浦幌町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月15日
静内無名川、国営事業、静内1号排水路でありますが、下流域の排水対策
2013年3月15日、浦幌町議会の一般質問で、杉江博議員が「静内無名川、国営事業、静内1号排水路でありますが、下流域の排水対策」について質問し、町長 水澤、産業課長 亀山が答弁しました。
- 質問者
- 杉江博 議員
- 答弁者
- 町長 水澤、産業課長 亀山
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 杉江博
通告に従い、質問を行います。静内無名川、国営事業、静内1号排水路でありますが、下流域の排水対策ということで伺います。下浦幌地区総合農地防災事業が国営事業として11年間約270億円の事業費を投入し、平成23年度に完了し、大きな成果をもたらしたことは、ここ数年の下浦幌地域の生産成果を見ても明らかであり、関係各位のご尽力に心より感謝申し上げるところです。本事業は、受益者負担ゼロの国営事業として排水機場2カ所を初めとし、旧下頃辺川の改修、大規模排水路整備、暗渠排水、また補完工事として排水路、暗渠排水のやり直し工事、朝日地区の排水場整備、静内地区置き土追加工事まで手がけ、完了したところです。しかし、最終年に実施した静内無名川下流の排水に関しては、町道横断工事にて終了し、見直しの検証がなされていないために、昨年5月の耕種作物の作付後の大雨にて生剛地区初め、上流の静内川西側地区も含め120ヘクタール以上が水没する状況となりました。国営事業の当初設計では、排水機場も計画されていたようですが、事業費の見直しにより設置できず、本事業の最大の問題地域でありました。国営事業は完了しており、静内川所管の道と浦幌町のかかわりとなりますが、昨年5月の大雨被害状況は町も把握できているものと思います。排水路の拡幅や十勝太2号樋門でのくみ上げ、あるいは町道横断の水量調節や3号樋門でのくみ上げ等、地権者との協議も含め、早急に何らかの対策が必要と考えます。対応について考えを伺います。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
杉江議員のご質問にお答えします。下浦幌地区国営総合農地防災事業は、地域の特性である泥炭土壌に起因する地盤沈下が深刻化したことから、農地及び農業用排水路や道路などの農業用施設の機能回復を図り、あわせて排水不良による農作物の過湿被害や湛水被害の防止を目的として平成11年度より事業着工し、平成23年度に事業を完了したところであります。本事業により静内地区においては、農地の基盤整備として置き土による農地のかさ上げや暗渠排水、さらに静内1号排水路の排水断面4,429メートルの改修とあわせて町道十勝太線に横断管を設置し、道路側溝を利用して静内2号樋門から十勝静内川へ流入させるなどの排水路工事を行ったところであります。しかし、昨年5月3日から5日にかけて発生しました24時間雨量140ミリの大雨により、町内全域にわたり深刻な被害をもたらし、静内地区では農地が冠水し、まきつけ時期も重なったことから、農作物に甚大な被害を及ぼしたところであります。こうした大雨による冠水被害を防ぐには、排水路の拡幅やポンプによる強制排水等が必要であると考えますが、静内1号排水路の拡幅及び町道横断の水量調整につきましては、国営総合農地防災事業により造成したものであるため、形状の変更を伴う改修は困難であると判断しています。町としては、大雨に対する緊急時に静内2号樋門において十勝静内川へのポンプによる強制排水を実施し、内水被害の抑制を図ることとしています。また、総合農地防災事業により造成しました排水路につきましては、町において計画的に土砂上げを行い、適正な維持管理に努めてまいります。このほか、当該地区を流れる十勝静内川の河川管理者である北海道に対しましては、河川の流れを阻害している要因と思われる河道内の支障木及び埋塞土の撤去について要望しており、これに対して予算の状況を見ながら対応について検討したいという回答をいただいているところです。さらに、静内3号樋門については、ポンプによる強制排水の可能性について検討してまいります。このように大雨時における地域への被害を最小限に抑えるため、町としてできる限りの排水対策を講じるとともに、当該地区における地理的条件の検証と地元地権者からの意見も取り入れながら、より効果的な排水対策の実現に向けて検討を進めてまいります。以上、杉江議員への答弁といたします。
質問 杉江博
状況については、町のほうも十分把握していられるということのようですけれども、答弁の中で2号樋門でのくみ上げ、これも従来から緊急時にはやっていただいていたことであります。また、無名川の土砂の掘り上げについては、国営事業の中でも整備が終わっても、また途中でも砂上げをしたという経過がありますから、当然実施していただかなければならないものと思っております。そういう中で、ご承知のように海抜ゼロメートル地帯です。当然水がたまれば、ポンプ排水をしなければ水が引かないという状況にあります。そういう中で私は、町も町内業者といろんな協定をして対応していただけるようなことには進めているようですが、特にこの地域は災害時にポンプ要請をしなくても常に対応しなければならないという、そういう姿勢が必要だと思っております。見ている間にこの100ヘクタール近い面積、30分ぐらいで30センチ、40センチ水位が上がってくる、それからポンプを手配してきてポンプを入れたら流されて作業できない、そういうことにならないように事前にやっぱりポンプのくみ場の設置きちっとやってほしいと思います。これは、従来もこの十勝太2号樋門だけでなくて、そのポンプの設置でいろんなトラブル起きているのはほかでもあるのです。何カ所かあります。そういうことにならないように、できるだけ早く作業ができるように、緊急時ですから、そういう対応ができるような事前の対応が必要だと私は思っています。そういう中で国営事業でやった範囲の手はつけれないという答弁がございましたけれども、これも例えば町道横断から下の2号樋門まで明渠の拡幅をしたとしても、例えば補助事業でやったから補助金返しなさい、したとしても3メーター拡幅で500メートルでも1,500平方メートル、1反半です。工事費40万でも、60万かそこらです。5メートルやっても2,000平方メートルにならないです。本当に補助金返して、町道横断した分の水の排出量広くしなかったら、絶対はけないのです。そういう状況を把握していただくなら、そういう対応ができなければやっぱり冠水する前にポンプの設置を用意する、ポンプ、発電機を用意する、そういう準備が必要です。今までほとんど要請してからです。ですから、国営事業で国費、道費つぎ込んだといいながら、私たちの既製服合わないからオーダーメードにすると同じで、決まりもできる対応があったらやっぱり運用していくべきだ、できる範囲の協議はして対応していっていただきたい。一番いい方法は、排水路広くしてくみ上げることなのです。ですから、答弁の中で3号樋門の排水対応も考えると言っていますけれども、3号樋門はもともと無名川の水がはけない大きさしかなかったということで水を町道横断して出したわけですから、そういう状況をしっかりと把握して今申し上げたような対応を、すぐはできないと思います。国や道や協議しなければならない部分あります。そういうことで今後の対応をしていただくべきだと思っていますが、再度答弁お願いします。
答弁 産業課長 亀山(産業課長は2013年3月まで)
何点かございますが、まず静内第2樋門のところにおけるくみ場ということのお話かと思いますが、現状昨年地域の方からの要請によってくんでおります。そういう中では、なれていないという部分もあったかなとは思いますが、今後につきましては最初に大雨の情報が入り次第そういう機械、スタッフについて準備できるような形で進めていきたいと、これまでのように地域の方からの要請に基づかなくても準備のできる地域にしていきたいというふうに考えております。それと、国の事業でやったということの中で形状の変更を伴うような改修については、これについてはやはり国の補助金適化法の絡みもございますので、できないということの本筋は変わっておりません。これについては、国のほうとも相談の余地は現時点ではないのかなと、年数経過とか、そういうことが起きてくれば、また対応の仕方もあるのかなというふうには考えております。それと、3号樋門についてもともと内水がはけない状況であるということの中で、今後についてはその可能性について調査検討させていただきたいというふうなことでお願いしたいというふうに考えております。それと、河川管理者が北海道でございますので、北海道に対しても従来これまでも河川内にある支障木の伐採についてもお願いしておりますし、埋塞土の撤去についてもこれまで従来お願いしてきておりますが、さらにこれについてもあわせてお願いしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
質問 杉江博
答弁にもありますように、国営事業の投入した分につきましてはいろんな障害はあるでしょうけれども、協議する可能性についてやっぱり今後短兵急にはいかないかもしれませんが、可能性があるとするなら何らかの対応、協議をしていかなければ進みませんから、だめなのだということで諦めないで、地権者、地域の皆さんの水との闘い、これをぜひ解消できるような努力していただきたいと思っております。この水の関係につきましては、この場所だけでなくていろいろあるのです。その点については、今後も予算審議の中でも個別なお話をさせていただきながら審議させていただきたいと思っていますが、ぜひこの答弁以上に前向きに検討していただきながら現状の対応をしていただきたいと思っております。再度答弁求めます。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
当該地区につきましては、ご質問にもありましたように、国営防災事業が完了しているということでありまして、当時この防災事業で完全な流量が確保できるというお話を聞いておりましたし、期成会の皆様もそのように理解をされて了解をしたものだろうというふうに思っています。ところが、実際には冠水をしているという状況があるということであります。ただ、開発の説明においては、議員も聞いておられると思いますけれども、静内川の支障木が撤去されて流量が確保されれば、これの解決に至るという説明でありました。そのために町としましても、静内川の支障木の撤去についてこれまでも北海道に要請をしてまいりました。完全な支障木の撤去になっていないということだろうというふうに思いますので、もともとのやっぱり根本はこれを解決しなければポンプでやってもなかなかできないというのが現状だろうと思いますから、これについてはもっと強力に政務活動の中で道に要請を行ってこの解決を図ってまいることが必要だろうなというふうに思っています。あと、ポンプの配置につきましては、町直接の所有と、またリース契約をしてそれぞれただいま申し上げられたとおり浦幌町いろんなところで冠水する状況がありますから、それに対応今現在しているところでありますけれども、いかんせん人的なものが必要だということもありますし、機械も必要だということもあります。このたび予算でポンプ、また発電機もふやさせていただきましたけれども、それについても今言ったように人的な問題で限界が生じるということもあります。そういう場合にやはりそれぞれの地区、それぞれの必要性があるわけでありますから、その降雨の状況によって適切に、また適宜迅速に対応していくことが必要だろうというふうに考えております。そういう意味では、それぞれの防災も含めて私どもとしては被害を未然に防ぐ方策をこれからも随時とりながら、問題の解決に向かって政務活動を続けてまいりたいというふうに思っていますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 杉江博
終わります。ありがとうございました。