういう、例えば取りあえず多目的でと言って、これは親が先か卵が先かみたいな話になりかねないのですけれども。だからそこが、きちんと国有地が例えば安価なり、無償で譲渡されるという前提が生まれた段階で、さらにそれをどういうふうに使っていくかという話に一歩進むということという解釈でいいのですか。もう一度お願いします。
答弁 企画課長 長崎哲之
まず国有地の扱いが無償でもらえるのか、減額なのか、もしくは定価ではないと売りません、その辺がまた見えてきた段階で、町としてのこの方向性にこのままいけるのか、多目的がいいのか、それとも一定程度、公共施設、例えば公園を整備すると、都市計画区域内ですので、都市計画の変更も伴う、またそれをやったら時間がかかることですし、都市計画公園ではない形での何かを整備するとなると、どういったものがいいのか。多目的広場よりもっと踏み込んだ議論というのは当然出てきますし、では、そういった無償でもらえるがためのものを、公共性を持たせて整備するということにかじを切れるかどうかというのもまた一つの議論の踏み込んだ検討になると思いますので、まず、方向性、回答が出た段階で、一定期間内部の、我々のほうでもスタンス、基本的に示した今回の方向性を大きく変えるものであれば、もちろん議会とも相談しながら進めていきたいというふうに考えております。
再質問 6番 木下浩一
これは、ここで議論してもなかなか進まない話ですけれども、我々としては行方というか、どうなっていくのかを取りあえず見定めてから、また議論をしなければならないのではないかなというふうに思っています。今、やはりほかの町を見ますと、日高線のほかの駅の状況を見ますと、ほとんど恐らくJRから無償ないし、低価格で譲り受けたであろう例えば様似駅だとか、日高門別駅だとか、もうこれは静内駅も活用がほぼ決まって、新年度からやられる予定になっているのを報道機関等で見ておりますけれども、いずれにしても、これは特殊な事情で旧浦河駅だけは国有地も絡んだり、昔は防波堤があった領地だとか、いろいろな複雑な問題が絡んでいて、他町とは条件が違うことも理解していますので、いずれにしても本当に町民が今、何とかあそこという気持ちが、せっかくアイデアを町民から募り、やっとどうなっていくのだろうという関心が非常に高い問題の一つでありますので、やはりスピーディーにというか、できるだけ早く固めていただいて、つくるかどうか分かりませんけれども、例えば本当に町民がこういうものをつくってよかったなとか、こういうふうにやってよかったねと言われるような施設にしていかなければ、やはり町外の方を呼ぶにしても何にしても、地元の方が誇りを持ってというか、自信を持ってお薦めできるところでなければ、やはりほかの方も来ていただけないということもありますので、ぜひこれは企画課だけでなくて役場、それから民間、我々町民も含めて、皆さんを巻き込んで、さらにこの問題を本当に考えていかなければ、できるだけ早く進めていかなければならない問題だと思いますので、町のさらなる尽力をお願いして終わりたいと思います。