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浦幌町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月8日

浦幌町における医療サービスとそれに関わる浦幌町医療技術者等修学資金貸付条例

2024年12月8日、浦幌町議会の一般質問で、高橋匠議員が「浦幌町における医療サービスとそれに関わる浦幌町医療技術者等修学資金貸付条例」について質問し、町長 井上が答弁しました。

質問者
高橋匠 議員
答弁者
町長 井上

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 高橋匠

通告に従い、一般質問いたします。浦幌町における医療サービスとそれに関わる浦幌町医療技術者等修学資金貸付条例についてです。浦幌町の医療、介護は、浦幌町立診療所や特別養護老人ホームはまなす園、養護老人ホームラポロを中心に展開されており、それは常勤の医師1名と複数名の出張医をはじめ看護師や医療技師、介護士などの方々に支えられています。近年地方では医療従事者の確保は困難を極め、特に人口の少ない町村において医師の確保は全国的な問題となっています。先頃浦幌町ではファストドクターとの連携を開始し、小児科の夜間、休日のオンライン診療のシステム利用料が無料になる等の取組を通して浦幌町の医療サービスの充実を図り、町民が安心して暮らすことができるよう医療人材の確保だけではなく、様々なことに尽力されているかと思います。現状一定の医療インフラが担保されている浦幌町ではあるものの、浦幌町出身の若手の医師がいないことを考えると、将来にわたって安定して常勤の医師が確保できるとは言えない等、楽観視できる状況ではないかと考えています。そこで、以下の点について伺います。1、休日、夜間診療のオンラインサービスであるファストドクターは、将来的に導入が予想されるオンラインによる医療の1歩目として、町民がオンライン診療に慣れるという意味で有効な手段だと考えています。現状では小児科のみの連携であり、対象世帯に対して周知はされているものと思いますが、高齢者やその家族をはじめ全町民にとって有効なサービスだと思います。システム利用料の補助などの有無はさておき、全町民にこういった医療サービスがあることや利用方法を周知する考えはないか。2、将来の医療従事者確保を目的とした浦幌町医療技術者等修学資金貸付条例があるが、平成15年に施行されたものであり、現状に合わせた見直しが必要であると考えています。現在対象職種は医師と保健師のみであるが、看護師や医療技師、介護士等、浦幌町に必要な職種を対象とする考えはないか。

答弁 町長 井上

高橋匠議員のご質問にお答えします。1点目のオンライン診療の内容や利用方法の町民周知の考えについてでありますが、この事業は本町に小児科がないことによる保護者の負担軽減、不安解消を図ることを目的として今年10月からファストドクター株式会社とオンライン診察事業の試行的実施について事業連携を行い、こども医療費受給者証対象者に周知を図り実施してきたところでありますが、これまでの利用件数は2件となっております。オンライン診療は、ファストドクター株式会社のほかにも数社で運用されているところであり、近年システム利用料など有償による医療サービス事業として全国的に広がってきておりますので、今後はオンライン診療の内容や利用方法の町民周知について検討してまいります。2点目の医療技術者等の修学資金貸付けについてでありますが、医師、歯科医師及び保健師を養成する学校等に在学する者の育成を目的として修学に必要な資金の貸付けを行い、卒業後町内の医療施設等に従事することで修学資金の償還を免除する制度となっておりますが、ご質問にもありますとおり現行の条例は平成15年に施行されてから改正は行っておりません。貸付制度の利用状況につきましては、平成18年と平成19年にそれぞれ1名ずつ申請があり、2名の方が利用されておりますが、町内で従事することはなく、貸付金を償還していただいたところであります。その後は利用申請がない状況ではありますが、医療技術者等の人材確保に対する取組は引き続き行っていく必要があることから、今後本町においてどのような職種が不足し、必要となってくるのかを整理した上で対象職種の拡大を含めた制度改正について検討してまいります。以上、高橋匠議員の答弁といたします。

質問 高橋匠

前提としてですが、浦幌町の医療についてですが、私もこの質問をするに当たり周りの町村の事例、医療の運用状況等々をいろいろ調べさせていただきまして、浦幌町の医療制度というのは非常にすごく尽力して町民の医療インフラの確保をされているということが周りの町村を調べたことでより一層理解することができました。ただ、質問にもあるとおり、なかなかこれがずっと継続するかと、今浦幌町立診療所の先生をはじめ医療技術者の方々、あと養護老人福祉施設の介護士の方々等々のマンパワーによるところが多いなとは感じておりまして、もちろん浦幌町の医療を守るために非常に大変尽力いただいていることに尊敬の念しかないわけですが、これが時代が進むにつれて若い先生がこういった形で勤務してくれるかどうかですとか、そういったところは浦幌町の課題としては間違いなくあるなと思っています。これからどんどん時代が進むにつれて、恐らくオンライン診療であったり、そういったサービスというのはどんどん入ってくるだろうと私は予想しているわけですが、かといって浦幌町に医療拠点、医療施設がなくなるということはちょっと想像しにくいのかなと思っています。そのため、現状ある医療のインフラをどう担保していくか、そして新しい医療であるオンライン診療というものがどう入ってくるか、そのベストミックスがどこにあるかというのは恐らく今誰も日本中で答えを持っている問題ではないと思うのですが、そういったところを勉強しながら、調べながら、あと現状に合わせて、財政の問題ももちろんあるわけですので、考えていくというところでしかないのかなとは思っているところであります。そういったところについて、町長、どのようにお考えになられているかお聞きしてよろしいでしょうか。

答弁 町長 井上

ただいまの高橋匠議員のご質問にお答えします。町にとって医療施設、医療のある環境というのは、特にこの浦幌町のような過疎地域の自治体にとっては不可欠であると私は思っております。ただし、今高橋匠議員がおっしゃるとおり、どこの自治体でも医師の確保や看護師さん、保健師さんの確保というのが難しいというのが現状にあります。そうした中で、町としては以前からこのような修学資金の貸付制度を設けながら、一人でも多く地元出身の方で戻ってきていただけるような、そういった制度を展開してきているわけでありますが、実際にはなかなかそれが実を結ぶというところにまでは至っていないのが現状としてもあります。ただし、このまま何もしなければ当然今の働いている先生たちも年齢を重ねていくわけですから、そこを担保する何かがない限りは町民の皆さんに不安を与えてしまうというのは事実でありますから、まずは医療の確保という部分でも現在ある貸付制度の拡充、そういった見直しをまず前提に考える。同時に、今回オンライン診療の話がありましたが、やはり医者の先生が常に周りにいる、またいろんな科目を診れる先生が近くにいないということも現状でありますから、何か今のこの技術を使いながら、オンラインで相談をしながら、まずは応急の部分を診てもらうという部分では今回試行的に実施しているこども医療費受給者証を持つ、つまり子どもを持つ世帯に対するそういった試行的実施については、私はこれはどんどん進めていかなければならないと思っております。2つの意味で、まずは町内に医師を確保する政策をつくることと、もう一つでいえばデジタルを駆使して一人でも多くの方が多くのことに対して受診ができる環境をつなげていく、それは将来的にはDXやそういった部分もあるでしょうが、まずはそういった部分でファストドクター株式会社との契約のように地元に住んでいても向こうにある先生たちと相談ができるような環境、そういったところもカバーしながら進めていくことで安全、安心なまちづくりを保っていきたいなと思っております。以上、答弁とさせていただきます。

出典:浦幌町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月8日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる