浦幌町議会 平成17年第4回定例会 2005年12月11日
住民の付託に応える救急業務体制の確保について
2005年12月11日、浦幌町議会の一般質問で、髙橋利一議員が「住民の付託に応える救急業務体制の確保について」質問し、町長 八木、消防署長 山本が答弁しました。
- 質問者
- 髙橋利一 議員
- 答弁者
- 町長 八木、消防署長 山本
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 高橋利一
次に、2 項目目、住民の付託に応える救急業務体制の確保についてであります。今年 10 月 19 日、総務常任委員会において、所管事務調査を行い、救急体制についてを調査事件といたしました。浦幌町に高規格救急車が導入されたのが平成 15 年、八木町長が誕生した年でもありました。救急車として使われていた車を予備車として 2 台体制で運行されて、町民にも大変心強く思われた 2 年でもございました。予備車の車検も 11 月28 日に押し迫る状況にある中で、2 台体制が継続できるのか。このような観点から調査に入ったのであります。調査には、町長、助役、総務課長、消防署長が出席し、協議に入ったわけでございますが、消防署長より現 22 名の職員体制では、非常に厳しいと答弁がありました。私、個人として 2 台体制の継続は無理と考えていたわけでございますが、11 月に入り、町長より継続が可能と確認がございました。以上の状況により、質問をするものでございます。まず 1 番目といたしまして、町理事者と消防署において、救急自動車 2 台体制が協議され、どのように進展していったのか。2 点目、現行の消防職員体制では、事故防止及び職員の健康管理上、非常に厳しいものがあると説明されたが、どのように対応して認識の違いを解消していくのか。3 といたしまして、救急業務本来は、消防機関と医療機関が互いに理解と協力体制づくりがあってこそ成り立つと理解をしているが、町立診療所との協力体制がしっかりできているのか。4 点目といたしまして、町の財政は非常に厳しいと認識しているが、町民の生命に直接かかわる救急業務の新たな体制づくりをどのように模索していくのか。以上、4 点について質問をいたします。
答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)
最初に、先ほど行政報告でもさせていただきましたけれども、昨日、救急車の事故ということで心からお詫びを申し上げたいと思います。高規格救急車ではなくて、最初に出動したのがⅡBという古い救急車であったということであります。その事故を受けて、高規格車が出動したということでございます。心からお詫びを申し上げたいと思います。ただいまご質問の 2 項目めの、住民の付託に応える救急業務体制の確保についてでありますが、第 1 点目の、救急車 2 台体制についての消防署との協議と進展につきましては、消防署内での高規格救急自動車出場後の救急要請に対する対応についての検討を受けまして、消防署長と協議をいたし、救命的見地からⅡB型救急自動車を予備車として存続させることを判断したところであります。2 点目の、事故防止及び消防職員の健康管理についての認識の違いに関しての解消については、特に、夜間・休日等で予備車の出場が必要となった場合には、当日の日勤者・公休者・休日者・代休者・非番者を招集しての対応が必要となりますが、できる限り非番者の招集を避けるなどの措置を取ることによって、事故防止並びに職員の健康管理上の不安を解消できるものと認識しております。3 点目の、救急業務にあたっての町立診療所と消防署の協力体制につきましては、消防署は 24 時間体制で救急業務その他の出場に備え、町立診療所は一次医療機関として日夜診療にあたっております。しかしながら、町立診療所では、看護師を募集しても応募が無いことなどの状況から人員が不足しております。したがいまして、当面は消防署と町立診療所の相互連絡と確認で対応し、今後は、相互理解の下に継続して協議検討を重ね、協力体制を構築することが必要であると考えております。4 点目の、救急業務の新たな体制づくりにつきましては、消防署での完全な救急自動車2 台体制の確立と、町立診療所の体制確立が理想ではありますが、町の財政が非常に厳しい状況にありますので、当分の間は現在の体制で進めざるを得ない状況であります。なお、消防署と町立診療所の協力体制構築の中で、創意工夫を図り、現在の体制下においてできる限りの対処をしてまいります。以上、高橋議員の答弁といたします。
質問 高橋利一
私の手元に十勝管内救急出動体制調査一覧表がございます。これは浦幌消防署で作成したものですが、これに基づいて確認をしたいと思います。十勝管内救急出動体制調査一覧表があるわけでございますが、これを見ると帯広市を除いて 19 町村の中で 2 台以上運用消防署が 9 町となっています。1 台運用消防署は 10 署でございます。東十勝消防事務組合では、幕別・池田・豊頃・浦幌と 4 町あるわけでございますが、その中で豊頃町のみが現在 1 台でございます。浦幌町消防職員は 22 名おりますが、分団が四つある関係上、吉野 2 分団は日中勤務をしてございまして、3・4 分団、厚内・上浦幌については常勤をしております。そこで伺いますが、消防署長に答弁を願いたいと思いますけれども、東十勝消防事務組合では、分遣職員として地域に常勤させている状況を伺いたいと思います。次に、転院搬送体制の中で、看護師同乗の欄があるが、救急病院の受け入れ側の要請があるのか、この辺についても伺いたいと思います。以上、2 点について答弁願いたいと思います。
答弁 消防署長 山本(消防署長は2005年12月まで)
高橋議員のご質問にお答えする前に、先ほど町長からも行政報告いたしましたけれども、改めまして所管長といたしまして、深くお詫びを申し上げます。1 点目の、東十勝消防事務組合管内の分遣所勤務状況についてでございますが、幕別・池田・豊頃・浦幌の管轄でございますけれども、まず幕別消防署 1 カ所、池田消防署 1 カ所、豊頃消防署 2 カ所、ご案内のように浦幌消防署 3 カ所の分遣所がございます。浦幌消防署におきましては、議員からの質問のとおり、吉野分遣所は日中勤務といたし、厚内分遣所・上浦幌分遣所におきましては、常勤としております。いずれも職員が勤務しております。次に、幕別消防署の糠内分遣所については、職員のOBの方が嘱託員として 3 名が配置され、3 交替で 24 時間勤務をしております。池田消防署の高嶋分遣所につきましては、同じように嘱託員 4 名が日勤と夜勤で 24 時間勤務をしております。次に、豊頃消防署でございますが、豊頃分遣所は職員による週 1 回の点検のみ、いわゆる豊頃分遣所は国道のふちにございますけれども、ここの分遣所は週 1 回の点検のみ行っており、大津分遣所におきましては、日勤者による宿直勤務で 24 時間勤務体制をとっております。2 点目の、転院搬送体制における医師等の同乗要請についてでありますが、昨年までは消防力の基準というものがございましたが、本年度からは消防力の整備指針ということに変わりました。その中では、医療機関の間の搬送については、医療機関に勤務する医師・看護師・準看護師または救急救命士が救急自動車に同乗しているときは、救急隊員を 2 名とすることができると、このように改正されております。また帯広厚生病院の救急救命センターの医師からは、特に重篤患者の病院からの搬送の際には、医療機関の医師等が同乗してくることが望ましいという指摘も何度か受けております。そのような中身でございますけれども、医療機関の間の搬送につきましては、重篤患者の救命的見地と高規格救急自動車出場後の救急要請に、いわゆるⅡB型救急自動車を予備車として出場させる場合の隊員確保上から、医師等が同乗することが必要と認識しておりますので、町立診療所との協力体制構築の中で、今後協議・検討を進めてまいりたいと思っております。なお、救急自動車の利用方法についてでございますが、本当に緊急を必要とする方が利用する際に支障のないように、町内医療機関との協議を図るとともに、広報等で町民の皆さんにお知らせをしながら、あわせて最近特に普及が著しい携帯電話からの 119 番通報につきましても、今までは帯広市に全部入っていたわけでございますけれども、先月 11 月からは消防本部元に携帯 119 が入るようになり、より細かな活動ができるものと、このように考えております。これらにつきましても何らかの形で町民に周知をしたいと考えております。以上でございます。
質問 高橋利一
今日ですね、冒頭に行政報告ありましたように、昨日の今日といいますか、痛ましくですね、町長もお話ありましたように、ただ事故に遭われた人を乗せていない状況の前にですね、横転されたということでございますので、今後ですね、いずれにいたしましても、救急車に乗る職員も当然のこと、またそういった中身はですね、先へ出た段階では分からない状況にありますので、十分ですね、そういった総合的な判断力、中身を皆さんで見地しあって、そして絶対事故は起こさないのだという信念のもとにですね、何とか 22 名の職員一丸となってそういう対応に携わっていくのだという気持ちをしっかり務めていただきたいと思います。さらに浦幌に住むこの間の統計資料の中では、6 千きらぬ6070 人という状況にありましたが、そこに住む浦幌町民全てもですね、これから向かう厳しい状況の中で、しっかりそういうものも踏まえながら頑張っていかなければならないと思っております。そんな意味でいろいろな課題がたくさんある中で、役場職員の方々にもですね、全員揃って私がいったように、これからはいい意味で浦幌町民をしっかりガードして引っ張っていくんだという気持ちを忘れないように、そういう気持ちで対応願いたいと私は常々思っています。最後に、そういう気持ちを確認できるか、町長にもう一度再度お願いして終わりにしたいと思います。
答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)
常に課長会議等で交通安全というものをお話しております。そういう中で、住民の安全を守るべく、救急車がこのような事故に至ったということは、重大なことであるというふうにとらえているところでございます。さらに今ご指摘がありましたように、やはりこの厳しい時代を乗り切るためには、町民の理解はもちろんでありますけれども、町職員が一丸となって、この財政健全化、それからまちづくりというものに認識を一つにしていかなければならない時だと、このように考えております。