みんなの議会

浦幌町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月12日

住民参加基本条例の制定について

2010年3月12日、浦幌町議会の一般質問で、二瓶隆議員が「住民参加基本条例の制定について」質問し、町長 水澤が答弁しました。

質問者
二瓶隆 議員
答弁者
町長 水澤

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 二瓶隆

2 項目めとして、住民参加基本条例の制定について伺います。町長は、平成 20 年度、21 年度と町政執行方針の中で住民参加基本条例の制定に向けて検討すると述べていましたが、その間進めることができず本年度の執行方針で調査研究を進めると言われたが、制定に向けてどのように行うのか次のことについて伺います。平成 20 年度、21 年度において、執行できなかった大きな理由は何か。2 点目として、本年度、調査研究を進めるとのことですが、制定に向けて検討から方針が変わったように思えるが、制定に向けての検討はどのようなことを行う予定だったのか。調査研究は、どのような内容か具体的に方針を示していただきたい。この 2 点を伺います。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

二瓶議員の質問にお答えいたします。住民参加基本条例の制定についてでありますが、私は、本年度の執行方針でも述べましたが、地域主権の時代を迎え、まちづくりは人づくりであり、住民自治、地域主権は自立した町民がつくり上げるものと考えております。地方自治とは、言葉のとおり住民がみずから治めることであります。地方分権の推進により権限移譲が進み、市町村行政の果たす役割も大きくなってきている一方で、少子高齢化や人口減少が進み、国・地方を含む厳しい財政状況のもと、これからの自治体運営を考えた時、すべて行政で対応していくことは困難であり、町民と行政がこれまで以上にお互いが協力し合い、共に汗をかき、知恵を出し合い、町民の皆様とともに但っていく協働のまちづくりを進めていくことが私の一貫した思い、考えであります。そのために、町民をまちづくりの主役にとらえ、町民と行政の役割を明確にしながら、町民と行政との協働のためのルールとして町民参画の仕組みや町としての意思決定の仕方などの基本的な行政運営方針を明確にするために、住民参加基本条例あるいは住民自治基本条例の制定と考えているところであります。ご指摘のとおり、現段階において具体的な検討にまで至っていないことに関しましては、率直にお詫びを申し上げるところであります。調査研究についてでありますが、条例制定によって、そのルールを明確に示すことも重要なことではありますが、実効性のある条例とするためにも、行政側が一方的につくるのではなく、町民の皆様にも参画していただき、町民と行政の役割を明確にしながら慎重に作成すべきであろうとも考えているところであります。現在、第 3 期まちづくり計画の策定作業においても、総合振興計画審議会や町民ワークショップに多くの町民の方に参画をいただいておりますが、職員による策定委員会の中でも協働ということに関し、議論がなされているところであります。今後においても、これまで実施してきたまちづくりフォーラムやまちづくり町民ワークショップ、まちづくり木曜ミーティング、出前講座などを継続しながら、住民参加や住民自治意識の高揚に努め、住民参加の仕組みや協働のあり方について研究して参りたいと考えているところでありますので、ご理解を願います。以上、二瓶議員の答弁といたします。

質問 二瓶隆

ただいま答弁をいただいたのですが、町長は何かこれからの思いを述べていることであって、私の質問に対してちょっと答えになっていない部分もあるのかなという感じもするわけですが、執行方針の中で述べられていたことが 2 年間進められていない、このことについては、極めて大きな問題であろう。この町政執行方針にあたっては、各担当される課長さん方においても本当に大変な思いをしながら進められているのかなと思います。私も個人的に置きかえて申し上げるのならば、やはり営業面でもできないながらもその知恵を絞りながら、どうしたら営業ができるのか、運営ができるのか、そういったことを考えながら事業を行い、その知恵が足りなければ、やはり足を運び知恵のある方々にいろいろと協力をいただきながら進めている、そうしなければ私どものような事業は廃業となるでしょう。だとすれば、やはりいろいろな面で誰が苦労するというのも自分が苦労し、ほかの方々にも迷惑を多々かける面もあろうかと思います。そこでお伺いしますけれども、このことについてこれからの調査研究ということで今答弁いただいたわけでございますけれども、何か本当にやろうとする部分がちょっと見えない部分もありますので、具体的にこうしたいのだという部分、私の聞き漏れもあると思いますので、もうちょっと具体的にお聞かせをいただければなというふうに思います。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

昨年度の執行方針の中でも住民参加基本条例の制定に向けて検討すると申し上げておりました。そういう面では本当に率直にお詫びを申し上げたいと。制定に向けて取り組めなかったことに対して申しわけないというふうに思っています。ただ、社会的な経済危機の中で政府は大変大きな経済対策に取り組みをいたしました。矢継ぎ早の経済対策を打ち出しました。大型事業も盛り込まれておりました。私は、大変職員の過重労働の中で、このような経済対策に優先的に取り組むようにということで新事業を出したところでありました。その面で住民参加基本条例の制定に結果的に取り組むことができなかったことに対しては、率直にお詫びを申し上げたいというふうに思っています。私は、条例に対しては手法として二つの方法があるのではないかというふうに思っています。一つは、先に大枠条例的なものをつくって、その中に住民の皆さんに参加をしてきただきながら新たな中身をつくっていく方法とそれとやはり基本的に今進めているようなワークショップ的な部分で町民の皆さんに多くの参加をいただきながら、時間と労力をかけて、そして一つ一つ積み上げて基本条例をつくっていくという方法があるのだろうというふうに思っています。私は、できれば時間と労力をかけながら後者の方法を取り入れていきたいというふうに考えているところでありまして、その中で、なかなか第 3 期まちづくり計画をつくっていく中で、その時間がとれなかったということでありました。今、町民の皆さんには、第 3期まちづくり計画を策定する中で、ワークショップ、そして審議会の中でたくさんの町民の皆さんに参加していただき、そして時間をいただきながら取り組んでいるところでありまして。そういう面でなかなか基本条例の策定の方までは手が回らなかったということでありました。この点については、本当に率直にお詫びを申し上げたいというふうに思っています。ただ、基本条例の策定に断念したということでは決してありません。今後ともいろいろな町民の皆さんの意見と、そして考えをいただきながら町政を執行していきたいというふうに思っておりますし、今後ともこの策定に向けては基本的に取り組んで参りたいというふうに考えているところでありますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 二瓶隆

それぞれの担当の中で仕事の量もふえて、なかなか進まなかったということも多少の理解をさせていただくわけですけれども、しかしながら、そういったことでできなかったというのもいかがなものかなと思います。そういった中で、町長のお話の中にありましたように、いろいろな今とり行われているまちづくり計画の審議会ですか、そういった組織もあるわけですから、そういった中でも話としてできなかったのかなと、今そう思うわけでございます。そして、また町長も町民と行政とがこれまで以上にお互いが協力し合い、ともに汗をかき、知恵を出し合い、町民の皆さんとともに担っていく協働のまちづくりを進めていくと、事あるごとにそういう言葉を出されているかと思います。そういった一貫した思いがある中で、前向きな考えもあることもただいまお聞かせをいただいたわけでございますけれども、そういった先ほど言われましたように、ワークショップ等も含めて、町民の皆様方の意見を聞きながら進めていくということの中にあっては、本当に条例がつくる必要もあるのかなと、条例によって逆に住民がその枠にはまってしまって、ちょっと言葉悪いですけれども、かえってやりづらさがあるとするならば、条例の必要性もややもするとないのかなというような率直な考えも持つわけでございますけれども、いずれにしても、町民の多くの方々の意見を取り入れるための努力をされていることは十分に理解できました。最後に町長より答弁をいただきたいと思いますけれども、どうしてもこの条例が必要と考えているのかどうか、最後にちょっと伺って、答弁をいただいて終わりとさせていただきます。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

私は、住民参加基本条例というのは、条例が先にあるというものでは決してないと、その条例をつくる過程が大切だということを申し上げて参りました。そういう意味では、今、第 3 期まちづくり計画の策定の中で、多くの町民の皆さんに参加をしていただいて、その審議をしていただいているところでありまして、この過程が大切だというふうに私は思っています。結果的にその中で基本条例的なものができていくということが大切であろうというふうに思います。条例があるからいいというわけでは決してありません。そういう意味では、その過程を大事にしながら基本条例に向けてつくっていきたいというふうに思っていますし、当然この基本条例は常に衣がえをしていくということが大切だろうというふうに思っています。そういう意味では、常に町民の皆さんにいろいろな多岐にわたっての意見をいただきながら、この条例という方向に向かっていろいろな調査研究をして、そして皆さんの対話を大事にしながら、その方向に向かっていきたいと考えております。まさに条例ありきではありません。その条例をつくる過程とそして本当に皆さんとともに協働のまちづくりをつくり上げるということがこの基本条例の精神であると思ってます。そういうことで答弁とさせていただきたいと思います。

出典:浦幌町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月12日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる