浦幌町議会 平成18年第3回定例会 2006年9月8日
留真温泉開発事業における施設運営管理について
2006年9月8日、浦幌町議会の一般質問で、髙橋利一議員が「留真温泉開発事業における施設運営管理について」質問し、町長 八木が答弁しました。
- 質問者
- 髙橋利一 議員
- 答弁者
- 町長 八木
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 高橋利一
本定例会における私の一般質問にあたり、先の同僚議員の質問及び、後に質問される同僚議員の質問内容と関連する点があろうかと思いますが、同じく関心度が高いものであります。質問いたします。留真温泉開発事業における施設運営管理について、現在、町が進めようとしている留真温泉開発事業は、第 2 期まちづくり計画の中で、観光振興策の事業として平成 22 年計画を前倒しして実施しようとしていますが、観光事業の運営については、老若男女を問わず多くの客層を対象とするため、客のニーズにより臨機応変に対応しなければならず、専門家でもその収益計算の計画は非常に困難だと思われます。町民の痛みにより成り立つ事業であり、その計画執行にあたっては、町は重大な責務を負うことは明白な事実であります。そこでお伺いいたします。まず 1 点目でございます。施設運営について、指定管理者制度をもって進める計画とのことですが、その運営にかかる指導管理について計画立案者である町の役割をどのように考えているのか。2 点目でございます。最高責任者である町長は、自身、施設建設後、その運営管理についてどのような姿勢で臨まれるのか。以上、2 点について質問いたします。
答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)
高橋議員のご質問にお答えします。留真温泉開発事業における施設運営管理についてでありますが、浦幌留真温泉は、本町、開拓の歴史と共に歩み、時には開拓で疲弊した身体や心を癒し、時には都会の喧噪を逃れて来た人々の心を和ませ、自然味溢れる癒しの湯としての名声を築いてきました。浦幌留真温泉が、本町の観光資源・町民の保養施設として果たす役割を考察し、また、温泉を活用した各種の起業化の可能性を検証しつつ、あわせて温泉整備計画を具現化することを目的に留真温泉町民検討委員会で議論を深めている状況であります。1 点目の施設運営を指定管理者制度で進める計画に対し、町の役割をどう考えているのかということについてでありますが、まちづくり交付金事業では、温浴施設と交流施設の整備を計画し、施設運営については、指定管理者制度により実施する予定であります。施設の運営につきましては、民間活力の導入と町の活性化、老人福祉の向上、町民の健康増進を考慮した意欲ある団体及び企業等にお願いをしたいと考えております。町といたしましては、多くの町民がゆっくり、寛げるような交流スペースの確保と温浴施設の充実を図り、経費の節減については、高騰する灯油燃料に代えて、浦幌町新エネルギービジョンで計画されている太陽光発電・木質ボイラー等の新エネルギーを取り入れるべく検討中であり、あわせて、お湯の循環についても、今までの源泉かけ流し方式を一部循環方式に切り替え、大幅な燃料節減を図るべく検討中であります。温泉経営で日帰り客のみの経営は非常に難しい面もあることから、将来的には維持管理費の少ないコテージ方式の宿泊施設を建設することも考え進めているところであります。施設運営につきましては、今後も、留真温泉の特性を生かし、安定的経営をするための手段、方法等については、さらに、町民検討委員会の中で多くのご意見、アドバイス等をいただきながら進めたいと考えております。2 点目の施設建設後の運営管理についての姿勢についてでありますが、先ほども申し上げましたが、一般公募による指定管理者制度により、民間活力の導入と、福祉向上、町民の憩いの場としての役割を果たせる温泉づくりをモットーに、経費の節減に努め、町民の健康と福祉向上に向け、町として最低限の支援等についても、今後の推移を見ながら対応してまいりたいと考えております以上、高橋議員の答弁といたします。
質問 高橋利一
町長は、留真温泉開発事業について、昨年 12 月定例会における同僚議員の一般質問において、「単に改築では済まない難しい将来計画だろう」と答弁しております。本当に難しい将来計画であろうと思いますが、事業計画について、議会への提案を必要とせず、町政執行者の権限として、その事業執行における責任を負う範囲であり、交付金事業の申請が終わった後で、町が関連予算を提案することと判断されているのか、お伺いします。
答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)
高橋議員、お尋ねの関係についてでありますが、まちづくり計画を進めていく中で、今までの計画等についてもそうでありますように、今は議会との間に緊張感を持って、そして的確な論議ができるように、そしてまた町長も姿勢を持って挑めるようにということで、このような場で真剣な論議がなされるわけであります。私どもといたしましても、それらを踏まえながら、決して議会と執行者の緊張感をしっかりと保てるような、そのような審議、そのような提案というものが必要であるというふうに考えているところでございます。今回、補正予算で提案している旅費の関係につきましては、まだまだ開発と詰めるものがございます。それから新エネルギービジョンの関係で調査をするという関係もございます。そういう中で、補正予算をお願いしておりますけれども、今、お尋ねの関係につきましては、そのような形で進めさせていただきたいと、このように考えておりますのでよろしくご理解をお願いいたします。
質問 高橋利一
交付金事業の申請が終わった後で、町が関連予算を提案するということは、その間、事業計画についての全責任を町が負うものととらえますが、町民が財政的な状況から共に再建に努めようとしている現状において、本事業計画については、非常に重大な関心を寄せており、また建設する施設の収益はどうなるのか、町民に負担はないのかなど、多くの不安を抱いているのも周知のことであります。事業申請までにおいては、詳細にわたる事業の計画内容、町民にとって温泉施設がもたらす恩恵を享受できる事業計画の正当性、そして施設建設後における運営について、町は、どのように関わりを持ち温泉運営の安全性を確保するのか等、これらのことを明確に町民に説明するのが町民に対しての町長として当然の責務であると思います。建物は不動産であり、一旦建設すると、その運営によっては建物と負債だけが残るというリスクを伴う危険性も秘めております。温泉運営にかかり、指定管理者制度の導入を図るとのことでありますが、町が作成した収益計算で果たして一般公募に応じる方がおられるのか、全国の自治体において、そのことについて問題視されているということもあると聞き及んでおります。町として、事業申請を進めると判断するのであれば、単に改築では済まない、難しい将来計画であるがゆえ、なおさら町長として、計画策定及び事業執行運営にかかる責任姿勢を明確に示すべきであると思いますが、この点について改めてお伺いいたします。
答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)
先ほど、お答えした議会と執行者側との、町長発しの論議ができるというのがこの場所でございます。その中で、高橋議員から今ご質問いただいたわけですけれども、私は、常々話をしてきている内容の中に、一つのことでまちづくりはできませんと、バランス良い対策が必要ですよということを言ってきております。行政改革も財政健全化も一つのことに手をつけただけではできません。バランス良く皆さんの協力をいただかなければならないですよということを言い続けてきております。現在、計画している留真温泉、物産館、まちづくりにつきましては、産業振興、福祉、他にもいろいろな角度から見る要素が必要だというふうに考えております。またそれぞれに町民の価値観があって、この施設は必要だ、この施設はどうだろうというそれぞれの想いというものがあるというふうに考えております。それを町政として総体にバランス良くとらえていくのが私の役目だというふうに考えているところでございます。もちろん、町民への説明責任として、広報等でも説明しておりますけれども、出前講座等を通じて皆さんのご理解をいただくように、説明をしていきたいと思いますし、是非、町民の中からそういう要望がたくさん上がってきて、毎日でも説明に歩けるような、そんな関心を持っていただきたいなと思っているところでございます。また指定管理者として委託していくわけですけれども、今行っている浦幌町の管理施設、パークゴルフ場もそうですけれども、収支があっているものは模範牧場だけでございます。他のものほとんどについて、町が支出をして管理をしているというのが現状であります。それぞれに考えていただきたいと思いますけれども、この施設、留真温泉は一銭も出さないで、それで町民の理解を得ていけるのか、それではパークゴルフ場はどうなのだということになるわけであります。やはり町民それぞれ望んでいることが違います。パークゴルフ場の利用者もたぶん年間ちょっと今忘れましたけれども、おります。ここの留真温泉についても 2 万人近くの利用者がいたわけであります。それぞれに町民からの要望というものは、それぞれに対する要望というのがあって、運営していくものであります。それらを先ほども言いましたように、バランス良くとらえながら、町民に提案しながら、理解をいただいていくという姿勢をとっていきたいと思っておりますので、どうかご理解をいただきたいと思いますし、また、この議会の場所で議員各位からご指摘、ご指導いただきますように、心からお願い申し上げたいと思います。
答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)
明確にお話すれば良かったのですけれども、今、ご指摘をいただいたとおりなのですけれども、私は、この留真温泉で採算が合うかどうかということだけを問われれば、非常に厳しいというふうに私は考えております。どのぐらいの赤字が見込めるのか、また委託料としてどのぐらいつけることによって、町民の理解が得られるのかということをしっかりと精査していかなければならないだろうと思っております。指定管理者で指定した以上は、それ以上の赤字は負担いたしません。今もそうです。パークゴルフ場、指定管理者で委託しておりますけれども、特別な災害については見ますけれども、一般的にはみないという形で数百万円つけて、パークゴルフ場は委託をしております。そのような形で、この留真温泉についても町民の福祉向上のために理解いただける金額がどのぐらいなのかということも考えながら、委託をしていかなければならない、それが最大リスクがどのぐらいなのかということにも繋がると思っております。私は、古い施設の中でも 1 万 7,000 人から 1 万 9,000 人のお客さんが来ていたと、新しい施設になれば決してこれを割ることはない、もっとお客さんは増えるだろうというふうに思っております。もちろん早く改築されることを望んでいる方もたくさんおられます。そういうことを考えていくと、当初は、たぶん採算が合っていくのではないかなというふうに私は考えております。3 年後、4 年後経過した時が問題なのだと、その時にどういう対策をとるか、町民の福祉向上のために、また町民の方々の利用促進するために、老人の方々の利用を促進するために、どのような対策をとるかということも大切だと思っております。今後の福原議員の答弁の中にもある部分もありますので、そのぐらいで答弁にかえさせていただきたいと思います。