浦河町議会 令和4年第5回定例会 2022年9月14日
浦河牛ブランドの実現について
2022年9月14日、浦河町議会の一般質問で、神原富三夫議員が「浦河牛ブランドの実現について」質問し、産業課長 長崎哲之が答弁しました。
- 質問者
- 神原富三夫 議員
- 答弁者
- 産業課長 長崎哲之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 神原富三夫
久保田議員の発言があまりに早く終わってしまったものだからちょっと戸惑いがありますけれども、私の質問は今回は1件ですけれども、私も脱線しないように、なるべくスムーズに行きます。浦河牛ブランドの実現について質問いたします。浦河には、肉牛育成場がありますが、市場に出すときにはみついし牛として出品しております。今、浦河牛をブランド化しようとする動きがありますが、まちはこの動きを承知しているのか、またどのような支援をするつもりなのか。既に給食センターでも活用し、子供たちの評判もよいようですが、町民の中では既に浦河牛を試食していて、肉牛育成者もそれを売ろうと準備している町民もいます。役場の支援体制もよいようなので、ぜひ成功してほしいと願っております。それで、役場にお願いして資料請求もしたのですけれども、これは後ほどまた披露することにいたしまして、早速質問ですけれども、浦河牛のブランド化における現在の状況の説明と、支援は現在どのようになっているのか、その辺を詳しく説明してほしいと思います。2番目は、過去10年間の肉牛生産農家の戸数と生産頭数及び出荷頭数、3番目が補助金の額と補助金の目的ですね。それから4番目に、今年のふるさと納税返礼として登録してはということになっておりますけれども、既に町もそのつもりでいるようですから、その辺のところもひとつ詳しくお話を聞かせていただきたいと思います。以上です。
答弁 産業課長 長崎哲之(産業課長は2023年3月まで)
神原議員のほうからご質問いただきました浦河牛ブランドの実現についてのご質問について、ご答弁申し上げます。まず、質問冒頭の町内での浦河牛のブランド化の動きについて把握しているかというようなことも含めてですけれども、先日町内で飲食店の開業を予定されている方が地元の生産農家さんのほうに、地場産の和牛を使いたいという、生産農家さんにそういう相談が来ているよというのは私どものほうでも伺っておりますが、その方がブランド化をどういうふうにしようかという具体的な相談はまだうちのほうにいただいていないような状況です。開業を予定されているということですので、地産地消を進めたいのか、商品開発をしたいのか、いろいろ内容にもよりますけれども、町全体の施策としましては、商品開発支援ですとか、企業創業の支援等のメニューもございますので、どのような事業を予定されているのか、今後具体的に相談がありましたら、その内容に応じた担当課のほうをご紹介するなど対応してまいりたいと考えております。町としてのブランド化のこれまでの取組についての質問のほうにお答えします。まず議員ご質問の1件目、浦河牛ブランド化における現在の状況の説明と支援ということについて、ご答弁申し上げます。現在、町内で肥育されている黒毛和牛については、9割以上がA4以上の格付とされているものの、議員ご承知のとおり、みついし牛としてそのほとんどが道外の市場によって取引されている状況となっております。町としては、過去にも浦河産の黒毛和牛の牛肉を町内で流通してもらう取組を構築するため、肥育農家が出荷した浦河牛を買い戻す形で、町内の精肉加工店が希望する地元飲食店に卸していたことが過去にはございました。その際には、町は販売促進としてのぼりやリーフレットなどの資料の作成を支援するほか、町内のイベントでの販売や、今これも行っていますけれども、学校給食への和牛の提供のほうを行ってきているところでございます。しかし、当時の事業が一頭買いしていたために、余剰となる部位が出てくることもあり、精肉加工店の負担が増大となったことから、その後必要な部位のみを購入する形となり、さらにほかの牛肉と比較して浦河産和牛の仕入単価が高額となるため、地元での飲食のメニューとして提供される場も減少していったものと推測しております。現在、町内においては浦河産黒毛和牛を常時購入できるといったところがなかなかなく、肥育農家による地場産品直売フェアでの出店や、先ほど申し上げましたオール浦河産学校給食の日に、年に一度子供たちに提供しているというような状況です。そういった現状を踏まえ、昨年度からひだか東農協とも協議を重ねまして、今年度新たに農協が実施する浦河産和牛の町内外への普及及び販売促進事業に対する浦河産和牛販売促進事業という形で補助することで新規事業として今年予定をしているところでございます。質問の2点目です。過去の10年間の肉牛生産農家の戸数及び出荷頭数、補助金額はというところについてお答えいたします。資料要求でも回答させていただきましたけれども、平成24年度から令和3年までの10年間において、肉牛生産農家の戸数は、平成24年が43戸、令和3年が36戸となり、この10年間では7戸の減少となっております。生産頭数につきましては、平成24年が883頭、令和3年が754頭となり、10年間では平成26年の921が最多となっております。出荷頭数につきましては、平成24年が617頭、令和3年が550頭となり、10年間では平成28年度の631頭が最多となっております。補助金額につきましては、今年度新規で取り組む浦河産和牛販売促進事業につきましては、今年の新規事業ということになっておるため、まだ実績のほうは出ておりませんが、平成24年前後に取り組んだのぼりの作成ですとか、そういった過去の取組で大体35万円程度町のほうでは補助をしている状況です。今年度の事業につきましては、当初予算で100万円を計上しているところです。質問の3点目です。補助金の目的ということで、浦河産和牛の今年度予定しています販売促進事業の目的としましては、町民への浦河産黒毛和牛の認知と普及を図り、またふるさと納税の返礼品として取扱いを進めるため、農協が実施する販売促進、イベント等の事業に対する補助を行うものでございます。現在の今年の進捗状況ですけれども、実施主体である農協、それからふるさと納税を担当する浦河観光協会、また生産農家のほうとも何度か協議を重ねた結果、今年度の事業としては、当初予定をしていた一頭購入ではなく、部位を購入する形として、ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ、焼き肉用の4種類をまず試験的に販売し、その反響や売行きなども踏まえて次年度さらに工夫するなど試行を重ねることで、ふるさと納税や町内の効果的な販売を模索していく方向で進めていくこととしています。先月の8月の市場に出荷された浦河産和牛の部位を既に購入しており、4種類のパック製造に着手しております。パッケージやオリジナルラベルのデザインも進めておる状況で、10月2日日曜日に予定している産業まつりのほうで町内販売をスタートし、その後Aコープおぎふし店でも販売を実施する予定となっております。4点目のふるさと納税の返礼品についてですが、こちらも関係機関と何度か協議を重ねておりまして、今年度は、他町のふるさと納税の返礼品の事例も参考に、浦河産和牛の特色や魅力を生かした商品とする方向で検討し、先ほどご説明しました4種類の肉を一つにまとめた浦河産黒毛和牛食べ比べセットとしてふるさと納税の登録を行う方向で今現在進めており、先日生産農家のほうにも取材のほうを行いまして、現在はホームページでのPRコンセプトですとか写真素材の準備を行っておりまして、ふるさと納税の申込みが増える年末前に、準備ができ次第募集をスタートする予定となっております。以上です。
質問 5番 神原富三夫
まず一つ目なのですけれども、今の現状についてご説明がありました。その中で、肉牛の世界の格付なのですけれども、先ほどA4というお話がありましたけれども、格付というのは随分いろいろと種類があって難しいのだという話をちょっと耳にしていましたけれども、大ざっぱにどういう格付があるのですか。分からなかったらいいですけれども、分かる範囲で。これは通告外ですから、答えられないなら答えなくてもいいのですけれども、分かる範囲でひとつ。
答弁 産業課長 長崎哲之(産業課長は2023年3月まで)
詳しく申し上げると、サシの入り方、肉の状況ですとか赤身の状況とかありまして、いわゆる最高ランクと言われているのはA5、A4、A3とか、あとBランクというのもありますので、そういった状況によって細分化されて価格もそれぞれ違う。要するに、A4、A5ぐらいになるとかなりハイランクなお肉というふうに位置づけされていますので、浦河の肥育農家さんで出ているのはほとんどがハイランクというふうな認識でよろしいかと思います。
質問 5番 神原富三夫
Aが一番上で、その中で1から5まであるのかもしれないけれども、4、5、つまり5が一番最高、いいというふうに理解していいのですかね。今まで浦河に育成業者は1か所だけですよね。うわさではその方が今年賞をいただいたとかなんとかという話もちょっと耳にしたのですけれども、そういう実態はあるのですか。聞いていませんか。
質問 5番 神原富三夫
通告外であるからという固い指導でしたが、そうしたらいいですけれども、そういうことでランクにはそういうものがあって、Aランクが一番いいということですね。それともう一つは、予算の中に、今年は400万円の予算の中の100万円をひだか東農協に委託したのですか、1頭分を、買った分をね。その設備とかなんかに対する補助を出しているようなのですけれども、設備の補助は分かりましたけれども、そこで肉をさばくということになるのでしょうか。
質問 5番 神原富三夫
産建でやっているから。そもそも私は……。いいか、ここで言ってもしようがないな。分かりました。もともとが産建でやっていることなのだから、そう言われると質問のしようがなくなるのだけれども、産建でやっているから駄目だと。それから、10年間の生産戸数は先ほど2番目にいただきましたけれども、生産戸数も減っているし、生産頭数も減ってきているわけですけれども、私は軽種馬生産の農家が今から30年ぐらい前だと大体3分の1ぐらいに減っているのですね。ですから、この肉牛生産というのは、軽種馬に代わる産業として大変大切なものと捉えております。ですから、これを育成する必要があると思っておりまして、非常に残念に思っているところへ浦河牛のブランド化という話が聞こえてきたものですから、ぜひ実現してほしいなという期待をしているところなのですけれども、これに対する町の危機感というのかな、そういうものに対してブランド化のイメージとぜひつなげて発展してほしいなという思いがあるのですけれども、戸数が減っていくことについてどういうふうにお考え方でしょうか。
答弁 産業課長 長崎哲之(産業課長は2023年3月まで)
議員ご指摘のとおり、軽種馬農家からの複合転換も含めて肉牛のほうに浦河町としては力を入れて進めてきた中で、平成11年とか遡れば農家戸数は31、それが50台近くまで一時期増えたのですけれども、また36戸ぐらいまでになってきている。大きく減少はしていないのですけれども、担い手の問題、後継者の問題も含めて増減しているというふうな形です。肥育される農家、要するに子牛を生産される農家はそういった形の推移です。ただ、肥育する、要するに肉まで育ててやるというところが2戸から9戸ぐらいまで一時期増えたのですけれども、肥育まで一貫すると出荷の時期もかかりますし、コストもかかりますので、その後縮小してしまって現在2戸、今年もう一戸肥育にチャレンジするところが出たので3戸になるのですけれども、お肉まで生産するような農家さんが増えれば、地場産のお肉ということでブランド化も活性化も進められるかなと。そういった部分では、今年の取組も含めて、地元の肥育までチャレンジされる農家さんの地元で作ったお肉が町内の方にもよりよく認知されて、道外でも認知されることになれば、さらに、ちょっと減ってしまった肥育にチャレンジするというところも、機運が高まっていただければなというような機運もありますし、今、いずれにしましても市場の子牛の値段の上下にも左右されるものですから、子牛の価格が上がれば、そこで安定した収入が得られますので、素牛の経営だけでリスクの高い肥育までいかない、安定経営されるというのが今の現状だと思うので、さらにまた市場の子牛価格の状況ですとか、世界的な飼料の高騰の状況もあるので、そういった流れによって肥育にチャレンジされる農家さんが出てくれば、またブランド化の追い風にもなるのかなと、そういった期待もございますので、取組を進めてまいりたいというふうに思います。
質問 5番 神原富三夫
今3番目の補助金のところで質問しているのですけれども、今年は一応100万円を補助されているわけですけれども、ということはその補助金というのは今年度に限ったことなのでしょうか。来年度以降も続けていけそうですか。
答弁 産業課長 長崎哲之(産業課長は2023年3月まで)
所管委員会のほうでもご説明しましたけれども、単年度とは考えておりませんで、まずこういった形の取組を進めて、数年間かけてそういった事業を進めていきたいというふうに思っていますので、単年のものとは考えておりません。
質問 5番 神原富三夫
安心しました。単年度では何でも育たないよね。今のお話ずっと聞いていると、町民の間にはブランド化をしようという動きがあるのに、町はどういう姿勢で臨むのか心配しておったのですけれども、ですから、今のお話を聞いて少し安心しましたけれども、ぜひ続けて、何とか浦河牛という名前でまず町民の皆さんに知っていただくということが大事だと思うのです。ひとつその辺はよろしくお願いしたいと思います。その次の4番目のふるさと納税返礼品としてのことなのですが、ブランドというふうにするのはぜひお願いしたいなと思っているのですけれども、勝手に浦河牛なんて名のっていいものなのかどうか、その辺の手続というのかな、そういうものが何かあるのですか。
答弁 産業課長 長崎哲之(産業課長は2023年3月まで)
いわゆる市場に出ている飛騨牛、何とか牛というようなブランドと、今回我々が取り組んでいるのは、ある意味産地を表記して、浦河産黒毛和牛という、ブランド名というよりはそういう表記でふるさと納税をやる予定です。例えばみついし牛がなぜみついし牛かというと、みついし農協が指定する生産ですとか、いろいろ栽培方法も統一したルールというのですか、こういう餌を使いましょうだとか、そういった枠の中でのものもやっていますし、例えば隣町でいえば昆布を使った別の肥育をして、別な形で取組をされているところもありますので、浦河の肥育にチャレンジされる方がそういった独自のオリジナリティーのあるものが出れば、またそこはブランド化という形にもなりますけれども、そういったところが出てきて、さらに戸数が増えていけば、いわゆる産地化、ブランド化というのはまた別な形で取り組めるのかなと思いますけれども、まずはそこの段階にも、まだ肥育農家さんも少ないですから、まずはしっかりと地元で、浦河産の、いい環境でおいしい肉が作られているということをまずPRするところからスタートして、さらにまた生産者の方がいろいろなチャレンジに取り組みたいというようなことがあれば、そこはまた相談しながら、その先に全国的なブランド化というところが見えてくるのかなと思いますけれども、まずは地元の町民の方にもしっかり理解してもらって、ふるさと納税の方にも理解してもらうことから進めていきたいというふうに考えております。
質問 5番 神原富三夫
大体大枠が見えてきましたけれども、なかなかブランド化するというのは難しいという話ね。それで、今回は100万円の補助金をもらって、先ほど4種類ぐらいに分ける、あるいはセットにして返礼品に登録したい、それは流れとしていいことだと思っていますけれども、それもそうなのですけれども、やはり地元の人にまず浦河の牛を味わってもらって、返礼品は返礼品でいいですよ。それも必要です。今、ふるさと納税の浦河の品目というのは大体65種類ぐらいあるそうですけれども、その中にまず一つ加えてもらうのはありがたいことですけれども、その前に、今お話のように、町民の間にも浦河の黒毛和牛はうまいのだというのを、いちごもそうですけれども、何でもまず地元の町民の人にまず分かってもらって理解を得て、そして下押ししてもらうということが大事ではないかと思うのです。そのようなことで、先ほど課長の答弁にございましたけれども、補助金も単年度ではなくて、何年か知らないけれども続けてやりたいということでしたので、ぜひその辺をお願いして、一年も早くブランド化にこぎ着けていただければありがたいなと思います。以上、そういうふうなご意見を述べまして、質問を終わります。ありがとうございます。