浦河町議会 令和2年第2回定例会 2020年3月10日
(1)蓄養・栽培施設について/(2)港の駅について
2020年3月10日、浦河町議会の一般質問で、佐藤利明議員が「蓄養・栽培施設について」「港の駅について」について質問し、町長 池田拓が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤利明 議員
- 答弁者
- 町長 池田拓
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
この議員がこの登壇で質問した件は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。
質問 14番 佐藤利明
その実態いまだ解明されず、感染すると治療法も確立されていない新型コロナウイルス緊急事態宣言が発表されている状態です。一日も早く終息することを願い、自分たちも感染予防に十分過ぎる用心をしながら行動していきたいと思っています。それでは、通告書に従って、質問いたします。今年度の日高中央漁協の漁獲数量・販売金額は、共に計画を下回りました。赤字ではないのですが、時期的にとれるものがとれなかったりする不漁の影響が大きく、今後の操業に大変不安を覚えています。昆布においても漁獲数量が少なく、全道的に減産でありました。しかし、不漁のため、高値で取引され、売上金額は計画を上回ったようでありますが、それぞれの経営体を見るならば、台所事情は厳しい年だったと思います。組合員の平均年齢を見ても、その将来は大変厳しいと実感します。これからの漁業を考えると、栽培漁業が主流になっていくのではと必然的だと思っております。この産業を守るためにも若い人たちが楽しく喜んで従事でき、なおかつ、収入の安定のためにもどうすれば良いのかを考え、行動しなければならないと思います。漁業者と組合、そして行政が一体となって取り組む政策が実現され、形となれば、これも持続可能な地域産業をつくり育てることになり、国連が掲げるSDGsの目標の一つになると考えます。浦河町からも応援をいただき、浦河港の資源活用に取り組んでいる、ナマコやウニも一歩一歩確実に実績を上げているのではないでしょうか。今後の課題として、陸上での蓄養や栽培ができないか漁民も検討しています。その中身は、7.5埠頭西側にその施設ができないかとのことであります。蓄養・栽培施設があると、ウニやナマコの安定供給やアワビの研究、ホタテよりもおいしいと言われる、通称「ババ手」と言われる貝の研究も可能と考えます。また、浦河は北海道開拓時代から港町として栄えた町だと思います。その浦河で水揚げされた漁産物の展示販売や浦河産の農産物の販売も兼ねた港の駅も浦河にふさわしい施設だと思います。以上のことを申し上げ、お伺いいたします。1、蓄養・栽培施設についての理事者の考えを伺います。2、全道で8か所ある港の駅、浦河にも必要と思うが、理事者の考えを伺います。以上であります。
答弁 町長 池田拓
漁業振興、去年は海のしけ、あるいはスケソウ、サケ等の不漁等で、漁業協働組合が経営計画を下回ったというところは承知しているところであります。原因は長期的に見れば、やはり、これから海水温の上昇というのは避けて通れないのだろうなというふうに受け止めています。そういった中で、市場をのぞいてみますと、やはり従来とれなかった珍しい魚が結構上がるようになって、その一方、浦河の中心を担ってきた魚がなかなか少なくなりつつあると。例えばその一例はブリであります。これだけ日高沿岸にブリが安定的にもう10年ぐらいたつでしょうか、秋に来るようになって、それぞれ地域でもってブランドが進んでいるようでありますけれども、やはり、ここは水産関係の人たちが一丸となって、銀聖のように、やはりブランド化をする必要があるのではないかなというふうに思っています。そして、また、かつてはムイ、オオバンヒザラガイのいるところにはアワビはいないのだというふうに言われておりますけれども、昨今、昆布に従事している人がアワビを見つけたような話も漏れ伝わってきますので、やはりそういったような試験もして、新しい魚種といいますか、改良を含めて、そういったような試験もしていかなければならないのだろうなというふうに思います。やっぱり自然相手に営みをする漁業や農業の皆さんにとって、気候がずっと変わらず安定、これがベストであります。ですから、安定するように、二酸化炭素をはじめとする温暖化ガスの排出には、農業者、漁業者の皆様は取り組んでいただきたいし、その一方で、やはり、そうは言っても変わっていくところに、それをしたたかに受け止めて、様々な取組をしていかなければならないのだろうなと、こういうふうに思っています。ですから、新しい魚種、例えば真昆布ですとか、今言いましたアワビですとか、そういった、従来、日高の海にはなじまない、そういう部分もやはりチャレンジしていく、そういったような時期に来ているのだろうなというふうに思っています。それから、陸上養殖の関係、蓄養施設の関係でありますけれども、これは非常に安定的に供給するという意味では、大きな役割を果たすというふうに思いますし、その一方、建設するコスト、あるいはランニングコストを含めて、安定的に経費がかかるわけでありますので、そういう経済団体が、そういったようなことを十分しんしゃくして、そして、よし建てるという決断をするのであれば、町として精いっぱい支援をしてまいりたいと、このように考えております。それから、浦河でとれた魚を販売する、それが港の駅がいいのか道の駅がいいのか、あるいは物産販売所がいいのかを含めて、そういったようなことが必要なのだろうなと。特にメジャーでない魚は、やはりその地域にそこに来る浦河に来れば食べられる珍しい魚があるよ、あるいは珍しい海藻があるよ、そういったようなためには、そういう施設も必要なのだろうなというふうに思っていますので、ここのところは、なかなかかないませんけれども、私自身も必要だなというふうには理解をしていますけれども、いまいち年間安定して供給できるかどうか。そこは今、ご質問があった蓄養施設ともリンクしてくるのだろうとは思うのですけれども、そういったようなことも踏まえて、やはり経済団体のほうと十分協議をして、いずれにしても漁業を目指す子供たちが、漁師って面白そうだぞ、漁業って楽しいよねと思えるような、そういったような場面づくりというか、それは取り組んでいきたいなというふうに思っております。かつて私は水産の係長をやっていた時代に、今も荻伏で続いていますけれども、サケの稚魚の放流、あるいは磯遊びを荻伏小学校と連携して、荻伏地区の漁業者の皆さんに協力をいただいてやっていますけれども、ああいったような子供たちに漁業の楽しさを理解する場というのも、これからはしっかりと検討、研究して、漁業に対する魅力というのも伝えていきたいなというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 14番 佐藤利明
今、町長から種々述べてもらいました。これからの漁業者を考えると、あと10年もすれば、組合員はほとんど平均年齢が七十二、三になって、ほとんど営業できないのかな。そしたら、地域経済というよりも、漁業協働組合が持たない。そうなると、昆布でも、その他の業種でも、今度、組合が自営を組んでいかなければならない。そのような時代になってくるのではないかなと僕は危惧しているのですけれども、そうなると、やはり今、町長も言ったように、水温化によって、基本的に海の中の藻を食べる魚が上がってきたり、また、ウニ、暗いウニですね、ムラサキウニ、ここではノナと言っていますけれども、あのウニが物すごく生命力が強くて、海のハイエナみたいな感じで、何でも食べる。それが海の中に物すごくひかさってあるのですよ。そこの港の北側だとか、ああいうところを見ると、物すごい勢いで広がっていて、餌が何もない。いわゆる基本的にある海藻が一つもないというような状態、今の現状でありまして、だけれども今、研究が進んでいて、そのウニを持ってきて、蓄養で育てると、大体60日から75日で食べられる、出荷できるようになってきているという。この研究には、町長も話したように、企業が大きく参加しています。青森では、ウニノミクスという会社、これは正確ではありませんけれども、海外であるノルウェーだとか、ああいうところに本社を置く企業が青森、参加して、いわゆる青い森のウニということで、市場出荷しています。2個一つで金額は分かりませんけれども、ちゃんと身が、中身、中の身が見えるようにして販売しています。あと、北海道の神恵内村には、その海洋生物販売会社と、あと大手富士通が参加して、ウニの蓄養、今年の3月いっぱいまで1年間研究して、その成果は、これから発表されると思うのですけれども、それには富士通が参加しているということは、いわゆるIoTを使った生殖ですね。ウニとナマコを研究して、私たちも漁組の会議の中で、ここを見に行こうやとか、そういう話をして、進めておって、やはり今のままでは、もう多分、三、四年ぐらいになると思うのですけれども、自分たち漁民も約300万円、経費をかけて、投げるウニをとってきたのですね。廃棄処分していると。やっぱり磯焼けのウニだとか、食べられないようなウニ、海の中では持っていくわけいかないということで、いろんなことをしているわけなのですけれども。その中で、それを今、餌が大分よくなってきて、また、九州大学なんかは、その餌の種類に特許を取るとかやっていて、いわゆるウニで、今よく皆宣伝されていますけれども、キャベツ。キャベツはウニも好きみたいで、好き嫌いしないで食べてくれると。でも昆布は好き嫌いがあって、あまり取ると食べたくないみたいだそうです。それで、今、僕はそれを使って、乾燥昆布も、やっぱりよく食べないということが分かってきて、だけれども、バナナでもキャベツでも何でも食べる。餌がなくなると、イタドリの葉でも何でも食べるのですよね。一時イタドリの葉っぱがウニについていたといって、私たちも何か入れて実験したのだけれども、ほかにおいしい昆布がいるとそっちにいっぱい行ってしまうから、昆布がいるとなかなか好き嫌いがあって行かないと。でも好き嫌いがないのが、キャベツとあと四つ葉のクローバーという葉っぱがいいとされていて、そして、その静内でセミナー開かれたときは、バナナが一番おいしいと。あんな高いものは餌にできませんから。でも、やはり一番太るのは魚らしいのですね。だけれども魚を与えたウニは、人間は食べられない。魚臭くて。その後、ウニをやると、市場出荷できて、大体4か月ぐらい、120日ぐらいかかるのではないかと言われていますけれども、そういう餌の研究が、今非常に進んでいて、青森のほうでは、75日かけて生産出荷してやっているということが事実的にありますので、やはり、これは沖縄でもどこでもやっているのですね。やっぱり町長が言ったように、企業が絡んで大学が絡んで、一緒に研究しているのですよね。だから、その成果がこれからどんどん出てきて、そういう制度がなったときに、自分たちも今一番困っているのは何かというと、海洋飼育よりも陸上飼育のほうが、やっぱり大変コストがかからないで楽だということなの。楽だと言ったらおかしいね。そして、市場に、ウニの状況に左右されず、安定供給ができる。例えば町内の食料品店から団体客50名入って、ウニ丼が出るのだ。ありませんかといったら、すぐ対応できるような状況とか、あると思うのですよ。ああいう高いものをなかなかストックするわけにはいかないから、すぐに注文出せるような、そういうのをもって、それに携わる人たちがその仕事に就けるのなら、やっぱり市場は拡大するのかな。とってくるのは、漁師さんにお願いをして、でも栽培で、育てるのは私たちがやるとか、町長が先ほど言ったように、コストに見合うだけのものができるのならば、僕は町長も、もしそれができるのならば取り組みたいと言っているので、そういう点は、本当にお願いしたいなと思っています。なかなか国が補助あるからではなくて、それが持続可能かどうなのか、これはしっかり検討しながらやっていかなければならないと思います。あと、蓄養は何とか今、種苗センターのほうと話をしながら、ちょっと遠いのだけれども、できるような感じなのかなと考えていますけれども、でも基本的に、ここの港の近くでできればいいなと思っているのですね。だから、その辺も考えながら、再質問なのだけれども、答えは要らないのだけれども、そういう要望でやっていただければなと。そして、2番目の道の駅にも関連しますけれども、道の駅ではない、港の駅ね。港の駅って、たしかこういう施設が例えば係留所が、港だから係留ありますよね、オーケーですよね、トイレがある、港公園のほうにトイレがありますから。あと販売所とか、ああいうところがある。休憩室。ここがないだけなのですよね。自分の中で考えたのは、例えばその蓄養施設の中にそういう休憩室があって、それが港の駅に認定されて、それは港の駅、別に認定されなくてもいいのですよ。認定されなくても名のっているところはありますので。もちろん、道の駅もそうなのですけれどもね。別に北海道開発局から認定を受けなくても、道の駅を名のっているところはあるのですよ。だから、そういうところでも自分たちの施設で、今、青森のほうは海の駅を農産販売所として進めているところもあるのね。だから、そういうところを研究しながら、あと一つ、それがそろえば港の駅として、浦河地域全体で、港の駅として指定できるのだろうなと思っているのですけれども、そういったことをしながら、やはり産業発展のためにやっていただきたいという、そういう思いなのですけれども、一言あれば、よろしくお願いします。
答弁 町長 池田拓
海の駅を含めて道の駅の関係、この間、議会でも何回かご質問をいただいておりますし、自分自身の思いとしても、やはりそういう発信する施設というのは欲しいなというふうには思っています。どういった方法でかなと、いろいろ考えているのですけれども、残念ながら、ここしばらくは、やはり大きなクリーンプラザですとか、ファミリースポーツセンターですとか、あるいは給食センター、あるいはそこのMICS施設含めて、大型事業に追われているので、なかなか踏ん切りがつかないなと。何かいい知恵の出しようはないかなというふうに思っているのです。ですから、ご質問にもあったように、海の駅、道の駅については、必要だということは、自分自身は、本当に皆さんと思いは一緒なのですけれども、なかなか優先順位をつけてとなると、今の段階では踏ん切りはつきかねるなというのが正直なところであります。やはり、これだけ浦河の生産する農水産物については、一定の評価をいただいているわけですから、それをあそこへ行ったらいつでも食べられるぞという、あるいは買えるぞという場所というのは、やはり必要なのだろうなという思いというのをずっと持ってはいるのです。発信する場所としても、そういうところは必要なのだろうなと。では、その次にどういったような手だてでもって、それを実現できるか。そこのところも非常に現段階では大きな隘路になっていて、自分自身もずっと建てたいなとは思っているのですけれども、なかなかそこまで手が回らないというか、金が回らない現実についてもご理解をいただきたいなというふうに思います。
質問 14番 佐藤利明
今、自分が考えているのは、大層な立派な施設ではなくて、屋根がかかっていればいいか、あとは防犯とかのあれは、ICTでカメラとかがあるので大丈夫なのかなと思っているのですよね。うちらの会議の中でもそのような話が出て、掘っ立てでいいのだと。取りあえず、陸上の、海のものを陸で育てられればいいのだと言って、雨が入らなければという意味なのですけれども。種苗センターもほとんどが外で飼育しておりますので。あとは、やっぱり1点気になるのは、やっぱり浦河町道の駅、ちょっと海の駅とか、道の駅とかではないのですけれども、でも、国交省が2020年、今年度、いわゆる市町村が整備した全国116か所ある道の駅のうち、広域的な防災拠点として機能する防災道の駅を選ぶ認定制度を創設すると。今年度ですよね。認定制度は防災機能を持つ、かつ駅の中から地域にとって広域的な防災拠点、防災時の復旧、復興拠点となり得る駅を選定。自衛隊などの救護活動のスペースや、ヘリポートの整備、施設耐震化、非常用電源の設置などにかかる費用を国の交付金で支援するというのですよ。あるところとないところの違いが、本当にここに出る。浦河、道の駅となると、やっぱり 難 し い と 思 う の で す よ 。 で は 、 だ か らちょっとお茶を濁して、物産館かと。これでは、全然支援金を使えないという。こういうのがあるから、やはり優先順位と言っていましたけれども、やはりこういうえりも、様似、浦河だけないという、この現実を踏まえながら、やはり検討していただきたいなと。また、この国土交通省は、20年から25年をターゲットに道の駅の新たな到着目標を設定しましたと。防災道の駅以外に地域の防災計画で拠点として位置づけられている道の駅、約500か所に対して、事業継続計画、BCPの設定を進めている。地震や豪雨を想定した防災訓練を行うことも明記し、道の駅の標準的な防災機能を高めるほか、観光振興や地域創生の推進を図っていくとやっていますので、やはり今回、道の駅ではなくて、海の駅、これも道の駅と両方欲張りな町は使って進めておりますので、ぜひともそういうようなことになればいいのかなと。やはり浦河で観光土産をどこで買うのとよく言われます。ええ、俺も困るのだけれども。だから、仕方なくアエルへ行ってくれと言うのですが、でも本当にそうなのですよね。もう自分たちも、だから魚買うときは地域のお店で買うわけですから、やはり本当に観光土産のものをどこで買う、苦慮するのが現実でありますので、やはり一歩一歩計画的に進めていただければと要望しながら、明るい浦河町の未来を、明るい水産を夢見ながら質問を終わります。以上です。
答弁 町長 池田拓
その防災の関係も浦河の津波ということを考えると、標高10メートル以上。そうしますと、ぱっと、作って、西幌別から入っていくほうは別ですよ、入っていくほうは別ですけれども、この236号沿いでは、例えば我が家の後ろ、浜荻伏から来る左側に。それから、例えば旧マルセン工業の社屋のある井寒台の、その2か所くらいしかないのですよね。10メートルとなれば。そして、やはり、この浦河から東側に行けば、通行車両ががくんと落ちている。まして幌別からえりも側と向こうへ行けば、また半分ずつになってしまう。そう考えれば、浦河から向こう側で、そして、そういったような資金を国の制度を活用してとなれば、現在のところは、そういった地域しか、なかなか想定しづらい。そういったようなことも含めて、検討はしているのですよ。そういう検討はしているのですけれども、なかなか、では適地はどうなのだと。内規で明文化はされていないのですけれども、三石の道の駅から、できれば10キロ離れてくれとあるのです。そうすれば、三石の道の駅から井寒台でもってたしか10キロないのですよね。そういった関係もあって、適地となると、なかなか厳しいけれども、そういう制度も使ってとなると、井寒台地区しかないのかなというふうに思っています。ただ、そういったようなことも含めて、いずれにしても繰り返しになりますけれども、欲しい、浦河にとっては、必要な施設であることについては、歴代ご質問をされている皆さんと、そこのところは共有しているというふうに思いますので、さらに、様々な方面を含めて、実現の可否については、検討を深掘りしていきたいというふうに考えておりますので、ご理解をよろしくお願いしたいと思います。
質問 14番 佐藤利明
ありがとうございました。