浦幌町議会 平成20年第1回定例会 2008年3月7日
現状と今後の考え方について
2008年3月7日、浦幌町議会の一般質問で、杉江博議員が「現状と今後の考え方について」質問し、教育委員長 岡崎、教育次長 後藤が答弁しました。
- 質問者
- 杉江博 議員
- 答弁者
- 教育委員長 岡崎、教育次長 後藤
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 杉江博
私は、学校給食の安全対策と地場産品利用状況及び今後の対応ということで、質問をしたいと思います。現在、日本国中、中国産食材の有害農薬混入問題で、食の安全安心に対する関心が一気に高まっていますが、新聞報道では、管内でもいくつかの町村において、学校給食の利用が報告されております。当然町民としては、子どもたちの安全が守られることが第一、そしてその対応と、知る権利によって、安心が与えられなければなりません。本町における中国産食材の利用状況は、どのようになっておりますか。また、国内産においても、十勝産、浦幌産の利用状況はどのようなのでしょうか。食の安全面からも、当然、国内産、そして地産地消の面から町内産品、加工品は積極的に利用すべきだと考えます。現状と今後の考え方について伺いたいと思います。
答弁 教育委員長 岡崎(教育委員長は2011年9月まで)
杉江議員のご質問にお答えいたします。学校給食の安全対策と地場産品利用状況及び今後の対応についてでありますが、本年 1月末、中国の工場で製造、輸入された冷凍食品が原因と思われる食中毒症状が大きく報道され、現在も日中両国の司法当局が懸命の捜査を行っているにもかかわらず、いまだ解決を見ていないことは、誠に遺憾であります。学校給食を預かる教育委員会としても、動向を注意深く、関心をもって注視しているところであり、一日も早い解決を願っているところであります。今回の事件報道後、教育委員会では、改めて学校給食における中国産食材や問題となったジェイティフーズ社が関係した食品の利用状況について調査をいたしました。その結果、1 月 23 日にジェイティフーズ社の「中華ワンタン」を使用しましたが、この製品は福岡県一品香食品製造のもので、同社が自主回収した製品には含まれていませんでした。また、2 月 19 日と 20 日に同じくジェイティフーズ社の「エビの水晶包み」と「えびと肉のゆでギョウザ」を使用する予定がありましたので、製造元を再調査した結果、前者は福岡県一品香食品、後者は静岡県アンゼンフーズと判明いたしました。しかし、万全を期すため 19日はポテトとウィンナーのソテイ、20 日はミートボールのスープに急遽、献立を変更いたしました。また、この経緯につきましては、2 月 5 日付けで各保護者へ文書でお知らせしたところです。学校給食センターでは、これまでも極力国産を使用するという原則のもと献立を作成してまいりましたが、この姿勢は今後も変わるものではなく、地産地消の姿勢をこれからも堅持してまいりますが、国内での生産が非常に少ないメンマ、キクラゲ、キヌサヤ、マッシュルーム、黄桃、グリンピースなどについては、外国産に頼らなければならない現状にあることも事実です。次に、十勝産、浦幌産食材の利用状況ですが、平成 19 年度の場合、十勝産食材の利用は、量の多い順にタマネギ、ホウレンソウ、長ネギ、キャベツ、サケ、白菜、ゴボウ、大根、キュウリ、ブロッコリーなどですが、いずれも通年供給とはならず、不足分については、本州産を使用しています。また、パン用小麦粉は、十勝産を使用しています。浦幌産の食材は、ジャガイモ、ニンジン、キャベツ、チンゲンサイ、ブロッコリー、タマネギ、大根、長ネギ、カボチャ、豆類、サケの 11 種を使用しています。このうちジャガイモと豆類は年間使用のすべてを浦幌産で賄っていますが、その他のものは期間限定で、例えばニンジンは 8 月から 12 月、キャベツは 9 月、10 月、チンゲンサイは 4 月から 10月の供給となっています。最後に、地産地消についての現状と今後の考え方についてですが、すべての食材を町内で賄うことはできません。しかし、地産地消を原則に、町内の食材を探し、なければ十勝管内、北海道内、国内へと広げていく考え方は一貫しており、施設規模や配送距離などの関係から一部加工食品や冷凍食品を使用しなければならないことがあったとしても、基本的には、今後ともそうした方針で給食を提供してまいります。また、学校給食センターでは、平成 18 年度から 9 月を「浦幌みのり給食月間」と定め、その前後の日程も含め、地場産品を使用した献立を提供していますが、このなかには浦幌和牛を使用した献立やジャガイモ、キャベツ、タマネギ、大根、サケ、調理用牛乳を使用した献立も含まれ、学校給食の地産地消推進の一助となっています。以上、杉江議員の答弁といたします。
質問 杉江博
ただいま、非常に詳細な報告をいただきまして、状況がよくわかりました。迅速な対応、また保護者への連絡等もしているということでは、知ることでの安心感というものが与えられるということで評価ができるかなと思います。食の安全につきましては、99%安全だから良いというものではないと思います。万が一にも許されるというものではなくて、自信をもって浦幌の学校給食の安全宣言をできるという対応が必要ではないかと思います。私たちも年に 1 回ですね、試食をさせていただいております。大変美味しいです。安全だという認識の前に、疑いも持たずにいただいているという状況であります。本来そうあるべきだと思います。そこでですね、安全対策の面ですが、当然、国内産、地場産品の利用の話になるわけですけれども、先ほどの答弁にもあったように、多くの地場産品を利用しているということでありますが、本町では、幸いに、乳製品、農産物、加工場はじめ、加工食品、農産物、海産物、畜産物、非常に豊富な環境にあります。細かな例はたくさんあるわけですけれども、イエスクリーンの認証や無農薬野菜、個人販売の食材等々、安心して利用できる食材は、身近にたくさんあると思います。より一層の推進を期待していますが、新たな取り組みという点では、なにかお考えがあるのでしょうか、伺いたいと思います。
答弁 教育次長 後藤(教育次長は2008年3月まで)
学校給食の安心安全については、従来から特に留意をして進めてきているわけです。それで特に野菜を中心とする浦幌の産品については、浦幌の物資組合を通じてですね、それぞれ原材料を購入しているということであります。その時にですね、物資組合に対しては、浦幌産があれば浦幌産を納入してくださいという指示をしております。ですから、浦幌産がない場合について、十勝産、それがない場合については、北海道産というふうに拡大していくということであります。今回、中国産の冷凍食品の問題が出ましたけれども、これからも特に留意してやっていかなければならないなと思っておりますし、極力使わないということについては、従来から姿勢を堅持していきたいなというふうに考えております。浦幌産の商品拡大がどんどん進めば、我々も大変うれしいわけですけれども、問題は、やっぱり農家側の生産の問題がネックになります。特に、期間が非常に限られているということと、それから製品の種類が少ないということがあろうかと思います。そういったことを全体的な農家の構造と言っていいのかわかりませんけれども、そういったものが変わるとですね、まだまだ使えるなというふうに考えているところなので、農協ともお話をしておりますけれども、さらに進めていきたいということに変わりはございません。
質問 杉江博
冒頭申し上げましたように、非常に安全志向という流れの中でですね、中国産加工食品の農薬混入問題での野菜の値上がり、また小麦のオーストラリアの干ばつによる不作、アメリカの燃料向けのとうもろこしへの作付の移行などで、小麦粉関連の値上がりが非常にいろいろな面での値上がりが重なっているという状況にあります。当然、コストの心配をしているところですが、安全の面からはコストの問題よりも優先されるべきということは当然であります。給食対応という問題ではですね、学校給食だけでなく保育園もこのような対応をしていかなければならないと思うわけです。学校給食も保育園給食もですね、十分過ぎるほどの安全対策を講じられるということを強く望んでおります。このことが 1 点であります。また、新聞・テレビの報道でもですね、給食費の値上がりに言及しているということも見られるようになってきました。浦幌町でのこの給食費の問題の見通しは、どうなっているのでしょうか。これを伺って、私の質問を最後にしたいと思います。
答弁 教育次長 後藤(教育次長は2008年3月まで)
2 点について、ご質問いただきました。さらなる安全対策をということでございますけれども、先ほども申し上げましたように、安全安心な食材を使うということ、それから地場産、十勝産のものを優先して使うということについては、これからも堅持をしてまいりたいと思いますし、学校給食センター、あるいは栄養士も従来からそういう姿勢をかたく持っておりますので、この姿勢は変わらないというふうにお考えをいただいて結構だというふうに思います。それから給食費の関係でございますけれども、ただいまご質問ありましたように、管内の学校給食センターで給食費の改定ということがまま話題になり、またマスコミ報道も一部されている状況であります。ご承知のように、原油の高騰ですとか、輸入小麦が 4 月から 30%上がるですとか、今回のような冷凍食品の問題ですとか、それからパンに十勝産小麦を使用するようになったということで、いい条件は一つもないという状況であります。したがいまして、各学校給食センターも大変苦慮しております。私どもの学校給食費は、小学校が 200 円、中学校が 240 円で、十勝管内でちょうど真ん中にあります。ただ、真ん中にありますけれども、管内でも学校給食費が比較的高い位置についても、もたないのではないかと言われておりますので、おそらく平成 20 年度においてですね、真剣な議論をしなければならないという状況にきているということは、事実であろうというふうに思います。以上です。