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浦幌町議会 平成22年第2回定例会 2010年6月11日

浦幌町有林の現状と今後の施業方針について

2010年6月11日、浦幌町議会の一般質問で、髙橋利一議員が「浦幌町有林の現状と今後の施業方針について」質問し、町長 水澤、産業課長 前田が答弁しました。

質問者
髙橋利一 議員
答弁者
町長 水澤、産業課長 前田

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 髙橋利一

今定例会におきまして、浦幌町有林の現状と今後の施業方針について質問をいたします。浦幌町の町有林は、浦幌町内に 3,199 ヘクタール、豊頃町湧洞に 671 ヘクタールの総面積 3,870 ヘクタールの森林を有しております。これは、大きく浦幌市街地を中心に浦幌北地区、浦幌南地区及び豊頃湧洞地区の 3 つに区分されており、我が町にとっては大変貴重な大きな財産でございます。昨今の林業界を取り巻く環境は、一向に回復の傾向が見られない厳しい状況下にあります。本町にとっても厳しい状況は変わらず、製材工場、チップ工場を抱え、そのほかに木質ペレットや木炭製造も行われている状況から、素材生産における町有林の果たす役割は重要と考えます。以上の観点から次のことをお伺いします。1 点目、浦幌北地区、浦幌南地区、豊頃湧洞地区の森林環境と今後の施業の考え方について、2 点目、生産性の向上を図る上で、無立木地の解消は必要と思うが、その現状と今後の対策について、3 点目、今後の素材生産の考え方について、以上 3 点についてお伺いいたします。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

髙橋議員のご質問にお答えします。浦幌町有林の現状と今後の施業方針についての 1 点目、浦幌北地区、浦幌南地区、豊頃湧洞地区の森林環境と今後の施業の考え方についてでありますが、現在の浦幌町有林は、市街地以北で、15 団地、面積 1,560 ヘクタール、市街地以南で、12 団地、面積 1,639 ヘクタール、豊頃町の湧洞団地に 671 ヘクタールで、合計 3,870 ヘクタールの経営面積を有しております。林相別の内訳については、カラマツ・トドマツを主とする人工林は 53%の 2,032 ヘクタール、天然林は 45%の 1,748 ヘクタール、残り 2%の 90 ヘクタールについては、沢地や湿地などで立木が育たない未立木地や崖などによる植栽が困難な更新困難地であります。浦幌町内 27 団地における今後の施業につきましては、森林の生育が良好で木材生産機能が高く、人工林の育成に適している地域で、カラマツについては伐期齢 40 年以上を基本とする計画的な伐採をし、伐採跡地にはカラマツの再造林を行います。トドマツについては伐期齢 60 年以上を基本とし、伐採跡地には適地適木の観点からトドマツの再造林またはカラマツへの林種転換を図って参ります。また、ストローブマツやバンクスマツなどの外来樹種については、伐採後の植栽樹種として、生育・収穫期間の早いカラマツへの積極的な林種転換を図って参ります。天然林については、皆伐施業は極力行わず、下層の後継樹の成長を阻害している老齢木や枯損木などを単木的に伐採する、択伐施業を行い成長旺盛な天然林へと誘導を図って参ります。また、帯富団地・東山団地については、森林公園やパークゴルフ場などの施設に隣接している状況を考慮し、皆伐施業は極力行わず、択伐施業による持続的な森林づくりを行って参ります。また、防風林・防霧林・土砂流出防備林などを多く含む団地につきましては、森林の公益的機能を高く発揮させるために保育作業を計画的に実施して参ります。湧洞団地につきましては、人工林は 35 年未満の森林で生育状況は良好で高い木材生産が期待される地区であり、森林施業計画に基づき、今後は保育作業を計画的に行い良質木の生産を目指すところであります。なお、団地内における天然林は 380 ヘクタール有しておりますが、そのほとんどが防霧林であることから択伐施業と後継樹を育成する天然更新施業により、持続型の天然林づくりを行って参ります。2 点目の生産性の向上を図る上での無立木地の解消についてでありますが、現在、稲穂第 2 団地に 14.6 ヘクタールの無立木地があり、今年度から 4 年計画により植栽し、無立木地の解消を図って参ります。3 点目の今後の素材生産の考え方についてでありますが、森林施業計画に基づき、平成20 年度から平成 24 年度までは、伐期齢に達した人工林を、年間二十、三十ヘクタールの皆伐施業により、立木材積で年間四千、六千立方メートルの素材生産を計画しております。平成 25 年以降についても同様な伐採計画量で推移していく計画予定でありますが、平成 24 年度末には 5 カ年間の森林施業計画を策定し、引き続き計画的な施業を展開し、林産業の振興を図って参ります。以上、髙橋議員の答弁といたします。

質問 髙橋利一

ただいまの答弁で市街地以北で 15 団地、以南で 12 団地、湧洞団地と合わせて 27 団地、林相別の内訳は、カラマツ、トドマツを主とする人工林 53%、天然林 45%、約半々で構成され、さらにカラマツの伐期齢 40 年以上、トドマツ 60 年以上と植林してからお金になるまでたいへん長い年月が必要ということを確認いたしました。昨年 6 月に林業・林産業の現状打開策について一般質問をしてから 1 年経過しております。今回も木材関係者の企業を訪問してみましたが、1 年前と変わらず厳しい状況であるのが今現在の実態でございます。そういう中で、昨年工場が火災に遭い、厳しい状況の中で 4 月にオープンした木質ペレットを製造している会社に訪問した際、地元で生産している粉炭を混入することでカロリーアップが図られ、生産している熱効率が良いと、現在、旭川林産試験場より中間報告があったと聞き、非常に楽しみが将来に向けてあることを確認いたしました。そういう中で、製材・チップ・二次加工・造林・木炭等地元業者の人たちが町有林よりの供給を求めているのが現状でございます。今回、産業課林務係の充実したことを確認して、再質問をいたします。1 点目、外来樹種、ストローブマツ・バンクスマツ・ヨーロッパ赤マツ・チョーセンゴヨウマツ等が自生している団地、それとその量、外来樹種の素材利用はどうか、まずこれが 1 点目でございます。2 点目として、無立木地の稲穂第 2 団地への植栽をする樹種及び植栽地の現況について。3 点目、皆伐施業により生産された素材の利用について、以上 3 点について質問いたします。

答弁 産業課長 前田(産業課長は2011年3月まで)

それでは、3 点についてお答えをさせていただきたいと思います。まず1 点目の外来樹種の関係の内容でございますが、今現在の森林施業計画にも載っておりますけれども、15 団地内に約 160 ヘクタール、立木材積で約 2 万 7,000 立方メートルを有しております。素材の利用といたしましては、パルプ材が大半を占め、少量でありますけれども、防犯材などとしての用途があります。町内においてもストローブマツなどを使用した木材加工を行っている工場も現在あります。それから 2 点目の無立木地の稲穂第 2 団地への植栽をする樹種及び植栽地の現況についてでございますが、浦幌市街より約西に 6 キロメートル、豊頃町に接しておりまして、その位置の東に面した緩やかな傾斜地ということであります。周辺地域がカラマツ林で生息をしております。そういうことから、この無立木地についてもカラマツの植栽をしていくという計画をしているところであります。それから 3 点目でありますが、皆伐施業により生産された素材の利用についてでございますけれども、公共建築物等におけます木材の利用促進についての関心も今現在高まっております。建築材のほか公園、また柵、ガードレールなど土木工作物への使用も期待をされているところであります。本町におきましても、製材工場、またチップ工場のほかにペレット工場や木炭製造も行われているというところでありますから、今後は素材の使用、また用途などについても関係機関等十分連携を図って参りたいと思っております。いずれにいたしましても、間伐材も含めた中の持続的かつ安全的な素材生産が肝要であると考えています。今後も引き続き計画的な施業を展開して、浦幌町の基幹産業である林業の振興を図って参りたいと考えておりますのでよろしくお願いしたいと思います。

出典:浦幌町議会 平成22年第2回定例会 2010年6月11日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる