みんなの議会

浦河町議会 令和3年第5回定例会 2021年9月16日

(1)新婚新生活支援事業「結婚助成金」について/(2)出産祝金について

2021年9月16日、浦河町議会の一般質問で、佐藤利明議員が「新婚新生活支援事業「結婚助成金」について」「出産祝金について」について質問し、企画課長 伊藤雅教、子育て医療課長 小林正樹、町長 池田拓が答弁しました。

質問者
佐藤利明 議員
答弁者
企画課長 伊藤雅教、子育て医療課長 小林正樹、町長 池田拓

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 14番 佐藤利明

通告書に従い、2点の一般質問をいたします。初めに、新婚新生活支援事業「結婚助成金」についてお伺いします。国は、新婚夫婦の生活支援などを助成する制度に、新婚新生活支援事業(結婚助成金)があります。平成30年度に少子化対策の一環として導入されました。支援事業では、新婚世帯を対象に、家賃や引っ越し費用などが助成され、助成金の上限は1世帯当たり30万円。支援事業を実施する地方自治体を対象に、国が地方自治体による支援額の一部を補助する制度です。北海道では令和2年11月現在で24市町村が実施しており、日胆では、白老町、厚真町、むかわ町で実施しています。昨年、政府が新婚生活支援事業の助成金について、60万円と倍増することを示しました。支援事業の概要で、対象世帯、補助対象、補助上限額は、地域の実情に応じて上乗せ・縮小が可能となっている補助事業です。当町でも少子化対策の一環として取り組むべき政策と思うが、いかがか、お伺いいたします。次に、出産祝金についてお伺いいたします。産科医療補償制度に加入している分娩機関で出産すると、出産時1人につき42万円が国民健康保険に加入されている方に対し支給されます。しかし、平成28年度の資料でありますが、北海道の平均出産費用は44万3,000円で、全国平均は50万を超えています。5年前の調査金額でこのような状況なので、現在はもっと高額になっていると思います。保険診療ではないので、出産費用もそれぞれの機関で差があると伺っています。そのような状況において、少子化対策のためにも、出産費用支給増額の要望の声が国に届けられておりますが、国の政策決定はまだ先と思います。現時点で北海道の多数の自治体でも独自の出産祝金を少子化対策として支給しています。日高7町の中では、平取町で出産祝金として、第1子・第2子に15万円、第3子に30万円、第4子に40万円が支給されます。平成30年から新冠町でも、町長の公約として、第1子から10万円ずつ支給する政策が続けられています。支給する自治体にとって、地域商品券や祝品もありますが、ほとんどが現金支給であります。当町も祝品が支給されて喜ばれていますが、やはり祝金支給が子育て支援には欠かせないのではないかと考えます。理事者の考えをお伺いいたします。以上です。

答弁 企画課長 伊藤雅教(企画課長は2023年3月まで)

1点目について私のほうから説明させていただきます。現在、少子化は、当町だけでなく全国的な課題となっており、様々な取組が行われている状況であります。当町でも、高校までの医療費助成支援や多子世帯への学校給食費の軽減、子育て支援センターの事業の充実などに取り組んでいるところであります。総合戦略の中でも、結婚支援の拡充では、年間結婚数150件を目標としており、直近の5年平均では年147件であり、ほぼ目標を達成している状況ではあります。また、平成27年に実施した総合戦略のアンケートでは、ご回答いただきました84名のうち、男性で約7割、女性で約5割の方が結婚したいという回答。また、結婚阻害要因として、回答数は少ないのですけれども、やはりその中で一番多いのが、経済的な余裕がないということを示しているところであります。ご提案いただきました結婚新生活支援事業は、今年度、道内で47市町村で取り組んでおられます。この事業は、一般コースとして補助上限額が30万円。今年度から、佐藤議員がおっしゃっていましたように、新たな取組として、都道府県が主導的に市町村連携コースというものが設定されて、都道府県が主導して行うものの事業に対してモデル的に今年度実施されているものであります。その場合、補助上限額が60万となることとなっております。町としては、総合計画や総合戦略の中でも、結婚支援については重要課題として位置づけておりますので、今後、少子化、子育て支援の一環として検討してまいりますので、よろしくお願いいたします。以上です。

答弁 子育て医療課長 小林正樹(子育て医療課長は2024年3月まで)

おはようございます。私のほうからは、2点目の出産祝金についてご答弁させていただきます。まず浦河町の国民健康保険加入者の出産育児一時金では、令和2年度は11件の支給がありまして、うち医療機関からの請求が、42万円以上が4件、42万円以下が7件という状況になっております。現在のところ国が給付額の42万円を引き上げるとの情報はありませんが、浦河町国保としては、今後も国の支給額に合わせた形で改定してまいりたいというふうに考えております。出産奨励金につきましては、日高管内では、ご質問にありました、平取町、新冠町のほかに日高町、えりも町の2町も行っておりまして、合計4町が実施している状況でございます。この4町によりますと、事業効果の分析は行っておりませんが、出生数に影響を及ぼすほどではなく、出生数自体も事業開始前より減っているということでございます。このことは、出産時に金銭的な支援があるという理由だけで少子化対策に必ずしも直結するものではなく、どちらかというと生まれた子供に対するお祝金的な意味が強いため、事業の評価は難しいというふうに考えております。当町では、妊娠期から産み育てやすい環境を整えるため、各種の助成事業、現物支給、子育て環境の整備など、子育て支援を行っておりまして、最近では、妊産婦の相談や健診に従事する助産師の採用、就学時前児童の副食費の補助、不育症治療費の助成など、出産時に限らず、子供の成長それぞれの段階に合わせた包括的な子育て支援策を増やしておりまして、そのほとんどが町単独事業となっております。この質問の出産祝金につきましては、今後、妊産婦を取り巻く環境の変化や出産前後に必要な費用の推移を見極めながら、引き続き検討してまいりたいと考えております。以上です。

再質問 14番 佐藤利明

答弁ありがとうございました。それでは、1点目から再質問させていただきます。今後検討していきたいということですね。前向きな答弁というか、前向きに検討するということは、やらないという意味らしいのですけれども、取りあえず研究していきたいということで前向きに受け止めたいと思いますけれども、なかなかその助成金というのは、もらうまでにはかなりハードルが高いですよね。取りあえず細かい規定がありまして、申すならば、新居の家賃、敷金・礼金、共益費、また仲介料、これはあと、引っ越し業者や運送業者に払った引っ越し費用、例えば他町から来るだとか、そういう費用も持ちますよ。自分たちの新居へ、親元から新しく移るときもそれが対象になると。だけれども、自分の車で運んだり、業者を通さない、いわゆる領収書を発行できない、また、レンタカーを借りた場合は費用が対象にならないと細かく規定されているみたいですけれども、かなりの全国的な市町村で実施されていることが今の答弁で分かりましたけれども、やはり検討すべきなのかな。使い勝手が悪いかもしれないけれども、対象になる方がいるならば、やっていけばいいと思われます。30万で言うと、町が2分の1、国が2分の1を出すのですけれども、60万になった場合は、町が3分の1。何か歩分率で言うと減ったように思うけれども、実は5万円増額の20万支給しなければ、要るということになってしまうのですけれども、そういうような検討をしながら、いつ頃までに研究結果が出るか、それだけちょっとお伺いします。

答弁 企画課長 伊藤雅教(企画課長は2023年3月まで)

今回、議会の中でご質問いただきましたので、やってみたいと思っていたのは、まずモデル的に今回、60万になる要件の、北海道さんの部分で手を挙げたのですけれども、選ばれなかったということもありまして、今、うちがやろうとしても、もらえるのは最大30万ということになります。額はあれですけれども、ほかの部分の実際に活用している、管内ではありませんけれども、状況もちょっと伺いながら、うちのほうでも内部で検討していきたいなと思っておりますので、その辺よろしくお願いしたいと思います。

再質問 14番 佐藤利明

分かりました。補助事業なので、予算もあるから、手を挙げるところが多いと採用されないのは十分熟知しておりますけれども、手を挙げなければ一切選ばれないので、ぜひとも手を挙げるような行動を起こしてほしいなということを要望して、この質問は終わります。あと、出産祝金であります。なかなか厳しい答弁をもらいまして、なかなか子供を産もうという、そういう発想にはつながらないという。実は、新冠でこの出産祝金を決めて、そして、新冠町は給食が全部無料なのです。浦河と同じように医療費が無料になっております。そうしたら、若い夫婦がみんな新冠に住所を移すのです。あそこは、新冠、新ひだか町って10分も離れていない、通勤圏にもいいところで、そういうことがやはり起きているのです。やはり自分の子供を育てるときに有利な町の制度があるところに引っ越したいという。今聞いた答弁で、えりも町も、日高町もやっていると聞いてちょっとびっくりしたのですけれども。やはり内容は分からないですけれども、だけれども、各町が人口減少に苦慮されて、いろいろな政策を打っているのだということです。産もうという気力を持たせる政策が必要なのかなと。僕も子供が2人いて、当時は2人が限度かな、収入を考えて。でも、今は、医療費ももちろん、かからなくなっているし、また、進学する場合でも制度がよくなって、授業料も払わないような感じ、高校はね。だから、すごく子供を産み育てやすい日本になっているのですよね。その中で、あとはやはり出生率が上がらない、経済的な収入がないというのが要因でありまして、それを補うためにも、ぜひともこういう制度があれば、もう1人頑張ろうかなという思いになるのではないかと思うのです。ほかの例でいいますと、結構、これを大盤振る舞いと言ったらどうか分からないのだけれども、実は、さっき100万出すよというところを紹介します。新得町です。第1子・第2子が10万、第3子が30万、第4子が50万、第5子が100万円支給されます。この新得町の人口は5,700人です。そして、浦幌町では、第1子が10万、第2子が20万、第3子が30万、第4子が50万、第5子以降が100万円支給される。100万円というのが上限です。ここの人口は4,400人。やはり、いろいろな町が自分たちの人口を増やそうと努力されているということで、ぜひとも浦河町も、実施した場合は7町のうち5番目になるのかな、したら。政策として取り入れてほしいなあと思うのですけれども、本当に人口増減だとか、子育て支援の意欲につながらないのでしょうか。もう一回、重ねてお伺いいたします。

答弁 町長 池田拓

それぞれの町で、浦河町も決して人口が増えなければいいや、若い人が結婚しなければいいやと思っているわけでないので、その点はご理解をいただきたいというふうに思うのです。やはり方法論だと思うのですよね。新得町とかの例を出されましたけれども、そこだけ切り取れば、あ、新得町はすごいなと、そういうふうになりますけれども。私は特に、今回なぜこんな思いをしてご答弁するかと言いますと、コロナの関係。浦河町は、議会の皆さんに賛同いただいて、例えば小学校で子供たちがバルブに触れないで手を洗えるだとか、そういったようなほうに国のお金を使わせてもらいました。他方、その町によっては、現金でもって、あるいは商品券でもって町民に給付した、そういう町もあります。子育てに関して言いますと、浦河町は、お金をかけるときに、例えば不妊治療というのですか、不妊治療から手厚い助成をして、そして、例えば妊産婦の、妊婦の健診費も助成しましょうか、あるいは、子供ができたらチャイルドシートについても助成しましょうか、子育て世代の高校生までの医療費についてもしましょうか、保育料も軽減しましょう、あるいは就学前の副食費、これについても助成しましょう、そういったようなことで取り組んできています。あるいは、現物支給としては、ご質問の中にもありましたけれども、記念品の贈呈ですとか、それから、紙おむつの処理料としてごみ袋を支給するだとか。また、子育て環境では、先ほど小林のほうから答弁させていただきましたけれども、助産師を配置して、安心して子供を産めるような、そういったような少しでも安心感を与える。あるいは、子育て交流施設を堺町に設けて、そこを大いに有効活用してもらっている。子育て住宅の設置等も含めて取り組んでいる。そういったような方法がいいのか。あるいは、今ご質問にあったように、出産祝金のような形がいいのか。そこは、まさに取捨選択なのかなというふうに思っています。ただ、ご質問の趣旨、7町のうち、やっていないのは浦河町とちょっとしかないのではないかということでありますので、検討はさせていただきますけれども、いわゆるお金がいいのか、総合的な子供を産み育てる環境の提供がいいのか。アピールはお金、5人目だから100万やるぞというほうがアピールはあるというふうには思いますけれども、そこのところは、それぞれ考え方もあろうかというふうに思いますので、内部のほうでもって、しっかりと検討はさせていただきたいと思います。

再質問 14番 佐藤利明

ありがとうございます。子育て支援においては、これをやるからこれができないとか、そういう取捨選択ではないと思っているので、これもやるし、これは不満があるかもしれないけれども、行政がそれに近づけますよというのが、基本的にはそういう政策が必要なのだろうなと思うし、浦河町もやっていないわけではないのは、僕も十分知っております。いろいろな面で、子育ての中においては、安心して育てられる。ただ、不安があるのは、教育だとか、ああいう面が、そういうものがいわゆるクリアされると、単身赴任もなくなって、子供を連れて浦河に来てくれるのかなと思います。だから、そういう制度をこれから設計していかなければならない、まちづくりが必要なのかなと僕も思っております。だからこそ、こういう目を引く制度があると、必ずその町が、違うまた制度をやっているというのです。例えば、僕が若い頃なのですけれども、深川町と北海道の上のほうにありますけれども、碁盤の目で、すごく整備された町なのだけれども、人がいないです。道路だけが。ここは例を出しては駄目だね。整備されているのですけれども、人口も少ないのですが、この町で結婚してくれると、どちらかの住所があれば、当時は30万円だったのですけれども、100万円をお祝金として渡しますよ。結婚だけです。なおかつ、5年以内に家を建ててくれると、土地をそのままそっくりあげますという制度が、町にはあるのだけれども、それが人口につながったかどうかは分かりません。ただ、若いときにそういう話を伺ったことはあるのです。だから、仕事があれば引っ越そうかなという、若い人は動くのではないかなと思ったことを記憶しているのです。だから、ぜひともそういう目玉商品が必要なのかな。静内町の議員が気づいたように、新冠は政策をやられているのだと。若い人はみんな行ってしまう。病院は、おたくの町を使うようにと言いながら口説いておりますけれども。そういう思いで、やはり目玉の政策そのものが必要だと思うので。これが取っかかりかどうか分かりませんけれども、そういうので研究していただければなと。一般財源から出さなければならない予算なので、なかなか難しいのだろうとは思うのだけれども、ぜひとも近づけられればなと、一つでも。やはり、先月から今月の町報を見て、物すごく寂しい思いというか、もう2倍も3倍も違う。あれを見ても、自然減が急速に進むというのは誰もが認識することだと思うのですよね。だけれども、浦河町に若い子がいないかと、そうでもないのです。やはりいるのですよ。そういう若い人たちが結婚できるような、支援できるような政策をどんどん何か、目の前のあめ玉かもしれないけれども、でも、そういう政策も必要なのだろうなと思います。ぜひとも浦河が衰退しないような政策のためにも、こういうのを一つとしてご検討いただければと要望しながら質問を終わります。以上です。

出典:浦河町議会 令和3年第5回定例会 2021年9月16日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる